JP4369342B2 - 振動感知ロック装置 - Google Patents
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Description
また、上記従来のロック装置としては、ケース内に、下面中央に突出した係止軸を設けた円板状のフランジを設けた係止手段を有するとともに、当該フランジの下面を球体によって支えるように構成されたものが知られている。当該ロック装置は、平常時においては、球体が係止手段のフランジと係合しているので、係止手段の係止軸がケース内に没入しており、扉の開放を規制することがないようになっている。そして、地震時においては、振動によって球体が移動して係止手段のフランジから外れて前記係止軸がケースから突出し、扉の係止装置を係止して扉の開放を規制し、収納装置本体内の収納物の落下を防止することができるようになっている。また、扉に取り付けられた係止装置には、係止手段の係止軸の係止を解除する係止解除部材が設けられている(例えば、特許文献1)。
そのため、ロック装置を備えた扉付き収納装置は、日常使用時において、扉を勢いよく閉じた際に発生する戸当たりによる衝撃音と衝撃力を緩和するため、ダンパーを振動感知ロック装置とは別に取り付け、扉をゆっくり閉じるようにさせることも考えられている。しかし、このダンパーの収納装置本体への取り付けは、部品点数の増加によるコスト高となり、しかもロック装置とは別個に取り付けるので、取り付け作業が面倒であり、収納装置本体を傷つけるという問題点があり、あまり好ましいものではなかった。
また、扉の戸当たり時の衝突速度を低下させて、扉と家具本体等との衝突による瞬間的な反発動作によって扉のロックが行われる前に再び扉が開いてしまう現象を軽減し、平常
時においても扉の戸当たり時の衝撃音の発生を防止することができる振動感知ロック装置を提供することを課題とする。
また、扉の戸当たり時の衝撃によって地震時以外に扉のロックが行われるような誤動作を防止することができる振動感知ロック装置を提供することを課題とする。
また、ロック状態を解除するための係止解除部材を設け、当該係止解除部材によるロックの解除を、扉を操作することによって簡単によって行えるように構成した係止装置と、当該係止装置を用いた振動感知ロック装置を提供することを課題とする。
家具、吊り戸棚等の扉付き収納装置に設けられ、地震時に扉の開放を規制する振動感知ロック装置であって、
収納装置本体に取り付けられるケースを有し、
当該ケースには、
振動感知手段と、
前記振動感知手段が地震を感知することによって扉を係止する係止手段と、
前記扉と当接して前記扉の閉じ方向の衝撃を緩衝する緩衝手段と、
が設けられており、
前記係止手段は、アームと、アームの後部に設けられた基部と、アームの先部に設けられた係止爪とからなり、基部が前記ケースに回動可能に取り付けられ、係止爪が非係止位置から係止位置まで移動可能であって、自重又は重錘により係止爪が係止位置方向に付勢され、係止爪が係止位置で扉に係止可能であり、
前記振動感知手段は、前記ケースに転動可能に設けられた転動体であって、非地震時に前記係止手段のアームと係合して係止爪を非係止位置で保持し、地震時に前記係止手段のアームから離脱して係止爪を自重又は重錘により係止位置に移動させるように構成され、
前記ケースの底壁には、前記振動感知手段の前記係止手段のアームに対する非係合位置から係合位置まで傾斜して、振動感知手段を前記非係合位置から前記係合位置まで案内する案内面が形成され、
前記扉には、前記係止手段の係止爪に係止される係止装置が設けられており、
当該係止装置は、
扉に取り付けられるガイド枠と、
前記ガイド枠に取り付けられ、当該ガイド枠によって扉の開閉方向に移動可能に案内され、前記係止手段の係止爪に係止される係止枠とを有し、
当該係止枠には、係止解除部材が設けられ、
係止解除部材は、係止枠を扉の閉じる方向へ移動させることにより、前記係止爪を係止位置から非係止位置に移動させて係止を解除することができる解除位置と、係止枠を扉の
開く方向へ移動させることにより、前記係止爪を係止位置から非係止位置まで移動させることができず係止を解除することができない非解除位置に移動可能であることを特徴とする振動感知ロック装置。
前記係止解除部材は、扉の閉じる方の面には、前記係止爪と摺接して、前記係止爪を非係止位置方向に移動させ、係止爪の係止を解除する解除傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の振動感知ロック装置。
前記緩衝手段は、
前記ケース内に設けられた収納室と、
前記収納室内に充填された緩衝用流体と、
前記収納室内に回動可能に設けられ、前記緩衝用流体の抵抗を受ける抵抗部が設けられた回動軸と、
前記扉と当接し、扉の開閉方向に移動可能な当接軸と、
前記当接軸と前記回動軸間に設けられ、前記当接軸の移動を前記回動軸に伝達する伝達手段と、
からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動感知ロック装置。
前記伝達手段は、
前記当接軸に設けられたラック部と、
前記回動軸に設けられ、前記ラック部と噛み合う歯車とからなることを特徴とする請求項4記載の振動感知ロック装置。
前記伝達手段は、
前記当接軸に設けられたラック部と、
前記ラック部と噛み合う歯車と、
前記回動軸に設けられた回動体と、
扉の閉じ方向の歯車の回転を回動体に伝達し、扉の開く方向の歯車の回転を回動体に伝達しないクラッチとからなることを特徴とする請求項4記載の振動感知ロック装置。
前記ガイド枠及び前記係止枠には、前記係止解除部材を解除位置と非解除位置で位置決めする、凹部と凸部とからなる位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の振動感知ロック装置。
図2は、ロック装置本体1及び係止装置130の全体斜視図であって、家具等に取り付け姿勢の通り、同図における上から下に向かう方向が下方(適宜「重力方向」という)を表している。
図3は、ロック装置本体1の全体図であって、(a)が上から見た上面図、(b)が側面から見た側面図、(c)が後部から見た後面図、(d)が前面から見た前面図、(e)が下から見た底面図である。また、図3(b)、図3(c)、図3(d)における横方向が、前記重力方向と直交する水平方向となっている。
図4は、ロック装置本体1の断面図であって、(a)が図3(a)のA−A断面図、(b)が図3(b)のB−B断面図、(c)が図4(b)のC−C断面図である。
図5は、ロック装置本体1の組み立て方を説明するための分解斜視図であって、(a)が流体収納ケース10の組立斜視図、(b)が伝達手段10の分解斜視図、(c)が上部ケース50を中心とした分解斜視図、(d)が上部ケース50と下部ケース100を中心とした分解斜視図である。
図6は、図5に引き続き、ロック装置本体1の組み立て方を説明するための斜視図であって、(e)が上部ケース50を斜め上方から見た部分的な分解斜視図、(f)が上部ケース50と上部ケース50の上面を塞ぐ蓋部材91を表した斜視図、(g)がロック装置本体1を斜め上方から見た外観斜視図である。
図9は、係止枠150の全体図であって、(a)が上から見た上面図、(b)が側面から見た側面図、(c)が前部から見た前面図、(d)が後面から見た後面図、(e)が下から見た底面図である。
図10は、それぞれガイド枠135に係止枠150を取り付けた係止装置130を表した面図であって、(a)は係止枠150の係止解除部材160が非解除位置にある状態の断面図、(b)は係止枠150の係止解除部材160が解除位置にある状態の断面図である。
態を表すものであり、家具等の基枠Bに取り付けられたロック装置本体1と、扉Eに取り付けられた係止装置(被係止手段)130を表している。
図11は、振動が与えられていない非地震時(平常時)における振動感知ロック装置の動きを説明する説明図であって、(a)は扉Eが緩衝手段69の当接軸70先端に当接する直前の側面図、(b)は扉Eが緩衝手段69の当接軸70先端と当接した状態のまま閉じた状態を示す側面図、(c)が扉Eが開いて緩衝手段69の当接軸70の先端から離れた状態の側面図である。
図12は、地震等によって振動が与えられた場合のロック装置本体1の動きを説明するため説明図であって、(a)は振動が与えられる前の転動体106が係止手段120との係合位置にある状態を示す側面図、(b)は振動が与えられた後、転動体106が係合位置から非係合位置に移動した時の状態を示す側面図、(c)は係止手段120が係止装置130と係合したまま扉Eが開こうとしている状態を表す側面図である。
図14は、係合したロック装置本体1と被係止手段(係止装置)130との係止状態を解除する動きを説明する説明図であって、(a)が係止解除部材160が解除位置に移動した状態を示す側面側の要部断面図、(b)が扉Eを閉じて係止手段120を非係止位置まで押し上げた状態の側面側の要部断面図、(c)がロック装置本体1と被係止手段130の係合が解除された後、係止解除部材160を非解除位置に移動させた状態を示す側面側の要部断面図である。
前記振動感知手段は、前記ケース2内に転動可能に設けられた転動体106として所定の重量を有する金属球であって、非地震時に前記係止手段120に設けた係合突起128の下端と当接することにより係止手段120を下方から支えて非係止位置X1に保持するものである。また、地震等の振動によってロック装置本体1が揺れた場合には、慣性によってその場に止まろうとする転動体106とロック装置本体1の揺れに伴って移動する係止手段120(係合突起128)との当接が解除され、係止手段120が自重又は重錘により係止位置X2に移動するように構成されている。
前記ケース2内の底壁102には、前記振動感知手段106の前記係止手段120に対する非係合位置Y1から係合位置Y2まで傾斜して、振動感知手段106を前記非係合位置Y1から前記係合位置Y2まで案内する案内面108が形成されている。当該案内面108は、前記係合突起128から重力方向に垂下した位置を最下点(係合位置Y2)とした凹面を形成するようになっており、傾斜の緩やかなすり鉢のような形状になっている。すなわち、係合位置Y2に静止した金属球は、揺れが生じた場合に全周囲どちらの方向へも移動可能であり、揺れの大きさが一定の場合、球体の移動量は揺れの方向に関わらずほぼ一定となるように形成されている。
前記扉Eには、図10に示す前記係止手段120に係止される被係止手段(係止装置)130が取り付けられる。当該被係止手段(係止装置)130は、前記係止手段120の係止爪125と係合する係止枠150を有し、当該係止枠150には、前記係止爪125の係止を解除する解除位置Z2と、前記係止爪125の係止を解除しない非解除位置Z1に移動可能な係止解除部材160が設けられている。
係止爪125の係止を解除する解除位置Z2と、前記係止爪125の係止を解除しない非解除位置Z1に移動可能な係止解除部材160が設けられている。
少なくとも、非解除位置Z1の位置における凸部147,148と凹部155、157との係合は、予め想定した重量の扉が所定震度の地震によって揺れた場合であっても、ある程度の安全マージンを持って係合を保持することができる程度の関係に設定されている。ガイド枠135の凸部147,148を設けた部分は、外側方向に弾性変形可能に形成されており、係止枠150の移動時に当該部分が弾性変形し、凸部147,148によって保持した凹部155、157(係止枠150)の移動を許容するようになっている。すなわち、これらが係止枠の移動を許容する保持手段となっている。当該保持手段の保持力は、おおよそ、開動作を防止する扉の重量と想定する地震の震度によって生じる加速度若しくはロック時の扉の速度に基づいて算出し、当該算出された力に安全率分の力を加えた力として設定される。なお、当該保持手段は、上記した構造の例に限らず他の方法を用いることも可能である。
、この弾性部材85の弾性により前方に付勢され、前壁55に形成された挿通孔60から突出した状態で、前記連結部75が上部ケース50の前壁55に圧接している。右ガイド部材72には、前記歯車35と噛み合うラック部90が形成されている。図6(f)に示すように、上部ケース50は、前記スライド部材71及び弾性部材85を収容した形で、右壁52と左壁53と後壁54と前壁55の段凹部62,63,64,65に蓋部材91の周縁が係合され、ネジ等の固定手段92によって蓋部材91が固定されている。蓋部材91には、前記当接軸70を軸受けする突片94が形成されている。
なお、本実施の形態においては、最適な形状として、前記のように底壁102の形状を略中心104を中心とした逆円錐形状の内面を成すすり鉢状に形成しているが、傾斜面の角度、球体の重量や大きさ、その他の条件に応じて底壁の形状を多角錐形状に形成しても構わない。
られている。係止手段120は、所定肉厚の板に凹状の切り欠きを形成したような、略U字形状の肉厚(幅)が均一に形成された硬質合成樹脂製の部材である。係止手段120は、中間部の細長状のアーム121と、当該アーム121の後部にアーム121と略直角となるように垂下させた基部122と、アーム121の先部(前部)124に垂下するように設けられた係止爪125とからなる。基部122には、左右方向(肉厚方向)に突出した短い円柱形の回動軸123が設けられている。また、アーム121の略中間位置に当たる部分の下方(U字形の内側)には、係合突起128が突出するように設けられている。当該係合突起128は、前記下部ケース100底壁102の略中心104の位置と重力方向において対向しており、当該略中心104に静止する球体の中心の上面と当該係合突起128の下端がほぼ一致するようになっている。また、アーム121の下面(U字形の内側に面した面)は、前記係合突起128の部分を除き、長手方向の中心線中央を最下部として上側に湾曲するような面取りが行われている。すなわち、アーム121の下面は長手方向に沿って半円柱形のような形状であり、球体が当接した場合にそのまま球体に載らず、球体を左右に逃がしやすくしている。これにより、ロック時における動作不良発生の可能性を軽減させている。
本実施の形態においては、係合突起128の下端面の形状は、球体(鉄球)の直径が略9.5mmであるのに対して、前後と左右の長さが1.5mm×3.0mmの長方形となっている。すなわち、球体は360度全周囲いずれの方向に移動できるが、鉄球が左右方向に移動した場合には、前後方向に移動した場合と比較して係合突起128と長い時間当接するようになっている。これは開き扉等を有する家具等への適用を考慮したものであり、扉を開かせるような方向の振動(球体の前後移動)が働いた場合には即座にロックが行われ、扉の開閉には影響の少ない横方向の振動の場合と比較して動作の感度を高くしている。これは、全方向の振動に対して装置全体の感度を高めると、地震時以外の通常使用時における振動によってもロックされてしまう場合も想定されるので、危険性の高い扉の開閉方向への感度を高く、他の方向の感度はこれよりも低く設定している。このように、振動方向に対する感度を当接する係合突起128の当接面の形状を設定することによって調節することができる。
係止手段120は、係止爪125が下部ケース100に形成された前記連通孔115から突出可能に取り付けられている。
案内路140は、左ガイドアーム137の下端中央に形成された下ガイド片145と、下ガイドアーム137の上端後部に形成された上ガイド片146と、右ガイドアーム136の上端前部と左ガイドアーム137の上端前部に連結して形成されたガイド板143によって形成されている。また、右ガイドアーム136の略中央には、係止凸部147が形成されている。左ガイドアーム137の略中央には、係止凸部148が形成されている。
前記非解除位置Z1とは、係止枠150がロック装置本体1に対して一番遠い位置にあり、係止手段120に設けた係止爪125先端下部の湾曲面129が解除傾斜面165と当接しても、当該当接が不十分となって、係止手段120を初期位置である降下前の位置まで持ち上げることができない位置である。また、解除位置Z2とは、係止枠150がロック装置本体1に対して一番近い位置にあり、係止手段120に設けた係止爪125先端下部の湾曲面129が解除傾斜面165と当接して斜面に沿って持ち上げられ、係止手段120を初期位置である降下前の位置まで持ち上げることができる位置である。
なお、非解除位置Z1から解除位置Z2へ移動するには、前記係止凸部147,148と第1の係止凹部155,157との係合を解除しなければならないが、当該解除に要する力は想定される地震の揺れによって家具の扉が振動したとしても、容易に解除できないような強度に設定されている。また、前記係止凸部147,148と第1の係止凹部155,157は、人間の力で扉を開いた場合に初めて移動が許容されるような強度に設定されており、人間が操作するまで係合状態を保持する保持手段となっている。
材152が案内路140に案内され、ガイド枠135に扉の開閉方向(前後方向)に向かって移動可能に案内されている。なお、図10(a)に示すように、係止枠150は、右摺動部材151の第1の係止凹部155が案内路139の係止凸部147に係止され、左摺動部材152の第1の係止凹部157が案内路140の係止凸部148に係止されると、係止解除部材160が非解除位置Z1に位置決めされる。また、係止枠150は、右摺動部材151の第2の係止凹部156が案内路139の係止凸部147に係止され、左摺動部材152の第2の係止凹部158が案内路140の係止凸部148に係止されると、係止解除部材160が解除位置Z2に位置決めされる。
係止装置(被係止手段)130は、取付板132に形成された取付孔133,134にネジ169を挿通し、当該ネジ169を扉Eにねじ込むことによって、扉Eに固定されている。係止装置(被係止手段)130が扉Eに固定されると、ガイド枠135が略水平となる。係止装置(被係止手段)130は、係止枠150が後方(扉Eの開く方向Q)に摺動させられ、第1の係止凹部155,157が案内路139,140の係止凸部147,148に係止され、係止解除部材160が非解除位置Z1に位置決めされている。非解除位置Z1に位置している係止解除部材160は、係止手段120の係止爪125の係止を解除することができない。
係合突起128から外れ、係止爪125が係止位置X2に移動して、扉Eをロックする虞がない。なお、扉Eは、基枠(収納装置本体)Bに設けられた復帰用スプリングにより、自動的に閉まるようにしても構わない。
材160を解除位置Z2に移動させる面倒さがなく、極めて便利である。
爪125に何等作用しない非解除位置Z1である。
戸当たりによる揺れにより、係止手段120が扉Eを係止することを防止することもできる。
B 基枠(収納装置本体)
C 上壁
E 扉
F 引き出し
P 閉じる方向
Q 開く方向
X1 非係止位置
X2 係止位置
Y1 非係合位置
Y2 係合位置
Z1 非解除位置
Z2 解除位置
1 振動感知ロック装置
2 ケース
10 流体収納ケース
11 小ケース
12 蓋体
13 上壁
14 突片
15 周壁
16 軸受け孔
17 表面
18 透孔
19 ガイド突起
21 固定手段
22 軸受け穴
23 流体収納室
25 緩衝用流体
26 回動軸
27 抵抗部材
29 突出部
31 嵌合軸部
32 オーリング(密封手段)
35 歯車
36 底壁
39 ガイド孔
41 回動体
42 嵌合孔部
43 係止溝
45 クラッチ
46 一端
47 他端
50 上部ケース
51 底壁
52 右壁
53 左壁
54 後壁
55 前壁
56 取付孔
57 固定手段
58 ガイド路
59 ガイド路
60 挿通孔
61 受け部材
62 段凹部
63 段凹部
64 段凹部
65 段凹部
66 突片
67 透孔
68 ネジ
69 緩衝手段
70 当接軸
71 スライド部材
72 右ガイド部材
73 左ガイド部材
75 連結部
76 後部
77 前端
79 取付穴
80 後端
81 挿設穴
83 衝撃吸収部材
85 弾性部材
86 後端
90 ラック部
91 蓋部材
92 固定手段
94 突片
95 伝達手段
100 下部ケース
101 固定手段
102 底壁
103 周壁
104 略中心
105 転動室
106 転動体(球体 振動感知手段)
107 上部
108 案内面
110 収納凹部
111 軸受溝
112 軸受溝
115 連通孔
120 係止手段
121 アーム
122 基部
123 回動軸
124 先部
125 係止爪
126 係止面
127 前端面
128 係合突起
129 湾曲面(傾斜面)
130 係止装置(被係止手段)
131 装置本体
132 取付板
133 取付孔
134 取付孔
135 ガイド枠
136 右ガイドアーム
137 左ガイドアーム
138 連結アーム
139 案内路
140 案内路
141 下ガイド片
142 上ガイド片
143 ガイド板
145 下ガイド片
146 上ガイド片
147 係止凸部
148 係止凸部
150 係止枠
151 右摺動部材
152 左摺動部材
153 係止片
154 位置決め手段
155 第1の係止凹部
156 第2の係止凹部
157 第1の係止凹部
158 第2の係止凹部
159 係止面
160 係止解除部材
162 下面
163 垂直面
165 解除傾斜面
166 右側面
167 左側面
169 ネジ
170 係止装置(被係止手段)
171 係止部材
172 取付板
173 取付長孔
174 取付長孔
175 係止枠
176 右ガイドアーム
177 左ガイドアーム
178 係止アーム
178a 内側面
179 凸条
180 凸条
181 係止凹部
182 係合突起
183 係合突起
185 係止解除部材
186 下面
187 垂直面
188 解除傾斜面
189 右側面
190 左側面
191 案内溝
192 突起
193 案内溝
194 突起
Claims (6)
- 家具、吊り戸棚等の扉付き収納装置に設けられ、地震時に扉の開放を規制する振動感知ロック装置であって、
収納装置本体に取り付けられるケースを有し、
当該ケースには、
振動感知手段と、
前記振動感知手段が地震を感知することによって扉を係止する係止手段と、
前記扉と当接して前記扉の閉じ方向の衝撃を緩衝する緩衝手段と、
が設けられており、
前記係止手段は、アームと、アームの後部に設けられた基部と、アームの先部に設けられた係止爪とからなり、基部が前記ケースに回動可能に取り付けられ、係止爪が非係止位置から係止位置まで移動可能であって、自重又は重錘により係止爪が係止位置方向に付勢され、係止爪が係止位置で扉に係止可能であり、
前記振動感知手段は、前記ケースに転動可能に設けられた転動体であって、非地震時に前記係止手段のアームと係合して係止爪を非係止位置で保持し、地震時に前記係止手段のアームから離脱して係止爪を自重又は重錘により係止位置に移動させるように構成され、
前記ケースの底壁には、前記振動感知手段の前記係止手段のアームに対する非係合位置から係合位置まで傾斜して、振動感知手段を前記非係合位置から前記係合位置まで案内する案内面が形成され、
前記扉には、前記係止手段の係止爪に係止される係止装置が設けられており、
当該係止装置は、
扉に取り付けられるガイド枠と、
前記ガイド枠に取り付けられ、当該ガイド枠によって扉の開閉方向に移動可能に案内され、前記係止手段の係止爪に係止される係止枠とを有し、
当該係止枠には、係止解除部材が設けられ、
係止解除部材は、係止枠を扉の閉じる方向へ移動させることにより、前記係止爪を係止位置から非係止位置に移動させて係止を解除することができる解除位置と、係止枠を扉の
開く方向へ移動させることにより、前記係止爪を係止位置から非係止位置まで移動させることができず係止を解除することができない非解除位置に移動可能であることを特徴とする振動感知ロック装置。 - 前記係止解除部材は、扉の閉じる方の面には、前記係止爪と摺接して、前記係止爪を非係止位置方向に移動させ、係止爪の係止を解除する解除傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の振動感知ロック装置。
- 前記ガイド枠及び前記係止枠には、前記係止解除部材を解除位置と非解除位置で位置決めする、凹部と凸部とからなる位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の振動感知ロック装置。
- 前記緩衝手段は、
前記ケース内に設けられた収納室と、
前記収納室内に充填された緩衝用流体と、
前記収納室内に回動可能に設けられ、前記緩衝用流体の抵抗を受ける抵抗部が設けられた回動軸と、
前記扉と当接し、扉の開閉方向に移動可能な当接軸と、
前記当接軸と前記回動軸間に設けられ、前記当接軸の移動を前記回動軸に伝達する伝達手段と、
からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動感知ロック装置。 - 前記伝達手段は、
前記当接軸に設けられたラック部と、
前記回動軸に設けられ、前記ラック部と噛み合う歯車とからなることを特徴とする請求項4記載の振動感知ロック装置。 - 前記伝達手段は、
前記当接軸に設けられたラック部と、
前記ラック部と噛み合う歯車と、
前記回動軸に設けられた回動体と、
扉の閉じ方向の歯車の回転を回動体に伝達し、扉の開く方向の歯車の回転を回動体に伝達しないクラッチとからなることを特徴とする請求項4記載の振動感知ロック装置。
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