JP3149649U - 引戸用ロック装置 - Google Patents
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Abstract
Description
引戸の戸先面から背面に至るコーナー部分に開設した開口内に取り付けられるケースを有し、該ケース内には、前記第1開口部からケース外方向に出没自在に保持されたロックボルトと、前記第2開口部からケース外方向に進退自在に保持された操作部材と、該操作部材を前進方向に付勢するばねと、前記操作部材を後退した位置で一時停止させるロック機構とが実装され、該ケースの前記背面に沿う背板には前記ロックボルトを挿通させる第1開口部が設けられ、該ケースの前記戸先面に沿う側板には前記操作部材を挿通させる第2開口部が設けられ、おり、
前記操作部材の後部に該操作部材の移動方向に向けた長い傾斜溝が設けられて、該傾斜溝内に前記ロックボルトの後部に設けられた突起が突入係合して、前記ロックボルトの後端部と前記操作部材の後部とが平面視直角方向に連結されており、
前記傾斜溝の傾斜の向きは、前記操作部材の前進方向の移動により前記ロックボルトを前記ケース外方向に大きく突出させ、該操作部材の後退方向の移動により前記ロックボルトを前記ケース内に略没入させる向きであり、
前記ロック機構は、前記操作部材の押操作を繰り返す毎に、前記操作部材を後退した位置で停止させて前進方向の移動を阻止する係止とこの係止の解除を交互に行なう機構である。
操作部材が押操作されていないときには、ロックボルトはケースの外方向に大きく突出している。操作部材を指先で押すと、ロックボルトはケース内に没入する後退した方向に移動し、操作部材が所定の後退した位置に達すると、ロック機構による係止が行われて、操作部材がこの位置で一時停止する。このとき、ロックボルトはケース内に略没入している。操作部材を指先で更に深く押すと、ロック機構による係止が解除されて、操作部材がばねの付勢力を受けて前進して、ロックボルトをケース内に没入させる。操作部材の押操作を繰り返す毎に上記の動作を繰り返される。
前記操作部材が押操作されて所定の後退した位置まで移動すると、該突起が変形ハート形溝の側壁に押されてこの溝内の係止位置で係止して前記操作部材の前進方向の移動を一時停止させ、前記操作部材が次の押操作をされると、前記突起が変形ハート形溝の前記係止位置と対向する位置にある斜面状の側壁に押されて該係止位置から外れた方向に移動して前記係止が解除されるように構成されている。
しかも、本考案の引戸用ロック装置によれば、簡単な構造であり、指先で操作部材を押す操作を繰り返す毎に、ロック(係止)と係止解除が繰り返される、使い易い装置にすることができるようになった。
本考案の引戸用ロック装置1は、この開口65内にケース2を嵌め込み、背板2bを框61の背面64に沿わせ、側板2aを戸先面63に沿わせた状態でビス止めして装着する。
その1つの方法が図5(a)及び(b)に示す方法である。この方法では、図5(a)に示すように2枚の引戸60,70を閉止させた状態において、ロックボルト5を手前側の引戸60側から向こう側の引戸70の戸先面73前方に向けて突出させて、双方の引戸60,70が開かないようにする。図5(b)はロックが解除された状態を示している。
図9(a)〜(e)に示すように、操作部材3は、略方形ブロック形状を有する本体部3aと、本体部3aの後面上端部と後面下端部から後方に向けたアーム部3b,3bとによる一体形成品である。アーム部3b,3bに代えて、枠部材としてもよい。アーム部3b,3bの対向面には、2本の傾斜溝3g,3gが前後方向に形成されており、傾斜溝3g,3gの上端は開放されている。本体部3aの表面の略中央には、略ハート形状のカム溝3dと、前後方向に向けた2本の平行な溝3c、3cが形成されており、本体部3aの背面には、コイルばねの一端側を突入させて受けるための凹部3eが形成されている。
図11(b)に示すように、ケース蓋6の裏面の略中央箇所には、円形凹段部よりなるコマ保持部6aが設けられ、コマ保持部6aの中央面には軸孔6bが開設されている。そして、ケース蓋6の裏面前部箇所には、平行な短い凸条6c,6cが設けられている。図11(a)及び(d)に示すように、コマ保持部6a内には、突起付きコマ7が突起7bを外側に向けて保持されている。図11(a)〜(d)に示すように、突起付きコマ7は円板状のコマ本体7aの一方の片側中央面に短軸7bが突出し、他方の片側外周近傍面に突起7cが突出した形状を有する。突起付きコマ7は、図11(a)及び(b)(d)に示すように、短軸7bをケース蓋6中央の孔6b内に突入させた状態で、コマ保持部6a内に回転自在に保持されている。
図12(a)及び(b)に示すように、操作部材3は、アーム部3b,3bを後方に向け、カム溝3dが形成されている表面をケース蓋6に対向させた姿勢で、ケース2前面の開口部2fからケース2の外方向の先端部を突出させた状態で、進退自在に保持されている。ロックボルト5は、突起5c,5cを後方に向けて、ケース2の背板2bに開設されている開口部2fから出没自在に保持されている。ロックボルト5は、一方側の突起5cが一方の傾斜溝3g内に突入され、他方側の突起5cが他方の片側の傾斜溝3g内に突入して、操作部材3と平面視直角方向に連結されている。このため、操作部材3がコイルばね4の付勢力を受けてケース2内から突出する方向に移動すると、双方のピン5c,5cが傾斜溝3g,3gの壁面で押されて、ロックボルト5がケース2内から突出する方向に移動する。指先の押操作によって操作部材3が後退方向に移動すると、ロックボルト5がケース2内に没入する方向に移動する。
また、これとは逆に、前記操作部材の表面に前記変形ハート形溝を設け、前記溝を該操作部材の表面に対向するケース壁面又はケース蓋の内側面に設けて、金属小球又はタブレット形状の小片よりなる可動部材を前記変形ハート形溝と前記溝の双方に突入係合させるようにしても良い。
2 ケース
2a 側板
2b 背板
2e 第2の開口部
2f 第1の開口部
3 操作部材
3b アーム部
3g 傾斜溝
4 ばね(コイルばね)
5 ロックボルト
6 ケース蓋
7 突起付きコマ
7c 突起
Claims (2)
- 引戸の戸先面から背面に至るコーナー部分に開設した開口内に取り付けられるケースを有し、該ケース内には、前記第1開口部からケース外方向に出没自在に保持されたロックボルトと、前記第2開口部からケース外方向に進退自在に保持された操作部材と、該操作部材を前進方向に付勢するばねと、前記操作部材を後退した位置で一時停止させるロック機構とが実装され、該ケースの前記背面に沿う背板には前記ロックボルトを挿通させる第1開口部が設けられ、該ケースの前記戸先面に沿う側板には前記操作部材を挿通させる第2開口部が設けられ、おり、
前記操作部材の後部に該操作部材の移動方向に向けた長い傾斜溝が設けられて、該傾斜溝内に前記ロックボルトの後部に設けられた突起が突入係合して、前記ロックボルトの後端部と前記操作部材の後部とが平面視直角方向に連結されており、
前記傾斜溝の傾斜の向きは、前記操作部材の前進方向の移動により前記ロックボルトを前記ケース外方向に大きく突出させ、該操作部材の後退方向の移動により前記ロックボルトを前記ケース内に略没入させる向きであり、
前記ロック機構は、前記操作部材の押操作を繰り返す毎に、前記操作部材を後退した位置で停止させて前進方向の移動を阻止する係止とこの係止の解除を交互に行なう機構であることを特徴とする引戸用ロック装置。 - 前記ロック機構は、変形ハート形溝と突起付きコマとを有し、該変形ハート形溝は前記操作部材の表面又は該表面に対向するケース内側面のうちの何れか一方の面に形成され、前記突起付きコマは前記操作部材の表面又は該表面に対向するケース内側面のうちの何れか他方の面に回転自在に保持され、該突起付きコマの表面に設けられている突起が前記変形ハート形溝内に突入しており、
前記操作部材が押操作されて所定の後退した位置まで移動すると、該突起が変形ハート形溝の側壁に押されてこの溝内の係止位置で係止して前記操作部材の前進方向の移動を一時停止させ、前記操作部材が次の押操作をされると、前記突起が変形ハート形溝の前記係止位置と対向する位置にある斜面状の側壁に押されて該係止位置から外れた方向に移動して前記係止が解除されるように構成されている、請求項1に記載の引戸用ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008749U JP3149649U (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 引戸用ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008749U JP3149649U (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 引戸用ロック装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009131426A Continuation JP5326075B2 (ja) | 2009-05-08 | 2009-05-08 | 引戸用ロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3149649U true JP3149649U (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=54854206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008008749U Ceased JP3149649U (ja) | 2008-11-17 | 2008-11-17 | 引戸用ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149649U (ja) |
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2008
- 2008-11-17 JP JP2008008749U patent/JP3149649U/ja not_active Ceased
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