JP5042921B2 - ボールナット、単軸ロボット、および電子部品移載装置 - Google Patents

ボールナット、単軸ロボット、および電子部品移載装置 Download PDF

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Description

この発明はボールナット、ボールナットを用いた単軸ロボット、および電子部品移載装置に関し、特にボールナット本体とエンドキャップとを備えるボールナット、ボールナットを用いた単軸ロボット、および電子部品移載装置に関する。
図18は、従来のボールねじ軸に挿入されるボールナットの一部断面図である。
図を参照してボールナットは、ボールナット本体220と、その端部に係合するエンドキャップ230とで構成されている。ボールナット本体220は、ボールねじ軸250が挿入される貫通孔224と、それに並行するボール戻し孔221とを有する。
ボールねじ軸250は、外周面に螺旋状の軸側ねじ溝251を有する。また、ボールナット本体220は、貫通孔224の内部面にナット側ねじ溝222を有する。ナット側ねじ溝222と軸側ねじ溝251とは対向して螺旋状ボール転動路を形成している。
エンドキャップ230はボールナット本体220に係合する面にガイド溝231を有する。ガイド溝231は、ガイド溝231に対向するボールナット本体220の平坦面とで、螺旋状ボール転動路とボール戻し孔221とを接続するガイド通路を形成している。
螺旋状ボール転動路、ガイド通路、およびボール戻し孔には、転動体として多数のボールBが転動可能に充填されている。ボールねじ軸250が回転することにより、不図示の回転防止部材により回転が阻止されているボールナットは、ボールの転動を介して直線移動する。
さらに、従来のボールねじ軸に挿入されるボールナットとして下記特許文献1のものがある。下記特許文献1は、送り装置等に用いられるエンドキャップ式のボールねじ装置を開示する。ボールねじ装置は、軸方向に貫通するボール循環穴を有するナット本体と、ナット本体の両端部に固定されるエンドキャップとを備えている。ナット本体の端面側のみにボールのガイド溝が形成されている。エンドキャップのナット本体の端面に対向する側の面は、全周にわたって略同一の形状で構成されている。ガイド溝と略同一の形状の面とでボール循環R部が構成されている。エンドキャップを簡単な構造にすることで、ボールねじ装置の低コスト化および低騒音化を図ることができるとされている。
特開2003−113922号公報
しかしながら上述の従来の技術では、以下の問題がある。
図18に示すように、ボールナット本体220のガイド溝231に対向する面が平坦である場合、ガイド通路の一部の径は、循環するボールの径より大きくなってしまう。循環路(ガイド通路)の径がボール径より大きくなると、ボールを充填させたとき、空間部Vができる。
図19は、図18の技術における問題点を説明するための図である。
図18に示される空間部Vにおいて、ボールBは軌道を外れて循環する可能性がある。例えば、図19に示されるように、ボールBは空間部を図中の下方向に移動してしまうことがある。このため、ボールナットの移動に必要となるトルクの変動が大きくなってしまうという問題がある。また、ボールBが空間部Vを通過するとき、振動や騒音が発生するおそれがある。
また、上記特許文献1の技術を採用すると、ボール循環R部を構成するためナット本体の端面の構造は3次元的な形状となってしまう。これにより、ナット本体の加工が複雑となり加工量が増えてしまう。従って、エンドキャップを簡単な構造にすることで、ボールねじ装置の低コスト化を図ることができるとされているが、実際には加工コストが高くなるという問題点があった。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、ナット本体およびエンドキャップの加工が単純であるため、加工コストを下げることができ、さらに、ボールが循環するとき発生する騒音および振動を低減させることができるボールナット、ボールナットを用いた単軸ロボット、および電子部品移載装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、ボールナットは、ボールねじ軸が挿通される貫通孔を有するボールナット本体と、その両側の端部にそれぞれ係合する2つのエンドキャップと、この2つのエンドキャップの内少なくとも一方とボールナット本体との間に設けられるボールのガイド部材とを備える。ボールナット本体は、貫通孔内周に形成され、ボールねじ軸の外周の螺旋状の第1のねじ溝とで螺旋状ボール転動路を形成する螺旋状の第2のねじ溝と、貫通孔の外においてボールナット本体の一方の端面から他方の端面へボールナット本体を貫通するボール戻し孔とを有する。ボールナット本体と2つのエンドキャップの各々との間において、螺旋状ボール転動路およびボール戻し孔を接続するガイド通路がそれぞれ形成されるとともに、2つのガイド通路の内少なくとも一方が、エンドキャップに設けられる第1のガイド溝と、ガイド部材に設けられる第1のガイド溝と対向する第2のガイド溝とにより形成される。ボールナット本体は、第1のガイド溝に対向する位置に平坦面を備え、ガイド部材は、前記平坦面と前記第1のガイド溝との間に設けられる。ボールナット本体は、第1のガイド溝と対向する位置であって、ボール戻し孔が形成されている場所に近接する位置に凹部が形成され、ガイド部材およびエンドキャップのそれぞれは、凹部に係合する凸部を備える。
この発明によると、ボールナット本体およびエンドキャップの間にガイド部材が設けられることによって、構造上生じる余分な空間を埋めることができる。また、ガイド部材の第2のガイド溝が第1のガイド溝と対向することによって、第1のガイド溝を転動しながら移動する転動体は、軌道を外れることなく移動することができる。転動体が軌道を外れることなく移動することができるため、第1のガイド溝での振動および騒音を低減させることができる。
この発明によると、ボールナット本体の第1のガイド溝に対向する位置の形状は単純なものとなり、ボールナット本体の加工が単純なものとなるため、ボールナットの製造コストを低減することができる。
この発明によると、ボールナット本体の凹部にガイド部材およびエンドキャップの凸部が係合されるため、ボールナット本体に対してのガイド部材およびエンドキャップの位置決めを容易に行うことができる。
好ましくは、エンドキャップは、ガイド部材の位置決めのため位置決め溝を有し、ガイド部材は、位置決め溝に係合する位置決めガイドを有する。
好ましくは、ガイド部材は、金型成型により製造された部材である。
この発明によると、ガイド部材を金型成型することによって、製造コストを低減することができる。
好ましくは、ボールナットは、第1のねじ溝と第2のねじ溝とがそれぞれ2条ねじとして形成され、螺旋状ボール転動路、ボール戻し孔、および2つのガイド通路からなるボール循環路が、独立に2つ形成されるとともに、合計4つのガイド通路の内少なくとも一つが、エンドキャップに設けられる第1のガイド溝と、ガイド部材に設けられ第1のガイド溝と対向する第2のガイド溝とにより形成される。
この発明によると、ボールねじ軸とボールナットとの間に作用する駆動力に基づき、ボールと第1のねじ溝および第2のねじ溝のそれぞれの間で作用する面圧を、1条のものに比べて小さくでき、耐久性を増すことができる。特に、ボールナットの全長を長くしなくても、耐久性を確保したまま、ボールナットのねじ溝のリード角を大きくでき、ボールねじ軸に対するボールナットの所定相対回転当りの、ボールねじ軸に対するボールナットの相対移動量を大きくすることができる。
好ましくは、単軸ロボットは、上述のいずれかのボールナットと、ボールナットにネジ嵌合するボールねじ軸と、ボールねじ軸を少なくとも軸方向に支持するフレームと、フレームにボールねじ軸と平行に配置されるガイドレールと、ガイドレールに沿って摺動可能に支持されるとともに、ボールナットを少なくとも軸方向に支持するスライダと、螺旋状ボール転動路からガイド通路、ボール戻し孔、およびガイド通路を経て再び螺旋状ボール転動路に至るボール循環路に充填される複数のボールと、ボールねじ軸とボールナットの内少なくとも一方を回転駆動する駆動装置とを備える。
この発明によると、ナット本体およびエンドキャップの加工が単純なものとなるため、製造コストを下げることができるボールナットを用いた単軸ロボットを提供することができる。さらに、スライダの移動中ボールが循環し、この循環に伴い発生する騒音およびスライダへ加わる振動を低減させることができる。
好ましくは、電子部品移載装置は、上述の単軸ロボットを備え、部品供給位置の電子部品を吸着する吸着手段をスライダに支持させ、吸着手段により電子部品を所定位置にまで運搬する。
この発明によると、製造コストを下げることができるボールナットを用いた単軸ロボットを使用した電子部品移載装置を提供することができる。さらに、部品供給位置から所定位置までの電子部品の運搬中、振動に起因して吸着手段から電子部品が脱落することを防止できる電子部品移載装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における、ボールナットを用いるボールねじ装置を備えた単軸ロボットの平面図である。
単軸ロボット100は、図1に示すように、縦壁部材105a,105bおよび底部材106で構成される断面がコの字状のフレーム102と、縦壁部材105a,105bに対して移動自在に支持されるスライダ103と、スライダ103を駆動するボールねじ装置110とから構成されている。
フレーム102においては、縦壁部材105a,105bの各端面にスライダ103を摺動可能に支持するガイドレール107a,107bがそれぞれ設けられている。
スライダ103は、ガイドレール107a,107bに接する部分にスライド部材(図示せず)と、上面が被移動部材の取り付け部となるテーブル109aが上面に形成されたブラケット109とを備えて構成されている。
ブラケット109には、ボールねじ装置110のボールナット10が取り付け固定されている。
ボールねじ装置110は、ボールナット10と、後述するボールBを介してボールナットが装着されるボールねじ軸50と、ボールねじ軸50の一端に不図示の出力軸が接続された回転駆動モータ113と、ボールねじ軸50の他端においてボールねじ軸50を回転自在に支持する軸受部材114とを備えている。回転駆動モータ113および軸受部材114は、フレーム102の底部材106に固定されている。ボールねじ軸50とガイドレール107a,107bとは互いに平行とされる。
図2は、図1のボールナットを用いるボールねじ装置110を説明するための分解斜視図であり、図3は、ボールナット本体20の構成を説明するための図であり、図2におけるA−A断面図である。
ボールナット10は、図2に示すように、ボールナット本体20と、その両端部に係合するエンドキャップ30a,30bと、ボールナット本体20およびエンドキャップ30aの間に設けられるガイド部材40a,40bと、ボールナット本体20およびエンドキャップ30bの間に設けられるガイド部材(図示せず)とを備えて構成されている。
ボールねじ軸50は、外周に螺旋状の軸側ねじ溝51を有する。
ボールナット本体20は、図2および図3に示すように、ボールねじ軸50が挿通される貫通孔24と、貫通孔24の側壁に形成された螺旋状のナット側ねじ溝23と、ボール戻し孔21a,21bと、エンドキャップ30aおよびガイド部材40a,40bに対する位置決めを行うためのボールナット係合凹部22a,22bと、エンドキャップ30bおよびガイド部材(図示せず)の位置決めのためのボールナット係合凹部22c,22dと、ボールナット本体20をスライダ103のブラケット109に固着するためのフランジ部25と、フランジ部25に設けられたボルト孔26a,26b,26c,26d(一部図示せず)と、エンドキャップ30aをボールナット本体20に固定するためのねじ孔27a,27b,27c,27d(一部図示せず)と、エンドキャップ30bをボールナット本体20に固定するためのねじ孔(図示せず)とを有する。
ボールナット本体20のエンドキャップ30a,30bのガイド溝に対向する位置は、平坦面である。すなわち、ボールナット本体20の端面28a,28bはそれぞれ加工が容易な平坦面とされ、この端面28a,28bに接合されるエンドキャップ30a,30bの接合面36a,36bは、後述するエンドキャップ係合凸部32a,32bを除き平坦面とされる。
ボールナット係合凹部22a,22bは、エンドキャップ30aと対向する位置であって、ボールナット本体20を貫通し端面28a,28bにそれぞれ開口するボール戻し孔21a,21bの端面28a側の口元に形成されている。ボールナット係合凹部22c,22dは、エンドキャップ30bと対向する位置であって、ボール戻し孔21a,21bの端面28b側の口元に形成されている。
ボールナット本体20は、フランジ部25のボルト孔26a,26b,26c,26d(一部図示せず)に挿入されるねじ等でブラケット109に固定されている。
ナット側ねじ溝23は、軸側ねじ溝51に対向して螺旋状ボール転動路を形成している。なお、この螺旋状ボール転動路は2条螺旋として形成され、一方がボール戻し孔21aと連携して第1のボール循環路を形成し、他方がボール戻し孔21bと連携して独立の第2のボール循環路を形成する。
図4は、エンドキャップをボールナット本体と係合する面から見た斜視図である。
エンドキャップ30aは、ボールネジ軸50が挿通される貫通孔37と、接合面36a,36bにおいて貫通孔37から外周部にかけて形成されるガイド溝31a,31bと、ガイド溝31a,31bの外周側の端部に設けられたエンドキャップ係合凸部32a,32bと、ガイド部材40a,40bの位置決めのための位置決め溝35a,35bと、エンドキャップ30aをボールナット本体20に固定するためのねじ孔34a,34b,34c,34dとを有する。
ガイド溝31a,31bは、各螺旋状ボール転動路とボール戻し孔21a,21bとをそれぞれ独立に接続するよう形成されている。
エンドキャップ係合凸部32a,32bは、ボールナット本体20のボールナット係合凹部22a,22bに係合するよう形成されている。
エンドキャップ30aは、ねじ孔34a,34b,34c,34dおよびボールナット本体20のねじ孔27a,27b,27c,27d(一部図示せず)に挿入されるねじ等で、ボールナット本体20の端部に固定されている。
エンドキャップ30bも同様の構成であるため、ここでの説明を繰り返さない。
図5は、ガイド部材の斜視図であり、図6は、ガイド部材の背面図であり、図7は、ガイド部材の平面図であり、図8は、ガイド部材の側面図である。
ガイド部材40aは、図5〜8に示すように、エンドキャップ30aのガイド溝31aに対向するボール搬送溝41と、ボールナット本体20に対する位置決めのためのガイド部材凸部42と、エンドキャップ30aに対する位置決めのための位置決めガイド43と、ボールねじ軸50の外形との干渉を避ける凹状の湾曲を備えた湾曲部44と、螺旋状ボール転動路から転動するボールを掬い上げる掬い上げ部45とを備えている。
ボール搬送溝41は、図5に示すように、転動するボールに沿う形状に形成されている。
ガイド部材凸部42は、ボールナット本体20のボールナット係合凹部22a,22b,22c,22dに係合するよう形成されている。
位置決めガイド43は、エンドキャップ30a,30bの位置決め溝35a,35bに係合するように形成されている。
図9は、ボールねじ装置を説明するための、ボールナットを仮組みした状態における図4のB−B断面図である。
ガイド部材40aは、図9に示すように、ボールナット本体20の平坦面F(端面28a)とエンドキャップ30aの接合面36aに形成されるガイド溝31aとの間に設けられる。ガイド部材40aは、ガイド溝31aに生じる空間を埋めるように配置され、ガイド溝31aとともにガイド通路を形成している。また、ガイド部材40aは、金型成型により製造されている。
ガイド通路は、螺旋状ボール転動路およびボール戻し孔21aに接続されている。
ガイド部材40b、およびボールナット本体20とエンドキャップ30bとの間に設けられるガイド部材(図示せず)も同様の構成であるため、説明を繰返さない。以上により、2条螺旋の内一方の螺旋状ボール転動路からエンドキャップ30a側のガイド通路、ボール戻し孔21a、エンドキャップ30b側のガイド通路を経て再び一方の螺旋状ボール転動路に至る第1のボール循環路と、2条螺旋の内他方の螺旋状ボール転動路からエンドキャップ30a側のガイド通路、ボール戻し孔21b、エンドキャップ30b側のガイド通路を経て再び他方の螺旋状ボール転動路に至る第2のボール循環路とが形成される。
図10は、図9において、ボール循環路のボールBを充填した状態のボールねじ装置を、螺旋状ボール転動路中のボールを図示しないで示す図である。
ボールナット10は、第1および第2のボール循環路に多数のボールが転動可能に充填されている。転動体としてのボールBは、ボールねじ軸50の回転により、螺旋状ボール転動路、ボール戻し孔21a,21bおよびガイド通路からなるボール循環路を転動しながら移動する。螺旋状ボール転動路のボールBの転動を介して、ボールナット10は直線移動する。すなわち、この実施の形態において図10に示す通り、螺旋状ボール転動路は右ネジとして形成されており、ボールねじ軸50を図の下方から見て右回転させるとボールBは、第1のボール循環路ではボール戻し孔21aを、第2のボール循環路ではボール戻し孔21bを、それぞれ下方に移動する形で循環するとともに、ボールナット10は図の下方に移動する。
(第1の実施の形態における効果)
ボールねじ軸50の回転によりボールBが、螺旋状ボール転動路の一方側端からボールナット本体20の一方側の端面とエンドキャップとの間のガイド通路へ押し出され、第1のボール循環路ではボール戻し孔21a、さらにはボールナット本体20の他方側の端面とエンドキャップとの間のガイド通路に充填され、螺旋状ボール転動路の他方側端から螺旋状ボール転動路内に押し込まれる。ボールナット本体の平坦部とガイド溝31aとの間に隙間があると、ボールBの循環において図18の状態ではなく図19の状態が発生する。図19の状態では押し出されるボールBは、この隙間部でガイド溝31aに沿った状態からボールナット本体20の端面側に不規則且つ衝撃的に移動し、振動や音を立てることになる。特に、ボールBが押し出されて来る螺旋状ボール転動路端に近い側において、ボールB相互の押圧力は、遠い側に比べて摩擦の影響が少なく大きいので、振動や音が大きくなる。
本実施の形態では、ボールナット本体の平坦部とガイド溝31aとの間に生
じる隙間をガイド部材40aにより埋めることができる。
これにより、ガイド溝31aを転動しながら移動するボールは、軌道を外れることなく移動することができる。ボールが軌道を外れることなく移動することで、ボールねじ装置の駆動のためのトルク変動が少なくなる。また、ガイド溝31aでの振動および騒音を低減させることができる。本実施の形態では、ガイド部材はボールナット本体20とエンドキャップ30a,30bとの両方の間に配置されているので、ボールネジ軸50をいずれの方向に回転させる場合にも、ガイド溝31aでの振動および騒音を効果的に低減させることができる。
さらに、ボールねじ軸50とボールナット10との間に作用する駆動力に基づき、ボールBとねじ溝23およびねじ溝51のそれぞれの間で作用する面圧を、1条のものに比べて小さくでき、耐久性を増すことができる。特に、ボールナット本体20の全長を長くしなくても、耐久性を確保したまま、ねじ溝23、ねじ溝51のリード角を大きくでき、ボールねじ軸50に対するボールナット10の所定相対回転当りの、ボールねじ軸50に対するボールナット10の相対移動量を大きくすることができる。
また、このように構成されたボールねじ装置110を用いた単軸ロボット100によれば、動作時の振動が小さくなるため高い精度で位置決めを行なうことができる。また、動作時の騒音が小さいボールねじ装置110を使用していることから、単軸ロボット100の動作音は小さいものとなる。また、スライダ109に取り付けられる被移動物への振動の影響を小さくできる。
(第2の実施の形態)
上述の第1の実施の形態では、ガイド部材としてガイド部材係合凸部を有するガイド部材を用いることとしたが、第2の実施の形態におけるボールナットにおいては、ガイド部材係合凸部を有しないガイド部材が用いられる。
図11は、第2の実施の形態における、ガイド部材係合凸部を有しないガイド部材140を配置したボールナットの断面図であり、図9に対応する図である。
ボールナット10は、ボールナット本体120と、その端部に係合するエンドキャップ130と、ボールナット本体120およびエンドキャップ130との間に設けられるガイド部材140とを備えて構成されている。
ボールナット本体120は、ボールねじ軸50が挿通される貫通孔124と、貫通孔124において螺旋状のナット側ねじ溝123と、ボール戻し孔121と、ボールナット10をブラケット(図示せず)に取付けるためのフランジ部(図示せず)と、フランジ部(図示せず)に設けられたボルト孔(図示せず)と、エンドキャップ130をボールナット本体120に固定するためのねじ孔(図示せず)とを有する。
エンドキャップ130は、ボールネジ軸50が挿通される不図示の貫通孔と、ガイド溝131と、エンドキャップ130をボールナット本体120に固定するためのボルト挿入孔(図示せず)とを有する。
ボールナット本体120の両端面は加工し易い平坦面Fとなっており、ガイド部材140はこの平坦面に対向している。
図12は、図11のガイド部材140の平面図であり、図13は、各部品を組合わせた状態における図12のC−C断面図である。
エンドキャップ130は、ボルト挿入孔およびボールナット本体120のねじ孔に挿入されるボルトでボールナット本体120の端部に固定されている。
ガイド部材140は、図12に示すように、ガイド溝131と対向するボール搬送溝141と、エンドキャップ130に対する位置決めのための位置決めガイド143と、ボールねじ軸50の外形との干渉を避ける凹状の湾曲を備えた湾曲部144と、螺旋状ボール転動路から転動するボールを掬い上げる掬い上げ部145とを備えている。
ボール搬送溝141は、ガイド溝131に沿う形状に形成されている。
位置決めガイド143は、図13に示すように、エンドキャップ130の位置決め溝135で、エンドキャップ130に小ねじ147で固定するように構成されている。これにより、エンドキャップ130にガイド部材140は固定される。この場合もガイド部材140は、エンドキャップ130とボールナット本体120との間に設けられることとなる。
図14、および図15は、図13の構成の変形例を示す図である。
ガイド部材140は、エンドキャップ130の位置決め溝135で、ボールナット本体120にねじ147で固定されるように構成されていてもよい。
図15は、エンドキャップ130を取り外した状態におけるボールナット本体120のエンドキャップに対向する面の平面図である。
図中123a,123bは、貫通孔124の内周に形成される2条のナット側ねじ溝の、ボールナット本体120端面へのそれぞれの露出部であり、121a,121bはそれぞれボール戻し孔となる。
ガイド部材140a,140bは、図14に示す構成を有し、エンドキャップに形成されたガイド溝と対向することで、ガイド通路を形成する。
(第3の実施の形態)
図16は、上述の実施の形態で示したボールねじ装置10を用いる電子部品移載装置の一例である表面実装機81の平面図である。
表面実装機81は、基台82と、基台82の上にX方向に延びるように設けられたコンベア83と、基台82のY方向の端部に装着された多数のテープフィーダ84と、テープフィーダ84の電子部品(図示せず。部品供給位置の電子部品に相当)を、コンベア83上のプリント配線板85上の所定位置に実装(運搬)するための電子部品移動ロボット86などを備えている。
電子部品移動ロボット86は、図1に示した単軸ロボット100と同じ構造の単軸ロボット100を3台装備している。それら単軸ロボット100は、Y方向駆動装置87A,87B、およびX方向駆動装置90として動作する。電子部品移動ロボット86は、Y方向に延びるように形成されて基台82のX方向の両端部にコンベア83を跨いで設けられた一対のY方向駆動装置87A,87Bと、Y方向駆動装置87A,87B同士の間に横架された支持部材88と、支持部材88にX方向へ移動可能に支持されたヘッドユニット89と、ヘッドユニット89をX方向に移動させるX方向駆動装置90と、ヘッドユニット89に昇降可能かつ上下方向の軸線回りに回転可能に設けられ、下端部に吸着ノズル(図示せず)を有する複数の吸着ヘッド91とから構成されている。
Y方向駆動装置87A,87Bはそれぞれ、基台82に両端部が固着されるコ状形状のフレームの上面に、回転自在に支持されたボールねじ軸50と、ボールねじ軸50と平行にフレームの上面に固定されたガイドレール94と、ボールねじ軸50に螺合するとともに支持部材88の両端部に固定されたボールナット10と、ボールねじ軸50を回転させるモータ92などによって構成されている。X方向駆動装置90は、支持部材88に回転自在に支持されたボールねじ軸50と、ボールねじ軸50に螺合するとともにヘッドユニット89に固定されたボールナット10と、ボールねじ軸50を回転させるモータ93と、ボールねじ軸50と平行に支持部材88の側面に固定されたガイドレール95などによって構成されている。
(第3の実施の形態における効果)
このように構成された電子部品移動ロボット86を備えた電子部品移載装置の一例である表面実装機81によると、動作時の振動が小さいボールねじ装置110を有するY方向駆動装置87A,87BとX方向駆動装置90とによってヘッドユニット89が駆動される。これにより、ヘッドユニット89の移動中ボールねじ装置110に起因する振動は小さく、ヘッドユニット89の停止後まで振動が残ることは無く、吸着ヘッド91により電子部品をプリント配線板85に高い精度で位置決めして実装することができる。また、表面実装機81は、動作時の騒音が小さいボールねじ装置110を使用しているので、ヘッドユニット89の移動中動作音が小さいものとなる。さらに、電子部品を運搬中、振動が原因となって不図示の吸着ノズルから電子部品が脱落することもない。
(第4の実施の形態)
図17は、上述の実施の形態で示したボールねじ装置110を用いる電子部品移載装置の他の一例であるICハンドラーの平面図である。
ICハンドラー200は、基台202の一端部(所定位置)に設けられた検査用ソケット203と、基台202に設けられた4台のパレット用昇降テーブル204,205,206,207と、昇降テーブル204,205,206,207および検査用ソケット203の間に設けられた部品認識カメラ208と、パレット用昇降テーブル上のパレット209および検査用ソケット203の間で電子部品を移動させるための電子部品移動ロボット210と、パレット用昇降テーブル間でパレット209を移動させるための吸着式パレット移載装置211とを備えている。
検査用ソケット203は、電子部品(図示せず)に対して電気的な検査を行うためのもので、電子部品が一つ装填されるように構成されている。
パレット用昇降テーブル204は未検査の電子部品用、パレット用昇降テーブル205は検査済みで検査結果良の電子部品用、パレット用昇降テーブル206は検査済みで検査結果不良の電子部品用、パレット用昇降テーブル207は空のパレット用であり、それぞれ多数の電子部品を収納した、あるいは収納可能な複数のパレット209を上下方向に重ねた状態で支持するとともに、これらのパレット209を昇降させることができるように構成されている。パレット用昇降テーブル204のパレット209に収納されている電子部品は、本発明の部品供給位置の電子部品に相当する。
部品認識カメラ208は、電子部品を下方から撮像し、後述する電子部品移動ロボット210の吸着ノズル(図示せず)に対する電子部品の位置を画像処理によって検出するためのものである。
電子部品移動ロボット210は、図1に示した単軸ロボット100と同じ構造の単軸ロボット100を3台装備し、パレット移載装置211は、単軸ロボット100を2台装備している。電子部品移動ロボット210は、基台202上にY方向に延びるように設けられた一対のY方向駆動装置212(不図示のガイドレールを有する単軸ロボットに相当)と、Y方向駆動装置212同士の間に横架された支持部材213と、支持部材213にX方向へ移動可能に支持されたヘッドユニット214(スライダに相当)と、ヘッドユニット214をX方向に移動させるX方向駆動装置215(不図示のガイドレールを有する単軸ロボットに相当)と、ヘッドユニット214に昇降可能かつ上下方向の軸線回りに回転可能に設けられ、下端部に吸着ノズル(図示せず。吸着手段に相当)を有する吸着ヘッド216とから構成されている。
パレット移載装置211は、一対のY方向駆動装置217(単軸ロボット)と、これらのY方向駆動装置217間に横架された支持部材218と、支持部材218に昇降可能に設けられるとともに下端部に吸着ノズル(図示せず)が設けられたパレット用吸着ヘッド219などによって構成されている。
この実施の形態においては、Y方向駆動装置212とX方向駆動装置210とに本発明に係るボールねじ装置110が装備されており、ICハンドラーが構成されている。
(第4の実施の形態における効果)
このように構成された電子部品移動ロボット210を備えたICハンドラー200によれば、動作時の振動が小さいボールねじ装置を有するY方向駆動装置212とX方向駆動装置210を備える電子部品移動ロボット210によってヘッドユニットが駆動されるので、電子部品を検査用ソケット207に高い精度で位置決めし、装着することができる。同様検査が済む毎に検査済み電子部品を、検査結果に基づき安定して検査結果良の電子部品用の昇降テーブル205、あるいは検査結果不良の電子部品用の昇降テーブル206のパレット209上に収めることができる。また、電子部品移動ロボット210は吸着ヘッド216により、パレット用昇降テーブル204のパレット209から、未検査の電子部品用を精度良く吸着することができる。また、ICハンドラー200は、動作時の騒音が小さいボールねじ装置110を使用しているので、電子部品を移動させるときの動作音が小さいものとなる。さらに、未検査あるいは検査済みの電子部品を運搬中、振動が原因となって吸着ノズル216から電子部品が脱落することもない。
なお、パレット移載装置211は、電子部品移動ロボット210との干渉を避けるべく、検査中に昇降テーブル207の空パレット209を昇降テーブル205あるいは206へ移動し、空となった昇降テーブル204のパレット209を昇降テーブル207へ移動する。このパレット209の移動は時間的に余裕がありゆっくりなので、パレット移載装置211のY方向駆動装置217は、動作時の振動が小さいボールねじ装置を有するものでなくても良い。
[その他]
上記実施の形態では、ボールナット本体のエンドキャップのガイド溝に対向する位置がボールナット係合凹部を除き平坦面であるボールナットについて説明したが、本発明はこの平坦面と凹部を組み合わせたものに限るものではない。例えば、ボールナット本体のエンドキャップのガイド溝に対向する位置が、全て平坦面、または凹部で構成されてもよい。平坦面の加工は最も加工を簡単化でき、凹部の加工も凸部を形成するものに比べ加工を簡単化することができる。
また、上記実施の形態では、ガイド部材が金型成型により製造された部材であるボールナットについて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、ガイド部材の成型方法は、切削加工などであってもよい。
また、上記実施の形態では、ガイド部材が位置決めガイドを備えたボールナットについて説明したが、ガイド部材は位置決めガイドを備えなくてもよい。
また、上記実施の形態では、螺旋状ボール転動路を右ネジとして形成しているが、螺旋状ボール転動路を左ネジとして形成しても良い。
また、上記実施の形態では、螺旋状ボール転動路は2条螺旋として形成しているが、1条螺旋としても良い。その場合、ボール戻し孔は一つで良く、ボール転動路、ボール循環路は一つとなる。
また、上記実施の形態の単軸ロボット100では、図1に示すようにボールねじ軸50は、軸受部材114により軸方向には固定されるが回転可能にフレーム102に固定される。ボールねじ軸50にねじ嵌合するボールナット10は、スライダ103に固定される。フレーム102に固定される回転駆動モータ113の出力軸がボールねじ軸50に接続されている。これと異なり、ボールねじ軸50がフレーム102に軸方向にも回転方向にも固定され、ボールねじ軸50にねじ嵌合するボールナット10が、スライダ103に固定される中空モータで駆動されるようにしても良い。中空モータの出力軸は、ボールねじ軸50が貫通する中空軸である。この出力軸がボールナット10と接続されて、ボールナットを回転することでスライダ103が移動する。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける、ボールナットを用いるボールねじ装置を備えた単軸ロボットの平面図である。 図1のボールナットを用いるボールねじ装置110を説明するための分解斜視図である。 ボールナット本体20の構成を説明するための図であり、図2におけるA−A断面図である。 エンドキャップをボールナット本体と係合する面から見た斜視図である。 ガイド部材の斜視図である。 ガイド部材の背面図である。 ガイド部材の平面図である。 ガイド部材の側面図である。 ボールねじ装置を説明するための、ボールナットを仮組みした状態における図4のB−B断面図である。 図9において、ボール循環路の一部にボールを充填した状態を示す図である。 第2の実施の形態における、ガイド部材凸部を有しないガイド部材140を配置したボールナットの断面図であり、図9に対応する図である。 図11のガイド部材140の平面図である。 各部品を組合わせた状態における図12のC−C断面図である。 図13の構成の変形例を示す図である。 図13の構成の変形例を示す図である。 上述の実施の形態で示したボールねじ装置10を用いる電子部品移載装置の一例である表面実装機81の平面図である。 上述の実施の形態で示したボールねじ装置110を用いる電子部品移載装置の他の一例であるICハンドラーの平面図である。 従来のボールねじ軸に挿入されるボールナットの一部断面図である。 図18の技術における問題点を説明するための図である。
符号の説明
10 ボールナット
20 ボールナット本体
21a,21b ボール戻し孔
22a,22b,22c,22d ボールナット係合凹部
23 ナット側ねじ溝
24 貫通孔
25 フランジ部
26a,26b,26c,26d ボルト孔
27a,27b,27c,27d ねじ孔
30a,30b エンドキャップ
31a,31b ガイド溝
32a,32b エンドキャップ係合凸部
34a,34b,34c,34d ねじ孔
35a,35b 位置決め溝
40a,40b ガイド部材
41 ボール搬送溝
42 ガイド部材凸部
43 位置決めガイド
44 湾曲部
45 掬い上げ部
50 ボールねじ軸
51 軸側ねじ溝
100 単軸ロボット
110 ボールねじ装置
F 平坦面

Claims (6)

  1. ボールねじ軸が挿通される貫通孔を有するボールナット本体と、その両側の端部にそれぞれ係合する2つのエンドキャップと、この2つのエンドキャップの内少なくとも一方と前記ボールナット本体との間に設けられるボールのガイド部材とを備えたボールナットであって、
    前記ボールナット本体は、
    前記貫通孔内周に形成され、前記ボールねじ軸の外周の螺旋状の第1のねじ溝とで螺旋状ボール転動路を形成する螺旋状の第2のねじ溝と、
    前記貫通孔の外において前記ボールナット本体の一方の端面から他方の端面へボールナット本体を貫通するボール戻し孔とを有し、
    前記ボールナット本体と前記2つのエンドキャップの各々との間において、前記螺旋状ボール転動路および前記ボール戻し孔を接続するガイド通路がそれぞれ形成されるとともに、
    前記2つのガイド通路の内少なくとも一方が、前記エンドキャップに設けられる第1のガイド溝と、前記ガイド部材に設けられる前記第1のガイド溝と対向する第2のガイド溝とにより形成され
    前記ボールナット本体は、前記第1のガイド溝に対向する位置に平坦面を備え、
    前記ガイド部材は、前記平坦面と前記第1のガイド溝との間に設けられ、
    前記ボールナット本体は、前記第1のガイド溝と対向する位置であって、前記ボール戻し孔が形成されている場所に近接する位置に凹部が形成され、
    前記ガイド部材および前記エンドキャップのそれぞれは、前記凹部に係合する凸部を備える、ボールナット。
  2. 前記エンドキャップは、前記ガイド部材の位置決めのため位置決め溝を有し、
    前記ガイド部材は、前記位置決め溝に係合する位置決めガイドを有する、請求項1に記載のボールナット。
  3. 前記ガイド部材は、金型成型により製造された部材である、請求項1または2に記載のボールナット。
  4. 前記第1のねじ溝と前記第2のねじ溝とがそれぞれ2条ねじとして形成され、
    前記螺旋状ボール転動路、前記ボール戻し孔、および前記2つのガイド通路からなるボール循環路が、独立に2つ形成されるとともに、合計4つのガイド通路の内少なくとも一つが、前記エンドキャップに設けられる第1のガイド溝と、前記ガイド部材に設けられ前記第1のガイド溝と対向する第2のガイド溝とにより形成された、請求項1からのいずれかに記載のボールナット。
  5. 請求項1からのいずれかに記載のボールナットと、
    前記ボールナットにネジ嵌合するボールねじ軸と、
    前記ボールねじ軸を少なくとも軸方向に支持するフレームと、
    前記フレームにボールねじ軸と平行に配置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って摺動可能に支持されるとともに、前記ボールナットを少なくとも軸方向に支持するスライダと、
    前記螺旋状ボール転動路から前記ガイド通路、前記ボール戻し孔、および前記ガイド通路を経て再び前記螺旋状ボール転動路に至るボール循環路に充填される複数のボールと、
    前記ボールねじ軸と前記ボールナットの内少なくとも一方を回転駆動する駆動装置とを備えた、単軸ロボット。
  6. 請求項に記載の単軸ロボットを備え、部品供給位置の電子部品を吸着する吸着手段を前記スライダに支持させ、前記吸着手段により前記電子部品を所定位置にまで運搬するようにした、電子部品移載装置。
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