JP2002252067A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
おいて、低背化を図りつつカバーの開きや撓みを防止し
て接続部材に対する確実な導通を得る。 【解決手段】カバー7の回動支軸Aは、ハウジング7に
固定される金属製の補強板13の案内支持部14に、回
動自在で且つ前後にスライド自在に支持される。閉じら
れた状態のカバー7を回動支軸Aと共に、後方へスライ
ドすると、カバー7の係合部Bが補強板13のロック部
15に深く係合し、カバー7を閉じ姿勢が確実にロック
される。
Description
レキシブル・プリッテッド・サーキット)と称される平
形柔軟ケーブルやPCB(プリンテッド・サーキット・
ボード)等の平形の接続部材を接続するために用いる電
気コネクタに関する。
この種のコネクタとして、開口部を有する合成樹脂製の
ハウジングと、このハウジングの開口部に臨むように配
列されるコンタクトと、上記ハウジングの開口部を回動
により開閉する合成樹脂製のカバーとを備えるものがあ
る。この場合、カバーを開放した状態で開口部に平形の
接続部材を挿入するときに、挿入力がいらないようにし
(いわゆるZIF:ゼロ・インサート・フォース)、カ
バーを閉じたときにカバーの加圧部がコンタクトの接触
部を接続部材に加圧することが好ましい。
バーの回動の支点よりも前方に位置するので、カバーが
接続部材を介してコンタクトから弾性反力を受け、カバ
ーが開き易い傾向にある。ところで、近年、コネクタの
高さを低くすること(低背化)に対して強い要望があ
り、このため、カバーを薄肉化することが要求されてい
る。例えば、携帯電話やDVD等の用途でコネクタの高
さを例えば1mm以下とするような低背化の要求もあ
る。
ーの厚みを薄くすると、閉じ姿勢でカバーが撓み、その
結果、カバーが接続部材をコンタクトの接触部に押圧す
る力が弱くなり、導通不良を起こすおそれがある。そこ
で、カバーの閉じ状態で、カバーに設けられた係合部を
ハウジングに設けられたロック部に係合させ、これによ
り、ロック時のカバーの開きと共にカバーの撓みを抑え
ようとする試みがなされている。
て、係合部をロック部に係合させる構成では、係合が浅
くなりがちであり、カバーの閉じ姿勢へのロックが不十
分になる場合がある。本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、低背化を達成でき、しかもカバーの開き
や撓みを防止して接続部材に対する確実な導通を達成で
きる電気コネクタを提供することを目的とする。
を達成するため、請求項1記載の発明は、開口部を有す
る絶縁性の合成樹脂からなるハウジングと、開口部に臨
むようにハウジングに保持される複数のコンタクトと、
ハウジングに支軸を介して回動自在に支持され、回動に
伴って開口部を開閉すると共に、閉じ姿勢で接続部材を
コンタクトに加圧する絶縁性のカバーとを備える電気コ
ネクタにおいて、上記ハウジングに設けられ、支軸を回
動自在に支持すると共に、支軸が閉じ姿勢のカバーと共
にハウジングの前後にスライドするのを案内する案内支
持部と、ハウジングに設けられ、カバーの後方スライド
に伴って、カバーに設けられる係合部に係合することに
より、カバーを閉じ姿勢にロックするロック部とをさら
に備えることを特徴とするものである。
を回動させた後、カバーを支軸と共にハウジングの後方
へスライドさせて、カバーの係合部をハウジングのロッ
ク部に深く係合させる。これにより、カバーを閉じ状態
に確実にロックし、接続部材に対する高い接触圧力を確
実に得ることができる。請求項2記載の発明は、請求項
1において、上記カバーの樹脂成形時に一部が埋設され
る金属部材をさらに備え、この金属部材のカバーからの
露出部は支軸及び係合部の少なくとも一方を含むことを
特徴とするものである。本発明では、カバーに埋設され
る金属部材の一部をカバーから露出させて、支軸及び/
又は係合部を形成するので、閉じ状態のカバー全体とし
て高い撓み強度を達成することができる。また、インサ
ート成形により容易に製造することができる。
おいて、上記ハウジングの左右の側部に固定される一対
の金属製の補強板をさらに備え、上記案内支持部は補強
板に設けられることを特徴とするものである。本発明で
は、金属製の補強板の案内支持部によって、支軸の回動
を支持すると共に、支軸のスライドを案内するので、カ
バーを強固に支持し案内することができる。請求項4記
載の発明は、請求項1,2又は3において、上記コンタ
クトは相対向する固定片部と弾性片部を有するフォーク
状コンタクトを含み、カバーを後方へスライドさせると
きに、少なくとも一つのフォーク状コンタクトの固定片
部が上記カバーの後縁部上をスライドするようにしてあ
ることを特徴とするものである。本発明では、カバーの
後縁部が少なくとも一つの固定片部の下に潜り込むこと
になり、カバーの後縁部の持ち上がりを確実に防止する
ことができ、これにより、接続部材に対する高い接触圧
力を確保することができる。
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態
の電気コネクタ及び接続部材としてのFPCの分解斜視
図である。図2は電気コネクタの平面図である。図1及
び図2を参照して、本発明の一実施形態の電気コネクタ
1は、前方から例えばFPC等の接続部材2が挿抜され
る挿入空間3を区画する絶縁性の合成樹脂からなるハウ
ジング4を備えている。このハウジング4の前半分は、
ハウジング4の上板部5の開口部6を介して上方に向け
て開放している。回動することにより上記開口部6を開
閉することのできる絶縁性の合成樹脂成形品からなるカ
バー7がハウジング4に回動自在に設けられている。
により補強されている。平板8は、カバー7の樹脂成形
時に埋設される主体部9を備えている。主体部9は横長
の略矩形をなし、その後縁の両側部から斜め後方の延び
てから側方へ延びる一対のアングル状の突起10を形成
すると共に、その前縁の両側部から側方へ延びる一対の
突起11を形成している。前者の一対の突起10の先端
は、カバー7の両側部から露出し、カバー7の回動軸線
12に沿って延びる一対の回動支軸Aを構成している。
各回動支軸Aは、ハウジング4に固定される金属製の補
強板13に形成された案内支持部14に回動自在で且つ
前後にスライド自在に支持されている。
両側部から露出し、一対のロック用の係合部Bを構成し
ている。各係合部Bが対応する補強板13(以下では、
補強タブ13ともいう)に形成されたロック部15に係
合されることにより、カバー7の閉じ状態がロックされ
る。上記の平板8は板金材からなり、板金成形時に、各
突起10,11は断面丸形に形成されている。これによ
り、回動支軸A及び係合部Bも断面丸形となり、案内支
持部14やロック部15に対して円滑に摺接できるよう
になっている。
は、挿入空間3の両側部を区画している。側板部16,
17の前端面には、一対の固定孔18が開口している。
(図1では示されていないが、図2及び図2のIII −II
I 線に沿う断面図である図3を参照。)各固定孔18は
上記の補強板13を前側から収容して固定するものであ
る。また、ハウジング4には、各複数の第1及び第2の
コンタクト19,20が開口部5に臨むように挿入空間
3に保持されている。第1及び第2のコンタクト19,
20はハウジング4の後方から対応する固定孔(図4及
び図5参照)に圧入されて固定されており、互い違いの
横並びの2列に配列されると共に、交互に前後に位置を
ずらされている。
4の後方に露出する第1及び第2のコンタクト19,2
0のリード部21,22は交互に前後に位置をずらした
千鳥状に配置されている。第1のコンタクト19のリー
ド部21が第2のコンタクト20のリード部22よりも
前方に配置されている。リード部21,22を千鳥状と
することにより、コンタクト19,20間の間隔を狭め
てもリード部21,22を対応する基板の導電部への半
田付けするためのスペースが互いに干渉しないようにす
ることができ、実装密度を高めることができる。
続するための、第1及び第2のコンタクト19,20の
接触部23,24も、交互に前後に位置をずらした千鳥
状に配置されている。第1のコンタクト19の接続部材
2への接触部23は、第2のコンタクト20の接続部材
2への接続部24よりも前方に配置されている。接触部
23,24を千鳥状とすることにより、コンタクト1
9,20間の間隔を狭めても対応する接続部材2の導電
部(図示せず)間に十分な距離を確保でき、実装密度を
高めることができる。
力で挿入空間3に挿入された後に、各コンタクト19,
20の接触部23,24に対して加圧して接触圧力を確
保する、いわゆるW−ZIF(ダブル・ゼロ・インサー
ト・フォース) タイプのコネクタとして構成されてい
る。図3を参照して、補強タブ13は、固定部25、上
記案内支持部14及びロック部15を形成する主体部2
6と、主体部26から後方に延びる挿入部27とを有し
ている。固定部25は、主体部26の下縁に形成され、
基板表面に半田付けされる。挿入部27は、固定孔18
内に前側から挿入されて係止突起28を介して固定され
る。
上方へ延設されるアングル状の延設片29と、主体部2
6と、ハウジング4の位置規制部30との間に区画され
る凹溝からなり、対応する回動支軸Aを図10(a)に
示す前方位置と、図3及び図10(b)に示す後方位置
との間を前後にスライド自在で、且つ回動自在に支持す
る。位置規制部30は回動支軸Aを後方位置に位置決め
するストッパとして働く。
上方へ延設される曲がり状の延設片31により区画され
ている。ロック部15は凹溝状をなし、カバー7が閉じ
られた後、後方へスライドされるとき(すなわち、回動
支軸Aが後方位置に変位するとき)に、図10(b)に
示すように係止部Bと係合してカバー7の閉じ状態をロ
ックする。再び図1及び図2を参照して、32,33は
ハウジング4の下板部33の前部の両側縁から立ち上が
る案内壁であり、各案内壁32,33は、カバー7の側
縁に係合してカバー7の左右方向の移動を規制する。
参照して、第1のコンタクト19は金属部材からなりハ
ウジング4の挿入空間3に後方から挿入されて固定され
ている。図4を参照して、第1のコンタクト19は、ハ
ウジング4の固定孔35に固定される係止突起36付き
の主体部37と、主体部37の前方に延設される固定片
部38及び弾性片部39と、主体部37の後方に延設さ
れる上述のリード部21とを備えている。
上板部5の前方へ露出し、閉じ姿勢のカバー7の後縁部
40に溝状に掘り込み形成された案内部43上まで延び
ている。図4において、45はカバー7の案内部43に
隣接して設けられる逃げ部であり、逃げ部45は、カバ
ー7の回動時やスライド時に固定片部38の前端44と
の干渉を回避するためのものである。また、案内部43
の背面は加圧部54となっている。加圧部54は、カバ
ー7が閉じられて後方へスライドされたときに、第2の
コンタクト20の接触部24上に位置し、案内部43が
固定片部38により受けられた状態で、接続部材2を第
2のコンタクト20の接触部24に加圧する。また、閉
じ姿勢で後方へスライドされたときに、第1のコンタク
ト19の接触部23に対向する部分が、接続部材2を接
触部23に加圧するための加圧部61となっている。
ウジング4の下板部34の上面に形成された収容溝41
に後方から収容される。主体部37は固定片部38と弾
性片部39の後端部を片持ち状に支持している。リード
部21は、主体部37から後方に延びる延設部55の後
端から下方に延びるように設けられている。弾性片部3
9の前端42には、接続部材2に対する接触圧力を確保
するための上向きの山形突起からなる接触部23が形成
されている。
る図5を参照して、第2のコンタクト20は金属部材か
らなり、ハウジング4の挿入空間に後方から挿入されて
固定されている。第2のコンタクト20は第1のコンタ
クト19と略同様の構成をしているが、全体に第1のコ
ンタクト19よりも後方に配置されている点が異なる。
具体的には、第2のコンタクト20は、ハウジング4の
固定孔46に固定される係止突起47付きの主体部48
と、主体部48の前方に延設される固定片部49及び弾
性片部50と、主体部48の後方に延設される上述のリ
ード部22とを備えている。
上板部5から前方へ露出しておらず、この点、第1のコ
ンタクト19とは異なる。弾性片部50は、ハウジング
4の下板部34の上面に形成された収容溝52に後方か
ら収容される。主体部48は固定片部49と弾性片部5
0の後端部を片持ち状に支持している。リード部22
は、主体部48から後方へ延びる延設部56の後端から
下方に延びるように設けられている。弾性片部50の前
端53には、接続部材2に対する接触圧力を確保するた
めの上向きの山形突起からなる接触部24が形成されて
いる。
ト20のリード部22は第1のコンタクト10のリード
部21よりも後方に配置され、第2のコンタクト20の
接触部24は第1のコンタクト19の接触部23よりも
後方に配置されている。図2、カバーの平面図である図
6を参照して、カバー7は略矩形の板状をしており、相
対向する第1及び第2の端縁57,58を有している。
カバー7の第1の端縁57の相対向する左右の側部5
9,59からは上記した一対の回動支軸Aがそれぞれ突
出している。また、カバー7の第2の端縁58の相対向
する左右の側部60からは上記した一対の係合部Bが露
出している。上述したが、これらの回動支軸A及び係合
部Bは、カバー7の樹脂成形時に大部分が埋設される板
金材からなる平板8の各突起10,11の一部を露出さ
せて構成されている(図7参照)。62は主体部9の左
右に例えば一対が形成される開口である。
9(a)及び(b)を参照して、カバー7の閉じ動作と
ロック動作について説明する。回動支軸Aが図10
(a)に示すように前方位置にあってカバー7が図8
(a)に示すように開放された姿勢では、各コンタクト
19,20の接触部23,24上に、接続部材2の厚み
と同等以上の十分な高さの挿入空間3が確保されている
ので、接続部材2を無挿入力で挿入することができる。
方位置にある状態で、カバー7を回動軸線12の回りに
回動させ、図8(b)の状態を経て、図9(a)に示す
ように下板部34に平行になるように回動される。これ
により、カバー7の加圧部61が、接続部材2を第1の
コンタクト19の接触部23に対して加圧するが、第2
のコンタクト20の接触部24上の接続部材2は接触部
24側に未だ加圧されていない。
に後方へスライドさせると、カバー7の加圧部54が接
続部材2を第2のコンタクト20の接触部24に加圧す
る。と同時に、図10(b)に示すように係合部Bが延
設片31の下方をスライドしてロック部15に対して深
く係合し、カバー7の閉じ姿勢が確実にロックされる。
なお、ロックを解除してカバー7を開放するときは、前
述とロック動作及び閉じ動作を全く逆にして開放され
る。
フロック方式でカバー7を閉じた後、カバー7を後方へ
所定ストロークだけスライドさせて、カバー7の係合部
Bをロック部15に深く係合させ、カバー7を閉じ状態
に確実にロックすることができるので、接続部材2に対
する高い接触圧力を確実に得ることができる。特に、い
わゆるW−ZIFタイプにおいて、第1及び第2のコン
タクト19,20を共にハウジング4の後方から圧入し
て、係止突起36,47付きの主体部主体部37,48
を強固にハウジング4に固定してあるので、各弾性片部
39,50とカバー7の加圧部54,61との間で接続
部材2を強く挟持することができ、この点からも接触圧
力を高くすることができる。
設される補強用の金属部材としての平板8の一部をカバ
ー7から露出させて、回動支軸A及び係合部Bを形成す
るので、閉じ状態のカバー7全体として高い撓み強度を
達成することができ、この点からも、接触圧力を高くす
ることができる。また、インサート成形により容易に製
造することができる。さらに、カバー7の回動支軸A
を、ハウジング4に固定される金属製の補強板10の案
内支持部14によって、回動自在に支持し、また、後方
へのスライドを案内するので、カバー7を強固に支持し
案内することができる。
カバー7を後方へスライドさせるときに、第1のコンタ
クト19の固定片部38の前端44がカバー7の後縁部
40の案内部43上をスライドするようにしてあるの
で、固定片部38によって閉じ状態のカバー7の後縁部
40の持ち上がりを確実に防止することができ、これに
より、接続部材2に対する高い接触圧力を確保すること
ができる。なお、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記の実施の形態では、複数の第
1のコンタクト19の固定片部38の前端44の全て
が、カバー7の後縁部40上へ延びていたが、これに限
らず、少なくとも一部の固定片部38の前端44のみが
カバー7の後縁部40上まで延びるものとしても良い。
0の固定片部38,49の前端44,51の全てがカバ
ー7の後縁部40上まで延びて、カバー7の後縁部40
の浮き上がりを抑えるものとしても良い。また、回動支
軸A及び係合部Bの両者を、カバー7に一部を埋設した
金属製の平板8に一体に形成したが、これに限らず、中
間部をカバー7に埋設した一対のワイヤを設け、各ワイ
ヤの両端部により、回動支軸A及び係合部Bを個別に形
成するようにしても良い。また、一対の係合部Bはハウ
ジング4に一体に形成し、一対の回動支軸Aのみをワイ
ヤの両端部により構成するようにしても良い。
5を金属製の補強板13に形成したが、これに限らず、
例えば、合成樹脂製の補強板を用い、これにロック部を
形成するようにしても良いし、また、ロック部をハウジ
ング4自体に形成しても良い。また、本発明は、FPC
に代えてFFC、PCB等の接続部材を接続する場合に
も適用することができ、その他、本発明を接続部材を横
方向からでなく上方から挿入するような縦型の電気コネ
クタにも適用すること等、本発明の範囲で種々の変更を
施すことができる。
の分解斜視図である。
平面図である。
強タブについては断面を表すハッチングを省略してあ
る。
コンタクトについては断面を表すハッチングを省略して
ある。
コンタクトについては断面を表すハッチングを省略して
ある。
欠載平面図である。
(a)はカバーを開放した状態を示し、(b)はカバー
を閉じる一過程を示している。
(a)はカバーを閉じた状態を示し、(b)は閉じたカ
バーを後方へスライドさせた状態を示している。
カバーの閉じ姿勢で回動支軸が前方位置にある状態を示
し、(b)はカバーの閉じ姿勢でカバーが回動支軸と共
に後方へスライドされた状態を示している。
Claims (4)
- 【請求項1】開口部を有する絶縁性の合成樹脂からなる
ハウジングと、 開口部に臨むようにハウジングに保持される複数のコン
タクトと、 ハウジングに支軸を介して回動自在に支持され、回動に
伴って開口部を開閉すると共に、閉じ姿勢で接続部材を
コンタクトに加圧する絶縁性のカバーとを備える電気コ
ネクタにおいて、 上記ハウジングに設けられ、支軸を回動自在に支持する
と共に、支軸が閉じ姿勢のカバーと共にハウジングの前
後にスライドするのを案内する案内支持部と、 ハウジングに設けられ、カバーの後方スライドに伴っ
て、カバーに設けられる係合部に係合することにより、
カバーを閉じ姿勢にロックするロック部とをさらに備え
ることを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項2】請求項1において、上記カバーの樹脂成形
時に一部が埋設される金属部材をさらに備え、この金属
部材のカバーからの露出部は支軸及び係合部の少なくと
も一方を含むことを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項3】請求項1又は2において、上記ハウジング
の左右の側部に固定される一対の金属製の補強板をさら
に備え、上記案内支持部は補強板に設けられることを特
徴とする電気コネクタ。 - 【請求項4】請求項1,2又は3において、上記コンタ
クトは相対向する固定片部と弾性片部を有するフォーク
状コンタクトを含み、カバーを後方へスライドさせると
きに、少なくとも一つのフォーク状コンタクトの固定片
部は上記カバーの後縁部上をスライドするようにしてあ
ることを特徴とする電気コネクタ。
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