JP3248067B2 - 断熱窓における断熱サッシ枠の駆動杆取付構造 - Google Patents

断熱窓における断熱サッシ枠の駆動杆取付構造

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JP3248067B2 JP26135597A JP26135597A JP3248067B2 JP 3248067 B2 JP3248067 B2 JP 3248067B2 JP 26135597 A JP26135597 A JP 26135597A JP 26135597 A JP26135597 A JP 26135597A JP 3248067 B2 JP3248067 B2 JP 3248067B2
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尚成 新屋
勝則 合林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内開き窓、外開き
窓の錠装置、引き寄せ装置等を作動する駆動杆、内倒し
兼内開き窓のリンク機構、蝶番、障子支承部材、ロック
部材等を作動する駆動杆を断熱窓における断熱サッシ枠
に取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内開き窓の錠装置を作動する作動杆を
ッシ枠に取付ける構造としては特許第2587783号
公報に示すように、枠材の内面にガイド溝を形成し、こ
のガイド溝に沿って駆動杆を摺動自在に取付けたものが
知られている。
【0003】内倒し兼内開き窓のリンク機構、蝶番、障
子支承部材、ロック部材を作動する駆動杆をサッシ枠を
取付ける構造としては、実公平3−28133号公報に
示すように枠材の内面にガイド溝を形成し、このガイド
溝に沿って駆動杆を摺動自在に取付けたものが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の駆動杆はハンド
ルの回転によって往復移動するので座屈しないように剛
性を必要とするし、ハンドルとの連結部材、各装置を作
動する部材等を取付けるので、アルミ押出形材等の金属
製としてある。
【0005】一方、アルミ押出形材等の金属製室内側部
材とアルミ押出形材等の金属製室外側部材を断熱材を介
して連結した断熱枠材を方形枠組みした断熱サッシ枠
用いた断熱窓が知られている。この断熱窓における断熱
サッシ枠に前述の駆動杆を、従来と同様に取付けると、
その駆動杆が金属製室内側部材の内面と金属製室外側部
材の内面に沿って摺動するので、金属製室内側部材と金
属製室外側部材とに金属製の駆動杆を経て熱が伝わり、
断熱サッシ枠の断熱性が低下してしまう。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした断熱窓における断熱サッシ枠の駆動杆取付構
造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、金属製室
内側部材と金属製室外側部材を断熱材で連結した断熱枠
材を方形枠組みした断熱サッシ枠と、 前記断熱サッシ枠
内に取付けられ、断熱框で構成された断熱障子を備えた
断熱窓において、前記断熱枠材の金属製室内側部材の内
面と金属製室外側部材の内面に亘って樹脂製の駆動杆案
内部材を、当該駆動杆案内部材で前記断熱材の内面を被
して取付け、この駆動杆案内部材に沿って金属製の駆
動杆を摺動自在に取付けたことを特徴とする断熱窓にお
ける断熱サッシ枠の駆動杆取付構造である。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、駆動
杆案内部材は、面外方向一側の取付部と面外方向他側の
駆動杆案内部を有し、その取付部が断熱枠材の金属製室
外側部材の内面に固着され、前記駆動杆案内部が、断熱
枠材の金属製室内側部材の内面に一体的に設けた案内壁
に当接し、 この案内壁と駆動杆案内部で駆動杆を摺動自
在に案内するようにした断熱窓における断熱サッシ枠の
駆動杆取付構造である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、金属製の駆動杆は樹脂
製の駆動杆案内部材に沿って摺動するので、その金属製
の駆動杆が断熱枠材の金属製室内側部材の内面と金属製
室外側部材の内面とに接触することがない。これによっ
て、断熱枠材の金属製室内側部材と金属製室外側部材に
跨がる寸法の駆動杆をスムーズに摺動できるし、その駆
動杆によって断熱サッシ枠の断熱性が低下することがな
い。
【0010】また、駆動杆案内部材で断熱材の内面が被
覆されるから、駆動杆の摺動によって断熱材の内面を損
傷したりすることがない。
【0011】第2の発明によれば、駆動杆案内部と案内
壁で駆動杆を摺動自在に案内するので、駆動杆案内部の
面外方向端部寄りが駆動杆で金属製室内側部材の内面に
押し付けられるから、取付部を固着するのみで駆動杆案
内部材を確実に取付けでき、その駆動杆案内部材の取付
けが容易である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、断熱サッシ枠
1を形成する断熱枠材2(方立)はアルミ押出形材等の
金属製室内側部材3とアルミ押出形材等の金属製室外側
部材4を断熱材5で連結してある。金属製室内側部材3
の内面3a、金属製室外側部材4の内面4aは断熱材5
の内面5aと面一となっている。断熱サッシ枠1を形成
する断熱上枠、断熱下枠、断熱縦枠も前述の断熱枠材2
と同様である。
【0013】前記断熱サッシ枠1内には断熱障子6が縦
軸まわりに揺動自在に取付けられて断熱外開き窓を形成
している。前記断熱障子6を形成する断熱框7(縦框)
はアルミ押出形材等の金属製室内側部材8とアルミ押出
形材等の金属製室外側部材9を断熱材10で連結してあ
る。断熱障子6を形成する断熱上框、断熱下框も前述の
断熱框7と同様であり、この断熱框を方形框組みした内
部にガラス11が装着してある。
【0014】前記金属製室内側部材3の内面3aに室外
側に向けて鉤形状となった案内壁20が一体的に設けて
あり、金属製室外側部材4の内面4aには駆動杆案内部
材21がビス22で固着してある。
【0015】この駆動杆案内部材21は図2に示すよう
に面外方向一側の取付部23と面外方向他側の駆動杆案
内部24を備えた樹脂製、例えばPVC製であり、駆動
杆案内部24を案内壁20に当接して面外方向に位置決
めし、取付部23の孔25よりビス22を金属製室外側
部材4の内面4aに螺合して取付けられる。
【0016】これによって、駆動杆案内部材21は金属
製室内側部材3の内面3aと金属製室外側部材4の内面
4aに亘って接触して取付けられ、断熱材5の内面5a
に接触して被覆している。
【0017】前記駆動杆案内部材21は長手方向に連続
して同一断面形状であり、樹脂による押出成形材を所定
長さに切断してある。そして、取付部23の長手方向両
側に孔25がそれぞれ形成され、この孔25よりビス2
2を金属製室外側部材4の内面4aに螺合して取付けら
れている。
【0018】駆動杆30はアルミ押出形材等の金属製で
あり、駆動杆案内部材21の駆動杆案内部24と金属製
室内側部材3の案内壁20とに沿って摺動自在に取付け
てある。
【0019】具体的には、駆動杆30はほぼクランク形
状の面外方向一側部30aと面外方向他側部30bを有
し、その面外方向一側部30aが駆動杆案内部24の面
外方向一側凹部24aに摺動自在に嵌まり込み、面外方
向他側部30bが駆動杆案内部24の面外方向他側部2
4bと案内壁20との間に摺動自在に嵌まり込んでい
る。
【0020】このようであるから、駆動杆案内部24の
面外方向他側部24bは駆動杆30の面外方向他側部3
0bで金属製室内側部材3の内面3aに押しつけられ、
取付部23をビス22で固着するのみで確実に取付けで
きる。
【0021】次に駆動杆30で錠装置31を作動する一
例を説明する。図1と図3に示すように、金属製室内側
部材3の内面3aに一体的に設けた内向片32に第1台
座33と第2台座34が上下に離隔して取付けてあり、
第1台座33にはレバー35が軸36で上下揺動自在に
取付けられ、第2台座34には揺動体37が軸38で上
下揺動自在に取付けられてある。前記レバー35、揺動
体37にはロック部材39がそれぞれ固定され、かつレ
バー35、揺動体37と駆動杆30とに亘ってリンク4
0がそれぞれ連結してある。断熱框7の金属製室内側部
材8にはロック受け41が上下に離隔して前記各ロック
部材39と対向してそれぞれ取付けてある。
【0022】レバー35を図3に示す下向姿勢とすると
下のロック部材39が下のロック受け41と係合し、下
のリンク40を介して駆動杆30が上方に摺動し、上の
リンク40を介して揺動体37が上方に揺動して上のロ
ック部材39が上のロック受け41に係合する。
【0023】レバー35を図3に仮想線で示すように上
に揺動すると下のロック部材39が下のロック受け41
と離脱すると共に、下のリンク40を介して駆動杆30
が下方に摺動し、揺動体37が下方に揺動して上のロッ
ク部材39が上のロック受け41と離脱する。
【0024】このように、1本のレバー35で2つのロ
ック部材39をロック受け41に係合、離脱できる。な
お、レバー35で1つのロック部座39をロック受け4
1に係合・離脱する場合には駆動杆30は短く、レバー
35の上下揺動をスムーズに行なうための役目をする。
【0025】前述のように駆動杆30が短い場合には図
4に示すように駆動杆案内部材21も短くて良い。この
場合には駆動杆案内部24の面外方向端面に突起26を
一体的に設け、金属製室内側部材3の案内壁20に嵌合
穴27を形成し、この嵌合穴27に突起26を嵌合して
上下方向の位置決めをすると共に、回転しないようにす
る。
【0026】なお、前述の駆動杆30は引き寄せ装置、
内倒し兼内開き窓のリンク機構、蝶番、障子支承部材、
ロック部材等の作動に用いることもできることは勿論あ
る。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、金属製の
駆動杆は樹脂製の駆動杆案内部材に沿って摺動するの
で、その金属製の駆動杆が断熱枠材の金属製室内側部材
の内面と金属製室外側部材の内面とに接触することがな
い。これによって、断熱枠材の金属製室内側部材と金属
製室外側部材に跨がる寸法の駆動杆をスムーズに摺動で
きるし、その駆動杆によって断熱サッシ枠の断熱性が低
下することがない。
【0028】また、駆動杆案内部材で断熱材の内面が被
覆されるから、駆動杆の摺動によって断熱材の内面を損
傷したりすることがない。
【0029】請求項2に係る発明によれば、駆動杆案内
部と案内壁で駆動杆を摺動自在に案内するので、駆動杆
案内部の面外方向端部寄りが駆動杆で金属製室内側部材
の内面に押し付けられるから、取付部を固着するのみで
駆動杆案内部材を確実に取付けでき、その駆動杆案内部
材の取付けが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断熱開き窓の一部横
断面図である。
【図2】駆動杆案内部材、駆動杆を取り外した状態の斜
視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】駆動杆案内部材の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…断熱サッシ枠、2…断熱枠材、3…金属製室内側部
材、3a…内面、4…金属製室外側部材、4a…内面、
5…断熱材、5a…内面、6…断熱障子、7…断熱框、
8…金属製室内側部材、9…金属製室外側部材、10…
断熱材、20…案内壁、21…駆動杆案内部材、22…
ビス、23…取付部、24…駆動杆案内部、26…突
起、27…嵌合穴、30…駆動杆、35…レバー、37
…揺動体、39…ロック部材、40…リンク、41…ロ
ック受け。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/18 E05B 65/06 E05C 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製室内側部材と金属製室外側部材を
    断熱材で連結した断熱枠材を方形枠組みした断熱サッシ
    枠と、 前記断熱サッシ枠内に取付けられ、断熱框で構成された
    断熱障子を備えた断熱窓において、 前記断熱枠材の金属製室内側部材の内面と金属製室外側
    部材の内面に亘って樹脂製の駆動杆案内部材を、当該
    動杆案内部材で前記断熱材の内面を被覆して取付け、こ
    駆動杆案内部材に沿って金属製の駆動杆を摺動自在に
    取付けたことを特徴とする断熱窓における断熱サッシ枠
    の駆動杆取付構造。
  2. 【請求項2】 駆動杆案内部材は、面外方向一側の取付
    部と面外方向他側の駆動杆案内部を有し、その取付部が
    断熱枠材の金属製室外側部材の内面に固着され、前記駆
    動杆案内部が、断熱枠材の金属製室内側部材の内面に一
    体的に設けた案内壁に当接し、 この 案内壁と駆動杆案内部で駆動杆を摺動自在に案内す
    るようにした請求項1記載の断熱窓における断熱サッシ
    枠の駆動杆取付構造。
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