JP2009180939A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高コスト化を招くことなく、安定した光走査を行う。
【解決手段】2つの光源、偏向器前光学系、ポリゴンミラー、及び走査光学系を備え、偏向器前光学系は、2つのカップリングレンズと2つの開口板とシリンドリカルレンズと反射ミラーとから構成されている。各カップリングレンズは、室温でパワーを持たず、光軸に略垂直な複数の輪帯面と各輪帯面に隣接する複数のステップ面とを有するマルチステップ状の回折面を有している。そして、この回折面は、光軸が含まれる断面形状において、各輪帯面と各ステップ面とのなす角が鈍角である。これにより、温度補償機能を有する安価な回折光学素子を用いることができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光束により被走査面を走査する光走査装置及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
近年、光プリンタ装置、デジタル複写機、及び光プロッタ等の画像形成装置には、低価格化とともに、温度変化に対する画像品質の高い安定性が求められている。
温度が変化すると光源における発振波長が変化したり、光学素子の形状が変化したりする。そして、それらに起因して結像位置にずれを生じることがある。これは、画像品質の低下を招来する。
これに対する有効な技術として、回折光学素子を用いることが提案された(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。回折光学素子は、負の分散を有する光学素子とみなすことができる。そして、結像位置のずれを打ち消すような回折パワーを回折光学素子に持たせることで走査光学系全体の温度補償を行い、画像品質の安定性向上を図っている。
特開2002−287062号公報 特開2007−241182号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているレーザ走査装置では、1つの光学素子内に透過面と反射面とを形成しなければならず、曲面形状の反射面が含まれるため、製造が容易ではなく、高コスト化を招くという不都合があった。また、このレーザ走査装置は、副走査方向に関して嵩の高い光学素子を用いているため、例えば、いわゆるタンデムカラー機に利用する場合には、装置の大型化を招くおそれがあった。
また、特許文献2に開示されている光走査装置では、マルチステップ形状の回折面を有するコリメートレンズが樹脂製であるため、コリメートレンズ自身の線膨張係数が7.0×10−5/Kと大きく、位相関数係数が大きくなり、すなわち回折パワーが大きくなり、波長変化に弱いという不都合があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、高コスト化を招くことなく、安定した光走査を行うことができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を安定して形成することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、光源及び偏向器前光学系を有し、前記光源からの光束により被走査面を走査する光走査装置において、前記偏向器前光学系は、室温でパワーを持たない回折面を有する少なくとも1つの回折光学素子を含み、前記回折面は、光軸に略垂直な複数の輪帯面と各輪帯面に隣接する複数のステップ面とを有するマルチステップ状を有し、該回折面の前記光軸が含まれる断面形状において、各輪帯面と各ステップ面とのなす角が鈍角であることを特徴とする光走査装置である。
これによれば、温度補償機能を有する安価な回折光学素子を用いることができるため、高コスト化を招くことなく、安定した光走査を行うことが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体に対して画像情報が含まれる光束を走査する少なくとも1つの本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、少なくとも1つの本発明の光走査装置を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を安定して形成することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図24に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのレーザプリンタ1000の概略構成が示されている。
このレーザプリンタ1000は、光走査装置1010、感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングユニット1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、排紙トレイ1043、通信制御装置1050、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置1060などを備えている。なお、これらは、プリンタ筐体1044の中の所定位置に収容されている。
通信制御装置1050は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
感光体ドラム1030は、円柱状の部材であり、その表面には感光層が形成されている。すなわち、感光体ドラム1030の表面が被走査面である。そして、感光体ドラム1030は、図1における矢印方向に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングユニット1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に沿って、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングユニット1035の順に配置されている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面に、上位装置からの画像情報に基づいて変調された光束を照射する。これにより、画像情報に対応した潜像が感光体ドラム1030の表面に形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着した潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、該給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚づつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。該レジストローラ対1039は、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、該記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面上のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
この定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングユニット1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置1010の構成について説明する。
この光走査装置1010は、一例として図2に示されるように、2つの光源(14a、14b)、2つのカップリングレンズ(15a、15b)、2つの開口板(16a、16b)、シリンドリカルレンズ17、反射ミラー18、ポリゴンミラー13、偏向器側走査レンズ11a、像面側走査レンズ11b、及び走査制御装置(図示省略)などを備えている。そして、これらは、ハウジング30の中の所定位置に組み付けられている。
なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、感光体ドラム1030の長手方向に沿った方向をY軸方向、各走査レンズ(11a、11b)の光軸に沿った方向をX軸方向として説明する。また、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光源14aは、一例として図3(A)及び図3(B)に示されるように、長手方向に沿って配列された2つの発光部を有するLDアレイ100aを有している。なお、図3(B)におけるMa方向は主走査対応方向であり、Sa方向は副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)である。また、Wa方向は各発光部からの光束の最大強度射出方向である。
長手方向に沿った発光部間隔Dは、図3(C)に示されるように、感光体ドラム1030の表面での隣接する走査線間隔pが所望の解像度(ここでは、1200dpi)の1/2の解像度となるときの発光部間隔dよりも大きい。なお、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいう。
そこで、図3(B)に示されるように、LDアレイ100aの中心を通りWa方向に平行な軸を回転軸として、LDアレイ100aを回転し、Sa方向に関する発光部間隔がdとなるようにしている。ここでのLDアレイ100aの回転角αは、55.5°である。
光源14bは、一例として図4(A)及び図4(B)に示されるように、LDアレイ100aと同等のLDアレイ100bを有している。なお、図4(B)におけるMb方向は主走査対応方向であり、Sb方向は副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)である。また、Wb方向は各発光部からの光束の最大強度射出方向である。
LDアレイ100bは、LDアレイ100bの中心を通りWb方向に平行な軸を回転軸として、角度α(ここでは、55.5°)回転されている。
これにより、回転後のSb方向に関する発光部間隔はdとなり、一例として図4(C)に示されるように、感光体ドラム1030の表面での隣接する走査線間隔pが所望の解像度(ここでは、1200dpi)の1/2の解像度となる。
そこで、感光体ドラム1030の表面を4本の光束で同時に走査することができる。
光源14a及び光源14bは、一例として図5に示されるように、4つの発光部を副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に延びる仮想線上に正射影したときに等間隔d/2となるように、副走査対応方向に関して配置されている。これにより、一例として図6に示されるように、感光体ドラム1030の表面での隣接する走査線間隔は、所望の解像度(ここでは、1200dpi)となる。なお、図6における符号La1及びLa2は、光源14aからの2つの光束の走査線であり、符号Lb1及びLb2は、光源14bからの2つの光束の走査線である。
また、光源14a及び光源14bは、一例として図7に示されるように、XY平面上において、Wa方向とWb方向とのなす角度(交差角)がφ(ここでは、3.1°)となるように配置されている。
また、各発光部は、設計上の発振波長が655nmの端面発光型のレーザ(端面発光レーザ)である。
図2に戻り、カップリングレンズ15aは、光源14aからの光束の光路上に配置されている。また、カップリングレンズ15bは、光源14bからの光束の光路上に配置されている。
各カップリングレンズは、対応する光源からの光束を略平行光とする。すなわち、以降の光学系に適した光束形態に変換する。該適した光束形態としては、平行光束、弱い発散光束及び弱い収束光束のいずれかとすることができる。
また、各カップリングレンズは、個別に光軸方向、主走査対応方向、及び副走査対応方向のいずれにもその位置の調整が可能となっている。そこで、LDアレイ間の発振波長のばらつきによる結像位置のずれが小さくなるように、各カップリングレンズの位置は、個別にLDアレイの発振波長に応じて調整されている。
各カップリングレンズは、設計波長における焦点距離fが27mmのガラス製のレンズである。このガラスは、一例として、基準温度(25℃)において、655nmの光に対する屈折率が1.57719、温度が基準温度から20℃上昇したときの655nmの光に対する屈折率が1.57727、線膨張係数が7.0×10−6/Kの物性を有するガラスである。
各カップリングレンズは、射出面に屈折面が用いられている(図8参照)。この屈折面は、近軸曲率半径が−15.6mmの回転対称の非球面形状を有している。
「回折面について」
また、各カップリングレンズは、入射面に回折面が用いられている(図8参照)。そして、この回折面は、一例として図9に示されるように、回折効果を有する面(以下、便宜上「第1の面」ともいう)と屈折効果を有する面(以下、便宜上「第2の面」ともいう)とが合成された面であり、前記第1の面のパワーと前記第2の面のパワーは互いに相殺されるように設定されている。従って、各カップリングレンズの回折面は、幾何光学的にノンパワーとなる。
前記第1の面は、光軸と垂直な面における光軸からの距離をHとおくと、この第1の面の位相関数φ(H)は、次の(1)式で示される。なお、光軸上の点をH=0とする。
φ(H)=C・H ……(1)
ここでは、C=−1.519×10−3(mm−1)である。
前記第2の面は、次の(2)式で示される放物面形状である。ここでは、一例として、曲率半径R=−190mmである。
x(H)=(1/2R)・H ……(2)
そこで、各カップリングレンズの回折面における複数の回折溝は、光軸を中心とする同心円状で階段状となる(図9参照)。すなわち、カップリングレンズ15の回折面には、マルチステップ状に複数の回折溝が形成されている。
具体的には、マルチステップ状における段差の大きさは1.135μmである。そして、最小ピッチ(最外輪帯)は72.523μm、段数は20段である。
ここでは、常温での色収差補正に必要な回折パワーよりも強い回折パワーを各カップリングレンズに持たせている。すなわち、色収差補正に関しては各カップリングレンズの回折パワーは補正過剰となるように設定されている。
図10には、環境温度が10℃、45℃及び60℃のときの感光体ドラム1030の表面での主走査方向に関する結像位置の変化量が示されている。この図より明らかなように、結像位置の変化量は0.20mm以内であり、十分に温度補償がなされている。比較例として、回折面を設けなかった場合が図11に示されている。この場合の結像位置の変化量は約2.00mmに達し、良好な結像性能を維持することは難しい。
ところで、回折面を、屈折面の面形状を適切な段差及びピッチで折り返した形状とすると、レンズの周辺部に向かってピッチが徐々に小さくなるため、回折面を成形するための金型の製作が難しい。しかしながら、互いに反対のパワーを有する第1の面と第2の面とを合成して回折面を作成すると、輪帯面は、光軸に対して垂直に近くなり、形状測定が容易になる。特に、マルチステップ状の回折面(以下では、便宜上「マルチステップ回折面」と略述する)では、輪帯面は、光軸に対して垂直になる。
本実施形態では、一例として図12に示されるように、光軸を含む断面内において、輪帯面と該輪帯面に隣接するステップ面とがなす角θを全て鈍角となるように構成している。具体的には、輪帯面間に光軸方向に関して高さ1.135μmの段差を生じさせるため、ステップ面を高さ方向に6μm程度の幅とし、輪帯面とステップ面とがなす角θを165°としている。
一般的に、カップリングレンズは、モールド成形によって作製される。本実施形態の各カップリングレンズは、θが鈍角であり十分な抜き勾配が設けられることとなり、成形後における成型品の型からの抜けが良くなるため、成形性が向上する。なお、θは、135°よりも大きく、170°より小さいことが好ましい。
また、マルチステップ回折面は幾何光学的にノンパワーであるため、入射面の中心と射出面の中心のずれの影響を受けにくくなり、要求精度を低減でき、低コストな製造法を用いることができる。
「LDアレイの回転とカップリングレンズの焦点距離について」
ところで、端面発光レーザ(LD)から射出される光束のFFP(ファー・フィールド・パターン)は、一般的に楕円形状である。例えば、(発散角/2)が長軸方向で19°、短軸方向で9°である。そして、通常、1次元配列のLDアレイでは、複数の発光部は、FFPの短軸方向に沿って配置されている(図13(A)参照)。
なお、以下では、便宜上、複数の発光部が副走査対応方向に沿って配列されている状態を基準状態という。また、LDアレイの回転とは、光軸に平行でLDアレイの中心を通る軸を回転軸とした回転をいうものとする。そして、回転角とは、基準状態に対する回転角をいうものとする。従って、基準状態は回転角0°の状態と同じである。
そこで、LDアレイを、基準状態から回転させると、FFPの楕円形状は、LDアレイの回転に伴って回転し、図13(A)に示される状態から図13(B)に示される状態に変化する。
そして、図14(A)には、FFPの楕円形状が図13(A)のときの、副走査対応方向に直交する面内でのLDアレイからの光束の発散状態が示されている。また、図14(B)には、FFPの楕円形状が図13(B)のときの、副走査対応方向に直交する面内でのLDアレイからの光束の発散状態が示されている。
図14(A)と図14(B)とから明らかなように、LDアレイを基準状態から回転させると、副走査対応方向に直交する面内での発散角が小さくなる。このため、開口部上において強度分布が発生し、アポダイゼーションが劣化する。
この場合に、一例として図15(A)及び図15(B)に示されるように、カップリングレンズの焦点距離fを長くすることにより、アポダイゼーション劣化を防ぐことができる。
なお、カップリングレンズの焦点距離fは、カップリングレンズの肉厚Tを用いて、次の(3)式を満足するのが好ましい。
0.08<T/f<0.16 ……(3)
T/fが0.16以上では、肉厚増によりコストが増大し、T/fが0.08以下では、光量不足となる。
また、カップリングレンズの肉厚は、コストや光透過率に大きく影響するため、上記(3)式を満足することで低コスト化と光透過率、光量のバランスを良好に保つことができる。そこで、本実施形態では、カップリングレンズの肉厚を2.5mm、設計波長における焦点距離を27mmとしている。
「LDアレイの回転とスポット径深度について」
さらに、図16には、LDアレイが基準状態にあるときの、感光体ドラム1030の表面に集光される光束のいわゆるスポット径深度が示されている。なお、スポット径深度とは、いずれの像高においても、ビームスポット径が50μm以下が維持されるデフォーカス量をいう。
また、図17には、LDアレイを基準状態から70°回転させたときの、スポット径深度が示されている。
このように、LDアレイの回転によって、スポット径深度が狭くなる。しかしながら、本実施形態では、前述したように、温度変化による結像位置の変化を補償するような回折パワーを各カップリングレンズに持たせているため、LDアレイを基準状態から回転して用いた場合でも、必要とするスポット径深度を得ることができる。
「マルチステップ回折面での反射光について」
ところで、一例として図18(A)に示されるように、マルチステップ回折面に平行光が入力すると、マルチステップ回折面は幾何光学的にノンパワーであるため、マルチステップ回折面での反射光は、入射光と同じ光路を経て戻る。一方、一例として図18(B)に示されるように、マルチステップ回折面に非平行光が入力すると、マルチステップ回折面での反射光は、発散光となる。
そこで、一例として図19(A)に示されるように、仮にカップリングレンズの射出面側にマルチステップ回折面が設けられていると、光源からの光束は、射出面に到達する前に既に平行光束となっているため、マルチステップ回折面からの反射光は、入射光と同じ光路を経て光源に戻る。この戻り光は、光源における出力を不安定にし、画像品質を劣化させる要因となる。
本実施形態では、各カップリングレンズの入射面側にマルチステップ回折面が設けられているため、一例として図19(B)に示されるように、マルチステップ回折面からの反射光は、発散光となり、光源における出力を不安定にするおそれはない。
「コバ部について」
また、本実施形態では、各カップリングレンズは外周近傍にコバ部を有し(図8参照)、該コバ部における紫外光の透過率が少なくとも30%となるように設定されている。これにより、調整後のカップリングレンズを例えばLDユニット上にUV硬化性樹脂を用いて接着することが可能となる。そこで、カップリングレンズを保持するための保持機構が不要となり、更なる低コスト化を図ることができる。
図2に戻り、開口板16aは、開口部を有し、カップリングレンズ15aを介した光束のビーム径を規定する。開口板16bは、開口部を有し、カップリングレンズ15bを介した光束のビーム径を規定する。
シリンドリカルレンズ17は、各開口板の開口部を通過した光束を、反射ミラー18を介してポリゴンミラー13の偏向反射面近傍に副走査対応方向(ここでは、Z軸方向)に関して結像する。このシリンドリカルレンズ17は、ガラス製であり、基準温度(25℃)において655nmの光に対する屈折率が1.5144、線膨張係数が7.5×10−6/Kの物性を有する。
シリンドリカルレンズ17の入射面は、副走査対応方向(ここでは、Z軸方向)の近軸曲率半径が36.1mmのシリンドリカル面である。
各光源とポリゴンミラー13との間の光路上に配置される光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。本実施形態では、偏向器前光学系は、2つのカップリングレンズ(15a、15b)と2つの開口板(16a、16b)とシリンドリカルレンズ17と反射ミラー18とから構成されている。
反射ミラー18とポリゴンミラー13との間、及びポリゴンミラー13と偏向器側走査レンズ11aとの間には、防音ガラス21が配置されている。
ポリゴンミラー13は、一例として内接円の半径が18mmの6面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。このポリゴンミラー13は、副走査対応方向(ここでは、Z軸方向)に平行な軸の周りを等速回転しながら、反射ミラー18からの光束を偏向する。
光源14aからの光束のポリゴンミラー13への入射角は、主走査対応方向に関して56.45°、副走査対応方向に関して0°である。また、光源14bからの光束のポリゴンミラー13への入射角は、主走査対応方向に関して59.55°、副走査対応方向に関して0°である。
偏向器側走査レンズ11aは、ポリゴンミラー13で偏向された光束の光路上に配置されている。
像面側走査レンズ11bは、偏向器側走査レンズ11aを介した光束の光路上に配置されている。
ポリゴンミラー13と感光体ドラム1030との間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査光学系は、偏向器側走査レンズ11aと像面側走査レンズ11bとから構成されている。
ポリゴンミラー13で偏向された光束は、走査光学系によって感光体ドラム1030の表面上に集光される。感光体ドラム1030の表面上の光スポットは、ポリゴンミラー13の回転に伴って、感光体ドラム1030の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム1030上を走査する。このときの光スポットの移動方向が「主走査方向」である。
また、像面側走査レンズ11bと感光体ドラム1030との間には、防塵ガラス22が配置されている。
各走査レンズは、いずれも樹脂製のレンズであり、温度変化による膨張収縮量はガラス製のレンズより大きい。この樹脂は、基準温度において、655nmの光に対する屈折率が1.5273であり、線膨張係数が7.0×10−5/Kの物性を有する樹脂である。
偏向器側走査レンズ11aの入射面(第1面)及び像面側走査レンズ11bの各面は、それぞれ特殊トロイダル面である。各特殊トロイダル面は、主走査対応方向のレンズ高さに応じて、副走査対応方向の曲率が変化する面であり、次の(4)式及び(5)式により表現される。なお、C=1/Rである。
ここで、xは光軸方向のデプス、Rは主走査対応方向(ここでは、Y軸方向)の近軸曲率半径、Rは副走査対応方向(ここでは、Z軸方向)の近軸曲率半径、yは光軸からの主走査対応方向の距離、zは光軸からの副走査対応方向の距離、Kは円錐定数、A、A、A、A10、A12、B、B、B、…はいずれも係数である。
また、偏向器側走査レンズ11aの射出面(第2面)は、回転対称の非球面である。ここで用いられる非球面は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率)をC、光軸からの高さをHとするとき、次の(6)式により表現される。
偏向器側走査レンズ11aの入射面(第1面)及び射出面(第2面)における各値が図20に示されている。
像面側走査レンズ11bの入射面(第3面)及び射出面(第4面)における各値が図21に示されている。
また、各カップリングレンズの射出面における各値が図22に示されている。
本実施形態では、走査光学系の副走査方向に関する横倍率は−0.9879倍である。
また、感光体ドラム1030における有効走査領域の長さ(主走査方向の書込み幅)は320mmである。また、半画角は36.1度である。
主要な光学素子の具体的な位置関係が図23及び図24に示されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置1010によると、2つの光源(14a、14b)、偏向器前光学系、ポリゴンミラー13、及び走査光学系を備え、偏向器前光学系は、2つのカップリングレンズ(15a、15b)と2つの開口板(16a、16b)とシリンドリカルレンズ17と反射ミラー18とから構成されている。そして、各カップリングレンズは、室温でパワーを持たず、光軸に略垂直な複数の輪帯面と各輪帯面に隣接する複数のステップ面とを有するマルチステップ状の回折面を有している。また、この回折面は、光軸が含まれる断面形状において、各輪帯面と各ステップ面とのなす角が鈍角である。これにより、温度補償機能を有する安価な回折光学素子を用いることができる。従って、高コスト化を招くことなく、安定した光走査が可能となる。
また、本実施形態における各カップリングレンズは、実質的に平凸レンズと等価なので、発散光束が入射する側に、実質的に平面となるマルチステップ回折面を設けることにより、光軸から大きく離れた位置にある発光部に対して収差補正が容易となる。
また、本実施形態では、マルチステップ回折面をカップリングレンズに設けているために、光軸に対して回転対称な構造とすることができる。これにより、金型製作上の簡便性が更に向上し、より低コストな加工法でカップリングレンズを作製することが可能になる。
なお、カップリングレンズの外形形状も回転対称とすることが好ましい。これにより、組み付け時に、光軸中心の回転を考慮する必要がなくなり、組み付けにかかる手間を低減することができる。
ところで、1個の発光部を有するLD素子を複数用い、各LD素子からの光束を合成してマルチビーム化することが考えられる。この場合に、LD素子間の発振波長のばらつきは±10nm程度であり、LDアレイにおける発光部間の発振波長のばらつきと比較して数倍大きい。回折レンズは光束の波長が異なると結像位置に違いを生じるため、LD素子間の発振波長のばらつきは無視できない。そこで、カップリングレンズに回折レンズを用いると、LD素子毎に回折レンズを設けることができ、複数のLD素子の発振波長がそれぞれ異なっていても、発振波長に応じてそれぞれを所望の光束に変換することが可能である。
また、本実施形態に係るレーザプリンタ1000によると、高コスト化を招くことなく、安定した光走査を行うことができる光走査装置1010を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を安定して形成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、各光源が2つの発光部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、2つの光源を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、各光源におけるLDアレイの回転角αが55.5°の場合について説明したが、これに限定されるものではない。回転角αは、LDアレイにおける発光部間隔、及び所望の解像度に応じて決定される。
また、上記実施形態では、ポリゴンミラー13が、6面鏡を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
なお、上記実施形態における光走査装置1010の構成は一例であり、これに限定されるものではない。ここで、上記光走査装置1010に用いることができる別の構成例を図25〜図28を用いて以下に簡単に説明する。なお、上記実施形態との相違点を中心に説明するとともに、上記実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
(1)各光源におけるLDアレイの回転角αは70.6°である。また、光源14aからの光束のポリゴンミラー13への入射角は、主走査対応方向に関して62.45°、副走査対応方向に関して0°である。また、光源14bからの光束のポリゴンミラー13への入射角は、主走査対応方向に関して65.55°、副走査対応方向に関して0°である。
(2)各カップリングレンズでは、C=−1.560×10−3であり、第2の面の曲率半径R=−185mmである。また、マルチステップ状における段差の大きさは1.135μmである。そして、最小ピッチ(最外輪帯)は69.878μm、段数は21段である。
(3)ポリゴンミラー13は、内接円の半径が8mmの4面鏡を有している。
(4)偏向器側走査レンズ11aの入射面(第1面)及び射出面(第2面)における各値が図25に示されている。
(5)像面側走査レンズ11bの入射面(第3面)及び射出面(第4面)における各値が図26に示されている。
(6)前記符号d1〜d10の具体的な値(単位mm)の一例が図27に示されている。
図28には、この場合における、環境温度が10℃、45℃及び60℃のときの感光体ドラム1030の表面での主走査方向に関する結像位置の変化量が示されている。この図より明らかなように、上記実施形態と同様に、結像位置の変化量は0.20mm以内であり、十分に温度補償がなされている。
なお、上記実施形態において、各光源と各カップリングレンズをユニット化し、光源ユニットとしても良い。
図29には、光源ユニットの実施例1が示されている。
各半導体レーザ(403、404)は、各々ベース部材405の裏側に形成された不図示の2つの嵌合孔に個別に嵌合されている。各嵌合孔は、互いに主走査対応方向を含む面内で所定角度(ここでは約1.5°)傾斜している。そして、各嵌合孔に嵌合された各半導体レーザも、互いに主走査対応方向を含む面内で所定角度(ここでは約1.5°)傾斜している。また、各半導体レーザの円筒状のヒートシンク部(403−1、404−1)には、切り欠きが形成されている。そこで、押え部材(406、407)の中心丸孔に形成された突起(406−1、407−1)を上記ヒートシンク部の切り欠き部に合わせることによって光源の配列方向が合わせられている。押え部材(406、407)はベース部材405にその背面側からネジ412で固定されることにより、各半導体レーザがベース部材405に固定されている。また、各カップリングレンズ(408、409)は、その外周をベース部材405の半円状の取り付けガイド面(405−4,405−5)に沿わせて光軸方向の調整を行い、発光部から射出した発散ビームが平行光束となるよう位置決めされ接着されている。
そして、各半導体レーザからの光線が主走査対応方向を含む面内で交差するようにするため、光線方向に沿って各嵌合孔及び半円状の取り付けガイド面(405−4,405−5)を傾けて形成している。ベース部材405の円筒状係合部405−3をホルダ部材410に係合し、ネジ413を貫通孔410−2に通してネジ孔(405−6、405−7)に螺合することによって、ベース部材405がホルダ部材410に固定されている。
ホルダ部材410は、その円筒部410−1が光学ハウジングの取り付け壁411に設けた基準孔411−1に嵌合されている。そして、取り付け壁411の表側よりスプリング611を挿入してストッパ部材612を円筒部突起410−3に係合することで、ホルダ部材410は、取り付け壁411の裏側に密着して保持され、これによって光源ユニットが保持されている。スプリング611の一端を取り付け壁411の突起411−2に引っ掛け、スプリング611の他端を光源ユニットに引っ掛けることで、光源ユニットに円筒部中心を回転軸とした回転力を発生している。この光源ユニットの回転力を係止するように設けた調節ネジ613を具備していて、この調節ネジ613により、光軸の周りであるθ方向にユニット全体を回転しピッチを調節することができるようになっている。
図30(A)には、光源ユニットの実施例2が示されている。
半導体レーザ703からの各光束は、ビーム合成手段で合成される。図30(A)における符号706は押え部材、符号705はベース部材、符号710はホルダ部材をそれぞれ示している。この実施例2では、光源としての半導体レーザ703は1個であり、これに応じて押え部材706が1個である点が上記実施例1と異なっており、他の構成は基本的に同じである。
図30(B)には、光源ユニットの実施例3の特徴部が示されている。これは、上記実施例2に準じる構成のものであって、ここでは、光源は、4個の発光部を持つ半導体レーザアレイ801を有している。半導体レーザアレイ801からの光束は、ビーム合成手段で合成される。基本的な構成要素は上記実施例1及び実施例2と同様であり、ここでは説明を省略する。
また、上記実施形態において、前記LDアレイに代えて、垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)のアレイ(面発光レーザアレイ)を用いても良い。
なお、上記実施形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ1000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、光走査装置1010を備えた画像形成装置であれば、結果として、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を安定して形成することが可能となる。
例えば、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、多色のカラー画像を形成する画像形成装置であっても、カラー画像に対応した光走査装置を用いることにより、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を高速で形成することが可能となる。
例えば、図31に示されるように、複数の感光体ドラムを備えるカラープリンタ2000であっても良い。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、ブラック用の「感光体ドラムK1、帯電装置K2、現像装置K4、クリーニングユニットK5、及び転写装置K6」と、シアン用の「感光体ドラムC1、帯電装置C2、現像装置C4、クリーニングユニットC5、及び転写装置C6」と、マゼンタ用の「感光体ドラムM1、帯電装置M2、現像装置M4、クリーニングユニットM5、及び転写装置M6」と、イエロー用の「感光体ドラムY1、帯電装置Y2、現像装置Y4、クリーニングユニットY5、及び転写装置Y6」と、光走査装置2010と、転写ベルト2080と、定着ユニット2030などを備えている。
各感光体ドラムは、図31中の矢印の方向に回転し、各感光体ドラムの周囲には、回転方向に沿ってそれぞれ帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニングユニットが配置されている。各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。帯電装置によって帯電された各感光体ドラム表面に光走査装置2010により光が照射され、各感光体ドラムに静電潜像が形成されるようになっている。そして、対応する現像装置により各感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写装置により、記録紙に各色のトナー像が転写され、最終的に定着ユニット2030により記録紙に画像が定着される。
光走査装置2010は、前記光源(14a、14b)と同様な光源、前記偏向器前光学系と同様な偏向器前光学系、及び前記走査光学系と同様な走査光学系を、色毎に有している。そして、各光源からの光束は、共通の偏向器で偏向され、対応する走査光学系を介して、対応する感光体ドラムに照射される。
すなわち、光走査装置2010は、室温でパワーを持たない回折面を有する複数のカップリングレンズを有している。そして、各カップリングレンズの回折面は、光軸に略垂直な複数の輪帯面と各輪帯面に隣接する複数のステップ面とを有するマルチステップ状を有している。また、この回折面は、光軸が含まれる断面形状において、各輪帯面と各ステップ面とのなす角が鈍角である。
そこで、光走査装置2010は、前記光走査装置1010と同様な効果を得ることができる。そして、カラープリンタ2000は、高コスト化を招くことなく、高品質のカラー画像を安定して形成することが可能となる。
なお、このカラープリンタ2000において、前記光走査装置2010に代えて、色毎に前記光走査装置1010を用いても良い。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、高コスト化を招くことなく、安定した光走査を行うのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を安定して形成するのに適している。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置を示す概略図である。 図3(A)〜図3(C)は、それぞれ図2における光源14aに含まれるLDアレイを説明するための図である。 図4(A)〜図4(C)は、それぞれ図2における光源14bに含まれるLDアレイを説明するための図である。 副走査対応方向に関する各LDアレイの位置関係を説明するための図である。 感光体ドラム表面における走査線を説明するための図である。 主走査対応方向を含む面内での各光源の位置関係を説明するための図である。 図2におけるカップリングレンズを説明するための図である。 図2におけるカップリングレンズの回折面を説明するための図である。 本実施形態における結像位置の変化量と温度との関係を説明するための図である。 回折光学素子を用いないときの結像位置の変化量と温度との関係を説明するための図である。 回折面におけるステップ面を説明するための図である。 図13(A)は、基準状態でのFFPの形状を説明するための図であり、図13(B)は、回転状態でのFFPの形状を説明するための図である。 図14(A)は、基準状態での、副走査対応方向に直交する面内での光束の発散度を説明するための図であり、図14(B)は、回転状態での、副走査対応方向に直交する面内での光束の発散度を説明するための図である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれカップリングレンズの焦点距離と有効径での光量との関係を説明するための図である。 LDアレイが基準状態にあるときのスポット径深度を説明するための図である。 LDアレイを基準状態から70°回転したときのスポット径深度を説明するための図である。 図18(A)及び図18(B)は、それぞれ回折面での反射光を説明するための図(その1)である。 図19(A)及び図19(B)は、それぞれ回折面での反射光を説明するための図(その2)である。 偏向器側走査レンズの光学面形状を説明するための図である。 像面側走査レンズの光学面形状を説明するための図である。 コリメートレンズの光学面形状を説明するための図である。 図2の光学系における主要な光学素子の位置関係を説明するための図(その1)である。 図2の光学系における主要な光学素子の位置関係を説明するための図(その2)である。 別の構成例の光学系における偏向器側走査レンズの光学面形状を説明するための図である。 別の構成例の光学系における像面側走査レンズの光学面形状を説明するための図である。 別の構成例の光学系における主要な光学素子の位置関係を説明するための図である。 別の構成例の光学系を用いたときの結像位置の変化量と温度との関係を説明するための図である。 光源ユニットの実施例1を説明するための図である。 図30(A)は光源ユニットの実施例2を説明するための図であり、図30(B)は光源ユニットの実施例3を説明するための図である。 タンデム方式のカラープリンタの概略構成を示す図である。
符号の説明
14a…光源、14b…光源、15a…カップリングレンズ(回折光学素子)、15b…カップリングレンズ(回折光学素子)、1000…レーザプリンタ(画像形成装置)、1010…光走査装置、1030…感光体ドラム(像担持体)、2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、K1,C1,M1,Y1…感光体ドラム(像担持体)。

Claims (13)

  1. 光源及び偏向器前光学系を有し、前記光源からの光束により被走査面を走査する光走査装置において、
    前記偏向器前光学系は、室温でパワーを持たない回折面を有する少なくとも1つの回折光学素子を含み、
    前記回折面は、光軸に略垂直な複数の輪帯面と各輪帯面に隣接する複数のステップ面とを有するマルチステップ状を有し、該回折面の前記光軸が含まれる断面形状において、各輪帯面と各ステップ面とのなす角が鈍角であることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記回折光学素子は、ガラス製であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記回折面は、光束の入射側及び射出側の面うち、その面で反射する光束の発散度の大きい側に設けられている面であることを特徴とする請求項1又は2記載の光走査装置。
  4. 前記回折光学素子は、色収差に対する補正が過剰であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記回折光学素子は、前記光軸を中心とした回転対称な形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記偏向器前光学系は、前記光源から射出された光束を略平行光とするカップリング光学系を有し、
    前記回折光学素子は、前記カップリング光学系に含まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記回折面は、回折効果を有する第1の面と屈折効果を有する第2の面とが合成された面であり、前記第1の面のパワーと前記第2の面のパワーは互いに相殺されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記回折光学素子は、前記光軸に垂直なコバ部を有し、該コバ部の光透過率が少なくとも30%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記光源は、複数の発光部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 前記光源は、前記複数の発光部を有する垂直共振器型の面発光レーザアレイを含むことを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
  11. 前記回折光学素子は、(肉厚÷設計波長における焦点距離)の値が、0.08よりも大きく、かつ0.16よりも小さいことを特徴とする請求項9又は10に記載の光走査装置。
  12. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体に対して画像情報が含まれる光束を走査する少なくとも1つの請求項1〜11のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  13. 前記画像情報は、カラー画像情報であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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