JP2016509964A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. ３次元物体を形成する方法であって、
   キャリアと、ビルド面を有する光学的に透明な部材とを準備する工程であり、前記キャリアと前記ビルド面とがそれらの間にビルド領域を画定している、工程と、
   前記ビルド領域に重合性液体を充填する工程と、
   前記光学的に透明な部材を介して前記ビルド領域を照射する工程であって、この照射により前記重合性液体から固体ポリマーを形成するとともに、前記キャリアを前記ビルド面から離れるように前進させて前記固体ポリマーから前記３次元物体を形成し、さらに
   （ｉ）前記ビルド面に接触する重合性液体のデッドゾーンを連続的に維持し、かつ
   （ｉｉ）前記デッドゾーンと前記固体ポリマーとの間であって且つこれらに接触する重合ゾーンの勾配を連続的に維持し、前記重合ゾーンの勾配が前記重合性液体を部分的に硬化した形態で含む、工程と
   を含む方法。
2. 前記光学的に透明な部材が半透過性部材を含み、前記デッドゾーンを連続的に維持することが、前記光学的に透明な部材を介して重合の阻害剤を供給することにより実行され、これにより、前記デッドゾーン中および任意選択的に前記重合ゾーンの勾配の少なくとも一部の中に阻害剤の勾配を生じさせる、請求項１に記載の方法。
3. 前記照射する工程が、前記ビルド領域に投影される２次元放射パターンにより実行され、前記パターンが経時的に変化し、前記前進が前記３次元物体を形成するのに十分な時間にわたり連続する、請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記重合ゾーンの勾配を少なくとも５秒の時間にわたり維持する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 前記３次元物体中に切断線を形成するのに十分な時間にわたり前記重合ゾーンの勾配を破壊する工程を更に含む、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
6. 前記重合性液体を加熱する工程であり、該加熱して前記ビルド領域中における重合性液体の粘度を低下させる、工程を更に含む、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
7. 前記キャリアが、前記キャリア中に形成された少なくとも１つの流路を有し、前記充填する工程が、前記少なくとも１つの流路を介して前記ビルド領域中に前記重合性液体を通すまたは押し込むことにより実行される、請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
8. 前記キャリアが、前記キャリア上に可溶性の犠牲層を有し、前記３次元物体が、前記可溶性の犠牲層上に形成される、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
9. 前記ビルド領域の全表面積が、前記ビルド面の全表面積の少なくとも７０パーセントを占め、および／または
   任意の方向での前記キャリアおよび物体の横方向への移動が、対応する方向における前記ビルド領域の幅の３０％以下である、
   請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
10. 前記ビルド面が実質的に固定されている、または静止している、請求項１〜９のいずれか１項に記載の方法。
11. 重合性液体から３次元物体を形成するための装置であって、
    （ａ）支持体と、
    （ｂ）前記支持体に作動可能に関連付けられているキャリアであり、前記キャリア上で前記３次元物体が形成される、キャリアと、
    （ｃ）ビルド面を有し、前記ビルド面と前記キャリアとがそれらの間にビルド領域を画定している、光学的に透明な部材と、
    （ｄ）前記ビルド面に作動可能に関連付けられている、固化重合用の前記ビルド領域中に液体ポリマーを供給するように構成されている液体ポリマー供給部と、
    （ｅ）前記光学的に透明な部材を介して前記ビルド領域を照射し、前記重合性液体から固体ポリマーを形成するように構成されている放射源と、
    （ｆ）前記キャリアおよび前記放射源に作動可能に関連付けられている制御装置であって、前記キャリアを前記ビルド面から離れるように前進させて前記固体ポリマーから前記３次元物体を形成するとともに、
    （ｉ）前記ビルド面に接触する重合性液体のデッドゾーンを連続的に維持し、ならびに
    （ｉｉ）前記デッドゾーンと前記固体ポリマーとの間のおよびこれらに接触する重合ゾーンの勾配を連続的に維持し、前記重合ゾーンの勾配が前記重合性液体を部分的に硬化した形態で含む、制御装置と
    を含む装置。
12. 前記キャリアが、前記キャリア中に形成された少なくとも１つの流路を有し、前記少なくとも１つの流路を介して前記ビルド領域に前記重合性液体を供給するように構成されており、
    任意選択で、前記キャリアが、前記キャリア中に形成された複数の流路を有し、前記複数の流路のうちの異なる１つを介して異なる重合性液体を供給するように構成されている、請求項１１に記載の装置。
13. 前記物体とは別の少なくとも１本または複数の外部供給導管であって、前記少なくとも１本の供給導管のそれぞれが、前記キャリア中の流路と流体連通しており、前記キャリアから少なくとも１種または複数の異なる重合性液体を前記ビルドゾーンに供給するように構成されている外部供給導管を更に含む、請求項１１又は１２に記載の装置。
14. 前記ビルドプレートが実質的に固定されている、または静止している、請求項１１〜１３のいずれか１項に記載の装置。
15. 前記重合阻害剤の供給源が、前記半透過性部材内の重合阻害剤のリザーバーである、請求項１１〜１４のいずれか１項に記載の装置。
16. 前記半透過性部材が、前記ビルド面とは別の供給面を更に含み、
    任意選択で、前記供給面が、前記重合阻害剤の供給源となるように重合阻害剤に流体接触している、請求項１１〜１５のいずれか１項に記載の装置。
17. 前記ビルドプレートおよび／または前記液体ポリマー供給部に作動可能に関連付けられている加熱器を更に含み、前記加熱器が、前記ビルド領域中のまたは前記ビルド領域に供給される重合性液体を加熱するように構成されており、
    および／または、前記ビルドプレートに作動可能に関連付けられている、前記ビルド領域中における重合性液体を冷却するように構成されている冷却器を更に含む、請求項１１〜１６のいずれか１項に記載の方法。
18. 前記液体ポリマー供給部に作動可能に関連付けられている圧力源を更に含む、請求項１１〜１７のいずれか１項に記載の装置。
19. 前記キャリアが駆動装置を含み、前記駆動装置および前記制御装置が、前記キャリアを前記ビルド面から一方向に離れるように前進させるように構成されている、請求項１１〜１８のいずれか１項に記載の装置。
20. 前記キャリアが、前記キャリア上に可溶性の犠牲層を有し、前記３次元物体が、前記可溶性の犠牲層上に形成される、請求項１１〜１９のいずれか１項に記載の装置。