JP2005032595A - コンセント - Google Patents

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隆司 川本
Manabu Yano
学 矢野
Hidekazu Nomura
秀和 野村
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Abstract

【課題】部品寸法がばらついた場合でもピンなどの異物が挿入された時に扉が開のを確実に防止したコンセントを提供する。
【解決手段】器体1内には、コンセント口5の2個の接触子挿入口5aを両端部で開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口5aに挿入される接触子によって開けられる扉30が収納されている。扉30にはスライド移動方向と略直交する平面内で中枠50に対してシーソー動作自在に支持される支点部が形成される。この支点部を支点にして扉30が傾いた時に、器体1の前壁の裏面側に近付いた方の扉30の一端部と当接して扉30のスライド移動を規制する規制リブがカバー3前壁の裏側面に形成されており、この規制リブの突出量は、支点部を支点にして扉30が傾いた状態で規制リブが当接する扉30の部位とカバー3の前壁の裏側面との間隔の許容寸法範囲の最大値よりも大きな寸法に設定してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンセントに関するものである。
従来より、プラグの栓刃が挿入される2個の接触子挿入口からなるコンセント口を前面に備える器体の内部に、接触子挿入口から挿入される栓刃が接続される刃受け部材と、2個の触子挿入口を開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口に挿入される栓刃によって開けられる扉とを収納したコンセントが提供されている。この扉は、器体の前面と平行な方向においてスライド移動自在に保持されており、付勢ばねによって接触子挿入口を閉塞する方向に付勢され、接触子挿入口に栓刃が挿入されていない状態では接触子挿入口を閉塞している。一方、2個の接触子挿入口から挿入される栓刃によって扉が均一に押されると、栓刃による押力が栓刃をスライド移動させる力に変換されて、扉が付勢ばねのばね力に抗してスライド移動し、接触子挿入口が開けられる(例えば特許文献1参照)。
また従来より、接地極を含む3つの平型栓刃が挿入される3個の接触子挿入口からなる3極の所謂Oタイプのコンセント口を器体の前面に備え、この器体の内部に、接触子挿入口から挿入される栓刃が接続される刃受け部材と、器体の前面に沿ってスライド移動自在に配置され、3個の触子挿入口を開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口に挿入される栓刃によって開けられる扉とを収納したコンセントも提供されている。
特開2000−315538号公報
上述した前者のコンセントでは、2個の接触子挿入口の内の片側のみに接触子やピンなどの異物が挿入されて扉の片側のみが押されると、扉が器体の前面に対してやや傾斜し、扉の両端部の内、器体の前壁に近付いた方の一端部が器体の前壁の裏面に設けたストッパーに当接するとともに、器体の前壁から遠ざかった方の他端部が器体の内部に設けた別のストッパーに当接して、扉のスライド移動が規制され接触子挿入口が閉じたままとなるのであるが、部品寸法のばらつきによっては、器体の前壁の裏面に設けたストッパーに係止する扉の一端部と、器体の前壁の裏面との間隔が広がって、扉の端部がストッパーに係止しなくなる可能性があり、扉が開いてしまう虞もあった。
また上述した後者のコンセントでは、3極のコンセント口を構成する3個の栓刃挿入口を扉が閉塞している状態で、電圧極の栓刃が挿入される2個の栓刃挿入口を閉塞する扉の部位の外縁の位置が、器体の前面と平行な面内で電圧極の栓刃挿入口の内壁面と略同じ位置になっているので、部品寸法のばらつきによっては、扉の外縁と接触子挿入口の内壁面との間に異物が入り込み易くなる場合があり、扉の外縁と接触子挿入口の内壁面との間にピンなどの先端が細い異物を斜めに挿入して扉をこじると、扉が開いてしまう可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、部品寸法がばらついた場合でもピンなどの異物が挿入された時に扉が開のを確実に防止したコンセントを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、形状の異なる複数種類の接触子がそれぞれ挿入可能な2個の接触子挿入口からなるコンセント口が前壁に設けられた器体と、器体の内部に収納されて、接触子挿入口を通して挿入される接触子に接触導通する刃受け部材を含む充電部と、器体の内部に収納されて、2個の接触子挿入口を開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口に挿入される接触子によって開けられる扉と、器体の前壁の裏側面に対向するように器体内部に収納され、2個の接触子挿入口を結ぶ線と略直交し且つ器体の前面と略平行な方向において扉をスライド移動自在に支持する中枠とを備え、2個の接触子挿入口の中間部に対応する扉の部位に、スライド移動方向と略直交する平面内で中枠に対して揺動自在に支持される支点部を形成し、当該支点部を支点にして扉が傾いた時に、支点部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏面側に近付いた方の一端部と当接して扉のスライド移動を規制する第1の規制リブを器体の前壁の裏側面に設けて成り、支点部を支点にして扉が傾いた状態で第1の規制リブが当接する扉の部位と器体の前壁の裏側面との間隔の許容寸法範囲の最大値よりも、第1の規制リブの前記前壁の裏側面からの突出量をより大きな寸法に設定したことを特徴とする。
この発明によれば、片側の接触子挿入口のみにピンなどの異物を挿入した場合、扉の片側が異物で押されるために扉が支点部を支点にして傾き、支持部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏側面に近付いた方の一端部が器体の前壁の裏側面に設けた第1の規制リブに当接することで、扉のスライド移動を規制しているのであるが、支点部を支点にして扉が傾いた状態で第1の規制リブが当接する扉の部位と器体の前壁の裏側面との間隔の許容寸法範囲の最大値よりも、第1の規制リブの前壁の裏側面からの突出量をより大きな寸法に設定しているので、部品寸法のばらつきにより第1の規制リブが当接する扉の部位と器体の前壁の裏側面との間隔が広がったとしても、扉と第1の規制リブとを確実に係止させて、扉が開くのを防止することができる。
また請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記支点部を支点にして扉が傾いた時に、支点部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏側面から遠ざかった方の他端部と当接して扉のスライド移動を規制する第2の規制リブを中枠における器体の前壁の裏側面と対向する面に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、片側の接触子挿入口のみにピンなどの異物を挿入した場合、扉の片側が異物で押されるために扉が支点部を支点にして傾き、支持部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏側面に近付いた方の一端部が器体の前壁の裏側面に設けた第1の規制リブに当接するとともに、器体の前壁の裏側面から遠ざかった方の他端部が中枠に設けた第2の規制リブに当接するから、第1及び第2の規制リブによって扉の両端部を前後両側から挟むようにして保持することができ、ピンなどの異物で扉をこじるように押した場合でも、扉全体が後方に移動するから、中枠に設けた第2の規制リブで扉のスライド移動を規制して、扉が開くのを確実に防止することができる。
また更に、請求項3の発明は、接地極を含む3つの接触子がそれぞれ挿入される3個の接触子挿入口からなるコンセント口が前壁に設けられた器体と、器体の内部に収納されて、接触子挿入口を通して挿入される接触子に接触導通する刃受け部材を含む充電部と、器体の前面と略平行な方向においてスライド移動自在に支持され、3個の接触子挿入口を開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口に挿入される接触子によって開けられる扉とを備え、当該扉が接触子挿入口を閉塞している状態で、電圧極の接触子挿入口を閉塞する扉の部位に、器体の前面と平行な平面内で電圧極の接触子挿入口の内壁面よりも外側に突出する張出部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、扉が接触子挿入口を閉塞している状態で電圧極の接触子挿入口を閉塞する扉の部位に、器体の前面と平行な平面内で電圧極の接触子挿入口の内壁面よりも外側に突出する張出部を設けているので、接触子挿入口の内壁面の後端と扉との間にピンなどの異物を差し込んでも、異物の先端が張出部に当たるから、異物の先端で扉の外縁が押されて扉がこじ開けられるのを確実に防止できる。
以上説明したように、請求項1の発明では、片側の接触子挿入口のみにピンなどの異物を挿入した場合、扉の片側が異物で押されるために扉が支点部を支点にして傾き、支持部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏側面に近付いた方の一端部が器体の前壁の裏側面に設けた第1の規制リブに当接することで、扉のスライド移動を規制しているのであるが、支点部を支点にして扉が傾いた状態で第1の規制リブが当接する扉の部位と器体の前壁の裏側面との間隔の許容寸法範囲の最大値よりも、第1の規制リブの前壁の裏側面からの突出量をより大きな寸法に設定しているので、部品寸法のばらつきにより第1の規制リブが当接する扉の部位と器体の前壁の裏側面との間隔が広がったとしても、扉と第1の規制リブとを確実に係止させて、扉が開くのを防止できるという効果がある。
また請求項3の発明では、扉が接触子挿入口を閉塞している状態で電圧極の接触子挿入口を閉塞する扉の部位に、器体の前面と平行な平面内で電圧極の接触子挿入口の内壁面よりも外側に突出する張出部を設けているので、接触子挿入口の内壁面の後端と扉との間にピンなどの異物を差し込んでも、異物の先端が張出部に当たるから、異物の先端で扉の外縁が押されて扉がこじ開けられるのを確実に防止できるという効果がある。
以下に本発明に係るコンセントの一実施形態について図1〜図8を参照して説明する。尚、以下の説明では特に断りがない限り、図2(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図2(a)の正面を前面とする。したがって、図2(b)における下端は後端となる。
コンセントの器体1は、合成樹脂成型品のボディ2及びカバー3を合成樹脂製の組立部材4,4を用いて結合することにより形成され、器体1の前面には所謂ユニバーサルタイプのコンセント口5と、所謂Oタイプのコンセント口6とが1口ずつ設けられている。
ボディ2は前面が開口した略箱形であって、ボディ2の略中央には底部より立設された周壁7によって四方を囲まれ、後述するOタイプの接地極用の導電部材20cが収納される凹部8と、この凹部8の周りに底部より立設された隔壁9で仕切られて、ユニバーサルタイプの刃受23及びOタイプの電圧極用の刃受24がそれぞれ収納される合計4つの収納凹所10と、端子部21が収納される2つの収納凹所11,11とが設けてある。またボディ2の長手方向に沿った両側面には、中央部において長手方向に並ぶ一対の嵌合部12aと、両端部に各々1つずつの嵌合部12bとが突設されている。
一方、カバー3は後面が開口した略箱状であって、前面にはコンセント口5,6が長手方向に並べて設けられている。所謂ユニバーサルタイプのコンセント口5は、栓刃や導電ピン等の形状が異なる複数種類の接触子が挿入される2個の接触子挿入口5a,5aからなり、各接触子挿入口5aは平板状の栓刃や略円柱状の導電ピン等の種々の接触子に対応可能な形状、すなわち、栓刃が挿入される矩形孔5bと導電ピンが挿入される半円形孔5cとを一体に連通させた形状に形成してある。また、所謂Oタイプのコンセント口6は3個の接触子挿入口6a,6b,6bからなり、各接触子挿入口6a,6bは平板状の栓刃に対応させて矩形に形成され、接地極の栓刃が挿入される接触子挿入口6aの両側に残り(電圧極)の接触子挿入口6b,6bが逆ハ字形に配置してある。
また、カバー3の長手方向に沿った両側面には、一対の嵌合部12aに対応する部位に一対の嵌合部13aが長手方向に並べて突設され、両端部には2つの嵌合部12bに対応する部位に嵌合部13bが1つずつ突設されている。そして、ボディ2とカバー3とが開口面側で突き合わされた状態で、ボディ2側の嵌合部12a,12bとカバー3側の嵌合部13a,13bとが前後方向に重なり合って当接する。尚、この状態で中央の嵌合部12a,13aと両端の嵌合部12b,13bとの間、並びに両端の嵌合部12b,13bに対して中央の嵌合部12a,13aと反対側の部位には、それぞれ組立部材4の係止脚16が挿入される係止脚挿入口14が開口する。
組立部材4は弾性を有する合成樹脂材料(例えば、ポリカーボネート樹脂)により薄い帯板状に形成され、中央部の各一対の嵌合部12a,13aとそれぞれ個別に嵌合する一対の嵌合孔15aが長手方向中央部に並設されるとともに、両端部の嵌合部12b,13bとそれぞれ嵌合する嵌合孔15bが長手方向両端部に設けられている。また、ボディ2及びカバー3の側面に対向する組立部材4の背面側において係止脚挿入口14と対向する位置には、先端に係止爪16aを有する係止脚16が背方へ突設されており、各係止爪16aはそれぞれ互いに向き合う方向、つまり嵌合部12a,13a,12b,13bに近付く向きに突出している。
而して、ボディ2とカバー3とを開口面側で突き合わせた状態で係止脚16を係止脚挿入口14に挿入するようにして組立部材4を器体1の長手方向両側面の方へ押しつければ、係止脚挿入口14に挿入された係止脚16の係止爪16aが係止脚挿入口14の孔縁と係合し、中央の一対の嵌合部12a,13a及び両端の嵌合部12b,13bがそれぞれ嵌合孔15a,15bと嵌合することで、ボディ2とカバー3が結合されて器体1が組み立てられる。
また端子部21は、電線と接続される端子片22と、この端子片22に電線を圧接接続する鎖錠ばね28と、端子片22と電線との接続を外すために鎖錠ばね28を圧接解除方向に撓ませる解除釦29aとを具備した速結端子構造を有している。ここで、本実施形態においては、端子部21の端子片22と、刃受け部材たる2種類の刃受23,24とを1枚の金属板を折曲することにより一体に形成して導電部材20a,20bを構成している。なお、2つの導電部材20a,20bは面対称に形成されており、互いに鏡像の関係にあるから、一方の導電部材20aについてのみ説明する。
金属板を折曲して形成される導電部材20aは平板状の基部25を有し、基部25の中央部の一側縁より一対の端子片22が突設されるとともに、中央部の他側縁より一対の当接片26が突設され、さらに基部25の両側に2種類の刃受23,24が設けてある。そして、互いに対向する端子片22,22と当接片26,26の間にそれぞれ鎖錠ばね28,28を配置してある。
鎖錠ばね28は、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片28cの両端部に鎖錠片28a及び接触片28bが形成されてなる。鎖錠片28aは中央片28cとの連結部位から先端縁に向かって端子片22に近付く向きに傾斜し、接触片28bは略S字形に曲成されている。また中央片28cは略平板状に形成されていて当接片26に当接する。而して、鎖錠ばね28の鎖錠片28a及び接触片28bと導電部材20aの端子片22との間にボディ2底部の電線挿入孔(図示せず)を通して電線が挿入されると、鎖錠片28aの先端が電線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、鎖錠片28a及び接触片28bによって電線が端子片22に圧接されることにより、電線と端子片22との導通(接続)が図られる。なお、導電部材20aの端子部21に対応する解除釦29aは、収納凹所11内で一対の鎖錠ばね28,28の間に配置されており、ボディ2の底部に設けられる解除釦操作孔(図示せず)を通してドライバ等の治具により操作されて押し動かすことにより、鎖錠ばね28の鎖錠片28aを圧接解除方向に撓ませ、鎖錠片28aの先端を電線から引き離して端子片22と電線との接続を解除するものである。
またユニバーサルタイプの刃受23は、図3に示すように基部25の一端部より突設され、互いに対向する先端部にて栓刃を挟持する一対の刃受ばね23aと、一対の刃受ばね23aの側端間を結ぶ線よりも刃受ばね23と離れた位置において前方に突設された刃受ばね23bとを有している。また更にOタイプの電圧極用の刃受24は、図6(a)に示すように互いに対向する先端部にて栓刃を挟持する一対の刃受ばね24aが基部25の他端部より突設されて構成される。
一方、Oタイプの接地極用の導電部材20cは、接地極用の刃受け部材たる刃受24’と、接地極用の端子部21’とが板状の金属部材を折曲することによって一体に形成されており、ボディ2の略中央に形成された凹部8に収納される。この刃受24’は、接触子挿入口6aに挿入される接地極の栓刃に接触導通する一対の刃受ばね24aを備えている。また、端子部21’は端子片27a及び当接片27bを備えて、鎖錠ばね28,28並びに解除釦29bとともに速結端子を構成している。なお、刃受24’並びに端子部21’の構造は、導電部材20a,20bの刃受24並びに端子部21の構造とほぼ共通であるので、詳しい説明は省略する。
上述のように構成される導電部材20a,20bは、ボディ2の四隅に設けられた収納凹所10に各々刃受23,刃受24を収納するとともに、ボディ2中央の左右両側に設けられた収納凹所11に端子部21を収納するようにしてボディ2に取り付けられる。なお、収納凹所10,11を仕切る隔壁9には導電部材20a,20bの基部25が挿通されるスリット(図示せず)が設けてある。また、導電部材20cはボディ2中央の凹部8に収納するようにしてボディ2に取り付けられる。そして、充電部たる導電部材20a〜20cをボディ2に収納した状態で、ボディ2の開口にカバー3を被せ、組立部材4を用いてボディ2とカバー3とを結合して器体1を構成すると、各刃受23とカバー3の前面に設けられたコンセント口5の接触子挿入口5aが対向するとともに、刃受24,24’とコンセント口6の接触子挿入口6a,6bとが対向することになる。
ここで本実施形態においては、ユニバーサルタイプのコンセント口5を構成する接触子挿入口5a,5aを開閉自在に閉塞する扉30と、Oタイプのコンセント口6を構成する接触子挿入口6a,6bを開閉自在に閉塞する扉40と、ボディ2とカバー3との間に配設され、扉30,40をカバー3の内側に収納するようにしてスライド移動自在に支持する中枠50とを備えている。
扉30は合成樹脂成型品からなり、表面にコイルばね17の一端部を収める収納部36が設けられた主部31と、主部31の左右両側から側方に突出して接触子挿入口5a,5aをカバー3の内側で閉塞する閉塞板部32,32とで構成される。扉30の背面側(組込時に中枠105と対向する側)の略中央には突条形のスライド片33が突設されており、さらにスライド片33の左右両側にはスライド片33よりも高さ寸法の低い(突出量の小さい)支持片34,34がスライド片33と略平行に突設されている。また主部31の収納部36内にはコイルばね17と係止する係止突片36aが突設されている。また更に、閉塞板部32,32の表面にはそれぞれ傾斜面35,35が形成されており、これらの傾斜面35,35は収納部36の開口面側から前方に向けて傾斜している。そして、この扉30は、カバー3の背面に形成されているばね受け突起19にコイルばね17の自由端を当接させた状態でカバー3に取り付けられる。
一方、扉40は、接地極用の接触子挿入口6aから挿入される接地極の栓刃のための挿通孔41を有するとともに、一端側に傾斜面42が形成され、且つ両側に傾斜辺が形成されている他端側にばね受け突起43が立ち上げられている。また、扉40の背面側で上記傾斜面42が設けられた部分の裏側となるところには、補強用突部44が設けられ、他端側にはガイド溝45が設けてある。そして、この扉40は、カバー3の背面に形成されているリブ46,46に傾斜面42の部分をスライド移動自在に係合させるとともに、リブ47,47にばね受け突起43の部分をスライド移動自在に係合させ、ばね受け突起43とカバー3側のばね受け座48との間にコイルばね18が配置された状態でカバー3に取り付けられる。この時、扉40の一対の傾斜辺が逆ハ字形に並ぶ接触子挿入口6b,6bと略平行になるようにしてあるとともに、上記コイルばね18による弾性付勢でカバー3の背面に形成された傾斜壁49,49に傾斜辺が当接することで、接触子挿入口6b,6bが扉40で閉塞された状態となる。
また、中枠50は合成樹脂製であって矩形の主部50aを有する。この主部50aには、中央から一端側にかけてコンセント口6の接触子挿入口6a,6b,6bに対応する位置に3つの栓刃挿通孔51が設けられるとともに、他端側にはコンセント口5の接触子挿入口5a,5aに対応する位置に2つの栓刃挿通孔52が設けられる。また、カバー3の前壁裏面に対向する主部50aの表面には、扉40の補強用突部44がスライド移動自在に係合するスライドガイド溝53が、接地極の栓刃に対応して略中央に設けられた栓刃挿通孔51の周囲に凹設され、この栓刃挿通孔51の端部近傍にコイルばね18の浮きを抑えるための突部54が突設されるとともに、扉40のガイド溝45にスライド移動自在に係合する突条形のガイドリブ55が突設されている。さらに主部50aの表面には中央部の左右両側に扉40の移動範囲を規制するストッパ56が突設されている。また主部50aの表面の他端側には、栓刃挿通孔52,52の間に一対の突条57aが略平行に突設されて、これらの突条57aの間に扉30のスライド片33がスライド移動自在に係合するスライド溝57が形成されており、さらに左右両側部には扉30がスライド片33を支点にして傾斜した場合に扉30の左右両端部と係止する第2の規制リブ(以下規制リブという)58,58が突設されている。
而して、扉30,40や中枠50が組み付けられたカバー3を、導電部材20a,20b,20cが組み込まれたボディ2と結合すれば、ユニバーサルタイプのコンセント口5を構成する接触子挿入口5a,5aが扉30で閉塞されるとともに、Oタイプのコンセント口6を構成する接触子挿入口6a,6b,6bが扉40で閉塞されることとなり、何れのコンセント口5,6からも充電部の露出がないものとなる。
次に、各コンセント口5,6にプラグを接続する際の扉30,40の動作について説明する。まずOタイプのコンセント口6については、プラグの栓刃を接触子挿入口6a,6bに挿入すればよく、この時3極のうちの接地極の栓刃が扉40の傾斜面42を押し、コイルばね18のばね力に抗して扉40をスライド移動させることによって、扉40で閉塞されていた接触子挿入口6a,6bが開かれ、栓刃が扉40の挿通孔41及び傾斜辺の側を通るとともに、中枠50の3個の栓刃挿通孔51を通じて導電部材20a,20bの刃受24と導電部材20cの刃受24’とにそれぞれ接続される。
またユニバーサルタイプのコンセント口5についても、プラグの栓刃を接触子挿入口5a,5aに挿入すればよく、接触子(栓刃)が平型栓刃の場合には接触子挿入口5aの矩形孔5bに挿入された平型栓刃が、接触子(栓刃)がピン形栓刃の場合には接触子挿入口5aの半円形孔5cに挿入されたピン形栓刃が、それぞれ扉30の傾斜面35,35を押し、コイルばね17のばね力に抗して扉30をスライド移動させることにより、扉30で閉塞されていた接触子挿入口5a,5aが開かれ、接触子が中枠50の栓刃挿通孔52,52を通って導電部材20a,20bの刃受23に接続される。
ここで、扉30は、中枠50のスライド溝57にスライド片33を係合することによってスライド移動自在に支持されているのであるが、さらに長手方向(接触子挿入口5a,5aを結ぶ線と平行な方向)についてはスライド片33を支点としてシーソー動作自在となっている。そのため、図3〜図5に示すように片方の接触子挿入口5aのみにピンなどの異物が挿入された場合には、扉30の片側の傾斜面35が押されることで、扉30がスライド片33を支点に中枠50に対して傾き、支点部(スライド片33)を挟んだ扉30の両端部の内、カバー3の前壁の裏面側に近付いた方の一端部が、カバー3の前壁の裏側面に突設された第1の規制リブ(以下、規制リブという)37と係止するとともに、カバー3の前壁の裏側面から遠ざかった方の他端部が、中枠50の表面に設けた規制リブ58に係止することで扉30のスライド移動を規制して、扉30が開くのを防止している。ここで本実施形態では、スライド片33を支点にして扉30が傾いた状態で、カバー3の規制リブ37が当接する扉30の部位とカバー3の前壁の裏側面との間隔の許容寸法範囲の最大値よりも、規制リブ37のカバー3の前壁裏面からの突出量をより大きな寸法に設定しているので、部品寸法のばらつきによって規制リブ37が当接する扉30の部位とカバー3の前壁裏面との間隔が広がったとしても、扉30と規制リブ37とを確実に係止させて、扉30が開くのを防止することができる。また本実施形態では、規制リブ37のカバー3の前壁裏面からの突出量を上記許容寸法範囲の最大値よりも大きい寸法に設定し、且つ扉30の一端部をカバー3の規制リブ37に係止させるとともに、扉30の他端部を中枠50の規制リブ58に係止させることによって、扉30の両端部を前後両側から挟むようにして保持しているから、ピンなどの異物で扉30をこじるように押した場合でも、扉30全体が後方に移動することによって、中枠50に設けた規制リブ58で扉30の移動を規制して、扉30が開くのを確実に防止することができる。
また、本実施形態では図6(a)(b)に示すように、扉40が接触子挿入口6a,6bを閉塞している状態で、電圧極用の接触子挿入口6b,6bを閉塞する扉40の部位に、カバー3の前面と平行な平面内で電圧極の接触子挿入口6bの内壁面よりも約0.5mm程度外側に突出する張出部40aを設けており、接触子挿入口6b,6bの内壁面の後端と扉40との間にピンなどの異物を差し込んでも、異物の先端が張出部40aに当たるから、部品寸法がばらついたとしても、異物の先端で扉40の外縁(すなわち張出部40aの外縁)が押されて扉40がこじ開けられるのを確実に防止できる。
本実施形態のコンセントの分解斜視図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。 同上を示し、図2のD−D断面図である。 同上を示し、(a)は図2のA−A断面図、(b)はE部拡大図である。 同上を示し、(a)は図2のB−B断面図、(b)はF部拡大図である。 同上を示し、(a)は図2のC−C断面図、(b)はG部拡大図である。 同上のカバーにコイルばね及び扉を組み込んだ状態の背面図である。 同上のカバーを示し、(a)は背面図、(b)は側断面図である。
符号の説明
1 器体
3 カバー
5 コンセント口
5a 接触子挿入口
30 扉
50 中枠

Claims (3)

  1. 形状の異なる複数種類の接触子がそれぞれ挿入可能な2個の接触子挿入口からなるコンセント口が前壁に設けられた器体と、器体の内部に収納されて、接触子挿入口を通して挿入される接触子に接触導通する刃受け部材を含む充電部と、器体の内部に収納されて、2個の接触子挿入口を開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口に挿入される接触子によって開けられる扉と、器体の前壁の裏側面に対向するように器体内部に収納され、2個の接触子挿入口を結ぶ線と略直交し且つ器体の前面と略平行な方向において扉をスライド移動自在に支持する中枠とを備え、2個の接触子挿入口の中間部に対応する扉の部位に、スライド移動方向と略直交する平面内で中枠に対して揺動自在に支持される支点部を形成し、当該支点部を支点にして扉が傾いた時に、支点部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏面側に近付いた方の一端部と当接して扉のスライド移動を規制する第1の規制リブを器体の前壁の裏側面に設けて成り、支点部を支点にして扉が傾いた状態で第1の規制リブが当接する扉の部位と器体の前壁の裏側面との間隔の許容寸法範囲の最大値よりも、第1の規制リブの前記前壁の裏側面からの突出量をより大きな寸法に設定したことを特徴とするコンセント。
  2. 上記支点部を支点にして扉が傾いた時に、支点部を挟んだ扉の両端部の内、器体の前壁の裏側面から遠ざかった方の他端部と当接して扉のスライド移動を規制する第2の規制リブを中枠における器体の前壁の裏側面と対向する面に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  3. 接地極を含む3つの接触子がそれぞれ挿入される3個の接触子挿入口からなるコンセント口が前壁に設けられた器体と、器体の内部に収納されて、接触子挿入口を通して挿入される接触子に接触導通する刃受け部材を含む充電部と、器体の前面と略平行な方向においてスライド移動自在に支持され、3個の接触子挿入口を開閉自在に閉塞し且つ接触子挿入口に挿入される接触子によって開けられる扉とを備え、当該扉が接触子挿入口を閉塞している状態で、電圧極の接触子挿入口を閉塞する扉の部位に、器体の前面と平行な平面内で電圧極の接触子挿入口の内壁面よりも外側に突出する張出部を設けたことを特徴とするコンセント。
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