JP4035571B2 - カードコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICカード、磁気カード等のカードをコンピュータ等に接続するためのカードコネクタに関する。特に、カードの挿入口への挿入を検知する挿入検知スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、特開平6−203222号公報に開示されているように、カードコネクタにおいては、カード挿入口からカードが差し込まれた際、それを検出する挿入検知スイッチが設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の挿入検知スイッチは一対の接点部材同士の接点部が露出しているのでほこりやゴミが付着し易く導通不良が生じるという問題があった。そこで、本発明は、接点部の導通不良の発生を低減できる挿入検知スイッチを備えたカードコネクタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るカードコネクタは、カード挿入口の奥部に、カードの挿入を検出する挿入検知スイッチを配設したカードコネクタであって、上記挿入検知スイッチは、挿入されたカードの先端に押されて変形する一方の接点部材と、この一方の接点部材に対して接触離間する他方の接点部材とを有し、これら一方及び他方の接点部材は、共に片持梁状を呈し、その基端が上記カード挿入口の奥部に固定され、先端が挿入されたカードの略幅方向に延出され、上記一方及び他方の接点部材は、それぞれの先端同士、基端同士が上記カード挿入口から見て揃えられて並設され、上記一方の接点部材の基端が、上記他方の接点部材の基端よりもカード挿入方向の奥側に配置され、上記一方の接点部材は、その先端が基端よりもカード挿入方向の手前側に位置するように形成され、上記一方の接点部材は、その先端にカードにより押圧される押圧部を有し、該押圧部と基端との間に他方の接点部材の先端が当接する接点部を有すると共に、該接点部の上方を覆う庇部を有し、上記一方の接点部材の上記接点部は、通常、上記他方の接点部材の先端に接触しているものである。これによって、庇部が接点部を覆うためほこりやゴミの付着等による導通不良の低減を図ることができる。
【0005】
また、上記一方の接点部材は、その基端から上記押圧部に至るまでの部分が略ストレート状に形成され、上記他方の接点部材は、その先端の部分がカード挿入方向の奥側に向けて屈曲して形成されていてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。ここでは、ICカードコネクタを例にとって一実施の形態を説明する。図1乃至5は、本発明の一実施の形態としてのICカードコネクタを示している。図1はICカードコネクタを上部ハウジング側から見た斜視図、図2は図1のICカードコネクタを下部ハウジング側から見た斜視図である。図3は図1のICカードコネクタの組み立てられた上部ハウジングを上面側から見た斜視図である。図4は図1のICカードコネクタの組み立てられた下部ハウジングを上面側から見た斜視図である。図5は図1のICカードコネクタのサブ基板とジャンパーリードの関係を示す概念的な立面図である。
【0007】
図1に示すとおり、ここでのICカードコネクタ1は、大きく、下部ハウジング2と上部ハウジング10と上部ハウジング10に取り付けられるサブ基板17から構成されている。
【0008】
図1,図2と図4において、下部ハウジング2の底面板2aに第1端子3が4本並置して取り付けてある。
【0009】
この第1端子3は端部を下方に向けて屈曲させてあり、先端を図示していない主基板に挿入する差し込み部3aを備えこれが主基板に端子の信号を伝達する手段となる。他方に延長した先端はカードの電極と接触する接触部3bを上方にへの字状に曲げて形成してある。第1端子3と反対側の側部には第1端子3と同様な形状の第2端子4が4本並置して取り付けてある。
【0010】
下部ハウジング2の中央部には薄板状の支持板部5が掛け渡されており、支持板部5の中央部は開口5aが設けてあり、そこに外周をゴム等の弾性体で被覆した弾性ローラ6が軸6aの両端を軸受け6bで支持して設けられている。第1、第2の端子の接触部と弾性ローラ6の間の間隙は厚みの異なる2種のカードを受け入れ可能な寸法に設定してある。そして弾性ローラ6は支持板部5に支持されているので上下に動きうる状態であるので第1ICカード挿入口7からICカードが挿入されると弾性ローラ6が若干上に押し上げられICカードを端子3,4に適度に押しつけた状態で安定する。軸6aも弾性体で被覆されるので、第1、第2の端子の接触部と弾性ローラ6の間の間隙が厚みの異なる2種のカードを受け入れ可能にすることは容易である。
【0011】
そしてICカードの先端が到達する位置には1対の接点部材8a、8bから成る挿入検知スイッチとしての端部位置スイッチ8が設けてある。この端部位置スイッチ8の接点部材8aの先端にはICカードの先端が当接する押圧部8cと他方の接点部材8bの先端が接触する接点部を覆う庇部8dが設けられている。この端部位置スイッチ8は通常閉じた状態で接点部は庇部8dで覆われているので、ほこり等が接点部に進入するのを防止することができる。
【0012】
図3はICカードコネクタの上部ハウジング側の組立てられた状態の斜視図であり、上部ハウジング10の天板10aには第3の端子11が4本並置されており、この第3の端子11は上部ハウジングに設けた端子の信号をサブ基板に伝達する手段である先端をサブ基板に挿入する差し込み部11aを備える。他方に延長した先端はカードの電極と接触する接触部11bがへの字状に曲げて形成してある。第3端子11と反対側の側部には第3端子と同様な形状の第4端子12が4本並置して取り付けてある。即ち先端をサブ基板に挿入する差し込み部12aを備え、他方に延長した先端はカードの電極と接触する接触部12bがへの字状に曲げて形成してある。
【0013】
これらの第3、第4の端子は第2ICカード挿入口13からICカードが挿入された際、電極が上向きになっている場合に接触部11b、12bに接触して動作するようになされている。
【0014】
第5の端子14、第6の端子15(図3では見えていないが、説明のため引出し線で位置を示している。図5参照)はICカードの電極が下向きに差し込まれた際にその接触部14b、15bに接触して動作するごとくに配設されている。図5に示すように、上部ハウジング10に設けた溝(図示せず)に第5端子14の4本と第6端子15の4本を上下に重ねた形で収納し、差し込み部14a、15aをサブ基板17に差し込み、他端を上方にくの字状に曲げて接触部14b、15bとしたものである。また上部ハウジング10にも端部スイッチが備えられており、その端子19を上向きに突出させてある。
【0015】
上述のように構成された上部ハウジング10と下部ハウジング2は重ねて以下の構成により組み立てる。下部ハウジング2の角部にそれぞれ支柱9を設け、支柱9の端部に結合フック9aを設ける。上部ハウジング10の各角部に設けた嵌合孔18にこれらフック9aを差し込むことにより上部と下部ハウジングが一体化されて組み立てが完了する。
【0016】
図2は上部と下部のハウジングが一体に組み立てられた状態を下方からみた斜視図である。サブ基板17は両面に導体パターン17aを備えたプリント配線基板であり、第3から第6端子の差し込み部11a,12a,14a,15aと端部位置スイッチの端子19が差し込まれる孔が備えられており、この孔は両面の導体を接続するスルーホールで構成されている。
【0017】
またサブ基板17には各端子から得た信号を下方の主基板側に引き下ろすためのジャンパーリード20(サブ基板からの信号を前記主基板に伝達する手段)がスルーホールランド20aに接続されている。この結果上部ハウジング10で得られた信号はサブ基板17を経てジャンパーリード20に導かれ、下部ハウジング2の底面に導かれる。なお、ジャンパーリード20を整列する調整部材25がここでは下面側に設けられている。この下部ハウジングの底面には既に下部ハウジング2から導かれた第1端子の差し込み部3aと第2端子の差し込み部4aが存在しているので全ての信号は下部ハウジング2の底面に集約できている。そのため図示しない主基板に容易に取り付けることができる。なお、上部ハウジング10と下部ハウジング2には、基板などの他部材に取り付けるための取付けポスト21,22がそれぞれ4本ずつ設けられている。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るカードコネクタによれば、庇部が接点部を覆うためほこりやゴミの付着等による導通不良を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による一実施の形態としてのICカードコネクタを上部ハウジング側から見た斜視図である。
【図2】 図1のICカードコネクタを下部ハウジング側から見た斜視図である。
【図3】 図1のICカードコネクタの上部ハウジングを上面側から見た斜視図である。
【図4】 図1のICカードコネクタの下部ハウジングを上面側から見た斜視図である。
【図5】 図1のICカードコネクタのサブ基板とジャンパーリードの関係を示す概念的な立面図である。
【符号の説明】
1 ICカードコネクタ、2 下部ハウジング、2a 底面板、3 第1端子、3a 差し込み部、3b 接触部、4 第2端子、5 支持板部、5a 開口、6 弾性ローラ、6a 軸、6b 軸受け、7 第1ICカード挿入口、8 端部位置スイッチ(挿入検知スイッチ)、8a,8b 接点部材、8c 押圧部、8d 庇部、9 支柱、9a 結合フック、10 上部ハウジング、10a 天板、11 第3の端子、11a 差し込み部、11b 接触部、12 第4端子、12a 差し込み部、12b 接触部、13 第2ICカード挿入口、14第5の端子、14a 差し込み部、14b 接触部、15 第6の端子、15a 差し込み部、15b 接触部、17 サブ基板、17a 導体パターン、18 嵌合孔、19 端子、20 ジャンパーリード、20a スルーホールランド、21,22 取付けポスト、25 調整部材。
Claims (2)
- カード挿入口の奥部に、カードの挿入を検出する挿入検知スイッチを配設したカードコネクタであって、
上記挿入検知スイッチは、挿入されたカードの先端に押されて変形する一方の接点部材と、この一方の接点部材に対して接触離間する他方の接点部材とを有し、
これら一方及び他方の接点部材は、共に片持梁状を呈し、その基端が上記カード挿入口の奥部に固定され、先端が挿入されたカードの略幅方向に延出され、
上記一方及び他方の接点部材は、それぞれの先端同士、基端同士が上記カード挿入口から見て揃えられて並設され、
上記一方の接点部材の基端が、上記他方の接点部材の基端よりもカード挿入方向の奥側に配置され、
上記一方の接点部材は、その先端が基端よりもカード挿入方向の手前側に位置するように形成され、
上記一方の接点部材は、その先端にカードにより押圧される押圧部を有し、該押圧部と基端との間に他方の接点部材の先端が当接する接点部を有すると共に、該接点部の上方を覆う庇部を有し、
上記一方の接点部材の上記接点部は、通常、上記他方の接点部材の先端に接触している ことを特徴とするカードコネクタ。 - 上記一方の接点部材は、その基端から上記押圧部に至るまでの部分が略ストレート状に形成され、
上記他方の接点部材は、その先端の部分がカード挿入方向の奥側に向けて屈曲して形成されている請求項1に記載のカードコネクタ。
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JP2013191293A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Nec Access Technica Ltd | イヤホンジャック構造、イヤホンジャック構成方法 |
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