JP4357669B2 - スピーカの接続構造 - Google Patents
スピーカの接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4357669B2 JP4357669B2 JP30048999A JP30048999A JP4357669B2 JP 4357669 B2 JP4357669 B2 JP 4357669B2 JP 30048999 A JP30048999 A JP 30048999A JP 30048999 A JP30048999 A JP 30048999A JP 4357669 B2 JP4357669 B2 JP 4357669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- printed circuit
- circuit board
- connection structure
- conductor portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型電子機器に内蔵するスピーカの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の接続構造(例えば、実用新案登録第3011621号公報参照)には、図5に示すように、スピーカ7に基板部材8を取付け、基板部材8にスプリングコネクタ9、9を取付けており、電子機器筐体(不図示)に取付けられたプリント基板11の導体部10,10に電気的に接続して構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そして、プリント基板11は、電子機器筐体に取付けられて固定されており、スピーカ7は電子機器筐体に形成した円形リブ(不図示)等に嵌合し、導体部10,10をスプリングコネクタ9、9に導通させるように構成している。
【0004】
したがって、スピーカ7を電子機器筐体の円形リブ等に嵌合する際に、スピーカ7自身が円形を呈しているために、円形リブ等の中で回転してしまって所定位置に位置決め嵌合するのが難しく、ずれて嵌合した場合には、スプリングコネクタ9,9が導体部10、10に電気的に接続されない場合が起ってしまう。
【0005】
この点を解消するために、スピーカ7及びプリント基板11側に凹凸等からなる位置決め部を形成しておくことが考えられるが、スピーカ7は小型電器機器においては一般に規格品となっており、この規格品に別注として位置決め部を形成したりすると、コストアップの要因となり、また、プリント基板11側に位置決め部を設けることは、それでなくとも多くの電子部品が実装されていることから、スペース的に困難であるばかりでなく、より多くの機能の部品の実装密度を上げなければならないという点から遠ざかることにもなる。
【0006】
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、規格品のスピーカの形状を変更せず、また、プリント基板側の実装密度に影響させず、スプリングコネクタと導体部との電気的導通を確実に取れるように工夫したスピーカの接続構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電子機器筐体に取付けた電子機器側のプリント基板とスピーカとをスプリングコネクタを介して電気的に導通接続するスピーカの接続構造において、前記スピーカ側に、該スピーカに対して同心円状に描画される扇型形状とした導体部を形成し、該導体部に前記スプリングコネクタを導通させて、前記スピーカを前記プリント基板に電気的に導通接続するように構成したものである。
【0008】
本発明によれば、スプリングコネクタに導通する導体部が、プリント基板に比較してスペース的に余裕があるスピーカ側に形成されていることから、導体部の形成面積を大きく取ることができ、スピーカの取付け位置の許容範囲を広くして、組立性・信頼性を向上させることができる。
【0009】
また、導体部が通常スピーカー側プリント基板上に形成されるものであることから、導体部の面積拡大は、スピーカ側基板上で対処でき、規格品のスピーカを使用することが可能となる。
【0010】
そして、導体部の平面視の形状は、従来のような矩形状を呈していてもよいが、スピーカの形状が通常平面視円形を呈していることから、スピーカの同心円上に描画される扇型形状とすることが考えられる。この場合、導体部は、スピーカの同心円上に延在させる結果、スピーカにおいて上下2段に配置するのが好都合である。
【0011】
したがって、導体部が扇型形状を呈することによって、スピーカの回転方向に存在することになって、スプリングコネクタとの導通が非常に取りやすくなり、スピーカの取付け位置の許容範囲を更に広くして、一層の組立性・信頼性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
図1は本発明における実施の形態によるスピーカの接続構造を示す分解斜視図、図2は図1におけるスプリングコネクタの縦断面図である。
【0013】
図1において、電子機器筐体1は、一面が開口部1aとなった平面視長方形状のボックスタイプとなっており、その底壁1bの一端側には、貫通孔1cが開口すると共に、貫通孔1cを囲繞するように円形リブ1dが形成されている。
【0014】
円形リブ1dには、平面視円形を呈するスピーカ2の先端側円形突起部2aが嵌合して、スピーカ2を電子機器筐体1に装着するようになっている。
【0015】
スピーカー2の後端面2bには、平面視扇型を呈するスピーカ側基板3が装着されており、スピーカ側基板3には、一対の導体部4,4が実装されている。
【0016】
導体部4,4は、上下方向に長大となった長方形状を呈している。
【0017】
電子機器筐体1には、ボルト等図示しない方法で、電子機器側のプリント基板6が装着されており、プリント基板6には、一対のスプリングコネクタ5、5が装着されている。
【0018】
スプリングコネクタ5、5は、図2に示すように、プリント基板6の装着孔6aに嵌合した状態で半田付けにより固着されており、可動ピン5a、ハウジング5b及びスプリング部材5cから構成している。
【0019】
そして、可動ピン5aは、プリント基板6を電子機器筐体1に装着した際、スピーカ2側の導体部4、4に圧接当接して導通し、プリント基板6とスピーカ2とを電気的に接続している。
【0020】
上記のような構成において、スプリングコネクタ5,5に導通する導体部4,4が、プリント基板6に比較してスペース的に余裕があるスピーカ2側に形成されていることから、導体部4,4の形成面積を比較的に大きく取ることができ、スピーカ2を円形リブ1dに嵌合する際に、スピーカ2は円形であるが故に、スピーカ2は、円形リブ1dとの嵌合位置が定まらないことがあるが、この場合でも、導体部4、4の形成面積が大きいために、スプリングコネクタ5,5の可動ピン5aとの電気的導通が簡単・確実に取れることになって、スピーカ2の電子機器筐体1に対する取付け位置の許容範囲が広くなって、組立性・信頼性を向上させることができる。
【0021】
また、導体部4、4は、スピーカー側プリント基板3上に形成されるものであることから、導体部4、4の面積拡大は、スピーカ側基板3上で対処でき、スピーカ2として、規格品をそのまま使用することができ、コスト的に有利となる。
【0022】
上記実施の形態においては、導体部4、4の形状を上下方向に長大となった長方形状にしているが、本発明においてはこの形状に限られるものでなく、図3に示すような平面視正方形や図4に示すようなスピーカ2の同心円上に描画される扇型形状とすることも考えられる。図4における導体部4、4は、夫々スピーカ側プリント基板3の長手方向に延在させた場合には、スピーカ側プリント基板3の上下2段に配置されることになる。
【0023】
図4に示すように、導体部4,4が扇型形状を呈することによって、スピーカを円形リブ1cに嵌合する際に回転させた場合に、スピーカ2が円形リブ1d内で回転する方向に導体部4、4が存在することになって、スプリングコネクタ5,5の可動ピン5aとの導通が非常に取りやすくなり、スピーカ2の取付け位置の許容範囲を更に広くして、一層の組立性・信頼性を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、スプリングコネクタに導通する導体部が、プリント基板に比較してスペース的に余裕があるスピーカ側に形成されていることから、導体部の形成面積を大きく取ることができ、スピーカの取付け位置の許容範囲を広くして、組立性・信頼性を向上させることができる。
【0025】
また、導体部が通常スピーカー側プリント基板上に形成されるものであることから、導体部の面積拡大は、スピーカ側基板上で対処でき、規格品のスピーカを使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態によるスピーカの接続構造を示す分解斜視図
【図2】図1におけるスプリングコネクタの縦断面図
【図3】本発明における他の実施の形態による導体部を形成したスピーカ側基板の平面図
【図4】本発明における更に他の実施の形態による導体部を形成したスピーカ側基板の平面図
【図5】従来におけるスピーカの接続構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 電子機器筐体
1c 円形リブ
2 スピーカ
2a 先端側円形突起部
2b 後端面
3 スピーカ側プリント基板
4 導通部
5 スプリングコネクタ
6 電子機器側のプリント基板
Claims (1)
- 電子機器筐体に取付けた電子機器側のプリント基板とスピーカとをスプリングコネクタを介して電気的に導通接続するスピーカの接続構造において、前記スピーカ側に、該スピーカに対して同心円状に描画される扇型形状とした導体部を形成し、該導体部に前記スプリングコネクタを導通させて、前記スピーカを前記プリント基板に電気的に導通接続するように構成したことを特徴とするスピーカの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30048999A JP4357669B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | スピーカの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30048999A JP4357669B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | スピーカの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001119775A JP2001119775A (ja) | 2001-04-27 |
JP4357669B2 true JP4357669B2 (ja) | 2009-11-04 |
Family
ID=17885434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30048999A Expired - Lifetime JP4357669B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | スピーカの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4357669B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3648467A1 (en) * | 2018-10-31 | 2020-05-06 | Aptiv Technologies Limited | Speaker assembly |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3804925B2 (ja) | 2001-10-23 | 2006-08-02 | パイオニア株式会社 | スピーカのコネクタ |
JP2009124234A (ja) | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Panasonic Corp | 電子部品、電子部品ユニット、スピーカ、及び、該スピーカを備えた携帯端末 |
US8896459B2 (en) * | 2011-08-16 | 2014-11-25 | Camilla Marie Denison | Motion activated sound producing bottle top |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30048999A patent/JP4357669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3648467A1 (en) * | 2018-10-31 | 2020-05-06 | Aptiv Technologies Limited | Speaker assembly |
CN111131974A (zh) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | Aptiv技术有限公司 | 扬声器组件 |
US11290824B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-03-29 | Aptiv Technologies Limited | Speaker assembly |
CN111131974B (zh) * | 2018-10-31 | 2022-04-19 | Aptiv技术有限公司 | 扬声器组件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001119775A (ja) | 2001-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2546590Y2 (ja) | フィルタコネクタ及びフィルタコネクタ用遮蔽板 | |
TWI440258B (zh) | 印刷電路板配置 | |
JPH10284201A (ja) | シールド機構付き中継コネクタ | |
JPH08124637A (ja) | 表面実装型電気コネクタ | |
JPH09232039A (ja) | シールド機構付き中継コネクタ | |
WO2003058765B1 (en) | Automotive connector with improved retention ability | |
US5882223A (en) | Connector which is adapted to connect a flat connection object having a signal pattern and a shield pattern opposite to each other | |
JP4357669B2 (ja) | スピーカの接続構造 | |
US6312264B1 (en) | Connecting device | |
JP2008084561A (ja) | 基板用シールドコネクタの接続構造 | |
JP3390812B2 (ja) | 電気コネクタ装置 | |
US6109932A (en) | Three-dimensional electrical interconnection system | |
JP2601371B2 (ja) | 電子部品の取付金具 | |
JP3252546B2 (ja) | 同軸コネクタ | |
JPH05226042A (ja) | コネクタ | |
JPH0668920A (ja) | ケーブル用コネクタ | |
JPH0717190Y2 (ja) | 電気部品の取付脚 | |
JP3745493B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3300164B2 (ja) | ジャック板 | |
JPH0650947Y2 (ja) | 基板用コネクタ | |
JPH0418175Y2 (ja) | ||
JP4125881B2 (ja) | 回路基板装置 | |
JPH081584Y2 (ja) | フレキシブル基板接続用表面実装コネクター | |
JP2000082514A5 (ja) | ||
JPH0713906B2 (ja) | 電気接続用ソケツト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090707 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090805 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4357669 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814 Year of fee payment: 4 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |