JP3475334B2 - 内外二重障子の同時開放操作防止装置 - Google Patents

内外二重障子の同時開放操作防止装置

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JP3475334B2 JP05515894A JP5515894A JP3475334B2 JP 3475334 B2 JP3475334 B2 JP 3475334B2 JP 05515894 A JP05515894 A JP 05515894A JP 5515894 A JP5515894 A JP 5515894A JP 3475334 B2 JP3475334 B2 JP 3475334B2
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藤久 浦田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、内外二重障子の同時
開放操作防止装置に関する。すなわち、1つの窓枠に対
し開閉可能な外障子と、外障子の内側に含まれその外障
子に対し開閉可能な内障子とを備えて成る二重障子の同
時開放操作防止装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この発明が適用される内外二重障子の一
例としては、図1に示すものを挙げることができる。同
図において、符号10は固定の窓枠、20は窓枠10に
対し上辺部の水平枢軸10a又は吊架部材等をもって開
閉可能に取り付けられた外障子、30は外障子20の内
側に含まれその外障子20に対し右辺部の垂直枢軸20
a等をもって開閉可能に取り付けられた内障子、30a
は内障子30に装着されたガラス板その他の透明板をそ
れぞれ示す。 【0003】この種の内外二重障子では、例えば、外障
子20は下辺部が外側に突き出される突出し窓を構成
し、内障子30が左辺部を内側に回動させる内開き窓を
構成している。 【0004】そして、突出し窓(外障子)20は雨水の
侵入を阻止した状態で通気を行えるところとし、また、
内開き窓(内障子)30は殊にその透明板30a等の外
面を室内側から容易に清掃できるところとする。 【0005】ところが、このような内外二重障子におい
ては、内外両障子を同時に開放させると、雨水の侵入が
生じ易くなること、周囲の物品に障子が突き当ったりす
ること、また、体裁が悪いことなどの不都合がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、内外両障
子の一方を開放させるとき他方は開放できないようにし
て、障子開放時の雨水の侵入を防止し、また、周囲の物
品に障子がぶつからないようにし、更に、外見上の体裁
が悪くならないようにすることを目的として開発された
ものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の内外二重障子の同時開放操作防止装置
は、窓枠に対し開閉可能な外障子と、外障子に含まれそ
の外障子に対し開閉可能な内障子とを備えていること;
外障子の窓枠に対する第1錠止手段を第1ハンドルの操
作により施解錠させるための第1連動杆を外障子の周囲
に沿って往復動可能に設けると共に、内障子の外障子に
対する第2錠止手段を第2ハンドルの操作により施解錠
させるための第2連動杆を内障子の周囲に沿って往復動
可能に設けること;外障子の框部分に設けられる箱枠内
に、第1及び第2連動杆の変位方向に沿って対をなす第
1及び第2摺動子をそれぞれ往復動可能に設けること;
第1連動杆と第1摺動子との間は第1連結手段で接続さ
せ、第2連動杆と第2摺動子との間は第2連結手段で着
脱可能に連係させること;箱枠における第1摺動子と第
2摺動子との間に枢着された制御片を第1及び第2連動
杆が共に施錠位置にある時中立位置を占めるようにばね
で付勢させること;及び、第1又は第2連動杆を第1又
は第2ハンドルで解錠位置に変位させた時、第1又は第
2連結手段を介して第1又は第2摺動子で制御片を揺動
させ、その制御片の一部を第2又は第1摺動子に当接さ
せることにより、第2又は第1連動杆を施錠位置に拘束
させることを構成条件とする。 【0008】 【作用】図1は内外両障子が閉鎖されかつ錠止された状
態を示している。外障子を開放させるためには、第1ハ
ンドルを例えば図1で左回りに90°回動させ、第1連
動杆を矢印A方向に変位させることにより、第1錠止手
段を解錠させる。次いで、第1ハンドルを手で持って外
障子の下辺部を図4に矢印Bで示すように室外側に突き
出し開放させる。 【0009】第1連動杆が矢印A方向に変位した時、第
1連結手段を介して接続された第1摺動子も同方向に変
位して制御片に当接するので、その制御片がばねの付勢
力に抗して図2で矢印C方向に揺動し、制御片の一部が
第2摺動子に当接することにより、第2連動杆の解錠方
向への変位が拘束される。 【0010】従って、前記の状態において、第2ハンド
ルによる第2連動杆の作動は不能となるので、内障子は
外障子に対し閉鎖状態が保持される。 【0011】外障子を閉鎖、錠止させるには、第1ハン
ドルを前記とは逆に操作すればよい。 【0012】次に、内障子を開放させるには、第2ハン
ドルを例えば図1で左回りに90°回動させ、第2連動
杆を矢印E方向に変位させることにより、第2錠止手段
を解錠させる。そして、第2ハンドルをを手で持って内
障子の左辺部を図4に矢印Fで示すように室内側に引き
込み開放させる。 【0013】第2連動杆が矢印E方向に変位した時、第
2連結手段を介して連係された第2摺動子も同方向に変
位して制御片に当接するので、その制御片がばねの付勢
力に抗して図2で矢印G方向に揺動し、制御片の一部が
第1摺動子に当接することにより、第1連動杆の解錠方
向への変位が拘束される。 【0014】従って、前記の状態において、第1ハンド
ルによる第1連動杆の作動は不能となるので、外障子は
窓枠に対し閉鎖状態が保持される。 【0015】内障子を閉鎖、錠止させるためには、第1
ハンドルを前記とは逆に操作すればよい。 【0016】 【実施例】以下、図1〜図4に示す実施例に基いて、こ
の発明を説明する。この発明の装置には、一つの窓枠1
0に対し開閉可能な外障子20と外障子20の内側に含
まれその外障子20に対し開閉可能な内障子30とを備
えている。 【0017】外障子20と内障子30とはほぼ同一の垂
直面内に含まれるものであって、両者20、30は水平
方向にある距離を隔てて互に平行に設置されるものでは
ない。 【0018】外障子20及び内障子30は、いずれか一
方が外開きで他方が内開きであることが望ましいが、こ
のことは、本発明において必須の構成条件ではない。 【0019】外障子20の窓枠10に対する任意数の第
1錠止手段10bを外障子20に設けた第1ハンドル1
0cの操作により施解錠させるための第1連動杆10d
を、外障子20の周囲に沿って無端又は有端のものとし
て往復動可能に設ける。 【0020】同様に、内障子30の外障子20に対する
任意数の第2錠止手段20bを内障子30に設けた第2
ハンドル20cの操作により施解錠させるための第2連
動杆20dを、内障子30の周囲に沿って無端又は有端
のものとして往復動可能に設ける。 【0021】前記の第1及び第2錠止手段10b、20
bとしては、いずれもロックピンとU字状係止片との組
で成るものなど、周知の錠止手段(ロック手段)を採用
することができる。 【0022】符号1は外障子20の框部分における空間
部内に嵌挿され止めねじ91等で固定された箱枠で、そ
の箱枠1内には、互いに平行な第1及び第2連動杆10
d、20dの変位方向に沿って対をなす第1及び第2摺
動子21、22をそれぞれ往復動可能に設ける。 【0023】第1摺動子21及び第2摺動子22は、い
ずれも横断面コ字状に形成され、箱枠1の内壁、箱枠1
の内底部に固定された横断面コ字状の台枠11又は箱枠
1の内底部に固定された案内板12等により、それぞれ
直線的に摺動案内される。 【0024】前記の第1連動杆10dと第1摺動子21
との間は、取付板31aとそれに一体的に突設した突片
31bとから成る第1連結手段31で接続してある。第
1連結手段31の取付板31aは第1連動杆10dに対
しねじ92等で固定してあり、また、突片31bは箱枠
1の長孔13を通じて第1摺動子21に設けた嵌合孔2
1aに固定的に係合させてある。 【0025】他方、前記の第2連動杆20dと第2摺動
子22との間は、内障子30を開放させたときのみ選択
的に係合が解けるようにした第2連結手段32で着脱可
能に連係させてある。 【0026】図示例の第2連結手段32は、第2連動杆
20dにねじ93等で固定した取付板32aと、それに
一体的に突設した突片32bと、突片32bを着脱可能
に係合させるため、第2連動杆20dの変位方向と直角
をなす方向に嵌め溝32cを有する横断面コ字状の中間
部片32dと、中間部片32dにねじ94等で固定さ
れ、かつ第2連動杆20dと同方向に変位するように外
障子20上を摺動案内される補助連動杆32eと、中間
部片32dに一体的に突設した突片32fとから成る。 【0027】そして、取付板32aの突片32bは、中
間部片32dの嵌め溝32cに着脱可能に係合させてあ
り、また、中間部片32dの突片32fは、箱枠1の長
孔14を通じて第2摺動子22に設けた嵌合孔22aに
固定的に係合させてある。 【0028】箱枠1内における第1摺動子21と第2摺
動子22との間の台枠11上には、一端が枢軸41で枢
着された平面形がT字状の制御片4が設けてある。 【0029】この制御片4は、第1及び第2連動杆10
d、20dが共に施錠位置にある時中立位置(図2に示
した位置)を占めるようにねじりばね42等で付勢させ
てある。 【0030】図2において、符号43は、ねじりばね4
2を台枠11上に装着するための取付用支柱、44は制
御片4を押え付けるため枢軸41に嵌挿させた圧縮ば
ね、45、46は共にねじりばね42の両脚に挟まれる
ようにして制御片4の中立位置を規制する位置決め片で
ある。一方の位置決め片45は制御片4に固定してあ
り、他方の位置決め片46は台枠11に固定してある。 【0031】上記した第1又は第2連動杆10d、20
dは、第1又は第2ハンドル10c、20cで解錠位置
に変位させられた時、第1又は第2連結手段31、32
を介して第1又は第2摺動子21、22で制御片4を揺
動させる。 【0032】そして、その制御片4の一部(他端)を第
2又は第1摺動子21、22に当接させることにより、
第2又は第1連動杆20d、10dを施錠位置に拘束さ
せることができるので、内外両障子20、30の一方し
か開放操作できないことになる。 【0033】 【発明の効果】以上に説明したこの発明の内外二重障子
の同時開放操作防止装置によれば、一方の障子を開放操
作させた時、他方の障子の連動杆を不動にすることによ
り、他方の障子を閉鎖状態に保持できるようにしたの
で、障子開放時の雨水の侵入を防止でき、また、周囲の
物品に障子が衝突する恐れがなくなり、更には、外見上
の体裁の向上を計れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の内外二重障子の同時開放操作防止装
置の一例を室内側から見てその概要を示す正面図。 【図2】その要部の拡大縦断平面図。 【図3】同じく要部の拡大部分正面図。 【図4】図2のIV−IV線による縦断側面図。 【符号の説明】 10 窓枠 10b 第1錠止手段 10c 第1ハンドル 10d 第1連動杆 20 外障子 20b 第2錠止手段 20c 第2ハンドル 20d 第2連動杆 30 内障子 1 箱枠 21 第1摺動子 22 第2摺動子 31 第1連結手段 32 第2連結手段 4 制御片 42 ばね
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 7/00 E06B 3/32 E06B 3/50 E06B 7/32 E05D 15/48 - 15/54

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 窓枠に対し開閉可能な外障子と、外障子
    に含まれその外障子に対し開閉可能な内障子とを備えて
    いること;外障子の窓枠に対する第1錠止手段を第1ハ
    ンドルの操作により施解錠させるための第1連動杆を外
    障子の周囲に沿って往復動可能に設けると共に、内障子
    の外障子に対する第2錠止手段を第2ハンドルの操作に
    より施解錠させるための第2連動杆を内障子の周囲に沿
    って往復動可能に設けること;外障子の框部分に設けら
    れる箱枠内に、第1及び第2連動杆の変位方向に沿って
    対をなす第1及び第2摺動子をそれぞれ往復動可能に設
    けること;第1連動杆と第1摺動子との間は第1連結手
    段で接続させ、第2連動杆と第2摺動子との間は第2連
    結手段で着脱可能に連係させること;箱枠における第1
    摺動子と第2摺動子との間に枢着された制御片を第1及
    び第2連動杆が共に施錠位置にある時中立位置を占める
    ようにばねで付勢させること;及び、第1又は第2連動
    杆を第1又は第2ハンドルで解錠位置に変位させた時、
    第1又は第2連結手段を介して第1又は第2摺動子で制
    御片を揺動させ、その制御片の一部を第2又は第1摺動
    子に当接させることにより、第2又は第1連動杆を施錠
    位置に拘束させることを構成条件とする内外二重障子の
    同時開放操作防止装置。
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