JP2011044515A - 基板固定装置及び電子部品実装装置 - Google Patents

基板固定装置及び電子部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】下受けピンの上端部を弾性部材から構成した場合であっても、基板が本来の位置からずれた位置に固定されてしまうことがないようにした基板固定装置及び電子部品実装装置を提供する。
【解決手段】基板固定装置5を、一対の搬送コンベア4により基板PBの両端が支持された状態で下受けベース23を上昇させ、ばね部材34を介して押し上げた一対の昇降部25により基板PBを持ち上げてその基板PBの両端を一対の基板押さえ部21に下方から押し付けた後、ばね部材34を押し縮めながら更に下受けベース23を上昇させて複数の下受けピン24の弾性部材から成る上端部24aを基板PBの下面に当接させる構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、一対の搬送コンベアにより両端が支持されて位置決めされた基板をその直上の位置に固定する基板固定装置及び電子部品実装装置に関するものである。
電子部品実装装置は、一対の搬送コンベアにより基板の両端を支持して所定位置への搬送及び位置決めを行い、基板固定装置により基板を位置決め位置の直上の位置に固定した後、部品供給部より供給される電子部品を電子部品の吸着機能を備えた装着ヘッドにより吸着(ピックアップ)して基板に装着する構成となっている。ここで、基板固定装置は、一対の搬送コンベアにより基板の両端が支持された状態で下受けベースを上昇させ、これにより押し上げた一対の昇降部により基板を持ち上げて、その基板の両端を一対の搬送コンベアの上方に張り出して設けられた一対の基板押さえ部に下方から押し付けることによって基板の両端を固定する。また、下受けベースにはその上面から上方に延びた複数の下受けピンが設けられており、基板の両端が一対の基板押さえ部に下方から押し付けられると同時に各下受けピンの上端部が基板の下面に当接して基板の下面の全体を支持するようになっている。
このような基板固定装置において、既に電子部品が装着されている面を下にして基板の固定を行おうとする場合には、下受けピンが電子部品を避けた位置で基板を支持するように、オペレータは電子部品実装装置への基板の搬入前に、下受けベースに対する下受けピンの配置を換える作業が必要となるが、このような作業はオペレータにとって大変面倒であることから、従来、下受けピンの上端部をゴム部材等の弾性部材から構成することによって、下受けピンの上端部が基板の下面の電子部品と干渉することを許容し、オペレータによる下受けピンの配置変更作業が不要になるようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2004−335973号公報
しかしながら、上記のように、上端部が弾性部材から成る下受けピンを備えた基板固定装置では、下受けベースに対する下受けピンの配置変更が不要になる反面、昇降部により持ち上げられた基板が基板押さえ部に押し付けられて基板が固定される以前に、下受けピンの上端部が電子部品に当接してしまうことがあり、そうすると、下受けピンの上端部は弾性部材から成るため電子部品が破損したりすることはないものの、下受けピンの上端部は電子部品との当接によって横方向に弾性変形され、その復元力によって基板が動かされて位置ずれが生じ、基板が本来の位置からずれた位置に固定されてしまう場合があった。基板が本来の位置からずれた位置に固定されると、その後に行う基板の位置決めのためのマークのカメラによる読み取りに失敗することがあり、その分生産効率が低下するおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、下受けピンの上端部を弾性部材から構成した場合であっても、基板が本来の位置からずれた位置に固定されてしまうことがないようにした基板固定装置及び電子部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の基板固定装置は、一対の搬送コンベアにより両端が支持されて位置決めされた基板をその直上の位置に固定する基板固定装置であって、一対の搬送コンベアの上方に張り出して設けられた一対の基板押さえ部と、一対の搬送コンベアの下方を昇降自在に設けられた下受けベースと、下受けベースの上面より上方に延び、少なくとも上端部が弾性部材から成る複数の下受けピンと、一対の搬送コンベアの間に位置し、下受けベースの上方を昇降自在な一対の昇降部と、下受けベースと各昇降部との間に介装された複数のばね部材と、一対の搬送コンベアにより基板の両端が支持された状態で下受けベースを上昇させ、ばね部材を介して押し上げた一対の昇降部により基板を持ち上げてその基板の両端を一対の基板押さえ部に下方から押し付けた後、ばね部材を押し縮めながら更に下受けベースを上昇させて複数の下受けピンの上端部を基板の下面に当接させる下受けベース駆動手段とを備えた。
請求項2に記載の電子部品実装装置は、基板の両端を支持して基板の搬送及び位置決めを行う一対の搬送コンベアと、一対の搬送コンベアにより両端が支持されて位置決めされた基板をその直上の位置に固定する請求項1に記載の基板固定装置と、電子部品の供給を行う部品供給部と、電子部品の吸着機能を備え、基板固定装置により固定された基板と部品供給部との間で移動して部品供給部により供給される電子部品を基板に装着する装着ヘッドとを備えた。
本発明では、上昇した下受けベースはばね部材を介して一対の昇降部を押し上げるようになっており、一対の昇降部が基板を持ち上げてその基板の両端が一対の基板押さえ部に下方から押し付けられて基板の両端が固定された後、下受け部材がばね部材を押し縮めながら更に上昇して複数の下受けピンの上端部を基板の下面に当接させるようになっている。このため、下受けピンの配置変更を不要とするために、下受けピンの上端部を弾性部材から構成した場合であっても、基板が本来の位置からずれた位置に固定されてしまうことがなく、生産効率の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の正面図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の部分拡大正面図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系統を示すブロック図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の部分拡大正面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の部分拡大正面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の部分拡大正面図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える基板固定装置の部分拡大正面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において、本実施の形態における電子部品実装装置1は、基台2の中央部に水平方向に延びた一対のプレート状部材から成るコンベアフレーム3を有しており、これら一対のコンベアフレーム3には、基板PBの両端を下方から支持してその基板PBの搬送及び位置決めを行う基板位置決め部としての一対の搬送コンベア(ベルトコンベア)4が設けられている。以下、説明の便宜上、一対の搬送コンベア4による基板PBの搬送方向をX軸方向(基台2の左右方向)とし、X軸方向と直交する水平面内の方向をY軸方向(基台2の前後方向)とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、コンベアフレーム3のX軸方向の中央部には、一対の搬送コンベア4により両端が支持された状態で位置決めされた基板PBをその直上の位置に固定する基板固定装置5が設けられている(基板固定装置5の構成の詳細については後述)。
図1において、一対の搬送コンベア4を挟んでY軸方向に向かい合う基台2の前後両端部それぞれには部品供給部としての複数の部品供給装置6が基台2の左右方向(X軸方向)に並んで設けられており、各部品供給装置6は搬送コンベア4に近い側の端部に設けられた部品供給口6aに電子部品Ptを供給する。これら部品供給装置6は、基台2の前後両端部それぞれに着脱可能な台車Cによって一括して交換することができる。
図1において、基台2上には、部品供給装置6より供給される電子部品Ptを吸着(ピックアップ)して基板固定装置5により固定された基板PBに装着する部品装着機構部としての部品装着ロボット7が備えられている。この部品装着ロボット7は、基台2上をY軸方向に延び、一対の搬送コンベア4をY軸方向に跨いで設けられたY軸テーブル8a、X軸方向に延びてY軸テーブル8a上をY軸方向に移動自在に設けられた2つのX軸テーブル8b及び各X軸テーブル8b上をX軸方向に移動自在に設けられた2つの移動ステージ8cから成るXYロボット部8と、XYロボット部8の各移動ステージ8cに取り付けられた2つの装着ヘッド9から成る。各装着ヘッド9には電子部品Ptの吸着を行う吸着部である複数の吸着ノズル10がそれぞれ装着ヘッド9に対して昇降自在及び上下軸(Z軸)回りに回転自在に設けられている。
図1において、XYロボット部8の各移動ステージ8cには撮像視野を下方に向けた基板カメラ11が設けられており、一対の搬送コンベア4をY軸方向に挟む基台2上の前後の領域それぞれには、撮像視野を上方に向けた部品カメラ12が設けられている。ここで、基板カメラ11は、搬送コンベア4により位置決めされ、基板固定装置5により固定された基板PBの上面に設けられた基板マーク(図示せず)を上方から撮像し、部品カメラ12は、装着ヘッド9(吸着ノズル10)により吸着された電子部品Ptを下方から撮像する。
基板固定装置5は、図2及び図3に示すように、上記一対のコンベアフレーム3に固定して設けられ、各々搬送コンベア4の上方に張り出す基板押さえ部21を上端に有した一対の固定装置フレーム22と、一対の搬送コンベア4の下方を昇降自在に設けられた下受けベース23と、下受けベース23の上面23aに上方に延びて設けられた複数の下受けピン24と、一対の搬送コンベア4の間に位置し、下受けベース23の上方を昇降自在に設けられた一対の昇降部25を備えている。
図2及び図3において、下受けベース23は平板状の部材から成っており、各下受けピン24は、下受けベース23の上面23aの、一対の搬送コンベア4によって両端が支持された基板PBの直下に位置する領域内に設けられている。各下受けピン24はその上端部24aが先鋭状に形成された弾性部材(例えばゴム部材)から成っている。
図3及び図4において、各昇降部25は、固定装置フレーム22の内壁面(一対の固定装置フレーム22が互いに向き合う側の壁面)に上下方向にスライド自在に設けられた複数の昇降ブロック31と、これら複数の昇降ブロック31に下端部が取り付けられて上方かつX軸方向に延びて設けられ、その上端が搬送コンベア4によって両端が支持された基板PBの下方に位置するプレート部材32から成る。ここで、各昇降ブロック31は固定装置フレーム22の内壁面と対向する面に設けられたスライダ部31aが、固定装置フレーム22の内壁面に上下方向に延びて設けられたスライドガイド22aと係合しており、スライダ部31aが固定装置フレーム22に形成されたストッパ22bに上方から当接した最下方位置(図4に示す位置)から上方の領域で固定装置フレーム22に対して昇降自在になっている。
図4において、各昇降ブロック31の下部には、下端に中間部よりも大きい外径を有するストッパ部33aが形成された棒状のガイドロッド33が下方に延びて設けられており、そのガイドロッド33の中間部には蔓巻ばねから成るばね部材34及び中空円筒状のパッド部材35がガイドロッド33に挿通された状態で取り付けられている。
パッド部材35は図4に示すように、ガイドロッド33の外径よりもやや大きい内径D1を有してガイドロッド33が挿通された上部空間R1と、上部空間R1の内径D1よりも大きい内径D2を有する下部空間R2とを備えている。ここで、ガイドロッド33はパッド部材35の上部空間R1に対してスライド自在であるが、ストッパ部33aの外径D3はパッド部材35の上部空間R1の内径D1よりも大きく、かつ下部空間R1の内径D2よりも小さく形成されているため、パッド部材35はその自重によって(ばね部材34が昇降ブロック31とパッド部材35との間に縮設されているときにはばね部材34による付勢力も加わる)ガイドロッド33の下端から下方へ抜け出ることはなく、パッド部材35はその下面35aに何物も当接していない状態(押し上げられていない状態)では、下部空間R2の天井部35bをガイドロッド33のストッパ部33aの上面に上方から当接させた初期位置(図4に示す位置)に位置した状態となる。
パッド部材35は下受けベース23の上方に位置しており、下受けベース23が上昇すると、下受けベース23の上面23aの両端がパッド部材35の下面35aに当接し、更に下受けベース23が上昇すると、パッド部材35は下受けベース23によって押し上げられる。ここで、上述のように、昇降ブロック31とパッド部材35との間にはばね部材34が設けられているが、そのばね部材34は昇降部25全体の重量に相当する圧縮荷重が作用しても縮まないばね剛性を有したものとなっており、パッド部材35が下受けベース23によって押し上げられても、昇降部25が上昇できる間は(後述するように、プレート部材32の上端が基板PBを介して基板押さえ部21に下方から当接して昇降部25の上方への移動が規制されるまでは)ばね部材34は縮まず、下受けベース23によるパッド部材35の押し上げに伴って昇降部25全体が上昇する。一方、昇降部25の上方への移動が規制された後は、パッド部材35が下受けベース23によって押し上げられると、パッド部材35はばね部材34を押し縮めながらガイドロッド33にガイドされて上昇し、昇降部25(昇降ブロック31)に対して下方から近接していく。
一対の搬送コンベア4による基板PBの搬送及び位置決め動作は、電子部品実装装置1が備える制御装置40(図1及び図5)が図示しないアクチュエータ等から成る搬送コンベア作動機構41(図5)の作動制御を行うことによってなされ、基板固定装置5による基板PBの固定動作は、制御装置40が基台2と下受けベース23の間に設けられた基板固定用のアクチュエータである基板固定用シリンダ42(図3及び図5)の作動制御を行うことによってなされる。
部品装着ロボット7による電子部品Ptの基板PBへの装着動作、すなわち部品装着ロ
ボット7による装着ヘッド9の移動動作(Y軸テーブル8aに対する各X軸テーブル8bのY軸方向への移動動作及びX軸テーブル8bに対する各移動ステージ8cのX軸方向への動作)と、各吸着ノズル10の装着ヘッド9に対する昇降及び上下軸回りの回転動作並びに各吸着ノズル10による電子部品Ptの吸着(ピックアップ)及びその解除(離脱)動作は、制御装置40が図示しないアクチュエータ等から成る部品装着ロボット作動機構43(図5)の作動制御を行うことによってなされる。また、各部品供給装置6による部品供給口6aへの電子部品Ptの供給動作は、制御装置40が図示しないアクチュエータ等からなる部品供給装置作動機構44(図5)の作動制御を行うことによってなされる。
図5において、基板カメラ11及び部品カメラ12の撮像動作制御は制御装置40によって行われ、基板カメラ11の撮像によって得られた基板マークの画像データと、部品カメラ12の撮像動作によって得られた電子部品Ptの画像データは、ともに制御装置40に送られる。
図5において、制御装置40にはROM(Read Only Memory)40a及びRAM(Random Access Memory)40bが接続されており、制御装置40は、ROM40aに記憶された実装プログラムに基づいて電子部品Ptの基板PBへの実装動作を行う。実装プログラムには、搬送コンベア4による基板PBの搬送及び位置決め、位置決めした基板PBの基板マークの基板カメラ11による撮像及び得られた画像データに基づいて行う画像認識、部品供給装置6による電子部品Ptの供給、部品装着ロボット7による装着ヘッド9の移動及び吸着ノズル10による電子部品Ptの吸着及びその解除、吸着した電子部品Ptの部品カメラ12による撮像及び得られた画像データに基づいて行う画像認識等の各動作の手順が規定されている。また、制御装置40はこれらの各動作を行うにおいて、RAM40bより必要な情報を読み出す。制御装置40がRAM40bより読み出す情報には、位置決めした基板PBに装着すべき電子部品Ptの種類と基板PB上での装着位置及びその装着位置における電子部品Ptの向き(取り付け時の向き)、その電子部品Ptが供給される場所(その電子部品Ptを供給する部品供給装置6の基台2上での取り付け位置)及びその場所における電子部品Ptの向き(供給時の向き))、各電子部品Ptの部品形状等の情報が含まれる。
このような構成の電子部品実装装置1において、基板PBへの電子部品Ptの装着作業を行うには、制御装置40ははじめに搬送コンベア4を作動させて外部から投入された基板PBを搬入し(図6(a)。図中に示す矢印A参照)、基板PBを所定の位置に位置決めする(図6(b)及び図7(a))。このとき一対の昇降部25は初期位置に位置している。
制御装置40は、基板PBを所定の位置に位置決めしたら、基板固定用シリンダ42を作動させて下受けベース23を上昇させる。これにより下受けベース23の上面23aの両端が各パッド部材35の下面35aに当接し(図7(b))、下受けベース23が更に上昇すると、各パッド部材35はばね部材34を介して一対の昇降部25を押し上げるので、各昇降部25が備えるプレート部材32の上端が基板PBの下面の両端に下方から当接する(図8(a))。
各昇降部25が備えるプレート部材32の上端が基板PBの下面に下方が当接した後、更に下受けベース23が上昇すると、一対の昇降部25は、一対のプレート部材32によって基板PBの両端を支持した状態で押し上げ(これにより基板PBの両端は一対の搬送コンベア4から上方に離間する)、基板PBの上面の両端が一対の基板押さえ部21に下方から押し付けられる(図8(b))。これにより基板PBの両端は一対の基板押さえ部21と一対の昇降部25(プレート部材32)によって上下方向に挟まれて固定された状態となる。なお、この状態ではまだ、下受けピン24の上端部24aは、基板PBの下面
はもとより、基板PBの下面に装着された電子部品Ptに当接していない。
一対の昇降部25によって基板PBの両端が一対の基板押さえ部21に下方から押し付けられた後、更に下受けベース23が上昇すると、各昇降部25のプレート部材32は既に基板PBを介して一対の基板押さえ部21に当接しており、一対の昇降部25は上方への移動が規制された状態となっていることから、各パッド部材35はばね部材34を押し縮めながら上昇し、これにより下受けベース23に取り付けられた複数の下受けピン24の上端部24aが基板PBの下面に下方から当接する(図9(a))。なお、基板PBの下面に電子部品Ptが装着されており、かつその電子部品Ptの直下に下受けピン24が設けられていた場合には、下受けピン24の上端部24aが基板PBの下面に当接する以前に、電子部品Ptの直下に設けられていた下受けピン24の上端部24aが電子部品Ptに下方から当接することになる(図9(a)参照)。
複数の下受けピン24の上端部24aが基板PBの下面に下方から当接した後、更に下受けベース23が上昇し、下受けベース23の上面23aが各ガイドロッド33の下端(ストッパ部33aの下面33b)に下方から当接すると(図10)、下受けベース23はそれ以上上昇できなくなる。この状態では各下受けピン24の上端部24aはやや変形した状態で基板PBの下面を支持する(図9(b))。これにより基板固定装置5による基板PBの固定動作が終了する。
制御装置40は、基板PBを基板固定装置5によって固定したら、部品装着ロボット7を作動させて基板カメラ11を基板PBの上方に位置させ、基板PBに設けられた基板マークの撮像を行わせる。そして、得られた撮像画像から基板マークの画像認識を行い、基板PBの基準位置からの位置ずれ検出を行う。
制御装置40は、基板PBの基準位置からの位置ずれ検出を行ったら、部品装着ロボット7を作動させて装着ヘッド9を部品供給装置6の上方に移動させ、部品供給口6aに供給させた電子部品Ptを吸着ノズル10に吸着させる。そして、吸着させた電子部品Ptが部品カメラ12の直上に位置するように装着ヘッド9を移動させ、部品カメラ12に電子部品Ptの撮像を行わせて画像認識(部品認識)を行い、吸着ノズル10に対する電子部品Ptの位置ずれ(吸着ずれ)を検出する。
制御装置40は、電子部品Ptの吸着ずれを検出したら、部品装着ロボット7を作動させて装着ヘッド9を基板PBの上方に移動させ、吸着ノズル10に吸着させた電子部品Ptを基板PB上の目標装着位置で離脱させて、電子部品Ptを基板PB上に装着させる。電子部品Ptの基板PB上への装着時には、制御装置40は、基板PBの位置決め時に求めた基板PBの基準位置からの位置ずれと、部品認識時に求めた電子部品Ptの吸着ずれが修正されるように、基板PBに対する吸着ノズル10の相対位置の補正を行うようにする。
制御装置40は、吸着ノズル10に吸着させた電子部品Ptを基板PBに装着させたら、現在基板固定装置5によって固定されている基板PBに装着すべき全ての電子部品Ptの装着作業が終了したかどうかの判断を行う。その結果、全ての電子部品Ptの装着作業が終了していなかったときにはまだ基板PBに装着していない電子部品Ptの装着を行い、全ての電子部品Ptの装着作業が終了していたときには、基板固定装置5による基板PBの固定を解除し、搬送コンベア4を作動させて、基板PBを電子部品実装装置1の外部に搬出する。
以上説明したように、本実施の形態における基板固定装置5は、一対の搬送コンベア4の上方に張り出して設けられた一対の基板押さえ部21と、一対の搬送コンベア4の下方
を昇降自在に設けられた下受けベース23と、下受けベース23の上面より上方に延び、少なくとも上端部24aが弾性部材から成る複数の下受けピン24と、一対の搬送コンベア4の間に位置し、下受けベース23の上方を昇降自在な一対の昇降部25と、下受けベース23と各昇降部25との間に介装された複数のばね部材34と、一対の搬送コンベア4により基板PBの両端が支持された状態で下受けベース23を上昇させ、ばね部材34を介して押し上げた一対の昇降部25により基板PBを持ち上げてその基板PBの両端を一対の基板押さえ部21に下方から押し付けた後、ばね部材34を押し縮めながら更に下受けベース23を上昇させて複数の下受けピン24の上端部24aを基板PBの下面に当接させる下受けベース駆動手段としての基板固定用シリンダ42を備えたものとなっている。
また、本実施の形態における電子部品実装装置1は、基板PBの両端を支持して基板PBの搬送及び位置決めを行う一対の搬送コンベア4と、一対の搬送コンベア4により両端が支持されて位置決めされた基板PBをその直上の位置に固定する上記基板固定装置5と、電子部品Ptの供給を行う部品供給装置6(部品供給部)と、電子部品Ptの吸着機能を備え、基板固定装置5により固定された基板PBと部品供給装置6との間で移動して部品供給装置6により供給される電子部品Ptを基板Pbに装着する装着ヘッド9を備えたものとなっている。
本実施の形態における基板固定装置5及びこれを備えた電子部品実装装置1では、上昇した下受けベース23はばね部材34を介して一対の昇降部25を押し上げるようになっており、一対の昇降部25が基板PBを持ち上げてその基板PBの両端が一対の基板押さえ部21に下方から押し付けられて基板PBの両端が固定された後、下受け部材23がばね部材34を押し縮めながら更に上昇して複数の下受けピン24の上端部24aを基板PBの下面に当接させるようになっている。このため、下受けピン24の配置変更を不要とするために、下受けピン24の上端部24aを弾性部材から構成した場合であっても、基板PBが本来の位置からずれた位置に固定されてしまうことがなく、生産効率の低下を防止することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、下受けベース23の上面に設けられた下受けピン24は、その上端部24aのみが弾性部材から成る構成であったが、下受けピン24は少なくとも上端部が弾性部材から成っていればよく、下受けピン24全体が弾性部材から成っていてもよい。
下受けピンの上端部を弾性部材から構成した場合であっても、基板が本来の位置からずれた位置に固定されてしまうことがないようにした基板固定装置及び電子部品実装装置を提供する。
1 電子部品実装装置
4 搬送コンベア
5 基板固定装置
6 部品供給装置(部品供給部)
9 装着ヘッド
21 基板押さえ部
23 下受けベース
23a 上面
24 下受けピン
24a 上端部
25 昇降部
34 ばね部材
42 基板固定用シリンダ(下受けベース駆動手段)
PB 基板
Pt 電子部品

Claims (2)

  1. 一対の搬送コンベアにより両端が支持されて位置決めされた基板をその直上の位置に固定する基板固定装置であって、
    一対の搬送コンベアの上方に張り出して設けられた一対の基板押さえ部と、
    一対の搬送コンベアの下方を昇降自在に設けられた下受けベースと、
    下受けベースの上面より上方に延び、少なくとも上端部が弾性部材から成る複数の下受けピンと、
    一対の搬送コンベアの間に位置し、下受けベースの上方を昇降自在な一対の昇降部と、
    下受けベースと各昇降部との間に介装された複数のばね部材と、
    一対の搬送コンベアにより基板の両端が支持された状態で下受けベースを上昇させ、ばね部材を介して押し上げた一対の昇降部により基板を持ち上げてその基板の両端を一対の基板押さえ部に下方から押し付けた後、ばね部材を押し縮めながら更に下受けベースを上昇させて複数の下受けピンの上端部を基板の下面に当接させる下受けベース駆動手段とを備えたことを特徴とする基板固定装置。
  2. 基板の両端を支持して基板の搬送及び位置決めを行う一対の搬送コンベアと、一対の搬送コンベアにより両端が支持されて位置決めされた基板をその直上の位置に固定する請求項1に記載の基板固定装置と、電子部品の供給を行う部品供給部と、電子部品の吸着機能を備え、基板固定装置により固定された基板と部品供給部との間で移動して部品供給部により供給される電子部品を基板に装着する装着ヘッドとを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
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