JP2573420Y2 - 家具等における扉の施錠装置 - Google Patents
家具等における扉の施錠装置Info
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- JP2573420Y2 JP2573420Y2 JP1991106638U JP10663891U JP2573420Y2 JP 2573420 Y2 JP2573420 Y2 JP 2573420Y2 JP 1991106638 U JP1991106638 U JP 1991106638U JP 10663891 U JP10663891 U JP 10663891U JP 2573420 Y2 JP2573420 Y2 JP 2573420Y2
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- Japan
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- lock
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、戸棚等の引き違い扉の
施錠装置において、錠前を扉の左右どちらかの端部に設
けるようにした家具等における扉の施錠装置に関するも
のである。
施錠装置において、錠前を扉の左右どちらかの端部に設
けるようにした家具等における扉の施錠装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の家具等における引き違い扉の施錠
装置としては、内、外扉の閉扉した際、中央にあたる部
分に錠前を設けたものが知られている。
装置としては、内、外扉の閉扉した際、中央にあたる部
分に錠前を設けたものが知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術においては、特に大型の戸棚の場合等は、引き
違いの内、外扉の重なる中央部に錠前があると、解錠し
ても引き手が端部についているために、どうしても移動
して引き手を利用して開扉するしかないという問題点が
あった。また、内外の扉が重なっている中央部に錠前を
付けると、どうしても扉の厚みを薄くできなかったり、
特に錠前の種類を多くするためには、扉を厚くしなけれ
ばならず、これによって外寸が同一の場合、内寸が広く
できないので、内容積が少なくなってしまう問題点があ
った。本考案は、この点に鑑み、簡単な構成により、閉
扉した時、錠前を外側扉の外側端部に設け、この錠前の
施錠作動により鍵板を回動し、閉扉した際、中央になる
部分の他方の内側扉の端部に設けた鍵板止めと係合して
内、外扉がロック状態になると共に、引き手の近くに錠
前が設けられているので、スムーズに扉を開閉すること
ができる家具等における扉の施錠装置を提供することを
目的とするものである。
従来技術においては、特に大型の戸棚の場合等は、引き
違いの内、外扉の重なる中央部に錠前があると、解錠し
ても引き手が端部についているために、どうしても移動
して引き手を利用して開扉するしかないという問題点が
あった。また、内外の扉が重なっている中央部に錠前を
付けると、どうしても扉の厚みを薄くできなかったり、
特に錠前の種類を多くするためには、扉を厚くしなけれ
ばならず、これによって外寸が同一の場合、内寸が広く
できないので、内容積が少なくなってしまう問題点があ
った。本考案は、この点に鑑み、簡単な構成により、閉
扉した時、錠前を外側扉の外側端部に設け、この錠前の
施錠作動により鍵板を回動し、閉扉した際、中央になる
部分の他方の内側扉の端部に設けた鍵板止めと係合して
内、外扉がロック状態になると共に、引き手の近くに錠
前が設けられているので、スムーズに扉を開閉すること
ができる家具等における扉の施錠装置を提供することを
目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題の
解決を図ったもので、家具等における引き違い扉の施錠
装置において、引き違い扉において、外側扉を閉扉した
際、端部側になる側に、引き手と錠前を設け、外側扉の
裏側部に固定された鍵板受けの遊嵌挿入突部を断面略コ
字形の鍵板の係合孔に遊嵌挿入し、錠前の回動により錠
前のデッドボルトを適宜角度旋回し、錠前側の端部に傾
斜部を有する第１鍵板当てを取り付けた鍵板を回転上動
できるように、前記端部から中央部まで延長して設け、
さらに、内側扉の表側端部に第２鍵板当てを設け、該第
２鍵板当ての端部に鍵板止めを固設し、前記錠前、鍵
板、第１鍵板当て、鍵板止めによって外側扉、内側扉の
施錠、解錠ができるようにするという技術手段を採用し
た。
解決を図ったもので、家具等における引き違い扉の施錠
装置において、引き違い扉において、外側扉を閉扉した
際、端部側になる側に、引き手と錠前を設け、外側扉の
裏側部に固定された鍵板受けの遊嵌挿入突部を断面略コ
字形の鍵板の係合孔に遊嵌挿入し、錠前の回動により錠
前のデッドボルトを適宜角度旋回し、錠前側の端部に傾
斜部を有する第１鍵板当てを取り付けた鍵板を回転上動
できるように、前記端部から中央部まで延長して設け、
さらに、内側扉の表側端部に第２鍵板当てを設け、該第
２鍵板当ての端部に鍵板止めを固設し、前記錠前、鍵
板、第１鍵板当て、鍵板止めによって外側扉、内側扉の
施錠、解錠ができるようにするという技術手段を採用し
た。
【０００５】
【作用】本考案は、以上の技術手段を採用することによ
り、簡単な構成で、施錠、解錠をする錠前が、閉扉した
際、端部側になる側の扉の引き手近くに設けられている
ことにより、扉の開閉操作が楽にでき、特に収納物を持
っている時等には、従来の技術に比べて、極めて扉の開
閉操作が楽である。
り、簡単な構成で、施錠、解錠をする錠前が、閉扉した
際、端部側になる側の扉の引き手近くに設けられている
ことにより、扉の開閉操作が楽にでき、特に収納物を持
っている時等には、従来の技術に比べて、極めて扉の開
閉操作が楽である。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。図１に示したものは、一実施例である引戸式
書棚の閉扉した状態を示す概略斜視図で、１は本体天
板、２は本体側板、３は外側扉、４は内側扉、５は引き
手、６は錠前、７は鍵板、８は第１鍵板当て、９は第２
鍵板当て、１０は鍵板止めで、外、内側扉３，４は左右
に摺動できるもので、錠前６を本実施例では右端部の引
き手５の近くに設けたものである。次に、外側扉３に設
けられた錠前６、鍵板７等の具体的構成の一実施例を図
２により詳細に説明する。この図２は各部材を分解して
示したもので、外側扉３の裏側部１１の適宜位置に鍵板
受け１２を適宜数スポット溶接等で固定してある。そし
て、この鍵板受け１２の遊嵌挿入突部１３に係合できる
ように係合孔１４を備えた断面略コ字形の鍵板７を図示
のように遊嵌挿入させるものである。この鍵板７には、
錠前６側の端部１５に、金属音を和らげるために樹脂
製、合成ゴム製等の弾性のある材料により製作した第１
鍵板当て８を取り付ける第１孔部１７を形成し、他端部
１６には第１鍵板当て８と同じような材料で製作した第
２鍵板当て９を取り付ける第２孔部１８を形成してあ
る。前記第１鍵板当て８は、少なくとも錠前６のデッド
ボルト１９により、鍵板７を旋回上動できるように傾斜
部２０を備えており、第２鍵板当て９には端部に鍵板止
め１０に係合する係止面２１を備えている。なお、錠前
６はいうまでもなく市販されているデッドボルトを備え
た錠前であれば、種々選択できるものであり、しかも、
引き手５の近くに取り付けるものである。図３は、以上
説明したものを組み立てて解錠状態にしたものを示すも
ので、図示の通り、外側扉３の裏側部１１に固定された
鍵板受け１２の遊嵌挿入突部１３を断面略コ字形の鍵板
７の係合孔１４に遊嵌挿入して、錠前６のデッドボルト
１９により鍵板７を回転上動できる状態に組み立てられ
ている。また、内側扉４の表側端部に鍵板止め１０を固
定してある。これは適宜の固定手段で良いが、例えば外
側扉３の端部に孔部を形成し、鍵板止め１０の一端部を
挿入してスポット溶接して固定し、内側扉４の表側に突
出している部分を折り曲げて係止部を設けるようにした
もの等が設計できる。図４は施錠状態を示すもので、図
示された通り、鍵板７は鍵板受け１２にフリーの状態に
保持され、錠前６の鍵を掛けることにより、デッドボル
ト１９が回転上動し、第１鍵板当て８の傾斜部２０を介
して鍵板７を回転上動させ、第２鍵板当て９が内側扉４
の端部に設けた鍵板止め１０に係止するようになり、閉
扉の状態を維持するものである。
説明する。図１に示したものは、一実施例である引戸式
書棚の閉扉した状態を示す概略斜視図で、１は本体天
板、２は本体側板、３は外側扉、４は内側扉、５は引き
手、６は錠前、７は鍵板、８は第１鍵板当て、９は第２
鍵板当て、１０は鍵板止めで、外、内側扉３，４は左右
に摺動できるもので、錠前６を本実施例では右端部の引
き手５の近くに設けたものである。次に、外側扉３に設
けられた錠前６、鍵板７等の具体的構成の一実施例を図
２により詳細に説明する。この図２は各部材を分解して
示したもので、外側扉３の裏側部１１の適宜位置に鍵板
受け１２を適宜数スポット溶接等で固定してある。そし
て、この鍵板受け１２の遊嵌挿入突部１３に係合できる
ように係合孔１４を備えた断面略コ字形の鍵板７を図示
のように遊嵌挿入させるものである。この鍵板７には、
錠前６側の端部１５に、金属音を和らげるために樹脂
製、合成ゴム製等の弾性のある材料により製作した第１
鍵板当て８を取り付ける第１孔部１７を形成し、他端部
１６には第１鍵板当て８と同じような材料で製作した第
２鍵板当て９を取り付ける第２孔部１８を形成してあ
る。前記第１鍵板当て８は、少なくとも錠前６のデッド
ボルト１９により、鍵板７を旋回上動できるように傾斜
部２０を備えており、第２鍵板当て９には端部に鍵板止
め１０に係合する係止面２１を備えている。なお、錠前
６はいうまでもなく市販されているデッドボルトを備え
た錠前であれば、種々選択できるものであり、しかも、
引き手５の近くに取り付けるものである。図３は、以上
説明したものを組み立てて解錠状態にしたものを示すも
ので、図示の通り、外側扉３の裏側部１１に固定された
鍵板受け１２の遊嵌挿入突部１３を断面略コ字形の鍵板
７の係合孔１４に遊嵌挿入して、錠前６のデッドボルト
１９により鍵板７を回転上動できる状態に組み立てられ
ている。また、内側扉４の表側端部に鍵板止め１０を固
定してある。これは適宜の固定手段で良いが、例えば外
側扉３の端部に孔部を形成し、鍵板止め１０の一端部を
挿入してスポット溶接して固定し、内側扉４の表側に突
出している部分を折り曲げて係止部を設けるようにした
もの等が設計できる。図４は施錠状態を示すもので、図
示された通り、鍵板７は鍵板受け１２にフリーの状態に
保持され、錠前６の鍵を掛けることにより、デッドボル
ト１９が回転上動し、第１鍵板当て８の傾斜部２０を介
して鍵板７を回転上動させ、第２鍵板当て９が内側扉４
の端部に設けた鍵板止め１０に係止するようになり、閉
扉の状態を維持するものである。
【０００７】
【考案の効果】本考案は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。請求項１及び請求項２の考案に対
しては、 （１）従来、引き違い扉を閉扉した時、内、外扉が重な
る部分に錠前を取り付けているため、扉の厚みが厚くな
る部分に、さらに、錠前を取り付けることになり、どう
しても内寸が狭くなる。これに対して、本考案のものは
引き違い扉を閉扉した時、内、外扉が重ならない外側扉
の端部側の引き手の近くに錠前を取り付けたので、扉の
厚みが薄い部分で施錠することになり、内寸を従来のも
のより広くすることができる。請求項２の考案に対して
は、 （１）従来のものと比較して、外側の引き違い扉を閉扉
した時、重ならない端部に錠前を設けたので、使用でき
る錠前の種類を多くすることができる。
を得ることができる。請求項１及び請求項２の考案に対
しては、 （１）従来、引き違い扉を閉扉した時、内、外扉が重な
る部分に錠前を取り付けているため、扉の厚みが厚くな
る部分に、さらに、錠前を取り付けることになり、どう
しても内寸が狭くなる。これに対して、本考案のものは
引き違い扉を閉扉した時、内、外扉が重ならない外側扉
の端部側の引き手の近くに錠前を取り付けたので、扉の
厚みが薄い部分で施錠することになり、内寸を従来のも
のより広くすることができる。請求項２の考案に対して
は、 （１）従来のものと比較して、外側の引き違い扉を閉扉
した時、重ならない端部に錠前を設けたので、使用でき
る錠前の種類を多くすることができる。
【図１】本考案の一実施例である引戸式の書棚の閉扉し
た状態を示す全体概略斜視図である。
た状態を示す全体概略斜視図である。
【図２】前記実施例における扉と鍵板等の各部材を分解
して示す分解斜視図である。
して示す分解斜視図である。
【図３】前記実施例における解錠状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】前記実施例における施錠状態を示す斜視図であ
る。
る。
１‥‥本体天板 ２‥‥本体側板 ３‥‥外側扉 ４‥‥内側扉 ５‥‥引き手 ６‥‥錠前 ７‥‥鍵板 ８‥‥第１鍵板当
て ９‥‥第２鍵板当て １０‥‥鍵板止め １１‥‥裏側部 １２‥‥鍵板受け １３‥‥遊嵌挿入突部 １４‥‥係合孔 １５‥‥端部 １６‥‥他端部 １７‥‥第１孔部 １８‥‥第２孔部 １９‥‥デッドボルト ２０‥‥傾斜部 ２１‥‥係止面
て ９‥‥第２鍵板当て １０‥‥鍵板止め １１‥‥裏側部 １２‥‥鍵板受け １３‥‥遊嵌挿入突部 １４‥‥係合孔 １５‥‥端部 １６‥‥他端部 １７‥‥第１孔部 １８‥‥第２孔部 １９‥‥デッドボルト ２０‥‥傾斜部 ２１‥‥係止面
Claims (1)
- 【請求項１】 引き違い扉において、外側扉３を閉扉し
た際、端部側になる側に、引き手５と錠前６を設け、外
側扉３の裏側部１１に固定された鍵板受け１２の遊嵌挿
入突部１３を断面略コ字形の鍵板７の係合孔１４に遊嵌
挿入し、錠前６の回動により錠前６のデッドボルト１９
を適宜角度旋回し、錠前６側の端部１５に傾斜部２０を
有する第１鍵板当て８を取り付けた鍵板７を回転上動で
きるように、前記端部から中央部まで延長して設け、さ
らに、内側扉４の表側端部に第２鍵板当て９を設け、該
第２鍵板当て９の端部に鍵板止め１０を固設し、前記錠
前６、鍵板７、第１鍵板当て８、鍵板止め１０によって
外側扉３、内側扉４の施錠、解錠ができるようにした家
具等における扉の施錠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991106638U JP2573420Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 家具等における扉の施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991106638U JP2573420Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 家具等における扉の施錠装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547271U JPH0547271U (ja) | 1993-06-22 |
| JP2573420Y2 true JP2573420Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=14438665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991106638U Expired - Fee Related JP2573420Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 家具等における扉の施錠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573420Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5820750Y2 (ja) * | 1980-03-29 | 1983-04-30 | 株式会社田窪工業所 | 扉の両側旋錠装置 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP1991106638U patent/JP2573420Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0547271U (ja) | 1993-06-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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