JP2010171089A - ユニットピッチ切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単でかつ高速でのピッチ切替が可能で、またピッチ切替時の基準位置を任意に設定することができ、さらに高いピッチ精度を確保することができるユニットピッチ切替装置を提供する。
【解決手段】各々にユニットを搭載可能な複数のスライド部5(5a〜5c)を1軸方向に延びるガイド部2に沿って移動自在に配設し、ガイド部2と平行に配設されるとともにガイド部2の長手方向と直交する方向に移動可能な切替駆動部8を設け、各スライド部5と切替駆動部8との間に切替駆動部8の移動に伴って変形するリンク機構10(10a〜10c)を配設し、切替駆動部8の移動に伴うリンク機構10の変形によって各スライド部5間のピッチを変化させるように構成し、かつ何れか1つのスライド部5を固定する固定手段13を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、並列配置された複数のユニットのピッチ間隔を可変するユニットピッチ切替装置に関するものである。
例えば、基板の側縁部に間隔をあけて配設された複数の実装部位に部品を実装する部品実装装置において、複数の実装部位に装着された部品を一括して本圧着する複数の圧着手段(ユニット)を備え、かつ各圧着手段の配置ピッチを実装部位の配置ピッチに応じて等ピッチを維持したまま変更するピッチ変更手段を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されたピッチ変更手段は、複数の圧着手段をガイドレールに沿って移動自在に配設し、駆動モータにて回転されるスプライン軸と固定の送りねじ軸をガイドレールと平行に配設し、各圧着手段にそれぞれ送りねじ軸に螺合するナットとこのナットにスプライン軸の回転を所要の回転比率で伝達する回転伝達手段とを設け、単一の駆動モータを回転駆動することで複数の圧着手段のピッチ間隔を変更できるように構成されている。
また、並列配置された複数の保持部に電子部品などの部品やアクチュエータなどを保持させた状態で保持部の並列方向と直交する方向に一括して搬送する搬送装置であって、搬送中に複数の保持部の間隔を等間隔に維持したままで短い間隔で配列した状態と間隔を広げた状態との間で切替可能な可変ピッチ機構を備えた搬送装置において、その可変ピッチ機構を、各保持部をそれぞれ搭載した複数のスライダをレールに沿って移動自在に配設し、複数のX字状リンクを直列連結した伸縮自在リンク機構をレールと平行に配設し、その伸縮自在リンク機構の各X字状リンクの中央の支軸を各スライダに結合するとともにレールと平行にモータにて回転駆動可能な送りねじを配設し、伸縮自在リンク機構一端の支軸とそれに結合されたスライダを固定し、伸縮自在リンク機構の他端の支軸に結合されたスライダにナットを設けて送りねじに螺合させた構成とし、モータにて送りねじを回転させると伸縮自在リンク機構の他端の支軸に結合されたスライダが移動することで、伸縮自在リンク機構が変形し、複数のスライダ間の間隔が伸縮して保持部のピッチ間隔が可変されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3757874号明細書 特開2004−76770号公報
ところが、特許文献1に記載された構成では、スプライン軸と送りねじ軸を配設し、ピッチ間隔を変更する各圧着手段毎に送りねじ軸に螺合するナットとこのナットにスプライン軸の回転を所要の回転比率で伝達する回転伝達手段とを設ける必要があり、構成が複雑でコスト高になるとともに、ピッチ切替時には各圧着手段をそれぞれ送りねじによって移動させるので高速化が困難であるという問題があり、またピッチ切替時の基準位置が送りねじの構成によって決定されるために基準位置を任意に設定することが実質的に不可能であり、基板の機種によって適用できない場合が発生する恐れがあり、使い勝手が良くないという問題がある。
また、特許文献2に記載された構成では、伸縮自在リンク機構を使用しているので構成が比較的簡単であるが、ピッチ変更時には変更前後のピッチ差の総和に相当する長い距離
を送りねじでナットを移動させる必要があるので、ピッチ切替の高速化が困難であるという問題があり、また伸縮自在リンク機構は複数のX字状リンクを直列連結したものであるため、各X字状リンクの撓みや寸法公差や回転部の微小隙間等による誤差が累積してピッチ精度に影響を与える恐れがあって高いピッチ精度が得られ難いという問題があり、またピッチ切替時の基準位置は一端に固定され、基準位置の変更が不可能で使い勝手が良くないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑み、構成が簡単でかつ高速でのピッチ切替が可能で、またピッチ切替時の基準位置を任意に設定することができ、さらに高いピッチ精度を確保することができるユニットピッチ切替装置を提供することを目的とする。
本発明のユニットピッチ切替装置は、各々にユニットを搭載可能な複数のスライド部を1軸方向に延びるガイド部に沿って移動自在に配設し、ガイド部と平行に配設されるとともにガイド部の長手方向と直交する方向に移動可能な切替駆動部を設け、各スライド部と切替駆動部との間に切替駆動部の移動に伴って変形するリンク機構を配設し、切替駆動部の移動に伴うリンク機構の変形によって各スライド部間のピッチを変化させるように構成し、何れか1つのスライド部を固定する固定手段を設けたものである。
この構成によれば、任意に選択した1つのスライド部を固定手段にて固定し、ガイド部と平行に配設され、スライド部の移動方向であるガイド部の長手方向と直交する方向に切替駆動部を移動すると、各スライド部に対応するリンク機構が変形して、固定したスライド部を基準位置として各スライド部間のピッチが変更されるので、ガイド部と切替駆動部とリンク機構から成る簡単な構成にて、切替駆動部の短距離の移動によって高速にてピッチ切替をすることができ、またピッチ切替時の基準位置を任意に設定することができ、さらに各スライド部に各々対応したリンク機構の変形によってピッチを変化させるのでリンク機構の適用に起因して発生する誤差を抑制できて高いピッチ精度を確保することができる。
また、リンク機構を、切替駆動部にその長手方向に移動自在に配設した可動体と、可動体とスライド部を連結するリンクにて構成すると、可動体の配設によってリンク機構の動作精度と安定性を向上することができ、かつリンク機構を各スライド部と可動体間にハ字状又はV字状にリンクを配設して構成できるのでシンプルな構成とすることができ、またリンクが一平面内に配置されるので高さ方向にコンパクトに構成でき、ユニットからの荷重を安定して支持することができる。
また、各スライド部の間と両端のスライド部の外側に対応位置するように可動体を配設し、各スライド部とその両側方に対応位置する可動体とをハ字状に配置した一対のリンクにて連結すると、各スライド部がその両側に配設された可動体にハ字状に配置された一対のリンクにて連結されているので、動作精度と安定性を一層向上することができる。
また、リンクに、リンクの両端部をスライド部及び可動体から突設された連結軸部の外周面の略全周に圧接させて固定する拘束固定手段を設けると、リンクの両端部とスライド部及び可動体との連結部での微小隙間による動作精度の低下を防止することができる。
また、搭載されるユニットが、複数の基板に対して同時に並行して部品実装を行う部品実装装置において、複数の基板をそれぞれ保持して部品実装装置に搬送する基板保持アームであると、コンパクトに並列配置されて供給された複数の基板を基板保持アームで保持して部品実装装置に搬送する間に基板間に部品実装するのに必要な間隔をあけた状態にすることができ、部品実装装置では基板をそのまま受け取って直ちに実装作業工程に移行す
ることができて部品実装装置の作業効率を向上することができる。
また、搭載されるユニットが、複数の基板に対して同時に並行して部品実装を行う部品実装装置において、各基板をそれぞれ保持する基板保持手段であると、部品実装装置において、搬送装置にて搬送されてきた複数の基板を各基板保持手段で受け取って保持した後、基板保持手段にて保持した基板を実装作業位置に向けて移動・位置決めする間に、基板保持手段のピッチ切替を高速で行って、部品実装するのに必要な間隔をあけた状態にすることができる。
また、搭載されるユニットが、基板に配設された複数の実装部位に部品を実装する部品実装装置において、各実装部位に対してそれぞれ実装に必要な作業を行う作業手段であると、複数の作業装置の配置位置を、基板の実装部位のピッチ間隔に合わせた位置に簡単かつ高い位置精度で位置させることができるとともに、ピッチ切替時の基準位置を任意に設定できるので複数の作業手段の配置状態を最適に設定することができる。
本発明のユニットピッチ切替装置によれば、複数のユニットをそれぞれ搭載するスライド部とガイド部と切替駆動部とリンク機構から成る簡単な構成にて、切替駆動部の短距離の移動によって高速にてユニットピッチを切り替えることができ、またピッチ切替時の基準位置を任意に設定することができ、さらに各スライド部に対応したリンク機構の変形によってピッチを変化させるのでリンク機構の適用に起因して発生する誤差を抑制できて高いピッチ精度を確保することができる。
以下、本発明のユニットピッチ切替装置を、LCDやPDPのガラス基板などの基板の側縁部に配設された実装部位に部品を実装する部品実装装置に適用した一実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
まず、本実施形態の要部であるユニットピッチ切替装置の基本構成を、図1〜図4を参照して説明する。図1〜図3において、ユニットピッチ切替装置1は、X軸方向に延びる断面形状が上向開放の扁平なコ字状の支持フレーム3と、その平行な両側壁3a、3bの上端に配設された一対のガイドレール4a、4bとから成るガイド部2を有し、このガイド部2に沿って移動自在に複数のスライド部5(5a〜5c)が配設されている。スライド部5は、Y方向に細長いスライドプレート6を有してその上にユニット(図示せず)を搭載するように構成されるとともに、スライドプレート6の下面のガイドレール4a、4bに対応する位置にスライド軸受7を配設して構成されている。
支持フレーム3の底壁3c上には、ガイドレール4a、4bと平行にX軸方向に延びる切替駆動部8が、X軸方向と直交するY方向に移動自在に配設され、かつその両端部に配設された駆動手段9a、9bにてY方向に移動及び位置決め可能に構成されている。これら駆動手段9a、9bは、具体的には例えばボールねじ軸とナットから成る送りねじ機構(図示せず)にて構成されるとともに、そのボールねじ軸をモータにて回動駆動されるタイミングベルト(図示せず)にて連動して回転駆動するようにして完全に同期して動作するように構成される。
各スライド部5a〜5cと切替駆動部8との間には、切替駆動部8の移動に伴って変形するリンク機構10(10a〜10c)が配設され、切替駆動部8の移動に伴う各リンク機構10a〜10cの変形によって、図1と、図2に破線で示す状態から図2に実線で示す状態のように、各スライド部5aと5bの間及び5bと5cの間のピッチが変化するように構成されている。本実施形態のリンク機構10(10a〜10c)は、切替駆動部8
にスライド部5の数より1つ多い数の可動体11(11a〜11d)を移動自在に配設し、各スライド部5a〜5cとその両側に対応位置する可動体11a〜11dとを、それぞれハ字状に配置した一対のリンク12にて連結して構成されている。
ガイド部2に沿って移動自在な複数のスライド部5a〜5cの内、何れか1つを固定するための固定手段13が配設されている。図示例では、中央のスライド部5bをガイド部2の長手方向の中央位置で固定するように、スライド部5bの側面に形成した固定穴15に嵌入した位置と退出した位置との間でストッパ片14を出退可能な固定手段13がガイド部2の長手方向中央位置の側部に配設されている。この固定手段13の配設位置は、ガイド部2の長手方向の任意の位置に設定可能である。
図1〜図4に示すようにリンク12は、スライド部5の下面から垂設された連結軸16の下端部が一端部の連結穴18に嵌合固定され、可動体11の上面から立設された連結軸17の上端部が他端部の連結穴19に嵌合固定されている。これら連結軸16の下端部及び連結軸17の上端部には軸受(図示せず)が設けられており、連結軸16、17とリンク12の両端部の連結穴18、19が相対回転自在に連結されている。また、リンク12には、図4に示すように、その長手方向に沿って連結穴18、19の近傍位置に達する長溝20が形成され、連結穴18、19から長溝20の両端に連通するようにスリット18a、19aが形成され、かつリンク12の長手方向中央位置に、長溝20を挟んでリンク12の一側部を貫通して他側部に螺合する締結ボルト21が設けられ、締結ボルト21にて、図4に仮想線で示すように、リンク12の両側部を互いに引き寄せることで、リンク12の両端部の連結穴18、19を連結軸16の下端部及び連結軸17の上端部の外周面の略全周に強く圧接させ、軸受(図示せず)の軸受隙間を無くした状態で与圧可能に連結できるように構成され、これら長溝20とスリット18a、19aと締結ボルト21にて拘束固定手段22が構成されている。
以上の構成のユニットピッチ切替装置1において、図2、図3に示すように、任意に選択した1つ(図示例は中央)のスライド部5bのスライドプレート6を固定手段13にて固定し、切替駆動部8を図3に破線で示す位置から図3に実線で示す位置に移動すると、各スライド部5a〜5cに対応するリンク機構10(10a〜10c)が変形して、図2に示すように、固定したスライド部5bを基準位置としてスライド部5a、5b間、及び5b、5c間のピッチが変更される。この構成によれば、任意に選択した1つのスライド部を固定手段にて固定し、スライド部の移動方向であるガイド部の長手方向と直交する方向に、ガイド部と平行に配設された切替駆動部を移動すると、各スライド部に対応するリンク機構が変形して、固定したスライド部を基準位置として各スライド部間のピッチが変更されるので、かくして、切替駆動部8を短い距離移動させるだけでスライド部5a〜5cのピッチが切替えられ、高速にてピッチ切替をすることができる。
また、ガイド部2と切替駆動部8とリンク機構10から成る簡単な構成であり、シンプルで安価な構成にてスライド部5a〜5cのピッチ切替を行うことができる。また、固定手段13の配置位置によって、ピッチ切替時の基準位置を任意に設定することができ、使用状態に応じて最適な位置を基準位置に設定することができて、使い勝手が良い。また、各スライド部5a〜5cにそれぞれ対応したリンク機構10a〜10cの変形によってそのピッチを変化させるので、リンク機構10a〜10cの適用に起因して発生する誤差を抑制できて高いピッチ精度を確保することができる。
また、切替駆動部8の長手方向に移動自在な可動体11(11a〜11d)を設けると
ともに、それらを各スライド部5a〜5cの間と両端のスライド部5a、5cの外側に対応位置するように配設し、各スライド部5a〜5cとその両側方に対応位置する可動体11a〜11dとをハ字状に配置した一対のリンク12にて連結してリンク機構10を構成しているので、各スライド部5a〜5cと可動体11a〜11d間にリンク12をハ字状に配設したシンプルな構成とすることができ、かつ可動体11a〜11dの配設によってリンク機構10の動作精度と安定性を向上することができる。また、リンク12が一平面に配設されているので、高さ方向にコンパクトな構成とすることができる。なお、リンク機構12を、各スライド部5a〜5cの間に対応位置するように可動体11(11a、11b)を配設し、それらの間にV字状にリンク12を配設して構成としも良いが、各スライド部5a〜5cの両側にリンク12を配設した方が、動作安定性がより向上する。
また、リンク12に、リンクの両端部の連結穴18、19をスライド部5及び可動体11から突設された連結軸16、17の外周面の略全周に圧接させて与圧可能に固定する拘束固定手段22を設けているので、リンク12の両端部とスライド部5及び可動体11との連結部での微小隙間による動作精度の低下を防止することができる。
次に、以上のユニットピッチ切替装置1を、部品実装装置に基板を搬入する基板搬送装置に適用した第1の適用例を、図5を参照して説明する。
図5において、部品実装装置31は、複数(図示例は3つ)の基板30に対して同時に並行して部品実装(具体的には部品と基板の接合部材であるACF(異方性導電シート)の貼り付けや基板への部品の仮圧着や本圧着等の圧着作業)を行うものであり、基板搬送装置32は複数(3つ)の基板30を一度に保持して部品実装装置31に搬入するように複数(3つ)の基板保持アーム33を備えており、これら基板保持アーム33がユニットピッチ切替装置1のスライド部5a〜5cに搭載されるユニットを構成している。
例えば部品実装装置31は、3つの基板30の側縁部にそれぞれ配設されている2つの実装部位34に装着されている部品を本圧着するために、6つの圧着手段35がそれぞれの所定位置に配設されるとともに、その下部に各基板30の側縁部を下方から支持する下受け部36が配設されている。そして、搬入された3つの基板30のそれぞれの実装部位34を、圧着手段35による圧着作業位置に位置決めするため、3つの基板30を圧着手段35の配置ピッチに対応する所定のピッチ間隔で保持する基板保持部37と、基板保持部37をX、Y方向に移動及び位置決めするX軸テーブル38及びY軸テーブル39とを備えた移動手段40が設けられている。また、基板保持部37には、各基板30をそれぞれ吸着保持する吸着保持手段(図示せず)と吸着保持手段を昇降する昇降手段(図示せず)と吸着保持手段を垂直軸心回りに回転させる回転手段(図示せず)が設けられている。
基板30は、複数の基板30をトレイ41に互いに近接して並列配置して収容された状態で、部品実装装置31の基板搬入位置の側方に設定された所定の基板供給位置Kに供給される。基板搬送装置32は、3つの基板30をトレイ41から取り出して部品実装装置31の基板保持部37に搬送する間に、ユニットピッチ切替装置1によってその基板保持アーム33をトレイ41における基板30の配置ピッチから基板保持部37における基板30のピッチ間隔にピッチ切替を行うように構成されている。
この適用例によれば、トレイ41内にコンパクトに並列配置されて供給された複数の基板30を複数の基板保持アーム33で保持して部品実装装置31の基板保持部37上に搬送する間に、トレイ41における基板30の配置ピッチから圧着手段35の配設間隔に対応可能な所定のピッチ間隔で保持する基板保持部37における基板30の載置間隔であるピッチ間隔に切り替えることができ、部品実装装置31では複数の基板30を基板保持アーム33にて、基板保持部37における基板30のピッチ間隔にピッチを切り替えた状態で同時に、基板保持部37に受け渡され、移動手段40にて直ちに実装作業位置に移動・位置決めして実装作業に移行することができるので、部品実装装置31の作業効率を向上することができる。
なお、本適用例では、基板保持アーム33による基板30の受け渡しは、複数の圧着手段35に対応した一つの基板保持部37に基板を受け渡す構成を示したが、複数の基板保持部37にそれぞれ基板30が受け渡される構成としても良い。これにより基板保持アーム33にて、複数の基板保持部37間の基板30の載置間隔であるピッチ間隔に基板30のピッチ間隔を切り替えた状態で同時に、複数の基板保持部37に基板30をそれぞれ受け渡すことが出来る。
その後複数の基板保持部37を独立して複数の圧着手段35にそれぞれ対応する実装作業位置に移動・位置決めして実装作業に移行することができるので、基板30の実装部位34に対応する複数の圧着手段35の間隔が大きい場合でも基板保持部37を大型化することなく、部品実装装置31の作業効率を向上することができる。
次に、搭載されるユニットのユニットピッチ切替装置1を部品実装装置における基板保持部に適用した第2の適用例を図6を参照して説明する。
図6において、部品実装装置31における基板保持部37にユニットピッチ切替装置1が適用され、そのスライド部5a〜5cにそれぞれ搭載されるユニットとして基板30を保持する基板保持手段51が配設されている。各基板保持手段51は、基板30を吸着保持する吸着保持手段(図示せず)と吸着保持手段を昇降する昇降手段(図示せず)と吸着保持手段を垂直軸心回りに回転させる回転手段(図示せず)が設けられている。なお、図6において、52は基板保持手段51上に保持された基板30の各実装部位34の位置を認識する認識カメラである。
この適用例によれば、基板搬送装置32は基板保持アーム33にてトレイ41から基板30を保持し、トレイ41における基板30の配置ピッチ間隔のままで部品実装装置31の基板保持部37上に基板30を受け渡すように構成したもので良く、部品実装装置31において、基板搬送装置32にて搬送されてきた3つの基板30を基板保持部37の各基板保持手段51で受け取って保持した後、基板保持部37を移動手段40にて各基板30を実装作業位置に向けて移動・位置決めする間に、基板保持手段51のピッチ切替を高速で行って、部品実装するのに必要な間隔をあけた状態にすることができ、部品実装装置31の作業効率を向上することができる。
次に、ユニットピッチ切替装置1を部品実装装置の一種の圧着装置における圧着手段のピッチ切替機構に適用した第3の適用例を図7、図8を参照して説明する。
図7において、圧着装置61は、基板30の側縁部に配設された複数の実装部位に異方性導電シートを介して仮圧着されているTCP(Tape Carrier Package)やICなどの部品62を加圧・加熱することで本圧着する複数台(図示例では4台)の圧着手段63と、搬入された基板30を保持して圧着作業位置に移動して位置決めする基板位置決め手段64を備えている。基板位置決め手段64は、基板30を保持する保持ステージ64aを、X軸方向とY軸方向に移動・位置決めするXY移動機構と、垂直軸心回りに回転させるθ回転機構と、昇降させる昇降機構とを備えている。
65は、基板30を圧着装置61に搬入する基板搬送装置で、基板30をその上に載置して吸着保持する基板保持部65aと、基板保持部65aを昇降させる昇降手段65bと、昇降手段65bを基板搬送方向であるX軸方向に移動させる移動手段65cにて構成され、圧着装置51の側部の供給位置K1に供給された基板30を基板搬送装置65により、基板保持部64a上に受け取って圧着装置61に向けて搬送する圧着装置61の基板位
置決め手段64の保持ステージ64a上に、受け渡すように構成されている。
圧着装置61の各圧着手段63は、図7、図8に示すように、ユニットピッチ切替装置1の複数のスライド部5にそれぞれ搭載されており、駆動手段9a、9bにて切替駆動部8を移動することでリンク機構10を介してスライド部5とその上に搭載された圧着手段63のピッチ間隔を任意に切り替えることができる。かくして、基板30の複数の側縁部にそれぞれ異なる配置ピッチで仮圧着されている部品62の本圧着を同じ圧着装置61で行うために、一側縁部の部品62の本圧着を行った後、基板30を回転して他側縁部における配置ピッチの異なる部品62の本圧着を行う場合や、基板30の機種が変更されて配置ピッチの異なる部品62の本圧着を行う場合などにも、部品62(実装部位34)の配置ピッチに合わせて圧着手段63の配置ピッチを高速にて短時間で切替えることができ、高い実装効率を確保することができる。
また、圧着手段63は、図8に示すように、剛体にて構成された大略L字状の本体フレーム66の下部に、基板30の実装部位34を下側から支持する下受け部67が設けられ、その直上に配設された圧着ヘッド68がLMガイド68aを介して本体フレーム66にて昇降自在に支持されている。圧着ヘッド68を配置した側に対し、本体フレーム66のY軸方向反対側に、圧着ヘッド68に、基板30の実装部位34に部品62を加圧する押圧力を付与するエアシリンダなどの押圧手段69が配設されている。この押圧手段69で発生した力を圧着ヘッド68に伝達するため、本体フレーム66の上端部にレバー70の中間部70aが枢支され、その一端70bが押圧手段69の出退部上端69aに、他端70cが圧着ヘッド68の上端にそれぞれ回動自在に接続され、押圧手段69の伸展動作によって圧着ヘッド68が下方に移動付勢され、圧着ヘッド68が部品62に当接した状態で所要の加圧力を付与できるように構成されている。
さらに、図7、図8に示すように、複数の圧着手段63の配置空間を取り囲むように剛性部材から成る門型フレーム71が配設され、この門型フレーム71に、各押圧手段69の出退部上端69aの上昇移動を規制して各圧着ヘッド68の動作速度(下降速度)を規制するヘッド動作規制手段72が配設されている。ヘッド動作規制手段72は、複数の押圧手段69の出退部上端69aの上部に対向するように配設された棒状の規制部材73と、規制部材73を任意の速度で昇降動作させる昇降手段74にて構成されており、規制部材73を出退部上端68aに係合させた状態で押圧手段68を伸展動作させるとともに所望の速度パターンで規制部材72を上昇動作させることで、各圧着ヘッド67を所望の速度パターンで下降動作させ、可及的に短時間にかつダメージを与えることなく各圧着ヘッド67を部品63に当接させることができ、その後規制部材72をさらに上昇させて出退部上端68aから離間させることで押圧手段68にて基板30に部品62を加圧する所望の加圧力を作用させることができるように構成されている。
このような構成のヘッド動作規制手段71においては、圧着手段63の配置におけるピッチ切替の前後の何れにおいても、各圧着手段63の配置状態が、規制部材72の中央を中心として略対称形が好ましく、略対称形の配置状態でない場合は、規制部材72に偏った荷重が作用して精度良く位置規制できない場合や、圧着ヘッド67の当接タイミングにずれを生じる恐れがあるが、本実施形態のユニットピッチ切替装置1では、任意のスライド部5を固定し、そのスライド部5を基準位置にして他のスライド部5とのピッチ間隔を変更することができるので、中央に位置する圧着手段63を基準位置にして他の圧着手段63を移動させてピッチ間隔を変更することができ、このような問題の解消を図ることができる。
以上の適用例の説明では、単一のユニットピッチ切替装置1を配設した例を示したが、図9に示すように、複数のユニットピッチ切替装置1を並列配置することもできるととも
に、その場合にガイド部を単一のガイド部2にて構成しかつ切替駆動部も単一の切替駆動部8にて構成するのが好適である。こうすると、例えば複数の基板30に対して同時に部品62の本圧着を行う図5や図6に示した部品実装装置においても、各基板30に設けられている複数の実装部位34に対応して配設されている圧着手段35のピッチ間隔を、基板30の複数の側縁部の切替や基板30の機種変更に伴う実装部位34の配置ピッチの変化に対応して、一度に同期して高速にて切替えることができ、高い実装効率を確保することができる。
本発明のユニットピッチ切替装置は、複数のユニットをそれぞれ搭載するスライド部とガイド部と切替駆動部とリンク機構から成る簡単な構成にて、スライド部の移動方向であるガイド部の長手方向と直交する方向に、ガイド部と平行に配設された切替駆動部を移動すると、切替駆動部の短距離の移動によって高速にてユニットピッチを切り替えることができ、またピッチ切替時の基準位置を任意に設定することができ、さらに各スライド部に対応したリンク機構の変形によってピッチを変化させるのでリンク機構の適用に起因して発生する誤差を抑制できて高いピッチ精度を確保することができるので、各種ユニットの配置ピッチを変更する必要のある各種装置に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態のユニットピッチ切替装置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置でピッチ間隔を切替えた状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の部分拡大図で、(a)は平面図、(b)は側面図。 同実施形態におけるリンクの詳細構成図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の第1の適用例の平面図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の第2の適用例の斜視図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の第3の適用例の斜視図。 同第3の適用例の詳細側面図。 同実施形態のユニットピッチ切替装置の変形構成例を示す平面図。
1 ユニットピッチ切替装置
2 ガイド部
5(5a〜5c) スライド部
8 切替駆動部
10(10a〜10c) リンク機構
11(11a〜11d) 可動体
12 リンク
13 固定手段
22 拘束固定手段
30 基板
31 部品実装装置
32 基板搬送装置
33 基板保持アーム(ユニット)
34 実装部位
37 基板保持部
51 基板保持手段(ユニット)
61 圧着装置(部品実装装置)
62 部品
63 圧着手段(作業手段、ユニット)

Claims (7)

  1. 各々にユニットを搭載可能な複数のスライド部を1軸方向に延びるガイド部に沿って移動自在に配設し、
    ガイド部と平行に配設されるとともにガイド部の長手方向と直交する方向に移動可能な切替駆動部を設け、
    各スライド部と切替駆動部との間に切替駆動部の移動に伴って変形するリンク機構を配設し、切替駆動部の移動に伴うリンク機構の変形によって各スライド部間のピッチを変化させるように構成し、
    何れか1つのスライド部を固定する固定手段を設けた
    ことを特徴とするユニットピッチ切替装置。
  2. リンク機構は、切替駆動部にその長手方向に移動自在に配設した可動体と、可動体とスライド部を連結するリンクにて構成したことを特徴とする請求項1記載のユニットピッチ切替装置。
  3. 各スライド部の間と両端のスライド部の外側に対応位置するように可動体を配設し、各スライド部とその両側方に対応位置する可動体とをハ字状に配置した一対のリンクにて連結したことを特徴とする請求項2記載のユニットピッチ切替装置。
  4. リンクには、リンクの両端部をスライド部及び可動体から突設された連結軸部の外周面の略全周に圧接させて固定する拘束固定手段を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載のユニットピッチ切替装置。
  5. 搭載されるユニットは、複数の基板に対して同時に並行して部品実装を行う部品実装装置において、複数の基板をそれぞれ保持して部品実装装置に搬送する基板保持アームであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のユニットピッチ切替装置。
  6. 搭載されるユニットは、複数の基板に対して同時に並行して部品実装を行う部品実装装置において、各基板をそれぞれ保持する基板保持手段であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のユニットピッチ切替装置。
  7. 搭載されるユニットは、基板に配設された複数の実装部位に部品を実装する部品実装装置において、各実装部位に対してそれぞれ実装に必要な作業を行う作業手段であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のユニットピッチ切替装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101413149B1 (ko) * 2013-06-18 2014-07-02 (주)네온테크 반도체 제조 장비용 픽업장치
JP2016009701A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品圧着装置

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