JP4187850B2 - 電気部品用ソケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICパッケージ等の電気部品を着脱自在に保持する電気部品用ソケット、特に、電気部品に対する押圧力を強くするための機構を有する電気部品用ソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の「電気部品用ソケット」であるICソケットとしては、例えば図13に示すようなものがある(米国特許5120238号)。
【0003】
すなわち、符号1はソケット本体で、このソケット本体1にICパッケージ2が載置されてコンタクトピン1aに導通されるようになっており、このソケット本体1に押えカバー3が軸4により回動自在に設けられている。
【0004】
そして、この押えカバー3の先端部側にレバー部材5が軸6により回動自在に取り付けられると共に、このレバー部材5のその軸6とは離間した位置に軸7を介してストッパー8が回動自在に設けられ、このストッパー8の引掛け部8aがソケット本体1の被係止部1bに係脱されるようになっている。
【0005】
このようなものにあっては、図13に示すように、ストッパー8の引掛け部8aをソケット本体1の被係止部1bに係止した状態で、レバー部材5を図中反時計回りに回動させると、軸6を中心に軸7が反時計回りに回動する。
【0006】
その結果、軸7からストッパー引掛け部8aまでの距離は変化しないことから、その回動に伴い、押えカバー3が下方に回動されることにより、ICパッケージ2に対する押圧力が大きくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、2つの軸6,7の回動動作を用いて押えカバー3を押し下げるようにしているため、押下げ量やストッパー8の引掛け部8aのソケット本体1への係脱タイミングを変えるためには、両軸6,7の間隔を大きくする等の改良が必要となり、簡単に押下げ量やストッパーの係脱タイミングを変えることができない、という問題がある。また、従来のものにあっては、カバー3の開閉とレバー部材5の回動操作とを2段階に分けて行わなければならず、特にカバー3を開く時には、レバー5を持ち上げ、更に、ストッパー8のソケット本体1への係止を手や自動機等で外さなければならない、という操作上の煩わしさがある。
【0008】
そこで、この発明は、簡単な改良で、押えカバーの押下げ量やラッチ部材の係脱タイミングを変えることができ、更に、操作性の良い電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、電気部品を載置する載置部を有するソケット本体と、該ソケット本体に配設されて前記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンと、前記ソケット本体に枢着された押えカバーとを有し、前記押えカバーが閉止されることにより、前記載置部に載置された電気部品を押圧保持して前記電気部品の端子を前記コンタクトピンに接触させるようにした電気部品用ソケットにおいて、前記押えカバーの先端部側には、アーム部材が回動自在に設けられると共に、該アーム部材に前記ソケット本体に係脱されるラッチ部材が回動自在に設けられ、該ラッチ部材と前記押えカバーとが連結部材で連結され、前記アーム部材を一方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が回動されて前記ソケット本体に係止された後更に回動されることにより、前記押えカバーが前記ソケット本体に更に接近させられ、又、前記アーム部材を他方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が前記ソケット本体への係止状態から離脱される方向に回動されるようにした電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、電気部品を載置する載置部を有するソケット本体と、該ソケット本体に配設されて前記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンと、前記ソケット本体に枢着された押えカバーとを有し、前記押えカバーが閉止されることにより、前記載置部に載置された電気部品を押圧保持して前記電気部品の端子を前記コンタクトピンに接触させるようにした電気部品用ソケットにおいて、前記押えカバーの先端部側には、回動操作されるアーム部材と前記ソケット本体に係脱されるラッチ部材とが回動自在に設けられ、該アーム部材とラッチ部材とが連結部材で連結され、前記アーム部材を一方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が回動されて前記ソケット本体に係止された後更に回動されることにより、前記押えカバーが前記ソケット本体に更に接近させられ、又、前記アーム部材を他方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が前記ソケット本体への係止状態から離脱される方向に回動されるようにした電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0012】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図11には、この発明の実施の形態1を示す。
【0013】
まず構成を説明すると、図中符号11は、「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、このICソケット11は、「電気部品」であるICパッケ−ジ12の性能試験を行うために、このICパッケ−ジ12の端子と、測定器(テスタ−)のプリント配線板(図示省略)との電気的接続を図るものである。
【0014】
このICパッケ−ジ12は、詳細は省略するが、LGA (Land Grid Array)タイプと称されるもので、略正方形板状のパッケ−ジ本体12aの下面に多数の端子が設けられ、これら端子は、縦列Yと横列Xとに格子状に配列されている。
【0015】
一方、ICソケット11は、大略すると、プリント配線板上に装着されるソケット本体13と、ソケット本体13に枢着されている押えカバー14とを有している。
【0016】
このソケット本体13には、空洞部を形成する上下に分割可能なコンタクトピンベース17を備えており、このコンタクトピンベース17の下側コンタクトピンベース17fを取り外した凹部に、コンタクトピン16がはめ込まれたアライメントプレート18を横に複数枚重ね合わせた形で挿入し、下側コンタクトピンベース17fを上側コンタクトピンベース17gに接合させる形でアライメントプレート18を固定するようにして、ソケット本体13にコンタクトピン16が配設される。このアライメントプレート18には、その一方の面側の周縁部に板厚を厚くしたリブが形成されており、このリブには、ICソケット11に載置されるICパッケージ12の端子配列の間隔に一致させ、縦列Y又は横列Xの一列分に合わせた数の切込み部が上下に形成され、これら切込み部にコンタクトピン16の両端近傍をはめ込むようにして、コンタクトピン16をアライメントプレート18に配設している。このアライメントプレート18を複数枚重ね合わせる形で、コンタクトピン16の格子状の配列を実現させている。また、このコンタクトピン16の中間部には、弾性変形可能なバネ部16bが形成され、このコンタクトピン16の上端部16aが上側コンタクトピンベース17gの挿通孔17aに挿通されてICパッケージ12の端子に当接されるようになっている。また、コンタクトピン16の下端部側は、下側コンタクトピンベース17fの挿通孔17h及びロケートボード15の挿通孔15aに挿通されている。
【0017】
そして、その上側コンタクトピンベース17gには、上面部にICパッケージ12を載置する載置部17bが形成されており、この載置部17bに、前記コンタクトピン16が格子状に多数配列されている。この四角形の範囲をコンタクトピン配設部17cと称する。また、載置部17bの周囲の4つの隅角部には、図1に示すように、コンタクトピン配設部17cの外側にICパッケ−ジ12の隅角部分と嵌合して位置決めを行う平面視において略L字型のガイド突起17dがそれぞれ設けられている。これらガイド突起17dにより、前記ICパッケージ12を前記載置部17bに載置するときに角隅部分を案内するようにしている。
【0018】
この内の一つのガイド突起17dの形成部分には、前記押えカバー14が閉止されるのに伴い、前記ICパッケージ12の角隅部分を図8に示すように、対角線方向Pに押圧し、該角隅部分と対角線上の反対側の角隅部分を、前記ガイド突起17dに当接させる「押圧手段」としての板バネ20及び押圧ブロック21が設けられている。
【0019】
詳しくは、その板バネ20は、基端部20aがソケット本体13に固定されて、前記載置部17b上に略水平に配設された片持ち構造を呈し、前記ガイド突起17dに形成された切欠き部17eに挿入され、前記コンタクトピン配設部17c側に臨むようになっている。また、この板バネ20の先端部20bには、図7に示すように、傾斜片20cが形成されている。
【0020】
一方、押圧ブロック21は、図3に示すように、コンタクトピンベース17に対して上下動自在に配設されてスプリング22により上方に付勢され、前記押えカバー14の閉止時に、このカバー14にて押圧ブロック21の上端が下方に押圧されて、前記スプリング22の付勢力に抗して下降されるようになっている。そして、この押圧ブロック21には、図7に示すように、前記板バネ20の先端部20bが係合する上部鉛直壁21a,中間傾斜壁21b及び下部鉛直壁21cが上側から順次形成されている。
【0021】
そして、押えカバー14が開いている状態では、押圧ブロック21は押されていない状態で、上昇位置にあり、板バネ20の先端部20bは、押圧ブロック21の下部鉛直壁21cに係合している。これにより、板バネ20は、図1中二点鎖線に示すようにコンタクトピン配設部17cから待避した位置にある。また、押えカバー14を閉じて行くと、押圧ブロック21が押されて下降して行き、板バネ20の先端部20bは、自己の弾性力により、押圧ブロック21の下部鉛直壁21c、中間傾斜壁21b、そして上部鉛直壁21aを摺動し、順次係合位置が移動して行く。これにより、板バネ20は図1中実線に示す位置まで復帰してICパッケージ12の角隅部分を対角線方向Pに押圧することとなる。
【0022】
そして、載置部17b内に設けられた四角形のコンタクトピン配設部17cの中心O1は、図8において各ガイド突起17dの内面を結ぶ線で形成された方形領域Rの中心O2に対して、図8中左上のガイド突起17d寄りにズレた位置に設定されている。
【0023】
具体的には、そのコンタクトピン配設部17cの中心O1は、図8に示すようにそれぞれ2つのガイド突起17dの内面間の距離が10.2mmで公差を+0.05〜+0.15mm、ICパッケ−ジ12の一辺が10mmで公差を±0.2mmとすると、前記ガイド突起17dの内面からの距離が5mmで公差が±0.05mmに設定されている。
【0024】
一方、押えカバー14は、基端部側が回動軸24にてソケット本体13に回動自在に取り付けられ、スプリング25により開く方向に付勢されている。この押えカバー14には、ヒートシンク26及び押圧部材27が取り付けられ、この押圧部材27により、ICパッケージ12が押圧されるようになっている。
【0025】
また、この押えカバー14の先端部には、ソケット本体13に係止されるラッチ部材28が設けられ、このラッチ部材28がアーム部材29及び「連結部材」としての一対のリンク部材30により作動されるようになっている。
【0026】
詳しくは、図2,図10及び図11に示すように、アーム部材29は、第1軸32により押えカバー14に回動自在に取り付けられ、このアーム部材29に、前記ラッチ部材28が第2軸33を介して回動自在に取り付けられている。また、前記リンク部材30は、一端部30aが第3軸34を介してラッチ部材28に回動自在に取り付けられ、他端部30bに形成された長孔30cに、押えカバー14から突設された第4軸35がスライド自在に挿入されている。
【0027】
これにより、一対のアーム部材29を回動させることにより、ラッチ部材28が回動されて、ラッチ部材28に形成されたフック部28aが、ソケット本体13に形成された被係止部13aに係止されるようになっている。なお、詳細は作用の説明の欄にて行う。
【0028】
次に、かかる構成のICソケット11の使用方法について説明する。
【0029】
まず、予めICソケット11のコンタクトピン16をプリント配線板の挿入孔に挿入して半田付けすることにより、プリント配線板に複数のICソケット11を配設しておく。
【0030】
そして、かかるICソケット11にICパッケージ12を、例えば自動機により以下のようにセットして電気的に接続する。
【0031】
即ち、自動機によりICパッケージ12を保持して、ソケット本体13の載置部17b内にガイド突起17dにより案内させて載置する。
【0032】
次に、押えカバー14を閉止すると、この閉止に伴って、押圧ブロック21がスプリング22の付勢力に抗して下降される。これにより、板バネ20の先端部20bは、押圧ブロック21の下部鉛直壁21c,中間傾斜壁21b及び上部鉛直壁21aの順で摺動し、板バネ20の弾性力により、図5中二点鎖線に示す状態から実線に示す状態まで変位する。
【0033】
これで、この板バネ20の中間部により、ICパッケージ12の隅角部分の側面が対角線方向Pに押されて図5中左上のガイド突起17dに向けて移動し、突き当ったところで停止する。
【0034】
このとき、押えカバー14も完全に閉止され、ICパッケージ12の上面が押えカバー14によって押圧され、ICパッケージ12の下面の各接点はICソケット11のコンタクトピン16と圧接する。なお、押えカバー14の開閉動作の詳細については後述する。
【0035】
勿論、押えカバー14を開くことにより、上記と反対の動作をして、板バネ20がICパッケージ12の隅角部分から離間し、ICパッケージ12の取り出しが可能となる。
【0036】
このように、コンタクトピン配設部17cの上に載置されたICパッケージ12の隅角部分をガイド突起17dに接触させるように押圧しているため、コンタクトピン配設部17cの中心O1を、4つのガイド突起17dの内面を結ぶ線で形成された方形領域Rの中心O2に対して、ICパッケージ12と接触しているガイド突起17d寄りにズラすことができる。従って、ICパッケージ12等に公差が発生したとしても、各コンタクトピン16と各端子とのズレ量を従来よりも小さくすることができる。
【0037】
これを、従来例と具体的に比較すると、図9に示す従来例では、コンタクトピン配設部17cの中心O1が4つのガイド突起17dの内面を結ぶ線で形成された方形領域Rの中心O2と一致するように形成されている。これは、ICパッケージ12が何れの方向にズレたとしても、各コンタクトピン16と各端子とのズレ量を最小にするためである。
【0038】
この実施の形態と同様に、それぞれ2つのガイド突起17dの内面の距離が10.2mmで、公差を+0.05〜+0.15mm、またICパッケージ12も同様に一辺が10mmで、公差を±0.2mmとすると、ガイド突起17dの内面とICパッケージ12の一辺とに生じるクリアランスの最大が、(10.35−9.8)÷2=0.275となり、ICパッケージ12の中心はX,Y方向共に0.275mmずつ動き、方形内では0.55mm動くことになる。
【0039】
これに対し、この発明の実施の形態では、ガイド突起17dにICパッケージ12が押し付けられ、そのガイド突起17dを基準にしてコンタクトピン配設部17cの中心O1が当該ガイド突起17d寄り位置にX.Y方向に0.1mmずれて設定されているため、最大クリアランスは、ガイド突起17dの最大公差を含む寸法を5.05mmとし、ICパッケージ12の最少公差を含む寸法を4.9mmとすると、5.05−4.9=0.15となり、ICパッケージ12の中心はX,Y方向共に0.15mmずつとなり、方形内では0.3mmを動くことになり、略半分に抑制されることが分かる。
【0040】
また、ここでは、押圧ブロック21を設けることにより、押えカバー14の回動動作をその押圧ブロック21により上下方向の動きに変換して板バネ20を弾性変形させるようにしていることから、押えカバー14で直接、板バネ20を弾性変形させる場合より、動作を円滑に行うことができる。
【0041】
次に、押えカバー14の開閉動作について説明する。
【0042】
まず、アーム部材29を持った状態で、押えカバー14を回動軸24を中心に回動させて閉じて行き、押圧部材27をICパッケージ12上面に当接させる。この状態では、アーム部材29は、図11の(c)に示すように、立ち上がった状態となっており、ラッチ部材28はソケット本体13の被係止部13aに対して非係止状態となっている。
【0043】
そして、アーム部材29を、図11の(c),(b)に示す順序で倒すように回動させ、押えカバー14に沿わせる位置(略水平状態)まで回動させる。すると、このアーム部材29は押えカバー14に対して第1軸32を中心に回動すると共に、リンク部材30は第4軸35が長孔30c内を移動することにより変位する。そして、図11の(b)に示す位置で、このリンク部材30による作動力にて、ラッチ部材28が回動されてソケット本体13の被係止部13aに係止される。この状態から更に図11の(a)に示すようにアーム部材29を倒して行くと、ラッチ部材28は押えカバー14上面方向に引き上げられるように動き、押えカバー14が下方に押し下げられ、ICパッケージ12に対する押圧力が増大することとなる。
【0044】
また、開く動作は、上記と反対に、アーム部材29を、図11中(a),(b),(c)に示すように回動させることにより、ラッチ部材28によるソケット本体被係止部13aに対する係止状態を軽い操作力で解除することができ、アーム部材29を持ったまま押えカバー14を開くことができる。
【0045】
このようにアーム部材29を回動させてリンク部材30を介して、てこの原理を利用することにより、アーム部材29に対して小さな操作力を作用させることで、ラッチ部材28のソケット本体13に対する大きな係止力、解除力を発揮させることができる。
【0046】
また、ラッチ部材28の開き量や開きタイミング等は、リンク部材30を交換するだけで簡単に変更することができる。
【0047】
[発明の実施の形態2]
図12には、この発明の実施の形態2を示す。
【0048】
この発明の実施の形態2は、押えカバー51に、回動操作されるアーム部材52が第1軸56を介して、又、ソケット本体53に係脱されるラッチ部材54が第2軸57を介してそれぞれ回動自在に設けられ、このアーム部材52とラッチ部材54とにリンク部材55が第3軸58及び第4軸59を介してそれぞれ回動自在に取り付けられて連結されている。
【0049】
そして、アーム部材52を一方向(倒す方向)に回動させることにより、リンク部材55を介してラッチ部材54が回動され、ラッチ部材54のフック部54aがソケット本体53の被係止部53aに係止される(図12参照)。この状態からアーム部材52を更に倒す方向に回動させることにより、ラッチ部材54のフック部54aとソケット本体53の被係止部53aとの係止状態が深くなり、押えカバー51がソケット本体53に更に接近させられる。
【0050】
また、アーム部材52を他方向(立たせる方向)に回動させることにより、前記リンク部材55を介して前記ラッチ部材54が前記ソケット本体53への係止状態から離脱される方向に回動されることとなる。
【0051】
なお、上記各実施の形態では、「電気部品用ソケット」として、ICソケット1にこの発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは、勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明してきたように、各請求項に記載の発明によれば、アーム部材を操作して回動させることにより、連結部材を介してラッチ部材を回動させてソケット本体に係脱させるようにしているため、この連結部材を交換するだけで、ラッチ部材の開くタイミングや開き量を簡単に設定することができる。また、アーム部材の操作のみで押えカバーの開閉を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るICソケットの一部を切断した平面図である。
【図2】同実施の形態1に係る図1の半分を断面した正面図である。
【図3】同実施の形態1に係る図1の半分を断面した右側面図である。
【図4】同実施の形態1に係る図1の左側面図である。
【図5】同実施の形態1に係るコンタクトピンベース,板バネ及び押圧ブロック等を示す平面図である。
【図6】同実施の形態1に係る押圧ブロックの動きを示す説明図である。
【図7】同実施の形態1に係る板バネや押圧ブロック等を示す斜視図である。
【図8】同実施の形態1に係るICソケットのガイド突起とICパッケージとの関係を示す概略平面図である。
【図9】従来のICソケットのガイド突起とICパッケージとの関係を示す概略平面図である。
【図10】同実施の形態1に係るラッチ部材やアーム部材等を示す斜視図である。
【図11】同実施の形態1に係るラッチ部材やアーム部材等の作用を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態2に係る押えカバーやアーム部材等の概略図である。
【図13】従来例を示すICソケットの断面図である。
【符号の説明】
11 ICソケット(電気部品用ソケット)
12 ICパッケ−ジ(電気部品)
13,53 ソケット本体
14,51 押えカバ−
16 コンタクトピン
17 コンタクトピンベース
17b 載置部
28,54 ラッチ部材
29,52 アーム部材
30,55 リンク部材(連結部材)
Claims (2)
- 電気部品を載置する載置部を有するソケット本体と、該ソケット本体に配設されて前記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンと、前記ソケット本体に枢着された押えカバーとを有し、
前記押えカバーが閉止されることにより、前記載置部に載置された電気部品を押圧保持して前記電気部品の端子を前記コンタクトピンに接触させるようにした電気部品用ソケットにおいて、
前記押えカバーの先端部側には、アーム部材が回動自在に設けられると共に、該アーム部材に前記ソケット本体に係脱されるラッチ部材が回動自在に設けられ、
該ラッチ部材と前記押えカバーとが連結部材で連結され、
前記アーム部材を一方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が回動されて前記ソケット本体に係止された後更に回動されることにより、前記押えカバーが前記ソケット本体に更に接近させられ、又、前記アーム部材を他方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が前記ソケット本体への係止状態から離脱される方向に回動されるようにしたことを特徴とする電気部品用ソケット。 - 電気部品を載置する載置部を有するソケット本体と、該ソケット本体に配設されて前記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンと、前記ソケット本体に枢着された押えカバーとを有し、
前記押えカバーが閉止されることにより、前記載置部に載置された電気部品を押圧保持して前記電気部品の端子を前記コンタクトピンに接触させるようにした電気部品用ソケットにおいて、
前記押えカバーの先端部側には、回動操作されるアーム部材と前記ソケット本体に係脱されるラッチ部材とが回動自在に設けられ、該アーム部材とラッチ部材とが連結部材で連結され、
前記アーム部材を一方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が回動されて前記ソケット本体に係止された後更に回動されることにより、前記押えカバーが前記ソケット本体に更に接近させられ、又、前記アーム部材を他方向に回動させることにより、前記連結部材を介して前記ラッチ部材が前記ソケット本体への係止状態から離脱される方向に回動されるようにしたことを特徴とする電気部品用ソケット。
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