JP4601588B2 - サブロックを備えたサッシ - Google Patents
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Description
上記構成により、全金属製サッシにおいては、サブロックは、開き戸の金属製縦框の室内側面に直接取り付けられる。
上記構成により、複合サッシにおいては、サブロックは、開き戸の金属製縦框の室内側面に直接取り付けられ、開き戸の室内側樹脂製縦框にサブロックに対応して孔が形成され、サブロックはその孔から室内側に露出され、また、室内側樹脂製縦框にサブロックの周辺を囲むサブロックカバーが取り付けられる。
上記構成により、座板は室屋外側金属製框に堅固に固着されており、サブロックをその座板及び室外側金属製框の孔に嵌合するだけで、簡単にサブロックの周辺に設けてある爪が座板の孔辺裏面に係止して固定され、サブロックは、座板に堅固に固定される。
図1は二つの開き戸を備えたサッシの室内側から見た正面図、図2は図1のX−X線に沿った断面図、図3は図1のY−Y線に沿った断面図、図4はサブロックのみの展開図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)は解錠状態における縦断面図である。図5は複合サッシの場合の図1のX−X線に沿った断面図、図6は複合サッシの場合の図1のY−Y線に沿った断面図、図7は複合サッシの場合のサブロックの取り付け構造を示す分解斜視図、図8は複合サッシに取り付けられた状態のサブロックの正面図、図9は複合サッシの場合のサブロックの取り付け順序を示す工程図、図10は複合サッシの場合の取り付け位置の違いによる問題点を説明する図である。
これに対して、右側の開き戸20bの召合わせ框24bに取り付けられたドアハンドル26bは、既知のグレモン錠装置の解錠・施錠用ハンドルを兼ねるものであって、右側の召合わせ框24bに、図示されていない水平軸により水平状態から図1に示されている垂直状態になるまで回動可能に取り付けられている。
図1〜3における40はサブロックであり、右側の開き戸20bの召合わせ框24bの室内側面の下部に取り付けられている。このサブロック40は、図4に示すように、ケース41と、そのケース内側に嵌合され、支軸42によりシーソー運動自在に保持されたスイッチ43とからなっている。ケース41は、正面側に取付位置決め用の縦長矩形環状のフランジ41aと、そのフランジの背面から延出する筒部41bとを一体に有する。スイッチ43は、ほぼ直方体状に形成され、ケース41の筒部41bに嵌合された状態で、スイッチの長手方向中央部分及びケース41の筒部41bに水平に貫通された支軸42により、その支軸を中心に回転自在に支持されている。しかし、スイッチ43の上下端部とケース41の筒部41bの上下端部との係合により、回動可能な角度は一定範囲に制限されている。
上記構成のサブロック40は、サッシ1が全金属製サッシであるか、複合サッシであるかによって、次のようにして、そのサッシに取り付けられる。
[1.全金属製サッシの場合]
サッシ1が、その開き戸20a,20bの各框が図2,3に示すように、アルミニウムその他の金属製形材のみで構成されている全金属製サッシである場合は、同図に示すように、召合わせ框24bの室内側壁の下部に設けられた孔24hにサブロック40の筒部41bを嵌合して、前記爪46の摩擦抵抗に打ち勝つように押し込み、フランジ41aの背面が召合わせ框24bの室内側壁に当たって止められた時に、位置決めされ、各爪46が弾性復帰して召合わせ框の室内側壁の孔辺に係止されることにより、サブロック40が抜脱不能に固定される。
次に、サッシ1が、その開き戸20a,20bの各框が室外側金属製形材と室内側樹脂製形材とで構成されている複合サッシである場合のサブロック40の取付構造を図5以下の図面に基づいて説明する。
図5は、複合サッシの左右の開き戸20a,20bの召合わせ部の断面形状を主として示す断面図であり、召合わせ框24a,24bは、それぞれ室外側金属製形材24am,24bmの室内側に、断熱性向上のために少なくとも一つの中空部を有する既知の室内側樹脂製形材24ap,24bpを既知の嵌合スライド方式により結合し、さらに必要によりビス24sにより両形材を固定してなる一例である。
なお、図5には、左右の召合わせ框24a,24bに同一形状の形材を用い、左の開き戸20aを先に閉めた後、右の開き戸20bを閉めて、グレモン錠装置を施錠操作することにより両開き戸が施錠されるようにするため、左の召合わせ框24aの先端に金属製補助框24cmと樹脂製補助框24cpが嵌合スライド方式により結合されて、補助召合わせ框24cが形成されている例が示されている。
しかし、本発明は、室外側金属製形材の室内側面に、室内外方向の厚みが多少ともある室内側樹脂製形材が結合されているならば、複合サッシの召合わせ框の形態についての制限は受けない。
いずれの場合も、錠装置用ドアハンドル26bが取り付けられている召合わせ框の室外側金属製形材24bmの室内側壁と室内側樹脂製形材24bpには、図7に示すように、共通する位置において室内側から室外側金属製形材24bmの中空部まで貫通する矩形の孔24mh,24phが形成される。
10 窓枠
20a,20b 開き戸
24a,24b 召合わせ框
26a,26b ドアハンドル
30 ロッド
31 係止金具
32 孔
35 係止片
40 サブロック
41 ケース
41a フランジ
41b 筒部
42 支軸
43 スイッチ
50 座板
60 サブロックカバー
Claims (4)
- 開き戸の縦框の室内側面に回転可能に取り付けられたドアハンドルと、その縦框の中に設けられ、前記ドアハンドルの一方向又は他方向の回転操作と連動して施錠方向又は解錠方向に移動されるロッドと、窓枠の下枠又は下枠と上枠に設けられ、前記開き戸が閉位置に存在するときの前記ドアハンドルの一方向の回転操作と連動して施錠方向に移動した前記ロッドを係止し、前記ドアハンドルの他方向の回転操作と連動して解錠方向に移動した前記ロッドを解放する係止金具とからなる錠装置を備えるとともに、前記ドアハンドルを解錠方向に操作しても前記ロッドの解錠方向の移動を阻止するサブロックを備えたサッシにおいて、
(a)前記サブロックは、取付位置決め用フランジと、そのフランジから背面方向に延出する筒部とを有するケースの前記筒部の内側に施錠操作面と解錠操作面を有するスイッチを、施錠操作面又は解錠操作面を押すことにより、施錠位置と解錠位置とにシーソー運動可能に設けてなるものであり、
(b)前記開き戸の框が金属製である場合の縦框の室内側面に設けた孔に前記サブロックのケースの筒部を嵌合し、前記フランジを前記縦框の室内側面に当接して固着することにより、前記サブロックを前記開き戸の縦框に取り付け、
(c)前記スイッチの施錠操作面を押して施錠位置に移動させたときは、そのスイッチが前記ロッドの解錠方向の移動を阻止すること、
を特徴とするサッシ。 - 開き戸の縦框の室内側面に回転可能に取り付けられたドアハンドルと、その縦框の中に設けられ、前記ドアハンドルの一方向又は他方向の回転操作と連動して施錠方向又は解錠方向に移動されるロッドと、窓枠の下枠又は下枠と上枠に設けられ、前記開き戸が閉位置に存在するときの前記ドアハンドルの一方向の回転操作と連動して施錠方向に移動した前記ロッドを係止し、前記ドアハンドルの他方向の回転操作と連動して解錠方向に移動した前記ロッドを解放する係止金具とからなる錠装置を備えるとともに、前記ドアハンドルを解錠方向に操作しても前記ロッドの解錠方向の移動を阻止するサブロックを備えたサッシにおいて、
(a)前記サブロックは、取付位置決め用フランジと、そのフランジから背面方向に延出する筒部とを有するケースの前記筒部の内側に施錠操作面と解錠操作面を有するスイッチを、施錠操作面又は解錠操作面を押すことにより、施錠位置と解錠位置とにシーソー運動可能に設けてなるものであり、
(b)前記開き戸の框が室外側金属製框と室内側樹脂製框とから構成されている場合の前記室外側金属製縦框の室内側面に設けた孔に前記サブロックのケースの筒部を嵌合し、前記サブロックのフランジを前記室外側金属製縦框の室内側面に当接して固着することにより、前記サブロックを前記開き戸の室外側金属製縦框に取り付けるとともに、
(c)前記開き戸の室内側樹脂製縦框に設けた孔から前記サブロックのスイッチを室内側に臨ませ、かつ、前記室内側樹脂製縦框の孔の内周面を被覆し、前記サブロックのスイッチを室内側に臨ませるサブロックカバーを取り付けたことを特徴とするサッシ。 - 室外側金属製框に座板を固着し、前記座板に設けてある孔にサブロックの筒部を嵌合し、そのサブロックの筒部の外面に設けてある爪を前記座板の孔辺裏面に係止して前記サブロックを前記室外側金属製框に固定することを特徴とする請求項2に記載のサッシ。
- 室内側樹脂製框のサブロックに対応する位置に設けた孔にサブロックカバーを嵌合してそのサブロックカバーの周辺に設けてある爪を前記室内側樹脂製框の孔辺裏面に係止して前記サブロックカバーを前記室内側樹脂製框に固定することを特徴とする請求項3に記載のサッシ。
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