JP2013191293A - イヤホンジャック構造、イヤホンジャック構成方法 - Google Patents

イヤホンジャック構造、イヤホンジャック構成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板そのものでイヤホンプラグを保持することで、端末機の更なる薄型化が可能となる技術を提供する。
【解決手段】 本発明におけるイヤホンジャック構造は、イヤホンプラグ挿入時に、当該イヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能なそれぞれの位置にコンタクトが配置された基板と、略半円状のイヤホンプラグ挿入口上部が、イヤホンプラグを挿入可能に形成され、挿入時のイヤホンプラグを保持するプラグ保持部を有する筐体と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イヤホンジャック構造、イヤホンジャック構成方法に関する。
近年、携帯電話、スマートフォン、ダブレット端末機等の携帯端末機は、高機能化が進み、音楽再生などの機能が備わってきているが、一方で、端末機の薄型化に関してもユーザ要求が強い。
音楽鑑賞の際、周囲の環境を考慮すると、イヤホンを使用することが望ましい。そのため、イヤホンと接続するためのインターフェースコネクタが、端末機側に実装されている。インターフェースコネクタは、市場で広く販売されているイヤホンプラグ(φ3.5mmプラグ)が直接装着できるイヤホンジャックを有していると使い勝手が向上する。
しかしながらイヤホンプラグは世界標準規格としてプラグ長、プラグ径及び信号配列が決められており、イヤホンプラグを挿入するためのイヤホンジャックは、小型化するのに限界がある。イヤホンジャックは、端末機に実装されている他のインターフェースコネクタに比べて部品サイズが大きく、端末機の薄型化を実現する上で大きな妨げとなっている。
特許文献1は、ジャック本体と基板とをオフセットして配置し、且つ端末機筐体とジャック本体とで直接プラグを保持することで端末機の薄型化を実現する方法を開示する。
また、特許文献2は、イヤホンジャックの最奥部に接触コンタクトを配置することで、ジャック本体のサイズを大きくすることなく電極の増設が可能な発明を開示する。
特開2000−339796号公報 特開2009−104867号公報 実開昭63−146981号公報
しかしながら特許文献1及び2において基板に実装されたイヤホンジャックは、モールドとコンタクトを組み合わせた部品構成のため、イヤホンジャック上に端末機の筐体を構成する必要があり、端末機の更なる薄型化が実現できていない。
モールドを有さず、端末機の筐体で直接イヤホンプラグを保持する技術が特許文献3に記載されているが、この技術の場合でもイヤホンプラグを保持する筐体の保持部(保持部2b)の厚さが必要となり端末機の更なる薄型化が実現できない。
ここで、基板そのものでイヤホンプラグを保持するようイヤホンジャックを構成することができれば、モールドや筐体保持部の厚み分のスペースを省くことができ、端末機の更なる薄型化が実現される。
以上より、本発明の目的は、基板そのものでイヤホンプラグを保持することで、端末機の更なる薄型化が可能となる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明におけるイヤホンジャック構造は、イヤホンプラグ挿入時に、当該イヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能なそれぞれの位置にコンタクトが配置された基板と、略半円状のイヤホンプラグ挿入口上部が、イヤホンプラグを挿入可能に形成され、挿入時のイヤホンプラグを保持するプラグ保持部を有する筐体と、を含む。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるイヤホンジャック構成方法は、イヤホンプラグ挿入時に、当該イヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能なそれぞれの位置にコンタクトが配置された基板と、略半円状のイヤホンプラグ挿入口上部が、イヤホンプラグを挿入可能に形成され、挿入時のイヤホンプラグを保持するプラグ保持部を有する筐体と、によって、挿入時のイヤホンプラグを保持するようにイヤホンジャックを構成する。
本発明によれば、基板そのものでイヤホンプラグを保持することで、端末機の更なる薄型化が可能となる。
本発明の第1実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるプラグ電極配列とコンタクト13a〜13dの各接点位置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるプラグ電極配列とコンタクト23a〜23dの各接点位置を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるプラグ電極配列とコンタクト33a〜33c及び検出スイッチ36の接点位置を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態におけるプラグ電極配列とコンタクト43a〜43c及び検出スイッチ36の接点位置を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態におけるプラグ電極配列とコンタクト53a〜53c及び検出スイッチ36の接点位置を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す断面図である。 本発明の他のバリエーションに係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明の他のバリエーションにおけるプラグ電極配列とコンタクト13a〜13eの接点位置を示す図である。 本発明に関連するイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。 本発明に関連するイヤホンジャックの構造におけるプラグ電極配列とコンタクト3a〜3dの各接点位置を示す図である。 本発明に関連するイヤホンジャックの構造を示す断面図である。
まず、本発明の実施形態の理解を容易にするために、本発明の背景を説明する。
図18は、本発明に関連するイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。
図18に示すように、イヤホンジャックは、モールド2に板金で形成されたコンタクト3a、3b、3c及び3dを圧入した部品構成であり、基板1に取り付けられる。また、イヤホンプラグ7の挿入口6はイヤホンジャックのモールド2で形成されており、イヤホンプラグ挿入時のコンタクト保護やイヤホンプラグの位置決めの役割も果たす。モールド2の天面部は、イヤホンジャックを基板へ自動搭載する際の吸着目的でモールディングされている。
図19は、プラグ電極配列とコンタクト3a〜3dの各接点位置を示している。イヤホンプラグ装着状態時にイヤホンプラグのGND電極とコンタクト3a及び3dが、Rch電極とコンタクト3bが、Lch電極とコンタクト3cが接触し導通する。コンタクト3dは、イヤホンプラグ装着により、GNDに導通することで、イヤホンプラグが装着されたことを検出するための端子として使用されても良い。
図20はイヤホンジャックを筐体4に組み込んだ状態を、イヤホンプラグ挿入口から見た図である。イヤホンジャックを端末機端部に配置することを想定し、端末機の筐体4でイヤホンジャックの側壁を形成した一例である。イヤホンジャックのモールド2の天面部はデザイン上、端末機外観部には露出できないため、端末機側の筐体で覆う構造をとる。
ここで、図20に示すように、イヤホンジャックをモールド2で構成する場合、モールド2の上下のt1やt2の厚みを削ることができず、端末機の薄型化の妨げとなる。
以下で説明される本発明によれば、上述の問題が解決される。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。
図1に示すように、基板11の片側に実装されたコンタクト13a、13b、13c及び13dは、イヤホンプラグが挿入された際にイヤホンプラグの各電極に接触可能な位置に実装されている。図1の場合、コンタクト13a及び13dは、イヤホンプラグの挿入口側にイヤホンプラグを挟むよう互いに対向して配置される。また、コンタクト13b、13cは、イヤホンプラグ挿入方向の奥側に配置される。コンタクト13a、13b、13c及び13dは、イヤホンプラグの挿抜を容易にするため基板11の角または縁に近い位置に実装されることが望ましい。
一般的に、イヤホンプラグは、先端からLch、Rch、GNDの順に電極が配列されており、電極間には絶縁層を有している。また、イヤホンプラグは円柱形状となっており、各電極は円周全面に渡って形成されているため、コンタクト13a及び13dの接点軸が合っていれば、双方とも導通が可能である。コンタクト13a〜13dは、板金で形成され、イヤホンプラグとの接点部は、確実に導通するようバネ性を持ったものが使用される。イヤホンプラグと基板との接続は、半田付けにより導通及び固定強度を確保する。また、プラグ挿入時及び抜去時に変形し難い接点形状を考慮するとなお良い。
図2は、プラグ電極配列とコンタクト13a〜13dの各接点位置を示している。装着状態時にイヤホンプラグ7のGND電極とコンタクト13a及び13dが、Rch電極とコンタクト13bが、Lch電極とコンタクト13cが接触し導通する。コンタクト13dは、イヤホンプラグ7装着により、GNDに導通することで、イヤホンプラグ7が装着されたことを検出するための端子として使用するケースが通常である。
図3は、イヤホンプラグ7挿入側から見た図を示す。ここでは、イヤホンジャックを端末機端部に配置することを想定し、端末機の筐体14でイヤホンジャックの側壁を形成した一例である。端末機筐体14は、イヤホンプラグ7の周囲にプラグ保持部15を有する。プラグ保持部15は端末機筐体14の内側に位置する。プラグ保持部15は、略半円状のイヤホンプラグ7の挿入口上部において、イヤホンプラグを挿入可能に形成され、挿入時のイヤホンプラグ7を保持する。さらに、プラグ保持部15は、端末機筐体14を基板11と組み合わせる際にコンタクト13a〜13dの上部および側面部を覆い、さらにコンタクト13a〜13dの保護やイヤホンプラグの位置決めを兼ねている。また、プラグ保持部15は、筐体14と基板11とを組み込む際に、コンタクト13a〜13dと干渉しないようクリアランスを保ちつつ、プラグ挿入時にコンタクトが変形しないように設計される。
また、端末機筐体14のプラグ保持部15において、イヤホンプラグ7の挿入口やコンタクト13a〜13dが存在しない箇所に関しては、プラグ径(φ3.5mm)に若干の周囲クリアランスを設けた寸法で、イヤホンプラグ7挿入時の位置決めと、挿入完了後のイヤホンプラグのがたつきを抑える機能を兼ねた形状設計が行われる。端末機筐体14は、携帯端末に広く使用している微細な形状成型が可能な樹脂材(PCやABS等)を使用することで精度の良い形状が実現可能である。
本発明の第1実施形態に係るイヤホンジャック構造に関する図3と、図20とを参照して、実装サイズの比較説明を行う。
まず、図20に示す構造の場合、基板1面から上の厚みは、モールド2の厚みとして、モールド下部(t1)、イヤホンプラグ7の径(3.5mm)、モールド上部(t2)及び端末機筐体14の厚み(t3)の合計(t1+t2+t3+3.5mm)の寸法を要する。
次に、図3に示す構造の場合、図20におけるモールド2のモールド上部(t2)部分を端末機筐体14で共用化する。また、モールド下部(t1)に関しても、基板11とイヤホンプラグ7のクリアランスを詰め、基板11で直接イヤホンプラグ7を保持することで省略でき、合計(t3+3.5mm)の厚みでイヤホンジャックの構造が実現できる。つまり、本発明のイヤホンジャックによれば、モールド2の(t1)及び(t2)の厚み分を省略し、端末機の薄型化が可能となる。
上述の説明では、イヤホンプラグの検出をGND電極で行う場合について説明したが、回路構成によっては、他の電極での検出が必要になるケースも考えられる。その場合は、コンタクト13dの配置変更で対応可能である。
また、コンタクト13a〜13dの形状については、簡易的な形状で図示説明を行ったが、金属板の折り曲げで構成されたコンタクトは一般的に多種製品化されており、コンタクト形状は要求される接点位置や接圧からカスタマイズすることで対応可能である。
その他、イヤホンプラグの各電極と導通ができれば、両側面のコンタクト配列や位置は可変可能である。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係るイヤホンジャック構造によれば、基板そのものでイヤホンプラグを保持することで、端末機の更なる薄型化が可能となる。また、コンタクトの実装配列や位置、使用コンタクトを変更することで、実装空間の狭幅化も図れる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の第2実施形態に係るイヤホンジャック構造は、コンタクトをイヤホンプラグ7に対して片側面に集約し、且つ、下面側にはイヤホンプラグ検出用端子を配置する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。
図4に示すように、基板21に実装されたコンタクト23a、23b及び23cはイヤホンプラグ7に対して片側面で、且つ、プラグの各電極に接触可能な位置に一列に配列される。イヤホンプラグ7の検出用のコンタクト23dは、下面部に実装する。コンタクト23dは、イヤホンプラグ7の検出用として、コンタクト23aと同じプラグ電極に接触するようにコンタクトの接点位置を合わせる。
上述のとおり、イヤホンプラグ7は、先端からLch、Rch、GNDの順で配列されており、プラグ円周全面に電極が形成されているため、コンタクト接点位置が円周上で合っていれば、コンタクト23a及び23dの双方ともGND電極に導通可能となる。
図5にプラグ電極配列とコンタクト23a〜23dの各接点位置を示している。コンタクト23a、23b及び23cについては、第1実施形態におけるものと同一のコンタクトを使用しても良い。コンタクト23dは、挿入時のイヤホンプラグ7に対して下面部に実装するため、形状の変更が必要である。ただし、板金を折り曲げ、バネ性を持たせたものという観点では同等のものを使用すれば良い。このようなコンタクトは、携帯機器の導通用として広く使用されているため、接点高さや接圧の変更も容易に設計は可能である。但し、極力ワーキングポジションの低背のものを選択すれば、厚みサイズは低く抑えられる。コンタクトの先端は、イヤホンプラグ挿入時および抜去時に変形し難いよう、適時向きをアレンジして最適に合わせれば良い。
図6は、イヤホンプラグ7挿入側から見た図である。端末機筐体24は、第1実施形態の説明と同様、プラグ保持部25を有し、イヤホンジャックを装置端部に配置することを想定した筐体形状であり、端末機の筐体24の片端側は、装置の側面壁を想定した一例である。すなわち、プラグ保持部25は、挿入時のイヤホンプラグの片側面(コンタクト23a〜23dが配置されていない片側側面)をイヤホンプラグ挿入口上部から滑らかに覆うように、イヤホンプラグ挿入口片側面部を形成する。また、プラグ保持部25は、端末機筐体24を基板21と組み合わせる際に、コンタクト23a〜23cの上部および側面部を覆い、コンタクト23a〜23c及び23dの保護やイヤホンプラグ7の位置決めを兼ねる。さらに、プラグ保持部25は、筐体24と基板とを組み込む際に、コンタクト23a〜23cと干渉しないようクリアランスが保たれており、イヤホンプラグ7の挿入時にコンタクトが変形しないように形成される。
また、プラグ保持部25において、イヤホンプラグ7の挿入口やコンタクト23a〜23cが存在しない箇所に関しては、イヤホンプラグ径(φ3.5mm)に若干の周囲クリアランスを設けた寸法でイヤホンプラグ7の挿入時の位置決め及び挿入完了後のプラグのがたつきを抑える機能を兼ねた形状設計が行われる。すなわち、プラグ保持部25におけるコンタクト23a、23b及び23cの逆サイドには、コンタクトを配置していないため、イヤホンプラグ7の適度なクリアランスを残してイヤホンプラグ7直近から筐体が配置可能となる。
本発明の第2実施形態に係るイヤホンジャック構造に関する図6と、図20とを参照して、実装サイズの比較説明を行う。
まず、図20に示す構造の場合、装置側面壁側の幅サイズは、モールド2の側面部幅(w1)とコンタクト搭載領域幅(w2)及び端末機筐体4の厚み(w3)の合計(w1+w2+w3)の寸法を要する。
次に、図6に示す構造の場合、イヤホンプラグ7直近から端末機筐体24を設けることができるため、端末機筐体24の厚み(w3)のみでイヤホンジャックの構造が形成でき、(w1)及び(w2)分のモールド厚み分の幅の縮小化が可能となる。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係るイヤホンジャック構造によれば、端末機の更なる薄型化及びモールド厚み分の幅の縮小化が可能となる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。本発明の第3実施形態に係るイヤホンジャック構造は、検出スイッチ36を、イヤホンプラグ7挿入の際の先端部側に配置する。検出スイッチ36は、検出ポート37に接続される。
図7は、本発明の第3実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。
図7に示すように、コンタクト33a、33b及び33cはイヤホンプラグ7が挿入された際、イヤホンプラグ7の各電極にそれぞれ接触可能な位置に一列に基板に実装する。すなわち、コンタクト33a、33b及び33cは、挿入時のイヤホンプラグ7に対して一方の片側面のみから接触可能となるように集約して基板上に配置される。
検出スイッチ36は、高寿命の検出スイッチ部品を用い、イヤホンプラグ7が完全挿入された際に、イヤホンプラグ7の先端部によって検出スイッチ36の押し子部が押されスイッチをオンにする位置に配置される。検出スイッチ36は、押し子が押されることでスイッチ回路を導通させるものである。
基板パターンにて検出スイッチ36の片側ラインをGNDに接地、もう一方のラインをイヤホンプラグ7の検出用ポートして配線しておくことで、イヤホンプラグ7の挿入により検出スイッチ36がオンになった場合に、検出ポートがGNDに接地され、検出スイッチ36はイヤホンプラグ7が装着されたことを認識する。
図8は、プラグ電極配列とコンタクト33a〜33c及び検出スイッチ36の接点位置を示す。
図9は、イヤホンプラグ7の挿入側から見た図である。筐体34は、これまでの実施形態の説明と同様、イヤホンジャックを端末機の端部に配置することを想定した筐体形状であり、片端側の筐体は、装置側面壁を想定した一例である。端末機筐体34は、プラグ保持部35を有し、イヤホンジャックを装置端部に配置することを想定した筐体形状である。プラグ保持部35は、挿入時のイヤホンプラグにおけるコンタクトが配置されていない方の側面をイヤホンプラグ挿入口上部から滑らかに覆うように、イヤホンプラグ挿入口片側面部を形成する。
第3実施形態に係るイヤホンジャック構造は、プラグ先端側に検出スイッチ36を配置することで薄型化及び縮小化が可能となる。端末機筐体34の内側においてプラグ保持部35は、筐体を実装した際に、コンタクトと干渉しないようコンタクトとのクリアランスを保ち、イヤホンプラグ7の挿入時にコンタクトが変形しないように形成される。
また、プラグ保持部35は、イヤホンプラグ7の挿入口やコンタクト33a〜33cが存在しない箇所に関しては、イヤホンプラグ径(φ3.5mm)に若干の周囲クリアランスを設けた寸法でイヤホンプラグ7の挿入時の位置決め及び挿入完了後のイヤホンプラグのがたつきを抑える機能を兼ねた形状設計が行われる。プラグ保持部35におけるコンタクト33a、33b及び33cの逆サイドには、導通用のコンタクトが配置されないため、こちらの側面に関しては、イヤホンプラグ直近から端末機筐体34が配置可能となる。また、下面部についても、基板31とイヤホンプラグ7の間の高さ空間を詰めることが可能となる。
本発明の第3実施形態に係るイヤホンジャック構造に関する図9と、図20とを参照して、実装サイズの比較説明を行う。
まず、図20に示す構造の場合、装置側面壁側のサイズは、モールド2の部品側面部幅(w1)とコンタクト搭載領域幅(w2)および端末機筐体34厚(w3)の合計(w1+w2+w3)の寸法を要する。
次に、図9に示す構造の場合、イヤホンプラグ7直近から端末機筐体34を設けることができるため、端末機筐体34の厚み(w3)のみでイヤホンジャックの構造が形成でき、(w1)及び(w2)分のモールド厚み分の幅を縮小化することが可能となる。
更に、厚みサイズについては、図20に示す構造の場合、モールド下部(t1)、イヤホンプラグ7の径(3.5mm)、モールド上部(t2)及び端末機の筐体4の厚み(t3)の合計(t1+t2+t3+3.5mm)の寸法を要する。
これに対し、図9に示す構造の場合、モールド上部(t2)部分が端末機筐体34で共用化でき、また、モールド下部(t1)に関しても、基板11とイヤホンプラグのクリアランスを詰めることで削除可能となるため、合計(t3+3.5mm)の厚みでイヤホンジャックの構造が実現でき、(t1)及び(t2)のモールド厚み分を省略し、端末機の薄型化が可能となる。
以上説明したように、本発明の第3実施形態に係るイヤホンジャック構造によれば、端末機の更なる薄型化及びモールド厚み分の幅の縮小化が可能となる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の第4実施形態に係るイヤホンジャック構造は、全てイヤホンプラグ7に対して下面側に配置する。この構成により、イヤホンジャックの両側面のモールドと端末機筐体との共用化を図り、更なる幅サイズの縮小化を実現する。
図10は、本発明の第4実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。
図10に示すように、コンタクト43a、43b及び43cは基板41上において、イヤホンプラグ下面部に配置される。また、コンタクト43a〜43cは、これまでの実施形態と同様、イヤホンプラグ7の装着時に各電極に接触し確実に導通可能な位置に配置される。
コンタクト43a〜43cは、第2実施形態におけるコンタクト23dと同様のもので良く、板金の曲げで形成されバネ性を持ったコンタクトを用いイヤホンプラグ7の電極に沿って一列に実装される。
検出スイッチ36は、第3実施形態で説明したものと同一品であって、同一箇所に実装されても良い。検出方法も、第3実施形態で述べたとおりであるため説明は省略する。
図11にプラグ電極配列とコンタクト43a〜43c及び検出スイッチ36の接点位置を示している。以上のように、コンタクト43a〜43cをイヤホンプラグ7の下面部に配置することで、両側面のコンタクト実装を省略することができる。
図12は、イヤホンプラグ7の挿入側から見た図である。端末機筐体44は、プラグ保持部45を有し、イヤホンジャックを装置端部に配置することを想定した筐体形状である。プラグ保持部45は、挿入時のイヤホンプラグの両側面をイヤホンプラグ挿入口上部から滑らかに覆うようにイヤホンプラグ挿入口両側面部を形成する。
本発明の第4実施形態に係るイヤホンジャック構造に関する図12と、図20とを参照して、実装サイズの比較説明を行う。
図12に示す構造の場合、図20に示す構造の場合と比較してモールド2とコンタクト分の厚み(w1)及び(w2)の他に、逆サイドのモールド(w4)分の空間も必要なくなる。そのため、両サイドにおいてイヤホンプラグ7直近から端末機筐体44が配置可能となる。これにより、幅サイズで合計(w1+w2+w4)分の狭幅化が可能となる。
以上説明したように、本発明の第4実施形態に係るイヤホンジャック構造によれば、端末機の更なる薄型化及びモールド厚み分の幅の更なる縮小化が可能となる。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の第5実施形態に係るイヤホンジャック構造は、基板の裏面に搭載できるコンタクトを配置することで、イヤホンプラグ下面部のコンタクト実装高さ分、更に厚みサイズの縮小化を実現する。
図13は、本発明の第5実施形態に係るイヤホンジャックの構造を示す斜視図である。
図13に示すように、コンタクト53a、53b及び53cは基板の背面に実装され、且つ、接点部が上下方向に移動するバネ性を有する。
例えば、コンタクト53a〜53cとして、基板背面に実装可能な薄型プローブピンコンタクトを使用しても良い。コンタクト53a〜53cの接点部は基板が切り開かれており、接点位置が基板表面と同一面となるようなワーキングポジション設計とする。コンタクト53a〜53cは、これまでの実施形態と同様、イヤホンプラグ装着時に各電極に接触し、導通可能な位置にイヤホンプラグの電極に沿って一列に配列される。
検出スイッチ36は、第3実形態と同一品で良く、挿入時のイヤホンプラグ7の先端部に実装することで、イヤホンプラグ完全装着時にイヤホンプラグ7が装着されたことを検出しても良い。
図14にプラグ電極配列とコンタクト53a〜53c及び検出スイッチ36の接点位置を示している。
図15は、イヤホンプラグ7の挿入側から見た図である。端末機筐体54は、プラグ保持部55を有し、イヤホンジャックを装置端部に配置することを想定した筐体形状である。プラグ保持部55は、挿入時のイヤホンプラグの両側面をイヤホンプラグ挿入口上部から滑らかに覆うようにイヤホンプラグ挿入口両側面部を形成する。また、図15に示すように、コンタクト53a〜53cは、基板の表面と略同一面で、挿入時のイヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能となるように、基板の裏面から貫通して配置される。
本発明の第5実施形態に係るイヤホンジャック構造に関する図15と、図20とを参照して、実装サイズの比較説明を行う。
図15に示す構造の場合、図20に示す構造の場合と比較してモールド2とコンタクト文の厚み(w1)、(w2)の他に、逆サイドのモールド(w4)分の空間も必要なくなる。そのため、両サイドにおいてイヤホンプラグ7直近から端末機筐体54が配置可能となる。これにより、幅サイズで合計(w1+w2+w4)分の狭幅化が可能となる。
更に、厚みサイズについても、第3実施形態と同様、図20に示す構造のイヤホンジャックのモールド上部(t2)部分が端末機筐体54と共用化ができ、また、モールド下部(t1)に関しても、基板51とイヤホンプラグのクリアランスを詰めることで削除可能となる。そのため、合計(t3+3.5mm)での厚み構成が実現でき、(t1)及び(t2)のモールド厚み分を省略し、端末機の薄型化が可能となる。
以上説明したように、本発明の第5実施形態に係るイヤホンジャック構造によれば、端末機の更なる薄型化及びモールド厚み分の幅の縮小化が可能となる。
以上、各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で同業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上述の実施形態は、3極イヤホンプラグを想定した場合について説明したが、携帯電話などでは、4極のイヤホンプラグを使用する場合が多い。4極イヤホンプラグ8に関しても、同様に1極コンタクトを増やすことで実現が可能となる。
図17に示すように、4極イヤホンプラグ8の場合は、規格上3極イオホンプラグのGND電極部を2分割した配列となっており、GNDはイヤホンプラグ先端側から3番目に設定していることが多い。
図16に示すように、4極イヤホンプラグの電極位置に合わせて各コンタクトを基板61上に配列し、イヤホンプラグ検出は、イヤホンプラグが装着された場合に、GND接続できるよう、コンタクト13aと同じ位置に検出用のコンタクト13eを配置する。
このような構成においても、第1実施形態で説明した効果を同様の効果を得ることができる。
以上より、コンタクト追加により各実施形態のいずれも4極イヤホンプラグ8の対応は可能であり、同様の実装スペース縮小化の効果が得られる。この他、2極のイヤホンプラグについても、コンタクトを減少させるだけで対応可能である。
また、旧型の携帯電話機では、φ2.5mm径のイヤホンプラグを使用する場合があり、本発明の応用で、φ2.5mmイヤホンプラグサイズ用に、コンタクトの配置を合わせることでφ2.5mmイヤホンプラグにも対応可能である。
本発明は、例えば音楽再生プレーヤやスマートフォン、ダブレットPCなどに適用可能である。
1、11、21、31、41、51、61 基板
2 モールド
3、13、23、33、43、53 コンタクト
4、14、24、34、44、54 筐体
15、25、35、45、55 プラグ保持部
6 挿入口
7、8 イヤホンプラグ
36 検出スイッチ
37 検出ポート

Claims (10)

  1. イヤホンプラグ挿入時に、当該イヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能なそれぞれの位置にコンタクトが配置された基板と、
    略半円状のイヤホンプラグ挿入口上部が、イヤホンプラグを挿入可能に形成され、挿入時のイヤホンプラグを保持するプラグ保持部を有する筐体と、
    を含むイヤホンジャック構造。
  2. 前記コンタクトは、バネ性を有した板バネで構成される、
    請求項1に記載のイヤホンジャック構造。
  3. 前記複数のコンタクトは、挿入時のイヤホンプラグを挟むように両側面から接触可能に前記基板上に配置される、
    請求項1又は2に記載のイヤホンジャック構造。
  4. 前記複数のコンタクトは、挿入時のイヤホンプラグに対して一方の片側面のみから接触可能となるように集約して前記基板上に配置され、
    前記プラグ保持部は、前記挿入時のイヤホンプラグの他方の片側面を前記イヤホンプラグ挿入口上部から滑らかに覆うように、イヤホンプラグ挿入口片側面部を形成する、
    請求項1又は2に記載のイヤホンジャック構造。
  5. 前記複数のコンタクトは、イヤホンプラグ挿入口下部となる前記基板上に配置され、
    前記プラグ保持部は、前記挿入時のイヤホンプラグの両側面を前記イヤホンプラグ挿入口上部から滑らかに覆うようにイヤホンプラグ挿入口両側面部を形成する、
    請求項1又は2に記載のイヤホンジャック構造。
  6. 前記複数のコンタクトは、前記基板の表面と略同一面で、挿入時のイヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能となるように、前記基板の裏面から貫通して配置される、
    請求項1又は2に記載のイヤホンジャック構造。
  7. イヤホンプラグが完全に挿入された場合にスイッチがオンになるように接触する位置に、イヤホンプラグの挿入を検出する検出スイッチが配置される、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のイヤホンジャック構造。
  8. 挿入の対象となるイヤホンプラグは2極、3極又は4極のいずれかであって、前記複数のコンタクトは、当該イヤホンプラグの極数に基づいて決定される前記基板上の適切な位置に配置される、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のイヤホンジャック構造。
  9. 挿入の対象となるイヤホンプラグの径φは3.5mm又は2.5mmのいずれかであって、前記複数のコンタクトは、当該イヤホンプラグの径に基づいて決定される前記基板上の適切な位置に配置される、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のイヤホンジャック構造。
  10. イヤホンプラグ挿入時に、当該イヤホンプラグの複数の電極のそれぞれに接触可能なそれぞれの位置にコンタクトが配置された基板と、
    略半円状のイヤホンプラグ挿入口上部が、イヤホンプラグを挿入可能に形成され、挿入時のイヤホンプラグを保持するプラグ保持部を有する筐体と、
    によって、挿入時のイヤホンプラグを保持するようにイヤホンジャックを構成する、
    イヤホンジャック構成方法。
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