JP3114426U - 錠前構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この考案は、地震などで扉が変形した場合にも、錠前を解錠して室内側から扉を手で確実に押して開けられるようにした錠前構造に関する。
【解決手段】 扉枠に埋設されると共に表面が開口するボックスからなって、扉の施錠装置に進退可能に設けられたラッチボルトなどの錠杆を収納する受箱内に、該受箱の下部で横幅方向にローラを配置して回転可能に軸支しており、地震などによる扉や扉枠の変形時には前記錠杆の下面に前記ローラが衝合して錠杆を受箱から退出させうることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この考案は、建物の扉に取り付ける錠前構造に関するもので、特に地震などで扉が変形した場合にも、錠前を解錠して室内側から扉を手で確実に押して開けられるようにした錠前構造に関する。
地震等の災害によつて扉が変形した際に、扉の非常開放を容易に行なえるようにするために、従来、実公昭59−40528号では、ドアが変形した際にラッチボルトを速やかに作動させるために、ラッチボルト受口のドアが開放する側に円弧状断面となる案内部材を設けた構造が知られている。
また、特開昭56−70376号では、ラッチボルトの受口の凹部に、低摩耗材料からなる板状またはスリーブ状の滑り部材を取付け、地震でドアが変形した際に、ラッチボルトを解錠可能とする構造が開示されている。
しかし、施錠時に、扉枠に設けた受箱内にラッチボルトの先端が突入する構造の場合に、地震でそれらが上下方向に変形すると、前者で案内部材は作用せずにラッチボルトと受箱の壁面とが衝合し合って施錠装置を解錠することができず、扉を開けることはできなくなる。
また、後者では、受箱の内周に沿って滑り部材が取り付けられており、受箱とラッチボルトの間に滑り部材が挟まれることになるが、変形が大きいと滑り部材は挟圧されてしまい、同様にラッチボルトを動かすことは困難である。
実公昭59−40528号 第2図、第3図参照 特開昭56−70376号 第1図参照
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、その主たる課題は、地震などで施錠装置や錠受部などの錠前構造が変形した場合にも、扉枠側に取り付けられる受箱に回転自在なローラを設けて、施錠された錠杆が受箱に押し付けられた状態であっても確実に錠杆を退動させて解錠することができる錠前構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
扉枠に埋設されると共に表面が開口するボックスからなって、扉の施錠装置に進退可能に設けられたラッチボルトなどの錠杆を収納する受箱内に、該受箱の下部で横幅方向にローラを配置して回転可能に軸支しており、
地震などによる扉や扉枠の変形時には前記錠杆の下面に前記ローラが衝合して錠杆を受箱から退出させうることを特徴とする。
また、請求項2の考案では、
扉枠に埋設されると共に表面が開口するボックスからなって、扉の施錠装置に進退可能に設けられたラッチボルトなどの錠杆を収納する受箱と、該受箱の開口を塞ぐと共に、錠杆の出没をガイドする貫通孔を備えたプレート状の受座とからなっており、
前記受箱内に、受座の貫通孔の下部で横幅方向にローラを配置して回転可能に軸支しており、
地震などによる扉や扉枠の変形時には前記錠杆の下面に前記ローラが衝合して錠杆を受箱から退出させうることを特徴とする。
また、請求項3の考案では、
前記錠杆が、錠杆の先端側で下方の角部が湾曲状に面取りされており、ローラと接した際に移動しやすくなっていることを特徴とする。
更に、請求項4の考案では、
前記ローラが、受箱の側壁面に回転可能に枢着されていることを特徴とする。
この考案では、受箱内で、施錠時に突出している錠杆の下側にローラを設けることで、地震などで錠前構造が変形した場合にも、確実に錠杆を退動させて解錠することができるようにした錠前構造を提供することにある。
以下に、この考案の錠前構造の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
施前構造は、扉20に固定されて錠杆を出没自在に設けた施錠装置10と、扉枠21に固定されて施錠時の突出する錠杆Bを受ける錠受部1とからなっている。
実施例1の施前構造では、図1に示すように施錠装置10の錠杆Bが上下二段に設けられており、突出方向に向かって1面が扁平面となり他面が徐々に幅狭に湾曲する掛止用のラッチボルト11と、角柱状からなるロック用のデッドボトル13との公知構成からなっている。
一方、錠受部1は、扉枠21に形成された凹部22に嵌合した受箱2からなっている(図2参照)。
この受箱2は、図2および図3に示すように、表面側が開口したボックス状の本体2aと、該本体2aの表面側で上下に延出した一対の取付片2bとからなっており、該取付片2bにネジ止め用の穴2cが穿設されている。
この受箱2の下部に、その横幅方向にローラ8を配置しており、該ローラ8の両端が受箱2の両側板に枢着されている。
このローラ8は、図3(c)に示すように、軸部8aの基端に頭部8bが形成されており、軸部8aの先端には環状溝8cが形成されている。
そして、受箱2の左右の側板に形成された軸受孔3にローラ8の軸部8aを通し、先端の環状溝8cには抜止め用のリング(図示せず)を取り付けて、回転可能に枢着している。
上記構成からなっているので、図4(a)に示すように正常時には、錠杆、図示例ではラッチボルト11とローラ8は接触せず、使用者はスムーズに錠杆を出没させることができる。
本実施例ではラッチボルト11とローラ8とは通常は接触しない配置としたが、軽く接するようにしてもよい。
一方、地震等で扉20と扉枠21とが相対的に歪んで、錠杆が受箱2下方へ押し付けられた場合には、図4(b)に示すように、ラッチボルト11の底面がローラ8に押し付けられる。
しかし、ラッチボルト11は、ローラ8と線接触するだけであるので、押付け力が働いていても退出方向に強く引っ張ることでラッチボルト11をロック状態からロック解除方向へ退動させることができる。
上記実施例1では受箱2をボックス状とした場合を例示したが、図5に示す錠前構造の実施例2のように受箱2の底面に断面円弧状の受部4を設けてローラ8の下面側を回転可能に支承する構成としてもよい。
上記ローラ8は、前記実施例と同様に受箱2の側壁面に回転可能に軸支される。
これにより、上から力が加わった場合でもローラ8は軸受個所だけでなく受部でも支承されるので、ローラ8の枢着構造を一層強固に支持することができる。
この場合も前記実施例と同様ローラ8が錠杆(ラッチボルト)の底面と衝合するので、地震などで変形しても同様に退動させることができる。
その他の構成は、前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
図6に示す実施例3の施前構造では、前記実施例の錠杆としてのラッチボルト11の先端下部角部12を湾曲状に面取りした構成からなっている。
その他の構成は、前記実施例1または実施例2と同様であるので、その説明を省略する。
そして、この実施例によれば、ローラ8と接するラッチボルト11の先端下部角部12が湾曲面となっているので、ラッチボルト11を退動させる際に、ローラ8との摩擦力が軽減され、より軽くラッチボルト11を操作することができる。
次に、図7に示す実施例4の施前構造では、受箱2に受座5を備えた異なる実施例を示す。
受座5は、前記受箱2の開口を塞ぐと共に、錠杆としてのラッチボルト11やデッドボルト13の出没をガイドする貫通孔6、7を備えたプレートからなっており、受箱2と一体にネジなどで共締めされて窓枠の端面に固定されている。
前記実施例1から3では、デッドボルト13はラッチボルト11の上方にあり、受箱2は全面が開口しているので、錠前構造が上下方向に変形してもデッドボルト13の退動には支承がないが、前記受座5を設ける場合は、デッドボルト13の下部が受座5の上部の貫通孔6の下枠部分と衝合し強く押し付けられるので、デッドボルト13を退動させることができなくなる。
そこで、図7および図8(a)に示すように、受箱2内に、下部に設けたラッチボルト11用のローラ8の他に、中段位置にデッドボルト13用の補助ローラ9を回転自在に枢着している。
この補助ローラ9は、例えば、正常時には、デッドボルト13とは接しないように、その位置を配置しておく。
この際に、補助ローラ9の上端は、上部の貫通孔6下枠と同一位置でもよいが、やや上方位置に配置することが好ましい。
これにより、正常時には、デッドボルト13の進退の動作に際して補助ローラ9は接触しないので影響を与えることはない。
そして、図8(b)に示すように、地震等による変形時には、デッドボルト13の下端が上部の貫通孔6の下枠と補助ローラ9に押し付けられた状態になっても、補助ローラ9の回転によってデッドボルト13を退動方向に動かすことができる。
また、ラッチボルト11とローラ8との関係は、前記実施例1に準じるのでその説明を省略する。
実施例5に示す施錠装置は、前記実施例4の施錠装置において、図9および図10に示すように、錠杆となるラッチボルト11とデッドボトル13のそれぞれの先端下部角部12、14が湾曲状に面取りされている。
上記構成からなっているので、デッドボルト13の先端下部角部14と補助ローラ9との衝合力が軽減され、デッドボルト13を確実に退動させることができる。
ラッチボルト11とローラ8との衝合力も同様に軽減することができ、退動させることができる。
上記実施例では、ラッチボルト11とデッドボトル13のそれぞれの先端下部角部12、14を湾曲状に面取りした場合を例示したが、この考案では、デッドボルト13の先端下部角部14だけを湾曲状に面取りした構成であってもよい。
また、この考案の錠前装置はそのまま用いてもよいが、例えば特願2005−117586のドアの耐震構造と組合せて用いれば、一層確実にドアを開くことができるようになる。
その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
扉に設けた施錠装置の錠杆が突出した状態を示す斜視図である(実施例1)。 扉枠に受箱を取り付ける状態を示す斜視図である(実施例1)。 (a)は受箱の断面図、(b)は受箱の正面図、(c)はピンの正面図である(実施例1)。 (a)は正常時における受箱内に錠杆が突入した施錠時の断面図、(b)は災害による変形時に錠杆がローラに押し付けられた状態の断面図である(実施例1)。 (a)はローラの受部を底面に設けた異なる実施例の受箱を示す断面図、(b)は同正面図である(実施例2)。 錠杆の角部を湾曲面にして、ローラと接触しうるようにした異なる実施例を示す断面図である(実施例3)。 受箱と受座の組合せからなる錠受部の取付状態を示す斜視図である(実施例4)。 (a)正常時における受箱内に錠杆が突入した施錠時の断面図、(b)は災害による変形時に錠杆がローラに押し付けられた状態の断面図である(実施例4)。 扉に設けた施錠装置の錠杆が突出した状態を示す斜視図である(実施例5)。 災害による変形時に錠杆がローラに押し付けられた状態の断面図である(実施例5)。
符号の説明
1 錠受部
2 受箱
2a 本体
2b 取付片
3 軸受孔
5 受座
6、7 貫通孔
8 ローラ
9 補助ローラ
10 施錠装置
11 ラッチボルト
12 先端下部角部
13 デッドボルト
14 先端下部角部
20 扉
21 扉枠
22 凹部

Claims (4)

  1. 扉枠に埋設されると共に表面が開口するボックスからなって、扉の施錠装置に進退可能に設けられたラッチボルトなどの錠杆を収納する受箱内に、該受箱の下部で横幅方向にローラを配置して回転可能に軸支しており、
    地震などによる扉や扉枠の変形時には前記錠杆の下面に前記ローラが衝合して錠杆を受箱から退出させうることを特徴とする錠前構造。
  2. 扉枠に埋設されると共に表面が開口するボックスからなって、扉の施錠装置に進退可能に設けられたラッチボルトなどの錠杆を収納する受箱と、該受箱の開口を塞ぐと共に、錠杆の出没をガイドする貫通孔を備えたプレート状の受座とからなっており、
    前記受箱内に、受座の貫通孔の下部で横幅方向にローラを配置して回転可能に軸支しており、
    地震などによる扉や扉枠の変形時には前記錠杆の下面に前記ローラが衝合して錠杆を受箱から退出させうることを特徴とする施前構造。
  3. 錠杆が、錠杆の先端側で下方の角部が湾曲状に面取りされており、ローラと接した際に移動しやすくなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の錠前構造。
  4. ローラが、受箱の側壁面に回転可能に枢着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の錠前構造。



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