JP2008127860A - 引戸用受け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】引手の機能を有すると共に、戸先が戸枠にぶつからない場合に、戸枠の縦框に係合片を有するロック具を固定し、一方、戸先に受け具を取り付けて、引戸錠として利用できることができること。
【解決手段】一側面に戸枠に取り付けたロック具の係合片と係脱可能なロック機能面並びに引手機能面を有する内側凹所を設けたことを特徴とする引戸用受け具。
【選択図】図1
【解決手段】一側面に戸枠に取り付けたロック具の係合片と係脱可能なロック機能面並びに引手機能面を有する内側凹所を設けたことを特徴とする引戸用受け具。
【選択図】図1
Description
本発明は、引戸用受け具に関する。
特許文献1乃至特許文献3には、鎌片のストライク、ラッチ受け具、受け金具等と称される建具用の受け具が記載されている。これらの特許文献に記載の受け具を含め、普通一般にラッチやデッドが係入する受け具は、(a)固定側の戸枠に取り付けられること、(b)ボックス状凹所を有するトロヨケと、このトロヨケの前面に固定されると共に、矩形窓部を有するストライクとから成り、前記トロヨケ内には、考案や発明の目的に応じて、掛合部材、付勢部材、ラッチが係合する可動板等が内設されていること、(c)ストライクの窓部に扉、引戸等の開閉体の戸先が対向すると、ラッチやデッドが係入する、或いは係合可能な状態となることである。
付言すると、戸枠に固定される受け具は、ラッチやデッドと係合する機能を有しているものの、「引手の機能」を有していない。
一方、特許文献4には、引戸の厚さが薄い場合にも、良好な開閉操作性を得る引手が記載されている。この引戸用引手は、枠体状の内外の引手本体を備えており、これらの引手本体内にヒンジ部回りに回転可能な底板が介在されている。内外で一組の引手本体には、引戸本体の厚さ方向を長手方向とするガイド溝が形成されており、これらのガイド溝に底板が移動可能に挿入されている。
従って、指で板材の他方の側縁側を押せば、引戸本体の厚さ程度の指掛かりが容易に形成される。
この特許文献4を含め、従来の引戸用引手は、その操作性を考慮して色々な改良がなされているものの、戸先側に内外一対取り付けられている(引き違い引戸の場合には左右の戸先側にそれぞれ左右一対取り付けられている)。付言すると、従来の引手は、引戸を開閉するための手掛け機能(凹所の手掛け用内壁面)を有しているものの、「ロック具の係合片に対する係合する機能(受け具としての用途)」を有していない。
さらに、特許文献5の図4、図5等には、底面に開口を有する引手本体に鎌ラッチの基端部を、枢軸を介して取り付ける事項が記載されているが、特許文献5に記載の引手は、可動体としての引手そのものに施錠片としての鎌ラッチを備えるものであり、引手本体に受け具の機能を持たせるものではない。
実公平3−30528号公報
特開2000−2025号公報
特開2005−344342号公報
特許公開2000−45581号公報
特開平9−32380号公報
本発明の特許文献1乃至特許文献5を背景技術として、全く新しい発想に基づく引戸用受け具を提案するものである。具体的には、いわば逆転の発想により、固定部材としての戸枠にロック具を取り付けると共に、該ロック具の方に鎌片的な機能を持たせ、一方、可動体としての引戸の戸先に受け具を取り付けることにより、上げ下げ型シャッターや吊り下げ型ランナー方式の引戸錠として利用することができる引戸用受け具を提案することを目的とする。
望ましくは、引戸の戸先が戸枠の外壁面に対向状態となる(例えば戸先が戸枠にぶつからない)場合に、戸枠に係合片を有するロック具を固定し、一方、戸先に受け具を取り付けて、引手及び受け具の両機能を有する引手兼引戸錠として利用できることを目的とする。
本発明の第2の目的は、一つの受け具の内外に手掛け用の凹所をそれぞれ形成することにより、引戸を内側及び外側からそれぞれ引くことができるようにすることである。本発明の第3の目的は、引戸の幅に対応して、受け具の幅を調整することができることである。
本発明の引戸用受け具は、一側面に戸枠に取り付けたロック具の係合片と係脱可能なロック機能面並びに引手機能面を有する内側凹所を設けたことを特徴とする。
上記構成に於いて、受け具は、引戸の戸先に取り付けられ、閉戸時、受け具の内側凹所とロック具の係合片が対向し、施錠状態にする場合には、ロック具側の操作片或いは操作部分を操作すると、係合片の突出外端部が内側凹所内に入り込むことを特徴とする。また、前記内側凹所に、該内側凹所を複数に区分けする仕切り片を設け、閉戸時、ロック具の係合片と対向する第1凹所は、係合片を受止める係止用として使用され、一方、他方の露呈する第2凹所は引手用として使用されることを特徴とする。その他の特徴は従属項によって特定される。
(1)図8で示すように、引戸を開閉する際に利用される「引手の機能」と、引戸の閉戸位置での「ロック具の係合片に対する受け機能」の両方を有する。
(2)一つの受け具の内外に手掛け用の凹所をそれぞれ形成することにより、引戸の内側及び外側からそれぞれ引くことができる。
(3)引戸の幅に対応して、受け具の幅を調整することができる。
(2)一つの受け具の内外に手掛け用の凹所をそれぞれ形成することにより、引戸の内側及び外側からそれぞれ引くことができる。
(3)引戸の幅に対応して、受け具の幅を調整することができる。
以下、図1乃至図11は、本発明の引戸用受け具の一例を示す。
(1)受け具の特徴部分
引戸用受け具1の特徴部分は、一側面2aに戸枠に取り付けたロック具21の係合片22と係脱可能なロック機能面並びに引手機能面を有する内側凹所3を設けたことである。受け具1は、図8で示すように引戸32の戸先に取り付けられ、閉戸時、受け具1の内側凹所3とロック具21の係合片22が対向し、施錠状態にする場合には、ロック具側の操作片或いは操作部分23を操作すると、係合片22の突出外端部22aが内側凹所3内に入り込む。そして、望ましくは、他側面4aに引手機能を有する外側凹所5を設けている。
引戸用受け具1の特徴部分は、一側面2aに戸枠に取り付けたロック具21の係合片22と係脱可能なロック機能面並びに引手機能面を有する内側凹所3を設けたことである。受け具1は、図8で示すように引戸32の戸先に取り付けられ、閉戸時、受け具1の内側凹所3とロック具21の係合片22が対向し、施錠状態にする場合には、ロック具側の操作片或いは操作部分23を操作すると、係合片22の突出外端部22aが内側凹所3内に入り込む。そして、望ましくは、他側面4aに引手機能を有する外側凹所5を設けている。
(2)受け具の具体的構成
図1は金属製受け具1の斜視図である。この図1で示す受け具1は、内側凹所3を有する内側枠片2と、外側凹所5を有する外側枠片4とを合体した状態を示している。図2は図1を基準にした左側面図である。図2と図7を対比すると明らかなように、受け具1の幅Wは、内側枠片2の一側壁2bと、これに重合する外側枠片4の側壁4bにそれぞれ設けた複数個の幅調整部6に差込みないし螺合する固着具7を介して幅調整可能である。幅調整部6は、例えば受け具1の一側壁の上下端部と中央部に合計3個設けられている。
図1は金属製受け具1の斜視図である。この図1で示す受け具1は、内側凹所3を有する内側枠片2と、外側凹所5を有する外側枠片4とを合体した状態を示している。図2は図1を基準にした左側面図である。図2と図7を対比すると明らかなように、受け具1の幅Wは、内側枠片2の一側壁2bと、これに重合する外側枠片4の側壁4bにそれぞれ設けた複数個の幅調整部6に差込みないし螺合する固着具7を介して幅調整可能である。幅調整部6は、例えば受け具1の一側壁の上下端部と中央部に合計3個設けられている。
幅調整部6の一例について説明すると、幅調整部6は、内側枠片2の正面壁2aと交差する一側壁2bの上下部位及び中央部にそれぞれ設けられた螺合部(例えばメネジを有する部分)6aであり、一方、前記螺合部6aの端面に重なり合うように外側枠片4の正面壁4aと交差する端板部分4bに設けられた水平長孔6bである。なお、図2及び図7では、説明の便宜上、固着具7は、中央部の幅調整部6にのみ螺合させてある。
(3)内側枠片2
図1乃至図4を参照にして、内側枠片2の構成を説明する。図1では、内側枠片2は手前側に位置している。したがって、内側枠片2の四角いフランジ形状の正面壁2aに形成された内側凹所3が見える。それ故に、外側枠片4は向こう側に位置している。
図1乃至図4を参照にして、内側枠片2の構成を説明する。図1では、内側枠片2は手前側に位置している。したがって、内側枠片2の四角いフランジ形状の正面壁2aに形成された内側凹所3が見える。それ故に、外側枠片4は向こう側に位置している。
図2では、外側枠片4の端板部分4bが手前側に位置していることから、内側枠片2の螺合部6aを有する一側壁2bは端板部分4bの内壁面に重なるように隠れている。そして、螺合部(例えばメネジ)6aは、水平長孔6bから見えている。
図3は内側枠片2の分解斜視図である。本実施例では、内側枠片2の内側凹所3に、該内側凹所3を複数に区分けする仕切り片8を螺着自在に設け、閉戸時、ロック具21の係合片22と対向する第1凹所3aは、係合片22を受止める係止用として使用され、一方、他方の露呈する第2凹所3bは引手用として使用される。
付言すると、図1、図3、図4で示すように、内側枠片2の下壁2cと上壁2dの略中央部に対向する貫通小孔9をそれぞれ形成し、これらの貫通小孔9に対して上下端部の螺合部8a、8aが位置付けられ、かつ、前記貫通小孔9を貫通すると共に前記螺合部8a、8aに螺合する複数個の固着具10を介して柱状仕切り片8が内設されている。これにより、内側凹所3は左右の凹所3a、3bに二分されている。
図1を基準にすると、左側が閉戸時にロック具の係合片と対向する第1凹所3aであり、一方、右側が閉戸時並びに開戸時に使用される第2凹所3bである。したがって、第1凹所3aを形成する垂直の内壁面11は、係合片22のフラット形状、鉤形状等の突出先端部22aを受止める係止用として使用される。
一方、内壁面11に対向する第2凹所3bの内壁面12は、引戸32を開ける際に手を掛けるための引手用として利用される。そして、閉戸時に引戸32を所定の閉鎖位置まで閉めていない場合には、前記仕切り片8は引戸を押し込むために利用される。
ところで、図1で示すように内側枠片2の上壁2dには、後端から正面壁に向かって切欠13が形成され、この切欠13内に外側枠片4の外側凹所5を形成するケース部分の上壁部分が遊嵌合する。また、図4で示すように、上下方向に所定間隔を有して一側壁2bに一体成形された複数個の螺合部6aは、一側壁2b或いは内側凹所3を形成する底壁2eからそれぞれ水平状態に突出している。なお、符号2fは、引戸の戸先に形成した切欠面に当接する他側面である。
(4)外側枠片4
図5は外側枠片4の斜視図で、この図5は、図1で示した受け具1の合体状態に於いて、内側枠体2を外して外側枠片4の裏側(嵌合する箇所や重なり合う箇所)を示している。したがって、図6は、受け具1の裏側に相当する外側枠片4の正面壁(受け具1の背面壁)4aと、端板部分4bの外面が見える斜視図である。
図5は外側枠片4の斜視図で、この図5は、図1で示した受け具1の合体状態に於いて、内側枠体2を外して外側枠片4の裏側(嵌合する箇所や重なり合う箇所)を示している。したがって、図6は、受け具1の裏側に相当する外側枠片4の正面壁(受け具1の背面壁)4aと、端板部分4bの外面が見える斜視図である。
まず、図6を参照にして外側枠片4の構成を説明する。4aは外側枠片の正面壁で、この正面壁4aの一端部寄りの部位(図面上左側寄り部位)には、縦方向に外側凹所5が形成されている。4bは正面壁4aと直交する端板部分で、この端板部分4bには、本実施例では幅調整部6を構成する水平長孔6bが合計3個形成されている。水平長孔6bは、少なくとも端板部分4bの上下端部にそれぞれ形成される。
次に、図5を参照にして、外側枠片4の構成を説明する。外側枠片4の正面壁4aの裏面半分には、外側凹所5を形成するケース状の壁部分15が縦長状に突出している。また、ケース状壁部分15の垂直内壁と端板部分4bの内壁面との間には、内側枠片2の螺合部6aが遊嵌合状態に入り込む空間部分16が設定されている。図7で示すように、受け具1は、幅調整部6及び空間部分16を利用して幅調整可能である。
(5)受け具を利用した引戸錠の一例
本発明の受け具の目的は、戸枠31の縦枠31aや下枠にロック具21を取り付けると共に、該ロック具21の方に鎌片的な機能を持たせ、一方、引戸32の方に受け具1を取り付けることにより、上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の引戸錠Xとして利用することができることである。
本発明の受け具の目的は、戸枠31の縦枠31aや下枠にロック具21を取り付けると共に、該ロック具21の方に鎌片的な機能を持たせ、一方、引戸32の方に受け具1を取り付けることにより、上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の引戸錠Xとして利用することができることである。
そこで、図8乃至図11を参照にして、受け具1を利用した引戸錠Xの一例を説明する。これらの図に於いて、31は戸枠、32は吊り下げ型ランナー方式の引戸、21は戸枠31の端面或いは縦枠31aの形成した切欠部分33に嵌め込まれたロック具である。一方、受け具1は戸先に切欠部分34を介して取り付けられている。
付言すると、受け具1は、戸先が戸枠31の外壁面(図面上、向こう側の壁面)に対向状態となる(例えば戸先が戸枠31にぶつからない)引戸32に切欠部分34を介して嵌め込まれている。そして、受け具1の凹所3は、戸枠31の内壁面(図面上、手前側)の方に見える。
したがって、本発明の受け具1を利用した引戸錠Xは、引戸32に内側凹所3を有する受け具1を取り付け、一方、戸枠31に係合片21を有するロック具21を取り付けたことにより、錠前としての機能を発揮する。
(6)引戸錠Xを施錠状態にする場合
まず、図8は、引戸32の閉戸時、受け具1の凹所3とロック具21の係合片22が対向し、かつ、操作片23を指で操作(例えば回転、水平方向に移動)した結果、施錠状態となった場合を示す。ロック具21の内部構成は、本発明の特定要件でないことから、詳細な説明は割愛するが、例えばロック具21の取り付け基体24の中央部開口内に位置するサムターン式の操作片23を回転操作すると、係合片22の一例としての係合スライダーが、取り付基体24の図示しないレール部に案内されて該取り付基体2の一端面24aから突出する。その突出先端部22aが、引戸32の受け具1の凹所3に入り込むと施錠状態となる。
まず、図8は、引戸32の閉戸時、受け具1の凹所3とロック具21の係合片22が対向し、かつ、操作片23を指で操作(例えば回転、水平方向に移動)した結果、施錠状態となった場合を示す。ロック具21の内部構成は、本発明の特定要件でないことから、詳細な説明は割愛するが、例えばロック具21の取り付け基体24の中央部開口内に位置するサムターン式の操作片23を回転操作すると、係合片22の一例としての係合スライダーが、取り付基体24の図示しないレール部に案内されて該取り付基体2の一端面24aから突出する。その突出先端部22aが、引戸32の受け具1の凹所3に入り込むと施錠状態となる。
図9乃至図11は、引戸32を施錠状態にする場合の手順を示したものである。まず、図9はロック具21が解錠状態に於いて、引戸32を閉めようとしている中途状態を示す。ロック具21が解錠状態の場合には、操作片23は、垂直状態である。また、係合片22の突出先端部22aは、取り付け基体の内部に位置している。
次に、図10は引戸32を閉めた結果、引戸32の戸先が戸枠31の縦枠31aの内壁面に対向するように位置した状態である。この時、引戸32を閉めた者は、受け具1の第1凹所3aをロック具21の係合片22に対向させる必要がある。もし、引戸32が所望の閉鎖位置に停止していないときは、受け具1の仕切り片8を手で押し込むようにする。
図10で示すように受け具1の第1凹所3aとロック具21の係合片22が対向した場合には、操作片23を摘み、例えば時計方向へ回転する。そうすると、施錠状態となる。
図11は施錠状態を示す。施錠状態のときは、係合片22の突出外端部22aが受け具1の第1凹所3a内に入り込む。したがって、引戸32を受け具1の露呈する第2凹所3bを利用して自由に開くことができない。
(7)引戸錠Xを解錠状態にする場合
ロック具21の操作片23を逆方向へと所定量回転操作すると、係合片22は同様に取り付基体24のレール部に案内されて、取り付基体24の内部へと戻る。なお、詳細な図面は割愛するが、その手順は、引戸錠Xを施錠状態にする場合とは逆の態様となる。
ロック具21の操作片23を逆方向へと所定量回転操作すると、係合片22は同様に取り付基体24のレール部に案内されて、取り付基体24の内部へと戻る。なお、詳細な図面は割愛するが、その手順は、引戸錠Xを施錠状態にする場合とは逆の態様となる。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、特に図示しないが、ロック具21の係合片22の突出態様は、ロック具21の内部構成によって異なる。例えば係合片22と操作片23とが一体に構成されている場合には、指で操作片23をそのまま押し出すと、当然、係合片22は水平方向にスライドして、その突出外端部22aは受け具1の第1凹所3a内に入り込む。
また、係合片22と操作片23とが別体の場合には、動力伝達手段(例えば操作片23の内端軸部にピニオンを設け、係合片22にピニオンに噛合するラックを設ける構成、ピニオンと係合片22の枢支基端に形成した伝動ギヤ部の噛合構成等)を加味し、操作片23の操作力で係合片22を突出させる。後者の場合、係合片22をスライド方式又は回転方式で突出させ得る。
さらに、ロック具は、収納部分を有する取り付け基体と、解錠状態の時には収納部分に位置するように第1支軸を介して軸支され、かつ、付勢手段により常時ロック方向に付勢されロック板と、同じく解錠状態の時にはロック板を押さえ付けた状態で前記収納部分に位置するように第2支軸を介して軸支された係合板とから成り、施錠状態にする場合には、前記係合板を指先で所定位置まで回転変位させると、前記ロック板が前記付勢手段のバネ力により収納部分の外方向へと所定位置まで回転してその自由端部で係合板の動き規制するようにしても良い。
なお、内側凹所11のロック機能面(内壁面)11や引手機能面(内壁面)12は、本実施例では、垂直面であるが、円弧状、波状、連続する凹凸形状等であっても良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図11は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
受け具の斜視図。
受け具の左側面図。
受け具の内側枠片の分解斜視図。
図3の4―4線拡大断面説明図。
受け具の外側枠片の分解斜視図(その背面側が見える)。
受け具の外側枠片の分解斜視図(その正面側が見える)。
受け具の左側面図を利用した幅調整の説明図。
引戸の閉鎖時、受け具の凹所とロック具の係合片が対向し、かつ、施錠状態となった場合を示す説明図。
ロック具が解錠状態に於いて、引戸を閉めようとしている中途状態を示す説明図。
引戸を閉め状態を示す説明図。
施錠状態を示す説明図。
X…引戸錠、1…受け具、2…内側枠片、2a…内側枠片の正面壁、2b…一側壁、3…内側凹所、3a…第1凹所、3b…第2凹所、4…外側枠片、4a…外側枠片の正面壁、4b…端板部分、5…外側凹所、6…幅調整部、6a…螺合部、6b…水平長孔、7…固着具、8…仕切り片、8a…螺合部、9…貫通小孔、10…仕切り片用固着具、11、12…内壁面、13…切欠、15…ケース状の壁部分、16…空間部分、21…ロック具、22…係合片、22a…突出先端部、23…操作片、24…取り付け基体、24a…一端面、31…戸枠、32…引戸、33、34…切欠部分。
Claims (5)
- 一側面に戸枠に取り付けたロック具の係合片と係脱可能なロック機能面並びに引手機能面を有する内側凹所を設けたことを特徴とする引戸用受け具。
- 請求項1に於いて、受け具は、引戸の戸先に取り付けられ、閉戸時、内側凹所とロック具の係合片が対向し、施錠状態にする場合には、ロック具側の操作片或いは操作部分を操作すると、係合片の突出外端部が内側凹所内に入り込むことを特徴とする引戸用受け具。
- 請求項1又は請求項2に於いて、内側凹所に、該内側凹所を区分けする仕切り片を設け、閉戸時、ロック具の係合片と対向する第1凹所は、係合片を受止める係止用として使用され、一方、他方の露呈する第2凹所は引手用として使用されることを特徴とする引戸用受け具。
- 請求項1に於いて、受け具は、内側凹所を有する内側枠片と、外側凹所を有する外側枠片に二分割されており、また、内側と外側の枠片を合体させる際、内側枠片の側壁と、これに重合する外側枠片の側壁にそれぞれ設けた複数個の幅調整部に差込みないし螺合する固着具を介して幅調整可能であることを特徴とする引戸用受け具。
- 請求項4に於いて、幅調整部は、内外側枠片の正面壁と交差する一側壁の上下部位にそれぞれ設けられた螺合部であり、一方、前記螺合部の端面に重なり合うように外側枠片の端板部分に設けられた水平長孔であることを特徴とする引戸用受け具。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019116768A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | マツ六株式会社 | 引戸の引手部材 |
JP2019132021A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社ムラコシ精工 | 調整機能付き引手 |
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2006
- 2006-11-21 JP JP2006314387A patent/JP2008127860A/ja active Pending
Cited By (3)
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