JP3639583B2 - ウィング付き収納ボックスとこれに用いるオートロック装置及びデッドボルト - Google Patents

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Description

本発明は、ウィング付き収納ボックスとこれに用いるオートロック装置及びデッドボルトに関する。
例えば、食器棚、本棚、タンス、化粧ケース等の家具に代表されるウィング付きの収納ボックスでは、前面が開放されたボックス本体の開口部に扉(ウィング)が観音開き状に枢着されている。
上記家具に代表されるウィング付きの収納ボックスでは、収納物品の出し入れを頻繁に行うため、一般に施錠装置を設ける場合が少なく、また、施錠装置を設けたとしてもユーザーがこれを余り利用しないことが多い。
このため、先の阪神大震災の経験からも判るように、大震度の地震等のため収納ボックスが大きく揺らされると、その揺れによって閉鎖されている扉が開いて食器等の収納物品が外に飛び出し、これによって収納物品が破損したり居住者に当たって負傷することがある。
そこで、本願発明者は、ボックス本体に生じた大きな揺れを検知してウィングを自動的にロックすることにより、収納物品が外へ飛び出すのを防止できるウィング付き収納ボックスのオートロック装置を既に特許出願している(特願平7−181739号,特願平7−134376号参照)。
かかるオートロック装置のうちで、外観上の体裁をよくするために収納ボックス内にオートロック装置を組み込んだもの(特願平7−134376号参照)では、ボックス本体内に取り付けられるロック装置本体と、ウィングの内面側に取り付けられるブラケットとを備え、前記ロック装置本体に、ボックス本体に過大な揺れが生じたときにだけウィングの開放を阻止するように前記ブラケットに係合する上下方向に沿って直線的に出退自在なデッドボルトを具備している。
しかるに、上記デッドボルトをロック装置本体に対して上下方向に沿って直線的に出退自在に設ける場合には、同ボルトをロック装置本体のケーシングに対して若干の遊びをもって挿通する必要がある。このため、デッドボルトの突出端部がブラケットによりウィングの開放方向に引っ張られると同方向にやや転倒し、デッドボルトが適切にロック位置に突出していても、ブラケットがその突出端部から抜け出し、ウィングを適切にロックできない場合がある。
本発明は、このような実情に鑑み、上下方向に沿って直線的に出退自在なデッドボルトがウィングの開放方向に若干転倒してもブラケットの掛止部を確実に捕まえられるようにして、当該デッドボルトによる地震時のロックを確実にすることを目的とする。
上記技術的課題を解決するために、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、デッドボルトを突出状態(ロック状態)とするために地震の揺れによって転動するオートロック手段を内部に有するケーシングと、このケーシングに上下方向に沿って全ストロークに渡って直線的に出退自在に挿通されかつブラケットに引っ掛かってウィングの開放を阻止する突出端部を有するデッドボルトとを備え、地震の揺れによって前記ウィングが僅かに開かれた状態で前記デッドボルトの突出端部がブラケットの係止板の先端部に引っ掛かるようになっているオートロック装置並びに収納ボックスにおいて、前記デッドボルトの突出端部に、前記ウィングの開放方向に向けて突出するように前記ブラケットの係止板の先端部に形成された掛止部に対する引っ掛かりを確実にするための窪み部が設けられているものである。
かかる本発明によれば、ウィングの開放方向に向けて突出するようにブラケットの係止板の先端部に形成された掛止部がデッドボルトの窪み部に入り込んで同ボルトに掛止されるので、上下方向に沿って直線的に出退自在なデッドボルトがウィングの開放方向に若干転倒してもブラケットの掛止部を確実に捕まえることができる。
以上説明したように、本発明によれば、上下方向に沿って直線的に出退自在なデッドボルトがウィングの開放方向に若干転倒してもブラケットの掛止部を確実に捕まえることができるので、当該デッドボルトによる地震時のロックを確実にすることができる。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図7は本発明の実施形態を示している。
このうち、図7は、本発明に係るオートロック装置を採用した収納ボックス2を示しており、この収納ボックス2は、タンス、食器ケース、化粧ケースその他の家具に使用されるもので、左右の側板3Aと天板8及び底板9とから方形枠状に組み立てられたボックス本体3と、ボックス本体3の前面開口部4に同開口部4を開閉自在に閉鎖する左右一対の扉(ウィング)5とを備えている。
この左右一対の扉5は、その幅方向外側縁がボックス本体3の側板3Aに蝶番6を介して枢着され、収納ボックス2の内外方向に回動自在ないわゆる観音開き式とされている。前記蝶番6にはバネが組み込まれており、該バネによって扉5が閉鎖方向に付勢されている。
ボックス本体3の天板8には、地震等の揺れによって左右一対の扉5が開くのを自動的に阻止する前記オートロック装置のロック装置本体1が左右一対の扉5に対応して一対取り付けられている。
図1及び図2に示すように、このロック装置本体1は、天板8の前縁部下面(ボックス本体3の開口縁部の内面)8Aに取り付けられる合成樹脂製のケーシング15と、このケーシング15内に上下出退自在に挿通されたデッドボルト16と、このデッドボルト16を常時上方へ付勢する第一コイルバネ17と、デッドボルト16を予めケーシング15内に保持しておく保持部材83と、地震等に伴う過大な(震度2〜3程度)揺れを検知して保持部材83をデッドボルト16から解除するオートロック手段19と、を備えている。
ケーシング15は、天板8の下面8Aにねじ止めされる上面側が開口された固定部20と、この固定部20の前端部に一体に形成された上下方向に沿って直線的に伸びるガイド面を有する有底筒状のガイド筒部21と、固定部20の上面開口部を閉鎖する蓋部材77とを備えている。
図1に示すように、ケーシング15は、その前端部が天板8の下面8Aから適当な間隔をもって離間するよう、蓋部材77に突設されたスペーサ部81を介して天板8の下面8Aにねじ止めされている。
すなわち、蓋部材77の前端から中央にかけての部分は図1に示す取付状態において天板8の下面8Aから離間しており、これにより、後述するブラケット40の挿通空間87が形成されている。また、この蓋部材77の前端部に設けた挿通孔79に前記デッドボルト16が上下動自在に挿通されている。
図3に示すように、蓋部材77は、固定部20の上面開口部を閉鎖する方形板状の蓋本体80と、この蓋本体80の前端に固定したガイド部26とからなり、蓋本体80の左右両側に設けた第一ねじ孔27に挿通した図外の取付ねじによって固定部20に固定されている。蓋本体80の下面の左右両側には、固定部20に設けた位置決め孔28に嵌合して同固定部20に対する位置決めを行う位置決めピン29が突設されている。
ガイド部26は、固定部20の前部に形成されている段部30に嵌合し、このさい、前記保持部材83の前部を前後方向(図1の左右方向)にガイドする。すなわち、ガイド部26の中央部には下側に開口しかつ前後方向に延びるガイド溝31が形成され、このガイド溝31に板状の保持部材83の前部を挿通することにより、同保持部材83が前後方向にガイドされている。
また、蓋本体80のスペーサ部81とケーシング15の固定部20には、第二ねじ孔32が形成されており、この第二ねじ孔32に上向きに挿通した取付ねじを天板8の下面8Aに向かってねじ込むことにより、ケーシング15がスペーサ部81を介して天板8に固定されている。
図1及び図2に示すように、デッドボルト16は、ガイド筒部21の内空長とほぼ同じ長さを有し、下端から中央部に延びる有底のバネ収納穴34を備え、このバネ収納穴34に収納した第一コイルバネ17とともに、上下方向に沿って直線的に出退自在にとなるように前記ガイド筒部21に挿通されている。
このとき、この第一コイルバネ17は、その下端部がガイド筒部21の底壁35に立設した連結ピン36に套嵌され、バネ収納穴34内に圧縮状態で収納される。このため、デッドボルト16は第一コイルバネ17によって常時上方へ付勢されている。
デッドボルト16の側面下部には左右一対のストッパー37が突設されており、このストッパー37は前記ガイド部26の前端部26A(図3(b)参照)に当接することにより、当該デッドボルト16が上方へ抜け出すのを規制している。
一方、扉5の内面5Aには、ロック位置に突出したデッドボルト16に係止されて扉5の開放を規制するブラケット40が取付ねじ41によって固定されている。
図1及び図4に示すように、このブラケット40は取付板42とこれに直交する係止板43とから側面視L字状に屈曲形成されている。ブラケット40の係止板43の先端部(収納ボックス3側の端部)には、ロック位置(図1の状態)に移動したデッドボルト16の突出端部に引っ掛かる掛止部43Aが設けられている。
ブラケット40は、取付板42を取付ねじ41によって扉5の内面5Aにねじ止めすることにより、係止板43が内面5Aから後方へ突出するように取り付けられていて、このブラケット40の取付位置は、扉5の閉鎖状態において当該係止板43がデッドボルト16の出退位置と同じ平面位置となり、かつ、前記挿通空間87に入り込む高さ位置とされている。
このため、デッドボルト16がそのガイド筒部21内に納まっているときは、デッドボルト16はブラケット40から解除されており、扉5の開放を許容するアンロック位置となる。他方、デッドボルト16が空間87に突出したときは(図1の状態)、デッドボルト16の上部が扉5に固定してあるブラケット40の逃げ部(係合凹部)44に入り込み、当該扉5の開放が阻止されるロック位置となる。
前記ケーシング15の固定部20には、デッドボルト16の出退方向と交差するよう前後方向(扉5の開閉方向、図1における左右方向と同じ)に延びる収納部45が形成されており、この収納部45の左右方向中央部に、前記保持部材83が前後方向移動自在にガイドされた状態で挿通されている。
すなわち、本実施形態の保持部材83は、ほぼ短冊板状に形成された金属製のスライド板よりなり、収納部45の底面中央部に凹設された前後方向のガイド溝46の間に縦向きに嵌め込むことにより、収納部45内に前後方向移動可能にガイドされている。また、収納部45の底面に、転動部材19Aの案内突条47が前記溝46と平行に設けられている。
この板状の保持部材83は、デッドボルト16の側面に形成した掛止凹部48に嵌合する掛止片(掛止部)49を前端部に備え、当該保持部材83をデッドボルト16側に付勢する第二コイルバネ50を連結するための連結片51を後端部に備えている。
また、保持部材83の中央部には上方に大きく開いた逃げ凹部84が切り欠き形成され、その後部上端縁には、当該保持部材83を第二コイルバネ50に抗して後方へスライドさせるための解除片53が形成されている。
なお、保持部材86の掛止片49の上縁には、デッドボルト16の下方移動に伴って当該保持部材18を後方へ押し戻すべく、前下がり傾斜状のテーパー部が形成されている。
一方、図1に示すように、保持部材83の連結片51を外嵌して取り付けられる第二コイルバネ50は、収納部45の後端壁部に当接して当該保持部材83を常時前方へ付勢している。このコイルバネ50の付勢力によって保持部材83の掛止片49がデッドボルト16の掛止凹部48内に強制的に嵌合され、これにより、デッドボルト16を予めアンロック位置に保持することができる。
本実施形態のオートロック手段19は、ボール状の転動部材19Bからなり、上記板状の保持部材83とともに収納部45内に収納され、保持部材83の逃げ凹部84内に前後方向転動自在に設けられている。
このため、転動部材19Bがボックス本体3の揺れに伴って後方へ移動すると、保持部材18の解除片53に衝突して同保持部材18をデッドボルト16から解除させる。
また、転動部材19Bは、収納部45内でそのガイド溝46により案内されている保持部材83を、地震時の揺れ(例えば、震度2〜3程度の揺れ)によって、第二コイルばね50の弾発力に抗して後方に押動させるに十分な慣性力(衝突力)を発生させうる重さに設計されている。
なお、転動部材19Bの材料としては、地震等による震度2〜3程度の揺れにより感度良く確実に転動し、かつその感度を長期間持続させうる錆の発生しにくい金属として、例えば真鍮を採用するのが好ましいが、鋼材の外周に樹脂を被覆したものであってもよい。また、樹脂内に鉛等の比重の高い金属を埋設したものも採用できる。
なお、オートロック手段19として、ローラ状の転動部材を採用することもできる。
この転動部材19Bは、ボックス本体3が揺れることによって収納部45内で前後に往復転動するが、その揺れが地震等により生じた大きなものであるときは、その転動による慣性力が大きくなって保持部材83の解除片53に強く衝突する。
この衝突により、第二コイルバネ50によって前方へ付勢されている保持部材83が後方(図1の左側)へ移動して保持部材83の掛止片49がデッドボルト16の掛止凹部48から離脱し、その後、デッドボルト16が第一コイルバネ17によって上方に突出されてロック位置となる。
図1に示すように、前記ブラケット40の係止板43は、その先端部から中途部に至る部分を上方に屈曲してなる逃げ部44を備えている。この逃げ部44は、扉5が完全に閉鎖されたとき、デッドボルト16よりもやや後方(ボックス本体3内部側)に位置するように形成されており、このさい、逃げ部44の基端屈曲部が丁度デッドボルト16の後側面に位置するようになっている。
従って、デッドボルト16がロック位置に突出できるのは、図1に示す如く、扉5が若干開いて逃げ部44がデッドボルト16の直上にきたときである。そして、逃げ部44に突出したデッドボルト16は、その突出端部でブラケット40の掛止部43Aを掛止し、ウィング5が開放方向に移動するのを規制する。
また、図1に示すように、オートロック装置は、デッドボルト16がブラケット40に係合している状態(図1の状態)からさらに扉5を閉鎖方向に移動させることにより、デッドボルト16をアンロック位置に押し戻すためのロック解除機構を備えている。
そして、本実施形態では、このロック解除機構として、扉5の閉鎖方向に移動するブラケット40の同方向中途部がデッドボルト16の突出端部に直接当接することによりそのデッドボルト16を没入側である下方に押し戻す形状に形成された第一及び第二カム部61,62よりなるカム機構を採用している。
より具体的には、上記第一カム部61は、ブラケット40の係止板42の中途部において前下がり傾斜状に形成されている。換言すると、この第一カム部61は、ブラケット40における扉5開閉方向中途部に、デッドボルト16側(収納ボックス3側)に近づくに従い同ボルト16の突出側に傾斜するように形成されている。
他方、第二カム部62は、デッドボルト16の突出端面を前下がり傾斜状にカットして形成されている。換言すると、この第二カム部62は、デッドボルト16の突出端部に形成されかつブラケット40側(ボックス3の外側)に向かうに従い当該デッドボルト16の没入側に傾斜するように形成されている。
このため、ロック位置に突出したデッドボルト16が逃げ部44に係合した状態から扉5を閉鎖位置に移動したとき、カム部61,62同士が押圧接当してデッドボルト16をアンロック位置に押圧するようになっている。
すなわち、デッドボルト16がブラケット40に係合している状態(デッドボルト16の突出端部が逃げ部44に入り込んでいる状態)からさらに扉5を閉鎖方向に移動すると、ブラケット40の第一カム部61がデッドボルト16の第二カム部62に当接して、デッドボルト16がアンロック位置に押し戻されることになる。
また、ブラケット40の係止板43の先端部には、前記第一カム部61とほぼ同じ角度で前下がりに湾曲した第三カム部64が設けられている。
この第三カム部64は、ブラケット40のすべての部分が収納ボックス3の外側に位置するように完全に開放されている扉5を閉鎖方向へ移動させることによっても、ロック位置にあるデッドボルト16をアンロック位置側に押圧できるようにするもので、扉5が大きく完全に開いた状態においてデッドボルト16がロック位置Bに突出したとき、デッドボルト16とブラケット40とが干渉して扉5が閉鎖できなくなるのを防止する。
すなわち、扉5が大きく完全に開いた状態でデッドボルト16がアンロック位置に突出したとき、この状態から扉5を閉鎖移動すれば、第二カム部62と第三カム部64とが押圧接当してデッドボルト16をアンロック位置に向けて押圧し、これによりブラケット40の先端部がデッドボルト16を乗り越えられるので、デッドボルト16がロック位置にあるときでも完全開放状態の扉5を簡単に閉鎖でき、扉5のスムーズな閉鎖を可能にする。
上記実施形態に係るオートロック装置によれば、第一コイルバネ17に抗してデッドボルト16を押し下げると、保持部材83の掛止片49が掛止凹部48に嵌合し、デッドボルト16をアンロック位置に保持する。このため、デッドボルト16はボックス本体3に大きな揺れが生じていない通常の場合は常にアンロック位置に保持されており、この場合は扉5を自由に開閉することができる。
一方、ボックス本体3に想定した震度よりも大きな揺れが生じると、転動部材19Bが保持部材83の解除片53に衝突したときの衝撃力によって掛止片49による保持が解除される。このため、扉5が僅かに開かれてブラケット40の逃げ部44がデッドボルト16の直上にきたときに、同デッドボルト16が自動的にロック位置に移動し、デッドボルト16の突出端部がブラケット40の掛止部43Aに引っ掛かり、扉5の開放が阻止される。その結果、収納ボックス2内の食器等の収納物が外部に飛び出すのが未然に防止される。
そして、上記のようにデッドボルト16がブラケット40に係合している状態から、さらに扉5を閉鎖方向に移動させると、ブラケット40の第一カム部61がデッドボルト16上端の第二カム部62に当接して同ボルト16をアンロック位置に押し戻し、その後、保持部材83がデッドボルト16をそのアンロック位置に保持し、これによってロックを解除することができる。
このように、本実施形態では、扉5を閉鎖方向に押すだけでデッドボルト16によるロックをワンタッチで解除することができるので、オートロック装置が地震によらずに軽微な振動でロックされたような場合でも、極めて簡単な操作でそのロックを解除することができる。
また、扉5を押し戻すという極めて簡単な操作でロック解除できるようになったことから、オートロック装置の揺れ検出の感度を上げても、収納ボックス2の使用に不便が生じなくなり、このため、同装置の揺れ検出の感度を極めて鋭敏にすることができる。
なお、上記実施形態において、左右の扉5のうち一方の扉5の縁部に、両扉5間の間隙を閉鎖する帯板状の召し合わせ部材を固着する場合には、他方の扉5を開かないと一方の扉5を開くことができないので、他方の扉5のみにブラケット40を設け、これを自動的に係止するロック装置本体1をボックス本体3に一つ設ければ足りる。
ただし、召し合わせ部材が一方の扉5に対して揺動自在に枢着されている場合には、左右両扉5にブラケット40を設け、これらのブラケット40に対応するボックス本体3のそれぞれの位置にロック装置本体1を設ける必要がある。
また、片方開き扉5の収納ボックス2の場合には、ロック装置本体1をボックス本体3の立側面に取り付けることもできる。
なお、本実施形態では、ブラケット40に設けた第一カム部61とデッドボルト16に設けた第二カム部62とにより、扉5を閉鎖移動したときデッドボルト16をアンロック位置に押圧するカム機構を構成しているが、ブラケット40に設けた第一カム部61のみにて、ウィング5の閉鎖方向への移動によりブラケット40がロック位置にあるデッドボルト16をアンロック位置に押圧するようにしてもよい。
すなわち、カム機構は、第一及び第二カム部61,62の双方だけでなく、第一カム部61がけから構成することもできる。
また、本実施形態では、揺れを検知して保持部材18をデッドボルト16から解除するオートロック手段19を、ボール状の転動部材19Bにより構成しているが、これに代え、オートロック手段19を、保持部材83に対して摺動する重り部材(例えば、特願平7−134376号参照)により構成してもよい。
また、本実施形態では、収納ボックス2は、蝶番6に組み込んだバネによって扉5を閉鎖方向に付勢するように構成されているが、これに代え、収納ボックス2は、マグネットにより扉5を閉鎖位置に吸引保持するようにしたものであってもよいし、扉5を閉鎖位置に保持する機構を有しない収納ボックスであってもよい。
本実施形態では、ブラケット40側に形成する第一カム部61として、ブラケット40に取り付けられかつデッドボルト16の出退方向(図例では上下方向)に弾性変形するバネ部材71を採用している。
図1及び図4に示すように、このバネ部材71は、ブラケット40の取付板42の内面に固定された固定板部72と、この固定板部72の上端縁から後方へ延設された当接板部73とを有する板バネよりなる。なお、このバネ部材71は、板バネだけでなく棒状のバネを採用することもできる。
当接板部73は、その中途部を下方に屈曲することで側面視ほぼくの字状を呈し、その屈曲部から先端に至る部分を前下がり傾斜状に形成することで、デッドボルト16の突出端部に対する当接部分74(第一カム部61)を備えている。この当接部分74は、ブラケット40の逃げ部44に入り込んだ状態でデッドボルトボルト16の第二カム部62とほぼ同じ角度に傾斜しており、かつ、その第二カム部62よりも長い当接面を有している。
なお、図1及び図4に示すように、ブラケット40の係止板43の幅方向中央部には、上方に弾性変形した当接板部73と同係止板43との干渉を避けるための逃げ長孔75が設けられている。
また、本実施形態では、デッドボルト16の突出端部に、ブラケット40の掛止部43Aに対する引っ掛かりを確実にするための窪み部76を設けている。
この窪み部76は、図1及び図2に示すように、ブラケット16の突出端部の後側面を上下方向一定範囲に渡って浅く彫り込むことによって形成されていて、このため、ブラケット40の掛止部43Aは、当該窪み部76に入り込んだ状態でデッドボルト16の突出端部に掛止されることになる(図1参照)。
更に、本実施形態では、蓋部材77の上面に、前後方向(扉5の開閉方向)に延びる左右一対のガイドリブ78が設けられている。
図2及び図3に示すように、このガイドリブ78は、デッドボルト16の挿通孔79を左右から挟む位置に立設されており、蓋本体80の先端縁からスペーサ部81の根元に至る範囲に渡って前後方向に延設されている。このガイドリブ78の突出高さは、アンロック位置に保持されているデッドボルト16の上端縁と同量か又はそれより大きい突出量に設定されている。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態では、保持部材83の逃げ凹部84の底部に、後方(反デッドボルト16側)に向かうに従い当該逃げ凹部84が深くなる方向に傾斜した傾斜縁85が形成されていて、この傾斜縁85により、転動部材19Bが常に解除片86の近傍に位置するようにしている。
このため、転動部材19Bが少し転動するだけで、同部材19Bを保持部材83の解除片86に衝突させることができ、オートロック装置の揺れに対する感度を向上することができる。
なお、本実施形態では、ブラケット40にバネ部材71を取り付けることでデッドボルト16に対する上下方向の当接範囲を広げているので、蓋部材77のスペーサ部81の上下長さを比較的大きくしてバネ部材71も挿通空間87に挿通できるようにしている。
更に、図2に示すように、ケーシング15は、その前端部のガイド筒部21を丸みを有するカバー部材88で一体に覆うことにより、平面視で四隅が丸みを帯びた四角形に形成されている。
次に、図5及び図6を参照しつつ、本実施形態に係るオートロック装置の作用を説明する。
まず、図5(a)に示すように、デッドボルト16がアンロック位置に保持されているときは、ブラケット40の係止板43及びバネ部材71はいずれもロック装置本体1側の挿通空間87を自由に行き来でき、この場合、扉5を自由に開閉することができる。
一方、図5(b)に示すように、ボックス本体3に想定した震度よりも大きな揺れが生じると、転動部材19Bの保持部材18の解除片53に衝突したときの衝撃力によって掛止片49による保持が解除される。このため、扉5が僅かに開かれてブラケット40の逃げ部44がデッドボルト16の直上にきたときに、同デッドボルト16が自動的にロック位置に移動し、デッドボルト16の突出端部がブラケット40の掛止部43Aに引っ掛かり、扉5の開放が阻止される。
このさい、本実施形態では、ブラケット40の掛止部43Aがデッドボルト16の窪み部76に入り込んだ状態で両者が係合するので、ケーシング15のガイド筒部21に対する遊び等によってデッドボルト16が扉5の開放方向に若干転倒しても、ブラケット40の掛止部43Aが扉5の開放方向に抜け出すのを未然に防止できる。
そして、図5(b)に示すデッドボルト16がブラケット40に係合している状態から扉5を閉鎖方向に移動させると、ブラケット40の第一カム部61(バネ部材71)がデッドボルト16上端の第二カム部62に当接して同ボルト16をアンロック位置に押し戻し、その後、保持部材83がデッドボルト16をそのアンロック位置に保持し、これによってデッドボルト16によるロックが解除される。
この場合、本実施形態では、第一カム部61として上下方向に弾性変形自在なバネ部材71を採用したので、図5(b)と図6(a)(b)に示すように、扉5のガタつきやブラケット40の取付誤差等により同ブラケット40の取付高さが若干変化しても、第一カム部61がデッドボルト16の突出端部(第二カム部62)に確実に当接するようになり、このため、カム機構よりなるロック解除機構をより確実に作動できるようになる。
また、図5(c)に示すように、扉5が完全に開放している状態でデッドボルト16が突出している場合でも、そのまま扉5を閉鎖方向に移動すれば、ブラケット40の先端部に形成した第三カム部64がデッドボルト16の第二カム部62を押し下げるので、デッドボルト16を指で押し戻すことなく、扉5を簡単に閉鎖できる。
更に、本実施形態では、ガイドリブ78がアンロック位置にあるデッドボルト16の上端縁と同量又はより大きく突出しているので、蝶番6の劣化等の原因で扉5が徐々に下がってきても、ブラケット40の掛止部43Aはガイドリブ78に当接し、アンロック位置にあるデッドボルト16には掛止されない。
このため、アンロック位置にあるデッドボルト16により扉5がロックされてしまうのを未然に防止することができる。
なお、上記した実施形態は例示的なものであって限定的なものではない。すなわち、本発明の範囲は前記した特許請求の範囲によって示され、その請求項の意味に入るすべての変形例は本発明に含まれるものである。
本発明のオートロック装置の取付及びロック状態を示す側面断面図である。 ロック装置本体の分解斜視図である。 (a)は蓋部材の平面図、(b)は同蓋部材の側面図、(c)は同蓋部材の正面図、(d)は同蓋部材の底面図である。 (a)はブラケットの平面図、(b)は同ブラケットの側面図、(c)は同ブラケットの底面図である。 オ−トロック装置の作用説明図であり、(a)はデッドボルトがアンロック位置にある状態を示す図であり、(b)はデッドボルトがロック位置にある状態を示す図であり、(c)はデッドボルトがロック位置にあるが扉が解放している状態を示す図である。 (a)はブラケットの取付位置が上方に変化した状態を示す図であり、(b)はブラケットの取付位置が下方に変化した状態を示す図である。 本発明のオートロック装置が装着された収納ボックスの斜視図である。
符号の説明
1 ロック装置本体
2 収納ボックス
3 ボックス本体
4 前面開口部
5 ウィング(扉)
5A 内面
16 デッドボルト
40 ブラケット
43A 掛止部
76 窪み部

Claims (2)

  1. ボックス本体(3)の天板(8)の前縁部下面に取り付け可能でかつデッドボルト(16)を突出状態とするために地震の揺れによって転動するオートロック手段(19)を内部に有するケーシング(15)と、前記ボックス本体(3)の前面開口部(4)に枢着されたウィング(5)の内面(5A)に取り付けられる取付板(42)とこの取付板(42)から前記ウィング(5)の閉鎖方向へ突出する係止板(43)とを一体に有するブラケット(40)と、上下方向に沿って直線的に伸びるガイド面を有する前記ケーシング(15)に設けられたガイド筒部(21)と、このガイド筒部(21)に上下方向に沿って全ストロークに渡って直線的に出退自在に挿通されかつ前記ブラケット(40)の係止板(43)の先端部に引っ掛かって前記ウィング(5)の開放を阻止する突出端部を有するデッドボルト(16)と、を備え、地震の揺れによって前記ウィング(5)が僅かに開かれた状態で前記デッドボルト(16)の突出端部が前記ブラケット(40)の係止板(43)の先端部に引っ掛かるようになっているウィング付き収納ボックスのオートロック装置において、
    前記デッドボルト(16)の突出端部に、前記ウィング(5)の開放方向に向けて突出するように前記ブラケット(40)の係止板(43)の先端部に形成された掛止部(43A)に対する引っ掛かりを確実にするための窪み部(76)が設けられていることを特徴とするウィング付き収納ボックスのオートロック装置。
  2. ボックス本体(3)と、この本体(3)の前面開口部(4)に枢着されたウィング(5)と、前記ボックス本体(3)の天板(8)の前縁部下面に取り付けられかつデッドボルト(16)を突出状態にするために地震の揺れによって転動するオートロック手段(19)を内部に有するケーシング(15)と、前記ウィング(5)の内面(5A)に取り付けられた取付板(42)とこの取付板(42)から前記ウィング(5)の閉鎖方向へ突出する係止板(43)とを一体に有するブラケット(40)と、上下方向に沿って直線的に伸びるガイド面が形成されるように前記ケーシング(15)に設けられたガイド筒部(21)と、このガイド筒部(21)に上下方向に沿って全ストロークに渡って直線的に出退自在に挿通されかつ前記ブラケット(40)の係止板(43)の先端部に引っ掛かって前記ウィング(5)の開放を阻止する突出端部を有するデッドボルト(16)と、を備え、地震の揺れによって前記ウィング(5)が僅かに開かれた状態で前記デッドボルト(16)の突出端部が前記ブラケット(40)の係止板(43)の先端部に引っ掛かるようになっているオートロック機能を有するウィング付き収納ボックスにおいて、
    前記デッドボルト(16)の突出端部に、前記ウイング(5)の開放方向に向けて突出するように前記ブラケット(40)の係止板(43)の先端部に形成された掛止部(43A)に対する引っ掛かりを確実にするための窪み部(76)が設けられていることを特徴とするウィング付き収納ボックス。
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