JPH089782Y2 - 押しボタン装置 - Google Patents
押しボタン装置Info
- Publication number
- JPH089782Y2 JPH089782Y2 JP1989119674U JP11967489U JPH089782Y2 JP H089782 Y2 JPH089782 Y2 JP H089782Y2 JP 1989119674 U JP1989119674 U JP 1989119674U JP 11967489 U JP11967489 U JP 11967489U JP H089782 Y2 JPH089782 Y2 JP H089782Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- lid
- push
- push rod
- pinion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、リッドのロック解除機構などに用いる押し
ボタン装置に関し、特に動作の無駄やこれに伴う角部の
摩耗を防止する構造に関する。
ボタン装置に関し、特に動作の無駄やこれに伴う角部の
摩耗を防止する構造に関する。
[従来の技術] テレビやビデオなどのキャビネット前面に設けられて
いる垂直,水平同期調整用スイッチなど通常状態ではあ
まり頻繁に使用しないスイッチ類は、通常リッドで覆わ
れ、調整の必要がある場合に限ってリッドを開いてスイ
ッチ類を露出し、調整が行われるようになっている。
いる垂直,水平同期調整用スイッチなど通常状態ではあ
まり頻繁に使用しないスイッチ類は、通常リッドで覆わ
れ、調整の必要がある場合に限ってリッドを開いてスイ
ッチ類を露出し、調整が行われるようになっている。
このリッドは、マグネット式などのロック機構によっ
て通常、閉鎖状態にロックされ、リッドの傍らに突出配
置されているロック解除用の押しボタン装置に設けた押
しボタンを押圧動作することでアンロックされ、自動的
に開くことができるようになっている。
て通常、閉鎖状態にロックされ、リッドの傍らに突出配
置されているロック解除用の押しボタン装置に設けた押
しボタンを押圧動作することでアンロックされ、自動的
に開くことができるようになっている。
この押しボタン装置の構造は、基本的には従来第3図
に示す構造となっていた。
に示す構造となっていた。
図において、1はリッドの開閉端を示し、このリッド
1の背面にはL字形をしたプッシュロッド2の一端が当
接している。このプッシュロッド2は、枢支軸3を介し
てキャビネット4に旋回可能に枢支されたもので、これ
の他端側にはキャビネット4の内外を貫通する押しボタ
ン5の後端が当接している。リッド1を開く場合は、押
しボタン5を押圧することで、プッシュロッド2が枢支
軸3を支点に図中反時計周り方向に回動し、リッド1の
開閉端をキャビネット4の外方に押出し、ロック解除す
ると同時に図示しないバネ機構などを介して自動的に開
く。
1の背面にはL字形をしたプッシュロッド2の一端が当
接している。このプッシュロッド2は、枢支軸3を介し
てキャビネット4に旋回可能に枢支されたもので、これ
の他端側にはキャビネット4の内外を貫通する押しボタ
ン5の後端が当接している。リッド1を開く場合は、押
しボタン5を押圧することで、プッシュロッド2が枢支
軸3を支点に図中反時計周り方向に回動し、リッド1の
開閉端をキャビネット4の外方に押出し、ロック解除す
ると同時に図示しないバネ機構などを介して自動的に開
く。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この構造のロック解除機構にあって
は、押しボタン5の押圧方向に対して梃子の原理により
プッシュロッド2が旋回するため、直線運動だけでな
く、回転運動も加わり、動作に無駄が生ずるとともに、
動作が円滑に行われず、接触部の摩耗も激しいものとな
っていた。
は、押しボタン5の押圧方向に対して梃子の原理により
プッシュロッド2が旋回するため、直線運動だけでな
く、回転運動も加わり、動作に無駄が生ずるとともに、
動作が円滑に行われず、接触部の摩耗も激しいものとな
っていた。
本考案は、以上の欠点を解決するものであって、押し
ボタンの往復直線運動により、プッシュロッドを往復直
線運動させることで、動作の無駄を省き、円滑かを図る
とともに、接触部の摩耗度合いを減ずるようにしたリッ
ドのロック解除用押しボタン装置を提供することを目的
とする。
ボタンの往復直線運動により、プッシュロッドを往復直
線運動させることで、動作の無駄を省き、円滑かを図る
とともに、接触部の摩耗度合いを減ずるようにしたリッ
ドのロック解除用押しボタン装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は、実施例に示す如
くリッド20付きのキャビネット22内に設けられて、その
一端が、キャビネット22の前面に突出した状態に配置さ
れた押しボタン14に連動し、かつ他端がリッド20の背面
に対向配置され、前記押しボタン14の押圧動作に応じて
リッド20の開閉端を背面から押してリッド20を開状態に
するプッシュロッド12を備えた押しボタン装置におい
て、前面開口したスリーブ24,26を左右に設けると共
に、前記スリーブ24,26間にピニオン18を回転可能に軸
支した基板10を有し、前記押しボタン14及び前記プッシ
ュロッド12の側部に前記ピニオン18に噛合するラック部
12a,14aを形成し、前記スリーブ24,26の一方に前記押し
ボタン14を摺動自在に配置すると共にこの押しボタン14
を常に突出側へ付勢する付勢手段28を設け、前記スリー
ブ24,26の他方に前記プッシュロッド12を摺動自在に配
置することにより、前記プッシュロッド12が前記ピニオ
ン18を介して押しボタン14の押圧動作に連動されること
を特徴としている。
くリッド20付きのキャビネット22内に設けられて、その
一端が、キャビネット22の前面に突出した状態に配置さ
れた押しボタン14に連動し、かつ他端がリッド20の背面
に対向配置され、前記押しボタン14の押圧動作に応じて
リッド20の開閉端を背面から押してリッド20を開状態に
するプッシュロッド12を備えた押しボタン装置におい
て、前面開口したスリーブ24,26を左右に設けると共
に、前記スリーブ24,26間にピニオン18を回転可能に軸
支した基板10を有し、前記押しボタン14及び前記プッシ
ュロッド12の側部に前記ピニオン18に噛合するラック部
12a,14aを形成し、前記スリーブ24,26の一方に前記押し
ボタン14を摺動自在に配置すると共にこの押しボタン14
を常に突出側へ付勢する付勢手段28を設け、前記スリー
ブ24,26の他方に前記プッシュロッド12を摺動自在に配
置することにより、前記プッシュロッド12が前記ピニオ
ン18を介して押しボタン14の押圧動作に連動されること
を特徴としている。
[作用] 以上の構成によれば、従来構造に対し、押しボタン14
の往復直線運動は、ラック部12a,14a及びピニオン18を
介してプッシュロッド12の逆向きの往復直線運動に変換
される。
の往復直線運動は、ラック部12a,14a及びピニオン18を
介してプッシュロッド12の逆向きの往復直線運動に変換
される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
る。
第1図,第2図において、本考案による押しボタン装
置は、基板10と、基板10の上面左右に平行に配置された
プッシュロッド12及び押しボタン14と、両者の中間部に
あって、基板10上に突設された枢支ピン16に回転可能に
枢支されたピニオン18を備えている。
置は、基板10と、基板10の上面左右に平行に配置された
プッシュロッド12及び押しボタン14と、両者の中間部に
あって、基板10上に突設された枢支ピン16に回転可能に
枢支されたピニオン18を備えている。
前記プッシュロッド12の先端はリッド20の開閉端の背
面に当接している一方、押しボタン14はリッド20の側部
に位置するキャビネット22の内外を貫通してその先端操
作部をキャアビネット22の前面に突出位置させている。
面に当接している一方、押しボタン14はリッド20の側部
に位置するキャビネット22の内外を貫通してその先端操
作部をキャアビネット22の前面に突出位置させている。
前記基板10上には、プッシュロッド12及び押しボタン
14を摺動自在に挿通した箱型のスリーブ24,26が一体形
成されており、かつ各スリーブ24,26の前記ピニオン18
外周に対向する面には切欠き窓24a,26aが開口され、ロ
ッド12及び押しボタン14の一側面を露出させている。
14を摺動自在に挿通した箱型のスリーブ24,26が一体形
成されており、かつ各スリーブ24,26の前記ピニオン18
外周に対向する面には切欠き窓24a,26aが開口され、ロ
ッド12及び押しボタン14の一側面を露出させている。
また、プッシュロッド12及び押しボタン14の一側面に
はラック部12a,14aが切られ、前記ピニオン18の外周に
噛合している。
はラック部12a,14aが切られ、前記ピニオン18の外周に
噛合している。
さらに、スリーブ26内の内奥部と押しボタン14の間に
は圧縮コイルスプリング28が介在さえ、常時、押しボタ
ン14を突出側に付勢している。
は圧縮コイルスプリング28が介在さえ、常時、押しボタ
ン14を突出側に付勢している。
以上の構成において、通常状態では、図示の如くリッ
ド20が閉じられ、図示しないマグネットロックなどによ
って閉止状態に保持される一方、押しボタン14の先端は
圧縮コイルスプリング28のバネ圧によってキャビネット
22の前面に突出している。
ド20が閉じられ、図示しないマグネットロックなどによ
って閉止状態に保持される一方、押しボタン14の先端は
圧縮コイルスプリング28のバネ圧によってキャビネット
22の前面に突出している。
この状態で押しボタン14を押圧操作すると、押しボタ
ン14はスリーブ26内を後退し、その直線運動によりラッ
ク部14aと噛合するピニオン18を回転させる。さらに、
この回転運動は、プッシュロッド12をピニオン18とラッ
ク部12aとの噛合を介し突出方向へ押す直線運動に変換
され、プッシュロッド12は突出方向に移動される結果、
リッド20の開閉端は押圧され、ロックが解除されるとと
もに、リッド20が図示しないバネ力によって自動的に解
放状態となるのである。また、押圧後は、押しボタン14
はバネ圧によって再び突出位置に復帰し、これにつれて
プッシュロッド12もピニオン18とラック部12aとの噛合
を介し後退位置に復帰する。
ン14はスリーブ26内を後退し、その直線運動によりラッ
ク部14aと噛合するピニオン18を回転させる。さらに、
この回転運動は、プッシュロッド12をピニオン18とラッ
ク部12aとの噛合を介し突出方向へ押す直線運動に変換
され、プッシュロッド12は突出方向に移動される結果、
リッド20の開閉端は押圧され、ロックが解除されるとと
もに、リッド20が図示しないバネ力によって自動的に解
放状態となるのである。また、押圧後は、押しボタン14
はバネ圧によって再び突出位置に復帰し、これにつれて
プッシュロッド12もピニオン18とラック部12aとの噛合
を介し後退位置に復帰する。
なお、以上の実施例では、プッシュロッド12と押しボ
タン14とを平行配置した状態を説明したが、直角配置ま
での任意の角度配置を採用でき、また何れの配置であっ
てもプッシュロッド12及び押しボタン14共に直線運動と
なる。
タン14とを平行配置した状態を説明したが、直角配置ま
での任意の角度配置を採用でき、また何れの配置であっ
てもプッシュロッド12及び押しボタン14共に直線運動と
なる。
[考案の効果] 以上実施例によって詳細に説明したように、本考案に
よる押しボタン装置にあっては、動作としては無駄な円
運動がないので操作効率が良く、操作時における各部の
動作が円滑であり、さらには摺動接触部分の摩耗などが
ない利点ある。
よる押しボタン装置にあっては、動作としては無駄な円
運動がないので操作効率が良く、操作時における各部の
動作が円滑であり、さらには摺動接触部分の摩耗などが
ない利点ある。
したがって、本考案の押しボタン装置にあっては、テ
レビやビデオなどのキャビネと前面に設けたリッドなど
のロック解除機構,あるいはカセットデッキ,その他の
高級オーディオ機器のリッドのロック解除機構などに好
適である。
レビやビデオなどのキャビネと前面に設けたリッドなど
のロック解除機構,あるいはカセットデッキ,その他の
高級オーディオ機器のリッドのロック解除機構などに好
適である。
第1図は本考案にかかる押しボタン装置の分解斜視図、
第2図は同押しボタン装置の平断面図、第3図は従来の
押しボタン装置の説明図である。 10……基板 12……プッシュロッド 14……押しボタン 12a,14a……ラック部 18……ピニオン 20……リッド 22……キャビネット 24,26……スリーブ 28……コイルスプリグ(付勢手段)
第2図は同押しボタン装置の平断面図、第3図は従来の
押しボタン装置の説明図である。 10……基板 12……プッシュロッド 14……押しボタン 12a,14a……ラック部 18……ピニオン 20……リッド 22……キャビネット 24,26……スリーブ 28……コイルスプリグ(付勢手段)
Claims (1)
- 【請求項1】リッド付きのキャビネット内に設けられ
て、その一端が、キャビネットの前面に突出した状態に
配置された押しボタンに連動し、かつ他端がリッドの背
面に対向配置され、前記押しボタンの押圧動作に応じて
リッドの開閉端を背面から押してリッドを開状態にする
プッシュロッドを備えた押しボタン装置において、 前面開口したスリーブを左右に設けると共に、前記スリ
ーブ間にピニオンを回転可能に軸支した基板を有し、前
記押しボタン及び前記プッシュロッドの側部に前記ピニ
オンに噛合するラック部を形成し、前記スリーブの一方
に前記押しボタンを摺動自在に配置すると共にこの押し
ボタンを常に突出側へ付勢する付勢手段を設け、前記ス
リーブの他方に前記プッシュロッドを摺動自在に配置す
ることにより、前記プッシュロッドが前記ピニオンを介
して押しボタンの押圧動作に連動されることを特徴とす
る押しボタン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989119674U JPH089782Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 押しボタン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989119674U JPH089782Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 押しボタン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0358717U JPH0358717U (ja) | 1991-06-07 |
JPH089782Y2 true JPH089782Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31667784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989119674U Expired - Lifetime JPH089782Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 押しボタン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089782Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5242296B2 (ja) * | 2008-08-27 | 2013-07-24 | 株式会社ニフコ | コントロールケーブルの弛み自動調整装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61160118U (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-03 | ||
JPS63157561U (ja) * | 1987-04-02 | 1988-10-17 |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP1989119674U patent/JPH089782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0358717U (ja) | 1991-06-07 |
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