JP4361832B2 - 表面実装機 - Google Patents

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本発明は、電子部品をプリント配線板に実装するための表面実装機に関するものである。
従来のこの種の表面実装機としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示された表面実装機は、プリント配線板を搬送するコンベアと、前記プリント配線板を前記コンベア内の実装部で昇降させるとともに前記コンベアより上昇させた状態で位置決めする位置決め装置と、前記プリント配線板の搬送方向(以下、この方向を単にX方向という)およびこの搬送方向とは直交する水平方向(以下、この方向を単にY方向という)に移動して実装用部品をプリント配線板に実装するヘッドユニットと、前記コンベアの側方に位置する部品供給装置などを備えている。
前記コンベアは、プリント配線板の両端部を一対の無端ベルトによって支持するベルトコンベアであって、前記無端ベルトのうち一方の無端ベルトを有する第1のコンベア本体と、他方の無端ベルトを有する第2のコンベア本体とを備えている。この第2のコンベア本体は、第1のコンベア本体との間隔を変えることができるように構成されている。
前記位置決め装置は、プリント配線板の搬送経路に出入りするストッパーと、プリント配線板を下方から押し上げるピンと、このピンによってコンベアより上昇したプリント配線板を挟持することにより固定するクランプなどによって構成されている。
前記ヘッドユニットは、下端部に吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドが昇降可能かつ垂直な軸線上を回動可能に設けられており、前記部品供給装置とプリント配線板の上方との間を往復するとともに、吸着ヘッドを昇降・回動させることによって、実装用部品を部品供給装置からプリント配線板上に移載する。
このように構成された従来の表面実装機は、コンベアによってプリント配線板を実装部に搬送する搬入行程と、前記実装部にプリント配線板を位置決めする位置決め行程と、ヘッドユニットによってプリント配線板に実装用部品を実装する実装行程と、プリント配線板をコンベア上に下降させてコンベアによって搬出する搬出行程などの行程を1回の実装サイクルとしてプリント配線板に実装用部品を実装する。また、この表面実装機において、幅寸法の異なるプリント配線板を搬送する場合は、前記第2のコンベア本体を第1のコンベア本体に対して接近または離間させることによって、プリント配線板の搬送経路の幅をプリント配線板に適合する幅に調整する。
一方、従来の表面実装機としては、例えば特許文献2に示すように、プリント配線板に実装用部品を実装する実装部を二箇所に備えたものもある。
この特許文献2に示された表面実装機は、コンベアの途中の二箇所に実装用ステージが搬送方向に並ぶ状態で設けられている。これらの実装用ステージは、プリント配線板をY方向に移動させる可動ステージと、X方向に移動するヘッドユニットとを備えている。また、これらの実装用ステージのうちコンベアの搬送方向の上流側に位置する実装用ステージは、プリント配線板におけるY方向の一方となる約半分の領域に実装用部品を実装し、下流側に位置する実装用ステージは、プリント配線板におけるY方向の他方の約半分の領域に実装用部品を実装するように構成されている。
これらの実装用ステージと前記コンベアとの間でプリント配線板を移載するに当たっては、プリント配線板をX方向に押して水平移動させる移載装置が用いられている。この移載装置は、両実装用ステージ上の2枚のプリント配線板と、上流側のコンベア上に位置するプリント配線板とが一度に下流側へ移動するように構成されている。
この従来の表面実装機は、二箇所の実装用ステージによって同時にプリント配線板に実装用部品を実装することができるから、効率よく実装を行うことができる。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2003−273591号公報(第5−9頁、図1) 特開平5−267896号公報(第3−6頁、図1)
特許文献1に示された従来の表面実装機は、小型のプリント配線板に実装用部品を実装する場合に生産性が相対的に低くなるという問題があった。これは、小型のプリント配線板を使用する場合は、大型のプリント配線板を使用する場合に較べて短時間で実装が終了することが多いにもかかわらず、プリント配線板の搬出時間および搬入時間は大型のプリント配線板を使用する場合と同等の時間が必要だからである。このため、この種の表面実装機においては、小型のプリント配線板を用いる場合に効率よくプリント配線板を搬送することが要請されている。
一方、特許文献2に記載されている表面実装機は、二箇所の実装用ステージを使用して効率よく実装することができる反面、プリント配線板をコンベアの搬送方向とは直交するY方向に移動させなければならないから、プリント配線板を搬送する搬送系の構造が複雑になり、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、コストダウンを図りながら、大型のプリント配線板を使用する形態から小型のプリント配線板を使用する形態に切換えられた場合の生産性が向上する表面実装機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る表面実装機は、プリント配線板の両側部を支える一対の無端ベルトを有するコンベアと、前記無端ベルトの相互の間隔を増減させる幅変更装置と、前記プリント配線板を前記コンベア内の実装部で昇降させるとともに前記コンベアより上昇させた状態で位置決めする位置決め装置と、前記プリント配線板の搬送方向およびこの搬送方向とは直交する水平方向に移動しかつ前記実装部に位置するプリント配線板に実装用部品を実装するヘッドユニットとを備えた表面実装機において、前記位置決め装置を搬送方向の上流側と下流側とに配設することにより前記実装部を二箇所に設けるとともに、前記幅変更装置によって無端ベルトどうしの間隔を狭く形成した状態で前記両方の位置決め装置を使用して前記実装部を二箇所に形成する第1の形態と、前記幅変更装置によって前記無端ベルトどうしの間隔を相対的に広く形成した状態で一方の位置決め装置のみを使用して前記実装部を一箇所に形成する第2の形態とを切換える制御装置を備えたものである。
請求項2に記載した発明に係る表面実装機は、請求項1記載の表面実装機において、第1の形態を採る場合は、搬送方向の下流側に位置する実装部のプリント配線板のみに実装用部品を実装した後に上流側に位置する実装部のプリント配線板に実装用部品を実装し、この上流側のプリント配線板が実装稼働状態にあるときに前記実装を終了した下流側のプリント配線板を搬出するものである。
請求項3に記載した発明に係る表面実装機は、請求項2に記載した発明に係る表面実装機において、前記第1の制御手段は、第1の形態を採る場合、下流側に位置するプリント配線板に実装用部品を実装しているときに上流側に位置するプリント配線板を上流側の実装部に搬送し位置決めするものである。
本発明による表面実装機は、小型のプリント配線板に実装用部品を実装するときに第1の形態を採ることにより、二箇所の実装部にコンベアによってプリント配線板をそれぞれ搬送し、実装部毎に設けられた位置決め装置を使用して位置決めすることができる。また、この表面実装機は、実装時にプリント配線板が停止している状態でヘッドユニットがX方向とY方向とに移動する。
このため、この表面実装機は、二箇所の実装部でのプリント配線板の搬入と搬出とを共通のコンベアによって行うことができ、しかも、実装時にプリント配線板を停止させておくことができるから、プリント配線板を実装時にY方向へ移動させる従来の表面実装機に較べると、プリント配線板の搬送系の構成が簡素化され、コストダウンを図ることができる。
したがって、コストダウンを図りながら、大型のプリント配線板を搬送するために形成されている広い搬送用スペースを有効に使用して複数の小型のプリント配線板に能率よく実装用部品を実装することができる表面実装機を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、下流側のプリント配線板の実装行程から上流側のプリント配線板の実装行程に移るときにヘッドユニットを待機させる必要がない。このため、この発明に係る表面実装機によれば、実装部が一つしかない従来の表面実装機に較べて実装のサイクルタイムを短縮することができ、より一層生産性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、下流側のプリント配線板に実装用部品を実装する実装時間を有効に利用して次の実装に必要な準備をさせておくことができるから、より一層生産性の高い表面実装機を提供することができる。
以下、本発明に係る表面実装機の一実施の形態を図1ないし図10によって詳細に説明する。
図1および図2は本発明に係る表面実装機の平面図を示し、図1は実装部を二箇所に形成する第1の形態を示し、図2は実装部を一箇所に形成する第2の形態を示す。図3は表面実装機の上部の正面図、図4は幅変更装置を示す断面図、図5はストッパー装置を示す断面図、図6はプッシュアップ装置を示す断面図、図7はクランプ装置の断面図、図8は制御装置の構成を示すブロック図、図9は搬送動作を説明するためのフローチャート、図10は実装動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態による表面実装機を示す。この表面実装機1は、基台2の上部でプリント配線板3を搬送するコンベア4と、後述するヘッドユニット5を図1および図2において左右方向(以下、この方向を単にX方向という)とX方向と直交する前後方向(以下、この方向をY方向という)とに移動させる移動装置6とを備えている。
前記コンベア4は、プリント配線板3の両端部を一対の無端ベルト4a,4bによって支え、このプリント配線板3を図1および図2において左方へ搬送するように構成されている。このコンベア4の具体的な構成については後に詳述する。
前記コンベア4の両側方には、部品供給用のテープフィーダ7と、吸着ノズル8(図4参照)に吸着された実装用部品9等を下方から撮像する部品認識装置10とが設けられている。この部品認識装置10は、コンベア4の搬送方向の中央部に位置付けられている。前記テープフィーダ7は、この表面実装機1内におけるプリント配線板3の搬送方向の上流側と下流側に実装部A,Bを設けるために、前記部品認識装置10を挾んで搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ配設されている。これらのテープフィーダ7のうち、部品認識装置10より上流側に位置する上流側テープフィーダ7Aには、実装部Aでプリント配線板3に実装する実装用部品9が装備され、下流側に位置する下流側テープフィーダ7Bには、実装部Bでプリント配線板3に実装する実装用部品9が装備されている。
前記移動装置6は、前記コンベア4の上方でY方向に沿って延びる2本の固定レール11,11を有するY方向移動装置12と、前記固定レール11,11どうしの間に架け渡された可動レール13を有するX方向移動装置14とによって構成されている。前記ヘッドユニット5は、前記X方向移動装置14に取付けられている。
前記Y方向移動装置12は、前記固定レール11に沿って延びるボールねじ軸15と、このボールねじ軸15を駆動するY軸サーボモータ16とによってX方向移動装置14の可動レール13をY方向に往復動させる。前記可動レール13は、前記ボールねじ軸15のナット部材15aに固定されている。前記Y軸サーボモータ16には、エンコーダからなる位置検出手段17が設けられている。
前記X方向移動装置14は、X方向に延びる可動レール13に並設されたボールねじ軸18と、このボールねじ軸18を駆動するX軸サーボモータ19とによってヘッドユニット5をX方向に往復動させる。前記X軸サーボモータ19には、エンコーダからなる位置検出手段20が設けられている。
前記ヘッドユニット5には、図4に示すように、前記吸着ノズル8を有する吸着ヘッド21がX方向に間隔をおいて複数(8個)設けられている。これらの吸着ヘッド21は、それぞれ垂直な軸線上で回動することができるとともに、上下方向(以下、この方向を単にZ方向という)に移動することができるように構成されている。このヘッドユニット5と前記移動装置6の動作は、後述する制御装置22によって制御される。
前記コンベア4は、図1および図2に示すように、同図の下側(装置前側)に位置する前記無端ベルト4aを有する第1のコンベア本体23と、他方の無端ベルト4bを有する第2のコンベア本体24とを備えている。また、このコンベア4には、前記二箇所の実装部A,Bと対応する部位にそれぞれ後述する位置決め装置25,26が設けられている。
前記第1のコンベア本体23と第2のコンベア本体24は、図1,2および図4に示すように、X方向に延びるフレーム27と、このフレーム27の上端部に設けられたベルト用ガイド部材28とを有し、このガイド部材28の上面と下面とに沿って無端ベルト4a,4bが回転するように構成されている。前記両無端ベルト4a,4bは、ベルト用駆動装置4c(図9参照)によって互いに同期する状態で駆動される。
第1のコンベア本体23の前記フレーム27は、図4に示すように、X方向の二箇所に設けられた支柱29によって基台2に支持されている。一方、第2のコンベア本体24の前記フレーム27は、前記支柱29と対応するX方向の二箇所にスライダ30が下方に延びるようにそれぞれ設けられており、これらのスライダ30,30をY方向に貫通するガイド31およびねじ軸32と、これらのガイド31およびねじ軸32の装置前側の端部(図4においては左側の端部)に接続された前記2本の支柱29と、ガイド31およびねじ軸32の他端部に接続された二つの支持部材33とによって基台2に支持されている。
前記ガイド31とねじ軸32は水平に延びており、ガイド31は、前記支柱29と前記支持部材33に固定されている。ねじ軸32は、前記支柱29と前記支持部材33に回転自在に支持されている。このねじ軸32の装置前側の端部は、前記支柱29を貫通して装置前側に突出しており、この突出端部にプーリ34と操作用のサーボモータ35とが取付けられている。前記プーリ34は、他方の支柱29に設けられたねじ軸32のプーリ34に伝動用ベルト36を介して連動するように連結されている。前記サーボモータ35には、位置検出用のエンコーダ35aが設けられている。このサーボモータ35は、後述する制御装置22によって動作が制御される。
前記スライダ30は、前記ガイド31にY方向に移動自在に支持されている。また、このスライダ30におけるねじ軸32が貫通する部分は、ねじ軸32が螺合するナット部材37が固定されている。
すなわち、この実施の形態による第2のコンベア本体24は、前記ガイド31とねじ軸32とを有する幅変更装置38によってY方向に移動可能に支持されており、制御装置22から送られた制御信号によって前記サーボモータ35が回転することにより、プリント配線板3の大きさに応じて適正な位置に位置付けられる。例えば、第2のコンベア本体24は、図1に示すように、相対的に小型でY方向の幅が狭いプリント配線板3を搬送する場合においては、第1のコンベア本体23に近接する位置に位置付けられ、相対的に大型で幅が広いプリント配線板3を搬送する場合には、図2に示すように、第1のコンベア本体23から離間する位置に位置付けられる。
この実施の形態による表面実装機1おいて、小型のプリント配線板3に実装用部品9を実装するためには、図1に示すように、幅方向変更装置38によって無端ベルト4a,4bどうしの間隔を相対的に狭く形成した状態でプリント配線板3を搬送し、このプリント配線板3を後述する位置決め装置25,26によって二箇所の実装部A,Bにそれぞれ位置決めした状態で行う。大型のプリント配線板3をコンベア4によって搬送する場合には、図2に示すように、無端ベルト4a,4bどうしの間隔を相対的に広く形成した状態でプリント配線板3を搬送し、このプリント配線板3を搬送方向の下流側に位置する位置決め装置26によって実装部Bに位置決めした状態で行う。
前記位置決め装置25と位置決め装置26は、構造が互いに同一となるように形成されている。このため、ここでは、一方の位置決め装置25の構成について説明する。
位置決め装置25は、図1および図2に示すように、前記コンベア4によって搬送されてきたプリント配線板3を停止させるストッパー装置41と、プリント配線板3を下方から押し上げるプッシュアップ装置42と、プリント配線板3を両側方において下方から押し上げ挟持することにより移動を規制するクランプ装置43とから構成されている。これらの各装置41〜43の動作は、後述する制御装置22によって制御される。
前記ストッパー装置41は、実装部Aと実装部Bの下流側端部にそれぞれ位置付けられており、プリント配線板3の両側部を停止させることができるように、前記第1のコンベア本体23のフレーム27の近傍と、前記第2のコンベア本体24のフレーム27の近傍とに配設され、これらのフレーム27にそれぞれ支持されている。この実施の形態によるコンベア4は、実装部Aより搬送方向の上流側に待機部Cが形成されており、この待機部Cにプリント配線板3を停止させておくために、前記ストッパー装置41と同等の構成の待機用ストッパー装置44が第1および第2のコンベア本体23,24の上流部に設けられている。
また、これらのストッパー装置41,44のうち第1のコンベア本体23に支持されたストッパー装置41,44の上流側近傍には、図1および図2に示すように、プリント配線板3の有無を検出するためのセンサ45が配設されている。このセンサ45は、フォトインタラプタによって構成され、コンベア4によって搬送されたプリント配線板3が受・発光素子(図示せず)の間を通過するように前記フレーム27に取付けられている。
上述した各ストッパー装置41,44は、図5に示すように、前記フレーム27の下端部に取付けられた支持用ブラケット51と、この支持用ブラケット51に設けられるシリンダケーシング56aと、このシリンダケーシング56aにZ方向に延びるように設けられたレール52と、このレール52にスライダ53を介して昇降自在に保持された可動部材54と、この可動部材54の上端部に上方へ向けて突設された当接部材55と、前記可動部材54の下方に配設された駆動用エアシリンダ56などによって構成されている。このエアシリンダ56は、シリンダ本体(シリンダケーシング)56aの軸線方向がZ方向を指向する状態で前記支持用ブラケット51に固定されており、前記シリンダ本体56aの上端部から突出するピストンロッド56bの先端部に前記可動部材54が接続されている。すなわち、前記可動部材54および当接部材55は、エアシリンダ56のピストンロッド56bとともに昇降する。
このストッパー装置41は、図5に示すように、前記エアシリンダ56のピストンロッド56bが下降している状態(退避状態)で前記当接部材55がプリント配線板3の搬送経路の下方に位置付けられ、前記ピストンロッド56bが上昇した状態(作動状態)で前記当接部材55が前記搬送経路内に位置付けられるように構成されている。このように構成されたストッパー装置41においては、エアシリンダ56が前記作動状態に切換えられることにより、当接部材55がプリント配線板3の搬送経路に突出し、プリント配線板3の移動を規制して停止させる。当接部材55の突出高さは、前記プッシュアップ装置42や前記クランプ装置43によりプリント配線板3が上方に持ち上げられても、プリント配線板3の移動を規制できる高さである。
前記プッシュアップ装置42は、図6に示すように、プリント配線板3の搬送経路の下方でX方向とY方向とに延びる可動プレート61と、この可動プレート61の下方に配設された昇降アクチュエータ62と、前記可動プレート61の上面に立設された複数のピン63などによって構成されている。前記昇降アクチュエータ62は、上下方向に移動規制され、かつ上下軸回りに回転可能に支持されるナットと、このナットを回転駆動するサーボモータ84(図7参照)と、前記ナットとサーボモータ84を内蔵保持するアクチュエータ本体62aと、前記ナットに嵌合しナットの回転により昇降するねじ軸62bと、このねじ軸62bが貫通昇降しアクチュエータ本体62aを基台2に取付けるための支持ブラケット62cとから構成される。前記アクチュエータ本体62aの上端部から突出するねじ軸62bの先端部に前記可動プレート61が固定されている。すなわち、前記可動プレート61および前記ピン63は、昇降アクチュエータ62のねじ軸62bとともに昇降する。
このプッシュアップ装置42は、前記昇降アクチュエータ62のねじ軸62bが下降している状態(退避状態)で前記ピン63がプリント配線板3の搬送経路の下方に位置付けられ、前記ねじ軸62bが上昇した状態(作動状態)で、前記ピン63がプリント配線板3の下面を押し上げ、無端ベルト4a,4bより上方に離間させるように構成されている。この実施の形態によるコンベア4は、前記ピン63がプリント配線板3を押し上げたときにプリント配線板3が飛び上がることを阻止するために、前記ベルト用ガイド部材28の上に当て板64が取付けられている。このプッシュアップ装置42の前記サーボモータ84は、プリント配線板3を押し上げた状態でプリント配線板3の上面の高さと前記当て板64の下面の高さとが一致するように、制御装置22によって動作が制御される。
また、このプッシュアップ装置42は、上述したようにプリント配線板3を押し上げたときにプリント配線板3の位置決め用孔(図示せず)に嵌合する位置決め用ピン(図示せず)を備えている。この位置決め用ピンが前記位置決め用孔に嵌合することによって、プリント配線板3が実装部Aまたは実装部Bに位置決めされる。
前記クランプ装置43は、図7に示すように、前記第1および第2のコンベア本体23,24のフレーム27,27に取付用ブラケット71を介して取付けられたエアシリンダ72を備えている。このエアシリンダ72は、前記2つのフレーム27,27の互いに対向する側部に軸線方向が上下方向を指向する状態で支持されている。すなわち、このエアシリンダ72は、コンベア4の内側に位置付けられている。
前記エアシリンダ72は、前記ブラケット71に取付けられたシリンダ本体72aと、このシリンダ本体72a内に移動自在に嵌合されてシリンダ本体72a内を上側気室72bと下側気室72cとに画成するピストン72dと、このピストン72dに接続されてシリンダ本体72aから上方に突出するピストンロッド72eとから構成されている。ピストンロッド72eの先端部には、ブラケット73を介して後述するクランプ板74が取付けられている。
前記クランプ板74は、フレーム27の上端部に設けられた前記当て板64と協働してプリント配線板3を上下方向から挟持するためのもので、X方向とZ方向に延びるように形成されて前記当て板64の下方に位置付けられている。このクランプ板74のX方向の長さは、プリント配線板3のX方向の長さと同等に形成されている。前記ブラケット73は、このクランプ板74のX方向の中央部の下端部に固着している。また、このクランプ板74のX方向の両端部は、図示していない付勢機構によって上方に付勢されている。
前記付勢機構は、上方に向けて開口する有底円筒状の支持筒と、この支持筒から上方に突出する状態で支持筒に挿入された圧縮コイルばねとを備えている。前記支持筒は、基台2に支持され、前記圧縮コイルばねは、初期たわみを付与された状態でクランプ板74の下面と前記支持筒との間に弾装されている。すなわち、前記クランプ板74は、前記エアシリンダ72による付勢力が生じていない状態では、前記圧縮コイルばねの弾発力によって上方に移動し、プリント配線板3を下方から当て板64に押し付ける。この状態で前記エアシリンダ72の上側気室72bに空気が供給されるとともに、下側気室72cから空気が排出されることによって、ピストン72dとピストン72eとともにクランプ板74が前記圧縮コイルばねの弾発力に抗して下降する。
この実施の形態によるクランプ装置43は、プリント配線板3をコンベア4によって搬送する場合は、前記エアシリンダ72によってクランプ板74をその上端がプリント配線板3から下方に離間するように下降させ、プリント配線板3を位置決めする場合には、前記エアシリンダ72の上側気室72bを大気開放とする。このようにエアシリンダ72の付勢力が消失することにより、前記圧縮コイルばねの弾発力によってクランプ板74が上方へ移動し、プリント配線板3がクランプ板74と当て板64とによって挟持されてクランプ状態となる。
この実施の形態による表面実装機1の動作を制御する制御装置22は、図に示すように、前記コンベア4と前記位置決め装置25,26を図9に示す動作順序で動作させる第1の制御手段81と、前記ヘッドユニット5と移動装置6とを予め決められたプリント配線板毎の制御プログラムに基づいて動作させる第2の制御手段82とから構成されている。また、これらの第1および第2の制御手段81,82は、図1に示すように、前記実装部Aと実装部Bとでそれぞれプリント配線板3に実装用部品9を実装する第1の形態と、図2に示すように、前記実装部Bのみでプリント配線板3に実装用部品9を実装する第2の形態とを切換えることができるように構成されている。これらの第1、第2の形態の切換えは、操作者が操作する切換スイッチ(図示せず)によって行ったり、前記制御プログラムに予め切換え条件を加えておいて自動的に切換えられるような構成を採ることができる。
前記第1の制御手段81は、前記センサ45の検出結果と、ヘッドユニット5の部品実装状態などに基づいて前記コンベア4のベルト用駆動装置4cと、前記ストッパー装置用エアシリンダ56の動作を切換えるためのストッパー装置用電磁弁83と、前記プッシュアップ装置用昇降アクチュエータ62の動作を切換えるためのプッシュアップ装置用サーボモータ84と、前記クランプ装置用エアシリンダ72の動作を切換えるためのクランプ装置用電磁弁85などの動作を制御する。前記第2の制御手段82は、下流側に位置する実装部Bの方が上流側に位置する実装部Aより先に実装が終了するように、ヘッドユニット5と移動装置6の動作を制御する。
次に、上述した制御装置22の動作を図9および図10に示すフローチャートによって説明する。
この実施の形態による表面実装機1によってプリント配線板3に実装用部品9を実装するために、制御装置22は、先ず、図9のステップS1に示すように、コンベア4の搬送形態が前記第1の形態であるか否かを判定する。この判定結果がNOの場合、すなわち大型のプリント配線板3を使用する第2の形態に切換えられている場合は、ステップS2に進み、下流側の位置決め装置26によって実装部Bにプリント配線板3を位置決めして実装を行う。
実装部Bで実装を行うに当たって、制御装置22は、実装部A用ストッパー装置41と待機部C用ストッパー装置44とをそれぞれ退避状態とするとともに、実装部B用ストッパー装置41を作動状態とし、コンベア4によってプリント配線板3を搬送する。次に、制御装置22は、実装部B用センサ45がプリント配線板3を検出してから予め定めた時間が経過したとき(プリント配線板3がストッパー装置41の当接部材55に当接したとき)にコンベア4を停止させ、プッシュアップ装置42によってプリント配線板3をコンベア4より上方に押し上げて実装部Bに位置決めし、このプリント配線板3をクランプ装置43によって移動することがないように固定する。クランプ装置43がプリント配線板3を固定することによって、位置決め動作が終了する。
このように前記実装部Bでプリント配線板3の位置決めが終了した後、制御装置22は、ヘッドユニット5と移動装置6とによって実装部Bでプリント配線板3に実装用部品9を実装する。この実装は、図10に示すように、先ず、ヘッドユニット5を移動装置6によりX方向とY方向とに移動させてテープフィーダ7B,7Bの上方に位置付け、その後、吸着ノズル8を下降させ、テープフィーダ7B上の実装用部品9を8個の吸着ノズル8に吸着させる(ステップP1)。次に、制御装置22は、ヘッドユニット5をテープフィーダー7B上から部品認識装置10の上方へ移動させ、前記8個の実装用部品9を部品認識装置10によって撮像して吸着位置の検出と、端子やリードの良否の判定などを行う(ステップP2)。その後、制御装置22は、ヘッドユニット5をプリント配線板3の吸着位置ずれを補正した所定の実装位置の上方に移動させ、吸着ノズル8を下降させて実装用部品9をプリント配線板3に移載する(ステップP3)。
また、前記実装部Bでプリント配線板3の位置決めが終了した後、制御装置22は、コンベア4を作動させて待機部Cに次のプリント配線板3を搬送する。このときに制御装置22は、待機部C用ストッパー装置44を作動状態とし、次のプリント配線板3が下流側へ搬送されることを規制する。制御装置22は、前記実装部Bでプリント配線板3に全ての実装用部品9を実装した後、位置決め装置26によるプリント配線板3の位置決め状態を解除し、このプリント配線板3をコンベア4によって下流側端部に搬出する。このプリント配線板3は、この表面実装機1に隣接するように設けられた図示していない下流装置(例えば別の表面実装機、実装検査装置、リフロー装置等)に移載される。このようにプリント配線板3を搬出した後、制御装置22は、待機部Cから実装部Bに次のプリント配線板3を搬送する。制御装置22は、第2の形態に切換えられている間は上述した実装動作を繰り返す。
一方、前記ステップS1で第1の形態に切換えられていると判定された場合は、制御装置22は、ステップS3に示すように、実装部Bに第1番目のプリント配線板3を搬送する。このときは、実装部A用ストッパー装置41と待機部C用ストッパー装置44とをそれぞれ退避状態とするとともに、実装部B用ストッパー装置41を作動状態とし、コンベア4によってプリント配線板3を搬送する。
次に、制御装置22は、ステップS4に示すように、実装部Bにプリント配線板3を位置決め装置26によって位置決めする。この位置決め時の動作は、前記第2の形態の場合と同一である。実装部Bでプリント配線板3の位置決めが終了した後、ステップS5において、制御装置22は、実装部Bでプリント配線板3に実装用部品9を実装する。この実装時の動作は、前記第2の形態を採る場合と同等である。
また、前記実装部Bで第1番目のプリント配線板3の位置決めが終了した後、制御装置22は、ステップS6に示すように、コンベア4を作動させて実装部Aに第2番目のプリント配線板3を搬送し、この実装部Aに位置決め装置25によって第2番目のプリント配線板3を位置決めする(ステップS7)。この位置決めが終了した後、制御装置22は、待機部Cに第3番目のプリント配線板3を搬送する(ステップS8)。このときに制御装置22は、待機部C用ストッパー装置44を作動状態とし、第3番目のプリント配線板3が下流側へ搬送されることを規制する。
制御装置22は、前記実装部Bで第1番目のプリント配線板3に全ての実装用部品9を実装した後、位置決め装置26によるプリント配線板3の位置決め状態を解除し、第1番目のプリント配線板3をコンベア4によって下流側端部に搬出する(ステップS9)。このように第1番目のプリント配線板3を搬出しているときに、制御装置22は、ステップS10に示すように、実装部Aで実装を開始する。
そして、実装部Aで第2のプリント配線板3に全ての実装用部品9を実装した後、制御装置22は、位置決め装置25による位置決め状態を解除し、コンベア4によって第2番目のプリント配線板3を下流側端部に搬出する(ステップS11)。これとともに、制御装置22は、待機部Cで待機している第3番目のプリント配線板3を実装部Bに搬送する。
この実施の形態による表面実装機1は、第1の形態に切換えられている間は上述したステップS3〜ステップS11で示す動作を繰り返す。すなわち、この表面実装機1は、使用するプリント配線板3が小型である場合は、プリント配線板3を二箇所の実装部A,Bにコンベア4によってそれぞれ搬送し、実装部A,B毎の位置決め装置25,26によって位置決めした状態で、ヘッドユニット5と移動装置6とによって二箇所で2枚のプリント配線板3にそれぞれ実装用部品9を実装する。
したがって、この表面実装機1によれば、二箇所の実装部A,Bを実現するに当たって、両実装部A,Bでのプリント配線板3の搬入と搬出とを共通のコンベア4によって行うことができ、しかも、実装時にプリント配線板3を停止させておくことができるから、プリント配線板3を実装時にY方向へ移動させる従来の表面実装機に較べると、簡単な構造のコンベア4を使用することができる。この結果、この表面実装機1は、小型のプリント配線板3を二箇所の実装部A,Bに搬送する装置が簡素化されることにより製造コストを低減することができ、しかも、大型のプリント配線板を搬送するために形成されている広い搬送スペースを有効に使用して複数の小型のプリント配線板3に能率よく実装用部品9を実装することができる。
また、この実施の形態による表面実装機1によれば、小型のプリント配線板3を使用する第1の形態において、実装が終了した実装部Bの第1番目のプリント配線板3を搬出するときに実装部Aの第2番目のプリント配線板3に実装用部品9を実装するから、実装部Bで実装する実装行程から実装部Aで実装する実装行程に移るときに、ヘッドユニット5を待機させる必要がない。
さらに、この実施の形態による表面実装機1によれば、前記第1の形態において、実装部Bで第1番目のプリント配線板3に実装用部品9を実装しているときに実装部Aに第2番目のプリント配線板3を搬送し位置決めするから、実装部Bでの実装時間を有効に利用して次の実装のための準備をしておくことができ、より一層能率を向上させることができる。
上述した実施の形態においては、下流側に位置する実装部Bのプリント配線板3のみに実装用部品9を実装し、その後、上流側に位置する実装部Aのプリント配線板3に実装用部品9を実装する例を示したが、本発明に係る表面実装機は、2枚のプリント配線板3に交互に実装用部品9を実装する構成や、実装部Aで実装用部品9が半数実装されたプリント配線板3を実装部Bに搬送した後に実装部Bで残りの実装用部品9を実装する構成を採ることができる。
上述したように2枚のプリント配線板3に交互に実装用部品9を実装するに当たっては、ヘッドユニット5がテープフィーダ7A,7Bと実装部A,Bとの間で移動するときの移動距離が最短になるように移動装置6の動作させることが望ましい。この実装形態を採る場合であっても、下流側の実装部Bの方が実装部Aより先に実装終了となるように実装を行い、実装部Bに位置するプリント配線板3を実装部Aに位置するプリント配線板3より先に搬出する。
また、上述した実施の形態では一つのヘッドユニット5によって二つの実装部A,Bのプリント配線板3に実装用部品9を実装する例を示したが、本発明に係る表面実装機は、ヘッドユニット5を二つ装備することもできる。この構成を採る場合は、一方のヘッドユニットで実装部Aのプリント配線板3に実装用部品9を実装し、他方のヘッドユニットで実装部Bのプリント配線板3に実装用部品9を実装する形態を採ることができるし、両方のヘッドユニット5によって実装部Aのプリント配線板3と実装部Bのプリント配線板3とにそれぞれ実装用部品9を実装することもできる。一方のヘッドユニットによって実装部Aで実装を行うとともに、他方のヘッドユニットによって実装部Bで実装を行う場合の移動装置6の構成を図11に示す。
図11は表面実装機1の他の実施の形態を示す平面図で、同図において、前記図1〜図10によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。なお、図11は、コンベア4を省略した状態で描いてある。
図11に示す表面実装機1の移動装置6は、Y方向に延びる2本の固定レール11A,11Bに沿って移動する二つの可動レール13A,13Bを備えている。
これらの可動レール13A,13Bは、図11において上下方向(表面実装機1の前後方向)に並んでおり、Y方向移動装置12A,12Bによって駆動される。詳述すると、これらの可動レール13A,13Bのうち、装置後側に位置する可動レール13Aは、固定レール11Aに沿うボールねじ軸15Aに螺合するナット15Aaが設けられており、前記ボールねじ軸15AがY軸サーボモータ16Aによって駆動されることによりY軸方向に往復動する。他方の可動レール13Bは、固定レール11Bに沿うボールねじ軸15Bに螺合するナット15Baが設けられており、前記ボールねじ軸15BがY軸サーボモータ16Bによって駆動されることによりY軸方向に往復動する。前記Y軸サーボモータ16A,16Bには、エンコーダからなる位置検出手段17A,17Bが設けられている。
前記可動レール13Aは、ボールねじ軸18AをX軸サーボモータ19Aによって回転させることによりヘッドユニット5AをX方向に往復動させるX方向移動装置14Aを装備している。他方の可動レール13Bは、ボールねじ軸18BをX軸サーボモータ19Bによって回転させることによりヘッドユニット5BをX方向に往復動させるX方向移動装置14Bを装備している。前記X軸サーボモータ19A,19Bには、エンコーダからなる位置検出手段20A,20Bが設けられている。前記ヘッドユニット5Aとヘッドユニット5Bは、図1〜図9に示す実施の形態を採る場合に用いたものと同等の構成が採られ、それぞれ複数の吸着ヘッド(図示せず)を装備している。
前記可動レール13Aに支持されたヘッドユニット5Aは、装置後側に位置するテープフィーダ7A1,7B1で実装用部品9を吸着し、この実装用部品9を装置後側に位置する部品認識装置10Aに撮像させた後、実装部Aに位置決めされたプリント配線板3の所定位置に実装する。前記可動レール13Bに支持されたヘッドユニット5Bは、装置前側に位置するテープフィーダ7A2,7B2で実装用部品9を吸着し、この実装用部品9を装置前側に位置する部品認識装置10Bに撮像させた後、実装部Bに位置決めされたプリント配線板3の所定位置に実装する。
この実装行程において、可動レール13Aと可動レール13Bとが干渉し合うことを避けるために、一方のヘッドユニット5Aが実装を行っている間は、他方のヘッドユニット5Bは実装用部品9の吸着と部品認識装置10Bによる認識とを行うようにする。すなわち、この実施の形態を採ることによって、二つのヘッドユニット5A,5Bが交互に部品吸着と実装とを繰り返すようになるから、実装の効率を向上させることができる。
本発明に係る表面実装機の平面図である。 本発明に係る表面実装機の平面図である。 表面実装機の上部の正面図である。 幅変更装置を示す断面図である。 ストッパー装置を示す断面図である。 プッシュアップ装置を示す断面図である。 クランプ装置の断面図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 搬送動作を説明するためのフローチャートである。 実装動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態を示す表面実装機の一部平面図である。
符号の説明
1…表面実装機、3…プリント配線板、4…コンベア、4a,4b…無端ベルト、23…第1のコンベア本体、24…第2のコンベア本体、5…ヘッドユニット、6…移動装置、22…制御装置、25,26…位置決め装置、38…幅変更装置、41…ストッパー装置、42…プッシュアップ装置、43…クランプ装置、81…第1の制御手段、82…第2の制御手段、A,B…実装部。

Claims (3)

  1. プリント配線板の両側部を支える一対の無端ベルトを有するコンベアと、前記無端ベルトの相互の間隔を増減させる幅変更装置と、前記プリント配線板を前記コンベア内の実装部で昇降させるとともに前記コンベアより上昇させた状態で位置決めする位置決め装置と、前記プリント配線板の搬送方向およびこの搬送方向とは直交する水平方向に移動しかつ前記実装部に位置するプリント配線板に実装用部品を実装するヘッドユニットとを備えた表面実装機において、前記位置決め装置を搬送方向の上流側と下流側とに配設することにより前記実装部を二箇所に設けるとともに、前記幅変更装置によって無端ベルトどうしの間隔を狭く形成した状態で前記両方の位置決め装置を使用して前記実装部を二箇所に形成する第1の形態と、前記幅変更装置によって前記無端ベルトどうしの間隔を相対的に広く形成した状態で一方の位置決め装置のみを使用して前記実装部を一箇所に形成する第2の形態とを切換える制御装置を備えたことを特徴とする表面実装機。
  2. 請求項1記載の表面実装機において、制御装置は、第1の形態を採る場合に二箇所の実装部毎にプリント配線板の搬送・位置決めが実施されるようにコンベアと位置決め装置の動作を制御する第1の制御手段と、前記両実装部に位置決めされたプリント配線板のうち下流側に位置するプリント配線板が先に実装終了となるようにヘッドユニットの実装動作を制御する第2の制御手段とを備えている表面実装機。
  3. 請求項2記載の表面実装機において、前記第1の制御手段は、前記第1の形態を採る場合、下流側に位置するプリント配線板に実装用部品を実装しているときに上流側に位置するプリント配線板を上流側の実装部に搬送し位置決めするものである表面実装機。
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