JP3745493B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に使用される送受信ユニット等の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯電話機に使用される送受信ユニット等の電子機器は、図3に示すように、上下に開口部を有する箱形の筺体20は、一つの側壁21が低く形成されている。
また、所望の回路が形成されたプリント基板22は、前記筺体20内に取り付けられると共に、プリント基板22の一部は、前記側壁21上から外方に突出し、又、この側壁21の近傍のプリント基板22には、コネクタ23が取り付けられ、このコネクタ23にもう一方のコネクタ(図示せず)を接続することにより、電気回路の接続を行うようになっている。
【0003】
また、上部のカバー24は、矩形状の上壁24aと、この上壁24aの3辺の端部から折り曲げられて下方に延びるバネ性のある取付部24bと、一辺の側面に設けられた開放部24cとを備えている。
そして、このカバー24は、コネクタ23を避けて、開放部24cをコネクタ23の近傍に位置させ、筺体20の上部の開口部の一部を上壁24aで覆い、その取付部24bを筺体20の側壁に弾接させて取り付けられている。
また、下部のカバー25は、矩形状の下壁25aと、この下壁25aの4辺の端部から折り曲げられて上方に延びるバネ性のある取付部25bとを備えていて、このカバー25は、その下壁25aで筺体20の下部の開口部全体を覆い、取付部25bを筺体20の側壁に弾接させて取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子機器は、開放部24cを設けたカバー24の一端は、自由端となって宙に浮いた状態にあり、このため、この自由端でのカバー24の接地が不確実となり、電気的性能が悪いという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記ののような課題を解決するための第1の解決手段として、上壁から折り曲げられた取付部を有すると共に、前記上壁に開放部を有するカバーと、側壁に設けられた突部と開口部を有する箱形の筐体とを備え、前記突部は、他の側壁より低くなった側壁に形成され、前記カバーは前記開口部を覆うように前記取付部により前記筐体に取り付けられ、前記カバーの上壁に、前記開放部の開放端から延びる突出部を設け、該突出部に前記突部の先端を当接させた構成とした。
また、第2の解決手段として、前記筐体内に収納されたプリント基板が前記筐体に取り付けられ、前記筐体の側壁に形成された前記突部が、前記プリント基板を貫通して突出し、該突部の先端を前記突出部に当接させた成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の電子機器を、携帯電話機に使用される送受信ユニットを例に説明すると、図1は送受信ユニットである電子機器の斜視図、図2はその要部の断面図である。
図1、図2に示すように、金属板から成る箱形の筺体1は、上下に設けられた開口部2、3と、他の側壁4aよりも低くなった一つの側壁4bと、この側壁4bの一端から上方に突出した突部5とを備えている。
また、所望の回路(図示せず)が形成されたプリント基板6は、前記筺体1内に取り付けられると共に、プリント基板6の一部は、前記側壁4b上から筺体1の外方に突出し、且つ、プリント基板6に設けられた孔7を貫通して、前記突部5が上方に突き出ている。
【0007】
また、前記側壁4bの近傍で、筺体1内に位置するプリント基板6には、コネクタ8が取り付けられ、このコネクタ8にもう一方のコネクタ(図示せず)を接続することにより、電子機器の電気回路を外部に接続するようになっている。
また、上部のカバー9は、矩形状の上壁9aと、この上壁9aの3辺の端部から折り曲げられて下方に延びるバネ性のある取付部9bと、一辺の側面に設けられた開放部9cと、この開放部9cの開放端9dから延びるバネ性ある突出部9eとを備えている。
そして、このカバー9は、コネクタ8を避けて、開放端9d及び突出部9eをコネクタ8の近傍に位置させ、筺体1の上部の開口部2の一部を上壁9aで覆い、その取付部9bを筺体1の側壁4aに挟持させて取り付けられると共に、突出部9eの下面が筺体1の突部5の先端に弾接した状態となっている。
即ち、開放部9dの近傍に位置する突出部9eに突部5の先端が当接したものとなっている。
【0008】
また、下部のカバー10は、矩形状の下壁10aと、この下壁10aの4辺の端部から折り曲げられて上方に延びるバネ性のある取付部10bとを備えていて、このカバー10は、その下壁10aで筺体1の下部の開口部3全体を覆い、取付部10bを筺体1の側壁4a、4bに挟持させて取り付けられている。
なお、前記突部5及び突出部9eの形状、数は、前記実施例に限らず、種々の形状、或いは複数個にしても良いこと勿論である。
【0009】
【発明の効果】
本発明の電子機器は、カバーの開放部の近傍で、筺体の突部を当接させたため、カバーの開放端における接地を行うことが出来、電気的性能の良好な電子機器を提供できる。
また、側壁に設けた突部を、プリント基板を貫通させてカバーに当接させたものであるため、部品点数を増加することなく、簡単な接地構造が得られ、また、スペースフアクタが良好な小型のものが提供できる。
更に、カバーの開放端から延びる突出部を突部に当接されたものであるため、突出部にバネ性を持たせることが出来、接触の確実なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の斜視図。
【図2】本発明の電子機器の要部断面図。
【図3】従来の電子機器の斜視図。
【符号の説明】
1 筺体
2、3 開口部
4a 側壁
4b 側壁
5 突部
6 プリント基板
7 孔
8 コネクタ
9 カバー
9a 上壁
9b 取付部
9c 開放部
9d 開放端
9e 突出部
10 カバー
10a 下壁
10b 取付部
Claims (2)
- 上壁から折り曲げられた取付部を有すると共に、前記上壁に開放部を有するカバーと、側壁に設けられた突部と開口部を有する箱形の筐体とを備え、前記突部は、他の側壁より低くなった側壁に形成され、前記カバーは前記開口部を覆うように前記取付部により前記筐体に取り付けられ、前記カバーの上壁に、前記開放部の開放端から延びる突出部を設け、該突出部に前記突部の先端を当接させたことを特徴とする電子機器。
- 前記筐体内に収納されたプリント基板が前記筐体に取り付けられ、前記筐体の側壁に形成された前記突部が、前記プリント基板を貫通して突出し、該突部の先端を前記突出部に当接させたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07081297A JP3745493B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07081297A JP3745493B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256750A JPH10256750A (ja) | 1998-09-25 |
JP3745493B2 true JP3745493B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=13442368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07081297A Expired - Fee Related JP3745493B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3745493B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10260459A1 (de) | 2002-01-08 | 2003-08-14 | Mitsumi Electric Co Ltd | Abschirmummantelung für elektronische Geräte |
JP2005032747A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Alps Electric Co Ltd | 電子機器のカバー取付構造 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP07081297A patent/JP3745493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10256750A (ja) | 1998-09-25 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050816 |
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