JP2505252Y2 - オ―プンカ―の幌格納用ロック装置 - Google Patents

オ―プンカ―の幌格納用ロック装置

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JP2505252Y2
JP2505252Y2 JP15017789U JP15017789U JP2505252Y2 JP 2505252 Y2 JP2505252 Y2 JP 2505252Y2 JP 15017789 U JP15017789 U JP 15017789U JP 15017789 U JP15017789 U JP 15017789U JP 2505252 Y2 JP2505252 Y2 JP 2505252Y2
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愼太郎 安部
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、オープンカーに備えられた幌用フードの開
閉側に設け、折り畳んだ幌に被せたフードの止着装置と
して利用するところのロック装置に関する。
「従来の技術」 周知の通り、オープンカーの幌は、展開させて座席の
上方に引き延ばし、使用しないときには、座席の後方に
折り畳んで保管される。
また、最近では折り畳んだ幌にフードを被せて幌の保
護と外観の見栄えを図ったものがある。
このようなフードは、その一側端部が車体に固着され
ており、幌に被せた後、その開放側をホックやチャック
によって車体に止着させるようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 フードをホックやチャックによって止着する手段は、
経年使用によって錆付きフードの開放を困難にしたり、
また、簡単に壊れることがあり、この種のフードの止着
手段としては解決すべき課題となっていた。
本考案は、上記した実情にかんがみ、オープンカーの
幌に被せたフードの止着を確実にし、また、その止着の
係脱が簡単に行ない得るフードの止着装置としてのロッ
ク装置を開発することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するために、本考案では、取付け
用のベース板の一面側に軸着し、ベース板面に直交する
方向に回動操作するようにしたハンドルに、ベース板に
形成した窓孔を通してベース板の他面側に張出させた駆
動腕を設けると共に、この駆動腕にはベース板面と平行
させた円柱状の連動部材を回転自在に設け、さらに、ベ
ース板の他面側に一側部を軸着し、ベース板面に直交す
る方向に旋回勢力を与えたロック部材に、ベース板の上
記窓孔に突入させて上記連動部材を対接させ、かつ、窓
孔幅にしたがってロック部材の旋回範囲を規制するよう
にした応動腕を設けると共に、このロック部材の旋回端
側にはストライカに対接してロック部材を旋回勢力に抗
する方向に旋回する斜状部と、ストライカを係脱するよ
うにして上記斜状部に連設した鉤状部とを設け、一方、
ベース板の他面側にこのベース板に一体的に形成して上
記ロック部材を旋回自在に軸着し、ロック部材と共にス
トライカを挾持する壁部を形成した支持板を設けたこと
を特徴とするオープンカーの幌格納用ロック装置を提案
する。
「作用」 ロック部材の旋回端側の斜状部をストライカに押し当
てると、ロック部材がこの斜状部の滑動にしたがい旋回
勢力に抗する方向に一旦旋回して、その鉤状部によりス
トライカを係止する。
ストライカの係止はハンドルを回動操作して解除する。
ハンドルを回動操作すると、駆動腕がベース板面に直
交する方向に変動し、この駆動腕に設けた連動部材がロ
ック部材の応動腕を回転しながら押動する。
このため、ロック部材が旋回勢力に抗する方向に旋回
し、その鉤状部をストライカより退離させる。この状態
でロック装置をストライカから引き離しストライカの係
止を解除する。
「実施例」 次に、本考案の実施例について図面に沿って説明す
る。
第1図〜第4図は本考案に係るロック装置で、第1図
は同ロツク装置の分解斜視図、第2図は同ロック装置の
一部切欠き平面図、第3図は同ロック装置の側面図、第
4図は同ロック装置の縦断側面図である。
これらの図面において、1はハンドル、2はロック機
体、3はストライカである。
ハンドル1は合成樹脂材からなり、その内側面には、
左右各々に設けた一対の軸腕4と、中央に設けた一対の
駆動腕5とが一体的に形成され、各々の腕4、5には軸
受孔6、7が設けられている。
また、ロック機体2は、ベース板8とロック体9とよ
り構成され、ベース板8の裏面側には、このベース板8
と直角に2つの支持板10が対向するように一体に設けら
れ、これら支持板10の上方部に軸受孔11が、それらの下
方部にストライカ3を案内するガイド孔12が各々形成さ
れている。
そして、支持板10の間には、上記したロック体9が、
軸受孔11と、ロック体9に設けた長孔13とに軸挿したベ
ースシャフト14によって回動自在に軸着されている。
ロック体9は、ベースシャフト14とロック体9の裏面
に設けた突出ピン15に係架したバネ16によって上昇勢力
が与えられ、これより、上記ベースシャフト14が長孔13
の下端に当接され、長孔13内の上方は遊嵌部分Pを形成
している。また、このロック体9は断面がコ字状をな
し、上方の2腕は応動腕17となり、下方の2腕はストラ
イカ3を係脱する係止腕18となっている。
そして、前記したベースシャフト14とロック体9に係
架させたバネ16によって時計方向(第1図)に付勢さ
れ、ロック体9の応動腕17がベース板8に形成された窓
孔19を内側から突き抜け、応動腕17の先端部が窓孔19の
孔縁に当接して常態を保っている。
また、ベース板8の表面側には、ハンドル1を取付け
るための2つの軸腕20が左右に形成され、これら軸腕20
には軸受孔21が設けられている。そして第2図に示す通
り、これら軸腕20は、ハンドル1の軸腕4のうち各々内
側に位置する軸腕4の側面に対接させ、各々外側の軸腕
4の軸受孔6よりハンドルシャフト22を軸挿させてEリ
ング23によって抜け止めしてある。
また、ハンドル1の駆動腕5は、ベース板8の窓孔19
を外側から突き抜け、ロック体9の応動腕17の外側面に
沿うように延設される。そして、2つの駆動腕5の軸受
孔7に、両側に細径部を形成した円柱状の連動部材24を
回転自在に取付ける。
このようにしてベース板8に取付けられたハンドル1
は、ハンドルシャフト22を支軸として上方(第1図)へ
の回動が自在となり、ハンドルシャフト22に設けて両端
部をハンドル1と軸腕20とに係架させたリターンスプリ
ング25によって常態へ戻るように構成されている。
さらに、第3図及び第4図に示す如く、ロック体9の
2つの係止腕18の間には、、合成樹脂材で形成され、係
止部26aを有するフック部材26が上下方向に僅かな距離
で移動するように設けられている。このフック部材26は
ベースシャフト14との間に係架した縮圧スプリング27に
よって常時上昇勢力を受け、フック部材26に形成した段
部26bがロック体9の底部に当接するまで上昇して常態
を保っている。
なお、このフック部材26は、ロック体9の裏面に設け
た逃げ孔28から差し入れた拡頭形のピン29を固定して外
れを防止している。
次に、以上のように構成されたロック装置の動作につ
いて説明する。
第3図に示したように、ロック機体2をストライカ3
の方向へ下降させると、ストライカ3がロック体9に設
けられたフック部材26の斜状面26cと当接する。ロック
機体2をさらに下降させると、ストライカ3が上記斜状
面26cを摺動しながら支持板10のガイド孔12へ侵入す
る。
これにより、ロック体9はバネ16の旋回勢力に抗して
二点鎖線で示したように、ベースシャフト14を支軸とし
て反時計方向に旋回する。そして、さらにロック機体2
を下降させると、ストライカ3がロック体9の係止腕18
の上方へ入り込み、斜状面26cに対する上記摺動勢力を
解放する。この結果、ロック体9がバネ16の左旋勢力を
受けて左旋し、ストライカ3に当接して停止する。これ
より、ストライカ3が、第5図に示す如く、ガイド孔12
の一方の壁部12aとロック体9の前縁9aに挾持されると
共に、フック部材26に抜け止めされて確実にロックされ
る。
次に、第6図及び第7図は、上記の如くロックされた
ストライカ3のロック解除動作を示し、第6図におい
て、ハンドル1を時計方向に回動すると、ハンドル1の
駆動腕5が旋回し、この駆動腕5に回動自在に軸着した
連動部材24がロック体9の応動腕17の対接面17aを回転
しながら挿動して時計方向に回動する。
ロック体9は、連動部材24の上記挿動によって応動腕
17が連動されるため、長孔13内の遊嵌部分Pにしたがっ
て下降しながらベースシャフト14を支軸として反時計方
向に旋回し始める。そして、上記ロック体9の旋回によ
り、ストライカ3が、ガイド孔12の一方の壁部12aとロ
ック体9の前縁9aの挾持から開放される。ハンドル1を
さらに時計方向に回動させると、ストライカ3によって
フック部材26を係止部26aが押動される。
上記の押動によりフック部材26が、縮圧スプリング27
に抗して逃げ孔28の範囲で下降し、ストライカ3がフッ
ク部材26の係止部26aから外れ、ロック機構2よりロッ
ク解除される。
ロック状態を解除させた後、ハンドル操作を解放する
と、ハンドル1はリターンスプリング25によって、ま
た、ロック体9はバネ16によって各々常態に戻される。
また、フック部材26はストライカ3の係合の解除に伴っ
て縮圧スプリング27により上昇し常態に戻る。
以上のように構成したロック装置は、ロック体9が下
降しながら旋回すると共に、フック部材26がストライカ
3に押動されて下降するので、ストライカ3のロック解
除が軽快となる。
上記したロック装置は、第8図に示すようにベース板
8をフード30の開放端側に取付け、ストライカ3は車体
の所定位置に固定するようにしてオープンカーに取付け
る。
このように実施したロック装置は上記した実施例より
分かる通り、フード30の止着が確実となると共に、フー
ド30のガタつきがなく、また、ハンドル1の回動操作に
よって簡単にフード30を外すことが可能になる。また、
第8図において、31はフード止着手段としてのロック装
置、32はフード30の軸着部、33は座席を示している。な
お、ストライカ3をフード30に、ベース板8を車体の所
定位置に各々固定させても同様に実施することができ
る。
「考案の効果」 上記した通り、本考案に係るロック装置によれば、ス
トライカが支持板の壁部とロック部材とによって挾持さ
れ、かつ、ロック部材の旋回端側の鉤状部によって抜け
止めされるので、フードをガタなく確実に止着すること
ができ、また、ハンドルの回動操作によって連動部材が
ロック部材を連動してストライカのロック解除を行なう
ので、フードの止着を簡単に外すことができる。
また、ハンドルの駆動腕に回動自在に設けた連動部材
をロック部材の応動腕に対接する構成としたので、ハン
ドルの回動操作力を上記連動部材の回動を伴った押動力
としてロック部材に伝達することができ、ハンドル操作
が極めて軽快なロック装置となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るロック装置の一実施例を示し、第1
図は同ロック装置の分解斜視図、第2図は同ロック装置
の一部切欠き平面図、第3図は同ロック装置の側面図、
第4図は同ロック装置の縦断側面図、第5図乃至第7図
は同ロック装置の動作過程を示した第4図同様の横断側
面図、第8図は上記ロック装置を備えたオープンカーの
部分的な斜視図である。 1……ハンドル 2……ロック機体 3……ストライカ 5……駆動腕 8……ベース板 9……ロック体 17……応動腕 18……係止腕 19……窓孔 24……連動部材 26……フック部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け用のベース板の一面側に軸着し、ベ
    ース板面に直交する方向に回動操作するようにしたハン
    ドルに、ベース板に形成した窓孔を通してベース板の他
    面側に張出させた駆動腕を設けると共に、この駆動腕に
    はベース板面と平行させた円柱状の連動部材を回転自在
    に設け、さらに、ベース板の他面側に一側部を軸着し、
    ベース板面に直交する方向に旋回勢力を与えたロック部
    材に、ベース板の上記窓孔に突入させて上記連動部材を
    対接させ、かつ、窓孔幅にしたがってロック部材の旋回
    範囲を規制するようにした応動腕を設けると共に、この
    ロック部材の旋回端側にはストライカに対接してロック
    部材を旋回勢力に抗する方向に旋回する斜状部と、スト
    ライカを係脱するようにして上記斜状部に連設した鉤状
    部とを設け、一方、ベース板の他面側にこのベース板に
    一体的に形成して上記ロック部材を旋回自在に軸着し、
    ロック部材と共にストライカを挾持する壁部を形成した
    支持板を設けたことを特徴とするオープンカーの幌格納
    用ロック装置。
JP15017789U 1989-12-28 1989-12-28 オ―プンカ―の幌格納用ロック装置 Expired - Lifetime JP2505252Y2 (ja)

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JP4551241B2 (ja) * 2005-02-25 2010-09-22 マツダ株式会社 オープンカーにおけるル−フ部材のロック装置および車両用ロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611572U (ja) * 1984-06-08 1986-01-08 株式会社東海理化電機製作所 グロ−ブボツクス等のドアロツク装置
JPH04986Y2 (ja) * 1985-12-09 1992-01-14

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