JP3623603B2 - 錠前 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引戸の側端面等からボルトが突出・退入する錠前に関し、詳しくは、施錠された引戸を必要に応じてガイド枠から取り外すことができるようにした錠前に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
引戸用の錠前は、レバー等と連動する鎌形係止片を備えるものが多い。そしてこの種の錠前では、引戸を閉止する際には、レバー等を回動させて鎌形係止片を突出させ、引戸枠等に設けられた受け部材に鎌形係止片を係止させる。
ところで従来技術における錠前の鎌形係止片の動作は、垂直平面上を回動あるいは昇降するものであった。すなわち従来技術の錠前では、鎌を振り下ろす如くに上から下に向かって回動し、鎌形係止片を受け部材の水平部分に係止させる。あるいは逆に鎌形係止片を下から上に向かって回動させ、鎌形係止片を受け部材の水平部分に係止させる。いずれにしても、従来技術の錠前は、鎌形係止片を受け部材の水平部分に係止させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
屋外で使用する錠前は、盗人などの侵入を防止するため、絶対に解錠されることがなく、かつ、引戸をガイド枠から外せないようにされている。他方、屋内で使用する錠前は、不本意に閉じ込められた人を救出することができるようにするため、施錠された状態の引戸をガイド枠から外せるようにしておく必要がある。
【0004】
しかし従来の引戸錠では、施錠された状態から引戸を取り外すことが困難であった。
すなわち引戸をガイド枠から外すためには、どうしても引戸を上下方向に動かす必要がある。
ところが従来技術の引戸錠は、鎌形係止片が垂直平面上を回動あるいは昇降するものであり、鎌形係止片を受け部材の水平部分に係止させるものであるから、引戸を上下方向に移動させようとしても鎌形係止片が受け部材の水平部分に引っ掛かる。そのため従来技術の引戸錠は、施錠した状態で引戸を上下に移動させることが困難であり、施錠した状態で引戸を取り外し難い。
【0005】
そこで本発明は、施錠された引戸を必要に応じてガイド枠から取り外すことができるようにした錠前を提供することを目的とする。
【0006】
また従来技術の引戸錠は、錠本体から鎌形係止片が直接的に突出するものであるため、誤って鎌形係止片を突出させたままで引戸を閉止した場合に、鎌形係止片を傷めてしまうという問題があった。
すなわち引戸錠では、前述の様に鎌形係止片は、レバー等と連動して出入りする。従って引戸錠では、本来引戸を完全に閉止してからレバー等を操作し、鎌形係止片を突出させて受け部材等に係止するべきであるが、つい操作を誤って鎌形係止片が突出したままの状態で引戸を閉じてしまう場合も多い。その場合は、鎌形係止片の突端部分が受け部材等と衝突する。そして鎌形係止片は、先端部分が曲がっており、当該部分が片持ち構造であるため、衝突によって先端部分(鎌状の部分)が曲がってしまうことがある。またあるいは、衝突によって軸部分が座屈してしまうこともある。
そこで本発明は、誤って引戸を閉じても、鎌形係止片を傷めることのない錠前を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための第1の手段は、受け部材内に係止するボルトが、錠本体内から突出・退入する錠前において、前記ボルトの側面にスリットを設け、折曲端部を有する鎌形係止片を、前記スリット内から突出可能で、且つ、スリット内に退入可能に前記ボルトに設け、前記ボルトが錠本体から突出した状態で、ボルトが錠本体側に向かう力を受けた際に、前記鎌形係止片をスリット内に退入させつつ、前記ボルトを錠本体内に退入可能にするスライド部材を設けた。
【0008】
上記の第1の手段によれば、ボルトが錠本体内から突出すると、鎌形係止片がスリット内から突出し、鎌形係止片の折曲端部が受け部材に係止されて施錠することができ、逆に解錠するときは、ボルトが錠本体内に退入して、鎌形係止片はスリット内に退入する。
上記の第1の手段では、操作を誤って鎌形係止片が突出した状態で引戸を閉じても、鎌形係止片がボルトのスリット内に退入するので、ボルトが受け部材等と衝突することによって傷付くことは少ない。
【0009】
上記の課題を解決するための第2の手段は、上記の第1の手段に記載の錠前において、ボルトに形成したスリットに対応して錠本体内に突部を突設し、鎌形係止片にはボルトが完全に突出する位置で、前記突部に当接して折曲端部をスリット内から突出させる当接部を形成したことを特徴とする錠前である。
【0010】
上記の第2の手段によれば、ボルトが受け部材内に入った状態で、錠本体内に突設した突部がスリット内に収納されている鎌形係止片の当接部を押し上げ、折曲端部が受け部材内に係入し、施錠することができる。解錠すると、錠本体内に突設した突部が鎌形係止片の当接部を押し上げなくなるため、折曲端部が受け部材内から外れてボルトに形成したスリット内に退入する。
【0011】
上記の課題を解決するための第3の手段は、上記の第1の手段又は第2の手段に記載の錠前において、スリットはボルトの各側面に開口するように形成し、前記各スリット内に折曲端部の間隔が拡開する方向に鎌形係止片を収納したことを特徴とする錠前である。
【0012】
上記の第3の手段によれば、スリット内に収納された鎌形係止片が反対方向に突出し、折曲端部が受け部材内に係入する。そして受け部材内で鎌形係止片は拡開し、受け部材の垂直部分と係止する。
【0013】
上記の課題を解決するための第4の手段は、上記の第1の手段から第3の手段のうちのいずれか1つに記載の錠前において、折曲端部がスリット内に退入する方向に付勢する圧縮バネをボルト内に収納したことを特徴とする錠前である。
【0014】
上記の第4の手段によれば、錠本体内に突設した突部が鎌形係止片の当接部を押し上げない限り、圧縮バネによって、折曲端部がスリット内に退入する方向に付勢される。したがって、折曲端部がスリット内から突出したままボルトが錠本体内に突出・退入することがなくなる。
【0015】
上記の課題を解決するための第5の手段は、上記の第1から第4の手段のうちのいずれか1つに記載の錠前と、受け部材との組み合わせ構造であって、受け部材は、開口部分の幅を狭くするフランジ部を備え、錠前の鎌形係止片の折曲端部を受け部材のフランジ部に係止させることを特徴とする錠前と、受け部材との組み合わせ構造である。
【0016】
上記の第5の手段によれば、受け部材の開口部が狭くても、ボルトがその開口部の部分を出入りして、完全に受け部材内に入った状態で、鎌形係止片の折曲端部がフランジの裏面側から係止して、施錠することができる。また上記の第5の手段では、鎌形係止片は、フランジの垂直部分と係止するので、施錠状態においても垂直方向には自由度を残す。そのため引戸が施錠された状態であっても、引戸を上下方向に移動させることができ、引戸を取り外すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1から図8を参照して説明する。図1は、本発明に係る錠前の斜視図である。図2は、本発明に係る錠前の要部分解斜視図である。図3は、本発明に係る錠前の解錠状態における平面断面図である。図4は、本発明に係る錠前の解錠状態における正面断面図である。図5は、本発明に係る錠前の施錠状態における平面断面図である。図6は、本発明に係る錠前の施錠状態における施錠状態における正面断面図である。図7は、本発明に係る錠前と組み合わせる受け部材の正面図である。図8は、引戸を取り外す際の状態を示す受け部材の正面図である。
【0018】
本発明の実施の形態に係る錠前は、筒状の錠本体10内にスライド部材20とボルト30とを収納し、ボルト30の先端部30aから薄板状の鎌形係止片31が横方向(水平方向)に突出・退入することができるようにしたものである。錠本体10の側面には引戸1に取り付ける軸(図示せず)を挿通するための連通穴11を穿設する。錠本体10の上面には後記するハブ40の逃げしろとなる窓部12を形成する。
【0019】
錠本体10内に収納するスライド部材20は、図2に示すように天部21と座部22とをL字形に折曲したもので、天部21の中心部には矩形穴23を穿設し、天部21の後端部には突片24を外側へ折曲し、座部22には丸穴25を形成する。前記矩形穴23には、ハブ40に突設した揺動部41が係入し、ハブ40を回動させることによって、スライド部材20が前後に移動する。揺動部41の先端部分は矩形穴23から若干、突出するが、錠本体10の上面に形成した窓部12内で移動することができる。揺動部41の揺動によってスライド部材20が錠本体10内で前後に移動する。
【0020】
揺動部41を突設するハブ40の中心には角穴42を形成し、その角穴42にレバー(図示せず)を取り付けた角軸を取り付ける。レバーは引戸1の表面から摘めるようにしたもので、使用者がレバーを操作することによって、ハブ40が回動し、スライド部材20が前後に移動する。ハブ40には図4及び図6に示すように、揺動部41と反対方向に凸部43を突設する。凸部43は、ハブ40の節度付けをするために設けられたものであり、図4,図6の様に先端が尖っており、側面は所定の角度が設けられた平面である。そして凸部43は端部の平面にはコイルバネ45が当接され、節度付けが成されている。従ってハブ40は、図4または図6の様な位置で安定し、その中間位置では不安定となって停止しない。そのためスライド部材20は、前進した位置か、あるいは後退した位置で安定し、その中間位置では停止しない。
【0021】
スライド部材20の天部21の後端部には突片24を折曲する。したがって、この突片24が係入する長孔13を錠本体10の側面に穿設する。突片24が長孔13にガイドされて、スライド部材20が変形することがないようにする。
【0022】
スライド部材20の座部22には、丸穴25に挿通するネジ26によってボルト30を固定し、スライド部材20が前後動することにより、ボルト30が錠本体10の前端面から突出・退入するようにする。ボルト30の側面には突起34を突設する。したがって、錠本体10にもその突起34が係入して移動できる長孔14を形成する。さらに、ボルト30の側面から先端面には図3に示すように、薄板状の鎌形係止片31を収納するスリット35を上下2列に形成する。
【0023】
このスリット35はボルト30の反対側の側面に開口するように形成し、鎌形係止片31が左右に離隔する方向に突出できるようにする。鎌形係止片31は、中心から基端側寄りに軸穴31aを穿設し、先端側に折曲端部31bを形成し、基端側に小軸部31cを突設したものとする。折曲端部31bと小軸部31cとは軸穴31aを中心にした点対象の位置になるように形成する。
【0024】
ボルト30にも、スリット35内に収納された鎌形係止片31の軸穴31aと連続するように軸穴32を縦方向に形成し、この両軸穴31a,32にピン33を入れることによって、2枚の鎌形係止片31が軸穴31aを中心軸にして揺動し、折曲端部31bがスリット35内から反対方向に突出・退入する。ただし、鎌形係止片31の小軸部31cに圧縮バネ36を巻装することにより、鎌形係止片31の折曲端部31bが通常はボルト30のスリット35内に収納されるように付勢される。
【0025】
このボルト30のスリット35の位置に対応して錠本体10の側部には、内方へ突部15を突出させ、ボルト30が前進すると、鎌形係止片31の小軸部31cの基端部分である当接部31dが押し上げられ、鎌形係止片31の折曲端部31bがスリット35内から突出するようにする。ボルト30が退入すると、鎌形係止片31の小軸部31cが圧縮バネ34に付勢されて、鎌形係止片31がボルト30のスリット35内に収納される。
【0026】
他方、上記の錠前のボルト30が係入する受け部材50は、図3から図8に示すように壁5の表面に固定する取付板51の裏面側にボックス52を取り付け、そのボックス52内で移動することができるスライドボックス53を収納したものとする。取付板51は上記ボルト30が出入りする開口部を形成したもので、この開口部の縦の幅を狭くするように、スライドボックス53の出入口部分にフランジ53aを内方向へ折曲する。このフランジ53aに、上記ボルト30のスリット35から突出した鎌形係止片31の折曲端部31bが係合する。したがって、ボルト30が突出・退入する位置に対応させて、スライドボックス53を取り付ける必要がある。そのため、スライドボックス53はボックス52内で左右に移動することができるようにする。上記の鎌形係止片31の折曲端部31bがスライドボックス53のフランジ53aと係止することができるようにスライドボックス53の固定位置を調整した後、ネジ54によってスライドボックス53をボックス52に固定する。
【0027】
本発明に係る錠前及び受け部材50は上記のように構成し、次に引戸1を壁5に当接させて施錠及び解錠する方法について説明する。
【0028】
開扉されて、引戸1が壁5から離隔しているときや施錠されていないときは、図3及び図4に示すように、スライド部材20が後退し、ボルト30が錠本体10内に退入した状態にある。このとき、ハブ40に突設した凸部43はコイルバネ45と当接しているため、スライド部材20の矩形穴23内に係入した揺動部41は後方に傾斜した姿勢を維持し、ボルト30が不意に錠本体10内から突出することがない。
【0029】
閉扉して、引戸1の端面が壁5に当接すると、使用者がレバーを回してハブ40を回動させる。すると、ハブ40に突設した凸部43がコイルバネ45を強制的に撓ませた後、スライド部材20の矩形穴23内に係入している揺動部41が前方に傾倒してスライド部材20が前進する。スライド部材20の座部22にはボルト30を固定してあるため、そのボルト30は、使用者がレバーを回すことによって、錠本体10内から突出する。
【0030】
ボルト30が錠本体10内から完全に突出する直前において、ボルト30のスリット35内に収納されている鎌形係止片31の当接部31dが、錠本体10の突部15に押し上げられて、2枚の鎌形係止片31の折曲端部31bがスリット35内から反対方向に突出する。するとこの折曲端部31bが図5及び図6に示すように、壁5に埋設された受け部材50のスライドボックス53のフランジ53aに係止された状態となって施錠される。このように施錠された状態においては、ハブ40に突設した凸部43がコイルバネ45に当接しているため、不意にボルト30が錠本体10内に退入して、解錠されることがない。
【0031】
使用者が解錠しようとするときは、レバーを上記とは逆方向に回動し、ハブ40に突設した揺動部41を後方へ傾倒させる。すると、揺動部41がスライド部材20に形成した矩形穴23に係入していることから、スライド部材20が後退する。このとき、鎌形係止片31の当接部31dが錠本体10の突部15に押し上げられなくなり、かつ、鎌形係止片31の小軸部31cに巻装した圧縮バネ34がその小軸部31cを付勢することによって、鎌形係止片31の折曲端部31bがスリット35内に退入する。すると、鎌形係止片31の折曲端部31bが受け部材50のスライドボックス53のフランジ53aから外れ、開扉することができる。
【0032】
またもし使用者が誤って、ボルト30が錠本体10内から突出した状態で閉扉した場合には、ボルト30は、錠本体10内に沈み、鎌形係止片31や受け部材50を傷めることはない。すなわちボルト30の先端が何かに当たって、ボルト30が錠本体10側に向かう力を受けた場合、スライド部材20は、後退方向に力を受け、矩形穴23を介してハブ40を押す。そしてその力が一定量を越えると、コイルバネ45が撓み、ハブ40が反転する。その結果スライド部材20が後退し、ボルト30は錠本体10内に沈む。
【0033】
なお本実施形態では、ハブ40はコイルバネ45によって節度付けが成されているので、ボルト30が受け部材50等に当たってある程度後退すれば、コイルバネ45の力によってハブ40が強制的に回動され、ボルト30は強制的に錠本体10内に没入する。
またボルト30は、節度付けされた動作をするために、動き始めにはある程度の力を要し、ボルト30は相当の衝撃を受けることとなるが、ボルト30はブロック状の形状をしており、従来技術の鎌形係止片に比べて極めて剛性が高い。そのため、ボルト30の先端が受け部材50等と衝突しても、ボルト30が痛むことは少ない。
【0034】
次に、本発明に係る錠前の特徴的な使用方法について説明する。本発明に係る錠前は、施錠された引戸であっても、必要に応じてガイド枠(図示せず)から外すことができる。すなわち本発明の錠前が施錠された状態では、鎌形係止片31の折曲端部31bが受け部材50のスライドボックス53のフランジ53aと係止されている。言い換えれば、鎌形係止片31の折曲端部31bは、受け部材50の垂直部分と係止している。従って鎌形係止片31は、引き抜き方向および水平方向には自由度を持たないが、上下方向には動きを規制するものはなく、鎌形係止片31は上下に相当の自由度を持つ。
【0035】
したがって、引戸を施錠した状態であっても、引戸自身を上下に移動させることができる。そのため、本発明の錠前では施錠状態のままで引戸をガイド枠から外すことができる。
その後は、引戸1の錠前を取り付けた部分を中心軸にして、引戸1を少し傾倒させると、図8に示すように鎌形係止片31の折曲端部31bが受け部材50のスライドボックス53のフランジ53aから外れ、引戸1を外すことができる。
【0036】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定することなく、本発明の要旨内において設計変更することができる。例えば、受け部材は壁ではなく、引戸の端面にも取り付けることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、受け部材のフランジに係止する折曲端部を鎌形係止片に形成し、その鎌形係止片がボルトに形成したスリットから突出・退入するようにしたことにより、確実に施錠・解錠することができる。
また、特に請求項3記載の発明では、施錠した状態であっても、鎌形係止片は上下方向に自由度を持ち、施錠状態のままで引戸を上下に移動させることができる。
したがって、施錠された引戸であっても、必要に応じてガイド枠から取り外すことができる。この結果、引戸内に閉じ込められた人を救出することも可能になる。
【0038】
加えて本発明によれば、誤ってボルトが突出した状態で引戸を閉じても、鎌形係止片はボルトのスリット内に退入するので、鎌形係止片が痛むことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る錠前の斜視図である。
【図2】本発明に係る錠前の要部分解斜視図である。
【図3】本発明に係る錠前の解錠状態における平面断面図である。
【図4】本発明に係る錠前の解錠状態における正面断面図である。
【図5】本発明に係る錠前の施錠状態における平面断面図である。
【図6】本発明に係る錠前の施錠状態における施錠状態における正面断面図である。
【図7】本発明に係る錠前と組み合わせる受け部材の正面図である。
【図8】引戸を取り外す際の状態を示す受け部材の正面図である。
【符号の説明】
10 錠本体
15 突部
30 ボルト
31 鎌形係止片
31b 折曲端部
31d 当接部
35 スリット
36 圧縮バネ
50 受け部材
53a フランジ
Claims (5)
- 受け部材内に係止するボルトが、錠本体内から突出・退入する錠前において、前記ボルトの側面にスリットを設け、
折曲端部を有する鎌形係止片を、前記スリット内から突出可能で、且つ、スリット内に退入可能に前記ボルトに設け、
前記ボルトが錠本体から突出した状態で、ボルトが錠本体側に向かう力を受けた際に、前記鎌形係止片をスリット内に退入させつつ、前記ボルトを錠本体内に退入可能にするスライド部材を設けたことを特徴とする錠前。 - 請求項1に記載の錠前において、ボルトに形成したスリットに対応して錠本体内に突部を突設し、鎌形係止片にはボルトが完全に突出する位置で、前記突部に当接して折曲端部をスリット内から突出させる当接部を形成したことを特徴とする錠前。
- 請求項1又は2に記載の錠前において、スリットはボルトの各側面に開口するように形成し、前記各スリット内に折曲端部の間隔が拡開する方向に鎌形係止片を収納したことを特徴とする錠前。
- 請求項1から3のうちのいずれか1つに記載の錠前において、折曲端部がスリット内に退入する方向に付勢する圧縮バネをボルト内に収納したことを特徴とする錠前。
- 請求項1から4のうちのいずれか1つに記載の錠前と、受け部材との組み合わせ構造であって、受け部材は、開口部分の幅を狭くするフランジ部を備え、錠前の鎌形係止片の折曲端部を受け部材のフランジ部に係止させることを特徴とする錠前と、受け部材との組み合わせ構造。
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