JPH024983Y2 - - Google Patents
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- JPH024983Y2 JPH024983Y2 JP1982076176U JP7617682U JPH024983Y2 JP H024983 Y2 JPH024983 Y2 JP H024983Y2 JP 1982076176 U JP1982076176 U JP 1982076176U JP 7617682 U JP7617682 U JP 7617682U JP H024983 Y2 JPH024983 Y2 JP H024983Y2
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- door
- sliding member
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- shaped
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 20
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 20
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 考案の技術分野
本考案は扉等の開閉部のロツク機構に関し、特
に開閉部を有する筐体等の受け止め部に掛合する
ために摺動可能な掛け爪を有する開閉部のロツク
機構に関する。
に開閉部を有する筐体等の受け止め部に掛合する
ために摺動可能な掛け爪を有する開閉部のロツク
機構に関する。
(2) 技術の背景
一般に、扉、蓋等の開閉部を有する筐体には、
開閉部を筐体に固定するためのロツク機構が具備
される。例えば、第1図に示す筐体は、ユニツト
化した電子装置を格納するためのキヤビネツト1
であり、このキヤビネツト1には、左右の扉2と
3が丁番4を回転中心として両開きできるように
装着されている。そして、キヤビネツト1の前面
中央部における扉2と3の会合部の上下部、すな
わち符号Aで示す部分に扉2と3をキヤビネツト
1に固定するためのロツク機構が装備される場合
が多い。第2図と第3図はそれぞれ第1図のB−
B線に沿つた側面断面図と、C−C線に沿つた平
面断面図である。これらの図において、符号1a
はキヤビネツト1の本体、1bは本体1aの突縁
部、5は掛け爪、6は電子装置ユニツトをそれぞ
れ示す。これら第2図と第3図に示すように、掛
け爪5は突縁部1bに掛合して扉2,3をロツク
している。この場合、突縁部1bは掛け爪5の受
止め部としての役目を果している。掛け爪5を上
下方向に所定距離だけ摺動させることにより、掛
け爪5のロツク位置と解錠位置とが選択される。
また、図に示すように、この種のキヤビネツトに
おいては、外観上の美観の向上等の理由により、
ロツク機構全体が扉2の内側に装備される場合が
多い。従つて、掛け爪5を摺動させる操作部材
(図示なし)も扉2の内側に配置される。このた
め、掛け爪5の摺動操作に際しては、先づ扉2と
3の会合部の凹所7に指先を侵入させ、次いで、
扉2の端面部2aに設けられた操作用穴2bに侵
入させて操作部材を操作しなければならない。こ
のように、限られたせまい空間内での操作部材の
操作はやりにくいものである。また、キヤビネツ
ト1の高さ寸法が大きい場合(例えば2100mm程
度)、扉2の上部に装着されたロツク機構は特に
操作がやりにくい。従つて、限定されたせまい空
間内でも容易かつ正確に操作し得る開閉部のロツ
ク機構が要望されている。
開閉部を筐体に固定するためのロツク機構が具備
される。例えば、第1図に示す筐体は、ユニツト
化した電子装置を格納するためのキヤビネツト1
であり、このキヤビネツト1には、左右の扉2と
3が丁番4を回転中心として両開きできるように
装着されている。そして、キヤビネツト1の前面
中央部における扉2と3の会合部の上下部、すな
わち符号Aで示す部分に扉2と3をキヤビネツト
1に固定するためのロツク機構が装備される場合
が多い。第2図と第3図はそれぞれ第1図のB−
B線に沿つた側面断面図と、C−C線に沿つた平
面断面図である。これらの図において、符号1a
はキヤビネツト1の本体、1bは本体1aの突縁
部、5は掛け爪、6は電子装置ユニツトをそれぞ
れ示す。これら第2図と第3図に示すように、掛
け爪5は突縁部1bに掛合して扉2,3をロツク
している。この場合、突縁部1bは掛け爪5の受
止め部としての役目を果している。掛け爪5を上
下方向に所定距離だけ摺動させることにより、掛
け爪5のロツク位置と解錠位置とが選択される。
また、図に示すように、この種のキヤビネツトに
おいては、外観上の美観の向上等の理由により、
ロツク機構全体が扉2の内側に装備される場合が
多い。従つて、掛け爪5を摺動させる操作部材
(図示なし)も扉2の内側に配置される。このた
め、掛け爪5の摺動操作に際しては、先づ扉2と
3の会合部の凹所7に指先を侵入させ、次いで、
扉2の端面部2aに設けられた操作用穴2bに侵
入させて操作部材を操作しなければならない。こ
のように、限られたせまい空間内での操作部材の
操作はやりにくいものである。また、キヤビネツ
ト1の高さ寸法が大きい場合(例えば2100mm程
度)、扉2の上部に装着されたロツク機構は特に
操作がやりにくい。従つて、限定されたせまい空
間内でも容易かつ正確に操作し得る開閉部のロツ
ク機構が要望されている。
(3) 従来技術と問題点
第4図から第11図は従来技術に依る開閉部の
ロツク機構を説明するための図である。第4図は
扉17の上部に取着されかつ扉17と共に扉18
の固定部18aをキヤビネツト19の突縁部19
aに固定しているロツク機構10の正面図、第5
図は第4図の矢印D方向から見たロツク機構10
の側面図、第6図は第5図のE−E線に沿つて切
断されかつ扉17に取着されて第4図と同様のロ
ツク状態を示す平面断面図であり、第7図、第8
図、第9図及び第10図はそれぞれ錠筐12、掛
け爪付摺動部材11、断面U字状金具14及びツ
マミ部材13の単体斜視図であり、第11図はロ
ツク操作の説明図である。
ロツク機構を説明するための図である。第4図は
扉17の上部に取着されかつ扉17と共に扉18
の固定部18aをキヤビネツト19の突縁部19
aに固定しているロツク機構10の正面図、第5
図は第4図の矢印D方向から見たロツク機構10
の側面図、第6図は第5図のE−E線に沿つて切
断されかつ扉17に取着されて第4図と同様のロ
ツク状態を示す平面断面図であり、第7図、第8
図、第9図及び第10図はそれぞれ錠筐12、掛
け爪付摺動部材11、断面U字状金具14及びツ
マミ部材13の単体斜視図であり、第11図はロ
ツク操作の説明図である。
第4図〜第6図に示すように、錠筐12は取付
穴12aに介して小ねじ(図示なし)によつて扉
17に取着されている。錠筐12(第7図参照)
の上壁12bと下壁12cにはそれぞれ挿通穴1
2dと12eが形成されている。挿通穴12dに
は掛け爪付摺動部材11(第8図参照)の広幅部
11bが上下方向摺動自在に嵌入され、挿通穴1
2eには小幅部11cが上下方向摺動自在に嵌入
されている。断面U字状金具14(第9図参照)
の底壁14aに形成された挿通穴14bに掛け爪
付摺動部材11の小幅部11cが上方から挿通さ
れて、該摺動部材11に該U字状金具14が嵌着
されている。この挿通穴14bは小幅部11cの
みを挿通する大きさに形成されており、従つて前
記摺動部材11の段差部11dはU字状金具14
の底壁14aの上面によつて受け止められてい
る。摺動部材11の丸穴11eと、U字状金具1
4の側壁14c,14dのそれぞれの丸穴14
e,14fとは摺動部材11の広幅部11bの平
面部に直交する一直線上に整合して形成されてい
る。これらの丸穴11e,14e及び14fにツ
マミ部材13(第10図参照)の円柱部13aが
回動自在に嵌合されている。ツマミ部材13は、
第10図に示すように、円柱部13aと偏平部1
3bとツマミ部13cとから形成されている。円
柱部13aの先端部に設けられた取付溝13dに
止め輪15が取着され、この止め輪15と、偏平
部13bの端面13′bとによつてツマミ部材1
3の軸線方向の位置が規定されている。偏平部1
3bは、錠筐12の前壁12fに設けられた案内
穴12gに嵌合されている。案内穴12gは上下
の丸穴12h,12iと、これら上下の丸穴12
hと12iを連通させている割り溝12jとから
形成されている。これら丸穴12hと12iの内
径は偏平部13bの幅寸法W(第10図参照)よ
りもわずかに大きく形成され、また割り溝12j
の溝幅寸法は上記偏平部13bの厚さ寸法tより
もわずかに大きく形成されている。従つて、偏平
部13bは、その断面の長手方向が割り溝12j
の溝方向(上下方向)に整合された場合のみ、割
り溝12jを通過することができる。(第11図
ロ参照)。さらに、断面U字状金具14の底壁1
4aの下面と、錠筐12の下壁12cの上面との
間に摺動部材11の小幅部11cを取り囲んで圧
縮コイルばね16が装着されている。このコイル
ばね16は適宜な予荷重が予め設定されて組込ま
れている。従つて、コイルばね16はU字状金具
14を介して摺動部材11を常に押し上げてお
り、ロツク操作時において摺動部材11の上方へ
の作動を容易化させる役目をするものである。こ
のロツク機構10はこのように構成されているた
め、ツマミ部材13を上下に作動することによ
り、該ツマミ部材13と共動して摺動部材11が
上下に移動される。従つて、ロツク操作に際して
は、ツマミ部材13のツマミ部13cを指先で摘
んで押し上げて、第11図イに示すように、錠筐
12の丸穴12h内に偏平部13bを侵入させ、
次いで該ツマミ部13cを略90゜回動させて偏平
部13bを略水平状態にさせると、偏平部13b
が丸穴12h内に固定される。この結果、摺動部
材11の掛け爪11aは、第4図に示すように、
キヤビネツト19の突縁部19a(受け止め部)
に掛合した状態、すなわちロツク状態で固定され
る。また、このロツク状態を解錠する場合は、ツ
マミ部13cを略90゜回動させて、第11図ロに
示すように、偏平部13bの断面長手方向が割り
溝12jの長手方向と平行になるように調整して
から、ツマミ部13cを押し下げて偏平部13b
を割り溝12jを通過させて丸穴12iに侵入さ
せる。次いで、ロツク操作の場合と同様にツマミ
部13cを略90゜回動させることにより、偏平部
13bは丸穴12i内に固定される。この結果、
掛け爪11aは突縁部19a(第4図)から離脱
した位置に固定されると共に扉17は開閉自在状
態になる。
穴12aに介して小ねじ(図示なし)によつて扉
17に取着されている。錠筐12(第7図参照)
の上壁12bと下壁12cにはそれぞれ挿通穴1
2dと12eが形成されている。挿通穴12dに
は掛け爪付摺動部材11(第8図参照)の広幅部
11bが上下方向摺動自在に嵌入され、挿通穴1
2eには小幅部11cが上下方向摺動自在に嵌入
されている。断面U字状金具14(第9図参照)
の底壁14aに形成された挿通穴14bに掛け爪
付摺動部材11の小幅部11cが上方から挿通さ
れて、該摺動部材11に該U字状金具14が嵌着
されている。この挿通穴14bは小幅部11cの
みを挿通する大きさに形成されており、従つて前
記摺動部材11の段差部11dはU字状金具14
の底壁14aの上面によつて受け止められてい
る。摺動部材11の丸穴11eと、U字状金具1
4の側壁14c,14dのそれぞれの丸穴14
e,14fとは摺動部材11の広幅部11bの平
面部に直交する一直線上に整合して形成されてい
る。これらの丸穴11e,14e及び14fにツ
マミ部材13(第10図参照)の円柱部13aが
回動自在に嵌合されている。ツマミ部材13は、
第10図に示すように、円柱部13aと偏平部1
3bとツマミ部13cとから形成されている。円
柱部13aの先端部に設けられた取付溝13dに
止め輪15が取着され、この止め輪15と、偏平
部13bの端面13′bとによつてツマミ部材1
3の軸線方向の位置が規定されている。偏平部1
3bは、錠筐12の前壁12fに設けられた案内
穴12gに嵌合されている。案内穴12gは上下
の丸穴12h,12iと、これら上下の丸穴12
hと12iを連通させている割り溝12jとから
形成されている。これら丸穴12hと12iの内
径は偏平部13bの幅寸法W(第10図参照)よ
りもわずかに大きく形成され、また割り溝12j
の溝幅寸法は上記偏平部13bの厚さ寸法tより
もわずかに大きく形成されている。従つて、偏平
部13bは、その断面の長手方向が割り溝12j
の溝方向(上下方向)に整合された場合のみ、割
り溝12jを通過することができる。(第11図
ロ参照)。さらに、断面U字状金具14の底壁1
4aの下面と、錠筐12の下壁12cの上面との
間に摺動部材11の小幅部11cを取り囲んで圧
縮コイルばね16が装着されている。このコイル
ばね16は適宜な予荷重が予め設定されて組込ま
れている。従つて、コイルばね16はU字状金具
14を介して摺動部材11を常に押し上げてお
り、ロツク操作時において摺動部材11の上方へ
の作動を容易化させる役目をするものである。こ
のロツク機構10はこのように構成されているた
め、ツマミ部材13を上下に作動することによ
り、該ツマミ部材13と共動して摺動部材11が
上下に移動される。従つて、ロツク操作に際して
は、ツマミ部材13のツマミ部13cを指先で摘
んで押し上げて、第11図イに示すように、錠筐
12の丸穴12h内に偏平部13bを侵入させ、
次いで該ツマミ部13cを略90゜回動させて偏平
部13bを略水平状態にさせると、偏平部13b
が丸穴12h内に固定される。この結果、摺動部
材11の掛け爪11aは、第4図に示すように、
キヤビネツト19の突縁部19a(受け止め部)
に掛合した状態、すなわちロツク状態で固定され
る。また、このロツク状態を解錠する場合は、ツ
マミ部13cを略90゜回動させて、第11図ロに
示すように、偏平部13bの断面長手方向が割り
溝12jの長手方向と平行になるように調整して
から、ツマミ部13cを押し下げて偏平部13b
を割り溝12jを通過させて丸穴12iに侵入さ
せる。次いで、ロツク操作の場合と同様にツマミ
部13cを略90゜回動させることにより、偏平部
13bは丸穴12i内に固定される。この結果、
掛け爪11aは突縁部19a(第4図)から離脱
した位置に固定されると共に扉17は開閉自在状
態になる。
しかしながら、この種のキヤビネツトにおいて
は、取着されたロツク機構10の操作を、前述し
たように、限られたせまい空間内でツマミ部13
cを操作しなければならず、また偏平部13bを
直接目視することができない。従つて、このロツ
ク機構10おいては、指先の感覚のみに依存して
ツマミ部13cを回転操作して偏平部13bを割
り溝12jに整合させる必要があるため、この整
合操作が非常にむづかしいという問題がある。換
言すると、このロツク機構10は、ロツク状態か
ら解錠状態への移行操作、又はこの逆の移行操作
が非常にやりにくいといつた欠点がある。
は、取着されたロツク機構10の操作を、前述し
たように、限られたせまい空間内でツマミ部13
cを操作しなければならず、また偏平部13bを
直接目視することができない。従つて、このロツ
ク機構10おいては、指先の感覚のみに依存して
ツマミ部13cを回転操作して偏平部13bを割
り溝12jに整合させる必要があるため、この整
合操作が非常にむづかしいという問題がある。換
言すると、このロツク機構10は、ロツク状態か
ら解錠状態への移行操作、又はこの逆の移行操作
が非常にやりにくいといつた欠点がある。
(4) 考案の目的
本考案は上記従来の欠点に鑑み、限定されたせ
まい空間内でも指先の感覚のみで容易かつ正確に
ロツク操作と解錠操作が可能な開閉部のロツク機
構を提供することを目的とするものである。
まい空間内でも指先の感覚のみで容易かつ正確に
ロツク操作と解錠操作が可能な開閉部のロツク機
構を提供することを目的とするものである。
(5) 考案の構成
そして、この目的を達成するために、本考案に
依れば、第1の扉27と第2の扉28が左右に両
開でき、第1の扉と第2の扉の会合部に第1の扉
に第2の扉がかさなり合うと共に凹部を形成する
筐体扉の受け止め部29aの内側に掛合すべき掛
け爪21aを有しかつ広幅部21bと小幅部21
cとが段差をもつて一体に細長い形状に形成され
た摺動部材21と、該摺動部材をその長手方向に
摺動自在に保持する錠筐22と、上記掛け爪をロ
ツク位置又は解錠位置に移動及び固定するために
上記摺動部材に取着されたツマミ部材23とを具
備する開閉部のロツク機構において、上記錠筐は
前後壁22f,22kと上下壁22b,22cを
有し、該上下壁それぞれに設けられた挿通穴22
d,22eに上記摺動部材が上下方向に摺動可能
に挿着され、断面コ字形金具24の上下壁24
a,24bにそれぞれ挿通穴24c,24dが互
に対応して同一形状に形成され、これら挿通穴は
上記摺動部材の小幅部だけを挿通可能に形成さ
れ、上記小幅部が上記挿通穴に上方から挿入さ
れ、広幅部との段差部が上記断面コ字形金具の上
壁の上面に受止められ、上記摺動部材の丸穴と上
記断面コ字形金具の側壁の丸穴とは上記摺動部材
の小幅部の平面部に直交する一直線上に整合して
穿設されてなり、上記ツマミ部材は小径部22a
と大径部22bとからなる棒状ツマミに形成さ
れ、該小径部は上記摺動部材の上記丸穴に略直交
して滑動自在に嵌合されると共に該小径部の後端
部は上記錠筐の後壁に形成された上下方向の長穴
22iに通過自在に案内され、該長穴に対応する
上記錠筐の前壁には上記棒状ツマミの大径部を上
記掛け爪のロツク位置に対応して嵌合せしめるロ
ツク穴22bと、解錠位置に対応して嵌合せしめ
る解錠穴22iが形成され、これら上下の両穴を
上記棒状ツマミの小径部だけを通過せしめる割り
溝22jによつて連通形成され、上記錠筐の壁面
と上記棒状ツマミの小径部を挿通した上記断面コ
字形金具間にバネ26を設け上記棒状ツマミの引
出し運動と上下運動と押込み運動だけによつてロ
ツク作用又は解錠作用を可能にし、上記棒状ツマ
ミを引くことで上記掛け爪が常に施錠方向に移動
することを特徴とする開閉部のロツク機構が提供
される。
依れば、第1の扉27と第2の扉28が左右に両
開でき、第1の扉と第2の扉の会合部に第1の扉
に第2の扉がかさなり合うと共に凹部を形成する
筐体扉の受け止め部29aの内側に掛合すべき掛
け爪21aを有しかつ広幅部21bと小幅部21
cとが段差をもつて一体に細長い形状に形成され
た摺動部材21と、該摺動部材をその長手方向に
摺動自在に保持する錠筐22と、上記掛け爪をロ
ツク位置又は解錠位置に移動及び固定するために
上記摺動部材に取着されたツマミ部材23とを具
備する開閉部のロツク機構において、上記錠筐は
前後壁22f,22kと上下壁22b,22cを
有し、該上下壁それぞれに設けられた挿通穴22
d,22eに上記摺動部材が上下方向に摺動可能
に挿着され、断面コ字形金具24の上下壁24
a,24bにそれぞれ挿通穴24c,24dが互
に対応して同一形状に形成され、これら挿通穴は
上記摺動部材の小幅部だけを挿通可能に形成さ
れ、上記小幅部が上記挿通穴に上方から挿入さ
れ、広幅部との段差部が上記断面コ字形金具の上
壁の上面に受止められ、上記摺動部材の丸穴と上
記断面コ字形金具の側壁の丸穴とは上記摺動部材
の小幅部の平面部に直交する一直線上に整合して
穿設されてなり、上記ツマミ部材は小径部22a
と大径部22bとからなる棒状ツマミに形成さ
れ、該小径部は上記摺動部材の上記丸穴に略直交
して滑動自在に嵌合されると共に該小径部の後端
部は上記錠筐の後壁に形成された上下方向の長穴
22iに通過自在に案内され、該長穴に対応する
上記錠筐の前壁には上記棒状ツマミの大径部を上
記掛け爪のロツク位置に対応して嵌合せしめるロ
ツク穴22bと、解錠位置に対応して嵌合せしめ
る解錠穴22iが形成され、これら上下の両穴を
上記棒状ツマミの小径部だけを通過せしめる割り
溝22jによつて連通形成され、上記錠筐の壁面
と上記棒状ツマミの小径部を挿通した上記断面コ
字形金具間にバネ26を設け上記棒状ツマミの引
出し運動と上下運動と押込み運動だけによつてロ
ツク作用又は解錠作用を可能にし、上記棒状ツマ
ミを引くことで上記掛け爪が常に施錠方向に移動
することを特徴とする開閉部のロツク機構が提供
される。
(6) 考案の実施例
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第12図から第21図は本考案に依る開閉部の
ロツク機構の実施例を示す図である。第12図〜
第14図はロツク状態を示す図であつて、第12
図は扉27の上部内側に装着されかつ扉27と共
に扉28の固定部28aをキヤビネツト29の突
縁部29aに固定しているロツク機構20の正面
図、第13図は第12図の矢印F方向から見たロ
ツク機構20の側面部、第14図は第13図のG
−G線に沿つて切断されかつ扉27に取着され第
12図と同様のロツク状態を示す平面断面図であ
り、第15図、第16図、第17図及び第18図
は、それぞれ第12図〜第14図における錠筐2
2、掛け爪付摺動部材21、断面コ字形金具24
及び棒状ツマミ23の単体斜視図であり、第19
図〜第21図はロツク操作の説明図であつてそれ
ぞれのロ図はそれぞれのイ図の矢印H,J及びK
方向から見た図である。
ロツク機構の実施例を示す図である。第12図〜
第14図はロツク状態を示す図であつて、第12
図は扉27の上部内側に装着されかつ扉27と共
に扉28の固定部28aをキヤビネツト29の突
縁部29aに固定しているロツク機構20の正面
図、第13図は第12図の矢印F方向から見たロ
ツク機構20の側面部、第14図は第13図のG
−G線に沿つて切断されかつ扉27に取着され第
12図と同様のロツク状態を示す平面断面図であ
り、第15図、第16図、第17図及び第18図
は、それぞれ第12図〜第14図における錠筐2
2、掛け爪付摺動部材21、断面コ字形金具24
及び棒状ツマミ23の単体斜視図であり、第19
図〜第21図はロツク操作の説明図であつてそれ
ぞれのロ図はそれぞれのイ図の矢印H,J及びK
方向から見た図である。
第12図〜第14図において、錠筐22は取付
穴22aを介して小ねじ等(図示なし)によつて
扉27に取着されている。尚、この錠筐22は、
別個に形成されスポツト溶接等の取着手段によつ
て扉27の内側に取着された取付台枠(図示な
し)に、取付けることも容易に可能である。この
場合は、小ねじの頭部等が扉27の外側面上に突
出することを防止することができるので、美観上
好ましい外観が得られる。錠筐22(第15図参
照)には、前出の従来例(第7図)と同様に、そ
の上壁22bと下壁22cにそれぞれ挿通穴22
dと22eが形成され、該挿通穴22dには掛け
爪付摺動部材21(第16図参照)の広幅部21
bが、そして挿通穴22には小幅部21cがそれ
ぞれ上下方向摺動自在に嵌合されている。断面コ
字形金具24(第17図参照)の上下壁24aと
24bにそれぞれ挿通穴24cと24dが互に対
応して同一形状に形成されている。これらの挿通
穴24cと24dは摺動部材21の小幅部21c
だけを挿通可能に形成されている。従つて、小幅
部21cが前記挿通穴24cと24dに上方から
挿入され、広幅部21bとの段差部21dがコ字
形金具24の上壁24aの上面に受け止められて
いる。掛け爪付摺動部材21の丸穴21eと、コ
字形金具24の側壁24eの丸穴24fとは摺動
部材21の小幅部21cの平面部に直交する一直
線上に整合して穿設されている。これらの丸穴2
1eと24fに棒状ツマミ23(第18図参照)
の小径部23aが滑動自在に嵌合されている。こ
の棒状ツマミ23は、第18図に示すように、小
径部23aと大径部23bとから形成されてい
る。そして、小径部23aの中間部に取付溝23
cが設けられ、大径部23bの前端部にはツマミ
部23dが設けられている。取付溝23cに止め
輪25(例えば、JISに規定されているE形止め
輪)が取着され、この止め輪25と、棒状ツマミ
23の段差部23eとによつて棒状ツマミ23の
軸線方向の移動範囲が限定される。第13図に一
点鎖線で示した棒状ツマミ23は該ツマミ23の
引き出した位置に示すものであり、この場合、止
め輪25は摺動部材21の小幅部21cと衝合し
ている(第19図イ参照)。また、第13図にお
いて、実線で示した棒状ツマミ23は該ツマミ2
3の押し込んだ位置を示すものであり、この場
合、段差部23e(第18図参照)がコ字形金具
24の側壁24eと衝合している。さらに、棒状
ツマミ23の小径部23aの後端部23fは錠筐
22の後壁22kに形成された上下方向の長穴2
2に貫通して挿通されかつ滑動自在に案内され
る。この長穴22は棒状ツマミ23の上下方向
の移動範囲を限定するものである(第20図参
照)。また、棒状ツマミ23の水径部23bは錠
筐22の前壁22fに設けられた案内穴22gに
嵌合されている。案内穴22gは上下の丸穴22
h,22iと、これら上下両穴を連通せしめる割
り溝12jとから形成されている。これら丸穴2
2h,22iの内径は棒状ツマミ23の大径部2
3bを嵌合可能に、そして割り溝22jの溝幅は
小径部23aだけを通過可能(第19図ロ参照)
に形成されている。断面コ字形金具24の下壁2
4bのの下面と、錠筐22の下壁22cの上面と
の間に、前出の従来例と同じ要領で圧縮コイルば
ね26が装着され、同様の役目を果している。
穴22aを介して小ねじ等(図示なし)によつて
扉27に取着されている。尚、この錠筐22は、
別個に形成されスポツト溶接等の取着手段によつ
て扉27の内側に取着された取付台枠(図示な
し)に、取付けることも容易に可能である。この
場合は、小ねじの頭部等が扉27の外側面上に突
出することを防止することができるので、美観上
好ましい外観が得られる。錠筐22(第15図参
照)には、前出の従来例(第7図)と同様に、そ
の上壁22bと下壁22cにそれぞれ挿通穴22
dと22eが形成され、該挿通穴22dには掛け
爪付摺動部材21(第16図参照)の広幅部21
bが、そして挿通穴22には小幅部21cがそれ
ぞれ上下方向摺動自在に嵌合されている。断面コ
字形金具24(第17図参照)の上下壁24aと
24bにそれぞれ挿通穴24cと24dが互に対
応して同一形状に形成されている。これらの挿通
穴24cと24dは摺動部材21の小幅部21c
だけを挿通可能に形成されている。従つて、小幅
部21cが前記挿通穴24cと24dに上方から
挿入され、広幅部21bとの段差部21dがコ字
形金具24の上壁24aの上面に受け止められて
いる。掛け爪付摺動部材21の丸穴21eと、コ
字形金具24の側壁24eの丸穴24fとは摺動
部材21の小幅部21cの平面部に直交する一直
線上に整合して穿設されている。これらの丸穴2
1eと24fに棒状ツマミ23(第18図参照)
の小径部23aが滑動自在に嵌合されている。こ
の棒状ツマミ23は、第18図に示すように、小
径部23aと大径部23bとから形成されてい
る。そして、小径部23aの中間部に取付溝23
cが設けられ、大径部23bの前端部にはツマミ
部23dが設けられている。取付溝23cに止め
輪25(例えば、JISに規定されているE形止め
輪)が取着され、この止め輪25と、棒状ツマミ
23の段差部23eとによつて棒状ツマミ23の
軸線方向の移動範囲が限定される。第13図に一
点鎖線で示した棒状ツマミ23は該ツマミ23の
引き出した位置に示すものであり、この場合、止
め輪25は摺動部材21の小幅部21cと衝合し
ている(第19図イ参照)。また、第13図にお
いて、実線で示した棒状ツマミ23は該ツマミ2
3の押し込んだ位置を示すものであり、この場
合、段差部23e(第18図参照)がコ字形金具
24の側壁24eと衝合している。さらに、棒状
ツマミ23の小径部23aの後端部23fは錠筐
22の後壁22kに形成された上下方向の長穴2
2に貫通して挿通されかつ滑動自在に案内され
る。この長穴22は棒状ツマミ23の上下方向
の移動範囲を限定するものである(第20図参
照)。また、棒状ツマミ23の水径部23bは錠
筐22の前壁22fに設けられた案内穴22gに
嵌合されている。案内穴22gは上下の丸穴22
h,22iと、これら上下両穴を連通せしめる割
り溝12jとから形成されている。これら丸穴2
2h,22iの内径は棒状ツマミ23の大径部2
3bを嵌合可能に、そして割り溝22jの溝幅は
小径部23aだけを通過可能(第19図ロ参照)
に形成されている。断面コ字形金具24の下壁2
4bのの下面と、錠筐22の下壁22cの上面と
の間に、前出の従来例と同じ要領で圧縮コイルば
ね26が装着され、同様の役目を果している。
本考案のロツク機構は以上説明したように構成
されたものであつて、棒状ツマミ23を上下方向
に作動することにより、これと共動して摺動部材
21が掛け爪21aと共に上下に作動される。従
つて、ロツク操作に際しては、第19図に示すよ
うに、棒状ツマミ23のツマミ部23dを摘んで
引き出し、そのまゝの状態で押し上げると、第2
0図に示すように、棒状ツマミ23の小径部23
aの後端部23fが錠筐22の後壁22kに設け
られた長穴22lの上端部によつて停止される。
このとき、同時に掛け爪21aは、第12図に示
すように、ロツク位置に停止される。次いで、ツ
マミ部23dを押し込むと、棒状ツマミ23の大
径部23bが、第21図に示すように、丸穴22
h内に嵌合されて固定されると共に掛け爪21a
も上記ロツク位置で固定される。すなわち、この
上方の丸穴22hはロツク穴としての役目をする
ものである。次に、解錠操作に際しては、上記ロ
ツク操作と同じ要領でツマミ部23dを摘んで引
き出し、次いで、押し下げてから下方の丸穴22
iに押し込むだけで完了する。すなわち、この下
方の丸穴22iは解錠穴としての役目をするもの
である。この状態において、掛け爪21aは、第
12図に示す突縁部29a(受け止め部)から離
脱した解錠位置に固定され、扉27,28は開閉
自在になる。このように、本考案のロツク機構
は、棒状ツマミ23の引出し運動と、上下運動
と、押し込み運動のみで、前出の従来例のように
ツマミ部23dの回転操作による整合調整操作を
必要とせず、きわめて容易かつ正確にロツク操作
及び解錠操作を行うことができる。
されたものであつて、棒状ツマミ23を上下方向
に作動することにより、これと共動して摺動部材
21が掛け爪21aと共に上下に作動される。従
つて、ロツク操作に際しては、第19図に示すよ
うに、棒状ツマミ23のツマミ部23dを摘んで
引き出し、そのまゝの状態で押し上げると、第2
0図に示すように、棒状ツマミ23の小径部23
aの後端部23fが錠筐22の後壁22kに設け
られた長穴22lの上端部によつて停止される。
このとき、同時に掛け爪21aは、第12図に示
すように、ロツク位置に停止される。次いで、ツ
マミ部23dを押し込むと、棒状ツマミ23の大
径部23bが、第21図に示すように、丸穴22
h内に嵌合されて固定されると共に掛け爪21a
も上記ロツク位置で固定される。すなわち、この
上方の丸穴22hはロツク穴としての役目をする
ものである。次に、解錠操作に際しては、上記ロ
ツク操作と同じ要領でツマミ部23dを摘んで引
き出し、次いで、押し下げてから下方の丸穴22
iに押し込むだけで完了する。すなわち、この下
方の丸穴22iは解錠穴としての役目をするもの
である。この状態において、掛け爪21aは、第
12図に示す突縁部29a(受け止め部)から離
脱した解錠位置に固定され、扉27,28は開閉
自在になる。このように、本考案のロツク機構
は、棒状ツマミ23の引出し運動と、上下運動
と、押し込み運動のみで、前出の従来例のように
ツマミ部23dの回転操作による整合調整操作を
必要とせず、きわめて容易かつ正確にロツク操作
及び解錠操作を行うことができる。
尚、本考案は上記実施例のみに限定されるもの
ではない。例えば、上記実施例では、棒状ツマミ
23の断面形状が円形の場合を例示したが、これ
を角形断面のものとして構成することも容易に可
能である。また摺動部材21の形状も掛け爪21
aと直線状に形成することも可能であり、さらに
その断面形状も上記実施例の如き長方形のみに限
定されず正方形又は円形に形成することも容易に
可能である。
ではない。例えば、上記実施例では、棒状ツマミ
23の断面形状が円形の場合を例示したが、これ
を角形断面のものとして構成することも容易に可
能である。また摺動部材21の形状も掛け爪21
aと直線状に形成することも可能であり、さらに
その断面形状も上記実施例の如き長方形のみに限
定されず正方形又は円形に形成することも容易に
可能である。
(7) 考案の効果
以上、詳細に説明したように、本考案に依る開
閉部のロツク機構は、ツマミ部の回転操作による
整合調整操作が不要であり、限定されたせまい空
間内でも容易かつ正確にロツク及び解錠操作が可
能であるといつた効果大なるものがあり、その操
作性を向上せしめたものである。
閉部のロツク機構は、ツマミ部の回転操作による
整合調整操作が不要であり、限定されたせまい空
間内でも容易かつ正確にロツク及び解錠操作が可
能であるといつた効果大なるものがあり、その操
作性を向上せしめたものである。
第1図はロツク機構の取付場所の一例を示すキ
ヤビネツトの正面図、第2図は第1図のB−B線
に沿つた側面断面図、第3図は第1図のC−C線
に沿つた平面断面図であり、第4図は従来技術に
依る開閉部のロツク機構10の正面図、第5図は
第4図の矢印D方向から見た側面図、第6図は第
5図のE−E線に沿つて切断されかつ扉に取着さ
れた状態を示す平面断面図、第7,8,9及び1
0図はそれぞれ第4〜6図に示す錠筐12、掛け
爪付摺動部材11、断面U字状金具14及び、ツ
マミ部材13の単体斜視図、第11図は第4図に
示すロツク機構10のロツク操作の説明図であ
り、第12図は扉27に取着された本考案に依る
開閉部のロツク機構20の正面図、第13図は第
12図の矢印F方向から見たロツク機構20の側
面図、第14図は第13図のG−G線に沿つて切
断されかつ扉27に取着された状態を示す平面断
面図、第15,16,17及び18図はそれぞれ
第12〜14図に示す錠筐22、掛け爪付摺動部
材21、断面コ字形金具24及び棒状ツマミ23
の単体斜視図、第19〜21図はそれぞれ第12
図に示すロツク機構20のロツク操作の説明図で
ある。 20……本考案に依るロツク機構、21……掛
け爪付摺動部材、21a……掛け爪、21b……
広幅部、21c……小幅部、22……錠筐、22
b……上壁、22c……下壁、22d,22e…
…挿通穴、22f……前壁、22g……案内穴、
22h……丸穴(ロツク穴)、22i……丸穴
(解錠穴)、22j……割り溝、22k……後壁、
22l……長穴、23……棒状ツマミ、23a…
…小径部、23b……大径部、23d……ツマミ
部、23f……小径部の後端部、24……断面コ
字形金具、25……止め輪、26……圧縮コイル
ばね、27,28……扉、29……キヤビネツ
ト、29a……突縁部(受け止め部)。
ヤビネツトの正面図、第2図は第1図のB−B線
に沿つた側面断面図、第3図は第1図のC−C線
に沿つた平面断面図であり、第4図は従来技術に
依る開閉部のロツク機構10の正面図、第5図は
第4図の矢印D方向から見た側面図、第6図は第
5図のE−E線に沿つて切断されかつ扉に取着さ
れた状態を示す平面断面図、第7,8,9及び1
0図はそれぞれ第4〜6図に示す錠筐12、掛け
爪付摺動部材11、断面U字状金具14及び、ツ
マミ部材13の単体斜視図、第11図は第4図に
示すロツク機構10のロツク操作の説明図であ
り、第12図は扉27に取着された本考案に依る
開閉部のロツク機構20の正面図、第13図は第
12図の矢印F方向から見たロツク機構20の側
面図、第14図は第13図のG−G線に沿つて切
断されかつ扉27に取着された状態を示す平面断
面図、第15,16,17及び18図はそれぞれ
第12〜14図に示す錠筐22、掛け爪付摺動部
材21、断面コ字形金具24及び棒状ツマミ23
の単体斜視図、第19〜21図はそれぞれ第12
図に示すロツク機構20のロツク操作の説明図で
ある。 20……本考案に依るロツク機構、21……掛
け爪付摺動部材、21a……掛け爪、21b……
広幅部、21c……小幅部、22……錠筐、22
b……上壁、22c……下壁、22d,22e…
…挿通穴、22f……前壁、22g……案内穴、
22h……丸穴(ロツク穴)、22i……丸穴
(解錠穴)、22j……割り溝、22k……後壁、
22l……長穴、23……棒状ツマミ、23a…
…小径部、23b……大径部、23d……ツマミ
部、23f……小径部の後端部、24……断面コ
字形金具、25……止め輪、26……圧縮コイル
ばね、27,28……扉、29……キヤビネツ
ト、29a……突縁部(受け止め部)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 第1の扉27と第2の扉28が左右に両開で
き、第1の扉と第2の扉の会合部に第1の扉に第
2の扉がかさなり合うと共に凹部を形成する筐体
扉の受け止め部29aの内側に掛合すべき掛け爪
21aを有しかつ広幅部21bと小幅部21cと
が段差をもつて一体に細長い形状に形成された摺
動部材21と、該摺動部材をその長手方向に摺動
自在に保持する錠筐22と、上記掛け爪をロツク
位置又は解錠位置に移動及び固定するために上記
摺動部材に取着されたツマミ部材23とを具備す
る開閉部のロツク機構において、 上記錠筐は前後壁22f,22kと上下壁22
b,22cを有し、該上下壁それぞれに設けられ
た挿通穴22d,22eに上記摺動部材が上下方
向に摺動可能に挿着され、 断面コ字形金具24の上下壁24a,24bに
それぞれ挿通穴24c,24dが互に対応して同
一形状に形成され、これら挿通穴は上記摺動部材
の小幅部だけを挿通可能に形成され、上記小幅部
が上記挿通穴に上方から挿入され、広幅部との段
差部が上記断面コ字形金具の上壁の上面に受け止
められ、上記摺動部材の丸穴と上記断面コ字形金
具の側壁の丸穴とは上記摺動部材の小幅部の平面
部に直交する一直線上に整合して穿設されてな
り、 上記ツマミ部材は小径部22aと大径部22b
とからなる棒状ツマミに形成され、該小径部は上
記摺動部材の上記丸穴に略直交して滑動自在に嵌
合されると共に該小径部の後端部は上記錠筐の後
壁に形成された上下方向の長穴22iに通過自在
に案内され、該長穴に対応する上記錠筐の前壁に
は上記棒状ツマミの大径部を上記掛け爪のロツク
位置に対応して嵌合せしめるロツク穴22hと、
解錠位置に対応して嵌合せしめる解錠穴22iが
形成され、これら上下の両穴を上記棒状ツマミの
小径部だけを通過せしめる割り溝22jによつて
連通形成され、 上記錠筐の壁面と上記棒状ツマミの小径部を挿
通した上記断面コ字形金具間にバネ26を設け上
記棒状ツマミの引出し運動と上下運動と押込み運
動だけによつてロツク作用又は解錠作用を可能に
し、上記棒状ツマミを引くことで上記掛け爪が常
に施錠方向に移動する ことを特徴とする開閉部のロツク機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7617682U JPS58179376U (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 開閉部のロツク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7617682U JPS58179376U (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 開閉部のロツク機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58179376U JPS58179376U (ja) | 1983-11-30 |
JPH024983Y2 true JPH024983Y2 (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=30085498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7617682U Granted JPS58179376U (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 開閉部のロツク機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58179376U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5152626U (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-21 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116298U (ja) * | 1975-03-12 | 1976-09-21 |
-
1982
- 1982-05-26 JP JP7617682U patent/JPS58179376U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5152626U (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58179376U (ja) | 1983-11-30 |
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