JP2008208524A - 建具用ロック具及びこれを利用した開閉体錠 - Google Patents

建具用ロック具及びこれを利用した開閉体錠 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば指1本で、ロック状態、施錠状態等にすることができること。
【解決手段】ロック具1は、取り付け基体5が、ラッチ部材用収納部分8と、この収納部分に一体的に設けられた操作部材用ハウジング9とを有し、ラッチ部材11は、収納部分の一側面5a側から出没することができるように支軸10に枢支され、一方、操作部材21は、その内端部21aが支軸10に対して同心円上の軌跡を描く可動軸16を介してラッチ部材11に軸支されていると共に、その外端部21bは、ハウジングの他側面5b側に位置し、受け具50に対するロック時、外端部21bをプッシュすると、ラッチ部材11は収納部分8の一側面5a側から回転しながら所定位置まで突出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば建具用ロック具と、これを利用した開閉体錠に関する。
特許文献1や特許文献2に記載されているように、普通一般の引戸錠は、(a)開閉体である引戸の戸先、或いは下框、或いはまた上框に錠箱内装の鎌片、デッドボルト等の係合片を設け、一方、前記係合片が係脱する凹所を有する受け具は、固定部材である戸枠の縦枠や下枠或いは上枠に設けている。
また、普通一般の引戸錠は、(b)開閉体に設けられたシリンダ錠の鍵穴に合鍵を差込み、該合鍵を操作することによって、またはサムターンを回転操作することによって、係合片が固定部材の受け具に対して出没する。さらに、普通一般の引戸錠は、(c)閉戸時には引戸が戸枠の縦枠に衝突する。
ところで、現在、合鍵等を回転操作しないで、望ましくは1本の指で簡単に押圧操作して施錠状態又は解錠状態にできる(いわゆる操作性が良い)建具用ロック具の出現が要望されている。
特に、上げ下げ型シャッターや吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠の場合、指でプッシュすると、自動的に施錠状態となり、一方、同じく指でプッシュすると、自動的に解錠状態になるもの(操作性が良いと共に、自動的に施・解錠するもの)が望まれている。
特許公開2005−120606号公報 特許公開平10−102855号公報
本発明の第1の目的は、建具用ロック具の操作性の向上を図り、例えば指1本で、開閉体をロック状態にすることができることである。第2の目的は、指でプッシュすると、自動的に施錠状態となり、一方、同じく指でプッシュすると、自動的に解錠状態になる建具用ロック具(操作性が良いと共に自動的に施・解錠するもの)を提案することである。その他、ラッチ部材が見栄えが良くかつ強固であることである。
さらに、例えば開閉体の戸先又は戸枠の縁部に上記建具用ロック具を取付け、一方、ロック具のラッチ部材と対向する相手側に受け金具を設けるとこにより、上げ下げ型シャッターや吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができることである。
本発明の建具用ロック具1は、取り付け基体5が、ラッチ部材用収納部分8と、この収納部分に一体的に設けられた操作部材用ハウジング9とを有し、前記ラッチ部材11は、収納部分の一側面5a側から出没することができるように支軸10を介して回転自在に枢支され、一方、前記操作部材21は、その内端部21aが前記支軸10に対して同心円上の軌跡を描く可動軸16を介してラッチ部材11に軸支されていると共に、その外端部21bは、前記一側面側とは反対側のハウジングの他側面5b側に位置し、受け具50に対するロック時、前記外端部21bをプッシュすると、前記ラッチ部材11は収納部分8の一側面5a側から回転しながら所定位置まで突出することを特徴とする。
また、本発明の建具用ロック具1は、取り付け基体5が、ラッチ部材用収納部分8と、この収納部分に一体的に設けられた操作部材用ハウジング9とを有し、前記ラッチ部材11は、収納部分の一側面5a側から出没することができるように支軸10を介して回転自在に枢支され、一方、前記操作部材は、その内端部が前記支軸に対して同心円上の軌跡を描く可動軸16を介してラッチ部材11に軸支されていると共に、その外端部21bは、前記一側面側とは反対側のハウジングの他側面5b側に位置し、受け具50に対するロック時、前記外端部21bをプッシュすると、前記ラッチ部材11は収納部分の一側面5aから回転しながら所定位置まで突出し、この突出したロック時に於いて、操作部材21を施錠することができるように、前記ハウジング9には、操作部材に形成された被係合部25と係合する施錠部31cを有する施・解錠板31が水平方向にスライド自在に設けられていることを特徴とする。
さらに、ラッチ部材11は、戻しバネ18のバネ力により、常時、初期の方向へと付勢されており、室内側3から施・解錠板31の操作部分31aをプッシュすると、ラッチ部材11及び操作部材21は前記戻しバネ18のバネ力により、自動的に初期位置へと戻ることを特徴とする。
加えて、本発明の開閉体錠は、例えば開閉体に建具用ロック具を取り付け、一方、開閉体用戸枠にラッチ部材が係合する凹所を有する受け具を取り付けたことを特徴とする。ここで、「開閉体」とは、引手を介して左右又は上下に移動する戸をいい、シャッターも含まれる。
(1)ロック具の操作性の向上を図ることができる。例えば指1本でワンタッチ操作すると、相手方の受け金具と係合可能な状態となる。
(2)操作性が良いと共に、自動的に施・解錠する。付言すると、指1本で操作部材をプッシュすると自動的に施錠状態となり、一方、同じく指1本で施・解錠板をプッシュすると自動的に解錠状態になる。
(3)上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができる。この場合、受け具は幅広の係合凹所を有することから、チリ寸法に対応して、ロック具のラッチ部材の係合部を係合凹所に入れることができる。
以下、図1乃至図14は、本発明の建具用のロック具と、これを利用した開閉体錠に関する最良の形態をそれぞれ示す。
(1)建具用ロック具と受け具
図1は建具用ロック具1と受け具50をそれぞれ示す斜視図である。図1の(a)は、開閉体の一例である引戸2の戸先に固定したロック具1を室内側3から見た斜視の状態を示している。このロック具1は、例えば引戸2に用いられる場合には、引戸2の戸先に形成された縦長切欠4に嵌め込まれ、かつ、複数個の固着手段を介して固定される。
一方、図1の(b)は、ロック具1とセットで用いられる金属製の受け具50で、この受け具50の一側面には、前記ロック具1を構成するラッチ部材の係合部と係合する凹所51が形成されている。受け具50は、戸枠52の縦枠に形成された縦長切欠53に嵌め込まれ、かつ、複数個の固着手段を介して固定される。
(2)受け具50
まず、説明の便宜上、図1乃至図7を参照にして、受け具50から説明する。図1(b)で示すように、受け具50は、金属製の板をプレスで折り曲げ形成して、例えば外観上、長箱状に形成され、かつ、その凹所51が室内側3を向くように縦長切欠53を介して戸枠52の内壁面52aに取付けられている。
したがって、普通一般のトロヨケが、引戸の戸先面と対向する戸枠の開口面に埋設されているのに対して、本発明の受け具50は、固定部材としての戸枠52の内壁面52aに、その縦長切欠53を介して嵌め込まれている点が異なる。これは、開閉体2の実施例がスライド式或いは吊り下げ型ランナー方式であることを考慮したものである。
実施例では、引戸2の戸先にロック具1を取り付け、一方、戸枠52の縦枠に凹所51を有する受け具50取り付け、両方の部材1、50が重なり合った態様で「開閉体錠X」として使用する。
しかし、両方の部材1、50の取り付け態様は、この使用例に限定される訳ではなく、その逆の使用もOKである。すなわち、引戸2の戸先に凹所51を有する受け具50を取り付け、一方、戸枠52の縦枠にロック具1を取り付けて「開閉体錠X」として使用することもできる。
次に、図2はロック具1と受け具50の組み合わせが、スライド式の開閉体錠Xを構成する旨の説明図である。この図2は室内側から見た斜視の状態である。
ここで、開閉体錠Xの使用例について説明する。図3乃至図7は、引戸2を閉鎖方向へ引き(図3)、引戸2の戸先部分の外壁面2aと戸枠52の内壁面52aの一部とがすれ違い状に重なり合った閉鎖時(図4)、すなわち、ロック具1の収納部分の一側面(ラッチ部材11が収納されている側)5aが、戸枠52の内壁面52aに嵌め込んだ受け具50の凹所51と対向した状態が、図4である。
この後、操作部材21の外端部21bを室内側3から受け具50の凹所51に向かって1本の指Fで所定位置まで押し込むと、ロック具1を構成するラッチ部材が回転しながら受け具50の凹所51に入り込む。これが、ロック具1が受け具50に係合して、引戸2を開くことができなくなったロック状態である(図5)。
本実施例では、後述するラッチ部材11が受け具50の凹所51に入り込んだその瞬間、ロック具1の施・解錠板31が、その施錠用バネ手段32のバネ力により操作部材21の外端部21aをロックする矢印A方向へスライドして、操作部材21が戻らないように自動的に施錠する(図5)。
図2では、施錠状態が見えないものの、施・解錠板31の施錠部31cが操作部材21の外端部21bを施錠している。したがって、図2で示すロック具1の外観図では、操作部材21の外端部21bはハウジングの奥(奥行き方向)に入り込んでおり、また、施・解錠板用の第1操作部分31aは、ロック具1の取付け基体5の側面(戸先側の外端面)5cから若干出っ張っている。
一方、引戸2を開けた場合には、室内側(ハウジング9側)3から施・解錠板31の第1操作部分31aを1本の指Fで矢印B方向へプッシュする(図6)。第1操作部分31aは通常使用される解錠用の操作部分であるから、室内側3から操作可能である。
図6の矢印Bで示すように、第1操作部分31aを操作部材21と交差する方向へ押し込むと、ラッチ部材11は支軸10に設けられた戻しバネ18のバネ力により、常時、初期方向へと付勢されていることから、操作部材21はラッチ部材11と共に戻しバネ18のバネ力により自動的に初期位置へと戻る(図7)。
(3)ロック具1の基本的構成
ロック具1の基本的構成は、「取り付け基体5が、ラッチ部材用収納部分8と、この収納部分に一体的に設けられた操作部材用ハウジング9とを有し、前記ラッチ部材11は、収納部分の一側面5a側から出没することができるように支軸10を介して回転自在に枢支され、一方、前記操作部材21は、その内端部21aが前記支軸10に対して同心円上の軌跡を描く可動軸16を介してラッチ部材11に軸支されていると共に、その外端部21bは、前記一側面側とは反対側のハウジングの他側面5b側に位置し、受け具50に対するロック時、前記外端部21bをプッシュすると、前記ラッチ部材11は収納部分8の一側面5a側から回転しながら所定位置まで突出すること」である。
本実施例では、この基本的構成に対して、1本の指Fで前記操作部材21の外端部21bをプッシュすると、施・解錠片31が、その施錠用バネ手段32のバネ力により、施錠方向へスライドして操作部材21を自動的に施錠し、一方、前記施・解錠片31の操作部分31aを室内側3からプッシュすると、操作部材21がその戻しバネ18のバネ力により、自動的に解錠状態になる。
(4)具体的構成
以下、本発明の具体的構成について順次説明する。なお、切欠、取付け孔、固着具等の一部の説明や符号は割愛している。
図1乃至図7と共に、図8乃至図14を参照にしてロック具1を説明する。まず、図8は、ロック具1を室内側3から見た正面視であって、便宜上、その内部構造も示している。この図8では、ロック具1の箱型状の取り付け基体5の外観が正面視矩形状に見える。このロック具1は、自動施錠及び自動解錠を達成するために、前述した基本的構成に対して、さらに、新規構成を加味している。
まず、取り付け基体5は、単数又は複数個(本実施例)のケースを適宜に組み合わせて、全体として長箱形状に形成されている。図8を基準にすると、引戸2の内壁面2aと面一状態となる取り付け基体5の他側面(内壁面)5bの左側半分は、引手用として利用され、一方、右側半分はラッチ部材用収納部分及び操作部材用ハウジングとして利用されている。
また、図3を参照にすると、5aは取り付け基体5の一側面(外壁面)、5bはその他側面(内壁面)、5cは外端面(戸先面)である。また、6は一側面5bに形成された外側の凹所状の引手部分、一方、7は他側面5bに形成された内側の凹所状の引手部分である。
そして、内外の引手部分6、7の右側にラッチ部材用収納部分8と、この収納部分8に一体的に設けられた操作部材用ハウジング9が一体的に設けられている。
本実施例では、外側の引手部分6の右側の縦方向にラッチ部材用収納部分8が設けられている。一方、操作部材用ハウジング9は、合成樹脂材で小ケース状に形成され、図8で示すように内側の引手部分7の右側の中央部に正面視矩形状に設けられている(ハッチングした箇所)。
そこで、まず、ラッチ部材11の構成を説明する。ラッチ部材11は、例えば図11で示すように支軸、係合部等を有する化粧板として形成されている。図11の(a)は、ラッチ部11材の化粧板13の外壁面13aを示し、また、図11の(b)は、上下一対の支軸10を含む基端部12、複数個の係合部14及び対向軸受け部15を示す。
すなわち、本実施例のラッチ部材11は、上下一組の支軸10用の軸受け部分12a、12aを含む基端部12と、この基端部12に連設する長板状の化粧板部分13と、この化粧板部分13の内側の上・下部に所定間隔を有して突出する複数個の係合部(扇形状のラッチ部)14と、同じく化粧板部分13の内側の中央部に設けられた可動軸用の対向軸受け部15とを有する。
なお、基端部12はパイプ状に形成され、その上下端部の適宜箇所には、後述する戻しバネ18用の装着部ないし切欠部分が設けられている。また、可動軸16用の対向軸受け部15は、図9で示すように、ロック用の操作部材21の内端部21aを挟んでいる。さらに、可動軸16は前記対向軸受け部15を介して前記内端部21aの長孔17を貫通している。その他の細部的事項の説明は割愛する。
したがって、本実施例のラッチ部材11は、取付け基体5の一側面5a或いは収納部分8の一側面5a側から出没することができるように上下一組の支軸10を介して回転自在に枢支されている。そして、前記支軸10には、後述する戻しバネ18がそれぞれ巻装されている。
次に、操作部材21の構成を説明する。操作部材21は、例えば図5で示すように、その内端部21aがラッチ部材11の支軸10に対して同心円上の軌跡を描く可動軸16を介してラッチ部材11の中心部に対向軸受け部15を介して軸支されている(図9)。
一方、操作部材21の外端部21bは、取付け基体5の一側面5a(或いは収納部分8の一側面5a)側とは反対側の取付け基体5の他側面5a(或いはハウジングの他側面5a)側に位置している。
また、操作部材21の中央部には、図9で示すように垂直ガイドピン22が設けられ、この垂直ガイドピン22はハウジング9に形成した上下一対の水平案内長孔23に係合している。
さらに、操作部材21の外端部21bの外面、図5を参照にすると、内側の引手部分7の方の外端部21bの外面には、後述する施・解錠板31の施錠部31cと係合する被係合部25が形成されている。
ところで、前記施・解錠板31は、取り付け基体5に設けられた施錠用バネ手段32により、ハウジング9の内部に位置する施錠部31cに係合する方向(施錠方向)に常時に付勢されている。
本実施例の施・解錠板31は、図5を参照にすると、取付け基体5の外端面5c(ハウジングの外端面5c)側から解錠操作ができる通常の第1操作部分31aと、この第1操作部分31aから折り曲げ部分を介して外側の引手部分6の内壁底面6aへと延在し、かつ、緊急時に使用される第2操作部分31bとを有し、この第2操作部分31bと前記第1操作部分31aの中途部分に操作部材21の被係合部25と係合する施錠部31cが形成されている。
また、図12及び図13で示すように、支軸10にはラッチ部材11を初期位置(収納位置)へ自動的に戻すための戻しバネ18が巻装され、その長い方の一端部18aはラッチ部材11の化粧板部分13の内面に差し込み部分、係合溝等のバネ端支持部を介して取付けられ、一方、短い方の他端部18aは化粧板部分13の不番の切欠部分等を介して取り付け基体1の不番のバネ端支持部に支持されている。
ここで、図12を参照にして戻しバネ18の弾性変位復帰機能について説明する。図12では、戻しバネ18の長い方の一端部18aの変位状態を仮想線と実線で示している。
戻しバネ18の長い方の一端部18aが仮想線の位置にあるときは、ラッチ部材11が戻しバネ18のバネ力に抗して突出していることを意味する。この時、戻しバネ18の支軸10に巻装されている螺旋状の中央部は、いわゆる収縮状態であり、戻しバネ18の一端部18aは、矢印C方向に戻ろうとしている。つまり、可動側の一端部18aが固定側の他端部18bに対して開いた場合には、戻しバネ18の復帰力は、矢印C方向に働く。
(5)作用
図5で示すように、ロック時、操作部材21の外端部21bをプッシュすると、ラッチ部材11は収納部分8の一側面5aから回転しながら所定位置まで突出する。これにより、ラッチ部材11の係合部14は受け具50の凹所51と係合する状態となる。
本実施例では、ラッチ部材11が前記一側面5aから突出したロック時に於いて、さらに操作部材21を自動施錠することができるように、ハウジング9には、施・解錠板31が水平方向にスライド自在に設けられている。
前述したように、施・解錠板31は、取り付け基体1の内側の引手部分7の内壁底面7a側に配設された施錠用バネ手段32により、常時、施錠方向に付勢されていることから、操作部材21をハウジング9の奥へと指で押し込むと、所定位置で、その施錠部31cが操作部材21の被係合部25に係合する。これにより、操作部材21は自動的に施錠され、後退することができない。
一方、ラッチ部材11は、支軸10に設けられた戻しバネ18のバネ力により、常時、初期方向へと付勢されていることから、図6で示すように、施・解錠板31の垂直面状の第1操作部分31aを指で矢印B方向へ押圧すると、該施・解錠板31は解錠位置へとスライドし、その結果、ラッチ部材11及び操作部材21は戻しバネ18のバネ力により、自動的に初期位置へと戻る。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、特に図示しないが、ラッチ部材11の係合部14の形状は任意に設計変更することができる。例えば係合部14は扇形状に形成されているが、係止可能な三角形状に設計変更することは自由である。
また、本実施例のロック具1は、図14で示すように、緊急時、施・解錠板31の第2操作部分31bを指Fや図示しない工具を用いて、外側の引手部分6側から水平方向に操作すると、施・解錠板31の施錠部31cが操作部材21の被係合部25から離れる。この場合も、通常の第1操作部分31aを操作した場合と同様にラッチ部材11及び操作部材21は、戻しバネ18のバネ力により、自動的に初期位置へと戻る。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図14は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
図1の(a)、(b)は、開閉体側のロック具と戸枠側の受け具をそれぞれ示す斜視図。 開閉体を閉じ、かつ、操作部材を押し込んだ場合の斜視図。 閉じる方向(戸枠方向)へ移動中の開閉体の説明図。 開閉体の閉鎖位置の説明図。 操作部材を押し込んだ場合の説明図(自動施錠)。 室内側から施・解錠板を解錠方向へプッシュした場合の説明図。 操作部材及びラッチ部材が初期位置へ戻る場合の説明図。 ロック具を室内側から見た正面視であって、便宜上、その内部構造も示した説明図。 図8の9−9線概略断面説明図。 取付け基体の外端面5cから見た右側面視であって、便宜上、その内部構造も示した説明図。 図11の(a)、(b)は、ラッチ部材の化粧板部分と基端部をそれぞれ示した概略説明図。 ラッチ部材用の戻しバネの説明図。 ラッチ部材と戻しバネの関係を示す概略説明図。 緊急時に施・解錠板を操作する場合の説明図。
符号の説明
X…開閉体錠、F…指先、1…ロック具、2…開閉体(引戸)、2a…外壁面、2b…内壁面、3…室内側、4…縦長切欠、5…取り付け基体、5a…一側面(外壁面)、5b…他側面(内壁面)、5c…外端面(戸先面)、6…外側の引手部分、7…内側の引手部分、8…ラッチ部材用収納部分、9…操作部材用ハウジング、10…支軸、11…ラッチ部材、12…基端部、12a…軸受け部分、13…化粧板部分、14…係合部、15…対向軸受け部、16…可動軸、17…長孔、18…戻しバネ、21…操作部材、21a…内端部、21b…外端部、22…垂直ガイドピン、23…水平案内長孔、31…施・解錠板、32…施錠用バネ手段、31a…第1操作部分、31b…第2操作部分、31c…施錠部。

Claims (9)

  1. 取り付け基体が、ラッチ部材用収納部分と、この収納部分に一体的に設けられた操作部材用ハウジングとを有し、前記ラッチ部材は、収納部分の一側面側から出没することができるように支軸を介して回転自在に枢支され、一方、前記操作部材は、その内端部が前記支軸に対して同心円上の軌跡を描く可動軸を介してラッチ部材に軸支されていると共に、その外端部は、前記一側面側とは反対側のハウジングの他側面側に位置し、受け具に対するロック時、前記外端部をプッシュすると、ラッチ部材は収納部分の一側面側から回転しながら所定位置まで突出することを特徴とする建具用ロック具。
  2. 請求項1に於いて、ラッチ部材は、支軸を含む基端部と、この基端部に連設する化粧板部分と、この化粧板部分の内側に突出する係合部と、同じく化粧板部分の内側に設けられた可動軸用軸受け部を有することを特徴とする建具用ロック具。
  3. 請求項1に於いて、ハウジングには、受け具に対するロック時、操作部材の被係合部と係合する施錠部を有する施・解錠板がスライド自在に設けられていることを特徴とする建具用ロック具。
  4. 取り付け基体が、ラッチ部材用収納部分と、この収納部分に一体的に設けられた操作部材用ハウジングとを有し、前記ラッチ部材は、収納部分の一側面側から出没することができるように支軸を介して回転自在に枢支され、一方、前記操作部材は、その内端部が前記支軸に対して同心円上の軌跡を描く可動軸を介してラッチ部材に軸支されていると共に、その外端部は、前記一側面側とは反対側のハウジングの他側面側に位置し、受け具に対するロック時、前記外端部をプッシュすると、前記ラッチ部材は収納部分の一側面から回転しながら所定位置まで突出し、この突出したロック時、操作部材を施錠することができるように、前記ハウジングには、操作部材の被係合部と係合する施錠部を有する施・解錠板がスライド自在に設けられていることを特徴とする建具用ロック具。
  5. 請求項4に於いて、施・解錠板は、取り付け基体に設けられた施錠用バネ手段により、常時、施錠方向に付勢されていることを特徴とする建具用ロック具。
  6. 請求項4に於いて、ラッチ部材は、戻しバネのバネ力により、常時、初期の方向へと付勢されており、室内側から施・解錠板の操作部分をプッシュすると、ラッチ部材及び操作部材は前記戻しバネのバネ力により、自動的に初期位置へと戻ることを特徴とする建具用ロック具。
  7. 請求項4に於いて、施・解錠板は、室内側から解錠操作ができる通常の第1操作部分と、この第1操作部分から折り曲げ部分を介して外側の引手部分のへと延在しかつ緊急時に使用される第2操作部分とを有し、この第2操作部分と前記第1操作部分の中途部分に操作部材と係合する施錠部が形成されていることを特徴とする建具用ロック具。
  8. 請求項4に於いて、開閉体に建具用ロック具を取り付け、一方、開閉体用戸枠にラッチ部材が係合する凹所を有する受け具を取り付けたことを特徴とする開閉体錠。
  9. 請求項8に於いて、開閉体は引戸であることを特徴とする開閉体錠。
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