JP4743163B2 - 電子部品搭載装置および搭載ヘッド - Google Patents

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本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品搭載装置およびこの電子部品搭載装置に用いられる搭載ヘッドに関するものである。
電子部品搭載装置では、電子部品を収納するテープフィーダなどの複数のパーツフィーダが並設された部品供給部から、搭載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板上に移送搭載する実装動作が繰り返し行われる。近年実装効率向上の要請から、同一動作によって複数の電子部品を同時吸着することができるよう、複数の吸着ノズルを備えた多連型の搭載ヘッドが用いられる場合が多い(特許文献1,2参照)。各吸着ノズルは搭載ヘッドに備えられた昇降機構および軸回転機構によって個別に動作可能となっており、これらの特許文献例に示す先行技術においては、いずれも複数の吸着ノズルを1直線上に配列した構成となっている。そしてここに示す例では、機構の簡略化やコンパクト化を目的として、1つのモータで同一ノズル列上に配置された複数のノズル軸をベルトを介して回転駆動する構成が採用されている。このベルト駆動機構においては、ノズル軸に回転を伝達するための伝動プーリに加えて、ベルトをノズル軸を周回させて掛け廻すためのアイドラを伝動プーリと交互に配置し、1つのベルトを複数のノズル軸に対して千鳥掛け状に調帯するようにしている。そして1つのノズル軸にはそれぞれ伝動プーリとアイドラとがそれぞれ上下位置に対をなして装着されており、複数のノズル軸全体としては、2本のベルトによって回転駆動される。
特開平8−316698号公報 特開平8−330791号公報
近年電子機器の微細化が進展するとともに、電子部品の実装分野においても高い実装位置精度が求められるようになってきている。このため電子部品の実装に用いられる搭載ヘッドにおいても、吸着ノズルのノズル先端部の位置精度を確保することが必要となっている。しかしながら、上述構成のベルト駆動機構を備えた搭載ヘッドにおいては、ベルトの張力がノズル軸に及ぼす横方向の力によってノズル軸に僅かな傾斜が発生し、この傾斜によるノズル先端部の位置ずれが無視出来ないようになってきている。
特に同一のノズル軸において伝動プーリとアイドラにベルトの張力によって作用する力が同一方向に重なるような場合にはこの影響はさらに大きくなり、ノズル先端の位置誤差が大きくなる。このように、従来の電子部品実装用の搭載ヘッドにおいては、複数のノズルユニットを同一ノズル列上に配列し、同一のモータによって複数のノズル軸を回転駆動する構成を採用した場合に、ベルトの張力に起因してノズル先端部の位置精度が低下するという課題があった。
そこで本発明は、複数のノズルユニットを同一ノズル列上に配列し、同一のモータによって複数のノズル軸を回転駆動する構成においてもノズル先端部の位置精度を確保することができる電子部品搭載装置および搭載ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の電子部品搭載装置は、部品供給部に並設された複数のパーツフィーダから取り出した電子部品を基板に移送搭載する電子部品搭載装置であって、部品供給部から前記電子部品を吸着して取り出す搭載ヘッドと、前記搭載ヘッドを前記部品供給部と基板との間で水平移動させるヘッド移動機構とを備え、前記搭載ヘッドは、垂直な軸部材の下端部に装着された吸着ノズルによって前記電子部品を保持し所定の配列ピッチで前記パーツフィーダの並設方向に直列に配列された複数のノズルユニットと、前記軸部材を垂直姿勢で軸支する軸受け部と、前記軸部材に設定された第1のプーリ位置およびこの第1のプーリ位置よりも下方に設定された第2のプーリ位置にそれぞれ装着され、相隣接する軸部材との関係においては上下位置が逆に配置された伝動プーリおよびアイドラと、第1のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第1のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第1の駆動ベルトと、第2のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第2のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第2の駆動ベルトとを備え、それぞれの前記各軸部材において、第1の駆動ベルトの張力によって一の軸部材に作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルトの張力によって当該一の軸部材に作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるように、前記複数のノズルユニットに対して第1のモータおよび第2のモータを配置し、さらに前記ノズルユニットの配列方向と直交する方向に設定されるヘッド中心線に関して、前記第1の駆動ベルトと第2の駆動ベルトの調帯形態が平面視して線対称となるように、前記第1のモータおよび第2のモータが配置されている
本発明の搭載ヘッドは、電子部品搭載装置において部品供給部に並設された複数のパーツフィーダから電子部品を取り出して基板に移送搭載する搭載ヘッドであって、垂直な軸部材の下端部に装着された吸着ノズルによって前記電子部品を保持し所定の配列ピッチで前記パーツフィーダの並設方向に直列に配列された複数のノズルユニットと、前記軸部材を垂直姿勢で軸支する軸受け部と、前記軸部材に設定された第1のプーリ位置およびこの
第1のプーリ位置よりも下方に設定された第2のプーリ位置にそれぞれ装着され、相隣接する軸部材との関係においては上下位置が逆に配置された伝動プーリおよびアイドラと、第1のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第1のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第1の駆動ベルトと、第2のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第2のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第2の駆動ベルトとを備え、それぞれの前記各軸部材において、第1の駆動ベルトの張力によって一の軸部材に作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルトの張力によって当該一の軸部材に作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるように、前記複数のノズルユニットに対して第1のモータおよび第2のモータを配置し、さらに前記ノズルユニットの配列方向と直交する方向に設定されるヘッド中心線に関して、前記第1の駆動ベルトと第2の駆動ベルトの調帯形態が平面視して線対称となるように、前記第1のモータおよび第2のモータが配置されている
本発明によれば、直列に配列された複数のノズルユニットの各軸部材において、第1の駆動ベルトの張力によって作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルトの張力によって作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるように、前記複数のノズルユニットに対して第1のモータおよび第2のモータを配置することにより、複数のノズルユニットを同一ノズル列に配列し、同一のモータによって複数のノズル軸を回転駆動する構成においてもノズル先端部の位置精度を確保することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における搭載ヘッドの正面図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における吸着ノズルユニットの構造説明図、図4は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における搭載ヘッドの軸部材のプーリ配列の説明図、図5、図7は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の搭載ヘッドにおけるベルト調帯形態の説明図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における搭載ヘッドの軸部材に作用するベルト張力の作用状態の説明図である。
まず図1を参照して、電子部品搭載装置の構造を説明する。図1において、基台1上に
はX方向に搬送路2が配設されている。搬送路2は電子部品が実装される基板3を搬送し、搬送路2上に設定された実装位置において基板3を位置決めする。搬送路2は、基板3を位置決めする基板位置決め部となっている。搬送路2の両側には部品供給部4が設けられており、部品供給部4には複数のパーツフィーダであるテープフィーダ5が所定配列ピッチで並設されている。テープフィーダ5は電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、電子部品を以下に説明する搭載ヘッドによる取り出し位置に供給する。
基台1のX方向の一端部にはY軸移動テーブル6がY方向に水平に配設されており、Y軸移動テーブル6にはX軸移動テーブル7が片持ち支持されている。さらにX軸移動テーブル7には、電子部品を吸着して保持する搭載ヘッド8が装着されている。Y軸移動テーブル6およびX軸移動テーブル7を駆動することにより、搭載ヘッド8はXY方向に移動し、部品供給部4に配列されたテープフィーダ5から取り出した電子部品を基板3に移送搭載する。Y軸移動テーブル6およびX軸移動テーブル7は、搭載ヘッド8を部品供給部4と基板3との間で水平移動させるヘッド移動機構を構成する。部品供給部4と搬送路2との間には部品認識装置10が配設されており、部品供給部4から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が部品認識装置10の上方を移動する際に、部品認識装置10は搭載ヘッド8に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。
次に図2を参照して搭載ヘッド8の構成を説明する。搭載ヘッド8は複数(ここでは4個)のノズルユニット9を、部品供給部4におけるテープフィーダ5の並設ピッチでX方向に直列に配列した構成の多連型ヘッドであり、ベースプレート11を介してX軸移動テーブル7に装着される。ベースプレート11の下端部には軸受ブロック12が結合されており、軸受ブロック12には軸受ブロック12を上下に挿通する軸部材13A、13Bが垂直姿勢で軸支されている。軸受けブロック12は、軸部材13A、13Bを垂直姿勢で軸支する軸受け部となっている。
軸部材13A、13Bは交互に1つ飛びで配列されており、それぞれ第1のモータ18A、第2のモータ18Bによって、第1の駆動ベルト19A、第2の駆動ベルト19Bを介して回転駆動され、これにより電子部品のノズル軸廻りの回転位置決めが行われる。さらに軸部材13A、13Bの上端部は、各軸毎に個別に設けられた昇降駆動機構14に結合されており、各昇降駆動機構14はそれぞれ個別のZ軸モータ15によって駆動される。Z軸モータ15を個別に駆動することにより軸部材13A、13Bは個別に昇降し、これにより部品移載動作時における昇降動作が行われる。
軸部材13A、13Bの下端部にはノズル装着部16が設けられており、ノズル装着部16には電子部品に当接して吸着保持する吸着ノズル17が交換自在に装着されている。すなわち、搭載ヘッド8は、垂直な軸部材13の下端部に装着された吸着ノズル17によって電子部品を保持し、所定の配列ピッチでテープフィーダ5の並設方向に直列に配列された複数のノズルユニット9を備えた構成となっている。
次に図3を参照して、軸部材13A、13Bの軸支持構造および回転駆動形態について説明する。図3は軸部材13Bを軸支持する軸受ブロック12の断面構造および軸部材13Bへの回転伝達機構を示しており、軸部材13Aにおいては、伝動プーリ22およびアイドラ20の上下位置関係のみが異なる。軸部材13Bは、軸受ブロック12を垂直に貫通して設けられた軸孔12a内を挿通するスリーブ部材12cを介して、軸受けブロック12に保持されている。軸部材13Bはスリーブ部材12cに対して上下のスライドが許容されており、この状態でスリーブ部材12cから軸部材13Bへの回転伝達が行えるようになっている。軸孔12aの上下両端部には、スリーブ部材12cによって上下位置が保持されながらスリーブ部材12cを軸支するベアリング12bが嵌着されている。すな
わち、スリーブ部材12cを挿通する軸部材13Bは、上下2つのベアリング12bによってスリーブ部材12cを介して回転自在に軸支されている。
スリーブ部材12cが軸受けブロック12から上方に延出した部分には、軸受ブロック12の上方に位置して伝動プーリ22およびアイドラ20が装着されている。伝動プーリ22は第2のモータ18Bの回転を第2の駆動ベルト19Bを介してスリーブ部材12cに伝達し、これにより軸部材13Bはスリーブ部材12cとともに回転する。このとき軸部材13Bの上下動を許容しながら回転伝達が行えるようになっている。アイドラ20は隣接する軸部材13Aに回転を伝達するための第1の駆動ベルト19Aを導く機能を有するものであり、ベアリング21を介してスリーブ部材12cに回転自在に装着されている。
次に図4を参照して、軸部材13A、13Bにおけるアイドラ20、伝動プーリ22の配列について説明する。搭載ヘッド8を構成する4つのノズルユニット9の軸部材うち、2つは軸部材13A、他の2つは軸部材13Bとなっており、図4に示すように、軸部材13A、13Bは1つ飛びに配列されている。軸部材13A、13Bには、軸受けブロック12の上方に位置して第1のプーリ位置P1が設定され、さらに第1のプーリ位置P1よりも下方に第2のプーリ位置P2が設定されている。
1つの軸部材において第1のプーリ位置P1、第2のプーリ位置P2には、アイドラ20、伝動プーリ22が1対で装着される。ここでアイドラ20、伝動プーリ22の装着位置は、軸部材13Aにおいては伝動プーリ22がアイドラ20の上方に位置し、軸部材13Bにおいては伝動プーリ22がアイドラ20の下方に位置する配置となっている。すなわちアイドラ20、伝動プーリ22は、相隣接する軸部材との関係においては、上下位置が逆に配置されている。
図5は、第1のプーリ位置P1、第2のプーリ位置P2における第1の駆動ベルト19A、第2の駆動ベルト19Bの調帯形態を示している。第1の駆動ベルト19Aは、第1のプーリ位置P1に装着された伝動プーリ22およびアイドラ20を千鳥掛け状に周回し、さらに第1のモータ18Aの駆動プーリ23Aに調帯されている。第1の駆動ベルト19Aは、第1のモータ18Aによって駆動されて軸部材13Aに回転駆動力を伝達する。同様に第2の駆動ベルト19Bは、第2のプーリ位置P2に装着された伝動プーリ22およびアイドラ20を千鳥掛け状に周回し、さらに第2のモータ18Bの駆動プーリ23Bに調帯されている。第2の駆動ベルト19Bは、第2のモータ18Bによって駆動されて軸部材13Bに回転駆動力を伝達する。
図5において、各アイドラ20、伝動プーリ22に付された矢印は、それぞれに調帯されたベルトの張力によってそれぞれのアイドラ20もしくは伝動プーリ22に作用する外力の作用方向を示している。上述構成の搭載ヘッド8において、第1のモータ18A、第2のモータ18Bの配置を決定するに際しては、それぞれの各軸部材13A,13Bにおいて、第1の駆動ベルト19Aの張力によって一の軸部材に作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルト19Bの張力によって当該一の軸部材に作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるように、複数のノズルユニット9に対して第1のモータ18Aおよび第2のモータ18Bを配置している。
このような構成を採用することにより、図6に示すような効果を得る。図6(a)は、本実施の形態に示す搭載ヘッド8におけるベルト張力の作用状態を示している。前述のように各軸部材13A,13Bにおいて、第1の駆動ベルト19A、第2の駆動ベルト19Bによってアイドラ20、伝動プーリ22に作用する2つの外力は、作用方向が反対となっていることから相互に相殺するように作用する。したがって軸受ブロック12の上方に
おいて軸部材13A,13Bに対して水平方向に作用する外力の合力は小さくなる。このためこの外力に起因して各軸部材13A,13Bに生じる傾きを極力小さくすることができ、吸着ノズル17のノズル先端部における横方向の位置ずれを抑制して、位置精度を確保することができる。
図6(b)は、上述のような考慮が為されていない従来構成の搭載ヘッド8におけるベルト張力の作用状態を示している。この場合には、第1の駆動ベルト19A、第2の駆動ベルト19Bによってアイドラ20、伝動プーリ22に作用する2つの外力は、同一方向から作用する場合があり得ることから、軸受ブロック12の上方において軸部材13A,13Bに対して水平方向に作用する外力は図6(a)に示す構成における外力の合力よりも大きくなる。このためこの大きな合力に起因して各軸部材13A,13Bには傾きが生じ、吸着ノズル17の下端部における横方向の位置ずれは無視できない程度となる。
また上述の搭載ヘッド8における第1のモータ18A、第2のモータ18Bの配置は、ノズルユニット9の配列方向(図2における左右方向)と直交する方向に設定されるヘッド中心線CLに関して、第1の駆動ベルト19Aと第2の駆動ベルト19Bの調帯形態が、平面視して線対称となるように配置した形態となっている。このような形態とすることにより、複数のノズル回転駆動用のモータを配置する構成において、搭載ヘッド8の駆動機構の構成をコンパクトにすることが可能となっている。
なお図7に示す例は、図6に示す例と同様に第1のモータ18A、第2のモータ18Bを配置することに加え、複数のノズルユニット9より構成されるノズル列Lの両延長端部に、それぞれアイドラ24を追加して配置した構成例を示している。このような構成を採用することにより、第1のプーリ位置P1、第2のプーリ位置P2における第1の駆動ベルト19A、第2の駆動ベルト19Bの調帯形態を、伝動プーリ22およびアイドラ20についてはノズル列Lに関して対称な形態の千鳥掛け状とすることができる。
このように第1の駆動ベルト19A、第2の駆動ベルト19Bの調帯形態が対称な形態となることにより、それぞれの各軸部材13A,13Bにおいて、第1の駆動ベルト19Aの張力によって一の軸部材に作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルト19Bの張力によって当該一の軸部材に作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるとともに、第1の外力と第2の外力の大きさをほぼ等しくすることができ、第1の外力と第2の外力とはほぼ相殺される。したがって、軸受ブロック12の上方において各軸部材13A,13Bに作用する水平方向の外力をほぼゼロにすることができ、図6に示す作用効果をさらに向上させることが可能となる。
また図7に示す構成においても、搭載ヘッド8における第1のモータ18A、第2のモータ18Bの配置は、ノズルユニット9の配列方向と直交する方向に設定されるヘッド中心線CLに関して、第1の駆動ベルト19Aと第2の駆動ベルト19Bの調帯形態が、平面視して線対称となるように配置した形態となっており、前述と同様の効果を得る。
本発明の電子部品搭載装置および搭載ヘッドは、複数のノズルユニットを同一ノズル軸上に配列し、同一のモータによって複数のノズル軸を回転駆動する構成においてもノズル先端部の位置精度を確保することができるという効果を有し、電子部品を吸着保持して基板に実装する分野に利用可能である。
本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における搭載ヘッドの正面図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における吸着ノズルユニットの構造説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における搭載ヘッドの軸部材のプーリ配列の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の搭載ヘッドにおけるベルト調帯形態の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における搭載ヘッドの軸部材に作用するベルト張力の作用状態の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置の搭載ヘッドにおけるベルト調帯形態の説明図
符号の説明
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
6 Y軸移動テーブル
7 X軸移動テーブル
8 搭載ヘッド
9 ノズルユニット
12 軸受ブロック
13A、13B 軸部材
17 吸着ノズル
18A 第1のモータ
18B 第2のモータ
19A 第1の駆動ベルト
19B 第2の駆動ベルト
20、24 アイドラ
22 伝動プーリ

Claims (2)

  1. 部品供給部に並設された複数のパーツフィーダから取り出した電子部品を基板に移送搭載する電子部品搭載装置であって、
    部品供給部から前記電子部品を吸着して取り出す搭載ヘッドと、前記搭載ヘッドを前記部品供給部と基板との間で水平移動させるヘッド移動機構とを備え、
    前記搭載ヘッドは、垂直な軸部材の下端部に装着された吸着ノズルによって前記電子部品を保持し所定の配列ピッチで前記パーツフィーダの並設方向に直列に配列された複数のノズルユニットと、前記軸部材を垂直姿勢で軸支する軸受け部と、前記軸部材に設定された第1のプーリ位置およびこの第1のプーリ位置よりも下方に設定された第2のプーリ位置にそれぞれ装着され、相隣接する軸部材との関係においては上下位置が逆に配置された伝動プーリおよびアイドラと、第1のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第1のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第1の駆動ベルトと、第2のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第2のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第2の駆動ベルトとを備え、
    それぞれの前記各軸部材において、第1の駆動ベルトの張力によって一の軸部材に作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルトの張力によって当該一の軸部材に作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるように、前記複数のノズルユニットに対して第1のモータおよび第2のモータを配置し、
    さらに前記ノズルユニットの配列方向と直交する方向に設定されるヘッド中心線に関して、前記第1の駆動ベルトと第2の駆動ベルトの調帯形態が平面視して線対称となるように、前記第1のモータおよび第2のモータが配置されていることを特徴とする電子部品搭載装置。
  2. 電子部品搭載装置において部品供給部に並設された複数のパーツフィーダから電子部品を取り出して基板に移送搭載する搭載ヘッドであって、
    垂直な軸部材の下端部に装着された吸着ノズルによって前記電子部品を保持し所定の配列ピッチで前記パーツフィーダの並設方向に直列に配列された複数のノズルユニットと、前記軸部材を垂直姿勢で軸支する軸受け部と、前記軸部材に設定された第1のプーリ位置およびこの第1のプーリ位置よりも下方に設定された第2のプーリ位置にそれぞれ装着さ
    れ、相隣接する軸部材との関係においては上下位置が逆に配置された伝動プーリおよびアイドラと、第1のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第1のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第1の駆動ベルトと、第2のプーリ位置に装着された伝動プーリおよびアイドラを千鳥掛け状に周回し第2のモータによって駆動されて前記軸部材に回転駆動力を伝達する第2の駆動ベルトとを備え、
    それぞれの前記各軸部材において、第1の駆動ベルトの張力によって一の軸部材に作用する第1の外力の作用方向と、第2の駆動ベルトの張力によって当該一の軸部材に作用する第2の外力の作用方向とが相反する方向となるように、前記複数のノズルユニットに対して第1のモータおよび第2のモータを配置し、
    さらに前記ノズルユニットの配列方向と直交する方向に設定されるヘッド中心線に関して、前記第1の駆動ベルトと第2の駆動ベルトの調帯形態が平面視して線対称となるように、前記第1のモータおよび第2のモータが配置されていることを特徴とする搭載ヘッド。
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