JP2011129312A - 硫化物固体電解質材料の製造方法、硫化物固体電解質材料およびリチウム電池 - Google Patents

硫化物固体電解質材料の製造方法、硫化物固体電解質材料およびリチウム電池 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、硫化水素発生量が極めて少ない硫化物固体電解質材料の製造方法を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、LiS、および第14族または第15族の元素の硫化物を、両者の合計に対するLiSの割合が、オルト組成を得るLiSの割合未満となるように混合してなる原料組成物を、第一ガラス化処理によりガラス化することにより、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を形成する第一ガラス化工程と、上記中間体に、上記架橋硫黄の結合を切断する結合切断用化合物を混合してなる中間体含有組成物を、第二ガラス化処理によりガラス化することにより、上記架橋硫黄を消失させる第二ガラス化工程と、を有することを特徴とする硫化物固体電解質材料の製造方法を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、硫化水素発生量が極めて少ない硫化物固体電解質材料の製造方法に関する。
近年におけるパソコン、ビデオカメラおよび携帯電話等の情報関連機器や通信機器等の急速な普及に伴い、その電源として利用される電池の開発が重要視されている。また、自動車産業界等においても、電気自動車用あるいはハイブリッド自動車用の高出力かつ高容量の電池の開発が進められている。現在、種々の電池の中でも、エネルギー密度が高いという観点から、リチウム電池が注目を浴びている。
現在市販されているリチウム電池は、可燃性の有機溶媒を含む電解液が使用されているため、短絡時の温度上昇を抑える安全装置の取り付けや短絡防止のための構造・材料面での改善が必要となる。これに対し、電解液を固体電解質層に変えて、電池を全固体化したリチウム電池は、電池内に可燃性の有機溶媒を用いないので、安全装置の簡素化が図れ、製造コストや生産性に優れると考えられている。さらに、このような固体電解質層に用いられる固体電解質材料として、硫化物固体電解質材料が知られている。
硫化物固体電解質材料は、Liイオン伝導性が高いため、電池の高出力化を図る上で有用であり、従来から種々の研究がなされている。例えば、非特許文献1には、75LiS−25PにおけるLiSを、一部LiOに置換したガラス状のLiイオン伝導性材料が開示されている。また、非特許文献2においては、メカニカルミリング法で作製した40LiO−36LiS−24P(なお、この組成はxLiO−(1−x)(60LiS−40P)におけるx=40を満たすものである)で表されるガラス状のLiイオン伝導体が開示されている。なお、非特許文献1、2では、いずれも一度のガラス化処理(メカニカルミリング処理)で、Liイオン伝導体を作製している。
Nobuya Machida et al., "Mechano-chemical Synthesis of Lithium Ion Conducting Materials in the System Li2O-Li2S-P2S5", J.Jpn. Soc. Powder Powder Metallurgy Vol. 51, No. 2, 91-97 R. Prasada Rao et al., "Oxysulfide glasses xLi2O-(1-x)(0.6Li2S-0.4P2S5)", Journal of Power Sources 159 (2006) 258-262
硫化物固体電解質材料は、Liイオン伝導性が高いという利点を有する反面、水(水分を含む。以下同じ)と接触した場合に硫化水素が発生するという問題がある。これに対して、本発明者等は、硫化物固体電解質材料の組成をオルト組成に調整することで、硫化水素発生量を低減させることができるという知見を得ている。ここで、オルトとは、一般的に、同じ酸化物を水和して得られるオキソ酸の中で、最も水和度の高いものをいう。LiSを用いてなる硫化物固体電解質材料においては、硫化物で最もLiSが付加している結晶組成をオルト組成という。例えば、LiS−P系ではLiPSがオルト組成に該当し、モル基準でLiS:P=75:25の割合で原料を混合した場合に、オルト組成の硫化物固体電解質材料が得られる。オルト組成の硫化物固体電解質材料は、オルト組成以外の硫化物固体電解質材料に比べて硫化水素発生量が低いものの、それでも、微量の硫化水素が発生し、Liイオン伝導度の低下が認められる。そのため、硫化物固体電解質材料の安定性を高めるためには、硫化水素の発生をさらに低減する必要がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、硫化水素発生量が極めて少ない硫化物固体電解質材料の製造方法を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者等が鋭意研究した結果、オルト組成の硫化物固体電解質材料から微量の硫化水素が発生する理由は以下の通りであるという知見を得た。すなわち、LiS−P系では、モル基準でLiS:P=75:25の割合で原料を混合した場合にオルト組成を得ることができるが、LiSの割合が少しでも小さいと、微量のSP−S−PSユニット(Pユニット)が形成され、そのユニット中に存在する架橋硫黄が、水と反応することで硫化水素が発生し、逆に、LiSの割合が少しでも大きいと、微量のLiSが残存し、そのLiSが水と反応することで硫化水素が発生するという知見を得た。このように、硫化水素発生量の極めて少ない硫化物固体電解質材料を得る場合、その原料組成物の調製が非常に困難であるという知見を得た。
さらに、本発明者等は、次のような知見も得た。すなわち、LiS−P系において、原料組成物の調製を理想的な割合(LiS:P=75:25、モル基準)で行った場合であっても、ガラス状である硫化物固体電解質材料の組成を完全に均一にすることは困難であり、上述したLiSおよび架橋硫黄が微量に残存し、これらが水と反応することで硫化水素が発生する可能性があるという知見を得た。また、原料組成物の調製を理想的な割合で行った場合であっても、非化学量論組成であるLiユニットが約10%生成し、結果としてLiSが残留する可能性があるという知見を得た。
そこで、本発明者等は、従来、一度のガラス化処理で行われた硫化物固体電解質材料の作製を二段階に分け、第一のガラス化処理では、LiSを完全に消失させるため(LiSを中間体の構造内に完全に取り込ませるため)、敢えて架橋硫黄を有する中間体を作製し、第二のガラス化処理では、その中間体に、架橋硫黄の結合を切断する化合物を添加し架橋硫黄を消失させることで、LiSおよび架橋硫黄の両方を有さず、硫化水素発生量が極めて少ない硫化物固体電解質材料を得ることができることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明においては、LiS、および第14族または第15族の元素の硫化物を、両者の合計に対するLiSの割合が、オルト組成を得るLiSの割合未満となるように混合してなる原料組成物を、第一ガラス化処理によりガラス化することにより、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を形成する第一ガラス化工程と、上記中間体に、上記架橋硫黄の結合を切断する結合切断用化合物を混合してなる中間体含有組成物を、第二ガラス化処理によりガラス化することにより、上記架橋硫黄を消失させる第二ガラス化工程と、を有することを特徴とする硫化物固体電解質材料の製造方法を提供する。
本発明によれば、第一ガラス化工程において、LiSを消失させた中間体を形成し、第二ガラス化工程において、中間体に含まれる架橋硫黄を消失させることにより、LiSおよび架橋硫黄の両方を有しない硫化物固体電解質材料を得ることができる。そのため、硫化水素発生量が極めて少なく、安全性の高い硫化物固体電解質材料を得ることができる。
上記発明においては、上記第二ガラス化工程において、上記結合切断用化合物を、架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料が得られる割合で添加することが好ましい。架橋硫黄と水との反応による硫化水素の発生を抑制することができるからである。
上記発明においては、上記結合切断用化合物が、LiOであることが好ましい。LiOにおけるO元素が、中間体に含まれる架橋硫黄を効率良く切断することができるからである。さらに、例えば過剰に添加したLiOは、未反応で存在しても硫化水素を発生しないという利点がある。
上記発明においては、上記第14族または第15族の元素の硫化物がPであり、上記原料組成物において、上記LiSおよび上記Pの合計に対する上記LiSの割合が、モル基準で75%未満であることが好ましい。
上記発明においては、上記中間体含有組成物において、上記LiS、上記Pおよび上記LiOの合計に対する上記LiSおよび上記LiOの合計の割合が、モル基準で75%以上であることが好ましい。架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料を得ることができるからである。
上記発明においては、上記第14族または第15族の元素の硫化物がGeSあり、上記原料組成物において、上記LiSおよび上記GeSの合計に対する上記LiSの割合が、モル基準で66.7%未満であることが好ましい。
上記発明においては、上記中間体含有組成物において、上記LiS、上記GeSおよび上記LiOの合計に対する上記LiSおよび上記LiOの合計の割合が、モル基準で66.7%以上であることが好ましい。架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料を得ることができるからである。
上記発明においては、上記第14族または第15族の元素の硫化物がSiSあり、上記原料組成物において、上記LiSおよび上記SiSの合計に対する上記LiSの割合が、モル基準で66.7%未満であることが好ましい。
また、本発明においては、上記中間体含有組成物において、上記LiS、上記SiSおよび上記LiOの合計に対する上記LiSおよび上記LiOの合計の割合が、モル基準で66.7%以上であることが好ましい。架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料を得ることができるからである。
上記発明においては、上記第一ガラス化処理が、メカニカルミリングであることが好ましい。常温での処理が可能になり、製造工程の簡略化を図ることができるからである。
上記発明においては、上記第二ガラス化処理が、メカニカルミリングであることが好ましい。常温での処理が可能になり、製造工程の簡略化を図ることができるからである。
また、本発明においては、Li、第14族または第15族の元素、OおよびSを含有し、架橋硫黄を実質的に含有せず、LiS含有量が1モル%以下であることを特徴とする硫化物固体電解質材料を提供する。
本発明によれば、LiS含有量が低いことから、硫化水素発生量の極めて少ない硫化物固体電解質材料とすることができる。
上記発明においては、上記第14族または第15族の元素が、Pであることが好ましく、上記硫化物固体電解質材料が、LiS、PおよびLiOをガラス化してなるものであることが好ましい。
上記発明においては、上記硫化物固体電解質材料が、LiO相を有することが好ましい。Liイオン伝導性がさらに良好な硫化物固体電解質材料とすることができるからである。
また、本発明においては、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された電解質層と、を有するリチウム電池であって、上記正極活物質層、上記負極活物質層および上記電解質層の少なくとも一つが、上述した硫化物固体電解質材料を含有することを特徴とするリチウム電池を提供する。
本発明によれば、上述した硫化物固体電解質材料を用いることで、硫化水素発生量の極めて少ないリチウム電池とすることができる。
本発明においては、硫化水素発生量が極めて少ない硫化物固体電解質材料を得ることができるという効果を奏する。
本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法の一例を示すフローチャートである。 従来の硫化物固体電解質材料の製造方法と、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法との違いを説明する説明図である。 本発明のリチウム電池の発電要素の一例を示す概略断面図である。 実施例1〜3で得られた硫化物固体電解質材料の硫化水素発生量の測定結果である。 比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料の硫化水素発生量の測定結果である。 実施例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折の測定結果である。 比較例1〜3で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折の測定結果である。 比較例4で得られた硫化物固体電解質材料のX線回折の測定結果である。 実施例1〜3および比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導度の測定結果である。 比較例1で得られた硫化物固体電解質材料のX線光電子分光の測定結果である。 比較例2で得られた硫化物固体電解質材料のX線光電子分光の測定結果である。 比較例3で得られた硫化物固体電解質材料のX線光電子分光の測定結果である。 比較例4で得られた硫化物固体電解質材料のX線光電子分光の測定結果である。
以下、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法、硫化物固体電解質材料およびリチウム電池について詳細に説明する。
A.硫化物固体電解質材料の製造方法
まず、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法について説明する。本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法は、LiS、および第14族または第15族の元素の硫化物を、両者の合計に対するLiSの割合が、オルト組成を得るLiSの割合未満となるように混合してなる原料組成物を、第一ガラス化処理によりガラス化することにより、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を形成する第一ガラス化工程と、上記中間体に、上記架橋硫黄の結合を切断する結合切断用化合物を混合してなる中間体含有組成物を、第二ガラス化処理によりガラス化することにより、上記架橋硫黄を消失させる第二ガラス化工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、第一ガラス化工程において、LiSを消失させた中間体を形成し、第二ガラス化工程において、中間体に含まれる架橋硫黄を消失させることにより、LiSおよび架橋硫黄の両方を有しない硫化物固体電解質材料を得ることができる。そのため、硫化水素発生量が極めて少なく、安全性の高い硫化物固体電解質材料を得ることができる。また、従来のように、一度のガラス化処理で硫化物固体電解質材料の作製を行うと、上述したように、原料組成物の調製が非常に困難であり、硫化水素発生量の低減化には限界があった。これに対して、本発明によれば、ガラス化処理を二段階に分けることにより、硫化水素発生量が極めて少ない硫化物固体電解質材料を容易に得ることができる。
図1は、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法の一例を示すフローチャートである。図1においては、まず、LiSと、P(第14族または第15族の元素の硫化物)とを準備し、これらをLiS:P=70:30(モル基準)で混合し、原料組成物を得る。なお、LiSおよびPの合計に対するLiSの割合は、オルト組成を得るLiSの割合(75%)よりも小さい。次に、その原料組成物を、メカニカルミリングでガラス化(第一ガラス化処理)することにより、70LiS・30Pガラス(中間体)を得る。この中間体は、後述するように、LiSを有さず、架橋硫黄を有するものである。次に、70LiS・30Pガラスに、LiO(結合切断用化合物)を混合し、中間体含有組成物を得る。次に、その中間体含有組成物を、メカニカルミリングでガラス化(第二ガラス化処理)することにより、硫化物固体電解質材料を得る。
また、上述した非特許文献1、2では、LiS、PおよびLiOの混合物を用いて、一度のメカニカルミリングで硫化物固体電解質材料を作製している。この場合、図2(a)に示すように、LiSとPとが反応すると同時に、LiOとPとが反応する。その結果、得られる硫化物固体電解質材料には、微量のLiSが残存する可能性が高い。そのため、後述する比較例に記載するように、微量の硫化水素が発生すると考えられる。これに対して、本発明においては、図2(b)に示すように、まずLiSとPと反応させ、LiS・Pガラスを作製する。この時、LiSおよびPの割合を調整して、LiSを完全に消失させるため(LiSを中間体の構造内に完全に取り込ませるため)、敢えて架橋硫黄(例えば、後述するPユニット)を有するLiS・Pガラスを作製する。その後、LiS・Pガラスに含まれる架橋硫黄と、LiOとを反応させる。その結果、LiSおよび架橋硫黄の両方を有しない硫化物固体電解質材料を得ることが可能になり、硫化水素発生量を極めて少なくできる。
また、中間体に含まれる架橋硫黄(例えばPユニット)が、結合切断用化合物(例えばLiO)により切断される時の反応式の一例を以下に示す。下記反応式に示すように、Pユニットの架橋硫黄Sは、LiOと反応することにより、PSOLiユニットおよびPSLiユニットが形成され、架橋硫黄が消失する。なお、下記反応式では省略されているが、各ユニットの単結合のSはSであり、SにはカウンターとしてLiが存在する。
Figure 2011129312
以下、本発明の硫化物固体電解質材料の製造方法について、工程ごとに説明する。なお、本発明においては、後述する各工程を、通常、不活性ガス雰囲気下(例えばArガス雰囲気下)で行う。
1.第一ガラス化工程
本発明における第一ガラス化工程は、LiS、および第14族または第15族の元素の硫化物を、両者の合計に対するLiSの割合が、オルト組成を得るLiSの割合未満となるように混合してなる原料組成物を、第一ガラス化処理によりガラス化することにより、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を形成する工程である。
本発明では、第一ガラス化工程において、LiSを完全に消失させるため(LiSを中間体の構造内に完全に取り込ませるため)、敢えて架橋硫黄を有する中間体を作製する。本発明における「架橋硫黄」とは、LiSと第14族または第15族の元素の硫化物とが反応してなる化合物における架橋硫黄をいう。例えば、LiSおよびPが反応してなるSP−S−PSユニットの架橋硫黄が該当する。このような架橋硫黄は、水と反応しやすく、硫化水素が発生しやすい。さらに、「架橋硫黄を有する」ことは、ラマン分光スペクトルの測定により、確認することができる。例えば、LiS−P系の硫化物固体電解質材料の場合、SP−S−PSユニットのピークが、通常402cm−1に表れる。そのため、このピークにより、架橋硫黄を有することを判断することができる。また、LiS−P系以外の硫化物固体電解質材料についても、架橋硫黄を有するユニットを特定し、そのユニットのピークを測定することにより、架橋硫黄の有無を判断することができる。
(1)原料組成物
次に、本発明における原料組成物について説明する。本発明における原料組成物は、LiSと、第14族または第15族の元素の硫化物との混合物である。原料組成物に含まれるLiSは、不純物が少ないことが好ましい。副反応を抑制することができるからである。LiSの合成方法としては、例えば特開平7−330312号公報に記載された方法等を挙げることができる。さらに、LiSは、WO2005/040039に記載された方法等を用いて精製されていることが好ましい。
また、原料組成物は、第14族または第15族の元素の硫化物を含有する。第14族または第15族の元素としては、特に限定されるものではないが、例えばP、Si、Ge、As、Sb等を挙げることができ、中でもP、Si、Geが好ましく、特にPが好ましい。硫化水素発生量が少なく、Liイオン伝導性の高い硫化物固体電解質材料を得ることができるからである。第14族または第15族の元素の硫化物としては、具体的には、P、P、SiS、GeS、As、Sb等を挙げることができる。
また、本発明においては、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を作製するために、原料組成物の割合を調整する。具体的には、LiSと、第14族または第15族の元素の硫化物との合計に対するLiSの割合を、オルト組成を得るLiSの割合未満とする。例えば、第14族または第15族の元素の硫化物がPである場合、オルト組成を得るLiSの割合は75%(LiS:P=75:25、モル基準)となる。そのため、LiSおよびPの合計に対するLiSの割合は、モル基準で75%未満とする。なお、本発明においては、上記LiSの割合がモル基準で75%である場合であっても、LiSが残存する場合があると考える。それは、原料組成物の割合を、理想的な割合(LiS:P=75:25、モル基準)にした場合であっても、ガラス状である硫化物固体電解質材料の組成を完全に均一にすることは困難であり、微量のLiSが残存する可能性があるからである。中でも、本発明においては、LiSおよびPの合計に対するLiSの割合は、モル基準で、74%以下であることが好ましく、73%以下であることがより好ましく、72%以下であることが特に好ましい。LiSを有しない中間体をより確実に作製することができるからである。
また、第14族または第15族の元素の硫化物がGeSである場合、オルト組成を得るLiSの割合は66.7%(LiS:GeS=66.7:33.3、モル基準)となる。そのため、LiSおよびGeSの合計に対するLiSの割合は、モル基準で66.7%未満とする。中でも、本発明においては、LiSおよびGeSの合計に対するLiSの割合は、モル基準で、66%以下であることが好ましく、65%以下であることがより好ましく、64%以下であることが特に好ましい。LiSを有しない中間体をより確実に作製することができるからである。また、第14族または第15族の元素の硫化物がSiSである場合、オルト組成を得るLiSの割合は66.7%(LiS:SiS=66.7:33.3、モル基準)となるので、LiSの好ましい割合は、GeSにおける場合と同様である。
一方、本発明においては、LiSと、第14族または第15族の元素の硫化物との合計に対するLiSの割合を、ピロ組成を得るLiSの割合以上にすることが好ましい。上記LiSの割合が、ピロ組成を得るLiSの割合未満になると、Liイオン伝導性に寄与するMS(Mは、第14族または第15族の元素)が形成され難くなるからである。ここで、ピロとは、一般的に、同じ酸化物を水和して得られるオキソ酸の中で、二番目に水和度の高いものをいう。LiSを用いてなる硫化物固体電解質材料においては、硫化物で二番目にLiSが付加している結晶組成をピロ組成という。また、オルト組成が脱水縮合し、1分子の水がとれた構造を、ピロ組成と定義することもできる。例えば、LiS−P系ではLiがピロ組成に該当し、モル基準でLiS:P=66.7:33.3の割合で原料を混合した場合に、ピロ組成の硫化物固体電解質材料が得られる。そのため、LiSおよびPの合計に対するLiSの割合は、モル基準で、66.7%以上であることが好ましく、67%以上であることがより好ましく、68%以上であることが特に好ましい。
また、第14族または第15族の元素の硫化物がGeSである場合、ピロ組成を得るLiSの割合は60%(LiS:GeS=60:40、モル基準)となる。そのため、LiSおよびGeSの合計に対するLiSの割合は、モル基準で、61%以上であることが好ましく、62%以上であることがより好ましく、63%以上であることが特に好ましい。また、第14族または第15族の元素の硫化物がSiSである場合、ピロ組成を得るLiSの割合は60%(LiS:SiS=60:40、モル基準)になるので、LiSの好ましい割合は、GeSにおける場合と同様である。
(2)第一ガラス化処理
次に、本発明における第一ガラス化処理について説明する。本発明における第一ガラス化処理は、上述した原料組成物を非晶質化し、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を形成する処理である。第一ガラス化処理としては、例えばメカニカルミリング法および溶融急冷法を挙げることができ、中でもメカニカルミリング法が好ましい。常温での処理が可能になり、製造工程の簡略化を図ることができるからである。
メカニカルミリングは、原料組成物を、機械的エネルギーを付与しながら混合する方法であれば特に限定されるものではないが、例えばボールミル、ターボミル、メカノフュージョン、ディスクミル等を挙げることができ、中でもボールミルが好ましく、特に遊星型ボールミルが好ましい。所望の中間体を効率良く得ることができるからである。
また、メカニカルミリングの各種条件は、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を得ることができるように設定する。例えば、遊星型ボールミルにより中間体を作製する場合、ポット内に、原料組成物および粉砕用ボールを加え、所定の回転数および時間で処理を行う。一般的に、回転数が大きいほど、中間体の生成速度は速くなり、処理時間が長いほど、原料組成物から中間体への転化率は高くなる。遊星型ボールミルを行う際の回転数としては、例えば200rpm〜500rpmの範囲内、中でも250rpm〜400rpmの範囲内であることが好ましい。また、遊星型ボールミルを行う際の処理時間は、例えば1時間〜100時間の範囲内、中でも1時間〜50時間の範囲内であることが好ましい。
2.第二ガラス化工程
次に、本発明における第二ガラス化工程について説明する。本工程は、上記中間体に、上記架橋硫黄の結合を切断する結合切断用化合物を混合してなる中間体含有組成物を、第二ガラス化処理によりガラス化することにより、上記架橋硫黄を消失させる工程である。
(1)中間体含有組成物
本発明における中間体含有組成物は、上記第一ガラス化工程で得られた中間体と、上記中間体に含まれる架橋硫黄の結合を切断する結合切断用化合物との混合物である。結合切断用化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、架橋硫黄と反応し得るアルカリ化合物を挙げることができ、中でも、LiO、Li、LiN、NaO、KO、MgO、CaO等を挙げることができ、特にLiOが好ましい。LiOにおけるO元素が、中間体に含まれる架橋硫黄を効率良く切断することができるからである。さらに、LiOは、Li元素を有することから、架橋硫黄を切断して得られる硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導性を向上させることができる。
第二ガラス化工程において、結合切断用化合物を添加する量は、特に限定されるものではなく、結合切断用化合物の反応点等に応じて適宜選択することが好ましい。中でも、本発明においては、結合切断用化合物を、架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料が得られる割合で添加することが好ましい。架橋硫黄と水との反応による硫化水素の発生を抑制することができるからである。さらに、「架橋硫黄を実質的に含有しない」ことは、ラマン分光スペクトルの測定により、確認することができる。例えば、LiS−P系の硫化物固体電解質材料の場合、SP−S−PSユニットのピークが、通常402cm−1に表れる。そのため、このピークが検出されないことが好ましい。また、PSユニットのピークは、通常417cm−1に表れる。本発明においては、402cm−1における強度I402が、417cm−1における強度I417よりも小さいことが好ましい。より具体的には、強度I417に対して、強度I402は、例えば70%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましく、35%以下であることがさらに好ましい。また、LiS−P系以外の硫化物固体電解質材料についても、架橋硫黄を有するユニットを特定し、そのユニットのピークを測定することにより、架橋硫黄を実質的に含有していないことを判断することができる。
また、本発明においては、LiSと、第14族または第15族の元素の硫化物と、結合切断用化合物との合計に対するLiSおよび結合切断用化合物の合計の割合を、オルト組成を得るLiSの割合以上の値にすることが好ましい。より確実に、架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料を得ることができるからである。例えば、第14族または第15族の元素の硫化物がPである場合、上述したように、オルト組成を得るLiSの割合は75%となる。そのため、LiSと、Pと、結合切断用化合物(例えばLiO)との合計に対するLiSおよび結合切断用化合物(例えばLiO)の合計の割合は、モル基準で、75%以上であることが好ましく、76%以上であることがより好ましく、77%以上であることが特に好ましい。一方、LiSおよび結合切断用化合物(例えばLiO)の合計の割合は、モル基準で95%以下であることが好ましく、90%以下であることがより好ましく、85%以下であることが特に好ましい。結合切断用化合物の割合が相対的に大きくなるため、結合切断用化合物が絶縁性である場合に、得られる硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導性が低くなる可能性があるからである。
また、第14族または第15族の元素の硫化物がGeSである場合、上述したように、オルト組成を得るLiSの割合は66.7%となる。そのため、LiSと、GeSと、結合切断用化合物(例えばLiO)との合計に対するLiSおよび結合切断用化合物(例えばLiO)の合計の割合は、モル基準で66.7%以上であることが好ましく、67%以上であることがより好ましく、68%以上であることが特に好ましい。より確実に、架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料を得ることができるからである。一方、LiSおよび結合切断用化合物(例えばLiO)の合計の割合は、モル基準で95%以下であることが好ましく、90%以下であることがより好ましく、85%以下であることが特に好ましい。結合切断用化合物の割合が相対的に大きくなるため、結合切断用化合物が絶縁性である場合に、得られる硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導性が低くなる可能性があるからである。また、第14族または第15族の元素の硫化物がSiSである場合、オルト組成を得るLiSの割合は66.7%になるので、LiSおよび合切断用化合物(例えばLiO)の合計の好ましい割合は、GeSにおける場合と同様である。
また、特に、結合切断用化合物がLiOである場合は、LiOの添加量を調整することにより、得られる硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導性を向上させることができる。これは、LiOに含まれるLi元素がLiイオン伝導性の向上に寄与することができるからである。ここで、LiSと、第14族または第15族の元素の硫化物と、LiOとの合計に対するLiSおよびLiOの合計の割合を、オルト組成を得るLiSの割合とした場合の硫化物固体電解質材料のLiイオン伝導度をIとする。本発明においては、LiSと、第14族または第15族の元素の硫化物と、LiOとの合計に対するLiSおよびLiOの合計の割合を、Iよりも大きなLiイオン伝導度を有する硫化物固体電解質材料が得られる割合にすることが好ましい。なお、LiSおよびLiOの合計の割合の下限は、オルト組成を得るLiSの割合を超える値である。一方、LiSおよびLiOの合計の割合の上限は、適宜実験を行うことにより決定することができる。また、この場合、通常は、LiO相を有する硫化物固体電解質材料が得られる。
(2)第二ガラス化処理
次に、本発明における第二ガラス化処理について説明する。本発明における第二ガラス化処理は、上述した中間体含有組成物を非晶質化し、上記架橋硫黄を消失させる処理である。第二ガラス化処理としては、例えばメカニカルミリング法および溶融急冷法を挙げることができ、中でもメカニカルミリング法が好ましい。常温での処理が可能になり、製造工程の簡略化を図ることができるからである。
メカニカルミリングは、中間体含有組成物を、機械的エネルギーを付与しながら混合する方法であれば特に限定されるものではないが、例えばボールミル、ターボミル、メカノフュージョン、ディスクミル等を挙げることができ、中でもボールミルが好ましく、特に遊星型ボールミルが好ましい。所望の硫化物固体電解質材料を効率良く得ることができるからである。
また、メカニカルミリングの各種条件は、所望の硫化物固体電解質材料を得ることができるように設定する。例えば、遊星型ボールミルにより硫化物固体電解質材料を作製する場合、ポット内に、中間体含有組成物および粉砕用ボールを加え、所定の回転数および時間で処理を行う。一般的に、回転数が大きいほど、硫化物固体電解質材料の生成速度は速くなり、処理時間が長いほど、中間体含有組成物から硫化物固体電解質材料への転化率は高くなる。遊星型ボールミルを行う際の回転数としては、例えば200rpm〜500rpmの範囲内、中でも250rpm〜400rpmの範囲内であることが好ましい。また、遊星型ボールミルを行う際の処理時間は、例えば1時間〜100時間の範囲内、中でも1時間〜50時間の範囲内であることが好ましい。
3.その他
本発明においては、上述した第一ガラス化工程および第二ガラス化工程により得られたことを特徴とする硫化物固体電解質材料を提供することができる。
B.硫化物固体電解質材料
次に、本発明の硫化物固体電解質材料について説明する。本発明の硫化物固体電解質材料は、Li、第14族または第15族の元素、OおよびSを含有し、架橋硫黄を実質的に含有せず、LiS含有量が1モル%以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、LiS含有量が低いことから、硫化水素発生量の極めて少ない硫化物固体電解質材料とすることができる。
本発明の硫化物固体電解質材料は、上述したように、LiS含有量が1モル%以下であることを一つの特徴とするが、中でもLiS含有量がより少ないことが好ましく、具体的には、0.9モル%以下であることがより好ましく、0.8モル%以下であることが特に好ましい。また、LiS含有量は、XPSの結果から算出することができる。具体的には、S2pのXPSスペクトルを測定し、そのピークをピーク分離することによりLiS含有量を定量することができる。LiSのピークは、通常、160eV〜162eV付近に検出される(2p1/2:161.5eV、2p3/2:160.3eV)ため、ピーク分離を行った後に、面積比よりLiS含有量を算出することができる。ピーク分離の条件は、例えば、面積比S2p1/2:S2p3/2=1:2とし、S2p1/2およびS2p3/2のシフト間隔を1.3eVとすることができる。また、ピークのフィッティングには、例えば、LiS、オルト組成の硫化物固体電解質材料(例えばLiPS)、およびunknownの3成分を選択することができる。
また、また、LiS含有量は、所定の硫化水素量測定試験の結果から算出しても良い。すなわち、不活性ガス雰囲気下で、硫化物固体電解質材料を100mg秤量し、その硫化物固体電解質材料を、密閉された1755ccのデシケータ(大気雰囲気、温度25℃、湿度50%)の中に入れ、硫化水素検知センサー(GX−2009、理研計器社製)によって硫化水素の発生量を測定することができる。その後、測定された硫化水素発生量(cc/g)の最大値を用いて、LiS含有量を算出することができる。
一方、本発明の硫化物固体電解質材料は、架橋硫黄を実質的に含有しないことを一つの特徴とする。「架橋硫黄を実質的に含有しない」ことについては、上記「A.硫化物固体電解質材料の製造方法」に記載した内容と同様である。
本発明の硫化物固体電解質材料は、Li、第14族または第15族の元素、OおよびSを含有するものである。第14族または第15族の元素としては、特に限定されるものではないが、例えばSi、PおよびGe等を挙げることができ、中でもPが好ましい。また、本発明の硫化物固体電解質材料は、通常、ガラス状の硫化物固体電解質材料である。さらに、本発明の硫化物固体電解質材料は、LiS、第14族または第15族の元素の硫化物、および結合切断用化合物をガラス化してなるものであることが好ましい。なお、第14族または第15族の元素の硫化物、および結合切断用化合物については、上記「A.硫化物固体電解質材料の製造方法」に記載した内容と同様である。特に、本発明の硫化物固体電解質材料はLiS、PおよびLiOをガラス化してなるものであることが好ましい。硫化水素発生量が極めて少なく、良好なLiイオン伝導性を有する硫化物固体電解質材料とすることができるからである。
また、本発明の硫化物固体電解質材料は、LiO相を有することが好ましい。Liイオン伝導性がさらに良好な硫化物固体電解質材料とすることができるからである。「LiO相を有する」ことは、例えば、X線回折(XRD)測定により確認することができる。
また、本発明の硫化物固体電解質材料は、Liイオン伝導度の値が高いことが好ましい。室温でのLiイオン伝導度は、例えば10−5S/cm以上であることが好ましく、10−4S/cm以上であることがより好ましい。また、本発明の硫化物固体電解質材料は、通常粉末状であり、その平均径は例えば0.1μm〜50μmの範囲内である。また、硫化物固体電解質材料の用途としては、例えば、リチウム電池用途を挙げることができる。
C.リチウム電池
次に、本発明のリチウム電池について説明する。本発明のリチウム電池は、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された電解質層と、を有するリチウム電池であって、上記正極活物質層、上記負極活物質層および上記電解質層の少なくとも一つが、上述した硫化物固体電解質材料を含有することを特徴とするものである。
本発明によれば、上述した硫化物固体電解質材料を用いることで、硫化水素発生量の極めて少ないリチウム電池とすることができる。
図3は、本発明のリチウム電池の発電要素の一例を示す概略断面図である。図3に示される発電要素10は、正極活物質を含有する正極活物質層1と、負極活物質を含有する負極活物質層2と、正極活物質層1および負極活物質層2の間に形成された電解質層3と、を有するものである。さらに、本発明においては、正極活物質層1、負極活物質層2および電解質層3の少なくとも一つが、上述した硫化物固体電解質材料を含有することを大きな特徴とする。
以下、本発明のリチウム電池について、構成ごとに説明する。
1.電解質層
まず、本発明における電解質層について説明する。本発明における電解質層は、正極活物質層および負極活物質層の間に形成される層である。電解質層は、Liイオンの伝導を行うことができる層であれば特に限定されるものではないが、固体電解質材料から構成される固体電解質層であることが好ましい。安全性の高いリチウム電池(全固体電池)を得ることができるからである。さらに、本発明においては、固体電解質層が、上述した硫化物固体電解質材料を含有することが好ましい。固体電解質層に含まれる上記硫化物固体電解質材料の割合は、例えば10体積%〜100体積%の範囲内、中でも50体積%〜100体積%の範囲内であることが好ましい。特に、本発明においては、固体電解質層が上記硫化物固体電解質材料のみから構成されていることが好ましい。硫化水素発生量の少ないリチウム電池を得ることができるからである。固体電解質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内、中でも0.1μm〜300μmの範囲内であることが好ましい。また、固体電解質層の形成方法としては、例えば、固体電解質材料を圧縮成形する方法等を挙げることができる。
また、本発明における電解質層は、電解液から構成される層であっても良い。電解液を用いることで、高出力なリチウム電池を得ることができる。この場合は、通常、正極活物質層および負極活物質層の少なくとも一方が、上述した硫化物固体電解質材料を含有することになる。また、電解液は、通常、リチウム塩および有機溶媒(非水溶媒)を含有する。リチウム塩としては、例えばLiPF、LiBF、LiClO、LiAsF等の無機リチウム塩、およびLiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiC(CFSO等の有機リチウム塩等を挙げることができる。上記有機溶媒としては、例えばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ブチレンカーボネート等を挙げることができる。
2.正極活物質層
次に、本発明における正極活物質層について説明する。本発明における正極活物質層は、少なくとも正極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。特に、本発明においては、正極活物質層に含まれる固体電解質材料が、上述した硫化物固体電解質材料であることが好ましい。硫化水素発生量の極めて少ないリチウム電池を得ることができるからである。正極活物質層に含まれる硫化物固体電解質材料の割合は、リチウム電池の種類によって異なるものであるが、例えば0.1体積%〜80体積%の範囲内、中でも1体積%〜60体積%の範囲内、特に10体積%〜50体積%の範囲内であることが好ましい。また、正極活物質としては、例えばLiCoO、LiMnO、LiNiMn、LiVO、LiCrO、LiFePO、LiCoPO、LiNiO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等を挙げることができる。
本発明における正極活物質層は、さらに導電化材を含有していても良い。導電化材の添加により、正極活物質層の導電性を向上させることができる。導電化材としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバー等を挙げることができる。また、正極活物質層は、結着材を含有していても良い。結着材の種類としては、例えば、フッ素含有結着材等を挙げることができる。また、正極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
3.負極活物質層
次に、本発明における負極活物質層について説明する。本発明における負極活物層は、少なくとも負極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。特に、本発明においては、負極活物質層に含まれる固体電解質材料が、上述した硫化物固体電解質材料であることが好ましい。硫化水素発生量の極めて少ないリチウム電池を得ることができるからである。負極活物質層に含まれる硫化物固体電解質材料の割合は、リチウム電池の種類によって異なるものであるが、例えば0.1体積%〜80体積%の範囲内、中でも1体積%〜60体積%の範囲内、特に10体積%〜50体積%の範囲内であることが好ましい。また、負極活物質としては、例えば金属活物質およびカーボン活物質を挙げることができる。金属活物質としては、例えばIn、Al、SiおよびSn等を挙げることができる。一方、カーボン活物質としては、例えばメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高配向性グラファイト(HOPG)、ハードカーボン、ソフトカーボン等を挙げることができる。なお、負極活物質層に用いられる導電化材および結着材については、上述した正極活物質層における場合と同様である。また、負極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内である。
4.その他の構成
本発明のリチウム電池は、上述した正極活物質層、電解質層および負極活物質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。一方、負極集電体の材料としては、例えばSUS、銅、ニッケルおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。また、正極集電体および負極集電体の厚さや形状等については、リチウム電池の用途等に応じて適宜選択することが好ましい。また、本発明に用いられる電池ケースには、一般的なリチウム電池の電池ケースを用いることができる。電池ケースとしては、例えばSUS製電池ケース等を挙げることができる。また、本発明のリチウム電池が全固体電池である場合、発電要素を絶縁リングの内部に形成しても良い。
5.リチウム電池
本発明のリチウム電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。本発明のリチウム電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型等を挙げることができる。
また、本発明のリチウム電池の製造方法は、上述したリチウム電池を得ることができる方法であれば特に限定されるものではなく、一般的なリチウム電池の製造方法と同様の方法を用いることができる。例えば、本発明のリチウム電池が全固体電池である場合、その製造方法の一例としては、正極活物質層を構成する材料、固体電解質層を構成する材料、および負極活物質層を構成する材料を順次プレスすることにより、発電要素を作製し、この発電要素を電池ケースの内部に収納し、電池ケースをかしめる方法等を挙げることができる。また、本発明においては、上述した硫化物固体電解質材料を含有することを特徴とする、正極活物質層、負極活物質層および固体電解質層をそれぞれ提供することもできる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
出発原料として、硫化リチウム(LiS)と五硫化リン(P)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、LiS:P=70:30のモル比となるように秤量し、メノウ乳鉢で混合し、原料組成物1gを得た。次に、得られた原料組成物1gを45mlのジルコニアポットに投入し、さらにジルコニアボール(Φ10mm、10個)を投入し、ポットを完全に密閉した。このポットを遊星型ボールミル機に取り付け、台盤回転数370rpmで20時間メカニカルミリングを行い、硫化物固体電解質材料の中間体(70LiS・30Pガラス)を得た。次に、得られた中間体に、xLiO・(1−x)(70LiS・30P)の組成において、x=0.17のモル比となるように、酸化リチウム(LiO)を添加し、上記と同様に台盤回転数370rpmで40時間メカニカルミリングを行い、硫化物固体電解質材料(17LiO・58LiS・25Pガラス)を得た。
[実施例2]
xLiO・(1−x)(70LiS・30P)の組成において、x=0.20のモル比となるように、酸化リチウム(LiO)を添加したこと以外は、実施例1と同様にして硫化物固体電解質材料(20LiO・56LiS・24Pガラス)を得た。
[実施例3]
xLiO・(1−x)(70LiS・30P)の組成において、x=0.25のモル比となるように、酸化リチウム(LiO)を添加したこと以外は、実施例1と同様にして硫化物固体電解質材料(25LiO・52.5LiS・22.5Pガラス)を得た。
[比較例1]
出発原料として、硫化リチウム(LiS)と、五硫化リン(P)と、酸化リチウム(LiO)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、xLiO・(1−x)(70LiS・30P)の組成において、x=0.17のモル比となるように秤量し、メノウ乳鉢で混合し、原料組成物1gを得た。次に、得られた原料組成物1gを45mlのジルコニアポットに投入し、さらにジルコニアボール(Φ10mm、10個)を投入し、ポットを完全に密閉した。このポットを遊星型ボールミル機に取り付け、台盤回転数370rpmで40時間メカニカルミリングを行い、硫化物固体電解質材料(17LiO・58LiS・25Pガラス)を得た。
[比較例2]
xLiO・(1−x)(70LiS・30P)の組成において、x=0.20のモル比となるように変更したこと以外は、比較例1と同様にして、硫化物固体電解質材料(20LiO・56LiS・24Pガラス)を得た。
[比較例3]
xLiO・(1−x)(70LiS・30P)の組成において、x=0.25のモル比となるように変更したこと以外は、比較例1と同様にして、硫化物固体電解質材料(25LiO・52.5LiS・22.5Pガラス)を得た。
[比較例4]
出発原料として、硫化リチウム(LiS)と五硫化リン(P)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、LiS:P=75:25のモル比となるように秤量し、メノウ乳鉢で混合し、原料組成物1gを得た。次に、得られた原料組成物1gを45mlのジルコニアポットに投入し、さらにジルコニアボール(Φ10mm、10個)を投入し、ポットを完全に密閉した。このポットを遊星型ボールミル機に取り付け、台盤回転数370rpmで40時間メカニカルミリングを行い、硫化物固体電解質材料(75LiS・25Pガラス)を得た。
[評価]
(硫化水素発生量の測定)
実施例1〜3および比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、硫化水素発生量の測定を行った。硫化水素の発生量は以下のように測定した。すなわち、硫化物固体電解質材料の粉末を100mg秤量し、その粉末を密閉された1755ccのデシケータ(大気雰囲気、温度25℃、湿度50%)の中に入れ、硫化水素検知センサー(GX−2009、理研計器社製)によって硫化水素の発生量を測定した。その結果を図4および図5に示す。図4に示されるように、実施例1〜3では、いずれもセンサーの検出限界(0.009cc/g)以下であることが確認された。なお、図4に示される75LiS・25Pの結果は、比較例4を参照として記載したものである。一方、図5に示されるように、比較例1〜4では、硫化水素の発生が確認された。
(X線回折測定)
実施例1〜3および比較例1〜3で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、X線回折測定を行った。その結果を図6および図7に示す。図6に示されるように、実施例1では、LiOおよびLiSの合計が75mol%になるため、LiOのピークは検出されなかった。これに対して、実施例2および実施例3では、LiOおよびLiSの合計が75mol%を超えるため、LiOのピークが検出された。同様に、図7に示されるように、比較例1では、LiOおよびLiSの合計が75mol%になるため、LiOのピークは検出されなかった。これに対して、比較例2および比較例3では、LiOおよびLiSの合計が75mol%を超えるため、LiOのピークが検出された。また、実施例2のLiOのピークと、比較例2のLiOのピークとを比べると、実施例2の方がやや鮮明であった。同様に、実施例3のLiOのピークと、比較例3のLiOのピークとを比べると、実施例3の方がやや鮮明であった。これは、実施例においては、二段階に分けてガラス化処理を行っているため、中間体に含まれるLiSと、LiOとが効率良く反応したためであると推測される。
また、比較例4で得られた硫化物固体電解質材料に対して、X線回折測定を行った。その結果を図8に示す。図8に示されるように、X線回折測定では、LiSのピークは確認されなかった。しかしながら、上述した図5の結果に示すように、比較例1−4は、他の比較例に比べて、硫化水素発生量が大きいことから、X線回折測定では検出できないLiSが存在している可能性が高いと考えられる。
(Liイオン伝導度測定)
実施例1〜3および比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、Liイオン伝導度測定を行った。Liイオン伝導度は以下のように測定した。すなわち、硫化物固体電解質材料の粉末をペレット化し、交流インピーダンス法によって室温でのLiイオン伝導度を測定した。その結果を図9に示す。図9に示すように、実施例1〜3は、それぞれ比較例1〜3に対して、高いLiイオン伝導性を示した。さらに、実施例2(LiO=20mol%)付近で、Liイオン伝導度が極大値を取り、その値は1.6×10−4S/cmであった。これに対して、比較例2では、Liイオン伝導度が1.2×10−4S/cmであった。このことから、実施例2では、比較例2に対して、約1.3倍のLiイオン伝導性を有することが確認された。
(X線光電子分光測定)
比較例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、X線光分子分光測定を行った。その結果を、それぞれ図10〜図13に示す。図10〜図13に示されるように、X線回折測定では検出できないLiSが、XPSでは検出された。また、上述したピーク分離の条件により、LiS含有量を測定したところ、比較例1ではLiS含有量が3モル%であり、比較例2ではLiS含有量が2モル%であり、比較例3ではLiS含有量が1.5モル%であり、比較例4ではLiS含有量が4.7モル%であった。
1 … 正極活物質層
2 … 負極活物質層
3 … 電解質層
10 … 発電要素

Claims (16)

  1. LiS、および第14族または第15族の元素の硫化物を、両者の合計に対するLiSの割合が、オルト組成を得るLiSの割合未満となるように混合してなる原料組成物を、第一ガラス化処理によりガラス化することにより、LiSを有さず、架橋硫黄を有する中間体を形成する第一ガラス化工程と、
    前記中間体に、前記架橋硫黄の結合を切断する結合切断用化合物を混合してなる中間体含有組成物を、第二ガラス化処理によりガラス化することにより、前記架橋硫黄を消失させる第二ガラス化工程と、
    を有することを特徴とする硫化物固体電解質材料の製造方法。
  2. 前記第二ガラス化工程において、前記結合切断用化合物を、架橋硫黄を実質的に含有しない硫化物固体電解質材料が得られる割合で添加することを特徴とする請求項1に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  3. 前記結合切断用化合物が、LiOであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  4. 前記第14族または第15族の元素の硫化物がPであり、
    前記原料組成物において、前記LiSおよび前記Pの合計に対する前記LiSの割合が、モル基準で75%未満であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  5. 前記中間体含有組成物において、前記LiS、前記Pおよび前記LiOの合計に対する前記LiSおよび前記LiOの合計の割合が、モル基準で75%以上であることを特徴とする請求項4に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  6. 前記第14族または第15族の元素の硫化物がGeSあり、
    前記原料組成物において、前記LiSおよび前記GeSの合計に対する前記LiSの割合が、モル基準で66.7%未満であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  7. 前記中間体含有組成物において、前記LiS、前記GeSおよび前記LiOの合計に対する前記LiSおよび前記LiOの合計の割合が、モル基準で66.7%以上であることを特徴とする請求項6に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  8. 前記第14族または第15族の元素の硫化物がSiSあり、
    前記原料組成物において、前記LiSおよび前記SiSの合計に対する前記LiSの割合が、モル基準で66.7%未満であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  9. 前記中間体含有組成物において、前記LiS、前記SiSおよび前記LiOの合計に対する前記LiSおよび前記LiOの合計の割合が、モル基準で66.7%以上であることを特徴とする請求項8に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  10. 前記第一ガラス化処理が、メカニカルミリングであることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  11. 前記第二ガラス化処理が、メカニカルミリングであることを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料の製造方法。
  12. Li、第14族または第15族の元素、OおよびSを含有し、
    架橋硫黄を実質的に含有せず、LiS含有量が1モル%以下であることを特徴とする硫化物固体電解質材料。
  13. 前記第14族または第15族の元素が、Pであることを特徴とする請求項12に記載の硫化物固体電解質材料。
  14. LiS、PおよびLiOをガラス化してなるものであることを特徴とする請求項13に記載の硫化物固体電解質材料。
  15. LiO相を有することを特徴とする請求項12から請求項14までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料。
  16. 正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された電解質層と、を有するリチウム電池であって、
    前記正極活物質層、前記負極活物質層および前記電解質層の少なくとも一つが、請求項12から請求項15までのいずれかの請求項に記載の硫化物固体電解質材料を含有することを特徴とするリチウム電池。
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