JP2000329758A - ビール中の微量日光臭成分である3−メチル−2−ブテン−1−チオールの微量分析法 - Google Patents

ビール中の微量日光臭成分である3−メチル−2−ブテン−1−チオールの微量分析法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日光臭の原因物質であるMBTを官能閾値濃
度より低い領域においても検出可能とする新規な分析法
の提供。 【解決手段】 被検体であるビール中に不活性ガスを吹
き込みビール中に含有されている微量揮発性成分をビー
ルから追い出し、これを捕集剤で捕集したのち、捕集成
分を、加熱脱着装置、キャピラリーガスクロマトカラム
を通した後、質量分析器で検出することを特徴とするビ
ール中の微量日光臭成分である3−メチル−2−ブテン
−1−チオールの微量分析法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール中の日光臭
成分である3−メチル−2−ブテン−1−チオールの微
量分析法に関する。なお、本発明におけるビールとは麦
芽を用いて得られた加ホップ麦汁を主成分とする原料を
アルコール発酵させたものの総称であり、JASで規定
するビールに限らず、いわゆる発泡酒なども包含する概
念である。
【0002】
【従来の技術】ビールの日光臭は光劣化臭ともいわれ、
瓶を日光にさらした時に発生する異臭である。また、蛍
光灯の近くに長時間置いたときにも発生する場合があ
る。日光臭の原因物質は、ビールの苦味成分であるイソ
アルファ酸分子の側鎖部分が520nm以下の波長によ
って分解し、ビール中の含硫アミノ酸からできた発生期
の硫化水素が結合して生成するチオール化合物である3
−メチル−2−ブテン−1−チオール(以下、MBTと
いう)といわれている。この日光臭の原因物質MBT
は、ビールの商品価値に大きく関与する物質でありなが
ら、官能閾値濃度が極めて低く、過去の文献(Brew
ers Digest、May、18−25、199
5)には、ビール中で4.4〜35ppt、水中では
0.2〜0.4pptと記載されている。そのため、機
器分析による官能閾値濃度以下のMBTの分析が困難で
ある。
【0003】例えば、ビール中のMBTを分析する方法
としては、Proceedingsof the 6t
h Convention of the Insti
tute of Brewing Central a
nd Southern African Secti
on,Durban,123〜128(1997)記載
の方法がある。この方法は、パージ&トラップ(pur
ge and trap)にひきつづいて、Sieve
rs sulphur specific Chemi
luminescence detector(SCP
355,Burke & Meacham,1995)
とガスクロマトグラフ法(GC)を組み合わせたもので
あり、従来の分析法よりはMBTの検出感度が良好な結
果を導いてはいるが、検出限界としては3pptであ
り、官能閾値濃度以下の分析をするには十分な検出感度
までは至っていないというのが実情である。
【0004】一方、キリンビール株式会社の研究者たち
は、American Society of Bre
wing Chemists Journal,vo
l.49,No.4,P162〜165において、ビー
ル中のMBTをパージ・アンド・トラップにひきつづい
て、ガスクロマトグラフ法とFlame Photom
etric Detector(FPD)とを組み合わ
せた分析法を採用しているが、官能閾値濃度以下の検出
感度まで至っておらず、微量なMBTの有無を判定する
ことはできないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、日光臭の原因物質であるMBTを官能閾値濃度より
低い領域においても十分な分析を可能とする新規な分析
法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パージ&トラ
ップ法およびガスクロマトグラフ−質量分析法(GC/
MS)を用いて、分析の条件を検討し、日光臭の原因物
質であるMBTを感度よく官能閾値濃度以下で検出する
方法を開発したものである。
【0007】すなわち、本発明は、被検体であるビール
中に不活性ガスを吹き込みビール中に含有されている微
量揮発性成分をビールから追い出し、これを捕集剤で捕
集したのち、捕集成分を、加熱脱着装置、キャピラリー
ガスクロマトカラムを通した後、質量分析器で検出する
ことを特徴とする微量日光臭成分である3−メチル−2
−ブテン−1−チオールの微量分析法に関する。
【0008】前記方法においては、(1)前記捕集剤と
して、グラファイトカーボン10〜50重量%、好まし
くは20〜40重量%とポリ(2,6−ジフェニル−p
−フェニレンオキサイド)90〜50重量%、好ましく
は80〜60重量%よりなる組成物を使用するかおよび
/または(2)ビール中に不活性ガスを吹き込むときの
ビール温度を−5℃〜10℃、好ましくは−2℃〜5℃
とすることが好ましい。また検体であるビール中の3−
メチル−2−ブテン−1−チオールの濃度が官能閾値以
下である場合に、本発明方法はとくに偉力を発揮する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いるパージ&トラップ
装置は、市販の装置であれば問題なく使用可能である。
また、GC/MSについても、市販のGC/MS装置で
あれば利用可能である。
【0010】パージ・アンド・トラップにあたっては、
本発明においてもビール中に内標物質を添加することが
好ましい。内標物質は、MBTと物理化学的性質が類似
している物質を用いることができ、例えば1−ヘキサン
チオールなどを挙げることができる。内標物質の添加量
は、MBTの含有量に応じて加減される。
【0011】本発明のパージ・アンド・トラップを実施
するための装置の概略は図1に示す。フラスコ2中に1
00〜600mlの被検体(ビール)と内標物質を入
れ、このフラスコ2をバス1中に浸漬する。バスには液
体(通常は水、グリコール水など)を入れ−5℃〜10
℃に調節されており、フラスコ2中のビール温度をその
温度に制御する。不活性ガス、例えば窒素ガスをライン
3よりフラスコ2中に吹き込み、ビール中のMBTや1
−ヘキサンチオールなどを追い出す(パージする)。通
常は、10〜30分間程度のパージを行う。パージのた
めの不活性ガスは通常50〜200ミリリットル/分、
好ましくは100〜180ミリリットル/分のガス流量
とする。パージされたMBTを含む成分はコンデンサ4
を通過し、装置上部に取り付けられた捕集剤が充填され
た捕集管5によって捕集(トラップ)される。
【0012】パージ・アンド・トラップが終了したら、
捕集管5を取りはずす。サーマルディソープションコー
ルドトラップインジュクター(TCT)を備えたキャピ
ラリーガスクロマトグラフ−質量分析装置(GC/M
S)におけるアルミヒートブロック11に前記捕集管5
をセットし、アルミヒートブロック11を180〜22
0℃程度に5〜10分間加熱する(図1、図2参照)。
一方、クライオフォーカストラップ(図2参照)はあら
かじめ予備冷却しておき、クライオフォーカス部の温度
は−200℃〜0℃、好ましくは−50℃〜−180℃
に保持しておく。捕集剤5中に捕集されていたMBTや
1−ヘキサンチオールなどはアルミヒートブロック11
が180〜220℃に加熱されたことにより脱着され、
キャリヤーガス(ex、He)によりクライオフォーカ
ス部12に送られ、ここで冷却、濃縮される。ついでク
ライオフォーカス部12の温度を180〜230℃に上
げ、クライオフォーカス部に冷却、濃縮されていたMB
Tなどの被検出成分をキャピラリーカラムに注入する。
このTCT部分の装置としては、市販のクロムパック社
製CP4020を用いることができる。
【0013】前記TCT部分でガス化された被検体は、
キャリヤーガスによりガスクロマトグラフ装置のキャピ
ラリーカラムに注入される。この装置としては、例えば
市販のHEWLETT PACKARD社製GC装置H
P6890あるいは島津製作所製などを用いることがで
きる。このキャピラリーカラムは、長さ30m、外径
0.25mm、膜厚0.25μmのものであり、このキ
ャピラリーカラムを収納するオーブンの分析時の温度は
40℃から毎分10℃上昇させ、最後は240℃となる
ように設定する。
【0014】本発明における質量分析装置は、市販のH
EWLETT PACKARD社製HP5973や島津
製作所製のものなどを用いることができる。
【0015】
【実施例】以下に実施例と比較例を挙げて本発明を説明
するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではな
い。
【0016】実施例1 氷冷した製品ビール200mlを200ml容ナス型フ
ラスコに入れ、10pptの濃度となるようにMBTを
添加し、さらに消泡剤として1−オクタノールを40μ
l添加した。調製したサンプルをパージ・アンド・トラ
ップ、GC/MSに供し、得られたMBTピークのS/
Nを調べた。最も高感度に測定できる条件を検討した。
検討に際し図1の装置における(A)バスの温度、
(B)フラスコ2よりパージされた成分の捕集時間、
(C)パージガス流量および(D)捕集剤の種類を変え
て実験を行った。これらの条件は表1に示す。
【0017】
【表1】 *(イ)は、ポリ(2,6−ジフェニル−p−フェニレ
ンオキサイド)100%のものである。粒子は20/3
5メッシュのものである。(ロ)は、ポリ(2,6−ジ
フェニル−p−フェニレンオキサイド)70重量%とグ
ラファイトカーボン30重量%の組成物である。粒子
は、20/35メッシュのものである。 ** S/Nは、MBTのシグナルピークの高さとノイ
ズの幅との比を表す。
【0018】前記の検討に際して、パージ・アンド・ト
ラップ、TCT、GC/MSの条件は一律に下記のとお
りである。 <パージ・アンド・トラップ> コンデンサー温度 :40℃ <TCT> クライオフォーカッシング:−150℃ 予備冷却時間 :2分 脱着温度 :200℃ 脱着時間 :6分 GCへの キャリアーガス注入温度:200℃ キャリアーガス注入時間:1分 <GC/MS> キャピラリーカラム :商品名DB−FFAP (長さ30m、外径0.25mm、内径0.25μm) オーブン温度 :40℃(5分)―10℃/分→240℃(8分) キャリアガス :He、72kPa トランスファーライン温度:250℃ MSイオンソース温度 :230℃ MS Qポール温度 :106℃ モニタリングイオン :MBT m/z=102 内標 m/z=118 表1の結果を見てわかるように、実験番号2にて最も良
いS/N(シグナルとノイズの比)が得られることがわ
かった。再度同条件でMBTを1.06ng/L含有す
るビールを分析したところ、S/Nは15.5であっ
た。検出限界をS/N=3を与える濃度とすれば、1.
06/(15.5/3)=0.21、すなわち本条件で
のMBTの検出限界は0.21pptとなり、官能閾値
濃度をはるかに下回る好結果を得られることが判明し
た。従って、以降の実施例2、3は実験番号2の実験条
件でおこなった。
【0019】実施例2 氷冷した製品ビール200mlを200ml容ナス型フ
ラスコに入れ、0〜20ng/Lの濃度となるようにM
BT標準原液を添加し、検量線用標準溶液を調製した。
また、内標としてヘキサンチオールを100μl添加
し、さらに消泡剤として1−オクタノールを40μl添
加した。調製したサンプルを実施例1に示した条件でパ
ージ・アンド・トラップ、GC/MSに供し、得られた
MBTおよび内標のピーク面積値の比より検量線を作成
した。結果を以下に示す。 MBT添加濃度(ng/L) 内標比 0 0.012 2.5 0.054 5.0 0.122 10.0 0.212 20.0 0.530 以上よりr=0.993となり、本法は定量性に優れた
方法であることが確認された。また、繰返し精度は5.
5%と良好な値となった。
【0020】実施例3 プラスチックケースに入った20本のビール瓶(標準サ
イズ)に対して、図3に示すとの位置の2本のビー
ルについてMBTの定量を行った。試料ビールの作成は
11月の晴れた日に日なたに5時間出して行った。氷冷
した試料ビール200mlを200ml容積のナス型フ
ラスコに入れ、内部標準物質としてヘキサンチオール1
00μl、泡消剤として1−オクタノール40μlを添
加し、分析サンプルとした。調製した分析サンプルを実
施例1に示す条件でパージ・アンド・トラップ、GC/
MSに供した。その結果、で示す外側に置いたビール
からは8.6ppt、で示す内側においたビールから
は1.9pptのMBTが検出された。
【0021】
【効果】本発明の方法により、ビール中の微量日光臭成
分である3−メチル−2−ブテン−1−チオールを官能
閾値濃度の1/10の感度で分析することが可能となっ
た。本方法はより緻密なビールの品質管理に貢献できる
ものであり、さらに日光臭を発生しにくい新しい容器の
開発に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる装置の概略図である。
【図2】クライオフォーカス部分の詳細とガスクロマト
グラフのキャピラリーカラムとの接続関係を示す図であ
る。
【図3】プラスチックケースに入った20本のビール瓶
のうち、テストに使用した2本のビール瓶の位置をと
で示した平面図である。
【符号の説明】
1 バス 2 フラスコ 3 パージ用不活性ガス導入用ライン 4 コンデンサ 5 捕集剤が充填された捕集管 11 アルミヒートブロック 12 クライオフォーカス部 13 ライン 14 キャピラリーカラム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月29日(1999.11.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】一方、キリンビール株式会社の研究者たち
は、American Society of Bre
wing Chemists Journal,vo
l.49,No.4,P162〜165(1991)に
おいて、ビール中のMBTをパージ・アンド・トラップ
にひきつづいて、ガスクロマトグラフ法とFlameP
hotometric Detector(FPD)と
を組み合わせた分析法を採用しているが、官能閾値濃度
以下の検出感度まで至っておらず、微量なMBTの有無
を判定することはできないものであった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】前記方法においては、(1)前記捕集剤と
して、グラファイトカーボン10〜50重量%、好まし
くは20〜40重量%とポリ(2,6−ジフェニル−p
−フェニレンオキサイド)90〜50重量%、好ましく
は80〜60重量%よりなる組成物を使用するかおよび
/または(2)ビール中に不活性ガスを吹き込むときの
ビール温度を−5℃〜10℃、好ましくは−2℃〜5℃
とすることが好ましい。また検体であるビール中の3−
メチル−2−ブテン−1−チオールの濃度が官能閾値以
下である場合に、本発明方法はとくに威力を発揮する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記の検討に際して、パージ・アンド・ト
ラップ、TCT、GC/MSの条件は一律に下記のとお
りである。 <パージ・アンド・トラップ> コンデンサー温度 :40℃ <TCT> クライオフォーカッシング:−150℃ 予備冷却時間 :2分 脱着温度 :200℃ 脱着時間 :6分 GCへの キャリアーガス注入温度:200℃ キャリアーガス注入時間:1分 <GC/MS> キャピラリーカラム :商品名DB−FFAP (長さ30m、外径0.25mm、膜圧0.25μm) オーブン温度 :40℃(5分)―10℃/分→240℃(8分) キャリアガス :He、72kPa トランスファーライン温度:250℃ MSイオンソース温度 :230℃ MS Qポール温度 :106℃ モニタリングイオン :MBT m/z=102 内標 m/z=118 表1の結果を見てわかるように、実験番号2にて最も良
いS/N(シグナルとノイズの比)が得られることがわ
かった。再度同条件でMBTを1.06ng/L含有す
るビールを分析したところ、S/Nは15.5であっ
た。検出限界をS/N=3を与える濃度とすれば、1.
06/(15.5/3)=0.21、すなわち本条件で
のMBTの検出限界は0.21pptとなり、官能閾値
濃度をはるかに下回る好結果を得られることが判明し
た。従って、以降の実施例2、3は実験番号2の実験条
件でおこなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 30/08 G01N 30/08 G 30/72 30/72 A 33/14 33/14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体であるビール中に不活性ガスを吹
    き込みビール中に含有されている微量揮発性成分をビー
    ルから追い出し、これを捕集剤で捕集したのち、捕集成
    分を、加熱脱着装置、キャピラリーガスクロマトカラム
    を通した後、質量分析器で検出することを特徴とするビ
    ール中の微量日光臭成分である3−メチル−2−ブテン
    −1−チオールの微量分析法。
  2. 【請求項2】 (1)前記捕集剤として、グラファイト
    カーボン10〜50重量%とポリ(2,6−ジフェニル
    −p−フェニレンオキサイド)90〜50重量%よりな
    る組成物を使用する、(2)ビール中に不活性ガスを吹
    き込むときのビール温度を−5℃〜10℃とする、のい
    ずれか一方または両方の条件下で実施する請求項1記載
    のビール中の微量日光臭成分である3−メチル−2−ブ
    テン−1−チオールの微量分析法。
  3. 【請求項3】 検体中の3−メチル−2−ブテン−1−
    チオールの濃度が官能閾値濃度以下のものである請求項
    1または2記載のビール中の微量日光臭成分である3−
    メチル−2−ブテン−1−チオールの微量分析法。
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