JP2002359026A - バッテリー用コネクタ - Google Patents

バッテリー用コネクタ

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JP2002359026A
JP2002359026A JP2001165924A JP2001165924A JP2002359026A JP 2002359026 A JP2002359026 A JP 2002359026A JP 2001165924 A JP2001165924 A JP 2001165924A JP 2001165924 A JP2001165924 A JP 2001165924A JP 2002359026 A JP2002359026 A JP 2002359026A
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JP
Japan
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contact
insulating housing
battery
cavity
coil
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JP2001165924A
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Yuichi Konishi
雄一 小西
Akira Yamamoto
山本  明
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JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化と、バッテリーの電極との間の
充分な接触圧力の確保及びバネのへたりの防止とを両立
させ、接触子の形状変更を容易に行ってコストを低減し
たバッテリー用コネクタを提供する。 【解決手段】 表面に開口する空洞部13を有する絶縁
ハウジング10と、先端21が上記開口13aから絶縁
ハウジング10の外へ突出し且つ空洞部13のなかに向
かって変位できるように空洞部13に設けられた第1接
触子20と、空洞部13に中心軸を寝かせて設けられ、
一端31aが絶縁ハウジング10に固定され、他端31
bが第1接触子20に係止したコイル31を有するトー
ションスプリングよりなり、コイル31の固定端31a
から絶縁ハウジング10の外へ延設された接続部32を
有する第2接触子30とを備えたバッテリー用コネク
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、携帯
用オーディオ機器、携帯用ビデオ機器等で例示される小
型電気機器の作用電源として用いられるバッテリーの電
極と小型電気機器の給電用導電部材とを接続するための
バッテリー用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−111369号公報は、絶
縁ハウジングと、板片を湾曲させてなる、いわゆるカー
ルバネを有して絶縁ハウジングに収容された接触子とを
備えたバッテリー用コネクタを開示している。この接触
子は一端側から順に、絶縁ハウジングの外部に突出して
バッテリーの電極に接触する接触部と、曲げ変形するカ
ールバネよりなるバネ部と、絶縁ハウジングに圧入され
る圧入部と、絶縁ハウジングの外部に出た接続部とを有
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バッテリー駆動の小型
電気機器は、全体をコンパクト化することが切望されて
いる。これに応じてカールバネを有するバッテリー用コ
ネクタをコンパクト化する場合、バネ部の曲率を大きく
したり、バネ部の全長を短くすることになる。しかし、
そうするとバネ部の弾性復原力が小さくなるので、バッ
テリーの電極との間で充分な接触圧力を確保することが
できず、また塑性変形によるへたりも生じやすい。
【0004】小型電気機器の仕様が決定されてゆく過程
でバッテリー用コネクタの各部寸法を変更せざるを得な
くなることがあるが、上記バネ部はプレス成形されるの
で、バネ部の形状を変更すると、プレス型等を再度製作
する必要が生じてコストが高くつく。
【0005】ユーザーはバッテリー駆動の小型電気機器
のバッテリーを頻繁に交換するが、バッテリーが未装着
のときには例えば筆記用具等の異物がバッテリー用コネ
クタの接触部に引っかかってこれを変形させることがあ
り、小型電気機器の信頼性を損なうことがあった。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、接触子にトー
ションスプリングを用いることにより、コンパクト化
と、バッテリーの電極との間の充分な接触圧力の確保及
びバネのへたりの防止とを両立させると共に、接触子の
形状変更を容易に行ってコスト低減を図ることができる
バッテリー用コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のバッテリー用コネクタは、表面に開口す
る空洞部を有する絶縁ハウジングと、先端が上記開口か
ら絶縁ハウジングの外へ突出し且つ空洞部のなかに向か
って変位できるように空洞部に設けられた第1接触子
と、空洞部に中心軸を寝かせて設けられ、一端が絶縁ハ
ウジングに固定され、他端が第1接触子に係止したコイ
ルを有するトーションスプリングよりなり、コイルの固
定端から絶縁ハウジングの外へ延設された接続部を有す
る第2接触子とを備えたことを特徴としている。
【0008】このバッテリー用コネクタを小型電気機器
に実装し、接続部を小型電気機器の給電用導電部材に接
続する。バッテリーを小型電気機器に装着し、バッテリ
ー用コネクタの空洞部開口の側に位置づけると、バッテ
リーにより第1接触子が空洞部のなかに向かって押さ
れ、バッテリーの電極が第1接触子の先端に接触する。
これによって第2接触子が弾性変形して接触圧力が得ら
れる。その場合、第2接触子がトーションスプリングで
あり、空洞部にコイルが中心軸を寝かせて設けられてい
るので、カールバネを有するバッテリー用コネクタに較
べて絶縁ハウジングの厚さが薄くなり、バッテリー用コ
ネクタがコンパクトになる。第2接触子がトーションス
プリングであるので、巻数等を適切に設定すれば、大き
な弾性復原力が得られてバッテリーの電極との間で充分
な接触圧力が確保され、また塑性変形によるへたりも防
止される。また、第2接触子がトーションスプリングで
あるので、巻数が増しても絶縁ハウジングの横幅がさほ
ど大きくなることはない。トーションスプリングはマル
チフォーミングにより巻数、コイル直径、ピッチ、素線
径等を簡単に変えて製造することができるので、第2接
触子の形状変更が容易に行えてコスト低減が図られる。
【0009】請求項2のバッテリー用コネクタは、請求
項1のバッテリー用コネクタにおいて、第1接触子が、
空洞部に寝かせた横軸のまわりに回動可能に設けられ、
第2接触子のコイルが横軸のまわりに巻回され、コイル
の変位端が第1接触子における横軸の回動中心からオフ
セットした部分に係止している。
【0010】このようにすれば、第1接触子及び第2接
触子が共に横軸のまわりに回動するので、両者の係止部
に無理な力がかかりにくくスムーズに作動する。第2接
触子が横軸のまわりに巻回されているので、第2接触子
が絶縁ハウジングのなかにコンパクトに収まると共に安
定して変形する。
【0011】請求項3のバッテリー用コネクタは、請求
項1又は2のバッテリー用コネクタにおいて、空洞部
に、第1接触子の先端が空洞部のなかまで変位したとき
に第1接触子に当接して先端の更なる変位を阻止するス
トッパが設けられている。
【0012】このようにすれば、例えば筆記用具等の異
物で第1接触子が押し込まれて第1接触子の先端が空洞
部のなかまで変位しても、この押圧力がストッパにより
受け止められるので、第2接触子の塑性変形によるへた
りが防止される。
【0013】請求項4のバッテリー用コネクタは、表面
に開口する空洞部を有する絶縁ハウジングと、空洞部に
中心軸を寝かせて設けられ、一端が絶縁ハウジングに固
定され、他端が開口から絶縁ハウジングの外へ突出し且
つ空洞部のなかに向かって変位できるコイルを有するト
ーションスプリングよりなり、コイルの固定端から絶縁
ハウジングの外へ延設された接続部を有する接触子とを
備えたことを特徴としている。
【0014】このバッテリー用コネクタを小型電気機器
に実装し、接続部を小型電気機器の給電用導電部材に接
続する。バッテリーを小型電気機器に装着し、バッテリ
ー用コネクタの空洞部開口の側に位置づけると、バッテ
リーにより接触子が空洞部のなかに向かって押され、バ
ッテリーの電極が接触子の先端に接触する。これによっ
て接触子が弾性変形して接触圧力が得られる。その場
合、接触子がトーションスプリングであり、空洞部にコ
イルが中心軸を寝かせて設けられているので、カールバ
ネを有するバッテリー用コネクタに較べて絶縁ハウジン
グの厚さが薄くなり、バッテリー用コネクタがコンパク
トになる。接触子がトーションスプリングであるので、
巻数等を適切に設定すれば、大きな弾性復原力が得られ
てバッテリーの電極との間で充分な接触圧力が確保さ
れ、また塑性変形によるへたりも防止される。また、接
触子がトーションスプリングであるので、巻数が増して
も絶縁ハウジングの横幅がさほど大きくなることはな
い。トーションスプリングはマルチフォーミングにより
巻数、コイル直径、ピッチ、素線径等を簡単に変えて製
造することができるので、接触子の形状変更が容易に行
えてコスト低減が図られる。
【0015】請求項5のバッテリー用コネクタは、請求
項1ないし請求項4のうちいずれか1項のバッテリー用
コネクタにおいて、接触子における空洞部開口から外へ
突出した部分の表面が平滑に形成されている。
【0016】このようにすれば、例えば筆記用具等の異
物が接触子に引っかかることがなく、接触子が変形する
ことが防止され、小型電気機器の信頼性が向上する。請
求項1の場合、ここでいう接触子は第1接触子である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1ないし図5は第1の実施形態であるバッテリ
ー用コネクタCを示す。このバッテリー用コネクタCは
3極タイプであり、携帯電話機に内蔵されるプリント配
線板に表面実装される。これらの図において、10は絶
縁ハウジングであって、表面に開口する空洞部13を有
している。空洞部13は極数に見合った数だけ設けられ
ている。この実施形態の絶縁ハウジング10は、ベース
ハウジング11と、このベースハウジング11に嵌合す
るカバーハウジング12とに分割されている。ベースハ
ウジング11には、これを貫通して二面に開口する孔が
設けられており、この孔の一方の開口にカバーハウジン
グ12を嵌合してこの開口を塞ぐことにより空洞部13
が形成されている(図12を参照)。
【0018】絶縁ハウジング10には極数に応じた数の
第1接触子20及び第2接触子30が設けられている。
これらはいずれも電気導体により形成されている。図8
及び図9に示す第1接触子20は、先端21を残して空
洞部13に収容されている。第1接触子20の先端21
は上記開口13aから絶縁ハウジング10の外へ突出し
ており、開口13aの外側でバッテリーBの電極bに接
触する。第1接触子20は空洞部13に寝かせた横軸2
2のまわりに回動可能に設けられている。これによって
第1接触子20の先端21は空洞部13のなかに向かっ
て変位できるように設けられている。ここでは第1接触
子20が横軸22を有し、この横軸22が空洞部13の
なかで寝かせて配置され、絶縁ハウジング10により回
動可能に支持されている。他の構造として、横軸22を
絶縁ハウジング10に固定し、この横軸22に対して第
1接触子20を回動可能に設けてもよい。横軸22の中
心軸の方向は絶縁ハウジング10における空洞部13が
開口した上記表面にほぼ平行な向きとなる。
【0019】図10及び図11に示す第2接触子30は
トーションスプリングよりなる。トーションスプリング
は素線を巻いて形成されたコイルを有しており、このコ
イルの中心軸のまわりにトルクを受けるスプリングであ
る。第2接触子30のコイル31は空洞部13に、中心
軸を寝かせて設けられている。中心軸の方向は絶縁ハウ
ジング10における空洞部13が開口した上記表面にほ
ぼ平行な向きとなる。コイル31の一端31aは絶縁ハ
ウジング10に固定され、他端31bは第1接触子20
に係止している。この一端31aを固定端といい、他端
31bを変位端ということにする。この実施形態のコイ
ル31の固定端31aは絶縁ハウジング10の溝等に係
止することで固定されているが、固定端を絶縁ハウジン
グの穴に嵌入したり、絶縁ハウジングに鋳込むことで固
定するようにしてもよい。第2接触子30のコイル31
は横軸22のまわりに巻回され、コイル31の変位端3
1bが第1接触子20における横軸22の回動中心から
オフセットした部分に係止している。すなわち、第1接
触子20には溝23が形成されており、この溝23にコ
イル31のL字形に曲げられた変位端31bが係止して
いる。第2接触子30は実装先の給電部に接続される接
続部32を有している。この実施形態の接続部32はコ
イル31の固定端31aから絶縁ハウジング10の外へ
延設されている。接続部32は絶縁ハウジング10から
側方へ突き出て底面が絶縁ハウジング10の底面とほぼ
同じ高さになっており、プリント配線板に表面実装でき
るようになっている。
【0020】空洞部13には、第1接触子20の先端2
1が空洞部13のなかまで変位したときに第1接触子2
0に当接して先端21の更なる変位を阻止するストッパ
13bが設けられている。この実施形態では空洞部13
の内壁によりストッパ13bを形成している。これによ
って第1接触子20の先端21がバッテリーBの電極b
に接触しているときには第1接触子20とストッパ13
bとの間には隙間があるが、第1接触子20の先端21
が更に空洞部13のなかまで変位すると第1接触子20
がストッパ13bに当接して先端21の更なる変位を阻
止するようにしている。
【0021】第1接触子20は、少なくとも空洞部13
の開口13aから外へ突出した部分の表面が平滑に形成
されている。ここで、表面が平滑に形成されているとい
うのは表面に凹陥部、貫通孔、突起部がなく、異物がス
ムーズに接触できるように形成されていることである。
実施形態の第1接触子20は金属板を打ち抜いて形成さ
れており、これによって表面が平滑に形成されており、
凹陥部や貫通孔を有していない。これによって、例えば
筆記用具等の異物が引っかかることを防止している。こ
の実施形態の第1接触子20は、更に頂部の角が面取り
されている。これは異物が引っかかることを防止するた
めに好ましい形態である。40は絶縁ハウジング10を
実装相手の小型電気機器に固定するための補強タブであ
る。
【0022】従って、このバッテリー用コネクタCを小
型電気機器に実装し、接続部32を小型電気機器の給電
用導電部材に接続する。図6に示すように、バッテリー
Bを小型電気機器に装着し、バッテリー用コネクタCの
空洞部開口13aの側に位置づけると、バッテリーBに
より第1接触子20の先端21が空洞部13のなかに向
かって押され、バッテリーBの電極bが第1接触子20
の先端21に接触する。これによって第2接触子30が
弾性変形して接触圧力が得られる。その場合、第2接触
子30がトーションスプリングであり、空洞部13にコ
イル31が中心軸を寝かせて設けられているので、カー
ルバネを有するバッテリー用コネクタに較べて絶縁ハウ
ジング10の厚さが薄くなり、バッテリー用コネクタC
がコンパクトになる。この絶縁ハウジング10の厚さと
は、バッテリーBの押圧方向に沿った絶縁ハウジング1
0の寸法であり、図2及び図4では上下方向に沿った寸
法となる。第2接触子30がトーションスプリングであ
るので、巻数等を適切に設定すれば、大きな弾性復原力
が得られてバッテリーBの電極bとの間で充分な接触圧
力が確保され、また塑性変形によるへたりも防止され
る。また、第2接触子30がトーションスプリングであ
るので、巻数が増しても絶縁ハウジング10の横幅がさ
ほど大きくなることはない。この絶縁ハウジング10の
横幅とは、コイル31の中心軸に沿った絶縁ハウジング
10の寸法であり、図2及び図3では左右方向に沿った
寸法となる。トーションスプリングはマルチフォーミン
グにより巻数、コイル直径、ピッチ、素線径等を簡単に
変えて製造することができるので、第2接触子30の形
状変更が容易に行えてコスト低減が図られる。
【0023】本発明は、先端が空洞部の開口から絶縁ハ
ウジングの外へ突出し且つ空洞部のなかに向かって変位
できるように空洞部に設けられた第1接触子を備えたバ
ッテリー用コネクタの実施形態を全て含む。従って本発
明は、第1接触子が空洞部のなかに向かって変位できる
ように絶縁ハウジングに対してスライド可能に設けられ
た実施形態を含む。そのなかで、上記実施形態では第1
接触子20が空洞部13に寝かせた横軸22のまわりに
回動可能に設けられ、第2接触子30のコイル31が横
軸22のまわりに巻回され、コイル31の変位端31b
が第1接触子20における横軸22の回動中心からオフ
セットした部分に係止している。このようにすれば、第
1接触子20及び第2接触子30が共に横軸22のまわ
りに回動するので、第1接触子20と第2接触子30と
の係止部に無理な力がかかりにくくスムーズに作動す
る。第2接触子30が横軸22のまわりに巻回されてい
るので、第2接触子30が絶縁ハウジング10のなかに
コンパクトに収まると共に安定して変形する。
【0024】本発明は、第1接触子のストッパを設けて
いない実施形態を含む。これに対して、上記実施形態で
は、空洞部13に、第1接触子20の先端21が空洞部
13のなかまで変位したときに第1接触子20に当接し
て先端21の更なる変位を阻止するストッパ13bを設
けた。このようにすれば、図7に示すように、例えば筆
記用具等の異物Pで第1接触子20が押し込まれて第1
接触子20の先端21が空洞部13のなかまで変位して
も、この押圧力がストッパ13bにより受け止められる
ので、第2接触子30の塑性変形によるへたりが防止さ
れる。この実施形態では押圧力がストッパ13bだけで
なく横軸22にも受け止められて押圧力が分散してかか
るので、強度の面から好ましい。
【0025】本発明は、第1接触子の表面形状を限定す
るものではない。そのなかで、上記実施形態では、第1
接触子20における空洞部13の開口13aから外へ突
出した部分の表面が平滑に形成されている。このように
すれば、例えば筆記用具等の異物が第1接触子20に引
っかかることがなく、第1接触子20が変形することが
防止され、小型電気機器の信頼性が向上する。
【0026】図13は第2の実施形態であるバッテリー
用コネクタCを示す。第1実施形態と異なるのは、接触
子を第1接触子と第2接触子とに分割していないことで
ある。ここでは、第1実施形態の第2接触子に相当する
部材を単一の接触子とし、その一部に第1実施形態の第
1接触子の機能を発揮させている。すなわち、このバッ
テリー用コネクタCは、表面に開口する空洞部13を有
する絶縁ハウジング10と、この絶縁ハウジング10に
設けられた接触子30とを備えている。この接触子30
は、コイル31を有するトーションスプリングよりな
る。このコイル31は、空洞部13に中心軸を寝かせて
設けられ、一端31aが絶縁ハウジングに固定され、他
端31bが開口13aの外に突出し且つ空洞部13のな
かに向かって変位できる。この一端31aを固定端とい
い、他端31bを変位端ということにする。この変位端
31bは先端を例えば湾曲させてバッテリーBの電極b
に安定的に接触しやすいように形成することが好まし
い。この接触子30は、コイル31の固定端31aから
絶縁ハウジング10の外へ延設された接続部32を有す
る。
【0027】この第2実施形態のバッテリー用コネクタ
Cを小型電気機器に実装し、接続部32を小型電気機器
の給電用導電部材に接続する。バッテリーBを小型電気
機器に装着し、バッテリー用コネクタCの空洞部開口1
3aの側に位置づけると、バッテリーBにより接触子3
0が空洞部13のなかに向かって押され、バッテリーB
の電極bが接触子30の先端に接触する。これによって
接触子30が弾性変形して接触圧力が得られる。その場
合、接触子30がトーションスプリングであり、空洞部
13にコイル31が中心軸を寝かせて設けられているの
で、カールバネを有するバッテリー用コネクタに較べて
絶縁ハウジング10が薄くなり、バッテリー用コネクタ
Cがコンパクトになる。接触子30がトーションスプリ
ングであるので、巻数等を適切に設定すれば、大きな弾
性復原力が得られてバッテリーBの電極bとの間で充分
な接触圧力が確保され、また塑性変形によるへたりも防
止される。また、接触子30がトーションスプリングで
あるので、巻数が増しても絶縁ハウジング10の横幅が
さほど大きくなることはない。トーションスプリングは
マルチフォーミングにより巻数、コイル直径、ピッチ、
素線径等を簡単に変えて製造することができるので、接
触子30の形状変更が容易に行えてコスト低減が図られ
る。
【0028】この場合、接触子30における空洞部13
の開口13aから外へ突出した部分の表面を平滑に形成
したときには、例えば筆記用具等の異物が接触子30に
引っかかることがなく、接触子30が変形することが防
止され、小型電気機器の信頼性が向上する。
【0029】本発明は以上の実施形態を組み合わせた実
施形態を全て含む。上記実施形態のバッテリー用コネク
タCは3極タイプであり、携帯電話機に内蔵されるプリ
ント配線板に表面実装される。しかし、本発明のバッテ
リー用コネクタは1極、2極又は4極以上のバッテリー
用コネクタに適用できるし、小形電気機器に広く用いる
ことができ、携帯電話機用に限定されるものではない。
また小形電気機器への実装ではプリント配線板に実装す
る形態が一般的であるが、そのときも表面実装に限定さ
れず、ディップ形のようにプリント配線板に差し込む実
装形態も含まれる。上記実施形態の絶縁ハウジングは、
ベースハウジングと、カバーハウジングとに分割した
が、本発明の絶縁ハウジングは一体ものであってもよ
い。上記実施形態では空洞部の内壁によりストッパを形
成したが、空洞部のなかに別の部材を設けてストッパと
してもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1のバッテリー用コネクタは、第
2接触子にトーションスプリングを用いることにより、
バッテリー用コネクタのコンパクト化と、バッテリーの
電極との間の充分な接触圧力の確保及びバネのへたりの
防止とを両立させることができると共に、第1接触子の
形状変更を容易に行ってコスト低減を図ることができ
る。
【0031】請求項2のようにすれば、第2接触子が横
軸のまわりに巻回されているので、両接触子がスムーズ
に作動し、また第2接触子が絶縁ハウジングのなかにコ
ンパクトに収まると共に安定して変形する。
【0032】請求項3のようにすれば、例えば筆記用具
等の異物で第1接触子が押し込まれて第1接触子の先端
が空洞部のなかまで変位しても、第2接触子の塑性変形
によるへたりを防止することができる。
【0033】請求項4のバッテリー用コネクタは、接触
子にトーションスプリングを用いることにより、バッテ
リー用コネクタのコンパクト化と、バッテリーの電極と
の間の充分な接触圧力の確保及びバネのへたりの防止と
を両立させることができると共に、接触子の形状変更を
容易に行ってコスト低減を図ることができる。
【0034】請求項5のようにすれば、例えば筆記用具
等の異物が接触子に引っかかることがなく、接触子が変
形することが防止され、小型電気機器の信頼性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のバッテリー用コネクタを断面
し、拡大して示す斜視図である。
【図2】第1実施形態のバッテリー用コネクタの正面図
である。
【図3】第1実施形態のバッテリー用コネクタの平面図
である。
【図4】第1実施形態のバッテリー用コネクタの側面図
である。
【図5】バッテリー未装着時における第1実施形態のバ
ッテリー用コネクタを断面し、拡大して示す側面図であ
る。
【図6】バッテリー装着時における第1実施形態のバッ
テリー用コネクタを断面し、拡大して示す側面図であ
る。
【図7】バッテリーが未装着のときに異物で第1接触子
が押圧されたときの第1実施形態のバッテリー用コネク
タを断面し、拡大して示す側面図である。
【図8】第1実施形態の第1接触子の拡大した正面図で
ある。
【図9】第1実施形態の第1接触子の拡大した側面図で
ある。
【図10】第1実施形態の第2接触子の拡大した背面図
である。
【図11】第1実施形態の第2接触子の拡大した側面図
である。
【図12】第1実施形態の絶縁ハウジングの拡大した断
面図である。
【図13】第2実施形態のバッテリー用コネクタを断面
し、拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
C バッテリー用コネクタ 10 絶縁ハウジング 13 空洞部 13a 開口 13b ストッパ 20 第1接触子 21 先端 22 横軸 30 第2接触子 31 コイル 31a 固定端 31b 変位端 32 接続部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に開口する空洞部を有する絶縁ハウ
    ジングと、先端が上記開口から絶縁ハウジングの外へ突
    出し且つ空洞部のなかに向かって変位できるように空洞
    部に設けられた第1接触子と、空洞部に中心軸を寝かせ
    て設けられ、一端が絶縁ハウジングに固定され、他端が
    第1接触子に係止したコイルを有するトーションスプリ
    ングよりなり、コイルの固定端から絶縁ハウジングの外
    へ延設された接続部を有する第2接触子とを備えたこと
    を特徴とするバッテリー用コネクタ。
  2. 【請求項2】 第1接触子が、空洞部に寝かせた横軸の
    まわりに回動可能に設けられ、第2接触子のコイルが横
    軸のまわりに巻回され、コイルの変位端が第1接触子に
    おける横軸の回動中心からオフセットした部分に係止し
    ている請求項1のバッテリー用コネクタ。
  3. 【請求項3】 空洞部に、第1接触子の先端が空洞部の
    なかまで変位したときに第1接触子に当接して先端の更
    なる変位を阻止するストッパが設けられている請求項1
    又は2のバッテリー用コネクタ。
  4. 【請求項4】 表面に開口する空洞部を有する絶縁ハウ
    ジングと、空洞部に中心軸を寝かせて設けられ、一端が
    絶縁ハウジングに固定され、他端が開口から絶縁ハウジ
    ングの外へ突出し且つ空洞部のなかに向かって変位でき
    るコイルを有するトーションスプリングよりなり、コイ
    ルの固定端から絶縁ハウジングの外へ延設された接続部
    を有する接触子とを備えたことを特徴とするバッテリー
    用コネクタ。
  5. 【請求項5】 接触子における空洞部開口から外へ突出
    した部分の表面が平滑に形成されている請求項1ないし
    請求項4のうちいずれか1項のバッテリー用コネクタ。
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