JP2523420Y2 - 排煙錠 - Google Patents

排煙錠

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JP2523420Y2
JP2523420Y2 JP7025191U JP7025191U JP2523420Y2 JP 2523420 Y2 JP2523420 Y2 JP 2523420Y2 JP 7025191 U JP7025191 U JP 7025191U JP 7025191 U JP7025191 U JP 7025191U JP 2523420 Y2 JP2523420 Y2 JP 2523420Y2
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JP
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JP7025191U
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JPH0589746U (ja
Inventor
俊一 竹内
Original Assignee
株式会社山宝
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は排煙窓に設けられる排煙
錠に関し、特に解錠ワイヤーの左右方向のいずれの方向
への操作でも障子を開放作動することができる排煙錠に
関する。
【0002】
【従来の技術】排煙錠は、解錠用の操作ワイヤー(以
下、解錠ワイヤーという)を引くことにより作動して排
煙窓の障子を開放するものであるが、従来のこの種の排
煙錠としては、各種の構造のものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排煙錠は、いずれも解錠ワイヤーの操作方向が一方に限
定されており、解錠ワイヤーの操作位置が異なる場合に
は、左右別勝手の錠を用意しなければならなかった。
【0004】そこで本考案は、解錠ワイヤーの操作方向
が異なる場合でも一つの排煙錠で対応できる構造の排煙
錠を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の排煙錠は、障子に取り付けられた施錠ピン
を係止する係止部を有し、施錠位置と解錠位置とに回動
可能に設けられたフックと、該フックを解錠位置に付勢
する解錠スプリングと、前記フックを施錠位置に係止す
る係止位置と解放位置とに回動可能な作動板と、該作動
板を前記係止位置に付勢する係止スプリングと、前記作
動板を解錠ワイヤーの操作により移動して解放位置に回
動させるスライダーとを備えた排煙錠において、前記作
動板は、回動中心に対してデッドポイントとなる位置で
前記フックを係止する係止片と、回動中心に対して略対
称に設けられた一対の作動部とを有し、前記スライダー
は、該スライダーが前記解錠ワイヤーにより一方に移動
したときに、前記作動板の一方の作動部を押動して作動
板を解放位置に回動させる一方の押動部と、スライダー
が前記解錠ワイヤーにより他方に移動したときに、前記
作動板の他方の作動部を押動して作動板を解放位置に回
動させる他方の押動部とを有することを特徴としてい
る。
【0006】
【作 用】上記のごとく構成することにより、解錠ワイ
ヤーをいずれの方向から操作しても、スライダーのいず
れか一方の押動部が、作動板のいずれかの対応する作動
部を押動するので、フックを開放位置に回動させること
ができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は排煙錠の内部構造を示す平面図、図2は
排煙窓に装着した状態を示す縦断面図である
【0008】排煙窓は、周知のように、上枠11及び図
示しない下枠,左右の竪枠からなる窓枠内に、下端部を
下枠に軸着した障子12を設けて、該障子を室外側又は
室内側に開けるように形成したもので、排煙窓の上枠1
1に排煙錠20が取り付けられている。
【0009】上記排煙錠,20は、上枠11にビス止め
されるケース21内に、障子12に取り付けられた施錠
ピン13を係止するフック22と、該フック22を施錠
位置に係止する作動板23と、該作動板23を解放位置
に回動させるスライダー24とを収納したものであり、
スライダー24には、この排煙錠20を解錠作動させる
解錠ワイヤー25,26が装着されている。
【0010】上記フック22は、施錠ピン13を係止す
る略U字状の係止部27を有するもので、基部が軸28
により前記ケース21に軸着され、図に実線で示した施
錠位置と想像線で示した解錠位置とに回動可能に設けら
れている。また、軸28部分には解錠スプリング29が
設けられており、フック22を前記解錠位置に付勢して
いる。
【0011】前記作動板23は、中央部が軸30により
前記ケース21に軸着された板体からなるもので、その
一方には、前記フック22の一方の翼片22aの先端部
に係止してフック22を施錠位置に保持するための係止
片31が形成されている。この係止片31と翼片22a
との位置関係は、係止片31がフック22の翼片22a
を施錠位置に保持する係止位置において、軸30に対し
てデッドポイント、即ち、翼片22aが係止片31を押
す方向が軸30の中心を向くように設定されており、安
定した係止状態とともに解錠作動力の軽減が図られてい
る。
【0012】また、前記係止片31には、前記スライダ
ー24に押動される作動部である押動ピン32が設けら
れているとともに、前記作動板23の軸30を中心とし
て前記係止片31と対向する位置にも、同様の押動ピン
33を設けた押動片34が延出されている。
【0013】さらに、前記作動板23の係止片31側の
押動ピン32とケース21との間には、作動板23を、
前記係止位置に付勢する係止スプリング35が設けられ
ている。
【0014】前記スライダー24は、ケース21内に上
枠11の長手方向、即ち図1において左右方向に摺動可
能に収納された板状体からなるもので、その両端部に
は、それぞれ解錠ワイヤー25,26が固定されてい
る。また、中央部には、前記フック22や作動板23の
軸着や作動範囲に対応する切り抜き部36が形成されて
おり、該切り抜き部36に、前記作動板23の押動ピン
32,33を押動して作動板23を前記係止位置から解
放位置に回動させる押動部37,38が形成されてい
る。
【0015】図1において、上部に位置する押動ピン3
2に対応する押動部37は、左側の解錠ワイヤー25が
引かれてスライダー24が左行したときに、押動ピン3
2を押動して作動板23を係止位置から解放位置に回動
させる。また、下部に位置する押動ピン33に対応する
押動部38は、右側の解錠ワイヤー26が引かれてスラ
イダー24が右行したときに、押動ピン33を押動して
作動板23を係止位置から解放位置に回動させる。
【0016】即ち、左右いずれの解錠ワイヤー25,2
6を操作しても作動板23を係止位置から解放位置に回
動させることができ、フック22を解錠スプリング29
の作用で前記解錠位置に回動させ、障子12の施錠ピン
13を開き方向に押し出して障子12を開くことができ
る。
【0017】また、障子12を閉じる際には、フック2
2が解錠スプリング29の作用で前記解錠位置にあるの
で、施錠ピン13がフック22のU字状の係止部27に
進入して翼片22aを押動し、フック22を施錠位置に
回動させる。このとき、作動板23は、係止スプリング
35の作用で係止位置にあるが、フック22の翼片22
aが作動板23の側面を摺動しながら作動板23を係止
スプリング35の付勢力に抗して回動させる。そして、
フック22が施錠位置になると、係止スプリング35の
作用で作動板23が係止位置に復帰してフック22を施
錠位置に保持する。
【0018】さらに解錠作動時以外は、上記係止スプリ
ング35の作用で作動板23が係止位置にあるので、押
動ピン32,33がスライダー24の押動部37,38
を押動してスライダー24を図示の位置に保持する。
【0019】なお、排煙錠の構成は、上記実施例に限定
されるものではなく、窓の開き方向及び錠の大きさや必
要強度等に応じて適宜最適な構成で形成することができ
る。また解錠ワイヤーは、両側に装着する必要はなく、
排煙窓の位置などに応じていずれか一方でよく、連窓の
場合には連動用ワイヤーとなる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案の排煙錠によれ
ば、左右いずれの方向から解錠ワイヤーを操作しても解
錠作動させることができるので、排煙窓の位置や解錠ワ
イヤーの取付け方向にかかわらず1種類の排煙錠で対応
することができ、製造コストの低減や管理コストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 排煙錠の内部構造を示す平面図である。
【図2】 排煙窓に排煙錠を装着した状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
20…排煙錠 21…ケース 22…フック 23…作
動板 24…スライダー 25、26…解錠ワイヤー 27…係止部 29…解錠
スプリング 31…係止片 32、33…押動ピン 35…係止スプリング 37、
38…押動部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子に取り付けられた施錠ピンを係止す
    る係止部を有し、施錠位置と解錠位置とに回動可能に設
    けられたフックと、該フックを解錠位置に付勢する解錠
    スプリングと、前記フックを施錠位置に係止する係止位
    置と解放位置とに回動可能な作動板と、該作動板を前記
    係止位置に付勢する係止スプリングと、前記作動板を解
    錠ワイヤーの操作により移動して解放位置に回動させる
    スライダーとを備えた排煙錠において、前記作動板は、
    回動中心に対してデッドポイントとなる位置で前記フッ
    クを係止する係止片と、回動中心に対して略対称に設け
    られた一対の作動部とを有し、前記スライダーは、該ス
    ライダーが前記解錠ワイヤーにより一方に移動したとき
    に、前記作動板の一方の作動部を押動して作動板を解放
    位置に回動させる一方の押動部と、スライダーが前記解
    錠ワイヤーにより他方に移動したときに、前記作動板の
    他方の作動部を押動して作動板を解放位置に回動させる
    他方の押動部とを有することを特徴とする排煙錠。
JP7025191U 1991-05-27 1991-05-27 排煙錠 Expired - Lifetime JP2523420Y2 (ja)

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JP7025191U JP2523420Y2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 排煙錠

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JPH0589746U JPH0589746U (ja) 1993-12-07
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