JP2580074Y2 - フレキシブル基板用電気コネクタ - Google Patents
フレキシブル基板用電気コネクタInfo
- Publication number
- JP2580074Y2 JP2580074Y2 JP1993021529U JP2152993U JP2580074Y2 JP 2580074 Y2 JP2580074 Y2 JP 2580074Y2 JP 1993021529 U JP1993021529 U JP 1993021529U JP 2152993 U JP2152993 U JP 2152993U JP 2580074 Y2 JP2580074 Y2 JP 2580074Y2
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- JP
- Japan
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- contact
- pressing member
- rotation
- housing
- predetermined position
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフレキシブル基板用電気
コネクタに関するものである。
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル基板の接続には、いわゆ
る、無挿抜力コネクタが広く用いられている。この種の
コネクタとしては、例えば特公平3−51257に開示
されているものがある。この公知のコネクタは、添付図
面の図8及び図9に示されているように、ハウジング5
1が右半部で上方に開口しており、該開口部に蓋状の加
圧部材52が回動可能に支持されている。該加圧部材5
2は前縁に形成された凹弯曲面53が上記ハウジング5
1の開口部の凸弯曲面54と係合してここで滑りながら
図9に示す所定位置まで下方に向け回動可能となってい
る。そして該加圧部材52は、該所定位置まで回動した
際に、図8に示す係止爪部56がハウジング51側の係
止段部57と係止して上記所定位置を維持するようにな
っている。
る、無挿抜力コネクタが広く用いられている。この種の
コネクタとしては、例えば特公平3−51257に開示
されているものがある。この公知のコネクタは、添付図
面の図8及び図9に示されているように、ハウジング5
1が右半部で上方に開口しており、該開口部に蓋状の加
圧部材52が回動可能に支持されている。該加圧部材5
2は前縁に形成された凹弯曲面53が上記ハウジング5
1の開口部の凸弯曲面54と係合してここで滑りながら
図9に示す所定位置まで下方に向け回動可能となってい
る。そして該加圧部材52は、該所定位置まで回動した
際に、図8に示す係止爪部56がハウジング51側の係
止段部57と係止して上記所定位置を維持するようにな
っている。
【0003】上記ハウジング51の内部には接触子55
が、図において紙面に直角方向に複数植設されている。
該接触子55の一端側55Aは弾性をもつように略U字
状に屈曲せられ先端が上記開口にて加圧部材52方向に
指向しており、他端側55BはL字状に屈曲されてハウ
ジング51の下面から下方に延出し回路基板Pの孔P1
に挿入されている。
が、図において紙面に直角方向に複数植設されている。
該接触子55の一端側55Aは弾性をもつように略U字
状に屈曲せられ先端が上記開口にて加圧部材52方向に
指向しており、他端側55BはL字状に屈曲されてハウ
ジング51の下面から下方に延出し回路基板Pの孔P1
に挿入されている。
【0004】かかる電気コネクタにあっては、先ず、図
8に示すごとく、加圧部材52が上方にもち上げられて
開放状態にあるときに、後方からフレキシブル基板Fを
上記加圧部材52の内面に対して滑らすようにして挿入
し、次に、図9のごとく、上記加圧部材52を上記所定
位置まで閉じるように下方に向け回動させる。すると、
フレキシブル基板Fは上記加圧部材52によって接触子
55の一端側55Aの先端に圧せられ、該フレキシブル
基板Fの下面の回路が対応せる上記接触子55と接触す
るようになると共に、上記係止爪部56が係止段部57
と係止し合ってかかる接触状態が維持される。
8に示すごとく、加圧部材52が上方にもち上げられて
開放状態にあるときに、後方からフレキシブル基板Fを
上記加圧部材52の内面に対して滑らすようにして挿入
し、次に、図9のごとく、上記加圧部材52を上記所定
位置まで閉じるように下方に向け回動させる。すると、
フレキシブル基板Fは上記加圧部材52によって接触子
55の一端側55Aの先端に圧せられ、該フレキシブル
基板Fの下面の回路が対応せる上記接触子55と接触す
るようになると共に、上記係止爪部56が係止段部57
と係止し合ってかかる接触状態が維持される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成の公知のコネクタにあっては、加圧部材52の下面
は平坦となっていて、該加圧部材の回動中心と接触子5
5の一端側55Aの先端とを結ぶ線上における、該加圧
部材52の板厚がコネクタ外方に向かう程厚くなる形状
をなしているので、仮りに上記係止爪部56と係止段部
57との係止が不完全な場合には、加圧部材52が開い
てしまうという問題がある。
構成の公知のコネクタにあっては、加圧部材52の下面
は平坦となっていて、該加圧部材の回動中心と接触子5
5の一端側55Aの先端とを結ぶ線上における、該加圧
部材52の板厚がコネクタ外方に向かう程厚くなる形状
をなしているので、仮りに上記係止爪部56と係止段部
57との係止が不完全な場合には、加圧部材52が開い
てしまうという問題がある。
【0006】すなわち、かかる問題を防止するために
は、上記係止爪部56と係止段部57は必須のものであ
り、それだけコネクタの構造が複雑になるだけでなく、
係止を確実に行える構造・寸法としてなくてはならな
い。特に、上記係止爪部及び係止段部をコネクタの側部
に設けるということは、それだけコネクタの大型化につ
ながる。又、加圧部材52の回動の際、回動案内面とな
る凸弯曲面54には加圧部材52から強い力を受け、該
凸弯曲面54が紙面に直角方向に長く延びているときに
は曲げを生ずることもある。
は、上記係止爪部56と係止段部57は必須のものであ
り、それだけコネクタの構造が複雑になるだけでなく、
係止を確実に行える構造・寸法としてなくてはならな
い。特に、上記係止爪部及び係止段部をコネクタの側部
に設けるということは、それだけコネクタの大型化につ
ながる。又、加圧部材52の回動の際、回動案内面とな
る凸弯曲面54には加圧部材52から強い力を受け、該
凸弯曲面54が紙面に直角方向に長く延びているときに
は曲げを生ずることもある。
【0007】本考案はかかる問題を解決し、回動支持部
での強度を向上し、さらには、係止爪部そして係止段部
を不要とし、構造及び操作の簡単なフレキシブル基板用
電気コネクタを提供することを目的とする。
での強度を向上し、さらには、係止爪部そして係止段部
を不要とし、構造及び操作の簡単なフレキシブル基板用
電気コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば上記目的
は、上方に開口せるハウジングの開口部に接触部が配列
された複数の接触子と、該ハウジングに保持された部材
に形成され上記開口部に臨む位置に設けられた回動支持
部と、上記接触子に近接した所定位置と該所定位置から
離反した開放位置との間を上記回動支持部により回動自
在に支持され、上記所定位置に向け回動した際に上記接
触子上に配されたフレキシブル基板を接触子に対して圧
する加圧突部を有する蓋状の加圧部材を備えるフレキシ
ブル基板用電気コネクタにおいて、回動支持部は、該回
動支持部の回動軸線方向における各接触子と対応せる位
置で複数に分割され、それぞれが上記対応せる接触子と
一体に形成され、ハウジングの対応保持溝に保持されて
いることにより達成される。
は、上方に開口せるハウジングの開口部に接触部が配列
された複数の接触子と、該ハウジングに保持された部材
に形成され上記開口部に臨む位置に設けられた回動支持
部と、上記接触子に近接した所定位置と該所定位置から
離反した開放位置との間を上記回動支持部により回動自
在に支持され、上記所定位置に向け回動した際に上記接
触子上に配されたフレキシブル基板を接触子に対して圧
する加圧突部を有する蓋状の加圧部材を備えるフレキシ
ブル基板用電気コネクタにおいて、回動支持部は、該回
動支持部の回動軸線方向における各接触子と対応せる位
置で複数に分割され、それぞれが上記対応せる接触子と
一体に形成され、ハウジングの対応保持溝に保持されて
いることにより達成される。
【0009】
【作用】かかる構成になる本考案の電気コネクタにあっ
ては、開放位置にある加圧部材と接触子との間にフレキ
シブル基板が挿入され、加圧部材が所定位置まで回動さ
れる。
ては、開放位置にある加圧部材と接触子との間にフレキ
シブル基板が挿入され、加圧部材が所定位置まで回動さ
れる。
【0010】加圧部材は、その加圧突部が当初は回動支
持部の回動中心と接触子の接触部とを結ぶ線よりも外方
にあるが、加圧部材の回動の進行と共に内方に移動し、
加圧部材が所定位置まで回動されたときには上記線を越
えて位置する。したがって、上記フレキシブル基板が接
触子の弾性による反力を受けても、該反力によって上記
加圧部材が原位置たる開放位置に戻されることがない。
すなわち、加圧部材に敢えてそれ以上の外力を加えない
限り、上記加圧部は上記線を越えて原位置の方向に戻る
ことがない。かくして、本考案では係止手段を特に備え
なくとも、上記所定位置が維持される。上記加圧部材の
回動案内を行なう回動支持部は、金属で作られている接
触子と一体に成形され、すなわち接触子の一部として作
られており、この接触子が複数平行にハウジングによっ
て保持されているために、丁度金属製の軸のごとく機能
する。したがって、特に軸を設けなくとも、上記複数の
接触子の一部たる回動支持部により、回動案内の際の力
に十分対向する強度を発揮する。
持部の回動中心と接触子の接触部とを結ぶ線よりも外方
にあるが、加圧部材の回動の進行と共に内方に移動し、
加圧部材が所定位置まで回動されたときには上記線を越
えて位置する。したがって、上記フレキシブル基板が接
触子の弾性による反力を受けても、該反力によって上記
加圧部材が原位置たる開放位置に戻されることがない。
すなわち、加圧部材に敢えてそれ以上の外力を加えない
限り、上記加圧部は上記線を越えて原位置の方向に戻る
ことがない。かくして、本考案では係止手段を特に備え
なくとも、上記所定位置が維持される。上記加圧部材の
回動案内を行なう回動支持部は、金属で作られている接
触子と一体に成形され、すなわち接触子の一部として作
られており、この接触子が複数平行にハウジングによっ
て保持されているために、丁度金属製の軸のごとく機能
する。したがって、特に軸を設けなくとも、上記複数の
接触子の一部たる回動支持部により、回動案内の際の力
に十分対向する強度を発揮する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本考案の実施例を
説明する。
説明する。
【0012】〈第一実施例〉 図1は本考案の第一実施例のフレキシブル基板用電気コ
ネクタの分解状態の斜視図、図2は組立状態の一部破断
斜視図、そして図3は図2におけるIII-III 断面図であ
る。
ネクタの分解状態の斜視図、図2は組立状態の一部破断
斜視図、そして図3は図2におけるIII-III 断面図であ
る。
【0013】図において、符号1は、絶縁材料から成る
ハウジングであり、右半分が上方に向け開口している。
該ハウジング1は図1及び図2に見られるように、その
長手方向にて上記開口部の両端位置に上方に延出するフ
ランジ状の保持部2を有しており、該保持部2の奥側の
端面に半円状の軸支部2Aが形成されている。また、上
記ハウジング1は、両端の保持部2,2間に上記長手方
向の複数位置に等ピッチで接触子3を収容保持する保持
溝1Aが形成されている。
ハウジングであり、右半分が上方に向け開口している。
該ハウジング1は図1及び図2に見られるように、その
長手方向にて上記開口部の両端位置に上方に延出するフ
ランジ状の保持部2を有しており、該保持部2の奥側の
端面に半円状の軸支部2Aが形成されている。また、上
記ハウジング1は、両端の保持部2,2間に上記長手方
向の複数位置に等ピッチで接触子3を収容保持する保持
溝1Aが形成されている。
【0014】上記各接触子3は板状金属材を打ち抜いて
作られており、図3にも見られるように、U字状をなす
接触フィンガー部4と、腕状部の先端に設けられた略円
形をなす回動支持部5と、両部4,5を一体に連結する
連結部6とから成っている。上記接触フィンガー部4の
先端には突起状に接触部4Aが形成され上記回動支持部
5と対向して位置している。該回動支持部5の中心と上
記ハウジング1の軸支部2Aの中心とは同一直線上に位
置している。
作られており、図3にも見られるように、U字状をなす
接触フィンガー部4と、腕状部の先端に設けられた略円
形をなす回動支持部5と、両部4,5を一体に連結する
連結部6とから成っている。上記接触フィンガー部4の
先端には突起状に接触部4Aが形成され上記回動支持部
5と対向して位置している。該回動支持部5の中心と上
記ハウジング1の軸支部2Aの中心とは同一直線上に位
置している。
【0015】上記ハウジング1の開口部には、回動自在
に蓋状の加圧部材7が設けられている。該加圧部材7
は、図1に示されるごとく、その長手方向の両端部に切
欠溝8,8が形成されていて、該切欠溝8,8により両
端のアーム部9,9と加圧部10とに区分されている。
両アーム部9には上記加圧部材7の長手方向に突出する
軸部9Aがそれぞれ設けられており、該軸部9Aは上記
ハウジング1の半円状の軸支部2Aとほぼ同じ半径で形
成されている。また、上記加圧部材7の加圧部8の一面
には、上記軸部9Aがハウジング1の軸支部2Aに収め
られた際、一連の接触子3の回動支持部5と係合する円
弧部を有する回動溝部11が形成されている。したがっ
て、上記一連の板状の接触子3が上記保持溝1Aに挿入
されると、回動支持部5は、該保持溝1Aにて回動軸線
方向の変位が阻止されるように保持され、該保持溝1A
から突出する回動支持部5の周縁が櫛歯状に配列されて
軸状をなし、ここで上記加圧部材7の回動溝部11が回
動支持される(図2参照)。その結果、回動力は金属製
の上記回動支持部5により支持されその強度はきわめて
高くなる。
に蓋状の加圧部材7が設けられている。該加圧部材7
は、図1に示されるごとく、その長手方向の両端部に切
欠溝8,8が形成されていて、該切欠溝8,8により両
端のアーム部9,9と加圧部10とに区分されている。
両アーム部9には上記加圧部材7の長手方向に突出する
軸部9Aがそれぞれ設けられており、該軸部9Aは上記
ハウジング1の半円状の軸支部2Aとほぼ同じ半径で形
成されている。また、上記加圧部材7の加圧部8の一面
には、上記軸部9Aがハウジング1の軸支部2Aに収め
られた際、一連の接触子3の回動支持部5と係合する円
弧部を有する回動溝部11が形成されている。したがっ
て、上記一連の板状の接触子3が上記保持溝1Aに挿入
されると、回動支持部5は、該保持溝1Aにて回動軸線
方向の変位が阻止されるように保持され、該保持溝1A
から突出する回動支持部5の周縁が櫛歯状に配列されて
軸状をなし、ここで上記加圧部材7の回動溝部11が回
動支持される(図2参照)。その結果、回動力は金属製
の上記回動支持部5により支持されその強度はきわめて
高くなる。
【0016】
【0017】かかる本実施例の電気コネクタにあって
は、フレキシブル基板は次の要領で結線される。
は、フレキシブル基板は次の要領で結線される。
【0018】先ず、図3に示すごとく、加圧部材7を
上方の開放位置にもたらし、接触子3の右上方部を大き
く開放し、ここからフレキシブル基板Fをその結線部が
下面となるようにして、上記加圧部材7と接触子3の接
触部4Aとの間に挿入する。この状態にあっては、上記
加圧部材7の加圧部10に形成された加圧突部12は、
回動支持部5の中心と接触子3の接触部4Aとを結ぶ線
の外側領域に位置している。
上方の開放位置にもたらし、接触子3の右上方部を大き
く開放し、ここからフレキシブル基板Fをその結線部が
下面となるようにして、上記加圧部材7と接触子3の接
触部4Aとの間に挿入する。この状態にあっては、上記
加圧部材7の加圧部10に形成された加圧突部12は、
回動支持部5の中心と接触子3の接触部4Aとを結ぶ線
の外側領域に位置している。
【0019】しかる後、図4に示すごとく上記加圧部
材7を下方に回動する。その際、該加圧部材7の加圧突
部12がフレキシブル基板Fに当接するようになり、該
フレキシブル基板Fを接触子3の接触部4Aに圧する。
上記加圧突部12のフレキシブル基板Fへの加圧力は、
当然のことながら、該加圧突部12が回動支持部5の中
心と接触子3の接触部4Aとを結ぶ線上に到達したとき
に最大値をとる。
材7を下方に回動する。その際、該加圧部材7の加圧突
部12がフレキシブル基板Fに当接するようになり、該
フレキシブル基板Fを接触子3の接触部4Aに圧する。
上記加圧突部12のフレキシブル基板Fへの加圧力は、
当然のことながら、該加圧突部12が回動支持部5の中
心と接触子3の接触部4Aとを結ぶ線上に到達したとき
に最大値をとる。
【0020】さらに、上記加圧部材7の回動を続行す
ると、上記加圧突部12は上記加圧力を僅かに減じなが
ら上記で述べた線を越えて該線の内方領域へ進入し、
上記加圧部材7は図5に示される所定の回動位置にもた
らされる。なお、上記加圧力はその最大値に比し僅かに
減ずるもののフレキシブル基板Fと接触子3との結線を
維持するには十分なものとなっている。
ると、上記加圧突部12は上記加圧力を僅かに減じなが
ら上記で述べた線を越えて該線の内方領域へ進入し、
上記加圧部材7は図5に示される所定の回動位置にもた
らされる。なお、上記加圧力はその最大値に比し僅かに
減ずるもののフレキシブル基板Fと接触子3との結線を
維持するには十分なものとなっている。
【0021】フレキシブル基板Fからの弾性反力ある
いは該フレキシブル基板Fに引張力が作用して、上記加
圧部材7を原位置(開放位置)に向けて回動せしめんと
しても、該加圧部材7の上記加圧突部12は上記で述
べた線に向かうにつれてその加圧力が大となるので、そ
の加圧力に対する反力により上記原位置に向けた回動は
阻止される。かくして、かかる阻止力に十分抗する外力
を加圧部材に加えない限り、結線状態は確保される。
いは該フレキシブル基板Fに引張力が作用して、上記加
圧部材7を原位置(開放位置)に向けて回動せしめんと
しても、該加圧部材7の上記加圧突部12は上記で述
べた線に向かうにつれてその加圧力が大となるので、そ
の加圧力に対する反力により上記原位置に向けた回動は
阻止される。かくして、かかる阻止力に十分抗する外力
を加圧部材に加えない限り、結線状態は確保される。
【0022】〈第二実施例〉 第一実施例では、加圧部材の回動支持のための回動支持
部が接触子と一体に形成されていたが、両者が別体に形
成できることは言うまでもない。図6にはそのような第
二実施例が示されている。図6において、接触子23と
回動支持部たるピン25は別体に形成され、本実施例で
は図において紙面に直角方向に延びる一本の金属ピンと
して形成され、加圧部材27の孔部に貫通し、該加圧部
材27を回動自在に支持している。
部が接触子と一体に形成されていたが、両者が別体に形
成できることは言うまでもない。図6にはそのような第
二実施例が示されている。図6において、接触子23と
回動支持部たるピン25は別体に形成され、本実施例で
は図において紙面に直角方向に延びる一本の金属ピンと
して形成され、加圧部材27の孔部に貫通し、該加圧部
材27を回動自在に支持している。
【0023】〈第三実施例〉 次に本実施例では、回動支持部35は図7のごとくハウ
ジングの一部に断面が略円形をなすように形成されてお
り、該回動支持部35が加圧部材37の回動溝部38と
係合して該加圧部材37を回動自在に支持している。か
かる本実施例では、前実施例のごとくのピン部材は不要
となり、部品点数を減ずることができる。
ジングの一部に断面が略円形をなすように形成されてお
り、該回動支持部35が加圧部材37の回動溝部38と
係合して該加圧部材37を回動自在に支持している。か
かる本実施例では、前実施例のごとくのピン部材は不要
となり、部品点数を減ずることができる。
【0024】
【考案の効果】本考案は、以上のように、加圧部材を一
旦所定位置まで回動すれば、フレキシブル基板の結線が
不用意に外れることがなくなり、信頼性が向上する。し
かも回動支持部が接触子と一体的に形成されているの
で、加圧部材の回動案内時における強度がきわめて向上
する。また、かかる外れを防止するためのロック機構を
コネクタの側部等に設ける必要もなくなり、コネクタの
構造が簡単化されると共に小型化が図れ、密なる実装を
要請する最近の設計に対応することができる。
旦所定位置まで回動すれば、フレキシブル基板の結線が
不用意に外れることがなくなり、信頼性が向上する。し
かも回動支持部が接触子と一体的に形成されているの
で、加圧部材の回動案内時における強度がきわめて向上
する。また、かかる外れを防止するためのロック機構を
コネクタの側部等に設ける必要もなくなり、コネクタの
構造が簡単化されると共に小型化が図れ、密なる実装を
要請する最近の設計に対応することができる。
【図1】本考案の第一実施例装置の分解状態における斜
視図である。
視図である。
【図2】図1装置の組立状態における部分破断斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2におけるIII-III 断面図である。
【図4】図3の加圧部材が回動途中にある状態の断面図
である。
である。
【図5】図3の加圧部材が所定回動位置に達した状態の
断面図である。
断面図である。
【図6】第二実施例装置の断面図である。
【図7】第三実施例装置の断面図である。
【図8】従来装置の加圧部材が開放状態にある断面図で
ある。
ある。
【図9】従来装置の加圧部材が閉状態にある断面図であ
る。
る。
1 ハウジング 3;23;33 接触子 4A 接触部 5;25;35 回動支持部 7;27;37 加圧部材 12 加圧部(加圧突部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/68 H01R 23/66
Claims (2)
- 【請求項1】 上方に開口せるハウジングの開口部に接
触部が配列された複数の接触子と、該ハウジングに保持
された部材に形成され上記開口部に臨む位置に設けられ
た回動支持部と、上記接触子に近接した所定位置と該所
定位置から離反した開放位置との間を上記回動支持部に
より回動自在に支持され、上記所定位置に向け回動した
際に上記接触子上に配されたフレキシブル基板を接触子
に対して圧する加圧突部を有する蓋状の加圧部材を備え
るフレキシブル基板用電気コネクタにおいて、回動支持
部は、該回動支持部の回動軸線方向における各接触子と
対応せる位置で複数に分割され、それぞれが上記対応せ
る接触子と一体に形成され、ハウジングの対応保持溝に
保持されていることを特徴とするフレキシブル基板用電
気コネクタ。 - 【請求項2】 上記加圧突部は、上記加圧部材が開放位
置にあるときには回動支持部の回動中心と接触子の接触
部とを結ぶ線よりも外方にあり、加圧部材が所定位置ま
で回動したときには上記線を越えるように位置づけられ
ていることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用
電気コネクタ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021529U JP2580074Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | フレキシブル基板用電気コネクタ |
TW083102251A TW233382B (ja) | 1993-04-02 | 1994-03-15 | |
KR1019940005889A KR940025398A (ko) | 1993-04-02 | 1994-03-23 | 플렉시블기판용 전기 커넥터 |
US08/219,458 US5458506A (en) | 1993-04-02 | 1994-03-29 | Flexible board electrical connector |
EP94105083A EP0618643B2 (en) | 1993-04-02 | 1994-03-30 | Flexible board electrical connector |
DE69426429T DE69426429T3 (de) | 1993-04-02 | 1994-03-30 | Elektrischer Verbinder für flexible Leiterplatte |
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