JP2001250623A - 端子構造 - Google Patents

端子構造

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JP2001250623A
JP2001250623A JP2000058332A JP2000058332A JP2001250623A JP 2001250623 A JP2001250623 A JP 2001250623A JP 2000058332 A JP2000058332 A JP 2000058332A JP 2000058332 A JP2000058332 A JP 2000058332A JP 2001250623 A JP2001250623 A JP 2001250623A
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tongue
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JP2000058332A
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Yasushi Saito
寧 齋藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点部の微摺動に起因する電気的接続特性の
劣化を防止するために雄側導体の動きに対して接点の追
随性を高めるという要求と、雄側導体に対する接触荷重
を高めるという要求とを同時に満足することができるよ
うにする。 【解決手段】 雄端子10を嵌合可能とした嵌合部2内
に弾性舌片3が配置され、該弾性舌片3は、基端部3b
が嵌合部2の上部壁後部に固定され、該基端部3bに連
なる湾曲部分3cを経て先端側が嵌合部2内の前方へ延
びるように形成されている。そして、この舌片3の先端
部に接点3aが形成されるとともに、湾曲部分3cと接
点3aとの間の舌片途中部位に、嵌合部2の下部壁2c
の壁面に接し、かつ壁面に対して摺動可能な支点部3d
が設けられ、この支点部3dで雄端子挿入により舌片が
変位させられる方向の力に対して舌片3が支持されるよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄コネクタに対応
する雌コネクタやフラットケーブル用のコネクタ等に適
用される端子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記雌コネクタやフラットケ
ーブル用のコネクタにおいて、雄端子又はフラットケー
ブルからなる雄側導体を嵌合可能とする筒状の嵌合部内
に、接点を有する弾性舌片が配置され、上記嵌合部に嵌
合される雄側導体に上記舌片の接点が弾性的に圧接する
ように構成された端子構造は一般に知られている。
【0003】図6は従来の雌端子の構造の数例を示して
いる。図6(a)に示す雌端子101は、雄端子(雄タ
ブ)100を嵌合可能にする筒状の嵌合部102と、こ
の嵌合部102の下壁部の前端に基端部103bが連な
ってここから後方へ折り返された舌片103とを備え、
舌片103は山形に屈曲した部分を有し、その頂部によ
って接点103aが形成されている。
【0004】図6(b)に示す雌端子111は、雄端子
100を嵌合可能にする筒状の嵌合部112と、この嵌
合部112の下壁部の後部に基端部113bが連なって
ここから切り起こし状に斜め上前方へ延びた舌片113
とを備え、舌片113の前端近傍に接点113aが設け
られている。
【0005】また、図6(c)に示す雌端子121は、
雄端子100を嵌合可能にする筒状の嵌合部122と、
この嵌合部122の上壁部の後部に基端部123bが連
なって、ここから湾曲部123cを経て前方へ延びた舌
片123とを備え、舌片123の前端近傍に接点123
aが設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、微小電流用
回路に用いられるような小型端子では、摺動や雰囲気温
度の変化などの外的要因で生じる端子の微摺動による接
触位置のずれに起因した劣化が問題となる。すなわち、
小型端子を備えた自動車用等のコネクタにおいては、ハ
ウジングと端子との熱膨張差やエンジン振動等により、
雄雌の両端子の接触部分が端子長さ方向(前後方向)
や、あるいはそれに垂直な雄タブの平面方向に微摺動
し、接触位置がずれる場合がある。そして、両端子の互
いに接触した面はガスタイトであるため酸化が抑制され
るが、それ以外の端子表面は経時的に酸化が進行するた
め、上記のように接触位置がずれると、酸化皮膜が生成
された部分に相手側端子が乗り上げて電気導通性の低下
(導通不良)を招くという微摺動劣化が生じ易くなる。
【0007】このような問題の対策としては、熱膨張差
やエンジン振動等による雄端子の動きに対し、これに追
随して(雄端子に対してずれないように)雌端子の舌片
の接点が移動し得るようにし、つまり上記舌片の接点形
成部分を移動し易くすることにより、雄端子と雌端子の
接点がずれないようにするために雄端子に対する雌端子
の追随性を高めることが要求される。
【0008】一方、上記舌片の接点と雄端子との接触部
分の接触不良やチャタリング防止のため適度に接触荷重
(接圧)を高めることが要求される。
【0009】しかし、図6(a)(b)(c)に示すよ
うな従来の端子構造によるとこれらの要求を同時に満足
させることが困難であった。
【0010】具体的に説明すると、図6(a)や同
(b)に示すような構造では、舌片103(113)の
基端部103b(113b)から接点103a(113
a)までの長さが比較的短くて、雄端子嵌合時のこの部
分の弾性変形に応じた復元力による接触荷重を高めるの
には有利であるが、舌片の動きが制限されて、雄端子1
00の動きに対する追随性を高めることが難しい。
【0011】また、図6(c)に示すような構造による
と、図6(a)(b)に示す構造と比べ、雌端子の外形
寸法が同程度でも舌片123の基端部123bから接点
123aまでを長くすることができ、このようにすれば
舌片123の接点形成部分が端子長さ方向や、あるいは
それに垂直で雄タブの平面上の方向に動き易くなり、雄
端子100の動きに対する追随性を高めるのに有利とな
るが、このような舌片が長い構造では接触荷重が低下し
易くなる。
【0012】このように、従来の構造では接触荷重を高
めることと雄端子の動きに合せた雌端子舌片の追随性を
高めることとは二律背反的関係となって、両方の要求を
同時に満足させることが困難であった。
【0013】本発明は、このような事情に鑑み、雄側導
体の動きに対して接点の追随性を高めるという要求と、
雄側導体に対する接触荷重を高めるという要求とを同時
に満足することができる端子構造を提供することを目的
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前端に雄側導
体挿入用の開口を有して雄側導体を嵌合可能とした筒状
の嵌合部内に、接点を有する弾性舌片が配置され、上記
嵌合部に嵌合される雄側導体に上記舌片の接点が弾性的
に接触するように構成された端子構造において、上記舌
片は、基端部が上記嵌合部の後部に固定され、該基端部
に連なる湾曲部分を経て先端側が嵌合部内の前方へ延び
るように形成され、該舌片の先端部に接点が形成される
とともに、上記湾曲部分と接点との間の舌片途中部位
に、嵌合部の壁面に接し、かつ、壁面に対し摺動可能な
支点部が設けられ、該支点部で雄側導体挿入により舌片
が変位させられる方向の力に対して舌片が支持されるよ
うに構成されているものである。
【0015】この構造によると、雄側導体が嵌合部内に
嵌合されたときに上記舌片の接点が雄側導体によって雄
側導体挿入方向(端子長さ方向:前後方向)と直交する
方向に押圧されるが、この押圧力に対しては舌片が支点
部で支持され、支点部から接点までの部分が弾性変形し
てその復元力が接点と雄側導体との接触部分に接触荷重
として作用し、支点部から接点までの長さが短くなるほ
ど上記接触荷重が高められ易くなる。
【0016】また、雄側導体嵌合状態で、ハウジングと
の熱膨張差や振動等により雄側導体が端子長さ方向や、
あるいはそれと垂直で雄タブの平面内の方向に動くとき
は、舌片の接点部分が雄側導体に追随して動く。この場
合、上記支点部が嵌合部の壁面に沿って摺動し得るの
で、舌片の基端部から接点までにわたる部分が、舌片に
作用する力に応じて変位する部分となり、この部分が長
くなるほど、舌片の接点部分が動き易くなる。
【0017】従って、舌片の支点部から接点までの長さ
が比較的短くされることで適度に接触荷重が高められ、
かつ、舌片の基端部から接点までの長さが比較的長くさ
れることで雄側導体の動きに対する追随性が高められ
る。
【0018】本発明の端子構造は、例えば雄側導体とし
ての雄端子との電気接続を行う雌端子の構造であって、
上記雄端子を嵌合可能とする筒状の嵌合部の壁板に弾性
舌片の基端部が連なり、該舌片と上記嵌合部が導電性金
属板材で一体に形成されていることが好ましい。このよ
うにすれば、上記のような機能を有する雌端子が簡単に
成形される。
【0019】また、本発明の端子構造は、雄側導体とし
てのフラットケーブルを嵌合可能とする嵌合部を構成す
るハウジング内に、該ハウジングに対して挿脱可能なス
ライダーと、弾性舌片を有する端子部材とが配置され、
上記舌片の先端部の接点とスライダーとの間にフラット
ケーブルを挟み込むように構成されたコネクタにおける
端子構造であって、上記舌片の基端部が上記ハウジング
に固定されるとともに、基端部に連なる湾曲部と接点と
の間の舌片途中部位に、ハウジングの壁面に接する支点
部が設けられているものとしてもよい。
【0020】このようにすれば、雄側導体としてのフラ
ットケーブルに対し、接触荷重が高められるとともに、
フラットケーブルの長さ方向の動きに対する追随性が高
められる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0022】図1乃至図3は第1の実施形態として、雄
コネクタの端子(雄端子)と電気接続される雌コネクタ
の端子(雌端子)に本発明を適用した構造を示すもので
あり、図1は断面図、図2は展開図、図3は要部の模式
的な断面図である。これらの図において、1は雌端子で
あり、雄側導体としての雄端子10を嵌合可能とする嵌
合部2と、雄端子10に対する接点3aを有して上記嵌
合部2内に配置された弾性舌片3とを備えている。
【0023】上記嵌合部2は略角筒形状に形成され、前
端に雄端子導入用の開口5を有している。また、上記舌
片3は、基端部3bが上記嵌合部2の後部にあり、基端
部3bに連なる部分3cが嵌合部の後部で湾曲し、この
湾曲部分3cを経て先端側が嵌合部2内の前方へ延びる
ように形成されており、舌片3の先端部に接点3aが形
成されている。さらに、上記湾曲部分3cと接点3aと
の間の舌片途中部位には、嵌合部2の壁面に接する支点
部3dが設けられている。
【0024】この雌端子1の構造をより詳しく説明する
と、上記嵌合部2は、内外二重の壁板2a,2bからな
る上部壁と、これに対向する下部壁2cと、幅方向両側
部で上部壁2a,2bと下部壁2cとをつなぐ側壁2
d,2eとで構成されている。上記舌片3は、基端部3
bが嵌合部2の上部内壁板2aの後端部に連なり、この
内壁板2a後端部から下方へ湾曲し、下部壁2cの近傍
を通って前方へ延びるように形成されており、この舌片
3の途中の所定箇所が下方に凸状に屈曲し、嵌合部2の
下部壁2cに接する支点部3dを構成している。
【0025】舌片3の支点部3dよりも先端側は先端近
傍部を頂部とする山形に屈曲し、その頂部に接点3aが
エンボスにより形成されている。
【0026】図2に示す展開形状では、下部壁2cの両
側に側壁2d,2eが連なり、その両側に上部壁の壁板
2a,2bが連なるとともに、上部内壁板2aの後端に
後方へ延びる舌片3が連なり、また下部壁2cと両側壁
2d,2eとにわたる部分のの後端に後方へ延びる電線
接続部4が連なっている。そして、導電性金属板がこの
ような展開形状に打ち抜かれた後、曲げ加工が施される
ことにより、図1に示すような雌端子1が形成されてい
る。
【0027】なお、嵌合部2の上部内壁板2aには、舌
片3の接点3aに対向する箇所にエンボス6が形成さ
れ、嵌合部2に挿入される雄端子10が上記エンボス6
と接点3aとで挟み付けられようになっている。この嵌
合部2の上部外壁板2bには、、図外のコネクタハウジ
ングのキャビティに係止されるランス8と、ランスを保
護する部分7とが外方に突出するように形成されてい
る。
【0028】以上のような第1の実施形態の構造による
と、雄端子10が嵌合部2に挿入されて嵌合部2の上部
壁と舌片3の接点3aとの間に嵌まり込んだとき、舌片
3の接点3aが雄端子10によって下方に押圧され、こ
の押圧力に対して舌片3が支点部3dで支持され、支点
部3dから接点3aまでの部分の弾性変形に応じた復元
力が接点3aと雄端子10との接触部分に接触荷重とし
て作用する。つまり、舌片3の支点部3dから接点3a
までの長さL1が上記接触荷重に関係し、この長さL1
が短くなるほど接触荷重が高められる。
【0029】また、雄端子嵌合状態で、温度変化に伴い
ハウジングと端子との熱膨張差が生じた場合やエンジン
等から振動を受けた場合に、雄端子10が雌端子1に対
して相対的に端子長さ方向や、雄タブの平面内の各方向
に動こうとすることがあり、このような場合に雄端子1
0と接点3aとの接触により舌片3に雄端子移動方向の
力が作用するが、上記支点部分3dは下部壁2cの壁面
に沿って容易に摺動し得るので、舌片3の基端部3bか
ら接点3aまでにわたる部分が雄端子移動方向に作用す
る力に応じて変形することができ、それにより、雄端子
10の動きに追随した舌片3の接点3aの動きを可能に
する。つまり、舌片3の基端部3bから接点3aまでの
長さL2が雄端子10の動きに対する接点3aの追随性
に関係し、この長さL2が長くなるほど追随性が高めら
れる。
【0030】従って、舌片3の支点部3dから接点3a
までの長さL1が比較的短くされ、これと比べて舌片3
の基端部3bから接点3aまでの長さL2が充分に長く
されることにより、上記接触荷重が適度に高められつ
つ、雄端子10の動きに対する接点3aの追随性も高め
られることとなる。
【0031】図4及び図5は第2の実施形態として、可
撓性を有するフラットケーブルであるFFC(Flexible
Flat Cable)30を回路基板上で接続、固定するため
のコネクタCに適用した端子構造を示している。
【0032】このコネクタCは、ハウジング20内に、
弾性舌片23を有する端子部材21と、ハウジング20
に対して挿脱可能なスライダー25とを配備している。
上記ハウジング20は、FFC30を嵌合可能にする嵌
合部を構成するもので、前端にFFC30の端部及びス
ライダー25を挿入するための開口20aを有する筒状
に形成されている。
【0033】上記端子部材21は、ハウジング20に固
定される固定部22と、弾性舌片23と、回路基板に対
する接続部24とを一体に備えている。固定部22は、
ハウジング20の上部壁20bに係止、固定されてい
る。
【0034】上記舌片23は、その基端部23bが固定
部22の後部に連なり、基端部23bに連なる部分23
cが下方に湾曲し、この湾曲部分23cを経て先端側が
前方へ延び、さらに先端近傍部が斜め上後方へ屈曲し、
その先端に接点23aが設けられている。また、上記ハ
ウジング20の下部壁20cの中間部には後方側が高く
なるように段差を有する部分が形成され、この部分に上
記舌片23の途中部位が接することにより、この位置に
支点部23dが形成されている。
【0035】回路基板に対する接続部24は、上記固定
部22の後端から下方に屈曲し、その下端に脚部24a
が連成されている。そして、ハウジング20が回路基板
に固定されるとともに、上記脚部24aが基板上のラン
ドにはんだ等で接続されるようになっている。
【0036】また、スライダー25は、ハウジング20
に開口部20aから挿入可能で、かつ、先端部が楔状に
形成されている。そして、後述のようにスライダー25
がFFC30とともにハウジング20内に嵌入された状
態で、スライダー25の下面と上記舌片23の接点23
dとの間にFFC30が挟み込まれるようになってい
る。
【0037】このような第2の実施形態の構造による
と、コネクタC1にFFC30を接続する際には、先ず
図5(a)に示すように、スライダー25がハウジング
20から抜き出された状態で、FFC30がハウジング
20内に遊嵌状態で挿入される。次いで、スライダー2
5が図5(a)中に矢印で示すように端子固定部22と
FFC30との間に挿し込まれる。これにより、図5
(b)に示すように、FFC30がスライダー25によ
り押え付けられて舌片23の接点23aに弾性接触した
状態に保持される。
【0038】そして、この実施形態でも、舌片23の湾
曲部分23cと接点23aとの間の途中部位に支点部2
3dが設けられ、この支点部23dで下向きの力に対し
て舌片23が支えられるようになっているので、舌片2
3の支点部23dから接点23aまでの長さがFFC3
0に対する接点23aの接触荷重に関係し、舌片23の
基端部23bから接点23aまでの長さがFFC30の
動きに対する接点23aの追随性に関係する。
【0039】従って、舌片23の支点部23dから接点
23aまでの長さが比較的短くされ、これと比べて舌片
23の基端部23bから接点23aまでの長さが充分に
長くされることにより、FFC30に対し、接触荷重が
高められるとともに、FFC30の動きに対する追随性
が高められることとなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の端子構造
は、雄側導体を嵌合可能とした嵌合部内に配置された弾
性舌片が、嵌合部の後部に固定された基端部から湾曲部
分を経て嵌合部内の前方へ延びるように形成され、この
舌片の先端部に接点が形成されるとともに、湾曲部分と
接点との間の舌片途中部位に嵌合部の壁面に接する支点
部が設けられているため、舌片の支点部から接点までの
長さを比較的短くすることで適度に接触荷重を高め、か
つ、舌片の基端部から接点までの長さを比較的長くする
ことで雄側導体の動きに対する接点の追随性を高めるこ
とができる。
【0041】従って、微小電流用回路等に用いられる小
型端子に適用するような場合でも、要求される接触荷重
が得られるようにしつつ、上記追随性を高めることによ
り、雄側導体と接点との接触部分の微摺動による劣化を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す端子の縦断面図
である。
【図2】上記端子の展開図である。
【図3】上記端子の要部の模式的な断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すコネクタの縦断
面図である。
【図5】(a)は上記コネクタに対するFFCの接続途
中の状態を示す縦断面図であり、(b)は接続完了状態
を示す縦断面図である。
【図6】(a)(b)(c)はそれぞれ従来の端子構造
を示す要部の模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 雌端子 2 嵌合部 3 弾性舌片 3a 接点 3b 基端部 3c 湾曲部分 3d 支点部 10 雄端子(雄側導体) C コネクタ 20 ハウジング 21 端子部材 23 弾性舌片 23a 接点 23b 基端部 23c 湾曲部分 23d 支点部 25 スライダー 30 FFC

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に雄側導体挿入用の開口を有して雄
    側導体を嵌合可能とした筒状の嵌合部内に、接点を有す
    る弾性舌片が配置され、上記嵌合部に嵌合される雄側導
    体に上記舌片の接点が弾性的に接触するように構成され
    た端子構造において、上記舌片は、基端部が上記嵌合部
    の後部に固定され、該基端部に連なる湾曲部分を経て先
    端側が嵌合部内の前方へ延びるように形成され、該舌片
    の先端部に接点が形成されるとともに、上記湾曲部分と
    接点との間の舌片途中部位に、嵌合部の壁面に接し、か
    つ、壁面に対し摺動可能な支点部が設けられ、該支点部
    で雄側導体挿入により舌片が変位させられる方向の力に
    対して舌片が支持されるように構成されていることを特
    徴とする端子構造。
  2. 【請求項2】 雄側導体としての雄端子との電気接続を
    行う雌端子の構造であって、上記雄端子を嵌合可能とす
    る筒状の嵌合部の壁板に弾性舌片の基端部が連なり、該
    舌片と上記嵌合部が導電性金属板材で一体に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の端子構造。
  3. 【請求項3】 雄側導体としてのフラットケーブルを嵌
    合可能とする嵌合部を構成するハウジング内に、該ハウ
    ジングに対して挿脱可能なスライダーと、弾性舌片を有
    する端子部材とが配置され、上記舌片の先端部の接点と
    スライダーとの間にフラットケーブルを挟み込むように
    構成されたコネクタにおける端子構造であって、上記舌
    片の基端部が上記ハウジングに固定されるとともに、基
    端部に連なる湾曲部と接点との間の舌片途中部位に、ハ
    ウジングの壁面に接する支点部が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の端子構造。
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