JP2014195475A - 非発酵ビール様発泡性飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、プリン体濃度が非常に低いにもかかわらず「ビールらしさ」を保持している非発酵ビール様発泡性飲料、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の非発酵ビール様発泡性飲料は、プリン体を含む原料の添加量が調整されており、かつ、プリン体濃度が0.2mg/100mL以下であり、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリン、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、シス−3−ヘキセノール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、発酵工程を経ずに製造され、プリン体濃度が非常に低いにもかかわらずビールとほぼ同様の香味を有する非発酵ビール様発泡性飲料に関する。
ビールや発泡酒等のビール様発泡性飲料は、消費者の嗜好の多様化にともない、多種多様の商品が上市されている。特に、近年の消費者の健康志向から、プリン体含有量への関心が高まっている。プリン体は肝臓で代謝されて尿酸となるが、血液中の尿酸値が一定値以上となると高尿酸血症になり、さらに結晶化した尿酸が関節にたまると痛風になる。このため、プリン体含有量が低減されつつ、従来のビール等が有する香味を保持したビール様発泡性飲料に対する消費者の期待は高まっている。しかしながら、多くのビール様発泡性飲料ではビールらしさを維持するために麦芽やホップを原料として用いているため、プリン体含有量が多くなってしまうという問題がある。
プリン体含有量が低減されたビール様発泡性飲料を製造する方法としては、例えば、ビールや発泡酒等の製造工程における麦汁若しくは発酵液に対して活性炭処理(例えば、特許文献1参照。)やゼオライト処理(例えば、特許文献2参照。)を行うことによりプリン体を吸着除去する方法がある。また、プリン体は酵母による発酵によっても生産されるため、発酵工程を経ずにビール様発泡性飲料を製造する技術も近年発達している(例えば、特許文献3又は4参照。)。
一方で、ビールには多種多様な香気成分が含まれており、これらはビールらしさを決定する主要な成分である。例えば、非特許文献1には、ドイツのバイエルン産のピルスナータイプのビールから分離された40の主要な香気成分について、その含有量や香りの特徴を調べたことが記載されている。さらに、当該文献には、特長的な26の香気成分の含有量が同濃度となるように炭酸水に添加したものは、ビールとほぼ同様の香味を有していたことも開示されている。その他、また、積極的に飲食品にビールらしさを付与する技術開発も、特に香料分野では盛んである。例えば、ミルセニルメチルエーテルを添加することにより、ビール風味又はホップ風味を有する飲食品の風味が増大されることが報告されている(例えば、特許文献5参照。)。
特許第3730935号公報 特開2004−290072号公報 国際公開第2010/079778号 国際公開第2012/091086号 特許第4192254号公報
フリッツ(FRITSCH)、他1名、ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー(Journal of Agricultural and Food Chemistry)、2005年、第53巻、第7544〜7551ページ。 マハセラノン(Mahatheeranont)、他2名、ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー(Journal of Agricultural and Food Chemistry)、2001年、第49巻、第773〜779ページ。 イイジマ(Iijima)、他1名、ジャーナル・オブ・アプライド・マイクロバイオロジー(Journal of Applied Microbiology)、2010年、第109巻、第1906〜1913ページ。 トミナガ(Tominaga)、他2名、ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー(Journal of Agricultural and Food Chemistry)、1998年、第46巻、第1044〜1048ページ。
活性炭やゼオライトは多種多様な物質を吸着するため、活性炭処理やゼオライト処理によりプリン体以外の多くの香気成分も除去されてしまい、ビールらしさが損なわれやすいという問題がある。また、吸着剤処理により大きくコストがかかるという問題もある。一方で、特許文献3又は4に記載の方法では、麦芽等のプリン体を多く含む原料の添加量を調整することにより、プリン体含有量が充分に低減されたビール様発泡性飲料を製造できると期待されるものの、麦芽を使用せずにビールらしさを達成することは非常に困難である。また、特許文献5に記載のミルセニルメチルエーテルを添加したとしても、ビール様発泡性飲料に充分なビールらしさを付与することは難しい。
本発明は、プリン体濃度が非常に低いにもかかわらず「ビールらしさ」を保持している非発酵ビール様発泡性飲料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、麦芽等のプリン体を比較的多く含む原料の添加量を調整すること、かつ発酵工程を経ずに製造することによって、最終製品中のプリン体濃度が0.2mg/100mL以下という従来になく低い非発酵ビール様発泡性飲料を製造することができること、このように製造された非発酵ビール様発泡性飲料に、特定の16の香気成分を単独で又は組み合わせて添加することにより充分な「ビールらしさ」が付与できることを見出し、本発明を完成させた。
[1] 本発明の第一の態様は、プリン体を含む原料の添加量が調整されており、かつ、プリン体濃度が0.2mg/100mL以下である、非発酵ビール様発泡性飲料である。
[2] 前記[1]の非発酵ビール様発泡性飲料としては、麦芽を原料として用いずに製造されたものが好ましい。
[3] 前記[1]又は[2]の非発酵ビール様発泡性飲料としては、プリン体除去工程を経ずに製造されたものが好ましい。
[4] 前記[1]〜[3]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリン、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、シス−3−ヘキセノール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有することが好ましい。
[5] 前記[1]〜[3]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、穀物様香気成分として、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、及び2−プロピル−1−ピロリンからなる群より選択される1種以上の化合物を含有し、ホップ様香気成分として、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、及びシス−3−ヘキセノールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有し、含硫香気成分として、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有することが好ましい。
[6] 前記[1]〜[3]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリン、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、シス−3−ヘキセノール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールを含有することが好ましい。
[7] 前記[5]の非発酵ビール様発泡性飲料としては、前記穀物様香気成分として含有される化合物の濃度が0.24〜30000ppbであり、前記ホップ様香気成分として含有される化合物の濃度が0.2〜250000ppbであり、前記含硫香気成分として含有される化合物の濃度が0.001〜3000ppbであることが好ましい。
[8] 前記[1]〜[7]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、さらに、苦味料を含有することが好ましい。
[9] 前記[1]〜[8]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、さらに、甘味系アミノ酸を含有することが好ましい。
[10] 前記[1]〜[9]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、さらに、酸味料を含有することが好ましい。
[11] 前記[1]〜[10]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、さらに、起泡剤を含有することが好ましい。
[12] 前記[1]〜[11]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、さらに、色素を含有することが好ましい。
[13] 前記[1]〜[12]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、さらに、エタノールを含有することが好ましい。
[14] 前記[1]〜[13]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、穀物又はホップを原料として用いずに製造されたことが好ましい。
[15] 前記[1]〜[14]のいずれかの非発酵ビール様発泡性飲料としては、糖質濃度が0.5g/100mL以下であることが好ましい。
[16] 本発明の第二の態様は、(a)穀物様香気成分、ホップ様香気成分、含硫香気成分、酸味料、色素、及び起泡剤を混合して、調合液を調製する工程;(b)前記調合液に炭酸ガスを加える工程;を有し、前記穀物様香気成分が、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、及び2−プロピル−1−ピロリンからなる群より選択される1種以上の化合物であり、前記ホップ様香気成分が、ミルセン、リナロール、β−ダマスセノン、フェネチルアルコール、及びシス−3−ヘキセノールからなる群より選択される1以上の化合物であり、前記含硫香気成分が、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1以上の化合物である、非発酵ビール様発泡性飲料の製造方法である。
[17] 前記[16]の非発酵ビール様発泡性飲料の製造方法では、プリン体濃度が0.2mg/100mL以下の非発酵ビール様発泡性飲料を製造することが好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、プリン体濃度が0.2mg/100mL以下という非常に低く抑えられているにもかかわらず、充分なビールらしさが保持された、非常に官能性の高いビール様発泡性飲料である。
また、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料の製造方法により、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料を容易に製造することができる。
本発明及び本願明細書においては、「ビールらしさ」とは、製品名称・表示にかかわらず、香味上ビールを想起させる呈味のことを意味する。つまり、ビールらしさを有する発泡性飲料(ビール様発泡性飲料)とは、アルコール含有量、麦芽及びホップの使用の有無、発酵の有無に関わらず、ビールと同等の又はそれと似た風味・味覚及びテクスチャーを有する発泡性飲料である。
また、本発明及び本願明細書における非発酵ビール様発泡性飲料とは、発酵工程を経ずに製造される飲料であって、ビールらしさと炭酸ガスによる発泡性を有する飲料を意味する。非発酵ビール様発泡性飲料は、アルコール飲料であってもよく、アルコール含量が1容量%未満であるいわゆるノンアルコール飲料又はローアルコール飲料であってもよい。具体的には、ビール、発泡酒、ローアルコール発泡性飲料、ノンアルコールビール等が挙げられる。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、プリン体を含む原料の添加量が調整されており、かつ、プリン体濃度が0.2mg/100mL以下であることを特徴とする。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、プリン体含有量の高い麦芽等の原料の使用量を調整すること、さらに発酵工程を経ずに製造されることによって、活性炭処理やゼオライト処理等のプリン体除去工程を要することなく、プリン体濃度を従来になく低く抑えることができる。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料のプリン体濃度は、0.2mg/100mL未満が好ましく、0.1mg/100mL以下がより好ましく、0.08mg/100mL未満がさらに好ましい。
なお、本発明及び本願明細書において、プリン体とは、アデニン、キサンチン、グアニン、ヒポキサンチンのプリン体塩基4種の総量を指す。非発酵ビール様発泡性飲料や原料中のプリン体含有量は、例えば、過塩素酸による加水分解後にLC−MS/MSを用いて検出する方法(「酒類のプリン体の微量分析のご案内」、財団法人日本食品分析センター、インターネット<URL: http://www.jfrl.or.jp/item/nutrition/post-31.html>、平成25年1月検索)により測定することができる。
麦芽はビールらしさを付与する重要な原料であるが、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料においては、特定の16の香気成分の少なくとも1種以上が添加されることによってビールらしさが付与される。当該16の香気成分は、麦芽を原料としなくとも、原料由来の香気成分がほとんど含まれていない場合であっても、単独で添加することによってビールらしさを付与できる。
当該16の香気成分は、香りのタイプより、穀物様香気成分、ホップ様香気成分、及び含硫香気成分の3種類に分類することができる。穀物様香気成分としては、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、及び2−プロピル−1−ピロリンの8種類の化合物である。ホップ様香気成分としては、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、及びシス−3−ヘキセノールの5種類の化合物である。含硫香気成分としては、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールの3種類の化合物である。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、求める製品特性に応じて、当該16の香気成分のうち、1種類のみを単独で含有していてもよく、2種類以上を組み合わせて含有していてもよい。2種類以上を組み合わせて含有させる場合には、8種類の穀物様香気成分のうちの少なくとも1種以上、5種類のホップ様香気成分のうちの少なくとも1種以上、及び3種類の含硫香気成分のうちの少なくとも1種以上、を含有することが好ましい。中でも、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料としては、4−ビニルグアイアコール及び3−メチル−1−ブタノールからなる群より選択される1種以上の穀物様香気成分を含有し、ミルセン、リナロール、及びシス−3−ヘキセノールからなる群より選択される1種以上のホップ様香気成分を含有し、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1種以上の含硫香気成分を含有することが好ましく、前記16の香気成分全てを含有することが特に好ましい。
各香気成分の含有量は、最終製品に求められる品質特性に応じて適宜調整されるが、前記穀物様香気成分の場合には、各化合物の濃度が0.24〜30000ppbであることが好ましく、前記ホップ様香気成分の場合には、各化合物の濃度が0.2〜250000ppbであることが好ましく、前記含硫香気成分の場合には、各化合物の濃度が0.001〜3000ppbであることが好ましい。なお、「前記穀物様香気成分の場合には、各化合物の濃度が0.24〜30000ppbである」とは、前記8種類の穀物様香気成分のうちの1種類の化合物を含有する場合には、当該化合物の非発酵ビール様発泡性飲料中の含有量が0.24〜30000ppbであり、前記8種類の穀物様香気成分のうちの2種類以上の化合物を含有する場合には、それぞれの化合物の含有量がいずれも0.24〜30000ppbであることを意味する。ホップ様香気成分及び含硫香気成分の場合も同様である。
2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリンは、例えば非特許文献2に記載の方法により測定することができる。具体的には、まず、容器にサンプルを採取し、TMP(2,4,6−トリメチルピリジン)を加えて混合した後、濾過する。次に濾液に水酸化ナトリウムを添加してアルカリ性にした後、ジクロロメタンを加え、振とう抽出する。その後、溶媒(ジクロロメタン)層を回収し、この回収した溶媒層を、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した後、減圧下で濃縮したものを測定試料とする。この測定試料を、FID(水素炎イオン化型検出器)を備えたキャピラリーGC分析に供し、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリンを検出する。
3−メチル−2−ブテン−1−チオールは、例えば非特許文献3に記載の方法により測定することができる。具体的には、容器にサンプルを採取し、p−ヒドロキシメルクリ安息香酸、2−tert−ブチル−4−メチルフェノール、及び4−メトキシ−2−メチル−2−メルカプトブタン(内部標準物質)をエタノール溶液として添加し、激しく撹拌する。その後、混合液を、強塩基性陰イオン交換樹脂カラムにアプライし、当該カラムに吸着していた3−メチル−2−ブテン−1−チオールを、酢酸エチル、次いでジクロロメタンで溶出し、回収する。回収された有機溶媒層を、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した後、窒素パージにて濃縮した後に、GC/MS分析に供する。
2−メチル−3−フランチオールは、例えば非特許文献4に記載の方法により測定することができる。具体的には、水酸化ナトリウム溶液を入れた容器にサンプルを採取し、内部標準物質として4−メトキシ−2−メチル−2−メルカプトブタンを添加する。次に、当該容器にジクロロメタンを加えて振とう抽出する。その後、遠心分離処理を行い、溶媒(ジクロロメタン)層を回収し、この回収した溶媒層にp−ヒドロキシメルクリ安息香酸を添加して2−メチル−3−フランチオールを抽出する。この抽出処理中、水相は、必要に応じて水酸化ナトリウム溶液を添加することによって、pH7超に維持される。回収されたp−ヒドロキシメルクリ安息香酸層を、徐々に希塩酸を添加してpH7に調整した後、強塩基性陰イオン交換カラムにアプライする。当該カラムに吸着した2−メチル−3−フランチオールをシステイン溶液で溶離させて回収し、回収したシステイン溶液に、ジクロロメタンを加えて振とう抽出し、遠心分離処理を行って溶媒(ジクロロメタン)層を回収し、この回収した溶媒層を、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した後、窒素パージにて濃縮した後に、GC/MS分析に供する。
上記4種以外の穀物様香気成分、ホップ様香気成分、含硫香気成分は、ジクロロメタン液々抽出を用いたGC/MS分析により測定することができる。具体的には、まず、容器にサンプルを採取し、硫酸アンモニウムを加え、次に当該容器にジクロロメタンを加えて内部標準物質を添加した後、振とう抽出する。この際に、当該容器内にガスがある場合にはガス抜きを行うことが好ましい。その後、遠心分離処理を行い、溶媒層を回収し、この回収した溶媒層を、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した後、窒素パージにて濃縮した後に、GC/MS分析に供する。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が3−メチル−1−ブタノールを含有する場合、飲料中の3−メチル−1−ブタノール含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、12〜30000ppbがより好ましく、60〜6000ppbがさらに好ましく、120〜6000ppbがよりさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がイソバレリン酸を含有する場合、飲料中のイソバレリン酸含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、20〜5000ppbがより好ましく、100〜1000ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がγ−ノナラクトンを含有する場合、飲料中のγ−ノナラクトン含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、0.24〜600ppbがより好ましく、1.2〜120ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノンを含有する場合、飲料中の4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、16〜4000ppbがより好ましく、80〜800ppbがさらに好ましく、400〜800ppbがよりさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が2−アセチルチアゾールを含有する場合、飲料中の2−アセチルチアゾール含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、6〜15000ppbがより好ましく、30〜3000ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が4−ビニルグアイアコールを含有する場合、飲料中の4−ビニルグアイアコール含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、16〜4000ppbがより好ましく、80〜800ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が2−アセチル−1−ピロリンを含有する場合、飲料中の2−アセチル−1−ピロリン含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、0.48〜120ppbがより好ましく、2.4〜24ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が2−プロピル−1−ピロリンを含有する場合、飲料中の2−プロピル−1−ピロリン含有量は、0.24〜30000ppbが好ましく、0.48〜120ppbがより好ましく、2.4〜24ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がミルセンを含有する場合、飲料中のミルセン含有量は、0.2〜250000ppbが好ましく、8〜2000ppbがより好ましく、40〜400ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がリナロールを含有する場合、飲料中のリナロール含有量は、0.2〜250000ppbが好ましく、32〜8000ppbがより好ましく、160〜1600ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がβ−ダマセノンを含有する場合、飲料中のβ−ダマセノン含有量は、0.2〜250000ppbが好ましく、0.2〜500ppbがより好ましく、1〜100ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がフェネチルアルコールを含有する場合、飲料中のフェネチルアルコール含有量は、0.2〜250000ppbが好ましく、100〜250000ppbがより好ましく、500〜50000ppbがさらに好ましく、1000〜50000ppbがよりさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がシス−3−ヘキセノールを含有する場合、飲料中のシス−3−ヘキセノール含有量は、0.2〜250000ppbが好ましく、43〜107500ppbがより好ましく、215〜21500ppbがさらに好ましく、430〜21500ppbがよりさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が3−メチル−2−ブテン−1−チオールを含有する場合、飲料中の3−メチル−2−ブテン−1−チオール含有量は、0.001〜3000ppbが好ましく、0.001〜25ppbがより好ましく、0.005〜5ppbがさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がメチオノールを含有する場合、飲料中のメチオノール含有量は、0.001〜3000ppbが好ましく、1.2〜3000ppbがより好ましく、6〜600ppbがさらに好ましく、12〜600ppbがよりさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が2−メチル−3−フランチオールを含有する場合、飲料中の2−メチル−3−フランチオール含有量は、0.001〜3000ppbが好ましく、0.002〜0.5ppbがより好ましく、0.01〜0.1ppbがさらに好ましく、0.01〜0.05ppbがよりさらに好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が前記16の香気成分の2以上を組み合わせて含有する場合、各香気成分の含有量は、それぞれが前記の好ましい範囲になるように添加されることが好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料においては、プリン体を含む原料の添加量が調整されている。プリン体を含む原料の添加量を調整すること、特に麦芽等のプリン体含有量が比較的多い原料を制限して添加することにより、プリン体除去工程を経ずとも容易にプリン体含有量を検出限界値未満にまで低下させることができる。具体的には、原料由来のプリン体の総量が、そのまま最終製品たる非発酵ビール様発泡性飲料に含まれるようになった場合に、当該非発酵ビール様発泡性飲料中のプリン体濃度が0.2mg/100mL以下となるように、プリン体を含む原料の添加量を制限する。プリン体含有量の多い原料としては、麦芽の他、例えば、大麦や小麦等の麦類、米、トウモロコシ、大豆等の豆類、イモ類等が挙げられる。穀物も麦芽と同様にビールらしさを付与する重要な原料であるが、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料においては、前記の特定の香気成分が添加されることによって、これらの原料に依存せずにビールらしさが付与される。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、さらに、苦味料を含有することが好ましい。ビールは主にホップ由来の独特の苦味を有しているため、苦味料を含有させることにより、非発酵ビール様発泡性飲料のビールらしさがより強くなる。当該苦味料としては、製品である非発酵ビール様発泡性飲料において、ビールと同質若しくは近似する苦味を呈するものであれば特に限定されるものではなく、ホップ中に含まれている苦味成分であってもよく、ホップには含まれていない苦味成分であってもよい。当該苦味料としては、具体的には、マグネシウム塩、カルシウム塩、クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、ナリンジン、クワシン、イソα酸、テトライソα酸、β酸の酸化物、キニーネ、モモルデシン、クエルシトリン、テオブロミン、カフェイン等の苦味付与成分、及びゴーヤ、センブリ茶、苦丁茶、ニガヨモギ抽出物、ゲンチアナ抽出物、キナ抽出物等の苦味付与素材が代表的に挙げられる。含有する香気成分との相性や、混入するプリン体や糖質が少ないことから、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、硫酸マグネシウム、クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、ナリンジン、及びクワシンからなる群より選択される1種以上の苦味料を含有していることが好ましく、硫酸マグネシウムを単独で、又は硫酸マグネシウムと、クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、ナリンジン、及びクワシンからなる群より選択される1種以上の苦味料とを併用して含有していることがより好ましい。
各苦味料の含有量は、最終製品に求められる品質特性に応じて適宜調整される。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が硫酸マグネシウムを含有する場合、飲料中の硫酸マグネシウム含有量は0.1〜3.2g/Lが好ましく、0.2〜1.6g/Lがより好ましい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がクエン酸トリブチルを含有する場合、飲料中のクエン酸トリブチル含有量は3〜300ppmが好ましく、6〜60ppmがより好ましい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がクエン酸トリエチルを含有する場合、飲料中のクエン酸トリエチル含有量は60〜1800ppmが好ましく、300〜1200ppmがより好ましい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がナリンジンを含有する場合、飲料中のナリンジン含有量は0.6〜300ppmが好ましく、3〜60ppmがより好ましい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がクワシンを含有する場合、飲料中のクワシン含有量は8〜256ppbが好ましく、16〜128ppmがより好ましい。2種類以上の苦味料を併用する場合には、それぞれの苦味料の含有量が前記の範囲内になるように含有させることが好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、さらに、酸味料を含有することが好ましい。酸味料を含有することにより、香味のバランスに優れ、よりビールらしさの強い非発酵ビール様発泡性飲料が得られる。酸味料としては、飲食品に配合可能な酸味料であれば特に限定されるものではなく、最終製品に求められる品質特性に応じて、その配合量と共に適宜決定される。本発明においては、酸味料として酸を用いることが好ましく、安全性と香味の点から無機酸よりも有機酸を用いることがより好ましい。有機酸としては、一般的に飲食品の製造に使用されているものであれば特に限定されるものではなく、例えば、乳酸、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸、及びそれらの塩等が挙げられる。これらの有機酸は、1種類のみを用いてもよく、2種類以上を併用して用いてもよい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が酸を含有する場合には、飲料のpHが3.0〜4.0になるように、酸の添加量を調整することが好ましい。飲料に添加する酸の量が多すぎると、酸味が強調されてしまい、飲み辛くなる。酸の量を、飲料のpHが3.0〜4.0程度になるように調節して添加することにより、製造される非発酵ビール様発泡性飲料において、香味のバランスをより改善させることができる。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、さらに、甘味系アミノ酸を含有することが好ましい。甘味系アミノ酸を含有することにより、糖質原料を用いずとも、適度な甘味が付与され、さらにボディ感やコクが強くなり、よりビールらしさの強い非発酵ビール様発泡性飲料が得られる。甘味系アミノ酸としては、アラニンやグリシンが挙げられ、アラニンが好ましい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がアラニンを含有する場合、飲料中のアラニン含有量は0.05〜9.6g/Lが好ましく、0.1〜4.8g/Lがより好ましく、0.3〜1.2g/Lがさらに好ましい。
ビールの外観上の最大の特徴は、容器に注いだ際に白い綺麗な泡が立つことである。このため、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、さらに、起泡剤を含有することが好ましい。当該起泡剤としては、例えば、大豆食物繊維、大豆ペプチド、大豆サポニン、アルギン酸エステル、キラヤサポニン等が挙げられる。これらの起泡剤は、1種類のみを用いてもよく、2種類以上を併用して用いてもよい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料としては、大豆食物繊維、大豆サポニン、アルギン酸エステル、及びキラヤサポニンからなる群より選択される1種以上を含有することが好ましく、大豆食物繊維、大豆サポニン及びキラヤサポニンからなる群より選択される1種以上を含有することがより好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が起泡剤を含有する場合、当該起泡剤の含有量は、用いる気泡剤の種類や組合せ、最終製品に求められる品質特性等に応じて適宜調整される。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料としては、気泡剤が、飲料のNIBEM値が80以上となるように添加されていることが好ましく、100以上となるように添加されていることがより好ましく、150以上となるように添加されていることがさらに好ましい。なお、NIBEM値は、注がれた泡の崩壊速度を電気伝導度で測定したものであり、ビール等の泡持ち評価に一般的に用いられているものである。非発酵ビール様発泡性飲料のNIBEM値は、EBC(European Brewery Convention)のAnalytica−EBC標準法、又はこれに準じた方法により測定できる。
多くのビールは、薄い黄色〜濃い褐色や黒色の透明な溶液である。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料に、さらに、色素を含有させることにより、ビールと同様の色を付与することができる。当該色素としては、ビールらしい色を付与可能であり、かつ飲食可能な色素であれば特に限定されるものではないが、カラメル化反応物(カラメル色素)が特に好ましい。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料が色素を含有する場合、当該色素の含有量は、用いる色素の種類や最終製品に求められる品質特性等に応じて適宜調整される。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料としては、色素が、飲料の色度が2°EBC以上となるように添加されていることが好ましく、5°EBC以上となるように添加されていることがより好ましく、7°EBC以上となるように添加されていることがさらに好ましく、7〜16°EBCとなるように添加されていることがよりさらに好ましい7〜16°EBCとなるように添加されていることがよりさらに好ましい。なお、色度は、EBC(European Brewery Convention)のAnalytica−EBC標準法、又はこれに準じた方法により測定できる。EBCとは、ビールの分析での色度の単位で、ビールの色の濃淡を数値(EBC色度の9つのガラスディスクを持ったコンパレーターにより目視で測定する、若しくは波長430nmでの吸光度を基に算出する。)であらわしたものである。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、さらに、エタノールを含有することが好ましい。アルコールを含有することにより、香気成分の香り立ちがよくなり、よりビールらしさが付与される。ただし、アルコール濃度が高くなりすぎると、アルコール臭が強くなりすぎ、ビールらしさが損なわれやすい。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料がエタノールを含有する場合、飲料中のエタノール濃度は1〜9容量%が好ましく、1〜8容量%がより好ましく、1〜7容量%がさらに好ましい。なお、エタノールは、酒類の製造において一般的に用いられている原料エタノールが用いられる。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、糖質含有量が比較的低いもののみを原料として用いることが好ましい。原料中の糖質含有量を制限することにより、プリン体のみならず糖質含有量も低く抑えられた非発酵ビール様発泡性飲料が得られる。本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料としては、糖質濃度が0.5g/100mL以下であることが好ましく、0.5g/100mL未満であることがより好ましい。例えば、糖自体を原料としては添加しないことにより、飲料中に含まれる糖質は色素や酸味料、苦味料等に由来するわずかな量に抑えることができる。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、例えば、各原料を混合する方法(調合法)によって製造できる。具体的には、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料のうち、穀物様香気成分、ホップ様香気成分、及び含硫香気成分を含有するものは、以下の工程(a)〜(b)を有する製造方法により製造し得る。
(a)穀物様香気成分、ホップ様香気成分、含硫香気成分、酸味料、色素、及び起泡剤を混合することにより、調合液を調製する工程;及び(b)前記調合液に炭酸ガスを加える工程。
まず、工程(a)において、香気成分、酸味料、色素、及び起泡剤を混合することにより、調合液を調製する。この際、苦味料や甘味系アミノ酸等も、当該工程において添加してもよい。工程(a)においては、炭酸ガス以外の全ての原料を混合した調合液を調製することが好ましい。各原料を混合する順番は特に限定されるものではない。原料水に、全ての原料を同時に添加してもよく、先に添加した原料を溶解させた後に残る原料を添加する等、順次原料を添加してもよい。また、例えば、原料水に、固形(例えば粉末状や顆粒状)の原料(例えば、香気成分や色素、起泡剤)、及びアルコールを混合してもよく、固形原料を予め水溶液としておき、これらの水溶液、及びアルコール、必要に応じて原料水を混合してもよい。
工程(a)において調製された調合液に、不溶物が生じた場合には、工程(b)の前に、当該調合液に対して濾過等の不溶物を除去する処理を行うことが好ましい。不溶物除去処理は、特に限定されるものではなく、濾過法、遠心分離法等の当該技術分野で通常用いられている方法で行うことができる。本発明においては、不溶物は濾過除去することが好ましく、珪藻土濾過により除去することがより好ましい。
次いで、工程(b)として、工程(a)により得られた調合液に炭酸ガスを加える。これにより、非発酵ビール様発泡性飲料を得る。炭酸を加えることによって、ビールと同様の爽快感が付与される。なお、炭酸ガスの添加は、常法により行うことができる。例えば、工程(a)により得られた調合液、及び炭酸水を混合してよく、工程(a)により得られた調合液に炭酸ガスを直接加えて溶け込ませてもよい。
炭酸ガスを添加した後、得られた非発酵ビール様発泡性飲料に対して、さらに濾過等の不溶物を除去する処理を行ってもよい。不溶物除去処理は、特に限定されるものではなく、当該技術分野で通常用いられている方法で行うことができる。
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、充分なビールらしさを保持している点とプリン体含有量が0.2mg/100mL以下である点の2つの特徴を両立する非常に好ましい飲料である上に、発酵工程を有さないいわゆる調合法により製造可能であり、かつ活性炭処理等のプリン体除去工程をも必要としない。このため、本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、その製造において、大掛かりな吸着除去設備が不要となり、大幅なコストダウンとエネルギーの節約が可能となる。
次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[参考例1]
市販されているビール類、ノンアルコールビール、チューハイ類等のプリン体分析を実施した。市販品ビール類A(原料として麦芽とホップを使用。発酵有り。プリン体除去処理によるプリン体カット商品。)、市販品ビール類B(原料として麦芽とホップを使用。発酵有り。プリン体カット商品。)、市販品ノンアルコールビールC(原料として麦芽とホップを使用。発酵無し。糖質含有量:0.5g未満/100mL)、市販品ノンアルコールビールD(原料として麦芽とホップを使用。発酵無し。)、市販品ノンアルコールビールE(原料として麦芽とホップを使用。発酵無し。)、市販品チューハイ類F(原料として麦芽とホップを未使用。果肉を含有。発酵無し。)、及び市販品チューハイ類G(原料として麦芽とホップを未使用。果肉を含有。発酵無し。)の計7種を分析対象とした。
各飲料中のプリン体含有量は、過塩素酸による加水分解後にLC−MS/MSを用いた方法(日本食品分析センター:「酒類のプリン体の微量分析のご案内」)により測定した。当該測定方法においては、アデニン、グアニン、キサンチン、及びヒポキサンチンのそれぞれについての定量限界値は、0.02mg/100mLであった。
測定結果を表1に示す。この結果、ビール様発泡性飲料である市販品A〜Eは、いずれも麦芽とホップを使用していた。また、プリン体を吸着処理により除去した市販品Aでは、プリン体含有量が0.11mg/100mLと低かったが、除去工程の使用の有無が開示されていない市販品B〜Eでは、プリン体含有量は0.2mg/100mL以上であった。また、従来の技術では、吸着除去工程を行ったとしても、飲料中のプリン体含有量を0.08mg/100mL以下にまで低減させることは実現できなかったことが示された。
Figure 2014195475
[製造例1(ベース液の調製)]
表2に記載の組成により酸味料、色素、及び起泡剤を含有する調合液を調製した後、これに炭酸ガスを3.0gas volになるように加えることにより、ベース液を調製した。ベース液の原料としては、表2中に示すベーガン通商株式会社製の「50%発酵乳酸BM−G」(製品名)、天野実業株式会社製の「カラメルSP」(製品名)、丸善製薬株式会社製の「キラヤニンC−100」(製品名)、扶桑化学工業株式会社の「クエン酸フソウ(無水)」(製品名)、「ヘルシャスA」(製品名)を用いた。
Figure 2014195475
当該ベース液のプリン体含有量を参考例1と同様にして測定したところ、アデニン、グアニン、キサンチン、及びヒポキサンチンのいずれも検出されなかったことから、当該ベース液のプリン体含有量は検出限界値未満(0.08mg/100mL)であるとわかった。さらに、当該ベース液の糖質含量を測定したところ、0.1g/100mLであったことがわかった(共に、財団法人日本食品分析センターにて分析した。)。
[実施例1]
本発明者らは、ビールに含まれる主要香気成分を分析し、特に匂い強度の強い16成分(3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリン、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、シス−3−ヘキセノール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオール)を同定した。
各成分を製造例1で製造したベース液に様々な濃度で添加し、ビールらしさについて官能評価を実施した。官能評価は、2名の専門パネルにより、香気成分無添加のベース液の評価を中心値4とした7段階評価(ビールらしさが感じられない場合を1とし、非常に強く感じられた場合を7とする。)にて行った。また、表3〜5には、評価に当たり各パネルが述べたコメントも記載した。
Figure 2014195475
Figure 2014195475
Figure 2014195475
表3〜5に示すように、いずれの成分も、濃度に差はあるが、低濃度で添加した場合には添加の効果が官能上わからず、ベース液と変わらないが、添加濃度を高くするにつれてビールらしさが高くなり、ある濃度でピークに達し、さらに添加濃度が高くなるにつれて特有の香気が強くなりすぎてビールらしさが低下する傾向が観察された。つまり、これらの16成分のうちの少なくとも1種類を適切な濃度で含有させることにより、原料として麦芽やホップを用いていない非発酵発泡性飲料にも充分なビールらしさが付与され、非発酵ビール様発泡性飲料を製造し得ることがわかった。
[実施例2]
製造例1で製造したベース液に、前記16成分のうち、穀物様香気成分とホップ様香気成分と含硫香気成分をそれぞれ1種類ずつ添加し、実施例1と同様にしてビールらしさの官能評価を行った。具体的には、表6に示すように、穀物様香気成分として3−メチル−1−ブタノール又は4−ビニルグアイアコールを、ホップ様香気成分としてミルセン、リナロール、又はシス−3−ヘキセノールを、含硫香気成分として3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、又は2−メチル−3−フランチオールを、それぞれ実施例1でビールらしさの評価が高かった濃度で添加したサンプル2−1〜2−4を調製し、ビールらしさを評価した。評価結果を表6に示す。この結果、サンプル2−1〜2−4のいずれにおいても、ビールらしさが非常に高く、穀物様香気成分とホップ様香気成分と含硫香気成分を添加することにより、各香気成分を単独で添加した場合よりも、ビールらしさを非常に強く付与し得ることがわかった。
Figure 2014195475
[実施例3]
製造例1で製造したベース液に、前記16成分全てを、それぞれ実施例1でビールらしさの評価が高かった濃度で添加したサンプル3−1を調製し、実施例1と同様にしてビールらしさの官能評価を行った。サンプル3−1における各香気成分の濃度は、3−メチル−1−ブタノールが6000ppb、イソバレリン酸が1000ppb、γ−ノナラクトンが120ppb、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノンが80ppb、2−アセチルチアゾールが30ppb、4−ビニルグアイアコールが800ppb、2−アセチル−1−ピロリンが2.4ppb、2−プロピル−1−ピロリンが2.4ppb、ミルセンが40ppb、リナロールが160ppb、β−ダマセノンが1ppb、フェネチルアルコールが5000ppb、シス−3−ヘキセノールが2150ppb、3−メチル−2−ブテン−1−チオールが0.5ppb、メチオノールが600ppb、及び2−メチル−3−フランチオールが0.01ppbであった。評価結果を表7に示す。サンプル3−1では、ビールらしさが非常に強く付与されており、ほぼビールと同様の官能評価が得られた。この結果、原料として麦芽やホップを用いていない非発酵発泡性飲料に前記16成分を全て適切な濃度で含有させることにより、ビールとほぼ同等の香味を有する非発酵ビール様発泡性飲料を製造し得ることがわかった。
Figure 2014195475
[実施例4]
実施例3で製造したサンプル3−1にエタノールを様々な濃度で添加したサンプル4−1〜4−6を調製し、ビールらしさについて官能評価を実施した。官能評価は、2名の専門パネルにより、サンプル3−1の評価を中心値4とした7段階評価(ビールらしさが感じられない場合を1とし、非常に強く感じられた場合を7とする。)にて行った。評価結果を表8に示す。この結果、サンプル3−1に1〜9容量%のエタノールを含有させることにより、さらにビールらしさが強く付与されることがわかった。
Figure 2014195475
[実施例5]
製造例1で製造したベース液に、前記16成分のうち、穀物様香気成分とホップ様香気成分と含硫香気成分をそれぞれ1種類ずつ添加し、さらにエタノールを0〜1容量%含有させたサンプル5−1〜5−3を調製し、実施例1と同様にしてビールらしさの官能評価を行った。香気成分は、具体的には、穀物様香気成分として3−メチル−1−ブタノールを6000ppb、ホップ様香気成分としてミルセンを40ppb、含硫香気成分として3−メチル−2−ブテン−1−チオールを0.5ppbを添加した。評価結果を表9に示す。この結果、16成分全てではなく、穀物様香気成分、ホップ様香気成分、及び含硫香気成分を少なくとも1種類ずつ添加した場合でも、エタノールをさらに添加することにより、より強くビールらしさが付与されることがわかった。
Figure 2014195475
[実施例6]
実施例3で製造したサンプル3−1に、苦味料として、硫酸マグネシウム、クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、ナリンジン、又はクワシンを様々な濃度で添加し、ビールらしさについて官能評価を実施した。官能評価は、2名の専門パネルにより、サンプル3−1の評価を中心値4とした7段階評価(ビールらしさが感じられない場合を1とし、非常に強く感じられた場合を7とする。)にて行った。評価結果を表10に示す。この結果、いずれの苦味料を含有させた場合にも、濃度に差はあるが、低濃度では添加の効果がわからず、ベース液と変わらないが、添加濃度を高くするにつれてキレや苦味、刺激感が高まってビールらしさが高くなり、ある濃度でピークに達し、さらに添加濃度が高くなるにつれてエグ味や苦味が強くなりすぎてビールらしさが低下する傾向が観察された。つまり、前記香気成分を添加したベース液に、さらに硫酸マグネシウム、クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、ナリンジン、又はクワシンの少なくとも1種類を含有させることにより、より強くビールらしさが付与されることがわかった。
Figure 2014195475
[実施例7]
実施例3で製造したサンプル3−1に、さらに甘味系アミノ酸であるアラニンを様々な濃度で添加し、実施例1と同様にしてビールらしさを評価した。評価結果を表10に示す。この結果、アラニンを0.05g/L以上含有させることにより、ボディ感やコクが高まり、かつ適度な甘味が付与され、ビールらしさが強くなること、ただし、添加量が高くなりすぎると、甘味が強くなりすぎてビールらしさが低下することがわかった。
[実施例8]
製造例1で製造したベース液に、16香気成分、エタノール、苦味料、甘味系アミノ酸をそれぞれ上記範囲内の濃度で添加したサンプル8−1(すなわち、実施例3で調製したサンプル3−1に、エタノールを5容量%、硫酸マグネシウムを0.2〜1.6g/L、アラニンを0.3〜1.2g/L添加した)を調製し、ベース液及び参考例1で用いた市販品A〜Eと比較して、ビールらしさについて官能評価を実施した。官能評価は、ベース液の評価を中心値4とした7段階評価(ビールらしさが感じられない場合を1とし、非常に強く感じられた場合を7とする。)にて行った。評価結果を表11に示す。この結果、ベース液に16香気成分、エタノール、苦味料、甘味系アミノ酸をそれぞれ上記濃度の範囲内の濃度で添加することにより、市販品A〜Eよりもビールらしさの高い非発酵ビール様発泡性飲料が製造できることがわかった。
Figure 2014195475
本発明に係る非発酵ビール様発泡性飲料は、プリン体濃度が非常に低いにもかかわらず「ビールらしさ」を保持しているため、特にビール様発泡性飲料及びその製造分野で利用が可能である。

Claims (17)

  1. プリン体を含む原料の添加量が調整されており、かつプリン体濃度が0.2mg/100mL以下である、非発酵ビール様発泡性飲料。
  2. 麦芽を原料として用いずに製造された、請求項1に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  3. プリン体除去工程を経ずに製造された、請求項1又は2に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  4. 3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリン、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、シス−3−ヘキセノール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  5. 穀物様香気成分として、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、及び2−プロピル−1−ピロリンからなる群より選択される1種以上の化合物を含有し、
    ホップ様香気成分として、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、及びシス−3−ヘキセノールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有し、
    含硫香気成分として、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1種以上の化合物を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  6. 3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、2−プロピル−1−ピロリン、ミルセン、リナロール、β−ダマセノン、フェネチルアルコール、シス−3−ヘキセノール、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールを含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  7. 前記穀物様香気成分として含有される化合物の濃度が0.24〜30000ppbであり、
    前記ホップ様香気成分として含有される化合物の濃度が0.2〜250000ppbであり、
    前記含硫香気成分として含有される化合物の濃度が0.001〜3000ppbである、請求項5に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  8. さらに、苦味料を含有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  9. さらに、甘味系アミノ酸を含有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  10. さらに、酸味料を含有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  11. さらに、起泡剤を含有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  12. さらに、色素を含有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  13. さらに、エタノールを含有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  14. 穀物又はホップを原料として用いずに製造された、請求項1〜13のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  15. 糖質濃度が0.5g/100mL以下である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の非発酵ビール様発泡性飲料。
  16. (a)穀物様香気成分、ホップ様香気成分、含硫香気成分、酸味料、色素、及び、起泡剤を混合して調合液を調製する工程;及び
    (b)前記調合液に炭酸ガスを加える工程;
    を含み、
    前記穀物様香気成分が、3−メチル−1−ブタノール、イソバレリン酸、γ−ノナラクトン、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−3−フラノン、2−アセチルチアゾール、4−ビニルグアイアコール、2−アセチル−1−ピロリン、及び2−プロピル−1−ピロリンからなる群より選択される1種以上の化合物であり、
    前記ホップ様香気成分が、ミルセン、リナロール、β−ダマスセノン、フェネチルアルコール、及びシス−3−ヘキセノールからなる群より選択される1以上の化合物であり、
    前記含硫香気成分が、3−メチル−2−ブテン−1−チオール、メチオノール、及び2−メチル−3−フランチオールからなる群より選択される1以上の化合物である、非発酵ビール様発泡性飲料の製造方法。
  17. プリン体濃度が0.2mg/100mL以下の非発酵ビール様発泡性飲料を製造する、請求項16に記載の非発酵ビール様発泡性飲料の製造方法。
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