JP6630585B2 - ストッパレス基板停止装置および部品実装装置並びに基板停止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ストッパレス基板停止装置および部品実装装置並びに基板停止方法に関する。
特許文献1は、基板を所定位置に搬送して位置決めするための搬送装置を開示している。同搬送装置は、搬送コンベアに搬送される基板を目的位置に位置決めするために、当該基板と機械的に当接するストッパと、基板がストッパに当接したことを検出する位置決め検出器と、基板が搬送を開始する搬送開始位置と搬送を終了する目的位置の途中の所定位置に到着したことを検出するための到着検出器とを備えており、前記位置決め検出器および到着検出器からの検出信号に応じて、基板の到着が遅れた場合や、基板がストッパからはね返った場合の補正動作を行い、前記駆動装置の駆動を制御するように構成されている。
特開平9−326839号公報
ところで、近年、電子部品の高集積化のために、ウエハステージ上に保持されたダイシング済みのウエハからベアチップ(半導体チップ)を取出して基板上に実装する部品実装装置が知られている。かかる部品実装装置において、近年の製品では、ベアチップのバンプが相当小さく(例えば、30μm〜50μm)、フラックスを塗布して止めていても、僅かな振動や衝撃で位置ずれ等を来す恐れがある。そのため、従来のように、ストッパを用いて基板を当接させる方法では、停止時にベアチップが移動したり、落下したりする恐れがある。
一方、多品種少量生産等に対応するため、基板への高速装着化、高精度装着化のために、プリント基板を所定位置に、迅速にかつ高精度で搬送して位置決めする要請は益々高まっている。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、基板に衝撃を与えることなく精緻かつ可及的に高速に停止することのできるストッパレス基板停止装置および部品実装装置並びに基板停止方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、当接部材と機械的に当接させずに基板を基板搬送経路上に予め設定された停止ポイントに停止させるストッパレス基板停止装置であって、前記基板を前記基板搬送経路に沿って搬送する搬送コンベアと、前記搬送コンベアの搬送動作とその停止を行う、ブレーキを有したブレーキ付モータと、前記停止ポイントに設けられ、前記停止ポイントに基板が到着しているか否かを検出する停止センサと、前記停止ポイントよりも上流側に設定された中間ポイントに搬送途中の基板が到着しているか否かを検出する中間センサと、前記停止センサ及び前記中間センサの検出に基づいて前記ブレーキ付モータによる前記搬送コンベアの駆動を制御する制御装置と、を備える。前記制御装置は、基板搬送を開始した時点から当該基板が前記中間ポイントよりも上流側を移動している間に、予め高速側に設定された第1の速度まで搬送速度を加速して当該基板を当該第1の速度で中間ポイントに搬送し、当該基板が前記中間ポイントに到着したことを検出してから前記停止ポイントに到着するよりも前までに、当該基板が急停止しても滑りが生じない低速側の第2の速度に搬送速度を減速し、当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出したときに、前記ブレーキ付モータのブレーキの作動によって前記搬送コンベアの搬送動作を停止させる、ことを特徴とするストッパレス基板停止装置である。
また、本発明の別の態様は、当接部材と機械的に当接させずに、ブレーキを有したブレーキ付モータによる搬送コンベアの駆動よって搬送されている基板を基板搬送経路上に予め設定された停止ポイントに停止させる基板停止方法であって、基板搬送を開始した時点から当該基板が前記停止ポイントよりも上流側に設定された中間ポイントよりも上流側を移動している間に、予め高速側に設定された第1の速度まで搬送速度を加速して当該基板を当該第1の速度で中間ポイントに搬送するステップと、当該基板が前記中間ポイントに到着したことを検出するステップと、当該基板が前記中間ポイントに到着したことを検出してから前記停止ポイントに到着するよりも前までに、当該基板が急停止しても滑りが生じない低速側の第2の速度に搬送速度を減速するステップと、減速後に当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出するステップと、当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出したときに、前記ブレーキ付モータのブレーキの作動によって前記搬送コンベアの搬送動作を停止させるステップとを備えていることを特徴とする基板停止方法である。
これらの態様では、基板搬送を開始した時点から当該基板が前記中間ポイントよりも上流側を移動している間に、高速側の第1の速度で基板が搬送されるので、可能な限り、基板を高速で搬送することが可能になる。しかも、搬送されている基板が所定の中間ポイントに到着した後は、当該基板が停止ポイントに到着するよりも前までに、搬送速度が低速側の第2の速度に減速される。この第2の速度は、基板が急停止しても滑りが生じない速度に設定され、停止センサが減速された基板を検出したときに当該基板が停止する。そのため、ストッパ等による機械的な当接を要することなく基板を停止ポイントに停止させることができる。
好ましい態様のストッパレス基板停止装置において、前記制御装置は、当該基板が前記中間ポイントに到着したことを前記中間センサが検出した後、前記ブレーキ付モータの制動を準備するのに要する時間に対応する距離を基板が移動した後で減速動作を開始するように、前記ブレーキ付モータによる前記搬送コンベアの駆動を制御する。この態様では、停止センサと中間センサとの間に設けられる所定距離だけ高速で基板が移動した後、減速搬送が開始されるので、ロバストな搬送制御、すなわち、安定性の高い搬送制御を実現することができる。高速側の第1の速度から低速側の第2の速度に減速するときの減速度は、個々の装置の仕様要求に応じて、ユーザが任意に設定することが可能である。そのため、高速側の第1の速度から減速を開始する場合において、何らかの原因で中間センサが基板を検出したときの速度が第1の速度よりも高速になっていたときや、低速側の第2の速度の減速度が低いときには、その直後に減速を開始しても所望の速度に減速させることができない恐れがある。これに対し、本態様では、ブレーキ付モータの制動を準備するのに要する時間に対応する距離を基板が移動した後に減速するので、中間センサが基板を検出したときの速度が第1の速度よりも高速になっていたときや、低速側の第2の速度の減速度が低いときにおいても、搬送制御の安定性を高めることができるのである。また、可及的に高速で基板を搬送できるので、搬送時間の短縮や高速化に寄与することができる。
本発明のさらに別の態様は、前記ストッパレス基板停止装置と、前記ストッパレス基板停止装置の搬送コンベア上に間隔を隔てて設定される第1の実装作業位置及び第2の実装作業位置と、前記第1の実装作業位置及び前記第2の実装作業位置の一方から他方に基板の搬送方向を設定するように構成された設定手段とを備え、前記ストッパレス基板停止装置は、第1の実装作業位置及び第2の実装作業位置ごとに前記停止センサと前記中間センサとを備えていることを特徴とする部品実装装置である。この態様では、バンプを有する電子部品が実装された基板を搬送する際に、基板を第1の実装作業位置から第2の実装作業位置に搬送する場合においても、第2の実装作業位置から第1の実装作業位置に搬送する場合においても、同様に基板をストッパレスで停止させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、基板の搬送開始後は、高速側の第1の速度V1で基板を搬送し、搬送速度の迅速化を図ることができるとともに、搬送されている基板が所定の中間ポイントに到着した後は、基板が急停止しても滑りが生じない第2の速度V2で基板が減速され、その後は、ストッパ等による機械的な当接を要することなく基板を停止ポイントに停止させることができるので、基板に衝撃を与えることなく精緻かつ可及的に高速に停止することができるという顕著な効果を奏する。
本発明のさらなる特徴、目的、構成、並びに作用効果は、添付図面と併せて読むべき以下の詳細な説明から容易に理解できるであろう。
本発明の実施の一形態におけるストッパレス基板停止装置を含む部品実装装置の平面略図である。 図1の部品実装装置の動作を概略的に記載した説明図である。 図1の実施形態に係る搬送コンベアのモータの制御処理を示すフローチャートである。 図3の制御処理を実行したときの説明図であり、(A)〜(C)は、基板の搬送過程を示す平面略図、(D)〜(H)は、同搬送過程における経過時間と搬送速度との関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本実施形態に係る部品実装装置Mは、ダイシングされたウエハWからベアチップCを取り出してプリント配線板(PWB;Printed Wiring Board)等の基板P上に実装(搭載)するとともに、電子部品等を基板P上に実装することが可能ないわゆる複合型の装置である。そして、本実施形態に係る部品実装装置Mは、後述するように、ストッパ等による当接部材と機械的に当接させずに基板Pを基板搬送経路PH上に予め設定された停止ポイントPT0に停止させるストッパレス基板停止装置Aを備えている。
なお、以下の説明では、方向を明確にするため、部品実装装置Mが加工する基板Pを搬送する水平方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平方向をY軸方向とするXY直角座標系を用いることとする。また、Y軸方向の一方(図1の下側に対応する方向)を仮に前方とする。
図1を参照して、部品実装装置Mは、Y軸方向に長く延びる平面視略長方形の基台1を有し、この基台1の幅方向(X軸方向)に沿って延びる搬送コンベア2を有している。
搬送コンベア2は、モータ3で駆動される一対のベルトコンベアで具体化されている。モータ3は、ベルトコンベアを双方向に駆動することができ、図1の右から左にも左から右にも基板Pを搬送し得る。本実施形態では、基板Pが左から右に搬送されるものとする。搬送コンベア2には、搬送方向に間隔を隔てた二つの実装作業位置S1、S2が基板搬送経路上に設定される。
基台1の上には、搬送コンベア2の前方に配置されたウエハ収納装置10と、搬送コンベア2の後方に配置され、ウエハ収納装置10からウエハWを受け取って支持するウエハ支持装置11と、ウエハ支持装置11のウエハヘッド12からベアチップCを受け取る吸着ノズル14を有する部品実装ユニット13と、吸着ノズル14が受け取ったベアチップCのバンプ形成面を撮像する固定カメラ15と、撮像後のベアチップCのバンプ形成面にフラックスを塗布するフラックス塗布装置16と、ベアチップCの実装後に実装される電子部品を供給する電子部品供給装置17とを備えている。
図2を参照して、ウエハWのベアチップCを基板Pに実装する場合、部品実装装置Mは、概略的には、ウエハ支持装置11により実装対象のベアチップCを取り出し、ウエハ支持装置11(図1参照)のウエハヘッド12にベアチップCを吸着し、保持する。次に、このウエハヘッド12は、回動してベアチップCを反転(フリップ)し、ベアチップCを所定の受け渡し位置に配置する。これに対応して、部品実装ユニット13の吸着ノズル14が受け渡し位置の上方で受け渡し高さ位置まで下降されて、ベアチップCが吸着される。
ベアチップCが吸着された後、部品実装ユニット13がフラックス塗布装置16の上方に移動される。部品実装ユニット13の吸着ノズル14が転写高さ位置まで下降されて、ベアチップCのバンプ形成面にフラックスが転写(塗布)される。その後、部品実装ユニット13が、固定カメラ15の上方を通過するように移動されて、吸着ノズル14に吸着されたベアチップCのバンプ形成面が撮像される。これにより、ベアチップCのバンプ形成面の不良判定や、吸着位置ずれの認識が行われる。なお、この転写動作と撮像動作とは、順序が逆になる場合もある。すなわち、転写前の状態の方が良好に撮像(画像認識)を行える場合には、撮像動作が先に実施される。
撮像後、部品実装ユニット13がさらに移動され、搬送コンベア2に設定されている実装作業位置(第1の実装装置S1、又は第2の実装作業位置S2)に保持された基板Pの上方で吸着ノズル14が実装高さ位置まで下降されて、ベアチップCが基板P上に載置(実装)される。
また、電子部品供給装置17(図1参照)の供給部品を実装する場合、部品実装ユニット13が電子部品供給装置17の所定の部品取出位置の上方に移動される。そして、吸着ノズル14が下降されて電子部品が取り出される。その後、部品実装ユニット13が、固定カメラ15の上方を通過するように移動されて、吸着ノズル14に吸着された電子部品の下面が撮像される。そして、部品実装ユニット13が基板Pの上方に移動される。その後、吸着ノズル14が下降されて、電子部品が基板P上に載置(実装)される。なお、ベアチップCがキャリアテープに個別収納され電子部品供給装置17から供給される場合には、電子部品供給装置17からベアチップCが取り出された後、図1に示すように転写および撮像が実施され、基板P上にベアチップCが載置(実装)される。
なお、上述した各機構のさらに詳細な構成等については、例えば本件出願人が先に提案した出願(例えば特開2014−203916号公報)に詳細に記載されているので、その詳細については省略する。
上述した各部の制御は、制御装置20によって制御される。制御装置20は、CPUや各種メモリ、HDD等を備えている。この制御装置20には、図外の入力装置が電気的に接続されており、オペレータによる各種情報がこの入力装置の操作に基づき入力される。また、制御装置20には、モータ3等の各種駆動モータに内蔵される図外のエンコーダ等の位置検出手段からの出力信号も入力される。さらに制御装置20には、搬送コンベア2のモータ3を含む各種駆動モータ、固定カメラ15等がそれぞれ電気的に接続されている。よって、制御装置20は、搬送コンベア2をはじめとする各機構の動作を統括的に制御することができる。なお、制御装置20には、設定手段としての設定部21が機能的に設けられており、この設定部21によって、制御装置20は、第1の実装作業位置S1及び第2の実装作業位置S2の一方から他方に基板Pの搬送方向を設定するように構成されている。具体的には、モータ3の回転方向が右回り又は左回りに択一的に設定され、関連する部位の上流側及び下流側の関係が逆に変更され、前後方向の関係が同一となるように設定される。また、制御装置20は、本実施形態におけるストッパレス基板停止装置Aの制御装置でもある。
制御装置20による搬送コンベア2の制御のため、搬送コンベア2には、それぞれの実装作業位置S1、S2ごとに二つの一組のセンサDs、Diが設けられている。
まず、一方のセンサとして、各実装作業位置S1、S2には、停止センサDsが設けられている。停止センサDsは、基板Pが所定の停止ポイントPT0、すなわち第1、第2の実装作業位置S1、S2に基板Pが到着していることを確認できる位置に到着したときにこれを検知し、検出結果を制御装置20に出力する。制御装置20は、停止センサDsの検出に基づいて、モータ3を制動し、基板Pを停止する。この停止センサDsが基板Pを検出する位置は、本実施形態における停止ポイントPT0の一例である。
他方のセンサは、中間センサDiである。中間センサDiは、停止センサDsの上流側に設けられている。中間センサDiは、基板Pの搬送を開始した後、この基板Pが搬送経路途中の所定位置(それぞれの実装作業位置S1、S2における停止ポイントPT0よりも上流側の所定位置)に到着したときにこれを検知し、検出結果を制御装置20に出力する。制御装置20は、中間センサDiの検出に基づいて、モータ3の速度を減速する。すなわち、搬送を開始した後、最初は、基板Pへの振動等が問題にならない限りにおいてできるだけ加速し、処理速度を速めるように、高速側の速度V1で基板Pが搬送される。その後、中間センサDiが基板Pを検出した後、所定の移動距離(以下、この距離を「残高速移動距離」という)をとった後、減速を開始するようにしている。残高速移動距離は、標準の設定で必要な距離よりも長い距離に設定される。また、この残高速移動距離は、モータの制動を準備するための距離であってもよい。残高速移動距離を設けることにより、本実施形態では、ロバストな搬送制御、すなわち、安定性の高い搬送制御を実現することができる。高速側の第1の速度V1から低速側の第2の速度V2に減速するときの減速度は、個々の装置の仕様要求に応じて、ユーザが任意に設定することが可能である。そのため、高速側の第1の速度V1から減速を開始する場合において、何らかの原因で中間センサDiが基板Pを検出したときの速度が高速側の速度V1よりもさらに高速になっていたときや、低速側の第2の速度の減速度が低いときには、その直後に減速を開始しても所望の速度に減速させることができない恐れがある。これに対し、本実施形態では、残高速移動距離において、標準の設定で必要な距離よりも長い距離を移動した後に減速するので、中間センサDiが基板Pを検出したときの速度が第1の速度V1よりも高速になっていたときや、低速側の第2の速度V2の減速度が低いときにおいても、搬送制御の安定性を高めることができるのである。また、減速後の第2の速度V2は、基板Pを急停止しても振動等によって、基板Pや基板上のベアチップCに影響を与えないレベル、すなわち、基板Pを急停止しても振動等によって、基板や基板上のベアチップCに影響を与えないレベルの低速側の速度に設定される。これにより、ストッパを用いなくても、モータ3の制動のみによって、高い精度で基板Pを停止することができる。
一方、本実施形態においては、基板Pを停止するためのストッパは設けられていない。これは、特に、上流側の第1実装作業位置S1で実装されたベアチップCが、フラックスによって基板P上に留まっている仕様になっているため、ストッパを基板Pに当接させることによって生じるベアチップCの位置ずれ等の発生を防止するためのものである。
ストッパを用いずに基板Pを各実装作業位置S1、S2に停止するため、制御装置20には、次のような手順でモータ3を制動する構成が採用されている。
図3及び図4を参照して、制御装置20にプログラムされている搬送コンベア2のモータの制御処理が実行されると、まず、制御装置20は、モータ3の駆動を開始する(ステップST1)。この処理が実行されると、基板Pは、図4(A)の破線で示す位置から下流側(図4の左から右)に向かって進行する。図4(D)のグラフに示すように、モータ3は、出発時点から基板Pの搬送速度を高め、搬送速度が高速側の第1の速度V1に達した後は、等速で基板Pを搬送する。第1の速度V1は、上述のように、基板Pへの振動等が問題にならない限りにおいてできるだけ加速し、処理速度を速めるように高速側に設定された速度であり、これによって可及的速やかに基板Pを搬送することが可能となる。
次いで、制御装置20は、中間センサDiが基板を検出するのを判別し(ステップST2)、基板Pが検出されるのを待機する。図4(A)(D)の例では、基板Pがタイミングt1で検出されたことを示している。
本実施形態の例では、制御装置20は、残高速移動距離だけ移動するまで、残高速移動距離に対応した残高速移動期間T1の間、第1の速度V1を維持するようにモータ3を制御する(図4(B)(E)参照)。残高速移動期間T1は、図4(E)に示すように、中間センサDiが基板Pを検出したタイミングt1から予め定められた残高速移動距離だけ進行した後のタイミングt2までに移動した期間をいう。
この制御装置20は、基板Pが残高速移動期間T1だけ移動したか否かを判別する(ステップST3)。この処理は、例えば、中間センサDiが基板Pを検出した後にモータ3を駆動した駆動量、モータ3を駆動した時間を計測する手段で実現可能である。このように基板Pが残高速移動期間T1だけ移動したか否かを計測する計測手段として、当該処理を実行するプログラムを制御装置20に設けたり、中間センサDiと停止センサDsとの間に残高速移動距離を計測する別のセンサ等を設けたりしてもよい。
中間センサDiによる検出後、基板Pがさらに残高速移動期間T1だけ移動したと判別すると、制御装置20は、減速運転を開始する(ステップST4)。この減速運転では、モータ3の回転数を一定の勾配で減速し、所定の第2の速度V2まで減速する。上述したように、第2の速度V2は、基板Pを急停止しても振動等によって、基板や基板上のベアチップCに影響を与えないレベルの低速側の速度である。この減速過程で基板Pが停止ポイントPT0に到着しないように、中間センサDiの検出位置(中間ポイントPT1)、残高速移動期間T1、減速期間(減速を開始するタイミングt2から減速を終了するタイミングt3までの期間)が、基板Pや搬送コンベア2の仕様に基づき、或いは必要に応じて実験等により適切に設定される。この結果、基板Pは、所定の減速期間T2の間減速を続け、その後は、第2の速度V2で定速移動を続ける。
その後、制御装置20は、停止センサDsが基板Pを検出したか否かを判別し(ステップST5)、停止センサDsが基板Pを検出するまで待機する。そして、当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出したときに、搬送動作を停止する(ステップST6)。この停止動作は、単にモータ3を止めるだけでもよいが、ブレーキ付モータ等を採用して、ブレーキで急停止させることが好ましい。そのような急停止動作によっても、基板Pは、相当な低速V2で移動しているので、基板P自身は、勿論、基板Pに上に実装されたベアチップCにも影響は生じなくなる。これにより、基板Pは、比較的精緻に停止ポジションPT0に停止され、部品実装位置ST2に位置決めされる。
基板Pは、その個体差等により、種々の態様で到着する。
図4(F)のグラフに示すように、基板Pが設定通りに到着した場合、タイミングt3から所定のマージン期間T3を経た後、基板Pが停止センサDsに検出され(ステップST2において、YESの場合)、モータ3が制動されて基板Pは、タイミングt4で停止する。このタイミングt3からタイミングt4までのマージン期間T1は、制動時における滑りを吸収するバッファ機能を奏する。
これは、仮に図4(G)に示すように、進みが生じて、設定されていたタイミングよりも早いタイミング(図示の例では、タイミングt5)で停止センサDsが基板Pを検出した場合でも、問題なく基板Pを停止できるようにするためである。
またこれとは逆に、仮に図4(H)に示すように、遅れが生じて、設定されていたタイミングよりも遅いタイミング(図示の例では、タイミングt6)で停止センサDsが基板Pを検出した場合には、依然、問題なく基板Pを停止することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の部品実装装置Mは、ストッパ等の当接部材と機械的に当接させずに基板Pを基板搬送経路PH上に予め設定された停止ポイントPT0(本実施形態の例では、停止センサDsの配置された位置)に停止させるストッパレス基板停止装置Aを備えている。同停止装置Aは、基板Pを基板搬送経路PHに沿って搬送する搬送コンベア2と、停止ポイントPT0に基板Pが到着しているか否かを検出する停止センサDsと、基板搬送経路PHにおいて停止センサDsよりも上流側に設定された中間ポイントPT1(本実施形態の例では、中間センサDiが配置されている位置)PTに搬送途中の基板Pが到着しているか否かを検出する中間センサDiと、停止センサDs及び中間センサDiの検出に基づいて搬送コンベア2の駆動を制御する制御装置20を備えている。
制御装置20は、基板Pの搬送を開始した時点から当該基板Pが中間ポイントPT1よりも上流側を移動している間に、予め高速側に設定された第1の速度V1まで基板Pの搬送速度を加速し、当該基板Pが第1の速度V1に到達した後は、当該速度V1で基板Pを搬送させる。さらに、制御装置20は、この搬送過程にある基板Pが中間ポイントPT1に到達したことを中間センサDiが検出した後は、当該基板Pが停止ポイントPT0に到着するよりも前(タイミングt3)までに、当該基板Pが急停止しても滑りが生じない低速側の第2の速度V2に基板Pの搬送速度を減速させる。そして、制御装置20は、停止センサDsが基板Pを検出したときに、当該基板Pが停止するように搬送コンベア2の搬送動作を停止させる。
かかる構成により、本実施形態は、基板搬送を開始した時点から当該基板が中間ポイントPT1よりも上流側を移動している間に、第1の速度V1まで搬送速度を加速して当該基板Pを当該第1の速度V1で中間ポイントPT1に搬送するステップST1と、当該基板Pが中間ポイントPT1に到着したことを検出するステップST2と、当該基板Pが中間ポイントPT1に到着したことを検出してから停止ポイントPT0に到着するよりも前までに、当該基板Pが急停止しても滑りが生じない低速側の第2の速度V2に搬送速度を減速するステップST4と、減速後に当該基板Pが停止ポイントPT0に到着したことを検出するステップST5と、当該基板Pが停止ポイントPT0に到着したときに搬送動作を停止するステップST6とを実行する基板停止方法を実現することができる。
このため本実施形態では、基板Pの搬送を開始した時点から当該基板が中間ポイントPT1よりも上流側を移動している間に、高速側の第1の速度V1で基板Pが搬送されるので、可能な限り基板Pを高速で搬送することが可能になる。しかも、搬送されている基板Pが所定の中間ポイントPT1に到着してから停止ポイントPT0に到着するよりも前までに、搬送速度が低速側の第2の速度V2に減速される。この第2の速度V2は、基板Pが急停止しても滑りが生じない速度に設定され、停止センサDsが減速された基板Pを検出したときに当該基板Pが停止する。そのため、図4(F)の場合のように、正常な停止態様の場合は、もちろん、基板Pの搬送が進みすぎた場合(図4(G)の場合)や、基板Pの搬送が遅れている場合(図4(H)の場合)においても、ストッパを用いることなく高い精度で基板Pを第1の実装作業位置S1又は第2の実装作業位置S2に停止することができる。
また、本実施形態のストッパレス基板停止装置Aにおいて、制御装置20は、中間センサDiが搬送過程にある基板Pを検出した後、搬送コンベア2が予め設定される残高速移動期間T1だけ当該基板Pを第1の速度V1で搬送した後で減速動作を開始するように搬送コンベア2を制御するように構成されている。このため本実施形態では、停止センサDsと中間センサDiとの間に設けられる所定距離だけ高速で基板Pが移動した後(タイミングt2経過後)、減速搬送が開始されるので、中間センサDiが基板Pを検出したときの速度が第1の速度V1よりも高速になっていたときや、低速側の第2の速度V2の減速度が低いときにおいても、ロバストな搬送制御、すなわち、安定性の高い搬送制御を実現することができる。また、可及的に高速で基板Pを搬送できるので、搬送時間の短縮や高速化に寄与することができる。
また本実施形態は、上述のようなストッパレス基板停止装置Aを備えた部品実装装置Mである。同部品実装装置Mは、ストッパレス基板停止装置Aの搬送コンベア2上に間隔を隔てて設定される第1の実装作業位置S1及び第2の実装作業位置S2と、第1の実装作業位置S1及び第2の実装作業位置S2の一方から他方に基板Pの搬送方向を設定するように構成された設定手段としての設定部21とを備えている。このような態様において、本実施形態に係る部品実装装置Mに構成されるストッパレス基板停止装置Aは、第1及び第2の実装作業位置S1、S2ごとに停止センサDsと中間センサDiとを備えている。このため本実施形態では、バンプを有する電子部品が実装された基板Pを搬送する際に、基板Pを第1の実装作業位置S1から第2の実装作業位置S2に搬送する場合においても、第2の実装作業位置S2から第1の実装作業位置S1に搬送する場合においても、同様に基板Pをストッパレスで停止させることができる。
すなわち、上述した実施形態では、第1の実装作業位置S1から第2の実装作業位置S2に基板Pを搬送する場合を例に説明したが、基板Pが第2の実装作業位置Sから第1の実装作業位置S1に搬送される場合に、上述のような基板停止方法で基板Pを停止するようにしてもよい。また、部品実装装置Mから下流側の装置に基板Pを搬送する場合でも、下流側の装置に基板停止装置Aを構成し、同様の方法で基板を制動するようにしてもよい。
その他、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはいうまでもない。
A ストッパレス基板停止装置
M 部品実装装置
2 搬送コンベア
3 モータ
20 制御装置
21 設定部
C ベアチップ
Di 中間センサ
Ds 停止センサ
P 基板
PH 基板搬送経路
PT0 停止ポイント
PT1 中間ポイント
S1 第1の実装作業位置
S2 第2の実装作業位置
T1 残高速移動期間
T2 減速期間
T3 マージン期間
t1 検出タイミング
t2 減速開始タイミング
t3 減速終了タイミング
t4 正常時の停止タイミング
t5 進み発生時の停止タイミング
t6 遅れ発生時のタイミング
V1 第1の速度
V2 第2の速度
W ウエハ

Claims (4)

  1. 当接部材と機械的に当接させずに基板を基板搬送経路上に予め設定された停止ポイントに停止させるストッパレス基板停止装置であって、
    前記基板を前記基板搬送経路に沿って搬送する搬送コンベアと、
    前記搬送コンベアの搬送動作とその停止を行う、ブレーキを有したブレーキ付モータと、
    前記停止ポイントに設けられ、前記停止ポイントに基板が到着しているか否かを検出する停止センサと、
    前記停止ポイントよりも上流側に設定された中間ポイントに搬送途中の基板が到着しているか否かを検出する中間センサと、
    前記停止センサ及び前記中間センサの検出に基づいて前記ブレーキ付モータによる前記搬送コンベアの駆動を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、基板搬送を開始した時点から当該基板が前記中間ポイントよりも上流側を移動している間に、予め高速側に設定された第1の速度まで搬送速度を加速して当該基板を当該第1の速度で中間ポイントに搬送し、当該基板が前記中間ポイントに到着したことを検出してから前記停止ポイントに到着するよりも前までに、当該基板が急停止しても滑りが生じない低速側の第2の速度に搬送速度を減速し、当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出したときに、前記ブレーキ付モータのブレーキの作動によって前記搬送コンベアの搬送動作を停止させる、ことを特徴とするストッパレス基板停止装置。
  2. 請求項1に記載のストッパレス基板停止装置において、
    前記制御装置は、当該基板が前記中間ポイントに到着したことを前記中間センサが検出した後、前記ブレーキ付モータの制動を準備するのに要する時間に対応する距離を基板が移動した後で減速動作を開始するように、前記ブレーキ付モータによる前記搬送コンベアの駆動を制御する
    ことを特徴とするストッパレス基板停止装置。
  3. 請求項1又は2に記載のストッパレス基板停止装置と、
    前記ストッパレス基板停止装置の搬送コンベア上に間隔を隔てて設定される第1の実装作業位置及び第2の実装作業位置と、
    前記第1の実装作業位置及び前記第2の実装作業位置の一方から他方に基板の搬送方向を設定するように構成された設定手段と
    を備え、前記ストッパレス基板停止装置は、第1の実装作業位置及び第2の実装作業位置ごとに前記停止センサと前記中間センサとを備えている
    ことを特徴とする部品実装装置。
  4. 当接部材と機械的に当接させずに、ブレーキを有したブレーキ付モータによる搬送コンベアの駆動よって搬送されている基板を基板搬送経路上に予め設定された停止ポイントに停止させる基板停止方法であって、
    基板搬送を開始した時点から当該基板が前記停止ポイントよりも上流側に設定された中間ポイントよりも上流側を移動している間に、予め高速側に設定された第1の速度まで搬送速度を加速して当該基板を当該第1の速度で中間ポイントに搬送するステップと、
    当該基板が前記中間ポイントに到着したことを検出するステップと、
    当該基板が前記中間ポイントに到着したことを検出してから前記停止ポイントに到着するよりも前までに、当該基板が急停止しても滑りが生じない低速側の第2の速度に搬送速度を減速するステップと、
    減速後に当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出するステップと、
    当該基板が前記停止ポイントに到着したことを検出したときに、前記ブレーキ付モータのブレーキの作動によって前記搬送コンベアの搬送動作を停止させるステップと
    を備えていることを特徴とする基板停止方法。
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