JPH0327181Y2 - - Google Patents

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JPH0327181Y2
JPH0327181Y2 JP1982071861U JP7186182U JPH0327181Y2 JP H0327181 Y2 JPH0327181 Y2 JP H0327181Y2 JP 1982071861 U JP1982071861 U JP 1982071861U JP 7186182 U JP7186182 U JP 7186182U JP H0327181 Y2 JPH0327181 Y2 JP H0327181Y2
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latch
door
hooks
locking
pair
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JP1982071861U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラツチと上下一対のフツクによる三
点にて扉を受座側に施錠する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の施錠装置は、特開昭49−73296号
及び同50−50199号に示すようにイスパニア錠と
も呼ばれ、種々の構造のものが提供されている。
これらはいずれも扉の前面側に露呈する操作ノブ
あるいは操作キー等を回動操作することにより、
ラツチおよび上下一対のフツクを解錠状態として
扉の開閉動作を行なうものであつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
この種の従来装置では、扉を閉動作する際、前
記操作ノブ等を一旦回動動作して解錠状態とし、
その状態を保持したままで扉を閉じる必要があ
り、しかも閉じた後においては前記操作ノブ等を
回動して解錠操作を行なわなければならないもの
で、その操作が非常に面倒なものであつた。この
ような操作を怠ると、ラツチおよび上下一対のフ
ツクが施錠状態のまま閉じられることから、これ
らが固定側に衝突し、いずれかが破損してしまう
といつたおそれがあるもので、このような扉の閉
動作時における操作性、さらには各部の耐久性を
向上させ得る何らかの対策を講じることが望まれ
ている。
本考案は、このような事情に鑑みて扉の閉動作
時にラツチが施錠本体内に退入するという動作を
巧みに利用したものであつて、扉の閉動作時にお
いて扉を単に押圧して閉じるだけで上下一対のフ
ツクを一旦変位させて施錠する扉の施錠装置の提
供を、その主な目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本考案に係る扉の施
錠装置の特徴は、ラツチを施錠方向へ突出するよ
うにスプリング部材で付勢するとともに扉の閉動
作時に受座側に当接することにより施錠本体内に
退入可能に形成し、このラツチに設けた第1の係
合ピンを縦杆に設けたU字状の連結片で連結し、
かつこのラツチに設けた第2の係合ピンを前記ラ
ツチ付勢方向に抗して前記操作具の操作軸周壁か
ら突出した係合レバーで当接する構成とした点に
ある。
〔作 用〕
扉を単に押圧すると、ラツチが受座側に当接す
ることによつて施錠本体内へ退入する。このラツ
チの退入動作に伴なつて第1の係合ピンが連動す
るので、これに連結されているU字状の連結片を
回動させ、縦杆は解錠方向に回動する。縦杆はラ
ツチの受座側施錠孔への突出に伴なつて上記とは
逆方向に回動するので、上下一対のフツクが施錠
され、以つて三点にて施錠される。
〔実施例〕
以下、本考案を図面を示す実施例を用いて詳細
に説明する。
第1図ないし第4図は本考案に係る扉の施錠装
置の一実施例を示すものであり、これらの図にお
いて、全体を符合10で示す施錠装置は、たとえば
第1図に示すような背の高いロツカー1等の扉
2,3を施錠するために用いられる。なお、図中
4,5はロツカー1の側壁部で、前記扉2,3は
複数個の蝶番4a,5aを介して開閉自在に取付
けられている。さらに、ロツカー1の上、下壁部
6,7には、前記扉2,3の上、下両端縁を背面
側から係止する上、下の受板または枠部6a,7
aが設けられている。また、図中8,9は扉2,
3を開閉するための操作ノブである。
この場合、第1図では両開きタイプの扉2,3
を有するロツカー1に、本考案に係る施錠装置1
0を適用してなる構成を例示しているが、本考案
はこれに限定されず、片開きタイプの扉を有する
ものでもよいことは勿論であり、要は背の高い扉
を有する筐体、その他の機器、装置における施錠
装置に関するものである。
これを第2図以下を用いて詳述すると、この施
錠装置10は、一方の扉3の側縁部略中央に配設
されかつ水平方向に進退自在なラツチ11を有す
る施錠本体12と、この施錠本体12を貫通して
回動自在に支持されるとともに、その上、下両端
部に一対のフツク13,14を有する縦杆15と
を備えている。そして、前記ラツチ11は相手側
の受座部となる他方扉2の側縁部に設けられた施
錠孔(図示せず)に嵌入することにより係止され
るとともに、前記上、下一対のフツク13,14
は上、下枠部6a,7aの対応する位置に穿設さ
れた施錠孔(共に図示せず)に係入して係止され
るように構成されている。すなわち、本考案に係
る施錠装置10は、ラツチ11および一対のフツ
ク13,14による三点にて扉3を固定側に施錠
するものである。なお、第2図中符合16は前記
施錠本体12に回動自在に支持されて扉3の前面
に突出する操作軸で、その矩形状中央孔16a内
に前記操作ノブ9の軸部9aが嵌入されることに
より外部から手動により回動操作されるように構
成されている。また、17は施錠本体12の前面
側に組付けられた前面板、18は施錠本体12の
背面側で上、下方向に延設された取付片19a,
19bに穿設された取付けねじ用の孔部で、これ
により施錠本体12は扉3内にねじ止め固定され
る。
さて、本考案によれば、前記ラツチ11を、扉
3の閉動作時において相手側の扉2の側縁部に当
接することにより施錠本体12内に退入するよう
に形成するとともに、このラツチ11の退入動作
に連動して前記縦杆15が解錠方向に回動するよ
うに両者を連結し、かつ前記操作ノブ9による外
部からの解錠操作時にのみ前記操作軸16をラツ
チ11に係合し得るように構成したところに特徴
を有している。
これを詳述すると、前記ラツチ11は、施錠本
体12の上端側で水平方向に摺動自在に支持さ
れ、かつスプリング部材20により施錠本体12
の側方に穿設された孔部12aから常時側方に突
出するように付勢力が与えられている。そして、
このラツチ11の突出側端部背面側は所望の曲率
を有する湾曲面11aにて形成され、この湾曲面
11aが扉3の閉動作時に他方扉2の側縁に当接
することによりラツチ11が施錠本体12内に退
入するように構成されている。
また、このラツチ11の長手方向略中央部前面
側にはラツチ11の厚みの約半分まで切欠された
切欠部11bが形成されるとともに、この切欠部
11bに対応する中央部下側には垂直方向に突出
する第1の係合ピン21が一体的に突設されてい
る。そして、前記ラツチ11の切欠部11b内に
臨むようにして前記施錠本体12には、その垂直
方向に延びた連結軸22が回動自在に支持され、
かつこの連結軸22の上、下端部に穿設された異
形状孔部22a,22aには前記上、下一対のフ
ツク13,14を有する縦杆15,15が嵌入さ
れ、これら連結軸22および上、下縦杆15,1
5は一体に回動し得るように構成されている。
なお、図中22bは連結軸22の周方向に突設
された弧状フランジ部で、このフランジ部22b
が前記施錠本体12前部の前面板17に穿設され
た矩形溝17a内に臨むことによりこの連結軸2
2の軸線方向の移動が規制されている。また、前
記ラツチ11は、その切欠部11bの一側縁が前
記連結軸22の周壁部に当接することにより突出
方向への移動が規制されている。
そして、この連結軸22の周壁部で前記第1の
係合ピン21に対応する位置には、この係合ピン
21を保持するU字状溝部23aを有する連結片
23が一体に設けられている。したがつて、この
ような構成によれば、連結軸22はラツチ11の
退入動作に連動して第4図に示すように時計方向
に回動し得るもので、これにより縦杆15の上、
下両端のフツク13,14は施錠状態から解錠状
態に変位し、さらにラツチ11が再び突出すると
施錠状態に復帰するように構成されている。
また、前記ラツチ11の内方端部前面には、前
方に突出する第2の係合ピン24が一体に突設さ
れている。そして、これに対応して前記操作軸1
6の周壁部の一部には係合レバー25が一体的に
突設され、図示する如く係合レバー25がラツチ
施錠方向からこれに抗して係合ピン24に当接さ
れ、前記操作ノブ9による操作軸16の第3図中
時計方向への回動操作によつて前記ラツチ11を
退入方向すなわち解錠方向に移動させるように構
成されている。勿論、このときには、このラツチ
11の移動により前記上、下一対のフツク13,
14もまた、解錠状態に変位するものである。
そして、このような構成において、注目すべき
点は、前記ラツチ11は扉3の閉動作時において
固定側への当接により操作軸16とは無関係に退
入動作して上、下一対のフツク13,14を解錠
状態に変位させるとともに、操作ノブ9による外
部からの回動操作によつても操作軸16を介して
同様に動作することである。
したがつて、このような構成によれば、扉3を
閉じる際に単に押圧操作するだけで、ラツチ11
の退入動作により一対のフツク13,14が施錠
状態から解錠状態に変位し、さらにラツチ11が
固定側の施錠孔に嵌入すると、前記フツク13,
14もまた解錠状態から施錠状態に復帰し、固定
側の施錠孔に係入して施錠されるもので、従来の
ような操作ノブ9等による面倒な外部操作は不用
で、ラツチ11および一対のフツク13,14に
よる三点での施錠を自動的に、しかも簡単かつ確
実に行ない得るものである。また、扉を開動作さ
せる際には、従来のように操作ノブ9を回動操作
すればよいものである。
なお、上述した構成による装置において、注意
すべき点は、扉の閉動作時において、一対のフツ
ク13,14が固定側に衝突しない範囲でラツチ
11を退入させるように各部の配設位置等を設定
することである。
また、本考案は上述した実施例装置に限定され
るものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲
内で各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る扉の施錠装
置によれば、扉を閉じる際にラツチが本体側に一
旦退入することを利用し、ラツチの第1の係合ピ
ンでU字状の連結片を回動させて上下フツクを解
錠状態に水平回動させるようにし、併せて第2の
係合ピンの付勢方向に抗して操作具の係合レバー
を当接させるようにしたので、扉を単に閉じるだ
けで自動的にラツチと上下フツクの三点での施錠
を行なわせることが可能となつたうえ、従来の如
き面倒で破損等のおそれがある外部からの閉扉操
作を不要にでき、扉を閉じる際の操作性を大幅に
向上させることができ、さらに各部の耐久性を向
上させることができ、優れた実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る施錠装置を実施する扉お
よびその外枠の概略構成を示す正面図、第2図は
本考案に係る扉の施錠装置の一実施例を示す概略
斜視図、第3図および第4図は本考案を特徴づけ
る施錠本体の縦断面図および横断面図である。 3…扉、9…操作ノブ、10…施錠装置、11
…ラツチ、11a…湾曲面、12…施錠本体、1
3,14…上下一対のフツク、15…縦杆、16
…操作軸、20…スプリング部材、21…第1の
係合ピン、22…連結軸、23…連結片、24…
第2の係合ピン、25…係合レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平方向に進退自在に設けられ受座側の施錠孔
    に嵌入するラツチを有しかつ扉の高さ方向略中央
    に配設された施錠本体と、この施錠本体を上下方
    向に貫通して水平方向に回動自在に支持されかつ
    その上下両端に上下壁部側に係止される一対のフ
    ツクを有する縦杆とを備え、前記施錠本体に設け
    られた操作具を外部から回動操作することにより
    前記ラツチおよび一対のフツクによる三点にて施
    錠する扉の施錠装置において、 前記ラツチを施錠方向へ突出するようにスプリ
    ング部材で付勢するとともに扉の閉動作時に受座
    側に当接することにより施錠本体内に退入可能に
    形成し、このラツチに設けた第1の係合ピンを縦
    杆に設けたU字状の連結片で連結し、かつこのラ
    ツチに設けた第2の係合ピンを前記ラツチ付勢方
    向に抗して前記操作具の操作軸周壁から突出した
    係合レバーで当接する構成としたことを特徴とす
    る扉の施錠装置。
JP7186182U 1982-05-19 1982-05-19 扉の施錠装置 Granted JPS58174579U (ja)

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JP7186182U JPS58174579U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 扉の施錠装置

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JP7186182U JPS58174579U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 扉の施錠装置

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JPS58174579U JPS58174579U (ja) 1983-11-22
JPH0327181Y2 true JPH0327181Y2 (ja) 1991-06-12

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ID=30081452

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JP7186182U Granted JPS58174579U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 扉の施錠装置

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JP3318294B2 (ja) * 1999-11-02 2002-08-26 タキゲン製造株式会社 クレモンロック装置

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