JP2004319393A - 速結端子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の引き抜き作業を容易に行える速結端子装置を提供する。
【解決手段】器体1の内部には、ボディ2の底面に貫設した電線挿入孔を通して器体1に導入される電線に接触する接触片22、及び、ばね力を利用して接触片22との間で電線を狭持するとともに鎖錠部23aが該電線に食い込んで抜け止めする鎖錠片23が連続一体に形成された端子板21と、2個の鎖錠部23aに対して1つ設けられ、2個の鎖錠部23aによる抜け止め状態を一度に解除する解除レバー50とを備え、解除レバー50は、器体1の表面に露出して手動操作される操作部54と、器体1内に枢支されて操作部54を回動自在とする軸部51と、軸部51を支点に操作部54が手動操作によって回動したときにばね力に抗して2個の鎖錠部23aを電線から引き離す向きに押し動かす押動部53とを具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチやコンセントのような配線器具の器体に収納されて電線を接続する速結端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、端子板と錠ばねとを備えた速結端子装置を端子部に用いた配線器具が提供されている。このような配線器具では、図42に示すように器体101の背面に電線挿通用の挿通孔102を設けてあり、挿通孔102から導入される電線104に接触する端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線104の芯線を挟持する接触片及び電線104の一部に食い込むことで電線104を鎖錠する鎖錠片を具備した鎖錠ばねと、鎖錠片を端子板から離れる方向に押圧するための解除釦とを器体101の内部に収納してある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ここで、端子部に電線104を接続する際には、被覆が剥かれた電線104の芯線を挿通孔102から器体101の内部に挿入すると、電線104の芯線が端子板と鎖錠ばねとの間に挿入され、接触片及び鎖錠片と端子板との間で電線104の芯線が挟持されるとともに、鎖錠片の先端が芯線に食い込むことによって、芯線の脱落が防止される。したがって、この速結端子装置では挿通孔102から電線104の芯線を挿入するだけで、電線104の芯線を接続できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−185905号公報(段落番号[0014]、及び、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の速結端子装置から電線104の芯線を外す場合は、器体101の背面に開口した操作孔103からマイナスドライバー110の先端を挿入して解除釦を押圧することによって、解除釦により鎖錠ばねの鎖錠片を端子板から離れる方向に撓ませており、鎖錠片が電線104の芯線から離れ、鎖錠状態が解除されるので、電線104を器体101から引き抜くことができる。しかしながら、片方の手で配線器具の器体101を持ち、もう一方の手に持ったマイナスドライバー110を操作孔103に挿入して解除釦を押した状態では、両方の手が塞がってしまうため、電線104を挿通孔102から引き抜くことが困難であった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電線の引き抜き作業を容易に行える速結端子装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、配線器具の器体の底面に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する複数の端子板と、それぞればね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに鎖錠部が該電線に食い込んで抜け止めする複数の電線接続手段と、2個の鎖錠部に対して1つ設けられ、2個の鎖錠部による抜け止め状態を一度に解除する解除手段とを備え、該解除手段は、器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して2個の鎖錠部を電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを具備して成ることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディ内部の収納室に解除手段と端子板と電線接続手段とを開口側から収納してなり、非解除操作時にボディの内壁と当接することで軸部を押さえる第1の押さえ部と、解除操作時に操作部が軸部を支点に回動したさいに端子板と当接することで軸部を押さえる第2の押さえ部とを解除手段に設けて成ることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、軸部は円柱状に形成され、円周面の一部を器体に接触させた状態で器体に軸支されており、軸部における器体との接触部位を他の部位よりも肉厚に形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、操作部の指で押さえる部分に丸みを持たせたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明では、請求項1の発明において、操作部の非解除操作時における位置が器体の表面よりも後退した位置となるように解除手段を配置したことを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明では、請求項1の発明において、解除手段を非解除操作時における位置で仮保持する保持手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項7の発明では、請求項1の発明において、配線器具はコンセントであって、プラグの備える複数の電圧極及び接地極の接触子を受けるとともに、各端子板に電気的に接続される刃受部を器体の内部に収納し、電圧極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の側面から露出させ、接地極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の底面に形成した凹部の底の貫通孔から露出させることで、電圧極用の解除手段と接地極用の解除手段とを同一形状且つ同一寸法に形成したことを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明では、請求項1の発明において、器体の表面と操作部との間に手の指を入れるための凹部を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項9の発明では、請求項1の発明において、解除手段は、押動部が操作部と軸部との間に位置するような形状に形成されたことを特徴とする。
【0016】
請求項10の発明では、請求項9の発明において、端子板と電線接続手段とを一体に形成した導電部材を備え、該導電部材の鎖錠部以外の部位に、器体との間で軸部を挟持することで軸部を枢支する押え片を一体に設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項11の発明では、請求項9の発明において、端子板と電線接続手段とは板金を曲成することによって一体に形成され、解除手段は押動部を鎖錠部に接触させた状態で配置されており、端子板及び電線接続手段の連結部位との干渉を避けるために押動部を操作部に比べて連結部位側に突出させたことを特徴とする。
【0018】
請求項12の発明では、請求項9の発明において、配線器具はコンセントであって、プラグの備える複数の電圧極及び接地極の接触子を受けるとともに、各端子板に電気的に接続される刃受部を器体の内部に収納し、電圧極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の側面から露出させ、接地極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の底面に形成した凹部の底の貫通孔から露出させたことを特徴とする。
【0019】
請求項13の発明では、請求項1の発明において、器体の底面に、2個の電線接続手段に対応した2個の電線挿入孔を形成するとともに、2個の電線挿入孔の間の部位に開口を設け、該開口から操作部を露出させたことを特徴とする。
【0020】
請求項14の発明では、請求項13の発明において、器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディとカバーとの間で軸部を回動自在に挟持すること特徴とする。
【0021】
請求項15の発明では、請求項13の発明において、器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディ又はカバーの何れか一方に軸部を回動自在に枢支する枢支手段を設けたことを特徴とする。
【0022】
請求項16の発明では、請求項1の発明において、軸部は押動部よりも前面側に配置されており、器体の底面に凹部を形成し、該凹部の底に操作部を露出させる開口を形成したことを特徴とする。
【0023】
請求項17の発明では、請求項16の発明において、器体の内部に挿入される他の部品を逃がす逃がし部を解除手段に設けたことを特徴とする。
【0024】
請求項18の発明では、請求項16の発明において、器体の表面に、操作部と当接して操作部に加わる外力を受けるリブを突設したことを特徴とする。
【0025】
請求項19の発明では、請求項1の発明において、解除手段は、軸部と同心の円周面に操作部を設けた回転体からなることを特徴とする。
【0026】
請求項20の発明では、請求項19の発明において、端子板と一体に、軸部を引っ掛けることで軸部を回動自在に枢支する引掛部を設けたことを特徴とする。
【0027】
請求項21の発明では、請求項19の発明において、器体の底面に凹部を形成し、該凹部の底に操作部を露出させる開口を形成したことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る速結端子装置をコンセントの端子部に適用した実施形態について図面を参照して説明する。但し、配線器具はコンセントに限定されるものではなく、例えばスイッチなどのコンセント以外の配線器具にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。
【0029】
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図24に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りがない限り、図2(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図2(a)における正面を前面とする。したがって、同図(b)における右端は後端となる。
【0030】
コンセントの器体1は、図1〜図4に示すように耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂(例えばユリア樹脂)を用いて前面が開放された略函形に形成されたボディ2と、同じく耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂(例えばユリア樹脂)を用いて後面が開放された略函形に形成されたカバー3とを、後述する組立枠4を用いて結合することにより形成され、器体1の内部には電圧極用の導電部材40a,40bと接地極用の導電部材40cと3個の解除レバー50とが納装されている。
【0031】
カバー3の前壁には、図7及び図8に示すように、突台状のボス部3aが突設され、長手方向に沿う両側面の中央部には肩部3bが突設されている。また、ボス部3aの前面には、栓刃や導電ピン等の接触子が挿入される一対の接触子挿入口6,6から成るコンセント口(所謂ユニバーサル型のコンセント口)5と、各々に接地極を含む平板状の栓刃が挿入される3個の接触子(栓刃)挿入口8…から成るコンセント口(3極のコンセント口)7とが長手方向に並べて1口ずつ設けてある。
【0032】
ユニバーサル型のコンセント口5の各接触子挿入口6,6は平板状の栓刃や円柱状の導電ピン等の種々の接触子に対応可能な形状、すなわち、栓刃が挿入される矩形孔6aと導電ピンが挿入される半円形孔6bとを一体に連通させた形状に形成してある。また、3極のコンセント口7の各接触子挿入口8…は平板状の栓刃に対応させて矩形に形成され、接地極の栓刃が挿入される接触子挿入口8aの両側に残り(電圧極)の接触子挿入口8b,8bが逆ハ字形に配置してある。また、ボス部3aの前壁の裏面には、接触子挿入口6,6の間の部位と、接極子挿入口8b,8bの間の部位とからそれぞれ後方に突出する絶縁壁9,9が突設されている。
【0033】
一方、ボディ2の略中央には、図5及び図6に示すように底部より立設された周壁11で周りを囲まれて、接地極用の導電部材40cが収納される収納凹部12が形成されている。この収納凹部12の底部には、後述する解除レバー50のレバー部54を挿通する貫通孔2fが貫設されている。貫通孔2fの両側部には収納凹部12の底部からリブ11aが立設されており、このリブ11aによって収納凹部12の内部が後述の刃受部32を収納する刃受部収納室12aと、後述の端子部20’を収納する端子部収納室12bとに仕切られている。また収納凹部12の外側には、底部より立設された隔壁13によって左右2つの空間に仕切られて、それぞれ電圧極用の導電部材40a,40bを収納する収納凹部14,14が形成されている。各収納凹部14は、底部より立設された隔壁16によってさらに3つの空間に仕切られ、後述の刃受部30,31をそれぞれ収納する刃受部収納室14aが長手方向の両側に設けられるとともに、後述の端子部20を収納する端子部収納室14bが長手方向の中間部に設けられる。ここで、電圧極側の端子部収納室14b,14bと接地極側の端子部収納室12bとがボディ2の左右方向に並べて設けられており、端子部収納室12b,14bの底部には外部より電線を導入するための電線挿入孔15が2個ずつ開口している。また、ボディ2の長手方向に沿う両側壁にはカバー3の肩部3bに対応する部位に膨出部2aが形成されており、この膨出部2aには端子部収納室14bと連通する縦溝17が前後方向に沿って形成されている。また、膨出部2aの表面には縦溝17の上下両側縁に段部17a,17aが形成されており、縦溝17の後側には円弧状に窪んだ凹部17bが形成されている。なお、カバー3の肩部3b,3bの後縁には、縦溝17,17に嵌合する凸部3e,3eが突設されている。
【0034】
ここで、ボディ2の収納凹部14に収納される導電部材40a又は40bと解除レバー50について以下に説明を行う。導電部材40a,40bは端子板21及び刃受部30,31を一体に連結して構成され、端子板21と解除レバー50とで端子部20(速結端子装置)が構成される。なお、導電部材40a,40bは面対称に形成されており、互いに鏡像の関係にあるので、以下では導電部材40aについて図10〜図12を参照して説明を行い、導電部材40bについては説明を省略する。
【0035】
刃受部30は、ばね性を有する金属板を加工することによって、コ字形の基部30cと、基部30cの両側片先端部の前端縁から突設されて互いに対向配置される一対の導電ピン用刃受ばね30aと、基部30cの中央片の前端縁から両刃受ばね30aと略直角に突設された栓刃用刃受ばね30bと、基部30cの一側片の先端部から延設され後述する端子板21にかしめ固定される固定片30dとを連続一体に形成してある。
【0036】
刃受部31は、ばね性を有する金属板を加工することによって、コ字状の基部31bと、基部31bの両側片の前端縁から突設されて互いに対向配置される一対の刃受ばね31aと、基部31bの一側片の先端部から延設され後述する端子板21にかしめ固定される固定片31cとを連続一体に形成してある。
【0037】
また、端子板21は、図10〜図12に示すように、略凸字形の主片21aと、主片21aの幅狭の一端側の両側部から後方(図12における下方、以下同じ)へそれぞれ垂下された接触片22,22と、主片21aの幅広の他端側の両側部から後方へそれぞれ垂下された略J字形の鎖錠片23,23と、鎖錠片23,23の側端縁から側方へ突出する連結片25,25とを有し、弾性を有する帯状の金属板を加工することで、接触片22の先端部と鎖錠片23の先端部が交差するように折り曲げて一体に形成される。接触片22にはほぼ平坦な面を有して電線に弾接する接触部22aと、電線の挿入方向に沿った接触部22aの両側において電線を押圧する一対の押圧部22b,22cが設けられている。また、接触片22に対して内側に位置する鎖錠片23には、電線を接触部22aの方へ押圧するとともに電線の一部に食い込んで抜け止めする鎖錠部23aと、鎖錠部23aよりも接触片22に近づく向きに突出する受け部23cとが先端に並設され、鎖錠部23aよりも後方の部位に電線(接触片22)から離れる向きに凸となる曲げ部23bが設けられている。なお、図10(b)に示すように鎖錠部23aが接触片22に対向するとともに受け部23cが接触片22と対向しないように、接触片22の幅寸法が鎖錠片23の幅寸法のおよそ半分に設定されている。また、各連結片25には刃受部30,31の連結片30d,31cに突設された一対の突起が挿通される挿通孔25aが一対ずつ貫設されており、これら一対の挿通孔25aに挿通した突起をかしめることで刃受部30,31の連結片30d,31cに連結片25が固定される。
【0038】
一方、解除レバー50は合成樹脂成型品からなり、図14〜図16に示すように、ボディ2に設けられた軸受け台18に摺動自在に載置される円柱状の軸部51と、軸部51における軸受け台18との摺接部位以外の円周面から外側に向かって突出し、先端面に軸部51と同心で軸部51よりも大径の円周面が形成された支持部52と、支持部52の円周方向における一端部の両側面から側方に向かって突出し、一面を軸部51と同心で支持部52の円周面よりも径の小さい円周面とした略三角柱状の押動部53,53と、支持部52の円周方向における一端部から斜めに突出するT字形の操作部54とを一体に形成して構成される。尚、軸部51における軸受け台18側の半円部51aは、残りの半円部に比べて肉厚に形成されており、軸受け台18と接触する部分を肉厚とすることで、回転運動を行う際に軸受け台18からの荷重が加わる半円部51aの強度を高めている。
【0039】
そして、この解除レバー50は、縦溝17を通して操作部54の先端部がボディ2の外に露出され、端子部収納室14bの底部に設けられた軸受け台18に軸部51を載置するとともに、支持部52の円周面を膨出部2a(ボディ2)の内壁に当接させることで、軸部51を支点に器体1の前後方向に沿って回動自在に配設される(図18(a)(b)参照)。そして、端子部収納室14bに解除レバー50を収納した後に、各一対の刃受部30、31がそれぞれ隣り合うようにして、端子板21と該端子板21の連結片25,25に固定された刃受部30,31からなる導電部材40a,40bを、ボディ2の収納凹部14に収納すると、解除レバー50の押動部53,53が、端子板21の鎖錠片23,23における受け部23c,23cと当接する(図17及び図18参照)。
【0040】
次に、ボディ2の収納凹部12に収納される導電部材40c及び解除レバー50について説明する。導電部材40cは、図1及び図13に示すように端子板21’と刃受部32とを一体に連結して構成され、端子板21’と解除レバー50とで接地極側の端子部20’(速結端子装置)が構成される。
【0041】
刃受部32は、ばね性を有する金属板を加工することによって、略コ字形の基部32bと、基部32bの両側片の先端縁から突設されて互いに対向配置される一対の栓刃用刃受ばね32aと、側面視の形状がL字形に形成され、基部32bの中央片から連続一体に延出して端子板21’の中央片21aにかしめ固定される連結片32cとを連続一体に形成してある。また、端子板21’は連結片25を無くした点以外は端子部20の端子板21と同様の構造を有しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0042】
解除レバー50は、端子部20の解除レバー50と同一形状且つ同一寸法であるので、その説明は省略する。解除レバー50は、凹部12の底部に設けた貫通孔2fを通して操作部54の先端部がボディ2の外に露出され、端子部収納室12bの底部に設けられた軸受け台18に軸部51を載置することによって、軸部51を支点に器体1の前後方向に沿って回動自在に配設される。そして、端子部収納室12bに解除レバー50を収納した後に、端子板21’と該端子板21’の中央片21aに固定された刃受部32からなる導電部材40cを収納凹部12に収納すると、解除レバー50の押動部53,53が、端子板21’の鎖錠片23,23における受け部23c,23cと当接する。
【0043】
そして、以上のような端子部20,20’に電線を接続する際は、電線挿入孔15を通して端子板21,21’の接触片22と鎖錠片23との間に電線を挿入すると、鎖錠片23の鎖錠部23aが電線に食い込むことによって電線が抜け止めされるとともに、鎖錠片23のばね力によって電線が接触片22の接触部22aに弾接し、さらに電線は一対の押圧部22b,22cによって鎖錠片23の方へ押圧されるから、鎖錠部23aと押圧部22b,22cの押圧力とが均衡して電線が挟持される。すなわち、端子部20,20’は電線挿入孔15に電線を挿入するだけで結線することが可能な速結端子となっている。ここに、鎖錠片23から電線接続手段が構成され、端子板としての接触片22と鎖錠片23とを一体に連結することで端子板21,21’を形成してある。
【0044】
一方、端子部20,20’から電線を外す際には、器体1を持った一方の手でボディ2の縦溝17或いは貫通孔2fから露出する操作部54を器体1の前側に押すと、軸部51aを支点に解除レバー50が回動し、押動部53が鎖錠片23の受け部23cを押圧することによって、電線に食い込んでいる鎖錠部23aを接触片22(電線)から離れる向きに撓ませるので、他方の手で電線挿入孔15から電線を引き抜くことができ、従来に比較して電線の取り外し作業が容易に行える。その後、操作部54を押す力を無くすと、解除レバー50は鎖錠片23のばね力によって初期位置まで回転する。
【0045】
なお、本実施形態では支持部52の両側面に一対の押動部53を突設してあるので、解除レバー50により2個の鎖錠片23を同時に撓ませて、2本の電線を同時に引き抜くことができる。また、2個の鎖錠片23を同時に撓ませるため、1個の鎖錠片23を撓ませる場合に比べて約2倍の操作力が必要になるが、解除レバー50はてこの原理を使って押動部53により鎖錠片23を押し動かしているため、操作部54にかかる荷重が低減できる。そのうえ、回動支点となる軸部51を鎖錠片23の内側に配置しているので、軸部51の回動中心Oから操作部54の操作点Aまでの距離aと、回動中心Oから押動部53による鎖錠部23aの押圧点Bまでの距離bとの比率(梃子比a:b)をできるだけ大きくとることができ、梃子比をかせぐことによって、できるだけ小さな操作力で鎖錠部23aを撓ませることができる。
【0046】
ところで、解除レバー50を回動自在に支持するためには、軸部51aの円周面を軸受け台18に載置するとともに、解除レバー50を別の方向(前方或いは側方)から支持する必要があり、本実施形態では図18(a)に示す非解除操作位置(解除操作を行っていない時の位置)において押動部53(第1の押さえ部)の円周面を膨出部2aの内壁に当接させることで、側方から支持し、図18(b)に示す解除操作位置(回転位置)において支持部52(第2の押さえ部)の円周面を端子板21の中央片21aに当接させることで、解除レバー50を前方から支持している。軸部51の円周面を軸受け台18との間で挟持することで解除レバー50を枢支するためには、軸部51の円周面を前方から押さえる部材が別途必要になるが、本実施形態では解除レバー50の回動に伴って、解除レバー50を押さえる部位を押動部53の円周面から支持部52の円周面に移行させているので、別途の部材を追加することなく、端子板21の中央片21aなどで解除レバー50を枢支することができる。
【0047】
また、解除操作時以外で電圧極用の解除レバー50の操作部54が膨出部2aの表面よりも外側に突出していると、器体1の施工時に操作部54の突出部位が邪魔になったり、器体1の周りに配設してある電線などが操作部54に当たって電線が外れる可能性があるが、本実施形態では、非解除操作時に操作部54の先端位置が膨出部2aの表面よりも後退した位置となるように解除レバー50を配置しているので(図17参照)、ボディ2の表面から外側に突出する部分がなく、器体1の施工の邪魔になったり、器体1の周りに配設してある電線などが操作部54に当たって電線が外れるのを防止できる。また、接地極用の解除レバー50の操作部54を挿通する貫通孔2fは、ボディ2の後面に形成された凹部2gの底に形成されているので、図19及び図20に示すように、操作部54の先端がボディ2の後面から外側に突出することがなく、さらに解除操作時には操作部54の先端を凹部2gの底側に倒すように押し込めば良い。このように凹部2gを設けて、凹部2gの底の貫通孔2fから解除レバー50の操作部54を露出させているので、初期状態における解除レバー50と端子板21,21’との位置関係を電圧極側と接地極側とで同じ位置関係にして、電圧極側と接地極側とで解除レバー50を共通化することができ、その結果、開発や製造に必要な投資を抑制したり、部品の種類を減らすことで品質管理が容易になるという効果が得られる。
【0048】
また、図20に示すように、膨出部2aの表面には操作部54との対向部位に円弧状に窪んだ凹部17bが設けられ、さらに凹部2gの内側面における操作部54との対向部位にも円弧状に窪んだ凹部17bが形成されているので、凹部17bと操作部54との間に手の指を入れやすく、電線解除時に操作部54を容易に引き出すことができる。
【0049】
また、本実施形態では操作部54の先端部に、操作部54に対して直交する方向に延びる三角柱状の操作片54aを突設しており、この操作片54aを操作することで、解除レバー50を回転させているのであるが、解除レバー50を初期位置に戻す際に、段部17a,17aと凹溝17bとの角部に操作片54aの両側縁がこすれるような位置関係に設定してある。したがって、解除レバー50を非解除操作位置に戻そうとすると、段部17aと凹部17bとの角部に操作片54aの両側縁が当たって操作部54が撓み、この角部を操作片54aが乗り越えることで、解除レバー50が初期位置に仮固定されるから、解除レバー50が不用意に動いて電線の鎖錠状態が解除されるのを防止できる。ここに、段部17aと凹部17bとでできる角部と、操作部54の操作片54aとで解除レバー50を仮保持する保持手段が構成される。
【0050】
なお、操作片54aの先端部が細いと、手に加わる圧力が高くなって、手が痛くなるため、図24に示すように、図17の操作片54aに比べて幅寸法の大きな操作片54bを設けても良く、操作片54bの内側面(ボディ2の側壁との対向面)54cは解除操作時に指を入れるため、丸みを持たせるのが望ましい。
【0051】
ところで、上述のように構成される導電部材40a,40bは、ボディ2の四隅に設けた刃受部収納室14aに刃受部30,31を収納するとともに、端子部収納室14bに端子板21を収納するようにして、ボディ2の各収納凹部14に納装される。なお、両収納室14a,14bを仕切る隔壁16には端子板21の連結片25,25を挿通するためのスリット16aを設けてある。また導電部材40cは、ボディ2の刃受部収納室12aに刃受部32を収納するとともに、端子部収納室12bに端子板21’を収納するようにして収納凹部12内に収納される。そして、ボディ2の開口面にカバー3を突き合わせた状態では、刃受部30とカバー3の前壁に設けたユニバーサル型のコンセント口5の接触子挿入口6とが対向するとともに、刃受部31,32と3極のコンセント口7の接触子挿入口8b,8aとが対向することになる。
【0052】
ここで、接触子挿入口6から対向する一対の刃受ばね30aの間に円柱状の導電ピンが挿入されると、一対の刃受ばね30aの間に導電ピンが弾性挟持されて、導電部材40a,40bと導電ピンとが電気的に接続され、一対の刃受ばね30aの側縁と刃受ばね30bとの間に平板状の栓刃が挿入されると、一対の刃受ばね30aの側縁と刃受ばね30bとの間で栓刃が弾性挟持されて、導電部材40a,40bと栓刃とが電気的に接続されるのである。また接触子挿入口8から一対の刃受ばね31aの間に平板状の栓刃が挿入されると、一対の刃受ばね31aの間に栓刃が弾性挟持されて、導電部材40a,40bと栓刃とが電気的に接続されるのである。また接触子挿入口8aから対向する一対の刃受ばね32aの間に平板状の栓刃が挿入されると、一対の刃受ばね32aの間に栓刃が弾性挟持され、導電部材40cと栓刃とが電気的に接続されるのである。ここに、刃受部30の一対の刃受ばね30a、刃受部31の一対の刃受ばね31a、並びに刃受部32の一対の刃受ばね32aは、ともに対向する互いの間隔が前方ほど幅狭となるように傾斜し且つ前端間が導電ピンあるいは栓刃が挿入し易いように前方ほど間隔が拡がるように傾斜させてあり、導電ピンあるいは栓刃が挿入し易いようになっている。また、刃受部30の刃受ばね30bも、刃受ばね30aとの間隔が前方ほど幅狭となるように傾斜し且つ前端間は栓刃が挿入し易いように前方ほど間隔が拡がるように傾斜させてあり、栓刃が挿入し易いようにしてある。
【0053】
次に、ボディ2とカバー3とを結合して器体1を組み立てる構造について説明する。本実施形態においては、ボディ2とカバー3との双方に設けた嵌合突起2b,3cに組立枠4を凹凸嵌合することでボディ2とカバー3とを結合して器体1を組み立てるようになっている。
【0054】
ボディ2の長手方向に沿う両側面には膨出部2aの両側部に角柱状の嵌合突起2bが突設され、さらに嵌合突起2bの前側(図5(b)における左側)には凹溝2cが形成されている。また、カバー3の長手方向に沿う両側面には、嵌合突起2bと同形状且つ同寸法の嵌合突起3cが肩部3bの両側部に突設されており、ボディ2の開口面にカバー3を突き合わせた状態では、それぞれの嵌合突起2b,3cが凹溝2cを挟んで前後方向に一列に配置されることになる。
【0055】
一方、組立枠4は弾性を有する合成樹脂成型品からなり、図9(a)〜(c)に示すように嵌合突起2b,3cと各々嵌合する嵌合孔4b,4bが長手方向に並設された短冊状の縦片4aを有し、器体1と対向する縦片4aの背面側において嵌合孔4b,4bで挟まれた略中央部からは先端に係止爪4dを有する係止突片4cが背方へ突設されている。また、縦片4aの前端面には、埋込型の配線器具を造営面に埋込配設するための取付枠、又は配線器具の取付構造を有したフラッシプレート(以下、単に「プレート」という)が具備する係合孔と係合して器体1を取付枠又はプレート枠に取り付けるための取付爪4eが突設されている。そして、カバー3の長手方向に沿う両側壁の後縁には、嵌合突起3c近傍の部位に、後方に向かうにつれて内側に傾斜するガイド面3dが形成されている。
【0056】
而して、ボディ2とカバー3とを結合して器体1を組み立てるには、ボディ2とカバー3を開口面側で突き合わた状態で係止突片4cを凹溝2cに挿入するように組立枠4を器体1の長手方向に対向する両側面の方へ押しつければ、組立枠4の各嵌合孔4b,4bにボディ2及びカバー3の嵌合突起2b,3cがそれぞれ嵌合してボディ2とカバー3とが結合されると同時に、係止突片4cの先端に設けた係止爪4dがカバー3の両側壁のガイド面3dに沿うように係止突片4cが後方に撓み、やがて係止突片4cの係止爪4dがカバー3の両側壁の開口縁に係止することによって、組立枠4の嵌合突起2b,3cからの脱落が防止でき、ボディ2とカバー3とが結合されるのである。
【0057】
(実施形態2)
図25に本実施形態の速結端子装置に用いる解除レバー50’の側面図を、図26にこの解除レバー50’を端子板21に組み込んだ状態の側面図をそれぞれ示す。この解除レバー50’は電圧極側の端子部20から電線を外すためのものであり、電圧極側の解除レバー50’以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0058】
解除レバー50’は合成樹脂成型品からなり、ボディ2に設けられた軸受け台18に摺動自在に載置される円柱状の軸部51と、側面視の形状が略L字形に形成され、軸部51における軸受け台18との摺接部位以外の円周面から外側に向かって突出する連結部55と、連結部55の縦片55bの先端部両側面に突設された押動部56と、連結部55の先端部から連結部55の横片55aと略平行な方向に突出するT字形のレバー部57とを一体に形成して構成される。
【0059】
この解除レバー50’は、縦溝17を通してレバー部57の先端部がボディ2の外に露出された状態で、端子部収納室14bの底部の軸受け台18に軸部51が載置される。そして、端子部収納室14bに解除レバー50を収納した後に、導電部材40a,40bを収納凹部14に収納すると、解除レバー50’の上側から端子板21が挿入され、解除レバー50’の押動部56が、端子板21の鎖錠片23,23における受け部23c,23cと当接する。また、端子板21の一部を切り起こして形成した押え片24が、軸部51における軸受け台18と反対側の周面と当接することで、解除レバー50’が軸部51を支点に回動自在に枢支される(図26参照)。
【0060】
ここで、本実施形態では軸部51の回動中心Oから操作部57の操作点Aまでの距離aと、回動中心Oから押動部56による鎖錠部23aの押圧点Bまでの距離bとの比率(梃子比a:b)をできるだけ大きくとることで、てこの原理を用いて解除レバー50’の操作力を低減している。また、実施形態1の解除レバー50のように支点となる軸部51が押動部53と操作部54の間に位置する場合は、図18(a)(b)に示すように解除操作時に押動部53が右斜め上方へ移動するのに対して操作部54が左斜め上方へ移動するというように、変位の方向が異なるために無駄な動きが生じるが、本実施形態では操作点Aと押圧点Bとを略同じ高さとし、支点となる軸部51と操作部57との間に押動部53を配置させているので、鎖錠部23aが変位する方向と操作部57が変位する方向とが略同じ方向になる。したがって、解除レバー50’の操作部57は、鎖錠部23aの変位をそのまま追いかけるように回転するから、解除レバー50’の動きに無駄がなくなり、鎖錠部23aを確実に押圧することができる。また、端子板21の一部を切り起こして形成した押え片24で軸部51を前側(図26の上側)から押さえることによって、解除レバー50’の回動支点となる軸部51を安定して軸支することができ、そのうえ端子板21における鎖錠片23以外の部位(端子板21の下部)を切り起こして押え片24を形成しているので、鎖錠部23aの変位に影響を与えることもない。
【0061】
ところで、押動部56と操作部57とを略同じ高さとした場合は、レバー回転時に操作部57が入り込む逃がし溝を端子板21に形成する必要があり、その結果、端子板21の強度が低下する虞がある。そこで、図27及び図28に示すように、押動部56を操作部57よりも前方(図中の上方)へ突出させるとともに、端子板21の接触片22における中央片21aとの連結部21bを幅広に形成しても良い。すなわち、押動部56を操作部57よりも連結部21b側に突出させることで、レバー回転時に操作部57が連結部21bに干渉するのを防止でき、押動部57と操作部57とを略同じ高さとした場合に比べて連結部21bの幅を幅広に形成できるから、端子板21の強度を十分に確保できる。尚、図27(b)に示すように、解除レバー50’の連結部55は端子板21の隣接する鎖錠片23,23の間に配置されている。
【0062】
また、本実施形態の解除レバー50’は電圧極側の端子部20から電線を外すために用いられるものであるが、この解除レバー50’を接地極側の端子部20に用いても良く、その場合は図29及び図30に示すように操作部57の側面視の形状を略L字形に形成して、この操作部57をボディ2の底面に設けた凹部2gの貫通孔2fから突出させるように配置する。
【0063】
この解除レバー50’は、凹部2gの底部に設けた貫通孔2fを通してレバー部57の先端部がボディ2の外に露出された状態で、端子部収納室12bの底部に設けられた軸受け台18に軸部51が載置される。そして、端子部収納室12bに解除レバー50’を収納した後に、導電部材40cを収納凹部12に収納すると、解除レバー50’の上側から端子板21が挿入され、解除レバー50’の押動部56が、端子板21の鎖錠片23における受け部23cと当接する。また、端子板21の一部を切り起こして形成した押え片24が、軸部51における軸受け台18と反対側の周面と当接することで、解除レバー50’が軸部51を支点に回動自在に枢支される(図30参照)。また、解除レバー50’の連結部55は端子板21の隣接する鎖錠片23,23の間に配置されている(図29(b)参照)。
【0064】
そして、この解除レバー50’では軸部51の回動中心Oから操作部57の操作点Aまでの距離aと、回動中心Oから押動部56による鎖錠部23aの押圧点Bまでの距離bとの比率(梃子比a:b)をできるだけ大きくとることで、てこの原理を用いて解除レバー50’の操作力を低減している。また、電圧極側の解除レバー50’では操作部57の先端位置をボディ2の表面から後退した位置に配置するために、操作部57の大きさに制約があるが、接地極側の解除レバー50’ではボディ2の中央に凹部2gを設け、この凹部2gに貫設した貫通孔2fから操作部57を突出させているので、操作部57を大きくすることで、電圧極側に比べて梃子比を大きくとることができ、鎖錠部23aを解除するのに必要な力をさらに低減できるという効果がある。
【0065】
(実施形態3)
図31に本実施形態の速結端子装置に用いる電圧極側の解除レバー60aの外観斜視図を、図32(a)(b)に解除レバー60aを器体1に組み込んだ状態の断面図をそれぞれ示す。また図35に接地極側の解除レバー60bの外観斜視図を、図36(a)(b)に解除レバー60bを器体1に組み込んだ状態の断面図をそれぞれ示す。尚、解除レバー60a,60b以外は実施形態1と略同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0066】
先ず電圧極側の解除レバー60aについて説明する。解除レバー60aは合成樹脂成型品からなり、ボディ2及びカバー3の側壁の対向面に形成した軸受け台3fに回転自在に軸支される円柱状の軸部61と、軸部61の周面から後方(図31中の下方)に突出する連結片62と、連結片62の下部に突設された押動部63と、押動部63の下側部略中央から下方に突出する幅細の操作部64とを一体に形成して構成される。
【0067】
一方、ボディ2の端子部収納室14bの底部には、操作部64を挿通させる貫通孔2jが形成されており、解除レバー60aは、貫通孔2jを通して操作部64の先端部をボディ2の外に露出させるとともに、軸部61を膨出部2aの側壁の前縁に設けた軸受け台(図示せず)に載置した状態で、端子部収納室14b内に配置される(図33参照)。端子部収納室14bに解除レバー60aを収納した後に、導電部材40a,40bを収納凹部14に収納すると、解除レバー60aの上側から端子板21が挿入され、解除レバー60の押動部63が、端子板21の鎖錠片23,23における受け部23c,23cと当接する。そして、ボディ2の開口面にカバー3を突き合わせた状態では、カバー3の開口縁に設けた軸受け台3fに軸部61が摺接することによって、解除レバー60aがボディ2とカバー3との間で回動自在に枢支される。なお、膨出部2aの縦溝17は閉塞されている。
【0068】
而して、端子部20から電線を外す際には、器体1を持った一方の手でボディ2の貫通孔2jから露出する操作部64を図32(a)中の右側に押すと、軸部61を支点に解除レバー60aが図中反時計回りに回転し(図32(b)参照)、押動部63が鎖錠片23の受け部23cを押圧することによって、電線に食い込んでいる鎖錠部23aを接触片22(電線)から離れる向きに撓ませるので、他方の手で電線挿入孔15から電線を引き抜くことができ、従来に比較して電線の取り外し作業が容易に行え、且つ2本の電線の取り外し作業を一度に行うことができる。その後、操作部64を押す力を無くすと、解除レバー60aは鎖錠片23のばね力によって初期位置まで回転する。尚、図32(b)では図示を簡単にするために端子板21を省略して図示してある。
【0069】
ここで、本実施形態では、図33に示すように隣接する電線挿入孔15,15の間に解除レバー50の移動代を設けているので、操作部64の幅を細くする必要があるが、回動中心Oから操作部64の操作点Aまでの距離aと、回動中心Oから押動部63による鎖錠部23aの押圧点Bまでの距離bとの比率(梃子比a:b)をできるだけ大きくとることで、てこの原理を用いて、より少ない操作力で鎖錠部23aを解除することができる。
【0070】
また、本実施形態ではボディ2とカバー3との対向面に設けた軸受け台で軸部61を挟持することによって、解除レバー60aを回動自在に軸支しているが、ボディ2又はカバー3の何れかに解除レバー60aを枢支する枢支手段を設けても良く、例えば図34(a)に示すように、膨出部2aの側壁の開口縁略中央に係止片19を設け、軸部61の両端部を側壁の開口縁に設けた軸受け台(図示せず)に載置するとともに、軸部61の中央部に係止片19の先端の爪19aを係止させることで、解除レバー60aをボディ2に回動自在に軸支させるようにしても良い(図34(b)参照)。尚、係止片19の両側には凹溝19bを形成してあるので、係止片19が撓みやすくなっている。
【0071】
次に、接地極側の解除レバー60bについて説明する。解除レバー60bは合成樹脂成型品からなり、短冊状の操作部65と、操作部65の一端部から二股に分かれた連結部62と直方体状の押動部63とで側面視の形状が略Y字状に形成されており、連結部62の先端部の両側縁からは回動軸61,61が側方に向かってそれぞれ突出している。
【0072】
一方、ボディ2の収納凹部12の底部には、操作部65を挿通させる貫通孔2fが形成されており、解除レバー60bは、貫通孔2fを通して操作部65の先端部がボディ2の外に露出された状態で(図36(a)参照)、ボディ2の底部から立設された軸受け台27に回動自在に載置される。収納凹部12に解除レバー60bを収納した後に、導電部材40cを収納凹部12に収納すると、解除レバー60bの上側から端子板21が挿入され、解除レバー60bの押動部63が、端子板21の鎖錠片23における受け部23cと当接する。そして、ボディ2の開口面にカバー3を突き合わせた状態では、カバー3の前壁の裏面に立設されたリブ(図示せず)と軸受け台27との間で軸部61が挟持され、解除レバー60’が回動自在に軸支される。
【0073】
ここで、解除レバー60bには一対の軸部61,61の間の部位に切欠溝62a(逃がし部)が形成されているので、解除レバー60bの上側に配置される刃受部材40cの連結片32cを切欠溝62aに通すことで、この連結片32cと解除レバー60bとが干渉するのを防止できる。
【0074】
また、接地極側の解除レバー60bは、ボディ2底部の凹部2gに設けた貫通孔2fから操作部65を露出させており、電圧極側の解除レバー60aの操作部64を挿通させる貫通孔2jに比べて貫通孔2fの幅を大きくとることができるから、操作部65の幅を広げて、解除操作時に手に加わる圧力を低減でき、より大きな力を加えることができる。
【0075】
また、本実施形態では解除レバー60bの操作部65が凹部2gの底面から浮いた状態で配設されるので、施工時に器体1の周りに配置される電線などによって操作部65に外力が加わって、解除レバー60bが変形する虞があるが、図36及び図37に示すように、ボディ2底部の凹部2gにおける貫通孔2fの周縁部に、非操作状態において操作部65と当接する変形防止用のリブ28を突設しているので、操作部65に加わる外力をリブ28で受けることができ、解除レバー60bの変形を防止できる。
【0076】
(実施形態4)
本発明の実施形態4について図38〜図41を参照して説明を行う。本実施形態では、実施形態1の速結端子装置において、解除レバー50の代わりに軸部と同心の円周面に操作部を設けた回転体からなるダイヤル式の解除釦70a,70bを用いている。尚、解除釦70a,70b以外は実施形態1と略同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0077】
先ず電圧極側の解除釦70aについて図38及び図39を参照して説明を行う。解除釦70aは合成樹脂成型品からなり、円盤の一部を切り欠くことによって側面視の形状が略三日月形に形成され、器体1の開口1aから円周面を露出させた操作部72と、操作部72の円周面と同心の円周面71aを有し、操作部72における円周面と対向する面に突設された軸部71と、操作部72の軸部71が突設された面に軸部71と並べて突設された押動部73とを一体に形成して構成される。ここで、操作部72には、端子板21の中央片21aから延設された円弧状の引掛片21cに軸部71の円周面71aを当接させた状態で、端子板21の中央片21a及び接触片22を逃がすための切欠部72aが形成され、さらに円周面の一部には手の指を引っ掛けるための引掛部72bが形成されている。
【0078】
この解除釦70aは、軸部71の円周面71aを端子板21の円弧状の引掛片21cに当接させた状態で、軸部71を引掛片21cに引っ掛けることで、端子板21に対して回動自在に軸支されており、解除釦70aの押動部73が鎖錠片23,23の受け部23c,23cに対向して配置される。なお、ボディ2の端子部収納室14bの側壁の前端面には、解除釦70bの操作部72を逃がすための凹溝2kが形成されている。
【0079】
而して、端子部20から電線を外す際には、器体1を持った手の指で開口1aから露出する操作部72の引掛部72bを図39(a)中の下側に押圧すると、解除釦70bが軸部71を中心に図中反時計回りに回転し(図39(b)参照)、押動部73が鎖錠片23の受け部23cを押圧することによって、電線に食い込んでいる鎖錠部23aを接触片22(電線)から離れる向きに撓ませるので、他方の手で電線挿入孔15から電線を引き抜くことができ、従来に比べて電線の引き抜き作業を容易に行える。その後、操作部72の引掛部72bを押す力を無くすと、解除釦70bは鎖錠片23のばね力によって初期位置まで回転する。
【0080】
このように、本実施形態では、レバー形の解除手段の代わりに軸部71と同心の円周面に操作部72を設けた回転体からなるダイヤル式の解除釦70aを用いているので、図39に示すように、上述の各実施形態のように解除手段を納めるための大きな穴をボディ2に形成する必要がなく、ボディ2の剛性を高めることができる。また本実施形態においても軸部71の中心(回動中心)から操作部72の操作点までの距離と、回動中心から押動部73による鎖錠部23aの押圧点までの距離との比率(梃子比)をできるだけ大きくとることで、てこの原理を用いて、より少ない操作力で鎖錠部23aを解除することができる。
【0081】
次に接地極側の解除釦70bについて説明する。解除釦70bは合成樹脂成型品からなり、側面視の形状が略三日月形に形成された操作部72と、操作部72の円周面から斜め下向きに突出し、器体1底面の凹部2gに設けた貫通孔2fから外側に露出させる棒状のレバー部72cと、操作部72の円周面と同心の円周面71aを有し、操作部72における円周面と対向する面に突設された軸部71と、操作部72の軸部71が突設された面に軸部71と並べて突設された押動部73とを一体に形成して構成される。ここで、操作部72には、軸部71の円周面71aを端子板21の引掛片21cに当接させた状態で、端子板21の中央片21a及び接触片22を逃がすための切欠部72aが形成されている。
【0082】
この解除釦70bは、軸部71の円周面71aを端子板21の円弧状の引掛片21cに当接させた状態で、軸部71を引掛片21cに引っ掛けることで、端子板21に対して回動自在に軸支されており、解除釦70bの押動部73が鎖錠片23の受け部23cに対向して配置される。なお、解除釦70bのレバー部72cはボディ2の底壁の貫通孔2fから外側に突出している。
【0083】
而して、端子部20’から電線を外す際には、器体1を持った一方の手の指で、ボディ2の貫通孔2fから露出する操作部72のレバー部72cを図41(a)中の上側に押圧すると、解除釦70bが軸部71を中心に図中反時計回りに回転し(図41(b)参照)、押動部73が鎖錠片23の受け部23cを押圧することによって、電線に食い込んでいる鎖錠部23aを接触片22(電線)から離れる向きに撓ませるので、他方の手で電線挿入孔15から電線を引き抜くことができ、従来に比べて電線の引外し作業が容易に行える。その後、操作部72のレバー部72cを押す力を無くすと、解除釦70bは鎖錠片3のばね力によって復帰位置まで回転する。
【0084】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、配線器具の器体の底面に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する複数の端子板と、それぞればね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに鎖錠部が該電線に食い込んで抜け止めする複数の電線接続手段と、2個の鎖錠部に対して1つ設けられ、2個の鎖錠部による抜け止め状態を一度に解除する解除手段とを備え、該解除手段は、器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して2個の鎖錠部を電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを具備して成ることを特徴とし、器体を持った一方の手で操作部を操作すれば、電線に食い込んでいる2個の鎖錠部が押動部によって押し動かされて抜止状態が解除され、他方の手で電線挿入孔から電線を引き抜くことができ、従来に比較して電線の取り外し作業が容易に行え、且つ2本の電線の取り外し作業を一度に行うことができる。さらに、解除手段はてこの原理を使って押動部により鎖錠部を押し動かしているため、操作部にかかる荷重が低減でき、2個の鎖錠部を同時に押し動かす場合でもより小さな操作力で行うことができる。
【0085】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディ内部の収納室に解除手段と端子板と電線接続手段とを開口側から収納してなり、非解除操作時にボディの内壁と当接することで軸部を押さえる第1の押さえ部と、解除操作時に操作部が軸部を支点に回動したさいに端子板と当接することで軸部を押さえる第2の押さえ部とを解除手段に設けて成ることを特徴とし、非解除操作時には第1の押さえ部をボディの内壁に当接させ、解除操作時には第2の押さえ部を端子板に当接させることで軸部を押さえているので、軸部を押さえるために別途の部材を用いることなく、軸部の回転を安定させることができる。
【0086】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、軸部は円柱状に形成され、円周面の一部を器体に接触させた状態で器体に軸支されており、軸部における器体との接触部位を他の部位よりも肉厚に形成したことを特徴とし、回転時に荷重が加わる部分を肉厚に形成することで、解除手段の強度を高めることができる。
【0087】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、操作部の指で押さえる部分に丸みを持たせたことを特徴とし、操作時に指に加わる圧力が小さくなるので、より大きな荷重を加えやすくできる。
【0088】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、操作部の非解除操作時における位置が器体の表面よりも後退した位置となるように解除手段を配置したことを特徴とし、解除操作時以外では操作部が器体の表面から外側に突出しないので、器体の外側に配置された電線などに操作部が当たるなどして、電線の鎖錠状態が解除されるのを防止できる。
【0089】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、解除手段を非解除操作時における位置で仮保持する保持手段を設けたことを特徴とし、解除操作時以外では解除手段の位置を仮保持しておくことで、解除手段の位置を安定させることができる。
【0090】
請求項7の発明は、請求項1の発明において、配線器具はコンセントであって、プラグの備える複数の電圧極及び接地極の接触子を受けるとともに、各端子板に電気的に接続される刃受部を器体の内部に収納し、電圧極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の側面から露出させ、接地極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の底面に形成した凹部の底の貫通孔から露出させることで、電圧極用の解除手段と接地極用の解除手段とを同一形状且つ同一寸法に形成したことを特徴とし、電圧極用の解除手段と接地極用の解除手段とを共通化することで、部品の種類を減らして、製造コストの低減や部品管理の手間の削減を図ることができる。
【0091】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、器体の表面と操作部との間に手の指を入れるための凹部を設けたことを特徴とし、凹部に指を入れることで、操作部を引き出しやすくなり、操作性が向上する。
【0092】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、解除手段は、押動部が操作部と軸部との間に位置するような形状に形成されたことを特徴とし、押動部が鎖錠部を押し動かす際に押動部の変位の方向と操作部の変位の方向とが略同じ方向になるので、解除手段の動きに無駄が無く、鎖錠部を確実に撓ませることができる。
【0093】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、端子板と電線接続手段とを一体に形成した導電部材を備え、該導電部材の鎖錠部以外の部位に、器体との間で軸部を挟持することで軸部を枢支する押え片を一体に設けたことを特徴とし、軸部を押え片で押さえることによって軸部の回転を安定させることができ、さらに押え片は鎖錠部以外の部位に設けられているので、鎖錠部の変位に影響を与えることもない。
【0094】
請求項11の発明は、請求項9の発明において、端子板と電線接続手段とは板金を曲成することによって一体に形成され、解除手段は押動部を鎖錠部に接触させた状態で配置されており、端子板及び電線接続手段の連結部位との干渉を避けるために押動部を操作部に比べて連結部位側に突出させたことを特徴とし、押動部を操作部に比べて連結部側に突出させているので、回転時に操作部と連結部位とが干渉するのを防止でき、その分だけ連結部位の大きさを大きくできるから、連結部位の強度を高めることができる。
【0095】
請求項12の発明は、請求項9の発明において、配線器具はコンセントであって、プラグの備える複数の電圧極及び接地極の接触子を受けるとともに、各端子板に電気的に接続される刃受部を器体の内部に収納し、電圧極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の側面から露出させ、接地極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した解除手段を器体の底面に形成した凹部の底の貫通孔から露出させたことを特徴とし、器体の側面から解除手段の操作部を露出させる場合は器体の外寸の制約によって操作部を大きくできないが、器体の底面の凹部内に解除手段の操作部を露出させる場合は、操作部の大きさを比較的大きくでき、梃子比を大きくとることで、より小さな力で電線を外すことができる。
【0096】
請求項13の発明は、請求項1の発明において、器体の底面に、2個の電線接続手段に対応した2個の電線挿入孔を形成するとともに、2個の電線挿入孔の間の部位に開口を設け、該開口から操作部を露出させたことを特徴とし、2個の電線挿入孔の間に操作部を配置しているので、操作部の幅が狭くなるものの、器体の底面から操作部を露出させているので、軸部を器体の前面側に配置すれば梃子比を大きくとることができ、操作時に必要な力を低減できる。
【0097】
請求項14の発明は、請求項13の発明において、器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディとカバーとの間で軸部を回動自在に挟持すること特徴とし、ボディとカバーとの間で軸部を挟持することで、軸部を安定して回動させることができる。
【0098】
請求項15の発明は、請求項13の発明において、器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディ又はカバーの何れか一方に軸部を回動自在に枢支する枢支手段を設けたことを特徴とし、ボディ又はカバーの何れかに設けた枢支手段で軸部を枢支することによって、軸部を安定して回動させることができる。
【0099】
請求項16の発明は、請求項1の発明において、軸部は押動部よりも前面側に配置されており、器体の底面に凹部を形成し、該凹部の底に操作部を露出させる開口を形成したことを特徴とし、凹部の底の開口から操作部を露出させているので、電線挿入孔の間に操作部を配置する場合に比べて操作部の大きさを大きくでき、操作部に力を加えやすいという効果がある。
【0100】
請求項17の発明は、請求項16の発明において、器体の内部に挿入される他の部品を逃がす逃がし部を解除手段に設けたことを特徴とし、逃がし部を設けることで他の部品との干渉を防止できる。
【0101】
請求項18の発明は、請求項16の発明において、器体の表面に、操作部と当接して操作部に加わる外力を受けるリブを突設したことを特徴とし、外力をリブで受けることによって解除手段の変形を防止できる。
【0102】
請求項19の発明は、請求項1の発明において、解除手段は、軸部と同心の円周面に操作部を設けた回転体からなることを特徴とし、レバータイプの解除手段に比べて小型にでき、その分だけ器体の内部に設ける収納スペースを小さくできるから、器体内部に設ける解除手段を収納するための穴を小さくして、器体の剛性を高めることができる。
【0103】
請求項20の発明は、請求項19の発明において、端子板と一体に、軸部を引っ掛けることで軸部を回動自在に枢支する引掛部を設けたことを特徴とし、解除手段の軸部を引掛部に引っかけるだけで、解除手段が回動自在に軸支されるから、組立性が向上するという効果がある。
【0104】
請求項21の発明は、請求項19の発明において、器体の底面に凹部を形成し、該凹部の底に操作部を露出させる開口を形成したことを特徴とし、操作部を器体の側面から露出させる場合は外寸の制約から操作部を大きくできないが、器体の底面に形成した凹部内に操作部を配置しているので、操作部の大きさを比較的大きくとることができ、梃子比を大きくとって操作に必要な力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を用いたコンセントの分解斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図3】同上の背面図である。
【図4】同上の外観斜視図である。
【図5】同上のボディを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図6】同上のボディの背面図である。
【図7】同上のカバーの正面図である。
【図8】同上のカバーを示し、(a)は背面から見た図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図9】同上の組立枠を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。
【図10】同上の電圧極用の刃受部材を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は下面図である。
【図11】同上の電圧極用の刃受部材の右側面図である。
【図12】同上の電圧極用の刃受部材を示し、図10(a)のA−A断面図である。
【図13】同上の接地極用の刃受部材を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図14】同上の解除レバーを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。
【図15】同上の解除レバーの外観斜視図である。
【図16】同上の解除レバーの側面図である。
【図17】同上の解除レバーと端子板を端子部収納室に組み込んだ状態の断面図である。
【図18】同上の解除レバーと端子板を端子部収納室に組み込んだ状態を示し、(a)は非解除操作時の断面図、(b)は解除操作時の断面図である。
【図19】同上を後面側から見た外観斜視図である。
【図20】同上を後面側から見た要部拡大斜視図である。
【図21】同上の要部拡大斜視図である。
【図22】(a)(b)は同上の一部拡大せる側面図である。
【図23】同上の要部拡大図である。
【図24】同上の別の解除レバーの側面図である。
【図25】実施形態2の解除レバーの側面図である。
【図26】同上の解除レバーを端子板に組み込んだ状態の説明図である。
【図27】同上の別の解除レバーを示し、(a)は外観斜視図、(b)は端子板に組み込んだ状態の説明図である。
【図28】同上を示し、(a)は解除レバーと端子板をボディに組み込んだ状態の要部断面図、(b)(c)は操作状態の説明図である。
【図29】同上の別の解除レバーを示し、(a)は外観斜視図、(b)は端子板に組み込んだ状態の説明図である。
【図30】同上をボディに組み込んだ状態を示し、(a)は非解除操作時の要部断面図、(b)は解除操作時の要部断面図である。
【図31】実施形態3の電圧極側の解除レバーの外観斜視図である。
【図32】同上を器体に組み込んだ状態を示し、(a)は非解除操作時の要部断面図、(b)は解除操作時の要部断面図である。
【図33】同上を器体に組み込んだ状態を背面側から見た要部の斜視図である。
【図34】(a)は同上の別の解除レバーを収納するボディの要部斜視図、(b)はボディに解除レバーと端子板を収納した状態の要部斜視図である。
【図35】同上の接地極側の解除レバーの外観斜視図である。
【図36】同上を器体に組み込んだ状態を示し、(a)は非解除操作時の要部断面図、(b)は解除操作時の要部断面図である。
【図37】同上を収納するボディの一部破断せる斜視図である。
【図38】実施形態4の電圧極側の解除釦を示し、(a)は外観斜視図、(b)は端子板に組み込んだ状態の説明図である。
【図39】同上を器体に組み込んだ状態を示し、(a)は非解除操作時の要部断面図、(b)は解除操作時の要部断面図である。
【図40】同上の接地極側の解除釦を示し、(a)は外観斜視図、(b)は端子板に組み込んだ状態の説明図である。
【図41】同上を器体に組み込んだ状態を示し、(a)は非解除操作時の要部断面図、(b)は解除操作時の要部断面図である。
【図42】従来の速結端子装置を用いた配線器具を背面側から見た外観斜視図である。
【符号の説明】
1 器体
2 ボディ
21 端子板
22 接触片
23 鎖錠片
23a 鎖錠部
50 解除レバー
51 軸部
53 押動部
54 操作部

Claims (21)

  1. 配線器具の器体の底面に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する複数の端子板と、それぞればね力を利用して前記端子板との間で前記電線を狭持するとともに鎖錠部が該電線に食い込んで抜け止めする複数の電線接続手段と、2個の前記鎖錠部に対して1つ設けられ、2個の前記鎖錠部による抜け止め状態を一度に解除する解除手段とを備え、該解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に前記操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して2個の前記鎖錠部を前記電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを具備して成ることを特徴とする速結端子装置。
  2. 前記器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディ内部の収納室に解除手段と端子板と電線接続手段とを開口側から収納してなり、非解除操作時に前記ボディの内壁と当接することで前記軸部を押さえる第1の押さえ部と、解除操作時に前記操作部が前記軸部を支点に回動したさいに前記端子板と当接することで前記軸部を押さえる第2の押さえ部とを解除手段に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  3. 前記軸部は円柱状に形成され、円周面の一部を前記器体に接触させた状態で前記器体に軸支されており、前記軸部における前記器体との接触部位を他の部位よりも肉厚に形成したことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  4. 前記操作部の指で押さえる部分に丸みを持たせたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  5. 前記操作部の非解除操作時における位置が前記器体の表面よりも後退した位置となるように前記解除手段を配置したことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  6. 前記解除手段を非解除操作時における位置で仮保持する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  7. 前記配線器具はコンセントであって、プラグの備える複数の電圧極及び接地極の接触子を受けるとともに、前記各端子板に電気的に接続される刃受部を器体の内部に収納し、電圧極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した前記解除手段を前記器体の側面から露出させ、接地極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した前記解除手段を器体の底面に形成した凹部の底の貫通孔から露出させることで、電圧極用の解除手段と接地極用の解除手段とを同一形状且つ同一寸法に形成したことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  8. 前記器体の表面と前記操作部との間に手の指を入れるための凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  9. 前記解除手段は、押動部が操作部と軸部との間に位置するような形状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  10. 前記端子板と前記電線接続手段とを一体に形成した導電部材を備え、該導電部材の前記鎖錠部以外の部位に、前記器体との間で前記軸部を挟持することで前記軸部を枢支する押え片を一体に設けたことを特徴とする請求項9記載の速結端子装置。
  11. 前記端子板と前記電線接続手段とは板金を曲成することによって一体に形成され、前記解除手段は前記押動部を前記鎖錠部に接触させた状態で配置されており、前記端子板及び前記電線接続手段の連結部位との干渉を避けるために押動部を操作部に比べて前記連結部位側に突出させたことを特徴とする請求項9記載の速結端子装置。
  12. 前記配線器具はコンセントであって、プラグの備える複数の電圧極及び接地極の接触子を受けるとともに、前記各端子板に電気的に接続される刃受部を器体の内部に収納し、電圧極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した前記解除手段を前記器体の側面から露出させ、接地極の接触子に電気的に接続される端子板に対応した前記解除手段を器体の底面に形成した凹部の底の貫通孔から露出させたことを特徴とする請求項9記載の速結端子装置。
  13. 器体の底面に、前記2個の電線接続手段に対応した2個の前記電線挿入孔を形成するとともに、2個の電線挿入孔の間の部位に開口を設け、該開口から前記操作部を露出させたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  14. 前記器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディとカバーとの間で前記軸部を回動自在に挟持すること特徴とする請求項13記載の速結端子装置。
  15. 前記器体は、前面が開口した箱状のボディと、ボディの開口に被着されるカバーとで構成され、ボディ又はカバーの何れか一方に前記軸部を回動自在に枢支する枢支手段を設けたことを特徴とする請求項13記載の速結端子装置。
  16. 前記軸部は前記押動部よりも前面側に配置されており、器体の底面に凹部を形成し、該凹部の底に前記操作部を露出させる開口を形成したことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  17. 前記器体の内部に挿入される他の部品を逃がす逃がし部を前記解除手段に設けたことを特徴とする請求項16記載の速結端子装置。
  18. 前記器体の表面に、前記操作部と当接して前記操作部に加わる外力を受けるリブを突設したことを特徴とする請求項16記載の速結端子装置。
  19. 前記解除手段は、前記軸部と同心の円周面に前記操作部を設けた回転体からなることを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  20. 前記端子板と一体に、前記軸部を引っ掛けることで前記軸部を回動自在に枢支する引掛部を設けたことを特徴とする請求項19記載の速結端子装置。
  21. 器体の底面に凹部を形成し、該凹部の底に前記操作部を露出させる開口を形成したことを特徴とする請求項19記載の速結端子装置。
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