JP3779178B2 - 電気部品用ソケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品を着脱自在に収容する電気部品用ソケット、特に、その電気部品を押圧する押圧部材が設けられた電気部品用ソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種の「電気部品用ソケット」としてのICソケットは、予め、回路基板上に配設され、このICソケットにICパッケージを収容することにより、このICパッケージと回路基板とを電気的に接続するようにしている。
【0003】
そのICパッケージとしては、例えば四角板状のパッケージ本体の下面に多数の端子が設けられたものがある。
【0004】
このICソケットは、ソケット本体に、ICパッケージの端子に接触されるコンタクトピンが設けられると共に、そのソケット本体に開閉部材が回動自在に設けられ、更に、この開閉部材にICパッケージを押圧する押圧部材が設けられている。
【0005】
このようなものにあっては、開閉部材を開いた状態で、ソケット本体にICパッケージを収容し、その後、開閉部材を閉じることにより、押圧部材でICパッケージを押圧して、コンタクトピンにICパッケージの端子を所定の接触圧で接触させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、ICパッケージが複数種の異なる外形を有する場合があるが、この場合には、ICパッケージを有効に押圧できるように、その外形に応じた押圧部材が必要となるため、異なるICソケットを用意しなければならなかった。
【0007】
そこで、この発明は、押圧部材を交換するだけで外形の異なる複数種の電気部品に対応できる電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、ソケット本体に、開閉部材が回動自在に設けられると共に、該開閉部材に電気部品の上面部を押圧する押圧部材が着脱自在に設けられた電気部品用ソケットにおいて、前記押圧部材には係止部が形成されると共に、前記開閉部材には前記係止部が係脱される被係止部が形成され、該被係止部に前記係止部が係止された状態で、前記押圧部材が前記開閉部材に支持され、前記被係止部と前記係止部との係止状態から、前記押圧部材を所定角度回転させることにより、当該係止状態が解除されるように構成される一方、前記係止状態で、前記押圧部材の回転を阻止する着脱自在な回転阻止手段としてのシャフトが前記開閉部材に設けられ、前記押圧部材が前記シャフトを中心として前記開閉部材に対して揺動自在に支持されるように構成した電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記開閉部材には、前記押圧部材の回転時に、該押圧部材の回転中心を略一定に保つためのガイド部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1乃至図17には、この発明の実施の形態を示す。
【0012】
まず構成を説明すると、図中符号11は「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、このICソケット11は、ICパッケージ12の性能試験を行うために、このICパッケージ12の「球状の端子」である半田ボール12bと、IC試験装置側の回路基板Pとの電気的接続を図るものである。
【0013】
このICパッケージ12は、いわゆるBGA(Ball Grid Array)と称されるもので、図17に示すように、方形板状のパッケージ本体12aの下面に多数の半田ボール12bがマトリックス状に設けられている。
【0014】
一方、ICソケット11は、大略すると、バーンインボード等の回路基板P上に装着されるソケット本体13を有し、このソケット本体13には、前記半田ボール12bに接触されるコンタクトピン14が配設されている。
【0015】
そのコンタクトピン14は、図6に示すように、細長い板状の導電性を有する部材がプレス加工により、折り曲げられて形成され、上端部14aと下端部14bとの間にばね部14cが形成されて、一方向(図6中矢印方向)に撓むように形成されている。
【0016】
その上端部14aには、ICパッケージ12の半田ボール12bが当接される略水平方向に沿う接触面部14dが形成され、この接触面部14dには、図6の(b)に示すように、ばね部14cが撓む方向(図中矢印方向)に沿う長孔14eが形成されている。
【0017】
また、この接触面部14dからは下方に向けて弾性変形部14fが延長され、この弾性変形部14fの下端部(先端部)には、折り返されるように鍔部14gが形成されている。
【0018】
一方、そのソケット本体13は、図4等に示すように、回路基板P上に載置されるベース部15を有し、このベース部15の上側に所定の間隔をおいてフローティングプレート16が配設されている。そのベース部15は、図7乃至図9に示すように、コンタクトピン14の下端部14bが挿入される下側貫通孔15aが形成されている。また、そのフローティングプレート16は、図1に示すように、スプリング31によって上方に付勢されていて、ベース部15に対して上下動自在で、図10乃至図12に示すように、コンタクトピン14の上端部14aが挿入される上側貫通孔16aが形成されている。さらに、このフローティングプレート16には、図1に示すように、ICパッケージ12の位置決めを行うガイド部16cを有する枠状のガイド部材がはめ込まれている。
【0019】
そして、そのベース部15とフローティングプレート16との間には、図5に示すように、コンタクトピン14のばね部14cが挟まれた状態で、フローティングプレート16の上側貫通孔16aに、そのコンタクトピン14の上端部14aが、又、ベース部15の下側貫通孔15aに、そのコンタクトピン14の下端部14bが、それぞれ挿通されている。
【0020】
すなわち、このコンタクトピン14は、下端部14bが、上側貫通孔16aから挿入されて、下側貫通孔15aに挿入されると共に、上端部14aは、弾性変形部14fを図5中二点鎖線に示すように弾性変形させることにより、上側貫通孔16aに挿入可能としている。そして、挿入完了状態で、弾性変形部14fの弾性変形が解除されると、元の位置に復帰し、コンタクトピン14が上方に移動したとしても、鍔状の係合部14gが、上側貫通孔16aの周縁部の下面部16bに係止することにより、当該コンタクトピン14の上方への抜けが阻止されるようになっている。
【0021】
さらに、ベース部15の下側貫通孔15aの上部周縁部には、コンタクトピン14の下端部14bを下側貫通孔15aに挿入案内する傾斜ガイド部15bが形成されている。
【0022】
一方、そのソケット本体13のベース部15側には、図1乃至図4に示すように、開閉部材18が軸19により回動自在に設けられると共に、スプリング17により開く方向に付勢され、この開閉部材18にICパッケージ12を押圧する押圧部材20が配設されている。
【0023】
この開閉部材18は、図13及び図15に示すように、中央部に四角形の開口18aが形成され、この開口18aに押圧部材20の支承部20aが挿入されるようになっている。
【0024】
その押圧部材20は、ICパッケージ12の大きさに対応した大きさの四角形の押圧板部20bを有し、この押圧板部20bの略中央部から、支承部20aが突設されている。
【0025】
その支承部20aには、両側に向けて係止部20dが突設され、これら係止部20dが、開閉部材18の開口18aの周縁部に形成された被係止部18cに係止されて支持されるようになっている。この支持状態では、開閉部材18に対し、押圧部材20が開閉部材18の垂直方向に移動可能、すなわち、若干の間隔を有して支持されている。そして、その係止部20dと被係止部18cとの係止状態から係止部20が図14中実線に示す状態から一点鎖線,二点鎖線に示すように押圧部材20を回転させることにより、その係止状態が解除されて、係止部20dを開口18aから外すことができ、押圧部材20を開閉部材18から離脱させることができるようになっている。その押圧部材20の回転時には、係止部20dの角隅(角縁)部が円弧形状のガイド壁18dを摺動して案内されるようになっている。
【0026】
また、この支承部20aには、開閉部材18が閉じた状態(略水平方向に沿った状態)において上下方向に沿うスリット20cが形成され、このスリット20cの上下方向には、開閉部材18の両側から開口18aまで延びる挿通孔18bが開閉部材18に二箇所形成されており、二つの挿通孔18bとスリット20cが一直線上に設けられたことにより、一方の挿通孔18bに挿通されたシャフト21がスリット20cに挿入され、さらに、押し込むことにより、もう一方の挿通孔18bまで挿入されるようになっている。このシャフト21がスリット20cに挿入された状態で、押圧部材20の回転が阻止されて開閉部材18からの外れが防止されるようになっている。従って、この実施の形態ではシャフト21が「回転阻止手段」となっている。そして、このシャフト21の、開閉部材18の両側の位置には、Eリング22が着脱自在に配設され、この少なくとも一方のEリング22を外すことにより、シャフト21を抜くことができるようになっている。
【0027】
さらに、そのシャフト21は、このシャフト21に直交する方向に沿う断面が円形(円環状)を呈する一対のスペーサ23に挿入されている。これら一対のスペーサ23は、前記開閉部材18の開口18a内で、押圧部材20の支承部20aの両側に位置して配置され、押圧板部20bにてICパッケージ12の上面を押圧するときには、このスペーサ23の外表面(側面)が押圧板部20bに当接されるようになっており、開閉部材18を閉じる力がスペーサ23を介して押圧板部20bに伝達される。また、このスペーサ23はシャフト21を抜き差しすることにより交換可能となっている。
【0028】
さらにまた、ベース部15側には、図1、図2及び図4に示すように、シャフト24によりラッチ部材25が回動自在に設けられ、このラッチ部材25の先端部に設けられたフック部25aが開閉部材18の先端部18eに係止されるようになっている。しかも、そのシャフト24に回動自在に設けられたアーム26を回動させることにより、図示省略の機構にてラッチ部材25が上下動及び回動されるようになっている。また、このラッチ部材25はスプリング27により上方に付勢されている。詳細な動作については以下の作用の欄で説明する。
【0029】
次に、作用について説明する。
【0030】
予め、ICソケット11は図2及び図3に示すようにボルト28・ナット29によりサポートプレート30を介して回路基板Pに取り付けられている。
【0031】
そして、図1の下側半分に示すように、開閉部材18を開いた状態で、フローティングプレート16上にICパッケージ12を載置した後、開閉部材18を閉じて行き、この開閉部材18の先端部18eに、ラッチ部材25のフック部25aを係止させる。
【0032】
次いで、図2に示すように、起立状態にあるアーム26を回動させてアーム26が略水平になるまで倒すことにより、ラッチ部材25がスプリング27の付勢力に抗して下降され、開閉部材18がより下方に回動されることとなる。
【0033】
そして、この開閉部材18を下方に回動させる力は、シャフト21,スペーサ23を介して押圧部材20の押圧板部20bに伝達されて、この押圧板部20bにてICパッケージ12のパッケージ本体12aが押圧されることとなる。
【0034】
これにより、ICパッケージ12の半田ボール12bがコンタクトピン14の接触面部14dに所定の圧力で接触されて電気的に接続される。この場合には、半田ボール12bは、短径がこの半田ボール12bの径より狭い幅の長孔14eに、その下部が挿入されているため、この半田ボール12bの最下端の損傷を防止することができる。
【0035】
しかも、半田ボール12bがその長孔14e内にはまり込んだ状態で、コンタクトピン14の接触面部14dが下方に押圧されると、この接触面部14dがばね部14cの撓み方向に変位する。しかし、その長孔14eは、ばね部14cの撓み方向に沿って長く形成されているため、この長孔14e内を半田ボール12bが相対移動することから、その変位が許容され、半田ボール12bやコンタクトピン14等に無理な力が作用することがない。しかも、半田ボール12bが長孔14e内を相対移動することにより、ワイピング効果が発揮されることとなる。
【0036】
このようにしてICパッケージ12がICソケット11に収容されることにより、このICパッケージ12と回路基板Pとがコンタクトピン14を介して電気的に接続され、この状態で、バーンインテスト等の試験が行われる。
【0037】
また、ICソケット11からICパッケージ12を取り出す場合には、アーム26を図2に示す状態から矢印方向に反時計回りに回動させ、アーム26を起立させることにより、ラッチ部材25がスプリング27の力により上昇されると共に、反時計回りに回動されて、フック部25aが開閉部材18の先端部18eから外れる。
【0038】
これにより、開閉部材18がスプリング17の付勢力により回動されて開かれ、ICパッケージ12の取り出しが可能となる。
【0039】
ところで、このようなICソケット11において、損傷等によりあるコンタクトピン14の交換が必要になった場合には、フローティングプレート16を外すことなく、当該コンタクトピン14の弾性変形部14fを図5中二点鎖線に示すように弾性変形させて鍔状の係合部14gを、フローティングプレート16の下面部16bの係止位置から外すことにより、コンタクトピン14を上方に抜くことができる。そして、新しいコンタクトピン14を装着する時にも、弾性変形部14fを弾性変形させることで、コンタクトピン14を各貫通孔15a,16aに上方から挿入して装着することができる。
【0040】
従って、ベース部15とフローティングプレート16とを分解することなく、コンタクトピン14をソケット本体13に対して自在に挿抜することができるので、1本のコンタクトピン14だけでも容易に交換することができる。
【0041】
しかも、コンタクトピン14の抜けは、鍔状の係合部14gにより防止することができる。
【0042】
また、コンタクトピン14を上方から各貫通孔15a,16aに挿入する場合、下側貫通孔15aと上側貫通孔16aとの間は多少離間しており、又、下側貫通孔15aは目視できないため、コンタクトピン14の下端部14bをその下側貫通孔15aに挿入することが難しい場合がある。しかし、その下側貫通孔15aの上部周縁部に傾斜ガイド部15bを形成することにより、コンタクトピン14の下端部14bの下側貫通孔15aへの挿入を簡単に行うことができる。
【0043】
一方、同じICソケット11で、厚みの異なるICパッケージ12を試験する場合には、所望の接圧を得る必要があるため、従来では押圧部材を交換していたが、この実施の形態によれば、厚さt1の異なるスペーサ23に交換するだけでよい。
【0044】
すなわち、一方のEリング22を外してシャフト21を抜くことにより、スペーサ23を取り外すことができる。そして、このシャフト21を抜いた状態でも、押圧部材20の係止部20dが、開閉部材18の被係止部18cに係止しているため、その押圧部材20が不用意に落ちることがない。
【0045】
そして、厚さt1の異なるスペーサ23を用意し、シャフト21を当該スペーサ23、押圧部材20のスリット20c及び開閉部材18に挿通してEリング22で止める。
【0046】
これにより、厚さt1のスペーサ23が、シャフト21と押圧板部20bの上面との間に介在することとなり、このシャフト21と押圧板部20bの上面との間隔を調整できるため、スペーサ23を交換するだけで、押圧部材20を交換することなく、一つのICソケット11で厚みの異なる複数のICパッケージ12に対応させることができ、所定の接圧を得ることができる。
【0047】
ところで、外形形状の異なるICパッケージ12を収容する場合には、形状の異なる押圧板部20bの押圧部材20と交換する必要があるが、この実施の形態によれば、押圧部材20を簡単に交換することができる。
【0048】
すなわち、上記のようにシャフト21を外した状態で、押圧部材20を略90°回転させる。これにより、押圧部材20の係止部20dが、開閉部材18の被係止部18cから離脱され、開口18aを介して係止部20dを外すことができる。新たな押圧部材20を装着する場合には、その逆に、押圧部材20の係止部20dを開口18aから挿入して略90°回転させることにより、押圧部材20の係止部20dを、開閉部材18の被係止部18cに係止させる。そして、前述のように、シャフト21を挿入し、Eリング22を止めて交換を完了する。
【0049】
このようにすれば、押圧部材20を簡単に交換することができるため、外形形状の異なる複数種のICパッケージ12に対しても一つのICソケット11で対応することができ、コストダウンを図ることができる。
【0050】
また、シャフト21を抜いた状態でも、使用位置においては、被係止部18cと係止部20dが係止状態にあるため、開閉部材18から脱落することがないことから、押圧部材20を持った状態でシャフト21を抜く必要が無く、押圧部材20の交換作業も簡単に行うことができる。
【0051】
さらに、シャフト21を抜いた状態で、押圧部材20を回転させるだけで簡単に係止及び解除を行うことができるため、押圧部材20の交換作業性も向上させることができる。
【0052】
さらにまた、開閉部材18には、押圧部材20を回転させる時に、押圧部材20の回転中心を略一定に保つようにした略円弧形状の「ガイド部」としてのガイド壁18dが形成されているため、押圧部材20の回転動作、ひいては交換作業を一層簡単に行うことができる。
【0053】
なお、上記実施の形態では、「回転阻止手段」としてシャフト21を用いているが、係止部と被係止部との係止状態において回転を阻止できるものであれば他のものでもよい。また、電気部品用ソケットとしてICソケットにこの発明を適用したが他のものに適用することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、回転阻止手段による回転阻止状態を解除した後、押圧部材を回転させて係止部を開閉部材の被係止部から離脱させることにより、押圧部材を交換することができるため、外形の異なる複数種の電気部品に対して一つの電気部品用ソケットで対応することができ、コストダウンを図ることができる。
【0055】
また、回転阻止手段による回転阻止状態を解除した状態でも、係止部と被係止部とが係止状態にある場合には、押圧部材が開閉部材から脱落することがないことから、押圧部材を持った状態で回転阻止状態を解除する必要が無く、押圧部材の交換作業も簡単に行うことができる。
【0056】
さらに、押圧部材を回転させるだけで簡単に係止及び解除を行うことができるため、押圧部材の交換作業性も向上させることができる。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、開閉部材には、押圧部材の回転時に、押圧部材の回転中心を略一定に保つためのガイド部が形成されているため、押圧部材の回転動作、ひいては交換作業を一層簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICソケットの開閉部材の下半分を開いた状態の平面図である。
【図2】同実施の形態に係るICソケットの正面図である。
【図3】同実施の形態に係るICソケットの右側面図である。
【図4】同実施の形態に係るICソケットのコンタクトピン配設部分を破断した正面図である。
【図5】同実施の形態に係るICソケットのコンタクトピン配設部分の拡大断面図である。
【図6】同実施の形態に係るICソケットのコンタクトピンを示す図で、(a)はコンタクトピンの正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の右側面図である。
【図7】同実施の形態に係るICソケットのソケット本体のベース部の平面図である。
【図8】同実施の形態に係るICソケットのソケット本体のベース部の正面図である。
【図9】同実施の形態に係るICソケットのソケット本体のベース部の一部を示す拡大図で、(a)は図7のX部分の拡大図で、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図10】同実施の形態に係るICソケットのソケット本体の、ガイド部が省略されたフローティングプレートの平面図である。
【図11】同実施の形態に係るICソケットのソケット本体の、ガイド部が省略されたフローティングプレートの正面図である。
【図12】同実施の形態に係るICソケットのソケット本体のフローティングプレートの一部を示す拡大図で、(a)は図10のY部分の拡大図で、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
【図13】同実施の形態に係るICソケットの開閉部材及び押圧部材等を示す平面図である。
【図14】同実施の形態に係るICソケットの押圧部材を回転させた場合の図13に相当する平面図である。
【図15】同実施の形態に係る図13のD−D線に沿う断面図である。
【図16】同実施の形態に係るICソケットの押圧部材が傾斜した状態を示す図15に相当する断面図である。
【図17】同実施の形態に係るICソケットに収容されるICパッケージを示す図で、(a)はICパッケージの正面図、(b)はICパッケージの底面図である。
【符号の説明】
11 ICソケット(電気部品用ソケット)
12 ICパッケージ(電気部品)
12a パッケージ本体
12b 半田ボール(端子)
13 ソケット本体
14 コンタクトピン
14a 上端部
14b 下端部
18 開閉部材
18c 被係止部
18d ガイド壁(ガイド部)
20 押圧部材
20d 係止部
21 シャフト(回転阻止手段)
P 回路基板

Claims (2)

  1. ソケット本体に、開閉部材が回動自在に設けられると共に、該開閉部材に電気部品の上面部を押圧する押圧部材が着脱自在に設けられた電気部品用ソケットにおいて、
    前記押圧部材には係止部が形成されると共に、前記開閉部材には前記係止部が係脱される被係止部が形成され、該被係止部に前記係止部が係止された状態で、前記押圧部材が前記開閉部材に支持され、
    前記被係止部と前記係止部との係止状態から、前記押圧部材を所定角度回転させることにより、当該係止状態が解除されるように構成される一方、前記係止状態で、前記押圧部材の回転を阻止する着脱自在な回転阻止手段としてのシャフトが前記開閉部材に設けられ、前記押圧部材が前記シャフトを中心として前記開閉部材に対して揺動自在に支持されるように構成したことを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記開閉部材には、前記押圧部材の回転時に、該押圧部材の回転中心を略一定に保つためのガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
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