JPS585005Y2 - 扉錠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は屋内の風呂場の出入口扉等に用いて最適の簡
潔な構造に係る扉錠を提供しようとするものである。

図面はいずれもこの考案に係る扉錠の一実施例を示すも
ので、以下その構成につき説明する。

１は扉内において取り付けられたラッチボルトであり、
内開き状態に取り付けられている。

内側ノブ２には角氷３の一端部が連結され、その外側端
部は外側ノブ４内において内側ノブ２による角氷３の回
動を阻止しない状態でピン、ディスクあるいはウェハー
タンブラ−錠と連結されている。

５は内側座枠、６は外側座枠であり、内側座枠５内にお
いて、内側ノブ２に取り付けられた板部材７は、座枠内
壁面に一端部を当傍させたスプリング６の他端部を係止
させ、内側ノブ２の回動復帰に弾発力を付与している。

９は外側座枠６内において摺動可能に設けたりトラクタ
ー、１０は同じく外側座枠６内に設けた第１のカム板で
あり、前記角氷３はリトラクタ−９の長穴９ａ及びこの
カム板１０の角穴を貫通させている。

１１は外側座枠６内において外側ノア４に取り付けた第
２のカム板であり、外側座枠６に形成した凹所６ａに納
められ、突部６ｂに当接させたスプリングＳの両端部に
係当可能な突片１１ ａを有し、外側ノブの回動復帰に
弾発力を付与している。

１１．ｂは施錠杆１２の端部１２ａが嵌入可能なスリブ
、トである。

施錠杆１２は図示の通り、頭部１２ｂを常時内側座枠５
から突出するようにスプリング１３によってバネ力を付
与して、外側座枠６の裏蓋１４に枢り付けたガイド１５
によって支承されている。

リトラクタ−９は前部１第１のカム板１０及び第２のカ
ム板１１に係当する立上り片９ｂ及びラッチボルト１の
テール部分１ａに連結される連結片９Ｃを有している。

さらにまたリトラクタ−９には前記施錠杆１２の端部１
２ａを貫通させるとともにラッチボルト１にかけられた
ラッチスプリング１ｂのバネ力による復帰時において、
その端縁部９ｄ’が、施錠杆１２の端部１２ ａの近傍
に形成した引掛段部１２ Ｃを係止するようにした透孔
９ｄが形成されている。

なお、９ｅはリトラクタ−のバネ受で、ガイド１５に一
端を止定したスプリング１６の他端を止定し、リトラク
タ−９を後退方向に引張しており、施錠杆１２の押し込
みを簡易ならしめている。

もち論、このスプリング１６のバネ力はラッチスプリン
グ１ｂよりも弱くしである。

ガイド１５は足部１５ ａにおいて裏蓋１４に取り付け
られている。

上述の様な構成においてラッチボルト１の没入は、内１
則ノブ２の回動時には角氷３を介して第１のカム板１０
ニ伝えられることにより、また外側ノブ４の回動は第２
のカム板１１に伝えられることにより、共に立上り片９
ｂにおいてリトラクタ−９を後置させることによって行
われる。

閉扉状態において、内側より施錠杆１２を押し込むと、
その端部１２ ａが外側ノブ４のカム板１１に形成した
スリツ） １１ ｂに嵌入して回動を阻止するので、外
側からの開扉は不能となる。

この時、施錠杆１２は引掛段部１２ ＣがＩＪ ）ラフ
ター９あ透孔９ｄの端縁部９ｄ’に係止された状態とな
っており、施錠状態が保持されでいる。

この状態において内側ノブ２を回動し、カム板１０を介
してリトラクタ−９を後退させると、施錠杆１２は引掛
段部１２ Ｃと端縁部９ｄ’との係止状態が外れるため
ミ自動的に復帰し、開扉することができる。

゛ □上記の例においては、リトラクタ−９の連結
片９Ｃとラッチボルト１のテール部分１ａとの連結状態
が透孔１Ｃを介して行れれており、遊びのない状態で連
結されているので、たとえば退出時に誤って施錠杆１２
を押し′込んで閉扉しても、ラッチボルト１の没入動作
時、連結片９Ｃを介して逆にリトラクタ−９を後退させ
るので、施錠杆１２は自動的に復帰するよ’＞ＣＥなつ
′ｆいる。

ラッチボルト１の単独没入力呵能なように（′遊びをも
って連結片９Ｃを連結すれば、上記機能めない状態とな
る。

第１図において、符号１７は内側座枠５にネジ辺長
ｉ み可能な止定ネジで、施錠杆１２の頭部１２ｂに圧接可
能に設けられ、施錠杆１２を押込み状態において保持可
能としている。

押込み状態を保持した場合、閉扉動作によって自動的に
施錠され、内側からは開扉状態であるが、外側からは開
扉不可能な状態となる。

これを開扉する手段としては、前述のように外側ノブ４
内にピン、テ゛イスクあるいはウェハータンブラ−錠を
設置し、角氷と連結すれば良く、これによって本締り錠
を構威し得る。

なお、上記の例においては、施錠杆１２の端部１２ａを
第２のカム板１１に係合するようにしたが、要するに外
側ノブ４の回動を阻止すれば良く、外側ノブの内側端形
状によっては、これに直接係合させるようにしても良い
。

この考案の扉錠は、上述の様にラッチボルトを没入させ
るリトラクタ−及びリトラクタ−と内外ノブの連動機構
部並びに外側ノブの回動を阻止する施錠機構部がきわめ
て簡潔にまとめられており、風呂場の出入口扉等に用い
て最適な扉錠を提供しているものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る扉錠の一実施例を示す断面図、
第２図は第１図におけるＩＩ −ＩＩ線方向から見た外
側座枠側の背面図、第３図は第２図の構造から裏蓋１４
及びその付属物を外した裏面図、第４図は第３図の構造
からりトラクター９及び第１のカム板１０を外した裏面
図、第５図は第１のカム板１０によるリトラクタ−の作
動状態を示す裏面図、第６図はりトラクターの斜視図、
第７図はラッチボルトの構造例を示す側面図である。 １・・・・・・ラッチボルト、２・・・・・・内側ノブ
、３・・・・・・角氷、４・・・・・・外側ノブ、５・
＝・・・・内側座枠、６・・・・・・外側座枠、９・・
・・・・リトラ・クタニ、９Ｃ・・・・・・・連結片、
９ｄ・・・・・・透孔、９ｄ′・・・・・・端縁部、１
０・・・・・・第１のカム板、１１・・・・・・第２の
カム板、１２・・・・・・施錠杆、１２ ａ・・・・・
・端部、１２ｂ・・・・・・頭部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）外側座枠内において摺動可能なりトラクターを設
   け、内側ノブに連結した角氷と同時回動する第１のカム
   板及び外側ノブと何時回動する第２のカム板を各各外側
   座枠内に設け、前記リトラクタ−を各カム板によって後
   退可能、に連係させ、一方、バネガを付与して内側座枠
   から頭部を突出させた施錠杆の端部を前記第２のガム板
   あるいは外側ノブに係合可能に設け、リトラクタ−には
   該施錠杆の端部を貫通させ、かつその端部近傍に形成し
   た引掛段部がリトラクタ−のバネ力による復帰によって
   端縁部で係止される透孔と、ラッチボルトのテール部分
   に連結した連結片とを設けてなる扉錠。 ・□ ・１．“、。（２）ｉ リ
   トラクタ−の連結片がラッチボルトのテール部分に遊び
   のない状態で連結されている実用新案登録請求の範囲第
   １項記載の扉錠。 （３）施錠杆がその押込み状態を維持可能に設けられ、
   内側ノブに連結した角氷の他端部を外側ノブ内に設けた
   ピン、ディスクあるいはウェハータンブラ−錠に連結し
   てなる実用新案登録請求の範囲第１項記載の扉錠。