JP3959294B2 - クリーム半田のスクリーン印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーム半田のスクリーン印刷装置に関する。さらに詳述すると、本発明は基板を基板搬送位置から基板印刷位置まで上昇させ、印刷後に再び基板搬送位置に戻すスクリーン印刷装置の昇降装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
IC、LSI、コンデンサチップ、抵抗チップ等の電子部品を基板に表面実装するに先立ち、スクリーン印刷装置により、基板の上面にこれらの電子部品を接着するためのクリーム半田が印刷される。従来、スクリーン印刷するには、まず支持部に載置された基板の上面をスクリーンマスクの下面に近接させ、スキージを摺動させることにより、パターン孔を通してクリーム半田を基板に塗布する。次いで、基板を下降させてスクリーンマスクから分離し、クリーム半田を基板に転写する。
【0003】
このようにしてクリーム半田を塗布するスクリーン印刷装置としては、例えば特許第2932624号にかかる装置がある。このスクリーン印刷装置は、基板を下方から支持する基板の支持具と、この支持具を載置する載置部と、この載置部を昇降させる第1の昇降手段と、基板をクランプして位置決めするクランプ部材と、このクランプ部材を載置するベース部と、このベース部と載置部を一体的に昇降させる第2の昇降手段とを備えている。第1の昇降手段は、直立したねじ棒と、このねじ棒が螺合するナットと、第1のモータとから成り、この第1のモータを駆動することにより基板の厚さに応じて載置部の昇降ストロークを調整する。第2の昇降手段は、別の直立したねじ棒と、このねじ棒が螺合するナットと、第2のモータとから成り、この第2のモータを駆動することによりベース部を昇降させてスナップオフの調整を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許にかかるスクリーン印刷装置は、各ねじ棒の回転の同期を保って載置部やベース部を水平に(あるいは平行に)移動させることが難しい場合がある。例えば、図面に記載されているようにねじ棒を四隅のそれぞれに合計4本備えている場合、いずれのねじ棒も同期させて回転させる必要があり、高い精度を確保し維持することが要求される。また、これらねじ棒を同期回転させるタイミングベルトに伸びが生じれば回転に狂いが生じ同期が保たれなくなるおそれがある。
【0005】
また、このように複数のねじ棒を用いる場合、ねじ棒の数の分だけコストがかかる上、ねじ棒を同期回転させるための部材(例えばタイミングプーリやタイミングベルトなど)が必要となり、さらにコストが嵩む問題もある。
【0006】
そこで、本発明は、載置部やベース部を十分な平行度を保ちつつ昇降させることができ、昇降のためのコストも低いクリーム半田のスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、基板の支持装置に支持された基板の上方にスクリーンマスクを配置し、スクリーンマスク上をスキージを摺動させることにより、スクリーンマスクに開孔されたパターン孔を通してクリーム半田を基板に印刷するクリーム半田のスクリーン印刷装置において、基板を下方から支持する基板の支持具と、この支持具が設けられる載置部と、この載置部を昇降させる第1の昇降手段と、基板をクランプして位置決めするクランプ部材と、載置部を昇降可能に支持するとともに、クランプ部材がクランプして位置決めする動作が可能であるよう設けられるベース部と、このベース部と載置部とを一体的に昇降させるための第2の昇降手段と、第1の昇降手段と第2の昇降手段の昇降時のガイドとなる共用の直立したねじ棒とを備え、第1の昇降手段は、共用のねじ棒に螺合する第1のナット部材と、第1の駆動源とを備え、第2の昇降手段は、共用のねじ棒に螺合する第2のナット部材と、第2の駆動源とを備えることを特徴とするものである。
【0008】
この場合、請求項2記載の発明のように、第1の昇降手段の第1の駆動源を駆動して第1のナット部材を回転させ、この第1のナット部材がねじ棒に沿って昇降することにより載置部を昇降させることができる。また、請求項3記載の発明のように、第2の昇降手段の第2の駆動源を駆動してねじ棒を回転させ、このねじ棒に螺合する第1のナット部材および第2のナット部材がねじ棒に沿って昇降することにより載置部およびベース部を一体的に昇降させることができる。
【0009】
以上のようなスクリーン印刷装置においては、まず第1の駆動源を駆動すると共用のねじ棒に螺合している第1のナット部材がこのねじ棒に沿って上昇または下降し、この第1のナット部材に従動する載置部が上昇または下降する。このときベース部の高さは不変である。一方、第1の駆動源を停止させた状態で第2の駆動源を駆動すると、今度は共用のねじ棒自体が回転し、このねじ棒に螺合している第1のナット部材および第2のナット部材を上昇または下降させる。第1のナット部材はこれに従動する載置部を上昇または下降させ、第2のナット部材はこれに従動するベース部を上昇または下降させる。このとき、共用のねじ棒に螺合する第1のナット部材と第2のナット部材の昇降量は等しいことから、載置部とベース部は一体的に同量昇降または下降する。
【0010】
本発明にかかるスクリーン印刷装置は、載置部を昇降させるねじ棒とベース部を昇降させるねじ棒とを共用としていることから、複数のねじ棒を用いる装置のように各ねじ棒の同期をとる必要がない。しかも共用のねじ棒は1本で足りタイミングベルトのような同期をとるための手段が不要であることからベルトの伸びなどによる影響が皆無である。よって、同期ずれにより載置部やベース部の水平が保たれなくなるようなおそれがない。加えて、ねじ棒が1本で済み、同期をとるための手段も不要であるからその分のコストが浮く。
【0011】
また請求項1から3のいずれかに記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置においては、請求項4記載の発明のように、第1の昇降手段と第2の昇降手段とを同時に駆動することにより載置部を高速に昇降させることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1〜図4に、本発明の一実施形態を示す。本発明にかかるクリーム半田のスクリーン印刷装置1は、基板2の支持装置3に支持された基板2の上方にスクリーンマスク4を配置し、スクリーンマスク4上をスキージ5を摺動させることにより、スクリーンマスク4に開孔されたパターン孔6を通してクリーム半田7を基板2に印刷する装置である。
【0014】
本実施形態におけるスクリーン印刷装置1は、基板2を下方から支持する基板2の支持具8と、この支持具8が設けられる載置部9と、この載置部9を昇降させる第1の昇降手段11と、基板2をクランプして位置決めするクランプ部材10と、載置部9を昇降可能に支持するとともに、クランプ部材10がクランプして位置決めする動作が可能であるよう設けられるベース部13と、このベース部13と載置部9とを一体的に昇降させるための第2の昇降手段12と、第1の昇降手段11と第2の昇降手段12の昇降時のガイドとなる共用の直立したねじ棒14とを備えている。第1の昇降手段11は、共用のねじ棒14に螺合する第1のナット部材15と、第1の駆動源16とを備え、第2の昇降手段は、共用のねじ棒14に螺合する第2のナット部材17と、第2の駆動源18とを備えている。
【0015】
また、スクリーン印刷装置1は図示しないθ軸装置(鉛直軸を中心に回転可能な装置)上に設けられている。θ軸装置は、平面上で直交するX軸およびY軸方向に移動可能な図示しないXYステージ上に設けられている。
【0016】
さらに、スクリーン印刷装置1は基板2を搬送する手段たとえばコンベヤ24を備えている。本実施形態のコンベヤ24は、図1の紙面と垂直方向に基板2を搬送するように設けられている。図3の符号33はこのコンベヤ24を作動させるためのモータ、タイミングベルト、プーリなどからなるコンベヤ装置を示す。基板2は、このコンベヤ24によって載置部9の真上まで搬送され、印刷位置まで持ち上げられてクリーム半田7が印刷される。また、印刷後は再びコンベヤ24上に戻され、さらに奥へと搬出される。
【0017】
クランプ部材10は、図1に示すようにベース部13に回転可能に取り付けられており、基板2が度当たりする位置に位置し、度当たりした基板2がサイドクランプ(図示省略)によってクランプされると外側にスイングしてこの保持位置から退避する。このクランプ部材10は、例えば基板2の側部2個所あるいは四隅を抑えるように複数個所に設けられている。一方、サイドクランプは特に図示していないが度当たり位置で位置決めされた状態の基板2の側部を挟み込む装置で、クリーム半田7の印刷が終了するまでこの基板2をクランプし続ける。
【0018】
スクリーン印刷装置1の載置部9は、基板2を下面から支持した状態で上昇または下降可能な部材で、基板2の下面を支持する支持具(例えば基板2の下面を4点支持する4本の支持ピンのような支持具)8を備えている。また、載置部9はベース部13に対して昇降可能に設けられている。本実施形態では、ベース部13の両側を構成するコラム(柱状部分)19の内側にこのコラム19と一体化されたリニアガイド20を設け、このリニアガイド20によって載置部9(具体的には、載置部9の両側を構成するコラム22)を鉛直方向に案内している(図1、図3参照)。載置部9は、第1の昇降手段11によって駆動され、このねじ棒14とリニアガイド20とに案内されてベース部13の内側を昇降する。
【0019】
載置部9を昇降させる第1の昇降手段11は、共用のねじ棒14に螺合する第1のナット部材15と第1の駆動源16とを備え、この第1の駆動源16により第1のナット部材15を回転させるものである。第1のナット部材15の周囲にはプーリ25が固着され、このプーリ25と第1の駆動源16の駆動ギヤ16aとの間に、第1の駆動源16の回転をこのプーリ25を介して第1のナット部材15に伝達するタイミングベルト26が掛け渡されている。第1のナット部材15は載置部9の内壁のスラストベアリング27を介してこの載置部9に取り付けられており、この載置部9に対し回転は可能だが軸方向への移動はできないように拘束されている。よって、この第1のナット部材15はねじ棒14の周りを回転することによって昇降しこれに伴い載置部9を従動させる(すなわち同量昇降させる)。載置部9が上昇すると支持具8も上昇し、基板2を下方から支持してこの基板2を持ち上げる。
【0020】
ねじ棒14は、第1の昇降手段11および第2の昇降手段12により共用されるねじ棒で、例えばボールねじのように、第1のナット部材15等が昇降するときの摩擦損失が少なく良好な伝達効率が得られかつ高精度の位置決めが可能なねじの採用が好ましい。本実施形態のねじ棒14は第1のナット部材15と第2のナット部材17とが共に螺合する共用ねじで、スクリーン印刷装置1の中心位置に直立するように設けられている。ねじ棒14は基台21に設けられたスラストベアリング28によって回転可能に保持され、基台21に対する高さが不変となっている。また、ねじ棒14の下端にはプーリ29が固着されている。このプーリ29と第2の駆動源18の駆動ギヤ18aとの間には、第2の駆動源18の回転をこのプーリ29を介してねじ棒14に伝達するタイミングベルト30が掛け渡されている(図2参照)。
【0021】
第1の駆動源16および第2の駆動源18は、タイミングベルト26,30を介して第1のナット部材15あるいはねじ棒14を回転させる動力源たとえばサーボモータである。これら駆動源16,18は正逆回転可能であって、一方向に回転して載置部9あるいはベース部13を上昇させ、これとは逆方向に回転して下降させる。符号18bは第2の駆動源18のブレーキである。
【0022】
載置部9を昇降可能に支持するベース部13は、θ軸装置に対し昇降可能に設けられている。本実施形態では、θ軸装置上の基台21の両側にリニアガイド23を設け、このリニアガイド23によってベース部13の両側のコラム19を鉛直方向に案内している(図1参照)。また、このベース部13はねじ棒14に螺合する第2のナット部材17を備えている。これらナット部材17はベース部13においてねじ棒14が通過する筒部の内壁に固着されており、ベース部13に対して回転不能な状態でねじ棒14に螺合している。したがって、このナット部材17はねじ棒14が回転した場合にのみその回転量に従い昇降し、ベース部13を従動させる(すなわち同量昇降させる)。また、ねじ棒14の上端にこの第2のナット部材17が当接するように固着されたストッパ31が、このナット部材17の上昇可能量を規制することによってベース部13の最高到達点を定めている。
【0023】
また、図4に示すようにこのスクリーン印刷装置1の上部にはカメラなどの撮像手段32が設けられている。撮像手段32は上方にあるスクリーンマスク4の下面と位置決めされた基板2の上面とを撮像してスクリーンマスク4に基板2を位置決めするための情報を得る。撮像手段32により得られた情報に基づきXYステージのX方向およびY方向への移動量およびθ軸装置の回転量が決まり、基板2の位置と姿勢が補正される。
【0024】
本実施形態のスクリーン印刷装置1の動作を以下に示す。
【0025】
まず、コンベヤ24により載置部9上の所定位置まで搬送された基板2を、クランプ位置まで上昇させる。具体的には、第1の昇降手段11の第1の駆動源16を駆動して第1のナット部材15を所定方向に回転させる。第1のナット部材15は回転してねじ棒14に沿って上昇し、載置部9を同量上昇させる。このとき、支持具8により基板2を支持し、クランプ部材10に当接するまで押し上げ、基板2の高さを位置決めする。この場合、基板2の厚みにかかわらず基板2の上面とサイドクランプの面とを面一にしてその間の段差を解消できる。また、第1の駆動源16の回転量を制御して支持具8の上昇ストロークを調整することで基板2の厚みの差に対応することができる。基板2を位置決めしたら、サイドクランプによってこの基板2の側部をクランプする。サイドクランプによるクランプが完了したらクランプ部材10をスイングさせて基板2の上面から退避させる。
【0026】
ここで、撮像手段32を用いてスクリーンマスク4の下面と基板2の上面を撮像し、位置決めするための情報を得る(図4参照)。この位置決め情報に基づいてXYステージとθ軸装置とを動作させ、基板2のX方向・Y方向位置とθ軸角度とを補正する。
【0027】
続いて基板2を印刷位置まで上昇させるため、第2の昇降手段12の第2の駆動源18を駆動してねじ棒14を回転させる。このとき、第1の駆動源16は停止したままとし、プーリ25やタイミングベルト26は回転させないようにする。第2の駆動源18が駆動してねじ棒14が所定方向に回転すると、このねじ棒14に螺合する第1のナット部材15および第2のナット部材17が上昇し、これにより載置部9とベース部13が一体的に同量上昇する。したがって、載置部9上の基板2はクランプされた状態のまま上昇する。ここで、本実施形態では、基板2の上面がスクリーンマスク4の下面に接して重ねられるまで基板2を上昇させるが、基板2とスクリーンマスク4の間に僅かなスナップオフが確保されるように第2の駆動源18の回転量を制御してもよい。ねじ棒14としてボールねじが用いられている場合、正確なスナップオフを確保しやすい。
【0028】
次いでスキージ5を摺動させ、基板2にクリーム半田7を印刷する。本実施形態の場合、基板2の上面とサイドクランプの上面とが面一となっているのでスキージ5がスムーズに摺動できる。
【0029】
印刷が終了したら、第2の駆動源18を逆方向に駆動してねじ棒14を逆回転させる。これにより、第1のナット部材15および第2のナット部材17が下降し、載置部9とベース部13が同量下降する。ここで、基板2を急に下降させることにより転写不良が生じうる場合には、はじめに基板2を低速度で若干下降させて版離れを良好とし、パターン孔6のクリーム半田7が基板2に確実に転写されるようにしてから引き続き第2の駆動源18を高速で駆動して当初クランプ位置まで下降させるようにすればよい。
【0030】
続いて、第2の駆動源18を停止させた状態で第1の駆動源16を逆方向に駆動し、第1のナット部材15を逆回転させて下降させる。この場合、ベース部13は昇降せず載置部9のみが下降する。このとき、コンベヤ24上に再び戻った基板2の下面から支持具8が離れる。この後、基板2はコンベヤ24によって次の工程へと搬出される。
【0031】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では第1の駆動源16と第2の駆動源18のいずれか一方のみを駆動するようにしたため、第1の昇降手段11と第2の昇降手段12とが同時に動作することはなかったが、これらを同時に動作させることもできる。同時に動作させた場合、ねじ棒14が回転することによって載置部9とベース部13がともに上昇(あるいは下降)することに加え、ねじ棒14の周りを回転する第1のナット部材15がさらに載置部9を上昇(下降)させるため、載置部9の上昇(下降)速度が高速となり、本実施形態の倍速(あるいは倍速でなくてもこれに近い速度)で昇降させることができる。このように載置部9を高速で昇降させるようにした場合、基板2の昇降に要する時間を短縮して作業の高速化を図ることができる。
【0032】
また、サイドクランプは版離れ後ただちに解除し、載置部9が下降しながらコンベヤ24の上に基板2をおいてくるようなタイミングチャートにすればサイクルタイムの短縮になる。
【0033】
また、このように第1の昇降手段11と第2の昇降手段12とを同時に動作させる場合、第1の駆動源16と第2の駆動源18の回転方向を逆とすることもできる。例えばこれによりねじ棒14と第1のナット部材15とを同量逆回転させた場合、第2のナット部材17は昇降するが、第1のナット部材15は回転しながらその高さに留まる。したがって、載置部9をその高さに留まらせたままベース部13のみを昇降させることができる。また、本実施形態の共用のねじ棒14は、第1のナット部材15と第2のナット部材17と螺号するねじピッチは同じであるが、異ならせてもよい。例えば、第2のナット部材17側のねじピッチを第1のナット部材15側より小さくしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置によると、載置部を昇降させるねじ棒とベース部を昇降させるねじ棒とを共用としていることから、複数のねじ棒を用いる装置のように各ねじ棒の同期をとる必要がない。しかも共用のねじ棒は1本で足りタイミングベルトのような同期をとるための手段が不要であることからベルトの伸びなどによる影響が皆無である。よって、同期ずれにより載置部やベース部の水平が保たれなくなるようなおそれがなく、比較的簡単な構成によって載置部やベース部を十分な平行度を保ちつつ昇降させることができる。加えて、ねじ棒が1本で済み、同期をとるための手段も不要であるからその分コストを抑えることができる。さらに、載置部とベース部とを同時に昇降させる場合においては、共通のねじ棒に螺合させた第1のナット部材と第2のナット部材を同時に同量昇降させる構造としたため載置部とベース部の昇降量にずれが生じず一体的昇降が可能である。
【0035】
請求項2記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置によると、第1の昇降手段の第1の駆動源を駆動して第1のナット部材を回転させ、この第1のナット部材がねじ棒に沿って昇降することにより載置部を昇降させることができる。
【0036】
また請求項3記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置によると、第2の昇降手段の第2の駆動源を駆動してねじ棒を回転させ、このねじ棒に螺合する第1のナット部材および第2のナット部材がねじ棒に沿って昇降することにより載置部およびベース部を一体的に昇降させることができる。
【0037】
請求項4記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置によると、第1の昇降手段と第2の昇降手段とを同時に駆動することにより載置部を高速に昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるクリーム半田のスクリーン印刷装置の構造を一部断面で示す正面図である。
【図2】スクリーン印刷装置の底面図である。
【図3】スクリーン印刷装置の右側面図である。
【図4】支持装置により支持される基板とその周辺を示す概略図である。
【符号の説明】
1 スクリーン印刷装置
2 基板
3 支持装置
4 スクリーンマスク
5 スキージ
6 パターン孔
7 クリーム半田
8 支持具
9 載置部
10 クランプ部材
11 第1の昇降手段
12 第2の昇降手段
13 ベース部
14 ねじ棒
15 第1のナット部材
16 第1の駆動源
17 第2のナット部材
18 第2の駆動源
Claims (4)
- 基板の支持装置に支持された基板の上方にスクリーンマスクを配置し、スクリーンマスク上をスキージを摺動させることにより、上記スクリーンマスクに開孔されたパターン孔を通してクリーム半田を上記基板に印刷するクリーム半田のスクリーン印刷装置において、上記基板を下方から支持する基板の支持具と、この支持具が設けられる載置部と、この載置部を昇降させる第1の昇降手段と、上記基板をクランプして位置決めするクランプ部材と、上記載置部を昇降可能に支持するとともに、上記クランプ部材が上記クランプして位置決めする動作が可能であるよう設けられるベース部と、このベース部と上記載置部とを一体的に昇降させるための第2の昇降手段と、上記第1の昇降手段と上記第2の昇降手段の昇降時のガイドとなる共用の直立したねじ棒とを備え、上記第1の昇降手段は、上記共用のねじ棒に螺合する第1のナット部材と、第1の駆動源とを備え、上記第2の昇降手段は、上記共用のねじ棒に螺合する第2のナット部材と、第2の駆動源とを備えることを特徴とするクリーム半田のスクリーン印刷装置。
- 上記第1の昇降手段の上記第1の駆動源を駆動して上記第1のナット部材を回転させ、この第1のナット部材が上記ねじ棒に沿って昇降することにより上記載置部を昇降させることを特徴とする請求項1記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置。
- 上記第2の昇降手段の上記第2の駆動源を駆動して上記ねじ棒を回転させ、このねじ棒に螺合する上記第1のナット部材および上記第2のナット部材が上記ねじ棒に沿って昇降することにより上記載置部および上記ベース部を一体的に昇降させることを特徴とする請求項1または2記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置。
- 上記第1の昇降手段と第2の昇降手段とを同時に駆動することにより上記載置部を高速に昇降させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクリーム半田のスクリーン印刷装置。
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