JP3916345B2 - 両開きドア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、常に押すという動作のみで部屋の内外に開くことのできる新しい機構を持つ両開きドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からカウンターの内外を区画し、どちらへも自由開きする自由丁番があるが、扉の閉時の保持や遮光性、気密性、通行時の安全性においては何も考慮されていない。
【0003】
また、冷蔵庫等において扉の両端のどちらかを引く事により、同じ方向ではあるが両方に開くものがある。しかし、この開き方は人が通行するドアという観点においては、あまり意味のない機構である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常の開きドアを開閉するにあたっては、部屋の一方からは押して開き、逆側からは引いて開くのが一般的な動作であり、現在の開きドアはほとんどがこのタイプである。ところが、高齢者や身体障害者等においては、この扉を引いて開けるという動作は特に車椅子使用時に顕著ではあるが、大変困難とされてきた。
【0005】
本発明は上記事項に鑑みてなされたものであり扉を部屋内部屋外のどちら側からも押すという動作のみで開けることができ、操作性にも優れ、遮光性や通行時の安全性も確保できる、新しい機構の両開きドアを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために次の技術手段を講じた。扉と枠体からなるドアにおいて、上下枠の両端に回転軸を設ける。又、扉の上下両端に軸嵌合部分を設け、回転軸と軸嵌合部分は全て適切に嵌合が可能なように位置する。
【0007】
扉の上下両端に設けられた軸嵌合部分は、回転軸が出入りするU字溝と、該U字溝と同一面上で回動自在に取り付けられた係止体とからなる。回転軸はU字溝に入る際に、該係止体を押して回転させながらU字溝の奥の位置で該係止体に抱き込まれた状態にて保持される。
【0008】
扉の両端に設けられた軸嵌合部分のU字溝の向きは互いに逆のドア面(つまり片方が部屋内面なら他方は部屋外面)に向いており、扉の開く方向は該U字溝の向きによって決まる。
【0009】
回転軸を抱き込むようにバネにより付勢された扉両端の係止体の間に扉面に対して平行移動のみ可能なスライド板を設ける。該スライド板は扉が閉じた状態では扉の中心に位置するようにバネにより付勢されており扉両端の係止体の動きを連動させる役割を持つ。
【0010】
回動自在に設けられた係止体は回転軸を抱き込む溝部分とスライド板を移動させるコーナー部分からなる。扉を開けるときはU字溝から回転軸がはずれようとし、該係止体が回転すると同時に該コーナー部分がスライド板をおす。押されたスライド板が、逆側の係止体の動きを止める事が出来る構造とすることにより、扉が開いた状態で回転の中心となっている側の回転軸は絶対にはずれないロック機構が得られる。
【0011】
扉が閉じているときは上下両端の回転軸は全てU字溝に嵌合された状態にある。扉の一方を押して開けると、片方の回転軸がはずれもう一方の回転軸はロックされ外れることなく回転軸の役割を果たす。再度扉を閉じ、前回と逆側を押し開いても同じように逆の回転軸が外れ、もう一方の回転軸がロックされ外れることなく回転軸の役割を果たす。
【0012】
このような構成にすることにより、部屋内部屋外から押す動作のみで扉を開け且つスムーズな動きと誤作動のない通行に安全な全く新しい機構を有する両開きドアを提供することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図(1)は本発明の両開きドアの斜視図である。図(2)は図(1)のA−A’断面図である。図(3)図(4)は部屋内、部屋外へ扉の開いた状態の断面図である。
【0014】
図(1)では回転軸は枠体側に取り付けてあり、軸嵌合部分は扉に取り付けてある形態としているが、回転軸と軸嵌合部分の関係は多種の実施形態がある。図(5−1〜4)はおもな実施形態を表すが、基本的な動作においてはどれも同じである。図(1)のA−A’断面を基に実施形態を説明する。
【0015】
扉(1)と枠体(2)を図(1)のように位置し、枠体の上下両端に回転軸(4)(5)を扉の上下のベース座(3)の両端に軸嵌合部分を設ける。扉により区切られた空間を部屋内(6)部屋外(7)とする。
【0016】
回転軸を嵌合する機構部分は扉の上下に取り付けられたコの字状のベース座(3)の中に組み込まれており扉と一体構造になっている。ベース座(3)は左右に回転軸(4)(5)が嵌合されるU字溝(10)(11)を有し該U字溝の向きは互いに逆方向に位置する。ベース座(3)は扉の上下に取り付けるが、該U字溝の扉の上と下の向きは同じ向きに設ける。U字溝は図(8)に示すように厳密には両回転軸間の距離Rを半径とする円弧形状になっており、U字溝の幅は回転軸の直径より若干広く設定する。
【0017】
図(2)に示すようにベース座(3)の扉の厚み方向面の両端に係止体(8)(9)を係止体回転軸(12)(13)にて回動自在に設ける。係止体(8)(9)にもU字溝(16)を設ける。回転軸(4)はベース座(3)のU字溝(10)と係止体(8)のU字溝によって保持され、回転軸(5)はベース座(3)のU字溝(11)と係止体(9)のU字溝によって保持されている。左右両方の係止体(8)(9)のU字溝が共にベース座(3)のU字溝と直行している状態が扉の閉じた状態であり、回転軸(4)(5)と係止体回転軸(12)(13)とは扉の中心線上に位置する。
【0018】
回転軸(4)と軸嵌合部分であるベース座(3)のU字溝(10)と係止体(8)の動きを図(7)に、係止体(8)の形状を図(9)に示す。扉が閉じている図(6)の状態からE方向を押すと、回転軸(4)はU字溝(10)を動き外れようとする。このとき回転軸(4)が係止体(8)の軸抱き込み辺(17)を押し係止体(8)が係止体回転軸(12)を中心に徐々に回転し軸抱き込み辺(17)の先端がU字溝(10)上から外れると同時に回転軸(4)が扉から外れ扉は開く。逆に回転軸(4)がU字溝(10)に嵌合される場合は係止体(8)の軸押し込み辺(18)を回転軸(4)が押し、係止体(8)を回転させながらベース座(3)のU字溝(10)の奥の中心線上の基準位置にはまり込み、扉が閉じた状態に戻る。
【0019】
係止体(8)の回動する範囲は、ベース座(3)のU字溝(10)と係止体(8)のU字溝(16)が直交する扉が閉じた状態の位置から軸抱き込み辺(17)の先端がベース座(3)のU字溝(10)上から完全に外れ、扉が開くことの出来る最小範囲の角度[図(7)のθ°]になるように回り止め辺(21)で制限し、それ以上はどちらの方向にも回転しないようにする。
【0020】
図(7)に示すように、軸押し込み辺(18)の先端部分とベース座(3)の中心線上の端部とに係止体用バネ(14)を係止体用バネ取り付けピン(22)により取り付け、係止体(8)が回転する半分の角度[θ°/2]までは軸を抱き込むように、それ以上になると軸を吐き出すように係止体バネ(14)により付勢する。つまり、係止体(8)は回転軸(4)を完全に嵌合した角度か、回転軸(4)が完全に外れた角度かのどちらかにて保持しようとし、途中で止まらないようにする。
【0021】
係止体(8)にU字溝(16)と係止体回転軸(12)を挟んで逆側にコーナー部(19)を設ける。図(7)に示すようにコーナー部(19)の回転軸を嵌合している時と、嵌合していない時との位置は係止体(8)の回転作用により、最大Amm扉の中心側に移動することになる。また、コーナー部(19)は回転軸(4)が嵌合していない時、扉の中心線を越えるように設定する。
【0022】
図(2)に示すようにベース座(3)の両端にある係止体(8)(9)間にスライド板(23)を設ける。スライド板(23)はベース座(3)に対して扉面と平行にのみ移動し、且つ両端のスライド板側辺(24)(25)は扉面に対して直角になっている。
【0023】
さらに図(10)に示すようにスライド板(23)の扉の幅方向の中心位置に長穴(27)を設けベース座(3)の中心にバネ取り付けピンc(28)を、スライド板(23)の長穴(27)の左右にバネ取り付けピンd(29)を設けスライド板用バネ(26)を両方に取り付ける。スライド板(23)が扉の中心に位置するときに両方のスライド板用バネ(26)は吊り合っており、スライド板(23)が左右に動くとスライド板用バネ(26)により中心位置に戻るように付勢されている。
【0024】
次に図(2)に示すように扉が閉じた状態での両端の係止体(8)(9)のコーナー部(19)(20)間の長さをWmmとし、スライド板(23)の長さをLmmとする。このとき図(7)に示すように係止体(8)の回転によるコーナー部(19)の移動寸法Ammと、W寸法,L寸法の関係を[Wmm−Amm=Lmm]に設定することが重要である。
【0025】
スライド板(23)は、図(2)に示す扉が閉じた状態ではスライド板用バネ(26)により扉の中心に位置するようにしてあるため、扉の閉じた状態では係止体(8)(9)のコーナー部(19)(20)とスライド板側辺(24)(25)の隙間は両方ともA/2mmである。しかし、厳密にはW,L,A寸法はお互いにスムーズに作動するための微小なクリアランスを有しているものとする。
【0026】
係止体(8)とスライド板(23)の扉の開閉に伴う連動する動きにおいて、扉を閉じている状態から扉の図(2)のE方向を押すと押された側の回転軸(4)が扉のU字溝(10)を動き、同時に係止体(8)が回転し始める。係止体(8)のコーナー部(19)はスライド板側辺(24)を押し込みながら扉の中心線を超えた位置に来ると同時に係止体(8)の軸抱き込み辺(17)の先端が、U字溝(10)から完全に重ならなくなり回転軸(4)が扉のU字溝(10)から全て外れて扉が開いた状態になる。このとき係止体(8)は係止体用バネ(14)により元に戻らないように付勢されている。また、扉の逆側の係止体(9)のコーナー部(20)は押されて移動したスライド板側辺(25)と接しており、図(3)に示す状態になっている。
【0027】
この扉の開いた状態のままでもう一方の回転軸(5)が抜けようとする方向に扉を押すと、係止体(9)は回転しようとし、コーナー部(20)がほぼ接しているスライド板側辺(25)を押す。ところが、逆側のスライド板側辺(24)は回転した係止体(8)のコーナー部(19)と当たり、且つその位置は係止体回転軸(12)のある扉の中心線上を超えているために係止体(8)は戻る方向に回転せずに互いに突っ張ってしまう。従って係止体(9)はほとんど回転出来ないため、回転軸(5)は絶対に外れることはない。つまり、扉が開いているときの嵌合している方の回転軸の保持機構が確保されることになる。
【0028】
扉の閉じるときは回転軸(4)がベース座(3)のU字溝(10)に勘合され始め、係止体(8)の軸押し込み辺(18)を押し、係止体(8)を回転させながらベース座(3)のU字溝(10)の中心線上の基準位置に戻る。この時スライド板(23)はスライド板用バネ(26)により扉の中心位置に復帰し、図(2)の状態に戻る。
【0029】
一方で扉の閉じた状態から図(1)のEとFの方向から同時に扉を開けようとした状態を想定する。係止体(8)(9)が同時に回転を始めるが図(11)のように両方の係止体(8)(9)のコーナー部(19)(20)がスライド板(23)を挟み込んでしまい、係止体(8)(9)はそれ以上動かない。この時、両方の軸抱き込み辺(17)の先端は共にベース座(3)のU字溝(10)(11)上に大部分かかっているために扉はどちらにも開かない。又、扉を開けようとする力をゆるめると、係止体バネ(14)(15)の力により係止体(8)(9)は元に戻ろうとする。
【0030】
上記のような機構を要する両開きドアにおいて、ドアとして機能する新しい基本的な動きが得られる訳であるが、実使用状態においてよりスムーズな開閉を得る事が重要である。そのためにも、回転軸と軸嵌合部分の上下左右4ヵ所の位置が確実に合うように、回転軸を前後左右に位置調整できる機構を付加しておき、枠体と扉の建て付け調整を可能にするとより良い。
【0031】
図(12)に回転軸の調整機構を示す。枠体の上下左右4カ所に同機構のものを取り付ける。枠体の縦枠部分と平行な取り付け部分と、縦枠と直交する回転軸取り付け部分とからなるL型回転軸ベース(32)を設ける。回転軸取り付け部分に扉面に体して左右方向に左右方向調整用長穴(35)を設ける。扉面に対して左右方向にしか動かないように制限した左右移動プレート(33)をL型回転軸ベース(32)に組み込み、取り付け部分がネジになっている回転軸(4)と挟み込むようにして左右調整用長穴(35)を介して固定する。回転軸(4)を少しゆるめると、左右調整用長穴(35)の長さ範囲にて左右調整可能となり、適当な位置で再固定する。
【0032】
裏板(34)に、枠体への取り付け穴(37)と、L型回転軸ベース(32)を取り付けるネジ穴(38)を設け、あらかじめ枠体に取り付けておく。L型回転軸ベース(32)の裏板(34)への取り付け部分に、前後調整用長穴(36)を設ける。裏板(34)にL型回転軸ベース(32)を取り付ける。取り付けネジを少しゆるめると、前後調整用長穴(36)の長さ範囲にて、前後の調整が可能になり適当な位置にて再固定する。
【0033】
さらに、図示は省略するが、回転軸と軸が嵌合する接触部分を、ポリアセタール系の樹脂等の耐摩耗性が高い材質にて被服するとより耐久性が高く、音なりも少なく、作動性もよいものが提供できる。
【0034】
図(1)〜(4)に示すように、戸当たり(30)(31)を枠体(2)に取り付けると、遮光性を高めることができる。また、戸当たり(30)(31)の閉状態で扉が近接するところに、ガスケット等のタイト材を取り付けると、気密性も高めることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明にかかわる両開きドアは、身体障害者や車椅子使用者はもちろん高齢者や子供にとっても、従来のハンドルを回しながら扉を引いて開けると言うやっかいな動作を排除し、扉を部屋内からも、部屋外からも[押す]というより簡単な動作のみで開ける事ができる。
【0036】
また、回転軸と軸嵌合機構部分が、従来のラッチ錠に近い役割を果たすため、本発明の機構自体が従来の丁番による回転機構(しかも建て付け調整をそなえている)とラッチ機構の両方を同時に満たすものであり、そのためラッチ錠やレバーハンドルや握り玉等は必要なく、扉や枠体への彫り込みも不必要になる。従って本発明の扉には、上記機構の他には、押す部分に把手等の簡易なものを取り付けるだけですみ、部品点数も少なくコスト面でも有利である。
【0037】
安全性という点から考えて見ると、現在使用されている大部分の一方からは押して開き逆側からは引いて開くドアでさえ、部屋内外からほとんど同時に開けようとしたときに、つんのめったりする事がある。ましてや、自由丁番等の、回転軸は扉の片方に位置し部屋内外の両側に開くタイプの両開きドアは扉の反対側が全く見えないために、ほぼ同時に部屋内外から扉を押そうとすると扉を押すのが少し遅れた方の人にとって、いきなり扉が開いてきて、まともに身体にぶつかり怪我をする等の危険性が高い。それに対して、本発明の両開きドアは開けようとする場所が扉の両端になるために、部屋内外からほぼ同時に扉を押し開けようとしても、開けようとしている人が立っている扉の逆側が開いてくるだけで扉がまともに身体にぶつかったりする危険性は少ない。
【0038】
さらに、自由丁番のように回転軸部分は固定し、両側に開くタイプの両開きドアは、開く側に戸当たりを設けにくく、遮光性や気密性に問題があるが、本発明の両開きドアは、戸当たりを簡単に設けることができ、また、ガスケット等のタイト材も簡単に取り付けられるため、遮光性や気密性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる両開きドアの斜視図である。
【図2】本発明に係わる両開きドアの閉状態の断面図である。
【図3】本発明に係わる両開きドアをE方向から押し部屋内(6)方向へ開いた状態の断面図である。
【図4】本発明に係わる両開きドアをF方向から押し部屋外(7)方向に開いた状態の断面図である。
【図5】本発明に係わる両開きドアの回転軸位置と軸嵌合部分位置を表す主な実施形態図である。
(図5−1);回転軸→枠体の上下に取り付ける。
軸嵌合部分→扉の上下に取り付ける。
(図5−2);回転軸→扉の上下に取り付ける。
軸嵌合部分→枠体の上下に取り付ける。
(図5−3);回転軸→枠体の下側と、扉の上側に取り付ける。
軸嵌合部分→枠体の上側と、扉の下側に取り付ける。
(図5−4);回転軸→枠体の上側と、扉の下側に取り付ける。
軸嵌合部分→枠体の下側と、扉の上側に取り付ける。
(a)は回転軸を(b)は軸嵌合部分を表す模式図である。
【図6】回転軸、U字溝、係止体、スライド板、を含む軸嵌合部分の斜視図である。
【図7】係止体及びコーナー部と係止体用バネの動きを表す平面図である。
【図8】ベース座の両端のU字溝の平面図である。
【図9】係止体の平面図である。
【図10】ベース座とスライド板のスライド板用バネによる付勢機構を表す断面図である。
【図11】図(1)(2)に示す扉の閉じた状態からEとF方向に同時に扉を開こうとした時のA−A’断面図である。
【図12】回転軸の前後左右への調整方法を表す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 扉
(2) 枠体[左右]
(3) ベース座
(4) 回転軸[左]
(5) 回転軸[右]
(6) 部屋内
(7) 部屋外
(8) 係止体[左]
(9) 係止体[右]
(10)U字溝[左]
(11)U字溝[右]
(12)係止体回転軸[左]
(13)係止体回転軸[右]
(14)係止体用バネ[左]
(15)係止体用バネ[右]
(16)係止体U字溝
(17)軸抱き込み辺
(18)軸押し込み辺
(19)コーナー部[左]
(20)コーナー部[右]
(21)回り止め辺
(22)係止体用バネ取り付けピン
(23)スライド板
(24)スライド板側辺[左]
(25)スライド板側辺[右]
(26)スライド板用バネ
(27)長穴
(28)バネ取り付けピンc
(29)バネ取り付けピンd
(30)戸当たり[左]
(31)戸当たり[右]
(32)L型回転軸ベース
(33)左右移動プレート
(34)裏板
(35)左右調整用長穴
(36)前後調整用長穴
(37)取り付け用穴
(38)ネジ穴
Claims (5)
- 扉と枠体から構成され、左右位置に設けられた回転軸が切り替わる機構を備えることで扉を左右両側から開閉可能とする両開きドアであって、略U字溝を左右両端位置に備えたベース座と、軸抱き込み辺と軸押し込み辺とコーナー部を備えた係止体と、両端に側辺を備えたスライド板とを有し、ベース座両端部に係止体を配置し、両係止体間にスライド板を同一水平面上に位置するように配置し、扉の開閉のための回転軸が扉の閉状態でベース座の略U字溝内に位置し、かつ係止体の軸抱き込み辺と軸押し込み辺間に挟まれた状態になるように構成したことを特徴とする両開きドア。
- 該ベース座の略U字溝に軸押し込み辺と軸抱き込み辺が被さるように係止体を係止体回転軸にて回動可能に取り付け、両係止体のコーナー部とスライド板の両側辺が共に面対し、かつ扉面に対して平行方向にのみ直線移動可能なように規制してスライド板を両係止体間に配置し、扉の閉状態で係止体のコーナー部とスライド板側辺との隙間距離を所定の寸法に設定したことを特徴とする請求項1に記載の両開きドア。
- 扉を閉状態から開放する初期段階で、扉を開操作した側の略U字溝が片方の回転軸から抜けようとし、略U字溝に被さっている係止体の軸抱き込み辺が押されて係止体を回転させる動作になり、係止体の回転動作によりコーナー部は円弧運動し、その結果前記隙間距離を移動後スライド板の片側辺に当接し、さらにスライド板を押し込んで直線移動させ、片方の回転軸が略U字溝から完全に抜けるとほぼ同時に逆側の係止体のコーナー部と押し込まれた側のスライド板側辺が近接し、逆側の係止体の回転動作を阻止することを特徴とする請求項1または2に記載の両開きドア。
- 片方の回転軸から略U字溝が完全に抜けた開放状態で、略U字溝の入り口付近に係止体の軸押し込み辺が移動し、かつその位置を保持するように設定し、この状態ではスライド板の戻る方向への移動を阻止しておき、扉の開放した側を再度閉じて係止体の軸押し込み辺が回転軸に押されて復帰する方向に回転する動作によってのみスライド板が移動可能となるように構成したことを特徴とする請求項1及至3いずれか1項に記載の両開きドア。
- 係止体回転軸の位置とスライド板の直線移動方向に対する係止体のコーナー部の回転動作範囲において、扉の開閉動作により係止体のコーナー部は係止体回転軸位置を通るスライド板の直線移動線とスライド板側辺との交点を超えて回転移動するように設定し、かつ該交点を境にして両方向に振り分けて付勢するように係止体とベース座にばね部材を装着したことを特徴とする請求項1及至4いずれか1項に記載の両開きドア。
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- 1999-06-26 JP JP21770299A patent/JP3916345B2/ja not_active Expired - Fee Related
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