JP2892945B2 - フレキシブル基板用電気コネクタ - Google Patents
フレキシブル基板用電気コネクタInfo
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- JP2892945B2 JP2892945B2 JP6203009A JP20300994A JP2892945B2 JP 2892945 B2 JP2892945 B2 JP 2892945B2 JP 6203009 A JP6203009 A JP 6203009A JP 20300994 A JP20300994 A JP 20300994A JP 2892945 B2 JP2892945 B2 JP 2892945B2
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- pressing
- housing
- contact
- opening
- flexible substrate
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/79—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/82—Coupling devices connected with low or zero insertion force
- H01R12/85—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures
- H01R12/88—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting manually by rotating or pivoting connector housing parts
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフレキシブル基板用電気
コネクタに関するものである。
コネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】フレキシブル基板の接続には、いわゆ
る、無挿抜力コネクタが広く用いられている。この種の
コネクタとしては、例えば特公平４−３３６７１に開示
されているものがある。この公知のコネクタは、添付図
面の図６に示されているように、ハウジング５１が左半
部で上方に開口しており、該開口部に加圧部材５２が紙
面に対し垂直な軸線５２Ａを中心に軸線の両端部でハウ
ジングにより回動可能に支持されている。該加圧部材５
２は円筒面の一部をなすように、形成された凸弯曲面５
３が、上記ハウジング５１に上方へ向け開口して形成さ
れた凹弯曲面５４と係合してここで滑りながら二点鎖線
で示す所定位置まで時計まわりに向け回動可能となって
いる。
る、無挿抜力コネクタが広く用いられている。この種の
コネクタとしては、例えば特公平４−３３６７１に開示
されているものがある。この公知のコネクタは、添付図
面の図６に示されているように、ハウジング５１が左半
部で上方に開口しており、該開口部に加圧部材５２が紙
面に対し垂直な軸線５２Ａを中心に軸線の両端部でハウ
ジングにより回動可能に支持されている。該加圧部材５
２は円筒面の一部をなすように、形成された凸弯曲面５
３が、上記ハウジング５１に上方へ向け開口して形成さ
れた凹弯曲面５４と係合してここで滑りながら二点鎖線
で示す所定位置まで時計まわりに向け回動可能となって
いる。
【０００３】上記ハウジング５１の内部には図示のごと
く逆Ｕ字状の接触子５５が、図において紙面に直角方向
における複数位置に、互いに紙面と平行になるように植
設されている。該接触子５５の一端側５５Ａは弾性をも
つように略逆Ｕ字状に屈曲せられ先端が上記開口部にて
加圧部材５２方向に指向しており、他端側５５Ｂはハウ
ジング５１の下面から下方に延出し回路基板Ｐの孔に挿
入されるようになっている。
く逆Ｕ字状の接触子５５が、図において紙面に直角方向
における複数位置に、互いに紙面と平行になるように植
設されている。該接触子５５の一端側５５Ａは弾性をも
つように略逆Ｕ字状に屈曲せられ先端が上記開口部にて
加圧部材５２方向に指向しており、他端側５５Ｂはハウ
ジング５１の下面から下方に延出し回路基板Ｐの孔に挿
入されるようになっている。
【０００４】上記加圧部材５２は、右側面が互いに角度
をもって連なる二つの平坦面５２Ｂ，５２Ｃを有し両者
の移行部に加圧突部５２Ｄを形成しており、二点鎖線で
示す該加圧部材５２の所定位置までの回動時に、上記加
圧突部５２Ｄでフレキシブル基板Ｆを接触子５５の一端
側５５Ａに圧する。
をもって連なる二つの平坦面５２Ｂ，５２Ｃを有し両者
の移行部に加圧突部５２Ｄを形成しており、二点鎖線で
示す該加圧部材５２の所定位置までの回動時に、上記加
圧突部５２Ｄでフレキシブル基板Ｆを接触子５５の一端
側５５Ａに圧する。
【０００５】かかる電気コネクタにあっては、先ず、図
６に示すごとく、実線で示されている加圧部材５２が反
時計方向に回動されて開放状態にあるときに、上方から
フレキシブル基板Ｆを上記加圧部材５２と接触子５５の
一端側５５Ａとの間の空間へ所定位置まで挿入し、次
に、二点鎖線で示されるごとく、上記加圧部材５２を上
記所定位置まで閉じるように時計方向に向け回動させて
上記加圧突部５２Ｄにてフレキシブル基板Ｆを右方に圧
する。すると、フレキシブル基板Ｆは接触子５５の接続
部をなす一端側５５Ａの先端に圧せられ、該フレキシブ
ル基板Ｆの回路が対応せる上記接触子５５と接触するよ
うになる。
６に示すごとく、実線で示されている加圧部材５２が反
時計方向に回動されて開放状態にあるときに、上方から
フレキシブル基板Ｆを上記加圧部材５２と接触子５５の
一端側５５Ａとの間の空間へ所定位置まで挿入し、次
に、二点鎖線で示されるごとく、上記加圧部材５２を上
記所定位置まで閉じるように時計方向に向け回動させて
上記加圧突部５２Ｄにてフレキシブル基板Ｆを右方に圧
する。すると、フレキシブル基板Ｆは接触子５５の接続
部をなす一端側５５Ａの先端に圧せられ、該フレキシブ
ル基板Ｆの回路が対応せる上記接触子５５と接触するよ
うになる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述の公知のコネクタ
にあっては、加圧部材５２が加圧位置に向けて回動する
際に、加圧突部５２Ｄは加圧力を増大しながらフレキシ
ブル基板Ｆとの圧接位置がコネクタの開口部の奥の方へ
移動して行く。すなわち、フレキシブル基板Ｆを摩擦力
により奥へ押し込んで行くようになる。
にあっては、加圧部材５２が加圧位置に向けて回動する
際に、加圧突部５２Ｄは加圧力を増大しながらフレキシ
ブル基板Ｆとの圧接位置がコネクタの開口部の奥の方へ
移動して行く。すなわち、フレキシブル基板Ｆを摩擦力
により奥へ押し込んで行くようになる。
【０００７】その結果、加圧部材５２は反力として上方
へ向けての力を受ける。加圧部材の凸弯曲面５３を回動
自在に支持しているハウジング５１の凹弯曲面５４は上
方に開口しており、上記反力が大きいと加圧部材５２が
ハウジングの上記凹弯曲面５４から外れてしまうという
問題がある。
へ向けての力を受ける。加圧部材の凸弯曲面５３を回動
自在に支持しているハウジング５１の凹弯曲面５４は上
方に開口しており、上記反力が大きいと加圧部材５２が
ハウジングの上記凹弯曲面５４から外れてしまうという
問題がある。
【０００８】さらには、フレキシブル基板Ｆは開口部へ
の挿入時に、通常該フレキシブル基板Ｆの先端が開口部
の底部に突き当たるようにして挿入されているので、上
記加圧突部５２Ｄにより、さらに奥へ押し込まれると、
該フレキシブル基板は撓んだり、歪んだりして接触不良
を生ずるという問題も生ずる。
の挿入時に、通常該フレキシブル基板Ｆの先端が開口部
の底部に突き当たるようにして挿入されているので、上
記加圧突部５２Ｄにより、さらに奥へ押し込まれると、
該フレキシブル基板は撓んだり、歪んだりして接触不良
を生ずるという問題も生ずる。
【０００９】本発明は、かかる公知の電気コネクタが有
していた問題を解決し、加圧部材による加圧時に抜け方
向の反力を受けたりフレキシブル基板に接触不良をもた
らすことのないフレキシブル基板用電気コネクタを提供
することを第一の目的とする。
していた問題を解決し、加圧部材による加圧時に抜け方
向の反力を受けたりフレキシブル基板に接触不良をもた
らすことのないフレキシブル基板用電気コネクタを提供
することを第一の目的とする。
【００１０】本発明は、ハウジングの回路基板への取付
面の位置に対するフレキシブル基板の挿入方向に係わら
ず、加圧部材の加圧位置方向への操作によってハウジン
グが回路基板から浮いたり傾いたりすることないフレキ
シブル基板用電気コネクタを提供することを第二の目的
としている。
面の位置に対するフレキシブル基板の挿入方向に係わら
ず、加圧部材の加圧位置方向への操作によってハウジン
グが回路基板から浮いたり傾いたりすることないフレキ
シブル基板用電気コネクタを提供することを第二の目的
としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一の
目的は、ハウジングの該開口部に臨むように弾性接触部
が配列された複数の接触子を有し、ハウジングもしくは
該ハウジングに保持された部材が上記開口部の近傍位置
に回動支持部を備え、加圧位置と開放位置との間をレバ
ー状の加圧部材が上記回動支持部により回動自在に支持
され、該加圧部材は上記加圧位置に向け回動した際に、
上記開口部に挿入されて上記接触子に接面もしくは近接
して配されたフレキシブル基板を上記接触子の弾性接触
部に対して圧する突状の加圧部を有するように形成され
るものにおいて、加圧部材は開放位置から加圧位置へ回
動した際に、加圧部がフレキシブル基板の挿入方向と逆
方向に移動しながら該フレキシブル基板を圧するように
なっていることとする第一の発明により達成される。
目的は、ハウジングの該開口部に臨むように弾性接触部
が配列された複数の接触子を有し、ハウジングもしくは
該ハウジングに保持された部材が上記開口部の近傍位置
に回動支持部を備え、加圧位置と開放位置との間をレバ
ー状の加圧部材が上記回動支持部により回動自在に支持
され、該加圧部材は上記加圧位置に向け回動した際に、
上記開口部に挿入されて上記接触子に接面もしくは近接
して配されたフレキシブル基板を上記接触子の弾性接触
部に対して圧する突状の加圧部を有するように形成され
るものにおいて、加圧部材は開放位置から加圧位置へ回
動した際に、加圧部がフレキシブル基板の挿入方向と逆
方向に移動しながら該フレキシブル基板を圧するように
なっていることとする第一の発明により達成される。
【００１２】また、第二の目的はハウジングは回動支持
部に対し接触子の弾性接触部と反対側の面に回路基板へ
の取付面を有し、加圧部材はフレキシブル基板をハウジ
ングの開口部に向け案内する案内空間が形成されてい
て、回動操作のための押圧操作部が上記案内空間に対し
て取付面とは反対側に位置し、加圧位置への回動操作方
向が取付面へ向かうようになっていることとする第二の
発明により達成される。
部に対し接触子の弾性接触部と反対側の面に回路基板へ
の取付面を有し、加圧部材はフレキシブル基板をハウジ
ングの開口部に向け案内する案内空間が形成されてい
て、回動操作のための押圧操作部が上記案内空間に対し
て取付面とは反対側に位置し、加圧位置への回動操作方
向が取付面へ向かうようになっていることとする第二の
発明により達成される。
【００１３】さらに上記第二の目的は、ハウジングは上
方に開口して開口部が形成され、フレキシブル基板が該
開口部へ下方に向けて挿入されるようになっており、ハ
ウジングの回路基板への取付面が下面に形成され、加圧
部材は加圧位置に向けて下方に回動するようになってい
ることとする第三の発明によっても達成される。
方に開口して開口部が形成され、フレキシブル基板が該
開口部へ下方に向けて挿入されるようになっており、ハ
ウジングの回路基板への取付面が下面に形成され、加圧
部材は加圧位置に向けて下方に回動するようになってい
ることとする第三の発明によっても達成される。
【００１４】
【作用】第一の発明にあっては、先ず、加圧部材を回動
して開放位置にもたらす。開放位置では、該加圧部材の
突状の加圧部は接触子の弾性接触部との距離（間隔）が
大きくなっていると共に開口部の奥側に位置するように
なる。かかる状態で、フレキシブル基板を上記突状の加
圧部と弾性接触部との間に開口部の奥部に向け挿入す
る。このフレキシブル基板の挿入後、加圧部材を加圧位
置の方向に回動する。この回動により、突状の加圧部は
開口部の奥側の位置から開口側に向けて移動しつつ弾性
接触部との距離を狭め、所定位置ではフレキシブル基板
を上記弾性接触部に圧接せしめる。かくして、フレキシ
ブル基板と接触子との電気的接続が完了する。
して開放位置にもたらす。開放位置では、該加圧部材の
突状の加圧部は接触子の弾性接触部との距離（間隔）が
大きくなっていると共に開口部の奥側に位置するように
なる。かかる状態で、フレキシブル基板を上記突状の加
圧部と弾性接触部との間に開口部の奥部に向け挿入す
る。このフレキシブル基板の挿入後、加圧部材を加圧位
置の方向に回動する。この回動により、突状の加圧部は
開口部の奥側の位置から開口側に向けて移動しつつ弾性
接触部との距離を狭め、所定位置ではフレキシブル基板
を上記弾性接触部に圧接せしめる。かくして、フレキシ
ブル基板と接触子との電気的接続が完了する。
【００１５】第二の発明にあっては、開放位置にある加
圧部材の貫通空間を経てフレキシブル基板を開口部に挿
入し、しかる後、加圧部材の押圧操作部を取付面空間に
回動して加圧部材を加圧位置にもたらす。第三の発明に
あっても、加圧部材はハウジングの回路基板への取付面
の方に向けて回動することにより加圧位置にもたらされ
る。
圧部材の貫通空間を経てフレキシブル基板を開口部に挿
入し、しかる後、加圧部材の押圧操作部を取付面空間に
回動して加圧部材を加圧位置にもたらす。第三の発明に
あっても、加圧部材はハウジングの回路基板への取付面
の方に向けて回動することにより加圧位置にもたらされ
る。
【００１６】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【００１７】〈第一実施例〉図１は本発明の第一実施例
のフレキシブル基板用電気コネクタの分解状態の斜視
図、図２は組立状態の一部破断斜視図、そして図３は図
２におけるIII-III断面図である。
のフレキシブル基板用電気コネクタの分解状態の斜視
図、図２は組立状態の一部破断斜視図、そして図３は図
２におけるIII-III断面図である。
【００１８】図において、符号１は、絶縁材料から成る
ハウジングであり、左端側が上方に向け開口している。
該ハウジング１は図１及び図２に見られるように、その
長手方向にて上記開口部の両端位置にフランジ状の保持
部２を有しており、該保持部２の内側面に円筒状凹部を
なす軸支部（図示せず）が形成されている。また、上記
ハウジング１は、両端の保持部２，２間に上記長手方向
の複数位置に等ピッチで接触子３を収容保持する保持溝
１Ａが形成されている。
ハウジングであり、左端側が上方に向け開口している。
該ハウジング１は図１及び図２に見られるように、その
長手方向にて上記開口部の両端位置にフランジ状の保持
部２を有しており、該保持部２の内側面に円筒状凹部を
なす軸支部（図示せず）が形成されている。また、上記
ハウジング１は、両端の保持部２，２間に上記長手方向
の複数位置に等ピッチで接触子３を収容保持する保持溝
１Ａが形成されている。
【００１９】上記各接触子３は板状金属材を打ち抜いて
作られており、図３にも見られるように、下側に設けら
れた腕状部５に対しＵ字状をなすように延びる接触フィ
ンガー部４と、両部４，５を一体に連結する連結部６と
を有し、腕状部５の先端には半円状の弯曲凹部をなす回
動支持部５Ａが形成されている。連結部６の右方には、
ハウジング１外に突出し、該ハウジング１の底面と略同
一の高さレベルに位置する接続部６Ａが設けられてい
て、上記ハウジング１が底面に形成された取付面１Ｂに
て回路基板Ｐ上に配されたときに、該接続部６Ａが回路
基板の所定の回路部に接触し後の半田結線に備えるよう
になっている。上記接触フィンガー部４の先端には突起
状に接触部４Ａが形成され上記回動支持部５Ａと対向し
て位置している。該回動支持部５Ａの中心５Ｂと上記ハ
ウジング１の軸支部の中心とは同一直線上に位置してい
る。かかる接触子３はハウジング１の後部（図３にて右
部）から上記保持溝１Ａに圧入され、所定位置まで圧入
されたときに爪状の突起６Ｂにてその位置が維持され
る。該突起６Ｂは、保持溝１Ａの上面を形成する案内部
１Ｃの下面に喰い込むようになっている。該案内部１Ｃ
の上面はフレキシブル基板Ｆの挿入の際に、該フレキシ
ブル基板Ｆの先端を案内し位置付ける面を形成してい
る。
作られており、図３にも見られるように、下側に設けら
れた腕状部５に対しＵ字状をなすように延びる接触フィ
ンガー部４と、両部４，５を一体に連結する連結部６と
を有し、腕状部５の先端には半円状の弯曲凹部をなす回
動支持部５Ａが形成されている。連結部６の右方には、
ハウジング１外に突出し、該ハウジング１の底面と略同
一の高さレベルに位置する接続部６Ａが設けられてい
て、上記ハウジング１が底面に形成された取付面１Ｂに
て回路基板Ｐ上に配されたときに、該接続部６Ａが回路
基板の所定の回路部に接触し後の半田結線に備えるよう
になっている。上記接触フィンガー部４の先端には突起
状に接触部４Ａが形成され上記回動支持部５Ａと対向し
て位置している。該回動支持部５Ａの中心５Ｂと上記ハ
ウジング１の軸支部の中心とは同一直線上に位置してい
る。かかる接触子３はハウジング１の後部（図３にて右
部）から上記保持溝１Ａに圧入され、所定位置まで圧入
されたときに爪状の突起６Ｂにてその位置が維持され
る。該突起６Ｂは、保持溝１Ａの上面を形成する案内部
１Ｃの下面に喰い込むようになっている。該案内部１Ｃ
の上面はフレキシブル基板Ｆの挿入の際に、該フレキシ
ブル基板Ｆの先端を案内し位置付ける面を形成してい
る。
【００２０】上記ハウジング１の開口部には、回動自在
に加圧部材７が組み込まれている。該加圧部材７は弯曲
突状の加圧部１０を有し、その両端部には、加圧部材７
の長手方向に突出する軸部９がそれぞれ設けられてお
り、該軸部９は上記ハウジング１の半円状の軸支部とほ
ぼ同じ半径で形成されていて、該軸支持部にて回動自在
に支持される。また、上記加圧部材７の加圧部１０に近
接した位置には、上記軸部９がハウジング１の軸支部に
収められた際、一連の接触子３の弯曲凹部をなす回動支
持部５Ａと係合する略円状凸部を有する回動軸部１１が
形成されている。したがって、上記一連の板状の接触子
３が上記保持溝１Ａに挿入されると、回動支持部５Ａ
は、櫛歯状に配列されて溝状をなし、ここで上記加圧部
材７の回動軸部１１が回動支持される。その結果、回動
力は金属製の上記回動支持部５Ａにより支持されその強
度がきわめて高くなる。
に加圧部材７が組み込まれている。該加圧部材７は弯曲
突状の加圧部１０を有し、その両端部には、加圧部材７
の長手方向に突出する軸部９がそれぞれ設けられてお
り、該軸部９は上記ハウジング１の半円状の軸支部とほ
ぼ同じ半径で形成されていて、該軸支持部にて回動自在
に支持される。また、上記加圧部材７の加圧部１０に近
接した位置には、上記軸部９がハウジング１の軸支部に
収められた際、一連の接触子３の弯曲凹部をなす回動支
持部５Ａと係合する略円状凸部を有する回動軸部１１が
形成されている。したがって、上記一連の板状の接触子
３が上記保持溝１Ａに挿入されると、回動支持部５Ａ
は、櫛歯状に配列されて溝状をなし、ここで上記加圧部
材７の回動軸部１１が回動支持される。その結果、回動
力は金属製の上記回動支持部５Ａにより支持されその強
度がきわめて高くなる。
【００２１】上記加圧部材７はフレキシブル基板Ｆをハ
ウジング１の開口部へ案内するための窓状に貫通した案
内空間７Ａが形成されており、上記加圧部１０及び回動
軸部１１は貫通空間７Ａに対し下側の部分に、そして加
圧部材７の回動操作のための押圧操作部７Ｂが上側の部
分に設けられている。なお、本実施例において、上記案
内空間は窓状に貫通した形態でなくとも、上方に向けて
凹部を形成し、該凹部内でフレキシブル基板を案内する
ようにしてもよい。その場合、加圧部材の回動操作は凹
部の両側部の突部で行なうようになる。
ウジング１の開口部へ案内するための窓状に貫通した案
内空間７Ａが形成されており、上記加圧部１０及び回動
軸部１１は貫通空間７Ａに対し下側の部分に、そして加
圧部材７の回動操作のための押圧操作部７Ｂが上側の部
分に設けられている。なお、本実施例において、上記案
内空間は窓状に貫通した形態でなくとも、上方に向けて
凹部を形成し、該凹部内でフレキシブル基板を案内する
ようにしてもよい。その場合、加圧部材の回動操作は凹
部の両側部の突部で行なうようになる。
【００２２】かかる本実施例の電気コネクタにあって
は、フレキシブル基板は次の要領で接触子に接続され
る。
は、フレキシブル基板は次の要領で接触子に接続され
る。
【００２３】 先ず、押圧操作部７Ｂを上方にもち上
げて加圧部材７を図３にて二点鎖線で示される開放位置
にもたらす。該開放位置では、突状の加圧部１０は回動
軸部１１に対し上記押圧操作部７Ｂと反対側に位置して
いるために、開口部の奥側でかつ接触子３の接触部４Ａ
から離れて位置している。したがって、該接触部４Ａと
加圧部１０との間にはフレキシブル基板Ｆの厚みに対し
十分大きな挿入空間が形成される。
げて加圧部材７を図３にて二点鎖線で示される開放位置
にもたらす。該開放位置では、突状の加圧部１０は回動
軸部１１に対し上記押圧操作部７Ｂと反対側に位置して
いるために、開口部の奥側でかつ接触子３の接触部４Ａ
から離れて位置している。したがって、該接触部４Ａと
加圧部１０との間にはフレキシブル基板Ｆの厚みに対し
十分大きな挿入空間が形成される。
【００２４】 上記挿入空間にフレキシブル基板Ｆを
加圧部材の案内空間７Ａを通して図３のごとく開口部の
奥部に突き当たるまで挿入する。
加圧部材の案内空間７Ａを通して図３のごとく開口部の
奥部に突き当たるまで挿入する。
【００２５】 次に、加圧部材７を図４に示すように
下方に回動する。この回動により、該加圧部材７の突状
の加圧部１０は開口部の奥部側から開口側に移動しつつ
接触部４Ａとの距離を小さくし、フレキシブル基板Ｆを
該接触部４Ａに対し押圧するようになる。
下方に回動する。この回動により、該加圧部材７の突状
の加圧部１０は開口部の奥部側から開口側に移動しつつ
接触部４Ａとの距離を小さくし、フレキシブル基板Ｆを
該接触部４Ａに対し押圧するようになる。
【００２６】 かくして、フレキシブル基板Ｆは接触
子３と十分なる力で圧接し電気的に接続される。その
際、フレキシブル基板Ｆは上面が加圧部材７の案内空間
７Ａの上部内面で下方に圧せられ、図４のごとく弯曲し
て抜けにくくなる。
子３と十分なる力で圧接し電気的に接続される。その
際、フレキシブル基板Ｆは上面が加圧部材７の案内空間
７Ａの上部内面で下方に圧せられ、図４のごとく弯曲し
て抜けにくくなる。
【００２７】〈第二実施例〉図５に示す第二実施例にあ
っては、ハウジング２１が上方に向いて開口部が形成さ
れていて、上方から該開口部内にフレキシブル基板Ｆを
挿入するようになっている点に特徴がある。すなわち、
第一実施例では、側方に向いた開口部へ横方向から回路
基板とほぼ平行に挿入したのに対し、本実施例では回路
基板Ｐにほぼ直角な方向から挿入される。
っては、ハウジング２１が上方に向いて開口部が形成さ
れていて、上方から該開口部内にフレキシブル基板Ｆを
挿入するようになっている点に特徴がある。すなわち、
第一実施例では、側方に向いた開口部へ横方向から回路
基板とほぼ平行に挿入したのに対し、本実施例では回路
基板Ｐにほぼ直角な方向から挿入される。
【００２８】接触子２３は第一実施例の場合とほぼ同一
の形態のフィンガー部２４を有し、該フィンガー部２４
の先端部に接触部２４Ａが形成されている。腕状部２５
の先端には、略円形をなす回動支持部２５Ａを有し、加
圧部材２７が該回動支持部２５Ａにて回動自在に支持さ
れている。
の形態のフィンガー部２４を有し、該フィンガー部２４
の先端部に接触部２４Ａが形成されている。腕状部２５
の先端には、略円形をなす回動支持部２５Ａを有し、加
圧部材２７が該回動支持部２５Ａにて回動自在に支持さ
れている。
【００２９】加圧部材２７は、上記回動支持部２５Ａと
協働する半円状の弯曲凹部３１が形成され、その下方に
は突状の加圧部３０を有している。また、上記加圧部材
２７の上端部が押圧操作部２７Ｂとなっている。したが
って、本実施例では、押圧操作部２７Ｂはフレキシブル
基板Ｆに対して回動支持部２５Ａと同じ側に位置してい
る。
協働する半円状の弯曲凹部３１が形成され、その下方に
は突状の加圧部３０を有している。また、上記加圧部材
２７の上端部が押圧操作部２７Ｂとなっている。したが
って、本実施例では、押圧操作部２７Ｂはフレキシブル
基板Ｆに対して回動支持部２５Ａと同じ側に位置してい
る。
【００３０】本実施例では、先ず図５に実線で示す開放
位置に加圧部材２７をもたらし、加圧部３０と接触部２
４Ａとの間を広くした状態で、フレキシブル基板Ｆを上
方から挿入する。
位置に加圧部材２７をもたらし、加圧部３０と接触部２
４Ａとの間を広くした状態で、フレキシブル基板Ｆを上
方から挿入する。
【００３１】次に、上記加圧部材２７を図示のごとく二
点鎖線で示す加圧位置まで下方に回動する。この回動に
より、加圧部３０は上方に移動しながら接触部２４Ａと
の距離を小さくし、フレキシブル基板Ｆを該接触部２４
Ａに対し押圧する。
点鎖線で示す加圧位置まで下方に回動する。この回動に
より、加圧部３０は上方に移動しながら接触部２４Ａと
の距離を小さくし、フレキシブル基板Ｆを該接触部２４
Ａに対し押圧する。
【００３２】
【発明の効果】本発明は、以上のごとく加圧部材の加圧
部はフレキシブル基板を押圧する際に該フレキシブル基
板の挿入方向と逆方向に移動するので、フレキシブル基
板との間の摩擦による抗力が該加圧部材を回動支持部か
ら外す方向とはならないので、操作時に該加圧部材がハ
ウジングから分解してしまうという従来の欠点を防止で
きる。また、フレキシブル基板は加圧部からさらに押し
込まれることがないので、撓み・歪みによる接触不良も
回避できる。
部はフレキシブル基板を押圧する際に該フレキシブル基
板の挿入方向と逆方向に移動するので、フレキシブル基
板との間の摩擦による抗力が該加圧部材を回動支持部か
ら外す方向とはならないので、操作時に該加圧部材がハ
ウジングから分解してしまうという従来の欠点を防止で
きる。また、フレキシブル基板は加圧部からさらに押し
込まれることがないので、撓み・歪みによる接触不良も
回避できる。
【００３３】さらには、加圧部材の加圧位置への回動
は、フレキシブル基板の挿入方向に係わらず回路基板の
方向に向けて行なうようになるので、ハウジングは回路
基板に押さえつけられるようになり、回路基板から浮い
たり傾いたりすることがなくなる。
は、フレキシブル基板の挿入方向に係わらず回路基板の
方向に向けて行なうようになるので、ハウジングは回路
基板に押さえつけられるようになり、回路基板から浮い
たり傾いたりすることがなくなる。
【図１】本発明の第一実施例装置の分解状態における斜
視図である。
視図である。
【図２】図１装置の組立状態における部分破断斜視図で
ある。
ある。
【図３】図２におけるIII-III断面図である。
【図４】図３の加圧部材が加圧位置に達した状態の断面
図である。
図である。
【図５】本発明の第二実施例装置の断面図である。
【図６】従来装置の断面図である。
１；２１ ハウジング １Ｂ 取付面 ３ 接触子 ４Ａ；２４Ａ 接触部 ５Ａ 回動支持部 ７；２７ 加圧部材 ７Ａ 案内空間 １０；３０ 加圧部 Ｆ フレキシブル基板
Claims (3)
- 【請求項１】 ハウジングの該開口部に臨むように弾性
接触部が配列された複数の接触子を有し、ハウジングも
しくは該ハウジングに保持された部材が上記開口部の近
傍位置に回動支持部を備え、加圧位置と開放位置との間
をレバー状の加圧部材が上記回動支持部により回動自在
に支持され、該加圧部材は上記加圧位置に向け回動した
際に、上記開口部に挿入されて上記接触子に接面もしく
は近接して配されたフレキシブル基板を上記接触子の弾
性接触部に対して圧する突状の加圧部を有するように形
成されるものにおいて、加圧部材は開放位置から加圧位
置へ回動した際に、加圧部がフレキシブル基板の挿入方
向と逆方向に移動しながら該フレキシブル基板を圧する
ようになっていることを特徴とするフレキシブル基板用
電気コネクタ。 - 【請求項２】 ハウジングは回動支持部に対し接触子の
弾性接触部と反対側の面に回路基板への取付面を有し、
加圧部材はフレキシブル基板をハウジングの開口部に向
け案内する案内空間が形成されていて、回動操作のため
の押圧操作部が上記案内空間に対して取付面とは反対側
に位置し、加圧位置への回動操作方向が取付面へ向かう
ようになっていることとする請求項１に記載のフレキシ
ブル基板用電気コネクタ。 - 【請求項３】 ハウジングは上方に開口して開口部が形
成され、フレキシブル基板が該開口部へ下方に向けて挿
入されるようになっており、ハウジングの回路基板への
取付面が下面に形成され、加圧部材は加圧位置に向けて
下方に回動するようになっていることとする請求項１に
記載のフレキシブル基板用電気コネクタ。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
| JP6203009A JP2892945B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | フレキシブル基板用電気コネクタ |
| TW083112042A TW280045B (ja) | 1994-08-05 | 1994-12-22 | |
| KR1019950001159A KR0154609B1 (ko) | 1994-08-05 | 1995-01-24 | 플렉시블 기판용 전기커넥터 |
| US08/415,132 US5580272A (en) | 1994-08-05 | 1995-03-30 | Flexible board electrical connector |
| EP95108942A EP0696090B1 (en) | 1994-08-05 | 1995-06-09 | Flexible board electrical connector |
| DE69515229T DE69515229T2 (de) | 1994-08-05 | 1995-06-09 | Elektrischer Verbinder für flexible Leiterplatte |
| CA002150845A CA2150845C (en) | 1994-08-05 | 1995-07-05 | Flexible board electrical connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6203009A JP2892945B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | フレキシブル基板用電気コネクタ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850968A JPH0850968A (ja) | 1996-02-20 |
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Family
ID=16466829
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2892945B2 (ja) |
| KR (1) | KR0154609B1 (ja) |
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| TW (1) | TW280045B (ja) |
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