JP3714656B2 - Icソケット - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever

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  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICパッケージを着脱自在に保持するICソケット、特に、ICパッケージに対する押圧力を強くするための機構を有するICソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のICソケットとしては、例えば図15に示すようなものがある(米国特許5120238号)。
【0003】
すなわち、符号1はソケット本体で、このソケット本体1にICパッケージ2が載置されてコンタクトピン1aに導通されるようになっており、このソケット本体1に押さえカバー3が軸4により回動自在に設けられている。
【0004】
そして、この押さえカバー3の先端部側にレバー部材5が軸6により回動自在に取り付けられると共に、このレバー部材5のその軸6とは離間した位置に軸7を介してストッパー8が回動自在に設けられ、このストッパー8の引掛け部8aがソケット本体1の被係止部1bに係脱されるようになっている。
【0005】
このようなものにあっては、図15に示すように、ストッパー8の引掛け部8aをソケット本体1の被係止部1bに係止した状態で、レバー部材5を反時計回りに回動させると、軸6を中心に軸7が反時計回りに回動する。
【0006】
その結果、軸7からストッパー引掛け部8aまでの距離は変化しないことから、その回動に伴い、押さえカバー3が下方に回動されることにより、ICパッケージ2に対する押圧力が大きくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、2つの軸6,7の回動動作を用いて押さえカバー3を押し下げるようにしているため、構造が複雑になると共に、押下げ量を変えるためには両軸6,7の間隔を大きくする等の改良が必要となり、簡単に押下げ量を変えることができない、という問題がある。
【0008】
そこで、この発明は、簡単な構造で押さえカバーを押し下げることができるようにすると共に、押下げ量も簡単に変えることができるICソケットを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、ソケット本体に対して押さえカバーが回動軸により開閉可能に設けられ、該押さえカバーを閉止することにより、前記ソケット本体に載置されたICパッケージを押圧するようにしたICソケットにおいて、前記押さえカバーと前記ソケット本体とを閉止した状態にロックするストッパー手段を設け、又、該ストッパー手段による閉止状態よりも更に前記押さえカバーを前記ソケット本体側に回動させて近接させる近接手段を設け、前記ストッパー手段は、ストッパーが前記押さえカバーに対して支持軸で軸支され、該支持軸は前記押さえカバーに対して前記回動軸を中心とする円の接線方向に移動可能に支持され、更に、前記ストッパーが係止するストッパー係止部が前記ソケット本体に設けられ、一方、前記近接手段は、前記支持軸に離間部材が設けられると共に、該離間部材にレバー部材が設けられ、前記支持軸に軸支された前記ストッパーが前記ストッパー係止部に係止した状態で、該レバー部材を操作して前記離間部材を一方向に回動させることにより、前記支持軸前記押さえカバーとの間に介在する前記離間部材により前記支持軸と前記押さえカバーとが離間し、前記押さえカバーが前記ソケット本体に近接する方向に押圧されるように構成されたICソケットとしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、ソケット本体に対して押さえカバーが回動軸により開閉可能に設けられ、該押さえカバーを閉止することにより、前記ソケット本体に載置されたICパッケージを押圧するようにしたICソケットにおいて、前記押さえカバーと前記ソケット本体とを閉止した状態にロックするストッパー手段を設け、又、該ストッパー手段による閉止状態よりも更に前記押さえカバーを前記ソケット本体側に回動させて近接させる近接手段を設け、前記ストッパー手段は、ストッパーが前記ソケット本体にストッパー支軸により軸支され、該ストッパーが係止する支持軸が前記押さえカバーに設けられ、該支持軸は前記押さえカバーに対して前記回動軸を中心とする円の接線方向に移動可能に支持され、一方、前記近接手段は、前記支持軸に離間部材が設けられると共に、該離間部材にレバー部材が設けられ、前記ストッパー支軸に軸支された前記ストッパーが前記支持軸に係止した状態で、該レバー部材を操作して前記離間部材を一方向に回動させることにより、前記支持軸前記押さえカバーとの間に介在する前記離間部材により前記支持軸と前記押さえカバーとが離間し、前記押さえカバーが前記ソケット本体に近接する方向に押圧されるように構成されたICソケットとしたことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記離間部材は、カム部材であり、該カム部材を前記一方向に回動させて、該カム部材のカム面を前記押さえカバー上面を摺動させて、前記支持軸を前記押さえカバー上面より離間させるようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記離間部材は、一部に突部が形成され、該離間部材を前記一方向に回動させて、前記突部を前記押さえカバー上面を摺動させて、前記支持軸を前記押さえカバー上面より離間させるようにしたことを特徴とする。また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記離間部材には、他方向に回動させることにより、前記ストッパーを押圧して係止状態を解除する作動部が設けられていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0015】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図12には、この発明の実施の形態1を示す。
【0016】
まず構成を説明すると、図中符号11はICソケットで、このICソケット11は、図11に示すようなICパッケージ12を着脱自在に保持し、このICパッケージ12の性能試験を行うために、このICパッケージ12の端子12bを測定器(テスター)のプリント回路基板(図示省略)に電気的に接続するようにしている。
【0017】
そのICパッケージ12は、パッケージ本体12aの下面の周縁部から多数のボール状の端子12bが突出し、パッケージ本体12aの上部には放熱部12cが上方に突出して設けられている。
【0018】
一方、ICソケット11は、大略すると、ICパッケージ12が載置されるソケット本体13を有し、このソケット本体13に、回動軸14を介して押さえカバー15が回動自在に配設され、この押さえカバー15を下方に向けて回動させることにより、この押さえカバー15に取り付けられた保持部材16にて、ソケット本体13上に載置されたICパッケージ12が上方から押さえられるようになっていると共に、この押さえカバー15に前記保持部材16により取り付けられたヒートシンク17がICパッケージ12に当接されて放熱されるようになっている。
【0019】
詳しくは、そのソケット本体13には、四角形の凹所13aが形成され、この凹所13aの底面部13bに形成された多数の貫通孔13cにコンタクトピン18が挿入されている。このコンタクトピン18は、導電性を有する材料で形成され、上端部18aがフローティングプレート20の挿通孔20aに挿通されて取り付けられ、このコンタクトピン18の中間部には、弾性変形可能なバネ部18bが形成されている。かかるコンタクトピン18の上端部18aに、ICパッケージ12の端子12bが当接されるようになっている。
【0020】
なお、符号21はロケートボードで、このロケートボード21の挿通孔21aにコンタクトピン18の下端部が挿通された状態で、上下動自在に配設されている。
【0021】
一方、押さえカバー15は、基端部側が前記回動軸14によりソケット本体13に回動自在に取り付けられ、スプリング23により開成方向に付勢されている。また、この押さえカバー15の先端部側には、「ストッパー手段」としてのストッパー25が支持軸26により軸支され、この支持軸26が押さえカバー15に設けられた長孔15aに挿入されて上下動可能(回動軸14を中心とする円の接線方向に移動可能)に遊嵌されている(図5参照)。そして、このストッパー25がスプリング27により図1中反時計回りに付勢され、ソケット本体13に形成されたストッパー係止部13dに係止されるようになっている。
【0022】
また、この支持軸26は、押さえカバー15に設けられたリーフスプリング15cにより上下動したときにも、押さえカバー15側へ常に付勢されている(図2参照)。
【0023】
さらに、その係止状態よりも、押さえカバー15をソケット本体13に更に接近させる「近接手段」が設けられている。
【0024】
すなわち、この「近接手段」は、前記支持軸26に「離間部材」としての一対のカム部材29が回動自在に設けられ、これらカム部材29にコ字状のレバー部材30が接続されている。そして、このカム部材29のカム面29aが、押さえカバー15の上面に摺接し、レバー部材30を回動させると、そのカム面29aが押さえカバー15上面を摺動することにより、押さえカバー15がソケット本体13側に更に接近させられるようになっている。
【0025】
また、この押さえカバー15には、図10に示すように、略中央部に開口部15dが形成され、この開口部15dに、略コ字状のヒートシンク受け部15eが設けられ、このヒートシンク受け部15eに複数の挿入開口15fが形成されている。
【0026】
そして、前記開口部15d内で、前記ヒートシンク受け部15eのソケット本体13側の内面側に前記ヒートシンク17が配設されるようになっている。このヒートシンク17は、板部17aの下面にICパッケージ12の放熱部12cに当接する凸部17bが形成され、又、上面に上方に突出する多数の放熱凸部17cが形成されている。そして、これら放熱凸部17cが前記ヒートシンク受け部15eに形成された多数の挿入開口15fに挿入されている。
【0027】
さらに、前記保持部材16は、図10に示すように、四角形の板状を呈し、中央部にヒートシンク17の凸部17bが挿入される開口部16aが形成され、この開口部16aの両側に一対のピン16bが上方に向けて突設され、これらピン16bが押さえカバー15に形成された貫通孔15gに挿通されて、この貫通孔15gから上方に突出したピン16bの先端部の係止溝16cに、押さえカバー15外面側に設けられたロックシム32が係脱可能に設けられている。
【0028】
このロックシム32は、図12に示すように、一対の係止片32aとこれら両係止片32aを連結する操作片32bとから略コ字状に形成され、それら一対の係止片32aにスリット32cが形成されている。このスリット32cには、ピン16bが挿入可能な大きさの挿入部32dが形成され、他の部分はそれより狭く、ピン16bの係止溝16cに係止可能な幅に形成されている。この係止により、ピン16bが抜け止め固定されるようになっている。
【0029】
さらに、前記ヒートシンク17には、図3に示すように、複数の位置決めピン17dが下方に突出して設けられ、これら位置決めピン17dが、保持部材16の嵌合孔16dに嵌合されて位置決めされるようになっている。
【0030】
さらにまた、ヒートシンク17の板部17aと、押さえカバー15のヒートシンク受け部15eとの間に、コイルスプリング34が配設されて、ヒートシンク17が下方に付勢されている。
【0031】
これにより、ヒートシンク17は、ヒートシンク受け部15eと保持部材16とで着脱可能に挟持されるようになっている。
【0032】
次に、かかるICソケット11にICパッケージ12を保持する場合について説明する。
【0033】
まず、押さえカバー15を開いた状態で、ICパッケージ12をフローティングプレート20上にガイド突部20bにて案内した状態で所定位置に載置する。この状態で、押さえカバー15を閉じて行くと、まず、ストッパー25がソケット本体13のストッパー係止部13dを乗り越えて係止する。この状態では、レバー部材30が起立している。
【0034】
そして、レバー部材30を図8中時計回りに回動させると、ストッパー25はスプリング27により付勢されてストッパー係止部13dに係止した状態で、カム部材29が支持軸26を中心に回動し、カム部材29のカム面29aが押さえカバー15の上面を摺動する。これにより、ストッパー25がストッパー係止部13dに係止しているため支持軸26の位置は変化しないと共に、この支持軸26は押さえカバー15に対して回動軸14を中心とする円の接線方向に移動可能とされていることから、この支持軸26に対して押さえカバー15の上面は下方に離間する結果、押さえカバー15が下方に回動され、ソケット本体13側に接近されることとなる。
【0035】
これで、押さえカバー15に取り付けられた保持部材16により、ICパッケージ12のパッケージ本体12aが所定の押圧力で押圧されて、ICパッケージ12の端子12bとコンタクトピン18の上端部18aとが所定圧で接触されることとなる。
【0036】
この接触時には、ICパッケージ12の端子12bの損傷を防止するため、コンタクトピン18のバネ部18bが弾性変形することにより、フローティングプレート20が下方に変位することで、過剰な接触圧を回避している。
【0037】
また、この際には、ヒートシンク17の凸部17bが、ICパッケージ12の放熱部12cに面接触してICパッケージ12の熱を放熱凸部17c等から放散するようにしている。この当接状態では、ヒートシンク17は、コイルスプリング34の付勢力に抗して多少上方に変位して、保持部材16との間に間隙が発生している(図11参照)。
【0038】
一方、上記のように保持されたICパッケージ12を取り出すには、上記と反対に、まず、レバー部材30を回動させて起立させることにより、ストッパー25とストッパー係止部13dとの係止状態を緩める。次いで、ストッパー25をスプリング27の付勢力に抗して回動させて係止状態を解除することにより、スプリング23の付勢力により、押さえカバー15が開かれることとなる。この状態で、ICパッケージ12の取り出しが可能となる。
【0039】
上記のように、カム部材29をレバー部材30を用いて回動させることにより、てこの原理を利用して、ストッパー25の係止状態より更にICパッケージ12の押圧力を向上させることができ、ICパッケージ12の端子12bと、コンタクトピン18の上端部18aとの接触をより確実なものとすることができる。
【0040】
しかも、このようなカム部材29を回動させるだけで良いため、従来のような複雑な機構を必要としないと共に、押さえカバー15の回動量を変えるには、カム面29aの形状の異なったカム部材29と交換するだけで簡単に対応できる。
【0041】
一方、厚さや大きさ等の異なったICパッケージ12をICソケット11に保持する場合には、そのICパッケージ12に対応したヒートシンク17に交換する。すなわち、押さえカバー15を開いた状態で、ロックシム32の操作片32bを持って、図2中回動軸14の方向にスライドさせると、保持部材16のピン16bが、ロックシム32のスリット32cの挿入部32dの位置に至る。これにより、保持部材16のピン16bを押さえカバー15の貫通孔15gから抜くことが出来るため、この保持部材16とヒートシンク17とを押さえカバー15の内側(ソケット本体13側)に外すことが出来る。
【0042】
また、他のヒートシンク17を装着するときには、上記と反対の動作により取り付けることが出来る。
【0043】
このようにヒートシンク17を、押さえカバー15のヒートシンク受け部15eと保持部材16との間で着脱自在に挟持することにより、この保持部材16を着脱するだけで簡単にヒートシンク17を交換することが出来る。
【0044】
しかも、その保持部材16の着脱は、押さえカバー15の外面側で、ロックシム32を操作することにより行うことが出来るため、着脱作業性が良好である。また、ロックシム32をピン16bの係止溝16cに抜き差しするだけで、簡単に保持部材16を着脱できる。
【0045】
また、保持部材16は、ヒートシンク17を押さえる機能と、ICパッケージ12を押圧する機能を兼ねているため、部品点数の削減を図ることが出来る。
【0046】
[発明の実施の形態2]
図13には、この発明の実施の形態2を示す。
【0047】
この実施の形態2は、上記実施の形態1とストッパー25の配置が異なっている。すなわち、上記実施の形態1では、ストッパー25が押さえカバー15側の支持軸26に回動自在に設けられ、ソケット本体13のストッパー係止部13dに係脱されるようになっている。これに対して、この実施の形態2は、ストッパー25がソケット本体13のストッパー支軸13eに回動自在に設けられ、図示省略のスプリングにより、時計回りに付勢され、このストッパー25が押さえカバー15側に設けられた支持軸26に係脱されるようになっている。
【0048】
このようにしても実施の形態1と同様に、押さえカバー15を閉じて行くと、支持軸26にストッパー25が係止し、次いで、レバー部材30を図13の(a)中矢印A方向に回動させることにより、支持軸26に設けられたカム部材29が回動される。これで、カム部材29のカム面29aにて押さえカバー15の上面が押圧されることにより、ソケット本体13側により押し付けられることとなる。
【0049】
また、前記カム部材29には「作動部」としての作動突部29bが形成され、図13の(a)に示す状態からレバー部材30を矢印B方向に回動させることにより、その作動突部29bがストッパー25を押圧する。これで、ストッパー25が図13中反時計回りに回動されることにより、支持軸26から外れ、押さえカバー15の開成が可能となる。
【0050】
このようにすれば、レバー部材30を持って操作するだけで、押さえカバー15の開閉が可能となる。
【0051】
他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0052】
[発明の実施の形態3]
図14には、この発明の実施の形態3を示す。
【0053】
上記実施の形態1では「離間部材」としてカム面29aを有するカム部材29が用いられているが、この実施の形態3では、突部40aを有する離間部材40が用いられている。
【0054】
従って、レバー部材30を操作して離間部材40を回動させることにより、突部40aが押さえカバー15上面を摺動することにより、てこの原理を利用して、図14の(a)に示す状態から(b)に示す状態まで押さえカバー15が押し下げられることとなる。
【0055】
他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0056】
なお、この発明の一構成要素である「離間部材」は上記各実施の形態の形状のものに限らず、レバー部材を操作することで回動されて押さえカバー上面を摺動し、てこの原理を利用して軽い操作力で押さえカバーをソケット本体側に回動させることが出来るものであれば、その形状は如何なるものでも良い。
【0057】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1〜5に記載の発明によれば、押さえカバーの回動軸に設けられた離間部材をレバー部材を操作して回動させるだけで、押さえカバーをよりソケット本体側に押し付けることができ、従来と比較すると、簡単な構造で押さえカバーをソケット本体側に押し付けることができる。また、押付け量を変えようとすると、形状の異なる離間部材と交換するだけで、簡単に対応することができる。
【0058】
請求項3に記載された発明によれば、離間部材をカム部材として一方向に回動させることにより、カム部材の滑らかに変位するカム面を押さえカバー上面に摺動させるようにしたため、押さえカバーのソケット本体側への回動動作をより円滑に行うことができる。
【0059】
請求項5に記載された発明によれば、離間部材に作動部を設けることにより、一方向と他方向とに離間部材を回動させることで、押さえカバーをソケット本体に押し付けたり、ストッパーの係止状態を解除でき、この離間部材を操作することで、2つの動作を行うことができ、操作性が良好となる。
【0060】
また、請求項6に記載の発明によれば、押さえカバーが閉止されたときには、電気部品は所定の押圧力で押圧されてはいないので、押さえカバーを閉止するのに必要な操作力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る図2のA−A線に沿う断面図である。
【図2】同実施の形態に係るICソケットの平面図である。
【図3】同実施の形態に係るICソケットの半分を断面した右側面図である。
【図4】同実施の形態に係る押さえカバーを開いた状態のICソケットの断面図である。
【図5】同実施の形態に係る支持軸と押さえカバーとの連結部分を示す側面図である。
【図6】同実施の形態に係るカム部材を示す図で、(a)はカム部材等の平面図、(b)は同カム部材の正面図、(c)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図7】同実施の形態に係るレバー部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図8】同実施の形態に係る作用を示す図で、(a)はレバー部材を起立させた状態、(b)はレバー部材を倒した状態を示す図である。
【図9】同実施の形態に係る図2のCーC線に沿う断面図である。
【図10】同実施の形態に係る保持部材,ヒートシンク及び押さえカバーの一部を示す分解斜視図である。
【図11】同実施の形態に係るICパッケージに保持部材とヒートシンクが当接した状態を示す断面図である。
【図12】同実施の形態に係るロックシムを示す図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
【図13】この発明の実施の形態2に係る作用を示す図8に相当する図で、(a)はレバー部材を起立させた状態、(b)はレバー部材を倒した状態を示す図である。
【図14】この発明の実施の形態3に係る作用を示す図8に相当する図で、(a)はレバー部材を起立させた状態、(b)はレバー部材を倒した状態を示す図である。
【図15】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ICソケット
12 ICパッケージ
12a ICパッケージ本体
12b 端子
13 ソケット本体
13d ストッパー係止部
13e ストッパー支軸
14 回動軸
15 押さえカバー
18 コンタクトピン
25 ストッパー(ストッパー手段)
26 支持軸
29 カム部材(離間部材)
29a カム面
29b 作動突部(作動部)
30 レバー部材
40 離間部材
40a 突部

Claims (5)

  1. ソケット本体に対して押さえカバーが回動軸により開閉可能に設けられ、該押さえカバーを閉止することにより、前記ソケット本体に載置されたICパッケージを押圧するようにしたICソケットにおいて、
    前記押さえカバーと前記ソケット本体とを閉止した状態にロックするストッパー手段を設け、又、該ストッパー手段による閉止状態よりも更に前記押さえカバーを前記ソケット本体側に回動させて近接させる近接手段を設け、
    前記ストッパー手段は、ストッパーが前記押さえカバーに対して支持軸で軸支され、該支持軸は前記押さえカバーに対して前記回動軸を中心とする円の接線方向に移動可能に支持され、更に、前記ストッパーが係止するストッパー係止部が前記ソケット本体に設けられ、
    一方、前記近接手段は、前記支持軸に離間部材が設けられると共に、該離間部材にレバー部材が設けられ、前記支持軸に軸支された前記ストッパーが前記ストッパー係止部に係止した状態で、該レバー部材を操作して前記離間部材を一方向に回動させることにより、前記支持軸前記押さえカバーとの間に介在する前記離間部材により前記支持軸と前記押さえカバーとが離間し、前記押さえカバーが前記ソケット本体に近接する方向に押圧されるように構成されたことを特徴とするICソケット。
  2. ソケット本体に対して押さえカバーが回動軸により開閉可能に設けられ、該押さえカバーを閉止することにより、前記ソケット本体に載置されたICパッケージを押圧するようにしたICソケットにおいて、
    前記押さえカバーと前記ソケット本体とを閉止した状態にロックするストッパー手段を設け、又、該ストッパー手段による閉止状態よりも更に前記押さえカバーを前記ソケット本体側に回動させて近接させる近接手段を設け、
    前記ストッパー手段は、ストッパーが前記ソケット本体にストッパー支軸により軸支され、該ストッパーが係止する支持軸が前記押さえカバーに設けられ、該支持軸は前記押さえカバーに対して前記回動軸を中心とする円の接線方向に移動可能に支持され、
    一方、前記近接手段は、前記支持軸に離間部材が設けられると共に、該離間部材にレバー部材が設けられ、前記ストッパー支軸に軸支された前記ストッパーが前記支持軸に係止した状態で、該レバー部材を操作して前記離間部材を一方向に回動させることにより、前記支持軸前記押さえカバーとの間に介在する前記離間部材により前記支持軸と前記押さえカバーとが離間し、前記押さえカバーが前記ソケット本体に近接する方向に押圧されるように構成されたことを特徴とするICソケット。
  3. 前記離間部材は、カム部材であり、該カム部材を前記一方向に回動させて、該カム部材のカム面を前記押さえカバー上面を摺動させて、前記支持軸を前記押さえカバー上面より離間させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のICソケット。
  4. 前記離間部材は、一部に突部が形成され、該離間部材を前記一方向に回動させて、前記突部を前記押さえカバー上面を摺動させて、前記支持軸を前記押さえカバー上面より離間させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のICソケット。
  5. 前記離間部材には、他方向に回動させることにより、前記ストッパーを押圧して係止状態を解除する作動部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載のICソケット。
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