JP2000340311A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2000340311A
JP2000340311A JP11151367A JP15136799A JP2000340311A JP 2000340311 A JP2000340311 A JP 2000340311A JP 11151367 A JP11151367 A JP 11151367A JP 15136799 A JP15136799 A JP 15136799A JP 2000340311 A JP2000340311 A JP 2000340311A
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plug
connection terminals
connection terminal
stopper
housing
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JP11151367A
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Inventor
Takeshi Konno
剛 今野
Yoshinori Ota
好紀 太田
Yuji Tsujii
祐治 辻井
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プラグのコジリ等により接続端子
に不用意に力が加えられたとしても、接続端子が弾性変
形の限界を越えて変形しないようにした電気コネクタを
提供することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング12と、このハウジングに形
成されたプラグ11が挿入されるべき挿入孔12a内に
設けられたほぼU字形の接続端子13,14,15と、
から構成されており、上記各接続端子13,14,15
が、一端13a,14a,15aがハウジングに対して
固定保持されると共に、他端13b,14b,15b
が、挿入孔内に挿入されたプラグの外周面の端子部に対
して当接する、電気コネクタ10において、上記接続端
子が、他端が一端に対して所定距離以下に接近しないよ
うに、他端または一端にストッパ13c,14c,15
cを備えるように、電気コネクタ10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグが挿入され
る挿入孔内にほぼU字形の接続端子を備えた電気コネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような電気コネクタは、例え
ば図7に示すように、構成されている。即ち、図7にお
いて、電気コネクタ1は、例えば携帯型のCDプレーヤ
等のリモコン部に設けられた電気コネクタであって、ス
テレオヘッドホンの三極プラグ2が接続されるものであ
り、ハウジング3と、このハウジング3内に組み込まれ
た三つの接続端子4,5,6と、から構成されている。
【0003】上記ハウジング3は、樹脂モールドにより
形成されていると共に、プラグ2が挿入されるべき挿入
孔3aを備えている。この挿入孔3aは、図示のよう
に、ハウジング3の前面に開口していると共に、内部
に、各接続端子4,5,6が配設されている。
【0004】上記接続端子4,5,6は、同様の構成で
あり、図8及び図9にて、中央の接続端子5について以
下に説明する。図8及び図9において、接続端子5は、
弾性部材によりほぼU字形に形成されており、一端5a
が、ハウジング3に対して固定保持されていると共に、
他端5bが、挿入孔3a内に突出するように配設されて
いる。
【0005】このような構成の電気コネクタ1によれ
ば、ハウジング3の挿入孔3a内にプラグ2が図7にて
Z方向に挿入されると、プラグ2が完全に挿入孔3a内
に挿入された状態にて、プラグ2の外周面に設けられた
接点部2a,2b,2cが、それぞれ接続端子4,5,
6の他端4b,5b,6bに当接することになる。その
際、接続端子4,5,6は、その他端4b,5b,6b
が、それぞれプラグ2の接点部2a,2b,2cにより
押圧されることにより、図8にて矢印Aで示す方向に弾
性変形する。
【0006】これにより、各接続端子4,5,6の他端
4b,5b,6bが、それぞれプラグ2の接点部2a,
2b,2cに対して接続端子4,5,6の弾性に基づい
て押圧されることにより、これらの接続端子4,5,6
とプラグ2の各接点2a,2b,2cとの間の電気的接
続が確実に行なわれ得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の電気コネクタ1においては、プラグ2が挿入
孔3a内に完全に挿入されない状態にて、プラグ2にコ
ジリ等の図7にて矢印S方向の力が加えられて、プラグ
2が図8にて鎖線で示す位置に移動すると、プラグ2の
各接点部2a,2b,2cから接続端子4,5,6に対
して荷重が加えられる。
【0008】そして、各接続端子4,5,6が図8にて
鎖線で示す位置まで撓むと、接続端子4,5,6の弾性
変形の限界を越えてしまい、図8にて実線で示す位置ま
で復帰し得なくなり、所謂接続端子4,5,6のへたり
が発生してしまう。このため、プラグ2の挿入時に、プ
ラグ2の各接点部2a,2b,2cが、それぞれ接続端
子4,5または6に接触しなくなることがあり、接触不
良が発生したり、場合によっては電気的接続が行なわれ
得なくなり、あるいは長期間の使用に耐えられない等の
問題があった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、プラグのコジ
リ等により接続端子に不用意に力が加えられたとして
も、接続端子が弾性変形の限界を越えて変形しないよう
にした電気コネクタを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ハウジングと、このハウジングに形成されたプラ
グが挿入されるべき挿入孔内に設けられたほぼU字形の
少なくとも一つの接続端子と、から構成されており、上
記各接続端子が、一端がハウジングに対して固定保持さ
れると共に、他端が、挿入孔内に挿入されたプラグの外
周面の端子部に対して当接する、電気コネクタにおい
て、上記接続端子が、他端が一端に対して所定距離以下
に接近しないように、他端または一端にストッパを備え
ていることを特徴とする、電気コネクタにより、達成さ
れる。
【0011】本発明による電気コネクタは、好ましく
は、上記ストッパが、接続端子の一端または他端に対し
て一体に形成されている。
【0012】本発明による電気コネクタは、好ましく
は、上記ストッパが、接続端子の一端または他端の幅方
向の両側縁の少なくとも一方を他端または一端側に向か
って内側に折曲げることにより、形成されている。
【0013】本発明による電気コネクタは、好ましく
は、上記ストッパが、接続端子の一端または他端の一部
を他端または一端側に向かって内側に突出させることに
より、形成されている。
【0014】上記構成によれば、ほぼU字形の接続端子
の他端または一端に、ストッパが設けられているので、
例えばハウジングの挿入孔内にプラグが不完全に挿入さ
れた状態で、プラグのコジリ等により不用意に接続端子
の他端に力が加えられた場合には、接続端子の他端が一
端に対して所定距離以下に接近することがストッパによ
り規制されることになり、接続端子が弾性変形の範囲内
で変形することになる。
【0015】従って、接続端子の他端に不用意に力が加
えられたとしても、接続端子が塑性変形により元の状態
に復元し得なくなるようなことがない。これにより、プ
ラグ挿入時に、プラグの各接続部が確実に対応する接続
端子に対して接触し、その際接続端子の他端がその弾性
に基づいてプラグの接続部に押圧されるので、接触不良
が発生することがなく、電気的接続が確実に行なわれ得
ると共に、長期間の使用にも耐えることができる。
【0016】上記ストッパが、接続端子の一端または他
端に対して一体に形成されている場合には、部品点数が
増えることがなく、電気コネクタ全体が小型に構成され
得ると共に、コストの上昇も殆どなく、低コストで製造
され得ることになる。
【0017】上記ストッパが、接続端子の一端または他
端の幅方向の両側縁の少なくとも一方を他端または一端
側に向かって内側に折曲げることにより、形成されてい
る場合には、接続端子の形成時に、折曲げ加工によって
ストッパが容易に形成され得ることになる。
【0018】上記ストッパが、接続端子の一端または他
端の一部を他端または一端側に向かって内側に突出させ
ることにより、形成されている場合には、接続端子の形
成時に、プレス加工等によりストッパが容易に形成され
得ることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1乃至図3は、本
発明による電気コネクタの第一の実施形態の構成を示し
ている。図1乃至図3において、電気コネクタ10は、
例えば携帯型のCDプレーヤ等のリモコン部に設けられ
た電気コネクタであって、ステレオヘッドホンの三極プ
ラグ11が接続されるものであり、ハウジング12と、
このハウジング12内に組み込まれた三つの接続端子1
3,14,15と、から構成されている。
【0020】上記ハウジング12は、樹脂モールドによ
り形成されていると共に、プラグ11が挿入されるべき
挿入孔12aを備えている。この挿入孔12aは、図示
のように、ハウジング12の前面に開口していると共
に、内部に、各接続端子13,14,15が配設されて
いる。
【0021】上記接続端子13,14,15は、同様の
構成であり、図2及び図3にて、中央の接続端子14に
ついて以下に説明する。図2及び図3において、接続端
子14は、弾性部材によりほぼU字形に形成されてお
り、一端14aが、ハウジング12に対して固定保持さ
れていると共に、他端14bが、挿入孔12a内に突出
するように配設されている。
【0022】以上の構成は、図7乃至図9に示した従来
の電気コネクタ1と同様の構成であるが、本発明実施形
態による電気コネクタ10においては、以下の点で異な
る構成になっている。即ち、上記接続端子14は、図3
に示すように、その他端14bの幅方向の両側縁から一
端14aに向かって内側に折曲げられることにより形成
されたストッパ14cを備えている。このようにして接
続端子14に対して一体に形成されたストッパ14cに
よれば、ストッパ14cが接続端子14の一端14aに
当接することにより、接続端子14の他端14bが、一
端14aに対して所定距離以下に接近し得ないようにな
っている。
【0023】尚、他の接続端子13,15についても、
それぞれその他端13b,15bに、同様のストッパ1
3c,15cが形成されており、同様に接続端子13,
15の他端13b,15bが、それぞれ一端13a,1
5aに対して所定距離以下に接近し得ないようになって
いる。
【0024】本発明実施形態による電気コネクタ10
は、以上のように構成されており、ハウジング12の挿
入孔12a内にプラグ11が図1にてZ方向に挿入され
ると、プラグ11が完全に挿入孔12a内に挿入された
状態にて、プラグ11の外周面に設けられた接点部11
a,11b,11cが、それぞれ接続端子13,14,
15の他端13b,14b,15bに当接することにな
る。その際、接続端子13,14,15は、その他端1
3b,14b,15bが、それぞれプラグ11の接点部
11a,11b,11cにより押圧されることにより、
図2にて矢印Aで示す方向に弾性変形する。
【0025】これにより、各接続端子13,14,15
の他端13b,14b,15bが、それぞれプラグ11
の接点部11a,11b,11cに対して接続端子1
3,14,15の弾性に基づいて押圧されることによ
り、これらの接続端子13,14,15とプラグ11の
各接点11a,11b,11cとの間の電気的接続が確
実に行なわれ得るようになっている。
【0026】ここで、プラグ11が挿入孔12a内に完
全に挿入されない状態にて、プラグ11にコジリ等の図
1にて矢印S方向の力が加えられて、プラグ2が図2の
矢印A方向に押圧されて、プラグ11が接続端子13,
14,15の他端13b,14b,15bを一端13
a,14a,15aに向かって押圧したとしても、他端
13b,14b,15bに一体に折曲げにより形成され
たストッパ13c,14c,15cが、接続端子13,
14,15の一端13a,14a,15aに当接するこ
とにより、接続端子13,14,15の他端13b,1
4b,15bが一端13a,14a,15aに対して所
定距離以下に接近し得ないように、規制されている。
【0027】これにより、上述したプラグ11のコジリ
等によって接続端子13,14,15の他端13b,1
4b,15bに対して、不用意に押圧力が加えられたと
しても、接続端子13,14,15は塑性変形すること
はなく、弾性変形の範囲内で変形するので、プラグ11
による押圧力が解除されると、弾性に基づいて、元の形
状に復元し得ることになる。従って、プラグ11の挿入
孔12a内への挿入時に、プラグ11の各接点部11
a,11b,11cが、それぞれ対応する接続端子1
3,14,15の他端13b,14b,15bに対して
接触するので、接触不良が発生することなく、電気的接
続が確実に行なわれ得ることになる。
【0028】図4は、本発明による電気コネクタの第二
の実施形態における接続端子を示している。図4におい
て、電気コネクタ20は、図1乃至図3に示した電気コ
ネクタ10とほぼ同様の構成であり、接続端子13,1
4,15のストッパ13c,14c,15cの代わり
に、それぞれストッパ13d,14d,15dを備えて
いる点で異なる構成になっている。
【0029】ここで、接続端子13,14,15のスト
ッパ13d,14d,15dは、図4に示すように、接
続端子13,14,15の一端13a,14a,15a
の幅方向の両側縁から他端13b,14b,15bに向
かって内側に折曲げられることにより形成されている。
【0030】このような構成の電気コネクタ20によれ
ば、図1乃至図3に示した電気コネクタ10と全く同様
に作用すると共に、プラグ11が挿入孔12a内に完全
に挿入されない状態にて、プラグ11にコジリ等の力が
加えられて、プラグ11が接続端子13,14,15の
他端13b,14b,15bを一端13a,14a,1
5aに向かって押圧したとしても、一端13a,14
a,15aに一体に折曲げにより形成されたストッパ1
3d,14d,15dが、接続端子13,14,15の
他端13b,14b,15bに当接することにより、接
続端子13,14,15の他端13b,14b,15b
が一端13a,14a,15aに対して所定距離以下に
接近し得ないように、規制されている。
【0031】これにより、上述したプラグ11のコジリ
等によって接続端子13,14,15の他端13b,1
4b,15bに対して、不用意に押圧力が加えられたと
しても、接続端子13,14,15は塑性変形すること
はなく、弾性変形の範囲内で変形するので、プラグ11
による押圧力が解除されると、弾性に基づいて、元の形
状に復元し得ることになる。従って、プラグ11の挿入
孔12a内への挿入時に、プラグ11の各接点部11
a,11b,11cが、それぞれ対応する接続端子1
3,14,15の他端13b,14b,15bに対して
接触するので、接触不良が発生することなく、電気的接
続が確実に行なわれ得ることになる。
【0032】図5は、本発明による電気コネクタの第三
の実施形態における接続端子を示している。図5におい
て、電気コネクタ30は、図1乃至図3に示した電気コ
ネクタ10とほぼ同様の構成であり、接続端子13,1
4,15のストッパ13c,14c,15cの代わり
に、それぞれストッパ13e,14e,15eを備えて
いる点で異なる構成になっている。
【0033】ここで、接続端子13,14,15のスト
ッパ13e,14e,15eは、図5に示すように、接
続端子13,14,15の一端13a,14a,15a
の中央付近から他端13b,14b,15bに向かって
内側に突出することにより形成されている。このような
ストッパ13e,14e,15eは、接続端子13,1
4,15の形成時に、例えばプレス加工等により形成さ
れ得る。
【0034】このような構成の電気コネクタ30によれ
ば、図1乃至図3に示した電気コネクタ10と全く同様
に作用すると共に、プラグ11が挿入孔12a内に完全
に挿入されない状態にて、プラグ11にコジリ等の力が
加えられて、プラグ11が接続端子13,14,15の
他端13b,14b,15bを一端13a,14a,1
5aに向かって押圧したとしても、一端13a,14
a,15aに一体に形成されたストッパ13e,14
e,15eが、接続端子13,14,15の他端13
b,14b,15bに当接することにより、接続端子1
3,14,15の他端13b,14b,15bが一端1
3a,14a,15aに対して所定距離以下に接近し得
ないように、規制されている。
【0035】これにより、上述したプラグ11のコジリ
等によって接続端子13,14,15の他端13b,1
4b,15bに対して、不用意に押圧力が加えられたと
しても、接続端子13,14,15は塑性変形すること
はなく、弾性変形の範囲内で変形するので、プラグ11
による押圧力が解除されると、弾性に基づいて、元の形
状に復元し得ることになる。従って、プラグ11の挿入
孔12a内への挿入時に、プラグ11の各接点部11
a,11b,11cが、それぞれ対応する接続端子1
3,14,15の他端13b,14b,15bに対して
接触するので、接触不良が発生することなく、電気的接
続が確実に行なわれ得ることになる。
【0036】図6は、本発明による電気コネクタの第四
の実施形態における接続端子を示している。図6におい
て、電気コネクタ40は、図1乃至図3に示した電気コ
ネクタ10とほぼ同様の構成であり、接続端子13,1
4,15のストッパ13c,14c,15cの代わり
に、それぞれストッパ13f,14f,15fを備えて
いる点で異なる構成になっている。
【0037】ここで、接続端子13,14,15のスト
ッパ13f,14f,15fは、図6に示すように、接
続端子13,14,15の他端13b,14b,15b
の中央付近から一端13a,14a,15aに向かって
内側に折曲げられることにより形成されている。尚、ス
トッパ13f,14f,15fは、図5におけるストッ
パ13e,14e,15eと同様に、プレス加工等によ
り内側に向かって突出するように形成されていてもよ
い。
【0038】このような構成の電気コネクタ40によれ
ば、図1乃至図3に示した電気コネクタ10と全く同様
に作用すると共に、プラグ11が挿入孔12a内に完全
に挿入されない状態にて、プラグ11にコジリ等の力が
加えられて、プラグ11が接続端子13,14,15の
他端13b,14b,15bを一端13a,14a,1
5aに向かって押圧したとしても、他端13b,14
b,15bに一体に形成されたストッパ13f,14
f,15fが、接続端子13,14,15の一端13
a,14a,15aに当接することにより、接続端子1
3,14,15の他端13b,14b,15bが一端1
3a,14a,15aに対して所定距離以下に接近し得
ないように、規制されている。
【0039】これにより、上述したプラグ11のコジリ
等によって接続端子13,14,15の他端13b,1
4b,15bに対して、不用意に押圧力が加えられたと
しても、接続端子13,14,15は塑性変形すること
はなく、弾性変形の範囲内で変形するので、プラグ11
による押圧力が解除されると、弾性に基づいて、元の形
状に復元し得ることになる。従って、プラグ11の挿入
孔12a内への挿入時に、プラグ11の各接点部11
a,11b,11cが、それぞれ対応する接続端子1
3,14,15の他端13b,14b,15bに対して
接触するので、接触不良が発生することなく、電気的接
続が確実に行なわれ得ることになる。
【0040】このようにして本発明実施形態において
は、接続端子13,14,15の一端または他端にスト
ッパが折曲げ加工やプレス加工等により形成されること
により、これらのストッパが、接続端子13,14,1
5の一端13a,14a,15aまたは他端13b,1
4b,15bに当接することにより、接続端子13,1
4,15の他端13b,14b,15bが一端13a,
14a,15aに対して所定距離以下に接近し得ないよ
うに、規制されるので、プラグ11のコジリ等によって
接続端子13,14,15の他端13b,14b,15
bに対して、不用意に押圧力が加えられたとしても、接
続端子13,14,15は塑性変形することはなく、弾
性変形の範囲内で変形する。
【0041】従って、プラグ11による押圧力が解除さ
れると、弾性に基づいて、元の形状に復元し得ることに
なるので、プラグ11の挿入孔12a内への挿入時に、
プラグ11の各接点部11a,11b,11cが、それ
ぞれ対応する接続端子13,14,15の他端13b,
14b,15bに対して接触するので、接触不良が発生
することなく、電気的接続が確実に行なわれ得ることに
なる。
【0042】尚、上記実施形態においては、電気コネク
タ10は、プラグ11の三つの接点部11a,11b,
11cに対応して、三つの接続端子13,14,15を
備えているが、これに限らず、例えば二極プラグの二つ
の接点部に対応して、二つの接続端子を備えた電気コネ
クタに対して、さらに四極以上の複数極のプラグの複数
個の接点部に対応して、複数個の接続端子を有する電気
コネクタに対して、本発明を適用し得ることは明らかで
ある。また、上記第一及び第二の実施形態においては、
ストッパ13c,14c,15cまたは13d,14
d,15dは、接続端子の一端または他端の幅方向の両
側縁に形成されているが、これに限らず、一側の側縁に
のみ形成されていてもよいことは明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ほ
ぼU字形の接続端子の他端または一端に、ストッパが設
けられているので、例えばハウジングの挿入孔内にプラ
グが不完全に挿入された状態で、プラグのコジリ等によ
り不用意に接続端子の他端に力が加えられた場合には、
接続端子の他端が一端に対して所定距離以下に接近する
ことがストッパにより規制されることになり、接続端子
が弾性変形の範囲内で変形することになる。
【0044】従って、接続端子の他端に不用意に力が加
えられたとしても、接続端子が塑性変形により元の状態
に復元し得なくなるようなことがない。これにより、プ
ラグ挿入時に、プラグの各接続部が確実に対応する接続
端子に対して接触し、その際接続端子の他端がその弾性
に基づいてプラグの接続部に押圧されるので、接触不良
が発生することがなく、電気的接続が確実に行なわれ得
ると共に、長期間の使用にも耐えることができる。
【0045】かくして、本発明によれば、不用意にシー
ルドの一部が変形して、ハウジングから外れるようなこ
とのないようにした、極めて優れた電気コネクタが提供
され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気コネクタの第一の実施形態の
構成を示す、概略斜視図である。
【図2】図1の電気コネクタのX−X断面図である。
【図3】図1の電気コネクタにおける接続端子の拡大斜
視図である。
【図4】本発明による電気コネクタの第二の実施形態に
おける接続端子の拡大斜視図である。
【図5】本発明による電気コネクタの第三の実施形態に
おける接続端子の拡大斜視図である。
【図6】本発明による電気コネクタの第四の実施形態に
おける接続端子の拡大斜視図である。
【図7】従来の電気コネクタの一例の構成を示す概略斜
視図である。
【図8】図7の電気コネクタのY−Y断面図である。
【図9】図7の電気コネクタにおける接続端子の拡大斜
視図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 電気コネクタ 11 プラグ 11a,11b,11c 接点部 12 ハウジング 12a 挿入孔 13,14,15 接続端子 13a,14a,15a 一端 13b,14b,15b 他端 13c,14c,15c,13d,14d,15d,1
3e,14e,15e,13f,14f,15f
ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングに形成さ
    れたプラグが挿入されるべき挿入孔内に設けられたほぼ
    U字形の少なくとも一つの接続端子と、から構成されて
    おり、 上記各接続端子が、一端がハウジングに対して固定保持
    されると共に、他端が、挿入孔内に挿入されたプラグの
    外周面の端子部に対して当接する、電気コネクタにおい
    て、 上記接続端子が、他端が一端に対して所定距離以下に接
    近しないように、他端または一端にストッパを備えてい
    ることを特徴とする、電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記ストッパが、接続端子の一端または
    他端に対して一体に形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記ストッパが、接続端子の一端または
    他端の幅方向の両側縁の少なくとも一方を他端または一
    端側に向かって内側に折曲げることにより、形成されて
    いることを特徴とする、請求項2に記載の電気コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 上記ストッパが、接続端子の一端または
    他端の一部を他端または一端側に向かって内側に突出さ
    せることにより、形成されていることを特徴とする、請
    求項2に記載の電気コネクタ。
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