JPH0617125U - 差し込み形接続端子 - Google Patents

差し込み形接続端子

Info

Publication number
JPH0617125U
JPH0617125U JP5571192U JP5571192U JPH0617125U JP H0617125 U JPH0617125 U JP H0617125U JP 5571192 U JP5571192 U JP 5571192U JP 5571192 U JP5571192 U JP 5571192U JP H0617125 U JPH0617125 U JP H0617125U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable piece
electric wire
piece
lever
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5571192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2594190Y2 (ja
Inventor
正一 和久田
義明 倉片
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakusan Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hakusan Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakusan Seisakusho Co Ltd filed Critical Hakusan Seisakusho Co Ltd
Priority to JP1992055711U priority Critical patent/JP2594190Y2/ja
Publication of JPH0617125U publication Critical patent/JPH0617125U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594190Y2 publication Critical patent/JP2594190Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続作業の作業性を向上させる。 【構成】 接続端子10は、弾性を有する可動片12
と、可動片12に対向配置された固定片14と、固定片
14と可動片12とを収容した絶縁ケース16と、絶縁
ケース16に回動可能に収容されるとともにその回動に
より可動片12に摺動して可動片12を押圧するカム1
8と、カム18を回動するレバー20と、固定片14と
可動片12との間にあって可動片12の復元力により電
線108が挟持される電線挟持間隙22と、絶縁ケース
16に穿設されるとともに電線挟持間隙22へ電線10
8を挿入するための電線挿通孔24と、絶縁ケース16
に穿設されるとともにレバー20を突出させたレバー突
出孔28とを備え、レバー20を指30で押圧すること
により電線挟持間隙22を開く方向に可動片12を変形
可能としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電線端末を差し込むことにより接続電導させるための差し込み形 接続端子(以下、単に「接続端子」という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11乃至図13は接続端子の第一従来例を示し、図11は電線接続前の断面 図、図12は電線接続後の断面図、図13は部分斜視図である。
【0003】 接続端子100は、弾性を有する可動片102と、可動片102に対向配置さ れた固定片104と、固定片104と可動片102とを収容した絶縁ケース10 6と、可動片102と固定片104との間にあって可動片102の復元力により 電線108が挟持される電線挟持間隙110と、絶縁ケース106に穿設される とともに電線挟持間隙110へ電線108を挿入するための電線挿通孔112と 、絶縁ケース106に穿設されるとともに工具114を挿入するための工具挿通 孔116とを備え、可動片102を工具114で押圧することにより電線挟持間 隙110を開く方向に可動片102を変形可能としたものである。
【0004】 可動片102と固定片104とは、それぞれ導電性の良好な金属板からなる。 可動片102と固定片104との一端は、互いに貼り合わされ、図示しないが他 の配線等に電気的に接続されている。可動片102の他端は折り曲げられて先端 に電線挟持間隙110をなす透孔が穿設されている。固定片104の他端は電線 挟持間隙110に挿通されている。また、可動片102は固定片104から離れ る方向に復元力がかかっている。これにより、電線挟持間隙110が閉じており 、固定片104は電線挟持間隙110で可動片102側へ付勢されている。
【0005】 次に、接続端子100に電線108を接続する方法について説明する。 工具挿通孔116からドライバ等の工具114を挿入し、工具114で可動片 102の復元力に抗して可動片102を押圧する。すると、可動片102が変形 して固定片104側へ移動することにより、電線挟持間隙110が開いて電線1 08を挿入可能となる。そして、電線挿通孔112から電線108を挿入し、続 いて、電線108を電線挟持間隙110へ挿入する。最後に、可動片102から 工具114を離すと、可動片102の復元力により電線108が挟持される。
【0006】 図14及び図15は接続端子の第二従来例を示し、図14は電線接続前の断面 図、図15は電線接続後の断面図である。
【0007】 接続端子300は、弾性を有する可動片302と、可動片302に対向配置さ れた固定片304と、固定片304と可動片302とを収容した絶縁ケース30 6と、可動片302と固定片304との間にあって可動片302の復元力により 電線108が挟持される電線挟持間隙310と、絶縁ケース306に穿設される とともに電線挟持間隙310へ電線108を挿入するための電線挿通孔312と を備えたものである。
【0008】 可動片102と固定片104とは、金属板の打ち抜きによって一体化されてお り、全体として6字状を呈している。固定片304は、U字状を呈し、底部32 0にはハンダ端子322が切り起こされている。ハンダ端子322は、プリント 配線板324にハンダ付けされている。可動片302は、固定片304から湾曲 部326によって直線状に折曲形成され、その先端が固定片304と接離可能と なっている。また、可動片302は固定片304を押圧する方向に復元力がかか っている。これにより、電線挟持間隙310が閉じている。
【0009】 接続端子300に電線108を接続するには、電線挿通孔312から電線10 8を挿入し、続いて、可動片102の復元力に抗して電線108を電線挟持間隙 310へ押し込む。
【0010】
〔第一従来例の問題点(イ)〕
接続端子100では、電線108を接続する際に必ず工具114を必要とする ので、次のような理由により作業性が悪いという問題があった。 接続作業中は常に工具114を携帯しなければならない。 工具挿通孔116へ挿入可能な大きさの適当な工具114を用意しなければな らないため、そのような工具114が見当たらない場合等に捜し回らなければな い。 工具114を用いて接続するため、工具114をつかんだり離したりする手間 がかかる。 工具114で可動片102を押圧する際に、可動片102上を工具114がす べりやすい。
【0011】 〔第一従来例の問題点(ロ)〕 接続端子100では、電線108を電線挟持間隙110へ挿入する際に、工具 114で可動片12を押圧し続けて電線挟持間隙110を拡開しておく必要があ り、作業性が悪いという問題があった。 〔第二従来例の問題点〕 接続端子300では、電線108を電線挟持間隙310へ挿入する際に、電線 108の先端が折れ曲がることにより、電線108が電線挟持間隙310へうま く入らないことがあった。そのため、作業性が悪く、場合によっては、ドライバ ー等の工具で可動片302を押圧し続けて電線挟持間隙310を拡開しておく必 要があった。
【0012】 そこで、この考案の第1の目的は、接続作業において工具を不要とし、作業性 を向上させた接続端子を提供することにある。 この考案の第2の目的は、接続作業において可動片を押圧し続けることを不要 とし、作業性を向上させた接続端子を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 この考案に係る接続端子は、弾性を有する可動片と、この可動片に対向配置さ れた固定片と、この固定片と上記可動片とを収容した絶縁ケースと、この絶縁ケ ースに回動可能に収容されるとともにその回動により上記可動片を押圧するカム と、このカムを回動するレバーと、上記固定片と上記可動片との間にあって上記 可動片の復元力により電線が挟持される電線挟持間隙と、上記絶縁ケースに穿設 されるとともに上記電線挟持間隙へ電線を挿入するための電線挿通孔と、上記絶 縁ケースに穿設されるとともに上記レバーを突出させたレバー突出孔とを備え、 上記レバーを指で押圧することにより上記電線挟持間隙を開く方向に上記可動片 を変形可能としたものである。また、上記接続端子において、上記電線挟持間隙 を開いた状態に上記カムを保持するストッパを備えたものとしてもよい。
【0014】
【作用】
電線挟持間隙が閉じた状態において、レバー突出孔から突き出されたレバーを 指で押圧すると、カムが可動片の復元力に抗して回動する。すると、可動片が変 形して電線挟持間隙が開く。電線挿通孔から電線挟持間隙へ電線を挿入し、レバ ーを電線挟持間隙が閉じる方向へ回動すると、可動片の復元力により電線が挟持 される。 また、ストッパを設けると、電線挟持間隙の開いた状態が保持される。
【0015】
【実施例】
図1乃至図4はこの考案に係る接続端子の第一実施例を示し、図1は電線接続 前の断面図、図2は電線接続後の断面図、図3は部分斜視図、図4は図1の部分 拡大図である。以下、これらの図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】 この考案に係る接続端子10は、弾性を有する可動片12と、可動片12に対 向配置された固定片14と、固定片14と可動片12とを収容した絶縁ケース1 6と、絶縁ケース16に回動可能に収容されるとともにその回動により可動片1 2に摺動して可動片12を押圧するカム18と、カム18を回動するレバー20 と、固定片14と可動片12との間にあって可動片12の復元力により電線10 8が挟持される電線挟持間隙22と、絶縁ケース16に穿設されるとともに電線 挟持間隙22へ電線108を挿入するための電線挿通孔24と、絶縁ケース16 に穿設されるとともにレバー20を突出させたレバー突出孔28とを備え、レバ ー20を指30で押圧することにより電線挟持間隙22を開く方向に可動片12 を変形可能としたものである。また、電線挟持間隙22を開いた状態にカム18 を保持するストッパ32を備えている。
【0017】 可動片12と固定片14とは、弾性及び導電性に優れたりん青銅等の一枚の金 属板の打ち抜きによって製造されたものである。したがって、可動片12と固定 片14とは、それぞれの一端が互いにつながって一体化されており、全体として 歪んだO字状を呈している。固定片14は、直線状を呈し、自由端には補強片4 0が折曲形成され、固定端にはハンダ端子42が切り起こされている。ハンダ端 子42は、プリント配線板44のスル−ホ−ル46に挿入され、配線導体48に ハンダ50によって接続される。可動片12は、固定端側の第一湾曲部52と自 由端側の第二湾曲部54とが折曲形成され、全体として3字状を呈している。ま た、可動片12は、先端に電線挟持間隙22をなす透孔が穿設されている。さら に、固定片14の自由端は電線挟持間隙22に挿通されている。
【0018】 第一湾曲部52と第二湾曲部54との折曲形成を弾性限界を越えない程度に行 うことにより、可動片12には拡開して平板に戻ろうとする復元力を与えてある 。すなわち、第一湾曲部52によって可動片12は固定片14から離れる方向に 復元力がかかっている。これにより、カム18が可動片12を押圧していない状 態では、電線挟持間隙22が開いている。
【0019】 絶縁ケース16は、合成樹脂等からなり、本体56と底板58とから箱状を呈 している。底板58には、プリント配線板44がスペーサ60を介して、ねじ6 2によって固定されている。
【0020】 カム18とレバー20とは、合成樹脂等から一体化形成されている。カム18 は、回動軸64によって絶縁ケース16の本体56に回動自在に固定されている 。カム18の可動片12との摺動面66には、開放点68aと、挟持点68bと 、開放点68aと挟持点68bとの間に位置する頂点68cとの三点が形成され ている。各点における、カム18の回動中心70から可動片12に接触するまで の距離を、図4に示すように、それぞれDa、Db、Dcとすると、Da<Db <Dcと設定されている。
【0021】 ストッパ32は、レバー突出孔28内においてレバー20が当接する開放当接 点74と、カム18の摺動面66における開放点68aによって構成されている 。
【0022】 次に、接続端子10に電線108を接続する方法及び接続端子10の作用につ いて説明する。
【0023】 電線挟持間隙22が閉じた状態において、レバー突出孔28から突き出された レバー20を指30で開放側(矢印72の方向)へ押圧すると、可動片12の復 元力に抗してカム18が回動する。すると、可動片12が変形して固定片14側 へ移動して電線挟持間隙22が開く。 電線108を開放した状態はストッパ32によって保持されている。つまり、 レバー20は、開放当接点74によってこれ以上の開放側への回動が抑えられる とともに、開放点68aによって挟持側への回動が抑えられている。開放点68 aにより回動が抑えられる理由は、Da<Dcであるから、挟持側へレバー20 を回動させるには、可動片12の復元力に抗してレバー20を押圧しなければな らないからである。当然ながら、レバー20及びカム18の自重によって、レバ ー20が回動しないように、回動軸64等の摩擦係数やレバー20等の重さが調 整されている。 このように、ストッパ32によって開放状態が保持されているので、工具等を 必要とせず、電線挿通孔24から電線挟持間隙22へ電線108を挿入すること ができる。
【0024】 続いて、電線挿通孔24から電線挟持間隙22へ電線108を挿入し、レバー 20を指30で挟持側(矢印76の方向)へ回動すると、可動片12の復元力に より電線108が挟持される。 電線108を挟持した状態は可動片12の復元力によって保持されている。ま た、レバー20は、挟持当接点78によってこれ以上の挟持側への回動が抑えら れるとともに、挟持点68bによって開放側への回動が抑えられている。挟持点 68bにより回動が抑えられる理由は、Db<Dcであるから、開放側へレバー 20を回動させるには、可動片12の復元力に抗してレバー20を押圧しなけれ ばならないからである。
【0025】 なお、この実施例では、カム18の構造を利用してストッパ32を構成してい るので、別に固着手段を必要とせず、部品点数が少ないものになっている。しか し、ねじ、ピン、サークリップ、回転により嵌め外しできるもの、スナップ作用 により嵌め外しできるもの、摩擦により嵌め外しできるもの等の固着手段で、ス トッパ32を構成してもよい。この場合、頂点68cを省略してもよい。
【0026】 また、可動片12と固定片14とが金属板の打ち抜きによって一体化されて製 造されるので、貼り合わせ等の工程を必要とせず、製造工程の簡略化が図れる。
【0027】 図5乃至図7はこの考案に係る接続端子の第二実施例を示し、図5は電線接続 前の断面図、図6は電線接続後の断面図、図7は部分斜視図である。以下、これ らの図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】 この考案に係る接続端子120は、弾性を有する可動片122と、可動片12 2に対向配置された固定片124と、固定片124と可動片122とを収容した 絶縁ケース126と、絶縁ケース126に回動可能に収容されるとともにその回 動により可動片122を押圧するカム128と、カム128を回動するレバー1 30と、固定片124と可動片122との間にあって可動片122の復元力によ り電線108が挟持される電線挟持間隙132と、絶縁ケース126に穿設され るとともに電線挟持間隙132へ電線108を挿入するための電線挿通孔134 と、絶縁ケース126に穿設されるとともにレバー130を突出させたレバー突 出孔138とを備え、レバー130を指30で押圧することにより電線挟持間隙 132を開く方向に可動片122を変形可能としたものである。また、電線挟持 間隙132を開いた状態にカム128を保持するストッパ142を備えている。
【0029】 可動片122と固定片124とは、弾性及び導電性に優れたりん青銅等の一枚 の金属板の打ち抜きによって製造されたものである。したがって、可動片122 と固定片124とは、それぞれの一端が互いにつながって一体化されており、全 体として6字状を呈している。固定片124は、U字状を呈し、そのほぼ全体が 絶縁ケース126の内壁150及びプリント配線板156に接しており、底部1 52にはハンダ端子154が切り起こされている。ハンダ端子154は、プリン ト配線板156にハンダ付けされている。可動片122は、固定片124から湾 曲部158によって直線状に折曲形成され、その先端159が固定片124と接 離可能となっている。
【0030】 可動片122の折曲形成を弾性限界を越えない程度に行うことにより、可動片 122には固定片124を押圧する復元力を与えてある。すなわち、カム128 が可動片122を押圧していない状態では、可動片122と固定片124とが接 することにより、電線挟持間隙132が閉じている。また、可動片122の先端 には、カム128が押圧するカム押圧部160が固定片124に当接しないよう に折曲形成されている。
【0031】 絶縁ケース126は、合成樹脂等からなり、本体162と底板164とから箱 状を呈している。底板164には、プリント配線板156がねじ等(図示せず) によって固定されている。
【0032】 カム128とレバー130とは、合成樹脂等から一体化形成されている。カム 128は、絶縁ケース126の本体162に回動自在に収容されている。カム1 28は、割込突部166と、支持突部168と、割込突部166と支持突部16 8との間の支持凹部170とから構成されている。割込突部166は、カム12 8の回動により、カム押圧部160と固定片124との隙間172に割り込み、 カム押圧部160を押圧して、電線挟持間隙132を開く。支持突部168は、 絶縁ケース126からのカム128の脱落及び絶縁ケース126へのカム128 の没入を防ぐ。支持凹部170は、カム押圧部160に当接し回動中心として作 用する。
【0033】 ストッパ142は、割込突部166の一部をなす開放当接面174により構成 される。開放当接面174は、カム128が回動して電線挟持間隙132を開い たときに固定片124と面接触して、可動片122の復元力によりカム128に 回転力が生じることを防ぐ。
【0034】 次に、接続端子120に電線108を接続する方法について説明する。
【0035】 電線挟持間隙132が閉じた状態において、レバー突出孔138から突き出さ れたレバー130を指30で開放側(矢印176の方向)へ押圧すると、可動片 122の復元力に抗してカム128が回動する。すると、可動片122が変形し て固定片124から遠ざかり電線挟持間隙132が開くので、電線挿通孔134 から電線挟持間隙132へ電線108を挿入する。電線108を開放した状態は ストッパ142によって保持されている。したがって、工具等を必要とせず、し かも、電線108の先端が折れ曲がることなく、電線挟持間隙132へ電線10 8を挿入することができる。
【0036】 続いて、レバー130を指30で挟持側(矢印178の方向)へ回動すると、 可動片122の復元力により電線108が挟持される。この状態は可動片122 の復元力によって保持される。
【0037】 なお、第一実施例と同様に、ストッパ142を他の固着手段によって構成して もよい。
【0038】 図8乃至図10はこの考案に係る接続端子の第三実施例を示し、図8は電線接 続前の断面図、図9は電線接続後の断面図、図10は部分斜視図である。以下、 これらの図面に基づいて詳細に説明する。
【0039】 この考案に係る接続端子200は、弾性を有する可動片202と、可動片20 2に対向配置された固定片204と、固定片204と可動片202とを収容した 絶縁ケース206と、絶縁ケース206に回動可能に収容されるとともにその回 動により可動片202を押圧するカム208と、カム208を回動するレバー2 10と、固定片204と可動片202との間にあって可動片202の復元力によ り電線108が挟持される電線挟持間隙212と、絶縁ケース206に穿設され るとともに電線挟持間隙212へ電線108を挿入するための電線挿通孔214 と、絶縁ケース206に穿設されるとともにレバー210を突出させたレバー突 出孔218とを備え、レバー210を指30で押圧することにより電線挟持間隙 212を開く方向に可動片202を変形可能としたものである。
【0040】 可動片202と固定片204とは、弾性及び導電性に優れたりん青銅等の一枚 の金属板の打ち抜きによって製造されたものである。したがって、可動片202 と固定片204とは、それぞれの一端が互いにつながって一体化されており、全 体として6字状を呈している。固定片204は、U字状を呈し、そのL字状の部 分が絶縁ケース206の内壁230及びプリント配線板236に接しており、底 部232にはハンダ端子234が切り起こされている。ハンダ端子234は、プ リント配線板236にハンダ付けされている。可動片202は、固定片204か ら湾曲部238によって直線状に折曲形成され、その先端240が固定片204 と接離可能となっている。
【0041】 可動片202の折曲形成を弾性限界を越えない程度に行うことにより、可動片 202には固定片204を押圧する復元力を与えてある。すなわち、カム208 が可動片202を押圧していない状態では、可動片202と固定片204とが接 することにより、電線挟持間隙212が閉じている。また、可動片202の先端 には、カム208が押圧するカム押圧部242が固定片204に当接しないよう に折曲形成されている。
【0042】 絶縁ケース206は、合成樹脂等からなり、本体244と底板246とから箱 状を呈している。底板246には、プリント配線板236がねじ等(図示せず) によって固定されている。
【0043】 カム208とレバー210とは、合成樹脂等から一体化形成されている。カム 208は、逆L字状を呈し、絶縁ケース206の本体244に回動自在に収容さ れている。また、カム208は、支点としての支持突部248と、作用点として の作用凹部250とを備えている。支持突部248は、カム押圧部242と固定 片204との隙間252に押し込まれており、固定片204の底部232に当接 して支点つまり回動中心として作用する。作用凹部250は、カム押圧部242 に当接しており、カム208の回動によりカム押圧部242を押圧して電線挟持 間隙212を開く。また、作用凹部250は、絶縁ケース206からのカム20 8の脱落を防ぐ。
【0044】 次に、接続端子200に電線108を接続する方法について説明する。
【0045】 電線挟持間隙212が閉じた状態において、レバー突出孔218から突き出さ れたレバー210を指30で開放側(矢印254の方向)へ押圧すると、可動片 202の復元力に抗してカム208が回動する。すると、可動片202が変形し て固定片204から遠ざかり電線挟持間隙212が開くので、電線挿通孔214 から電線挟持間隙212へ電線108を挿入する。したがって、工具等を必要と せず、しかも、電線108の先端が折れ曲がることなく、電線挟持間隙212へ 電線108を挿入することができる。
【0046】 続いて、レバー210から指30を離すと、可動片122の復元力により、カ ム208及びレバー210が押し戻されるとともに、電線108が挟持される。 この状態は可動片122の復元力によって保持される。
【0047】
【考案の効果】
この考案に係る接続端子によれば、レバーの操作によりカムを回動できるので 、接続作業において工具を不要にでき、作業性を向上できる。また、ストッパを 設けた場合には、電線を電線挟持間隙へ挿入する際に、可動片を押圧し続けるこ とを不要にでき、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る接続端子の第一実施例の電線接
続前の断面図。
【図2】この考案に係る接続端子の第一実施例の電線接
続後の断面図。
【図3】この考案に係る接続端子の第一実施例の部分斜
視図。
【図4】図1の部分拡大図。
【図5】この考案に係る接続端子の第二実施例の電線接
続前の断面図。
【図6】この考案に係る接続端子の第二実施例の電線接
続後の断面図。
【図7】この考案に係る接続端子の第二実施例の部分斜
視図。
【図8】この考案に係る接続端子の第三実施例の電線接
続前の断面図。
【図9】この考案に係る接続端子の第三実施例の電線接
続後の断面図。
【図10】この考案に係る接続端子の第三実施例の部分
斜視図。
【図11】接続端子の第一従来例の電線接続前の断面
図。
【図12】接続端子の第一従来例の電線接続後の断面
図。
【図13】接続端子の第一従来例の部分斜視図。
【図14】接続端子の第二従来例の電線接続前の断面
図。
【図15】接続端子の第二従来例の電線接続後の断面
図。
【符号の説明】
10、120、200…接続端子 12、122、202…可動片 14、124、204…固定片 16、126、208…絶縁ケース 18、128、208…カム 20、130、210…レバー 22、132、212…電線挟持間隙 24、134、214…電線挿通孔 28、138、218…レバー突出孔 32、142…ストッパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する可動片と、この可動片に対向
    配置された固定片と、この固定片と上記可動片とを収容
    した絶縁ケースと、この絶縁ケースに回動可能に収容さ
    れるとともにその回動により上記可動片を押圧するカム
    と、このカムを回動するレバーと、上記固定片と上記可
    動片との間にあって上記可動片の復元力により電線が挟
    持される電線挟持間隙と、上記絶縁ケースに穿設される
    とともに上記電線挟持間隙へ電線を挿入するための電線
    挿通孔と、上記絶縁ケースに穿設されるとともに上記レ
    バーを突出させたレバー突出孔とを備え、上記レバーを
    指で押圧することにより上記電線挟持間隙を開く方向に
    上記可動片を変形可能とした差し込み形接続端子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の差し込み形接続端子におい
    て、上記電線挟持間隙を開いた状態に上記カムを保持す
    るストッパを備えた差し込み形接続端子。
JP1992055711U 1992-08-07 1992-08-07 差し込み形接続端子 Expired - Lifetime JP2594190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992055711U JP2594190Y2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 差し込み形接続端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992055711U JP2594190Y2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 差し込み形接続端子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0617125U true JPH0617125U (ja) 1994-03-04
JP2594190Y2 JP2594190Y2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=13006467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992055711U Expired - Lifetime JP2594190Y2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 差し込み形接続端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594190Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004319393A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Matsushita Electric Works Ltd 速結端子装置
JP2006286375A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kawamura Electric Inc 速結端子
JP2017216250A (ja) * 2011-12-14 2017-12-07 ヴァーゴ・フェアヴァルトゥングスゲゼルシャフト・エムベーハー 接続端子
KR20210042828A (ko) * 2019-10-09 2021-04-20 스위치랩 인크. 전기적 접속을 위한 단자 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4298955B2 (ja) * 2002-03-14 2009-07-22 Idec株式会社 配線接続装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004319393A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Matsushita Electric Works Ltd 速結端子装置
JP2006286375A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kawamura Electric Inc 速結端子
JP4507949B2 (ja) * 2005-03-31 2010-07-21 河村電器産業株式会社 速結端子
JP2017216250A (ja) * 2011-12-14 2017-12-07 ヴァーゴ・フェアヴァルトゥングスゲゼルシャフト・エムベーハー 接続端子
KR20210042828A (ko) * 2019-10-09 2021-04-20 스위치랩 인크. 전기적 접속을 위한 단자 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2594190Y2 (ja) 1999-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH073588Y2 (ja) 中継端子
JP2000048874A (ja) 端子台
JPS5924506B2 (ja) 電気端子
JPH1083850A (ja) 端子台
WO2005031924A1 (ja) コネクタ
JPH0617125U (ja) 差し込み形接続端子
JPH11297407A (ja) コネクタ
JPH0623165U (ja) 差し込み形接続端子
JP2580074Y2 (ja) フレキシブル基板用電気コネクタ
US11437740B2 (en) Contact insert, assembly produced therewith, and method for providing the contact insert
US5741154A (en) Electrical connector for flat cable
JP2601193Y2 (ja) 差込形接続端子
US3011144A (en) Electric terminal connector
JP2000340311A (ja) 電気コネクタ
JPS6213332Y2 (ja)
JPS5941575Y2 (ja) 接続装置
JP3541514B2 (ja) 接続端子
JP3401142B2 (ja) バルブソケット
JPH05121128A (ja) 低挿入力コネクタ
JP3528303B2 (ja) ランプソケット
JPH0332063Y2 (ja)
JPH0128628Y2 (ja)
JP2002056769A (ja) ヒューズ及びヒューズが取り付けられる電気接続箱
JPH0617124U (ja) 差し込み形接続端子
JP2543053Y2 (ja) スイッチの可動接点組付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990112

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080219

Year of fee payment: 9