JP3727837B2 - ウインドロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平回転(垂直軸を回転中心軸とする回転)により開閉するウインドガラスの回転端部に取り付けられるヒンジブラケットと、基端部がヒンジブラケットに水平回転可能に取り付けられたレバーと、一端がレバーの中間部に水平回転可能に取り付けられたリンクと、該リンクの他端を水平回転可能に支持するベースブラケットと、ウインドガラスが閉じられた状態になるまでリンクが移動したときに、リンクをその位置にロックするロック機構と、このロック状態を解除するロック解除機構とを有するウインドロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のウインドロック装置として、レバーに対するリンクの回転を禁止することで、ウインドガラスを閉状態にロックするものがある。本件出願人は、この構成のウインドロック装置を既に出願している(特開平11−192837号)。その具体的構成は、レバーに水平回転可能に取り付けられたリンクの回転中心近傍位置に、ロック溝を形成し、ここにロック部材を係合させることで、レバーに対するリンクの回転を禁止し、ウインドガラスのロック状態を得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ウインドロック装置では、リンクのレバーに対する回転中心とロック機構部(ロック溝とロック部材との係合部)とが近接しているため、ロック状態において、ウインドガラスを強引に開けようとする力が外部からウインドガラスに加えられた場合には、ロック機構部にも大きな力が加わり、ロック機構部が破損し、ウインドガラスが開いてしまうことがある。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ロック強度が高く、車外よりロック解除されにくく、盗難を防止できるウインドロック装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、水平回転により開閉するウインドガラスの回転端部に取り付けられるヒンジブラケットと、基端部が前記ヒンジブラケットに水平回転可能に取り付けられたレバーと、一端が前記レバーの中間部に水平回転可能に取り付けられたリンクと、該リンクの他端を水平回転可能に支持するベースブラケットと、前記リンクの他端の上下の面に上下方向に出没可能に設けられたピンと、前記リンクの他端の上下の面から前記ピンが突出するように前記ピンを付勢する付勢手段と、前記レバーにおける前記リンクの前記上下の面との対向位置に設けられ、前記ウインドガラスが閉じられた状態になるまで前記リンクが移動したときに、前記ピンの進入を受け入れ、前記リンクをその位置にロックするロック溝と、前記レバーに上下方向に摺動可能に設けられたロック解除ボタンと、該ロック解除ボタンに係合し、該ロック解除ボタンがロック解除方向に移動すると前記レバーの基端部方向に移動して、前記ロック溝内に進入している前記ピンを前記リンクの内側に押し込み、前記リンクのロック状態を解除するスライダと、を有することを特徴とするものである。
【0006】
本発明では、一端がレバーの中間部に水平回転可能に取り付けられたリンクの他端に、上下方向に出没可能にピンを設け、このピンとロック溝との係合により、リンクをロックしている。このため、リンクのレバーに対する回転中心とロック機構部との間隔が大きく、ロック状態において、ウインドガラスを強引に開けようとする力が外部からウインドガラスに加えられた場合でも、ロック機構部にはそれを破損するほどの力は加わらない。すなわち、本発明によれば、ロック強度が高くなり、車外よりロック解除されにくく、盗難を防止できる。
【0007】
請求項2記載の発明は、前記ロック解除ボタンには、突起が形成され、前記スライダには、その移動方向に対して傾斜したカム穴であって前記突起が摺動自在に嵌合するカム穴が形成され、更に、前記スライダには、前記ピンの先端に摺接し、前記ピンを前記リンクの内側に押し込むための傾斜カム面が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
このロック解除ボタンとスライダの組み合わせにより、ロック解除ボタンがロック解除方向に移動すると、容易に、スライダがレバーの基端部方向に移動し、ピンをリンクの内側に押し込み、リンクのロック状態を解除できる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ベースブラケットによる前記リンクの他端の水平回転支持の中心軸に、前記ピンの中心軸が一致するように、前記ピンが前記リンクの他端によって支持されていることを特徴とするものである。
【0010】
この構成により、ベースブラケットによるリンクの支持位置と、リンクによるピンの支持位置の双方を、最もリンクの端部(リンクの他端)側に移すことができ、リンクの有効長を最大にできる。このベースブラケットによるリンクの支持位置をリンクの端部側に移すことにより、ウインドガラスの開閉ストロークを大きくでき、リンクによるピンの支持位置をリンクの端部側に移すことにより、ロック強度を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。本実施の形態例のウインドロック装置は、例えば図18に示すような車両のリアクォータウインドのウインドガラス1をロックするものである。ウインドガラス1の基端部は、ヒンジ2,3を用いて水平回転可能に車体に取り付けられ、ウインドガラス1の回転端部には、ウインドロック装置5が設けられている。
【0012】
このウインドロック装置5の構成を、図1〜図10を用いて説明する。図1〜図3におけるウインドロック装置のヒンジブラケット10は、ウインドガラス1の回転端部にガラス破損防止用のクッション11を介して取り付けられている。ヒンジブラケット10の立壁部13には、ウインドガラス1の回転中心軸と平行(上下方向)に突き出た係合突起12が形成されている。
【0013】
縦断面形状が略コ字形のレバー20における基端部の上下壁には、係合突起12に回転自在に嵌合する二つの貫通穴21が一直線上に形成されている。そして、係合突起12と貫通穴21との嵌合により、レバー20の基端部がヒンジブラケット10に水平回転可能に取り付けられている。
【0014】
レバー20における中間部の上下壁にも、二つの貫通穴22が一直線上に形成され、レバー20における先端部の上下壁にも、二つの貫通穴23が一直線上に形成されている。ここで、貫通穴23・22間の水平面上での間隔は、貫通穴21・22間の水平面上での間隔と等しく選ばれている。
【0015】
レバー20の貫通穴22には、リンク40の一端が水平回転可能に取り付けられる。このリンク40は、上下に位置する二つのブロック40A,40Bから構成され、ブロック40Aには、位置決め・連結用の凸部41,42が上下方向に向けて突設され、ブロック40Bには、凸部41,42がそれぞれ圧入される位置決め・連結用の凹部43,44が穿設されている。
【0016】
又、二つのブロック40A,40Bでなるリンク40の一端には、上下方向を向いた円柱状の突起45,46が一直線上に形成されている。この突起45,46は、レバー20の貫通穴22に回転自在に嵌合されるもので、両者の嵌合により、リンク40の一端はレバー20の中間部に水平回転可能に取り付けられることになる。
【0017】
リンク40の他端には、上下方向を向いた貫通穴47,48が一直線上に形成され、そこに半球状の先端部を有したつば付きのピン52,53が挿入配置されている。ここで、貫通穴47,48は同様な形状を有し、ピン52,53も同様な形状を有しているので、この部分の構造を、主に貫通穴48とピン53を例にとって、図5及び図10を参照しながら説明する。
【0018】
貫通穴48は、特に図10に示すように、下端側に小径部48aが形成され、中間部に中径部48bが形成され、上端側に大径部48cが形成されたもので、ブロック40A,40Bの結合状態では、大径部48cに円筒状のカラー50の下端部が圧入固定されている。
【0019】
又、貫通穴48の中径部48bには、半球状の先端部53aを有したつば付きのピン53のつば部53bが、上下に摺動可能に嵌合している。このピン53は、リンク40の他端の下面に先端部53aが上下方向に出没可能に設けられたもので、カラー50内に挿入配置された弾性体としてのコンプレッションスプリング54の下端側に上面が当接され、下方に付勢されている。従って、ピン53の半球状の先端部53aは、つば部53bが小径部48a・中径部48b間の段差面に当接するまで、下方に突出できる。
【0020】
尚、貫通穴47は貫通穴48と上下に対称な形状をしており、上端側に小径部が形成され、中間部に中径部が形成され、下端側に大径部が形成されている。そして、ブロック40A,40Bの結合状態では、大径部にカラー50の上端部が圧入固定されている。
【0021】
この貫通穴47の中径部には、貫通穴48の場合と同様に、半球状の先端部52aを有したつば付きのピン52のつば部52bが、上下に摺動可能に嵌合している。このピン52は、リンク40の他端の上面に先端部52aが上下方向に出没可能に設けられたもので、カラー50内に挿入配置されたスプリング54の上端側に下面が当接され、上方に付勢されている。従って、ピン52の半球状の先端部52aは、つば部52bが貫通穴47の小径部・中径部間の段差面に当接するまで、上方に突出できる。
【0022】
カラー50の中間部は、ベースブラケット60の先端の円弧状折曲部61により回転可能に支持されている。このベースブラケット60の基端部はリアクォータウインドの開口縁部である車体に取り付けられている。これにより、リンク40の他端はベースブラケット60に水平回転可能に支持されることになる。尚、ベースブラケット60には、弾性体でなるクッション62が設けられている。
【0023】
上記リンク40は、レバー20に対して突起45,46(貫通穴22)を中心に回転し、リンク40の他端に設けられたピン52,53も、突起45,46を中心に旋回することになるが、レバー20には、このピン52,53の移動軌跡上にロック溝25,26が形成されている。
【0024】
このロック溝25,26は、レバー20におけるリンク40の上下の面との対向位置に設けられ、ウインドガラス1が閉じられた状態になるまでリンク40が移動したときに、ピン52,53の進入(上下方向)を受け入れ、リンク40をその位置にロックするものである。
【0025】
ロック溝25,26は、特に図3に示すように、リンク40の他端の回転軌跡(円弧)におけるロック位置での接線方向にほぼ直交する方向に向いて形成されており、図1や図5にも示すように、レバー20の上側内壁面であって、ピン52との摺接面には、傾斜面27と平坦面28とからなるガイド面29が形成され、レバー20の下側内壁面であって、ピン53との摺接面には、傾斜面30と平坦面31とからなるガイド面32が形成されている。
【0026】
これらガイド面29,32の形状は、ピン52,53がロック溝25,26に向かって移動する際に、傾斜面27,30にて、リンク40内に徐々に押し込まれ(図15参照)、平坦面28では、ほぼ全体がリンク40内に押し込まれる(図14参照)ように設定されている。又、図5のロック状態では、ピン52,53の先端部52a,53aとロック溝25,26の底面との間に隙間が存在するように設定されている。
【0027】
レバー20の上下壁には、矩形の貫通穴34,35が穿設され、ここに、ロック解除ボタン71,72が上下方向に摺動可能に嵌合されている。このロック解除ボタン71・72間には、両者が離反するように付勢する弾性体としてのコンプレッションスプリング73が配置されている。又、ロック解除ボタン71,72には、その摺動方向に直交する方向に突出した突起74,75が形成されている。
【0028】
スライダ80は、ロック解除ボタン71,72に係合し、ロック解除ボタン71,72がロック解除方向に移動するとレバー20の基端部方向に移動して、ロック溝25,26内に進入しているピン52,53をリンク40の内側に押し込み、リンク40のロック状態を解除するものである。
【0029】
このため、スライダ80には、特に図1及び図9に示すように、その移動方向に対して傾斜したカム穴であって突起74,75が摺動自在に嵌合するカム穴81,82と、ピン52,53の先端に摺接し、ピン52,53をリンク40の内側に押し込むための傾斜カム面83,84とが形成されている。
【0030】
又、この傾斜カム面83,84が形成されている摺動部85,86は、ロック溝25,26に嵌合し、図9における左右方向にロック溝25,26に案内されて摺動するようになっている。このため、スライダ80の移動方向は、ロック溝25,26の向きと一致している。尚、スライダ80は、弾性体としてのコンプレッションプリング90により、スライダ80の基端部と反対の方向に付勢されている。
【0031】
図9に示すように、本実施の形態例では、カム穴81,82に連続して、円弧穴88,89や直線状の平行穴91,92が形成されているが、これらは、ロック解除ボタン71,72とスライダ80等との組み付けを容易にするためのもので、組み付け後は、ウインドロック装置としての機能は有しないものである。
【0032】
次に、上記実施の形態例の作動を説明する。ウインドガラス1が閉じられ、リンク40がロック状態(図2参照)にあるときは、ピン52,53がロック溝25,26内に進入しており(図5参照)、レバー20を操作することなくウインドガラス1を開けようとしても、ピン52,53がロック溝25,26の側壁(平坦面28,29の側壁)に当接し、ウインドガラス1を開けることはできない。
【0033】
一方、レバー20を用いて、車室内からウインドガラス1を開ける場合には、最初に、ロック解除ボタン71,72をスプリング73の付勢力に抗して、レバー20の内側方向に押し込む。これにより、突起74,75も同方向に移動し、スライダ80が図9における右方向に移動する。このため、傾斜カム面83,84もレバー20の基端部側に移動し、ピン52,53がリンク40の内側に押し込まれる。この状態が、図11〜図13に示す状態である。
【0034】
この状態では、図13に示すように、ピン52,53の先端部52a,53aは平坦面28,31の高さまで押し込まれ、ロックは解除されている。そこで、この状態で、レバー20の先端部を図2における時計方向に回転させ、レバー20若しくはウインドガラス1を外側に押圧することで、ウインドガラス1の回転端部側が車外へ開いた図3に示す状態を得ることができる。この時、ピン52,53は、図16の状態を経由して、図17の状態に移り、貫通穴23と係合している。
【0035】
又、ウインドガラス1の開状態からウインドガラス1を閉じる場合には、図3の状態からレバー20を車室内方向へ引き、ウインドガラス1を閉じ、図2に示すロック状態に戻せばよい。尚、貫通穴23の開口部には面取りがなされているため、ピン52,53は貫通穴23から容易に離脱できる。
【0036】
上記構成によれば、一端がレバー20の中間部に水平回転可能に取り付けられたリンク40の他端に、上下方向に出没可能にピン52,53を設け、このピン52,53とロック溝25,26との係合により、リンク40をロックしている。このため、リンク40のレバー20に対する回転中心(突起45,46)とロック機構部(ロック溝25,26とピン52,53との係合部)との間隔が大きく、ロック状態において、ウインドガラス1を強引に開けようとする力が外部からウインドガラス1に加えられた場合でも、ロック機構部にはそれを破損するほどの力は加わらない。すなわち、本実施の形態例によれば、ロック強度が高くなり、車外よりロック解除されにくく、盗難を防止できる。
【0037】
又、ロック解除ボタン71,72には、突起74,75が形成され、スライダ80には、その移動方向に対して傾斜したカム穴であって突起74,75が摺動自在に嵌合するカム穴81,82が形成され、更に、スライダ80には、ピン52,53の先端に摺接し、ピン52,53をリンク40の内側に押し込むための傾斜カム面83,84が形成されているので、ロック解除ボタン71,72がロック解除方向に移動すると、容易に、スライダ80がレバー20の基端部方向に移動し、ピン52,53をリンク40の内側に押し込み、リンク40のロック状態を解除できる。
【0038】
更に、ベースブラケット60によるリンク40の他端の水平回転支持の中心軸に、ピン52,53の中心軸が一致するように、ピン52,53がリンク40の他端によって支持されているので、ベースブラケット60によるリンク40の支持位置と、リンク40によるピン52,53の支持位置の双方を、最もリンク40の端部(リンク40の他端)側に移すことができ、リンク40の有効長を最大にできる。ここで、ベースブラケット60によるリンク40の支持位置をリンク40の端部側に移すことで、ウインドガラス1の開閉ストロークを大きくでき、リンク40によるピン52,53の支持位置をリンク40の端部側に移すことで、ロック強度を高めることができる。
【0039】
尚、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態例では、スライダとして、図9に示すような形状のものを用いたが、ロック解除ボタン71,72に係合し、ロック解除ボタン71,72がロック解除方向に移動するとレバー20の基端部方向に移動して、ロック溝25,26内に進入しているピン52,53をリンク40の内側に押し込み、リンク40のロック状態を解除するものであれば、どのようなものであってもよい。他の部品の形状についても同様であり、ロック解除ボタン71,72について言えば、これを円筒状に形成してもよい。更に、ベースブラケット60によるリンク40の他端の水平回転支持の中心軸と、ピン52,53の中心軸とを、必ずしも一致させなくてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、一端がレバーの中間部に水平回転可能に取り付けられたリンクの他端に、上下方向に出没可能にピンを設け、このピンとロック溝との係合により、リンクをロックしているため、リンクのレバーに対する回転中心とロック機構部との間隔が大きく、ロック状態において、ウインドガラスを強引に開けようとする力が外部からウインドガラスに加えられた場合でも、ロック機構部にはそれを破損するほどの力は加わらない。すなわち、本発明によれば、ロック強度が高くなり、車外よりロック解除されにくく、盗難を防止できる。
【0041】
請求項2記載の発明によれば、ロック解除ボタンがロック解除方向に移動すると、容易に、スライダがレバーの基端部方向に移動し、ピンをリンクの内側に押し込み、リンクのロック状態を解除できる。
【0042】
請求項3記載の発明によれば、ベースブラケットによるリンクの支持位置と、リンクによるピンの支持位置の双方を、最もリンクの端部側に移すことができ、リンクの有効長を最大にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図2】ウインドガラスの閉状態での図1のウインドロック装置の主要構成を示す一部断面図である。
【図3】ウインドガラスの開状態での図1のウインドロック装置の主要構成を示す一部断面図である
【図4】ロック状態にある図1のウインドロック装置の主要部を示す一部断面図である。
【図5】図4におけるA−A断面の主要構成を示す図である。
【図6】図4におけるB−B断面の主要構成を示す図である。
【図7】図4におけるC−C断面の主要構成を示す図である。
【図8】図4におけるD−D断面の主要構成を示す図である。
【図9】図4におけるE−E断面の主要構成を示す図である。
【図10】図5におけるG部の拡大図である。
【図11】ロック解除操作時の図7相当の断面図である。
【図12】ロック解除操作時の図9相当の断面図である。
【図13】ロック解除操作時の図5相当の断面図である。
【図14】ピンがロック溝から抜けた状態における図7相当の断面図である。
【図15】図14の状態よりも更にピンがロック溝から抜けた状態における図7相当の断面図である。
【図16】ウインドガラスが全開状態に近づいた状態における図8相当の断面図である。
【図17】ウインドガラスが全開状態に到達した状態における図8相当の断面図である。
【図18】ウインドロック装置の装着位置の説明図である。
【符号の説明】
1 ウインドガラス
10 ヒンジブラケット
20 レバー
21,22,23 貫通穴
25,26 ロック溝
29,32 ガイド面
40 リンク
47,48 貫通穴
48a 小径部
48b 中径部
48c 大径部
52,53 ピン
52a,53a 先端部
54 コンプレッションスプリング
60 ベースブラケット
71,72 ロック解除ボタン
74,75 突起
80 スライダ
81,82 カム穴
83,84 傾斜カム面
85,86 摺動部

Claims (3)

  1. 水平回転により開閉するウインドガラスの回転端部に取り付けられるヒンジブラケットと、
    基端部が前記ヒンジブラケットに水平回転可能に取り付けられたレバーと、
    一端が前記レバーの中間部に水平回転可能に取り付けられたリンクと、
    該リンクの他端を水平回転可能に支持するベースブラケットと、
    前記リンクの他端の上下の面に上下方向に出没可能に設けられたピンと、
    前記リンクの他端の上下の面から前記ピンが突出するように前記ピンを付勢する付勢手段と、
    前記レバーにおける前記リンクの前記上下の面との対向位置に設けられ、前記ウインドガラスが閉じられた状態になるまで前記リンクが移動したときに、前記ピンの進入を受け入れ、前記リンクをその位置にロックするロック溝と、
    前記レバーに上下方向に摺動可能に設けられたロック解除ボタンと、
    該ロック解除ボタンに係合し、該ロック解除ボタンがロック解除方向に移動すると前記レバーの基端部方向に移動して、前記ロック溝内に進入している前記ピンを前記リンクの内側に押し込み、前記リンクのロック状態を解除するスライダと、
    を有するウインドロック装置。
  2. 前記ロック解除ボタンには、突起が形成され、前記スライダには、その移動方向に対して傾斜したカム穴であって前記突起が摺動自在に嵌合するカム穴が形成され、更に、前記スライダには、前記ピンの先端に摺接し、前記ピンを前記リンクの内側に押し込むための傾斜カム面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のウインドロック装置。
  3. 前記ベースブラケットによる前記リンクの他端の水平回転支持の中心軸に、前記ピンの中心軸が一致するように、前記ピンが前記リンクの他端によって支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載のウインドロック装置。
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