JP5326075B2 - 引戸用ロック装置 - Google Patents
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Description
引戸の戸先面のコーナー部分に開設した開口内に取り付けられるケースと、
該ケース内において前記引戸に近接する対向側引戸と係合する方向に出没自在に保持されたロックボルトと、
前記ケース内から前記引戸の前方向となる前記ケース外方向に進退自在に保持されて前記ロックボルトを出没方向に進退操作させる操作部材と、
該操作部材を前記ケース内から外方向に付勢させるばねと、
前記操作部材を略没入した位置で一時停止させるロック機構とを具備し、
前記ケースは、前記ロックボルトを出没させる第1開口部と、前記操作部材を出没させる第2開口部とを有し、
前記操作部材の後部に、前記ロックボルトの後部に設けられたピンを係合させて該ロックボルトを進退方向に押操作する傾斜溝が設けられ、
該傾斜溝は、前記操作部材の前進により前記ロックボルトを大きく突出させ、且つ、該操作部材の後退により前記ロックボルトを前記ケース内に略没入させる方向に傾斜しており、
前記ロック機構は、前記操作部材の側壁表面に設けられた変形ハート形溝と、該表面に対向する前記ケース内側面に形成された円形凹段部からなるコマ保持部内に回転自在に保持された円板形状のコマ本体の片面に前記変形ハート形溝内に突入する突起が設けられた突起付きコマとからなり、
前記操作部材を前記第2開口部内に略没入する位置まで押操作すると、
前記突起が前記変形ハート形溝の側壁に押されて前記コマを回転方 向の向きを変化させながら前記円形溝内の係止位置まで移動して、前記操作部材を前記第2開口内に略没入する後退位置で一時停止させ、前記傾斜溝により押された前記ロックボルトを前記対向側引戸に係合する大きく突出した位置で一時停止させ、
前記操作部材を次の押操作すると、
前記突起が前記変形ハート形溝の側壁に押されて前記係止位置から外れた前記ハート形溝内の後部位置まで移動して、前記操作部材を前記ばねの付勢力により前記第2開口から外方向に大きく突出する位置まで移動させ、前記傾斜溝により押された前記ロックボルトを前記対向側引戸に対する係合が解除される前記第1開口内に略没入した係止位置まで後退させるように構成されている。
操作部材が押操作されていないときには、ロックボルトはケースの外方向に大きく突出している。操作部材を指先で押すと、ロックボルトはケース内に没入する後退した方向に移動し、操作部材が所定の後退した位置に達すると、ロック機構による係止が行われて、操作部材がこの位置で一時停止する。このとき、ロックボルトはケース内に略没入している。操作部材を指先で更に深く押すと、ロック機構による係止が解除されて、操作部材がばねの付勢力を受けて前進して、ロックボルトをケース内に没入させる。操作部材の押操作を繰り返す毎に上記の動作を繰り返される。
前記操作部材は前記ロックボルトの進退を操作するためにある。
前記ロックがされているか否かは、該操作部材が大きく突出した位置にあるか没入位置にあるかによって一目で判る。
しかも、本発明の引戸用ロック装置によれば、簡単な構造であり、指先で操作部材を押す操作を繰り返す毎に、ロック(係止)と係止解除が繰り返される、使い易い装置にすることができるようになった。
本発明の引戸用ロック装置1は、この開口65内にケース2を嵌め込み、背板部2bを框61の背面64に沿わせ、側板部2aを戸先面63に沿わせた状態でビス止めして装着する。
その1つの方法が図5(a)及び(b)に示す方法である。この方法は、図5(a)に示すように2枚の引戸60,70を閉止させた状態において、ロックボルト5を手前側の引戸60側から向こう側の引戸70の戸先面73の前方に向けて突出させて、双方の引戸60,70が開かないようにする方法であり、図5(b)に示すようにはロックが解除された状態を示している。
図8(b)及び(c)に示すように、ケース2内において、D字形状の第1開口部2fの後縁に沿った箇所には、背板部2bから起立した曲面リブ2hが位置し、第1開口部2fの前端縁に沿った前方箇所には、背板部2bから起立したばね受け座2jが位置している。
図9(a)〜(e)に示すように、操作部材3は、略方形ブロック形状を有する本体部3aと、本体部3aの後面上端部と後面下端部から後方に向けたアーム部3b,3bとによる一体形成品である。アーム部3b,3bに代えて、枠部材としてもよい。アーム部3b,3bの対向面には、2本の傾斜溝3g,3gが前後方向に形成されており、傾斜溝3g,3gの上端は開放されている。本体部3aの表面の略中央には、略ハート形状のカム溝3dと、前後方向に向けた2本の平行な溝3c、3cが形成されており、本体部3aの背面には、コイルばねの一端側を突入させて受けるための凹部3eが形成されている。
図11(b)に示すように、ケース蓋6の裏面の略中央箇所には、円形凹段部よりなるコマ保持部6aが設けられ、コマ保持部6aの中央面には軸孔6bが開設されている。そして、ケース蓋6の裏面前部箇所には、平行な短い凸条6c,6cが設けられている。図11(a)及び(d)に示すように、コマ保持部6a内には、突起付きコマ7が突起7bを外側に向けて保持されている。
図11(a)〜(d)に示すように、突起付きコマ7は円板状のコマ本体7aの一方の片側中央面に短軸7bが突出し、他方の片側外周近傍面に突起7cが突出した形状を有する。突起付きコマ7は、図11(a)及び(b)(d)に示すように、短軸7bをケース蓋6中央の孔6b内に突入させた状態で、コマ保持部6a内に回転自在に保持されている。
図12(a)及び(b)に示すように、操作部材3は、アーム部3b,3bを後方に向け、カム溝3dが形成されている表面をケース蓋6に対向させた姿勢で、ケース2前面の開口部2fからケース2の外方向の先端部を突出させた状態で、進退自在に保持されている。ロックボルト5は、突起5c,5cを後方に向けて、ケース2の背板部2bに開設されている開口部2fから出没自在に保持されている。ロックボルト5は、一方側の突起5cが一方の傾斜溝3g内に突入され、他方側の突起5cが他方の片側の傾斜溝3g内に突入して、操作部材3と平面視直角方向に連結されている。このため、操作部材3がコイルばね4の付勢力を受けてケース2内から突出する方向に移動すると双方のピン5c,5cが傾斜溝3g,3gの壁面で押されて、ロックボルト5がケース2内から突出する方向に移動する。指先の押操作によって操作部材3が後退方向に移動すると、ロックボルト5がケース2内に没入する方向に移動する。
2 ケース
2a 側板部
2b 背板
2e 開口部
2f 開口部
3 操作部材
3b アーム部
3g 傾斜溝
4 ばね(コイルばね)
5 ロックボルト
6 ケース蓋
7 突起付きコマ
7c 突起
Claims (1)
- 引戸の戸先面のコーナー部分に開設した開口内に取り付けられるケースと、
該ケース内において前記引戸に近接する対向側引戸と係合する方向に出没自在に保持されたロックボルトと、
前記ケース内から前記引戸の前方向となる前記ケース外方向に進退自在に保持されて前記ロックボルトを出没方向に進退操作させる操作部材と、
該操作部材を前記ケース内から外方向に付勢させるばねと、
前記操作部材を略没入した位置で一時停止させるロック機構とを具備し、
前記ケースは、前記ロックボルトを出没させる第1開口部と、前記操作部材を出没させる第2開口部とを有し、
前記操作部材の後部に、前記ロックボルトの後部に設けられたピンを係合させて該ロックボルトを進退方向に押操作する傾斜溝が設けられ、
該傾斜溝は、前記操作部材の前進により前記ロックボルトを大きく突出させ、且つ、該操作部材の後退により前記ロックボルトを前記ケース内に略没入させる方向に傾斜しており、
前記ロック機構は、前記操作部材の側壁表面に設けられた変形ハート形溝と、該表面に対向する前記ケース内側面に形成された円形凹段部からなるコマ保持部内に回転自在に保持された円板形状のコマ本体の片面に前記変形ハート形溝内に突入する突起が設けられた突起付きコマとからなり、
前記操作部材を前記第2開口部内に略没入する位置まで押操作すると、
前記突起が前記変形ハート形溝の側壁に押されて前記コマを回転方向の向きを変化させながら前記円形溝内の係止位置まで移動して、前記操作部材を前記第2開口内に略没入する後退位置で一時停止させ、前記傾斜溝により押された前記ロックボルトを前記対向側引戸に係合する大きく突出した位置で一時停止させ、
前記操作部材を次の押操作すると、
前記突起が前記変形ハート形溝の側壁に押されて前記係止位置から外れた前記ハート形溝内の後部位置まで移動して、前記操作部材を前記ばねの付勢力により前記第2開口から外方向に大きく突出する位置まで移動させ、前記傾斜溝により押された前記ロックボルトを前記対向側引戸に対する係合が解除される前記第1開口内に略没入した係止位置まで後退させるように構成されていることを特徴とする引戸用ロック装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009131426A JP5326075B2 (ja) | 2009-05-08 | 2009-05-08 | 引戸用ロック装置 |
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009131426A Expired - Fee Related JP5326075B2 (ja) | 2009-05-08 | 2009-05-08 | 引戸用ロック装置 |
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-
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