JPWO2003021133A1 - ボールねじ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、多数のボールを介してねじ軸とナット部材とが螺合したボールねじ装置に係り、特に、上記ナット部材が所謂エンドキャップ式と称されるボールの循環構造を備えたボールねじ装置の改良に関する。
背 景 技 術
従来より、多数のボールを介してねじ軸とナット部材とが螺合したボールねじ装置は公知である。この種のボールねじ装置は、ねじ軸の外周面に形成された螺旋状のボール転動溝とナット部材の内周面に形成された螺旋状の負荷転動溝とが互いに対向して負荷通路を構成しており、ボールはこの負荷通路を転動しながらねじ軸とナット部材との間で荷重を負荷する。また、ナット部材には負荷通路を転動し終えたボールを再度負荷通路へ循環させるための無負荷通路が備わっており、ねじ軸とナット部材との相対的な回転に伴い、ボールが負荷通路から無負荷通路へ、無負荷通路から負荷通路へと無限循環するように構成されている。
ボールねじ装置は無負荷通路の構造によって幾つかのタイプに分類することができ、その中に所謂エンドキャップ式と称されるタイプのボールねじ装置が存在する。このエンドキャップ式のボールねじ装置は、特開平6−201013号公報や国際公開WO97/48922に開示されており、図16は前者のボールねじ装置を示している。このボールねじ装置では、ナット部材100が、上記負荷転動溝101が形成されたナット本体102と、このナット本体102の軸方向の両端面に装着される一対のエンドキャップ103,103から構成されている。具体的には、ナット本体102には軸方向と平行なボール戻し穴104が形成される一方、このナット本体102の両端面に装着される各エンドキャップ103にはねじ軸105のボール転動溝106からボール107を離脱させる掬い上げ部108、離脱したボール107を上記ボール戻し穴104の入口へ導く方向転換路109が形成され、エンドキャップ103をナット本体102に固定することで上記ボール戻し穴104と方向転換路109とが連通連結され、ボール107の無負荷通路が完成するようになっている。そして、このようなエンドキャップ式の無負荷通路はナット本体の一端から他端へとボールを循環させていることから、ナット本体の全長が長くても対応することができ、ねじ軸に形成されたボール転動溝のリードが大きい場合に有利な構造となっている。従って、このエンドキャップ式のボールねじ装置はテーブル等の可動体を高速で直線案内する用途に最適である。
しかし、従来のエンドキャップ式のボールねじ装置では、前述の如く、ねじ軸のボール転動溝からボールを離脱させるための掬い上げ部と、離脱させたボールをボール戻し穴に導くための方向転換路とがエンドキャップに形成されており、エンドキャップの厚みが大きくならざるを得なかった。このため、ナット本体の両端面にエンドキャップを固定すると、負荷荷重の大きさの割りにはナット部材の全長が長くなってしまい、ナット部材の小型化を図ることができなかった。
一方、エンドキャップの厚みを小さくするためには、図16に示す従来のボールねじ装置のように、エンドキャップ103内の方向転換通路109がねじ軸105の軸方向と垂直な方向へ伸びていれば良いのだが、ねじ軸105のボール転動溝106は螺旋状に形成されており、このボール転動溝106を転がるボール107はねじ軸105の軸方向へ進む速度成分も有していることから、方向転換路109がそのような方向へ伸びていると、ボール転動溝106から離脱させたボール107の進行方向を無理に変化させることになり、ボール107がエンドキャップ103に対して繰り返し衝突することになる。そのため、ボール107を高速で循環させると、エンドキャップ103の破損が懸念される他、ボール107の循環に対しても大きな抵抗が作用することになり、可動体の高速送りにも限界があった。また、ボール107とエンドキャップ103との衝突音が発生することから、使用中の騒音も問題であった。
発 明 の 開 示
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ナット部材の全長を短く抑えることができると共に、ねじ軸のボール転動溝から離脱したボールをボール戻し穴に対して円滑に導くことができ、ボールを高速で循環させた場合であっても騒音の発生が少なく、テーブル等の可動体の高速送りに最適なボールねじ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のボールねじ装置は、ナット本体の内周面に凹所を形成すると共に、この凹所に対してリターンピースを嵌合させ、かかるリターンピースがナット本体の軸方向の端面から突出することなく、前記凹所内に収容されるように構成した。前記凹所はナット本体の軸方向の端面に開放されるように、しかもナット本体の内周面に形成された螺旋状の負荷転動溝の両端部に対応する位置に形成されている。また、前記リターンピースはねじ軸のボール転動溝からボールを離脱させる掬い上げ部、及び離脱したボールを前記ボール戻し穴の入口へ導く方向転換路を備えており、このリターンピースを凹所に嵌合させることで、ナット本体の負荷転動溝を転動してきたボールが前記掬い上げ部を経て、前記方向転換路に転がり込むように構成されている。更に、ナット本体にはねじ軸と略平行なボール戻し孔を形成するパイプ部材が装着されており、リターンピースをナット本体の凹所に嵌合させると、パイプ部材のボール戻し孔とリターンピースの方向転換路とが連結され、ボールの無限循環路が形成されるようになっている。また更に、ナット本体の軸方向の両端面には略ドーナッツ状に形成されたカバープレートが固定され、このカバープレートがナット本体の凹所に嵌合したリターンピースを覆い隠すように構成されている。
従って、本発明のボールねじ装置では、ナット本体の凹所に対して前記リターンピースを嵌合させるのみでボールの無限循環路が構成され、しかもリターンピースはナット本体の凹所に収容されて、ナット本体からその軸方向へはみ出すことがないので、ボールを介してねじ軸と螺合するナット部材の軸方向の全長はナット本体の軸方向の全長と同一となり、ナット部材の全長を短く抑えることが可能となる。
特に、ねじ軸のボール転動溝から離脱させたボールが方向転換路内に円滑に転がり込むためには、かかる方向転換路のねじ軸側の入口領域がナット本体の負荷転動溝と連続していることが重要であり、そのためには方向転換路がねじ軸のボール転動溝を該ねじ軸の接線方向へ延伸させた方向と合致して形成されていることが好ましい。つまり、方向転換路のねじ軸側の入口領域はねじ軸の軸方向と直交する面に対してボール転動溝のリード角だけ傾斜して形成されていることになる。このように方向転換路をねじ軸の軸方向と直交する面に対して傾斜して形成した場合であっても、方向転換路が形成されているリターンピースはナット本体内に収容されてしまうため、カバープレートは単なる板状であって差し支えなく、カバープレートを装着して完成したナット部材の全長が長尺化してしまうといったこともない。
前記リターンピースは金属製、合成樹脂製のいずれであっても差し支えない。経時的な使用に対する強度という点では金属製のリターンピースが優れているが、ボールが転動する際に発生する騒音を軽減するという観点からすれば合成樹脂製のリターンピースが優れている。
また、リターンピースは掬い上げ部や方向転換路を備えていることから、その形状が複雑であり、これを簡便に製作するという観点からすれば、かかるリターンピースを方向転換路の中心線を含む曲面で第1ピース及び第2ピースに二分し、これらピースの組み合わせによって前記リターンピースを構成するのが好ましい。
更に、リターンピースはそれ単独でナット本体の凹所に嵌合させても良いが、かかるリターンピースをカバープレートと一体に形成し、カバープレートをナット本体の端面に装着する際に、カバープレートから突出するリターンピースがナット本体の凹所に嵌合するように構成しても良い。
一方、上記方向転換路のねじ軸側の入口には該ねじ軸のボール転動溝からボールを離脱させる掬い上げ部が設けられるが、ボールを掬い上げ部に衝突させることなく円滑に方向転換路に導くという観点からすれば、かかる掬い上げ部はナット本体の内周面よりも僅かにねじ軸側へ突出すると共に、上記方向転換路をナット内周面に倣った円弧状に切り欠いて形成されるのが好ましい。掬い上げ部をこのような形状に形成すれば、ねじ軸のボール転動溝を転動するボールは両側から徐々に抱え込まれるようにして該ボール転動溝から離脱し、そのまま方向転換路に転がりこむので、ボールは掬い上げ部に衝突することがなく、ボールが高速で無限循環路を循環するような使用を行った場合であっても、リターンピースに対して過大な力が作用することはなく、また、騒音の発生も抑えることが可能となる。
リターンピースを方向転換路の中心線を含む曲面で第1ピース及び第2ピースに二分する場合、前記掬い上げ部は第1ピースと第2ピースに二分しても良いし、第1ピース又は第2ピースのいずれか一方にのみ形成するようにしても良い。前者の例では、方向転換路が掬い上げ部を含めて第1ピースと第2ピースとに完全に二分されるので、第1ピース及び第2ピースの形状は簡易なものとなり、製造し易いといった利点がある。これに対し後者の例では、掬い上げ部を第1ピース又は第2ピースのいずれかに形成するので、方向転換路を第1ピースと第2ピースとに完全に二分することができず、第1ピース及び第2ピースの形状が多少複雑なものとなる反面、掬い上げ部を高精度に成形することができるといった利点がある。
更に、無限循環路内におけるボール同士の衝突を防止してボールの円滑な循環を図ると共に、騒音の発生を可及的に防止するという観点からすれば、互いに隣接するボールの間には合成樹脂製のスペーサを介装するのが好ましい。このようにスペーサを介装することを考慮すると、無限循環路内におけるボールの転動方向が急激に変化することは好ましくなく、そのような変化が存在する場合にはスペーサがボールの間から脱落してしまうおそれがある。従って、このような観点からしても、方向転換路のねじ軸側の入口領域は負荷転動溝をナット本体の内周面の接線方向へ延伸させた方向と合致しているのが好ましく、また、掬い上げ部は方向転換路をナット内周面に倣った円弧状に切り欠いて形成されるのが好ましい。
また更に、本発明によれば、合成樹脂製のパイプ体をナット本体に装着してボール戻し穴を形成しており、方向転換路が形成されたリターンピースを合成樹脂製とすれば、ボールを無限循環させるための無負荷通路は総て合成樹脂で覆われていることになり、ボールの無限循環中の騒音の発生を可及的に防止することが可能となる。
発明を実施するための最良の形態
以下、添付図面を参照しながら本発明のボールねじ装置を詳細に説明する。
図1及び図2は本発明を適用したボールねじ装置の第1実施例を示すものである。このボールねじ装置は、外周面に所定のリードで螺旋状のボール転動溝10が形成されたねじ軸1と、多数のボール2を介して上記ねじ軸1に螺合すると共に該ボール2の無限循環路を備えたナット部材3とから構成されており、これらねじ軸1とナット部材3との相対的な回転により該ナット部材3がねじ軸1の軸方向へ運動するように構成されている。また、上記ねじ軸1にはボール転動溝10が2条形成されており、上記ナット部材3もボール2の無限循環路を2つ備えている。
このボールねじ装置では、無限循環路内で互いに隣接するボール2の間にスペーサ20が介装されており、ボール2同士が直接的に接触するのが防止されている。かかるスペーサ20は合成樹脂により製作された円盤状の部材であり、その表裏両面にはボール2の球面が着座する球面座が形成されている。
図3は上記ナット部材3の分解図を示すものである。この図に示されるように、上記ナット部材3は、鋼製のナット本体4と、このナット本体に対して嵌合するリターンピース53と、上記ナット本体4の前後両端面に固定される合成樹脂製の一対のカバープレート5,5と、これらカバープレート5に挟まれるようにしてナット本体4に固定される一対のパイプ部材6,6とから構成されており、かかるリターンピース53、カバープレート5,5及びパイプ部材6,6をナット本体4に固定することでボール2の無限循環路が完成するようになっている。また、上記カバープレート5には、ナット部材3の内部に塵芥が進入するのを防止するためのラビリンスシール7が装着され、カバープレート5にねじ止めされるシール抑え板8によって該カバープレート5に固定されている。尚、図3はナット本体4の一端側に装着されるカバープレート5のみを示している。
図4及び図5は上記ナット本体4を示すものである。このナット本体4は中央に上記ねじ軸1の貫通孔40を有する円筒状に形成されており、その外周面には該ナット本体4をテーブル等の可動体に固定するためのフランジ部41が突設されている。また、上記貫通孔40の内周面には上記ねじ軸1のボール転動溝10と相対向する螺旋状の負荷転動溝42が形成されており、ボール2はこれらボール転動溝10と負荷転動走溝42との間で荷重を負荷しながら転動する。尚、上記フランジ部41に開設された貫通孔43はナット本体4を可動体に固定するためのボルト通し孔である。
また、このナット本体4の軸方向の両端面は上記カバープレート5の取付け面44となっており、かかる取付け面44にはタップ孔45が形成され、カバープレート5の取付けねじが螺合するように構成されている。これら取付け面44,44の間には、ナット本体4を軸方向へ貫通するようにしてパイプ取付け孔46が形成されており、前述したパイプ部材6がこのパイプ取付け孔46に嵌合するようになっている。パイプ部材6はボール戻し孔60を有して円筒状に形成されており、荷重から開放された無負荷状態のボール2がボール戻し孔60の内部をナット本体4の軸方向へ転動するようになっている。更に、ボール戻し孔60内を高速で転動するボール2とパイプ部材6との接触によって騒音が発生するのを極力防止するため、かかるパイプ部材6は合成樹脂から形成されている。
上記ねじ軸1に形成された2条のボール転動溝10に対応するため、上記パイプ取付け孔46はナット本体4の貫通孔40を挟んで180°対向する2カ所に設けられている。カバープレート5の取付け面44に開口した各パイプ取付け孔46の両端部には、リターンピース53を収容するための凹所47が形成されている。図4に示すように、この凹所47はナット本体4の貫通孔40から接線方向に伸びるようにして切り欠かれ、かかる貫通孔40と上記パイプ取付け孔46とを連結している。ナット本体4の内周面に形成された2条の負荷転動溝42の両端は、カバープレート取付け面44に達する直前において、上記凹所47によって分断されている。
一方、図6乃至図8は上記カバープレート5を示すものである。かかるカバープレート5はナット本体側の取付け面44を覆う略ドーナッツ状形成され、合成樹脂の射出成形を用いて製作されている。かかるカバープレート5の外面側には、上記ラビリンスシール7を装着するための環状溝50が貫通孔51の周囲に形成される一方、かかる環状溝50の外側にはシール抑え板8を固定するためのねじ孔52が形成されている。また、このカバープレート5にはナット本体4への取付けねじを挿通させるための取付け孔59が貫通している。
また、カバープレート5の内側面には前述したナット本体の凹所に嵌合するリターンピース53が突設されている。このリターンピースは、カバープレート5の内側面から突出するように形成された第1ピース54と、この第1ピース54に対してねじ止めされる第2ピース9(図10及び11参照)とから構成されており、図3に示したように、これら第1ピース54と第2ピース9を組み合わせることで、ボール2をねじ軸1のボール転動溝10から離脱させる掬い上げ部55、離脱したボール2をパイプ部材6のボール戻し孔60へ送り込む方向転換路56が上記リターンピース53に具備されるようになっている。上記第2ピース9には六角ナット(図示せず)を収容するフランジ92が設けられており、カバープレート5側から挿通されたボルトをこの六角ナットに螺合させることで、第2ピース9がカバープレート5に固定されるようになっている。尚、上記第1ピース54の隣にはボルトを挿通させるための貫通孔58が、第2ピース9の横にもボルトを挿通させるための貫通孔91が夫々形成されている。
かかるリターンピース53の内部において、上記方向転換路56はボール2の転動方向を90°以上変化させるように湾曲しており、その一端はカバープレート5から立ち上がったリターンピース53の側面に開口すると共に、他端はカバープレート5から突出したリターンピース53の先端面に開口している。前者の開口はねじ軸1側の入口であり、後者の開口はパイプ部材6に形成されたボール戻し孔60側の入口である。方向転換路56のボール戻し孔60側の縁部には環状溝61が形成され、カバープレート5をナット本体4に装着した際に、この環状溝61に対してパイプ部材6の先端が嵌合するように構成されている。これにより、カバープレート5に具備された方向転換路56とパイプ部材6に形成されたボール戻し孔60とが精度良く連結され、これら両通路間におけるボール2の転動を円滑なものとすることができるようになっている。
上記リターンピース53は方向転換路56の中心線を含む曲面で二分されて上記第1ピース54と第2ピース9に分割されている。このため、これら第1ピース54及び第2ピース9には互いに対向する断面半円形状の溝57,90が夫々形成されており、これらの溝57,90が組合わさって上記方向転換路56が形作られるようになっている。また、方向転換路56のねじ軸1側の入口にはボール2をねじ軸1のボール転動溝10から離脱させる掬い上げ部55が形成されており、この掬い上げ部55も第1ピース54と第2ピース9に二分されている。この掬い上げ部55はナット本体4の内周面よりも僅かにねじ軸1側へ突出して、ナット本体4の内周面とねじ軸1の外周面との隙間に対応して配置されており、更に、上記方向転換路56をナット本体4の内周面に倣った円弧状に切り欠いて形成されている。従って、かるか掬い上げ部55はパイプの一端を斜めに切り欠いたのと略同じ形状に形成されており、ボール2が方向転換路56の入口から奥に進むにつれ、掬い上げ部55がボール2を進行方向の両側から徐々に覆い、最終的に方向転換路の内部へ収容するようにっている。
これらの部品から構成されるナット部材3の組み立ての手順としては、先ず、パイプ部材6をナット本体4のパイプ取付け孔46に挿入し、次いで、第2ピース9を装着した一対のカバープレート5をナット本体4の取付け面44に対してねじ止めする。第2ピース9をカバープレート5と一体に成形された第1ピース54に対して固定すると、かかるカバープレート5に方向転換路56及び掬い上げ部55を備えたリターンピース53が形成され、このリターンピース53をナット本体4に形成された凹所47に嵌合させることで、カバープレート5をナット本体4に対して正確に位置決めすることができる。また、ナット本体4に対してカバープレート5を装着すると、ナット本体4に対して先に挿入されたパイプ部材6がカバープレート5の凸部53によって両端から挟み込まれ、かかる凸部53の先端に形成された環状溝61にパイプ部材6の端部が嵌合する。これにより、ナット部材3にボール2の無限循環路が完成する。
ねじ軸1が回転すると、ボール2はねじ軸1のボール転動溝10とナット本体4の負荷転動溝42との間で荷重を負荷しながら転動した後、無負荷状態となって一方のリターンピース53に具備された方向転換路56に進入し、パイプ部材6のボール戻し孔60を経て他方のリターンピース53の方向転換路56へ導かれ、この方向転換路56から再度ねじ軸1のボール転動溝10に戻される。カバープレート5、第2ピース9及びパイプ部材6はいずれも合成樹脂製であるから、このようなボール2の無限循環路中、ボール2が無負荷状態で転動する方向転換路56及びボール戻し孔60はいずれも合成樹脂によって覆われている。また、前述したように、無限循環路中を前後して転動するボール2の間には合成樹脂製のスペーサ20が介装されていることから、鋼球であるボール2同士が接触することもない。従って、ボール2が金属部材と接するのはねじ軸1のボール転動溝10及びナット本体4の負荷転動溝42のみであり、このボールねじ装置ではボール2の循環中における騒音の発生を可及的に抑えることが可能である。
また、図1に示されるように、このボールねじ装置では上記方向転換路56の入口において掬い上げ部55がボール2をねじ軸1から離脱させる際に、かかるボール2をボール転動溝10のリード角αと合致した方向へ導いている。加えて、図2に示されるように、ボール2はねじ軸1の接線方向へ移動するようにして該ねじ軸1のボール転動溝10から離脱し、方向転換路56に進入するようになっている。つまり、方向転換路56のねじ軸1側の入口領域は、ねじ軸1のボール転動溝10を該ねじ軸の接線方向へ延伸させた方向、換言すれば、ねじ軸1の周囲に螺旋状に巻いた紐の端部を引きほどいた方向と合致して形成されていることになる。
図12(a)〜(f)はリターンピース53に形成した掬い上げ部55がねじ軸1のボール転動溝10からボール2を離脱させる様子を示したものである。これらの図に示されるように、方向転換路56のねじ軸1側の入口領域はボール転動溝10と対向して形成されており、掬い上げ部55は転動するボール2をその両側から徐々に抱え込むようにしてボール転動溝10から離脱させ、最終的に方向転換路56の内部に収容するようになっている。このため、ねじ軸1から離脱するボール2に対して、その転動方向を無理に変化させようとする外力が作用することはなく、ボール2を円滑にボール転動溝10から離脱させて方向転換路56に導くことができるようになっている。また、方向転換路56は緩やかに湾曲してボール戻し孔60に通じているので、ボール2が方向転換路56の内壁に対して強く衝突するといったこともなく、ボール2の循環を円滑化することができる他、騒音の発生も可及的に防止することが可能である。
そして、本実施例のボールねじ装置では、前述したような方向転換路56や掬い上げ部55がカバープレート5に突設されたリターンピース53に具備され、かかるリターンピース53をナット本体4に形成された凹所47に嵌合させているので、ドーナッツ状のカバープレート5そのものは極めて薄く形成することができ、ナット部材3の軸方向の全長を短く抑えることが可能である。また、そのようにカバープレート5を薄く形成した場合であっても、ナット本体4に嵌合するリターンピース53のカバープレート5に対する突出量はある程度大きく設定することができるので、かかるリターンピース部53に対しては緩やかに湾曲した方向転換路56を形成することができ、ボール2の循環を円滑化し、しかも該循環に伴う騒音の発生も可及的に防止することができるものである。
図13は本発明のボールねじ装置の第2実施例を示すものである。
前述の第1実施例ではリターンピース53を構成する第1ピース54をカバープレート5と一体に形成していたが、この第2実施例では第1ピース54とカバープレート5とを分離し、カバープレート5をナット本体4に固定することなく、リターンピース53をナット本体4の凹所47に嵌合させるように構成した。尚、その他の構成は前記第1実施例と同一なので、図13中に同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図14はこの第2実施例で用いるリターンピース53を示す斜視図であり、また、図15はこのリターンピース53を第1ピース54と第2ピース9に分解した斜視図である。これら第1ピース54及び第2ピース9は金属片から機械加工によって削り出しても良いが、形状が複雑なため、金属射出成形(MIM成形)によって製作するのが好ましい。勿論、第1実施例と同様に合成樹脂の射出成形によって製作することも可能である。
この第2実施例のリターンピースも方向転換路56の中心線を含む曲面で第1ピース54と第2ピース9とに分割されているが、第1実施例のリターンピースと異なり、方向転換路56のねじ軸1側の入口は分割されることなく第2ピース9に形成されている。つまり、方向転換路56のねじ軸1側の入口に設けられた掬い上げ部55は第2ピース9にのみ形成されている。このため、本実施例のリターンピースは第1実施例のリターンピースに比べて、掬い上げ部55を精度良く形成することができ、その分だけねじ軸1のボール転動溝10からボール2を離脱させる動作を安定して行うことができるものである。
また、第2ピース9に形成された溝90のねじ軸1側の入口には、ボール2の間に介装されたスペーサ20を該ボール2と共に方向転換路56へ導くための誘導片93が覆い被さっており、第1ピース54と第2ピース9とを組み合わせた際に、方向転換路56のねじ軸1側の入口に位置するように構成されている。
以上説明してきたように、本発明のボールねじ装置によれば、ナット本体の凹所に対して前記リターンピースを嵌合させるのみでボールの無限循環路が構成され、しかもリターンピースはナット本体の凹所に収容されて、ナット本体からその軸方向へはみ出すことがないので、カバープレートそれ自体は単なる板状で差し支えなく、ナット本体の両端面にカバープレートを装着してナット部材を構成しても、かかるナット部材の全長は短く抑えることができ、かかるナット部材の小型化を図ることが可能となる。また、ナット本体に嵌合するリターンピースに対しては小型化のための制約を受けることなく方向転換路を自由に形成することができるので、ねじ軸のボール転動溝から離脱したボールをボール戻し穴に対して円滑に導くことができ、ボールを高速で循環させた場合であっても騒音の発生を抑えることが可能となる。従って、本発明のボールねじはテーブル等の可動体の高速送りに最適である。
これら第1ピース54及び第2ピース9には、これらを組み合わせたリターンピース53をナット本体4に固定するための貫通孔92が形成されており、図13に示すように、かかる貫通孔92に挿通される螺子95を用いて、リターンピース53をナット本体4の凹所47内にに固定することができるようになっている。従って、リターンピース53をナット本体4の凹所47に嵌合させ、更に螺子95を用いて固定することにより、かかるリターンピース53をナット本体4に対して精度良く且つ強固に固定することが可能となる。
カバープレート5はナット本体4に対するリターンピース53の固定が終了した後に、かかるリターンピース53を覆うようにしてナット本体4のカバープレート取り付け面44に固定される。このカバープレート5はラビリンスシール7をナット本体4に固定し、ナット本体4とねじ軸1との隙間を密封する目的で使用される。このカバープレート5にはリターンピース53ほどの強度が必要とされないため、リターンピース53を金属製とする場合であっても、合成樹脂から成形すれば充分である。
そして、このように構成される第2実施例のボールねじ装置においても、リターンピース53をナット本体4に形成された凹所47に嵌合させているので、カバープレート5には方向転換路56を形成する必要がなく、カバープレート5そのものは極めて薄く形成することができ、ナット部材3の軸方向の全長を短く抑えることが可能である。また、このボールねじ装置では2条のボール無限循環路が形成されており、ナット本体4には一方の端面に2個、両端面で計4個のリターンピース53を嵌合させる必要がある。前述の第1実施例では一枚のカバープレート5に対して2個のリターンピース53が一体的に形成されているいるため、仮に、ナット本体4に対する凹所47の形成精度が悪いと、一方のリターンピース53のナット本体4に対する位置決め精度が他方のリターンピース53の位置決め精度も悪化させてしまう。しかし、この第2実施例のボールねじ装置によれば、各リターンピース53を個別にナット本体4の凹所47に嵌合させているので、各リターンピース53のナット本体4に対する位置決め精度は互いに独立であり、ナット本体4の凹所47の形成精度にのみ依存してリターンピース53をナット本体4に嵌合させることができる。これにより、一層円滑なボールの無限循環を実現することができるものである。
産業上の利用可能性
以上説明してきたように、本発明のボールねじ装置によれば、ナット本体の凹所に対して前記リターンピースを嵌合させるのみでボールの無限循環路が構成され、しかもリターンピースはナット本体の凹所に収容されて、ナット本体からその軸方向へはみ出すことがないので、カバープレートそれ自体は単なる板状で差し支えなく、ナット本体の両端面にカバープレートを装着してナット部材を構成しても、かかるナット部材の全長は短く抑えることができ、かかるナット部材の小型化を図ることが可能となる。また、ナット本体に嵌合するリターンピースに対しては小型化のための制約を受けることなく方向転換路を自由に形成することができるので、ねじ軸のボール転動溝から離脱したボールをボール戻し穴に対して円滑に導くことができ、ボールを高速で循環させた場合であっても騒音の発生を抑えることが可能となる。従って、本発明のボールねじはテーブル等の可動体の高速送りに最適である。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明を適用したボールねじ装置の第1実施例を示す側面断面図である。
図2は第1実施例に係るボールねじの正面図(一部切欠き断面図)である。
図3は第1実施例に係るナット部材の分解図である。
図4は第1実施例に係るナット本体の正面図である。
図5は図4のV−V線断面図である。
図6は第1実施例に係るカバープレートの側面図である。
図7は図6のVII矢視図である。
図8は図6のVIII矢視図である。
図9は図8のIX−IX線断面図である。
図10は第1実施例に係るリターンピースの側面図(一部切欠き断面図)である。
図11は第1実施例に係るリターンピースの底面図である。
図12はボールがねじ軸のボール転動溝から離脱する様子を順を追って示す図である。
図13は本発明を適用したボールねじ装置の第2実施例に係るナット部材の分解斜視図である。
図14は第2実施例に係るリターンピースの斜視図である。
図15は第2実施例に係るリターンピースの分解斜視図である。
図16は特開平6−201013号公報に開示されるボールねじ装置を示す断面図である。
[符号の説明]
1…ねじ軸、2…ボール、3…ナット部材、4…ナット本体、5…カバープレート、6…パイプ部材、9…第2ピース、10…ボール転動溝、20…スペーサ、42…負荷転動溝、47…凹所、53…リターンピース、54…第1ピース、55…掬い上げ部、56…方向転換路、60…ボール戻し孔
Claims (8)
- 外周面に螺旋状のボール転動溝が形成されたねじ軸と、
このねじ軸が貫通する貫通穴を有して略円筒状に形成されると共に、多数のボールを介して前記ねじ軸に螺合し、内周面には前記ねじ軸のボール転動溝と相対向して螺旋状の負荷ボール通路を構成する螺旋状の負荷転動溝が形成され、更に、内周面には前記負荷転動溝の両端部に対応して凹所が切り欠かれた金属製のナット本体と、
このナット本体に装着されてねじ軸と略平行なボール戻し穴を形成する合成樹脂製のパイプ部材と、
前記ナット本体の凹所に嵌合すると共に、ねじ軸のボール転動溝からボールを離脱させる掬い上げ部、及び離脱したボールを前記ボール戻し穴の入口へ導く方向転換路を備え、前記パイプ部材と協働してボールの無限循環路を形成するリターンピースと、
略ドーナッツ状に形成されると共に前記ナット本体の軸方向の両端面に固定され、かかるナット本体の凹所内に嵌合した前記リターンピースを覆うカバープレートとから構成されていることを特徴とするボールねじ装置。 - 前記方向転換路のねじ軸側の入口領域は、前記ねじ軸のボール転動溝を該ねじ軸の接線方向へ延伸させた方向と合致して開設されていることを特徴とする請求項1記載のボールねじ装置。
- 前記掬い上げ部はナット本体の内周面よりも僅かにねじ軸側へ突出すると共に、前記方向転換路をナット内周面に倣った円弧状に切り欠いて形成されていることを特徴とする請求項2記載のボールねじ装置。
- 前記リターンピースは、方向転換路の中心線を含む曲面により二分された第1ピース及び第2ピースとから構成されていることを特徴とするていることを特徴とする請求項1記載のボールねじ装置。
- 前記掬い上げ部は第1ピースと第2ピースとに二分されており、これらピースを組み合わせることで前記方向転換路のねじ軸側の入口に掬い上げ部が完成することを特徴とする請求項4記載のボールねじ装置。
- 前記掬い上げ部は第1ピース又は第2ピースのいずれか一方に形成されていることを特徴とする請求項4記載のボールねじ装置。
- 前記第1ピースはカバープレートと一体に形成される一方、前記第2ピースは第1ピースに対して固定されることを特徴とする請求項4又は6記載のボールねじ装置。
- 前記方向転換路のボール戻し穴側の縁部には前記パイプ体の端部を嵌合させる環状溝が形成され、前記リターンピースをナット本体の凹所に嵌合させた際に、かかるパイプ体がナット本体に対して位置決め固定されることを特徴とする請求項1記載のボールねじ装置。
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