JP7026119B2 - ボールねじ - Google Patents

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Description

本発明は、ボールねじに関し、更に詳細には、ナット本体に取り付けられたエンドデフレクタを含むボールねじに関する。
直線移動機構等に用いられるボールねじとして、軸側ねじ溝が形成された外周面を有するねじ軸と、前記軸側ねじ溝に対向するように形成されて前記軸側ねじ溝と協働して転走路を画成するナット側ねじ溝を形成された内周面、軸線方向に延在するボール戻し通路及び前記ナット側ねじ溝に連続すると共に前記ボール戻し通路の軸方向端が開口するデフレクタ保持凹部を形成された端面を有するナット本体と、前記転走路及び前記ボール戻し通路に転動可能に収容された複数のボールと、前記デフレクタ保持凹部に挿入され、前記転走路と前記ボール戻し孔との間で前記ボールの受け渡しを行うボール受渡し通路及び前記転走路から前記ボール受渡し通路に前記ボールを導くタング部を有するエンドデフレクタと、前記エンドデフレクタを軸線方向に貫通して前記ナット本体にねじ係合することにより、前記エンドデフレクタを前記ナット本体に固定する取付ねじとを備えたボールねじが知られている(例えば、特許文献1~4)。
特開2007-24305号公報 特開2013-174316号公報 特開2014-16039号公報 特開2014-77459号公報
ナット本体に対するエンドデフレクタの組付位置の精度を高めるべく、デフレクタ保持凹部とエンドデフレクタとの嵌め合いの間隙を少なくすると、デフレクタ保持凹部にエンドデフレクタを位置合わせして挿入する作業性が悪くなる。
特許文献4に記載されているように、タング部の軸線方向の両側から各々ナット本体の円周方向に延出し、デフレクタ保持凹部の内周面と協働してボール受渡し通路と転走路との間に延在するボール案内溝を画定する一対の突出片部が設けられているエンドデフレクタでは、ナット本体に対する組付時に突出片部がナット本体に当たることによって突出片部に欠損が生じ易く、歩留まりが低下する。
本発明が解決しようとする課題は、ボールねじにおいて、ナット本体に対するエンドデフレクタの組付精度を保証したうえで、ナット本体に対するエンドデフレクタの組付作業性を改善すると共に歩留まりの低下を回避することである。
本発明の一つの実施形態によるボールねじは、軸側ねじ溝が形成された外周面を有するねじ軸と、前記軸側ねじ溝に対向するように形成されて前記軸側ねじ溝と協働して転走路を画成するナット側ねじ溝を形成された内周面、軸線方向に延在するボール戻し通路及び前記ボール戻し通路の軸方向端が開口するデフレクタ保持凹部を形成された端面を有するナット本体と、前記転走路及び前記ボール戻し通路に転動可能に収容された複数のボールと、前記デフレクタ保持凹部に挿入されたエンドデフレクタとを具備したボールねじであって、前記エンドデフレクタは、前記転走路と前記ボール戻し通路との間で前記ボールの受け渡しを行うボール受渡し通路と、前記転走路から前記ボール受渡し通路に前記ボールを導くタング部と、前記タング部の軸線方向の両側から各々前記ナット本体の円周方向に延出し、前記デフレクタ保持凹部の内周面と協働して前記ボール受渡し通路と前記転走路との間に延在するボール案内溝を画定する一対の突出片部とを含む主部を有し、前記主部は、前記デフレクタ保持凹部の内周面に径方向に対向する外周面の、前記デフレクタ保持凹部に対する挿入方向の前側部分が当該主部の径方向内方に偏倚し、前記主部の外周面の、少なくとも前記デフレクタ保持凹部に対する挿入方向の後側部分が前記デフレクタ保持凹部の内周面に嵌合している。
この構成によれば、デフレクタ保持凹部に対するエンドデフレクタの挿入は、まず、主部の外周面の前側部分が主部受入れ部の内周面の後側部分に挿入されることにより行われるから、径方向に間隙を有する遊嵌合状態で開始される。これにより、エンドデフレクタの主部をデフレクタ保持凹部の主部受入れ部に位置合わせして挿入する作業性が向上すると共に、この組付作業時に片持ち梁である突出片部がナット本体に当り難くなり、組付時に突出片部に欠損が生じ難くなる。
本実施形態のエンドデフレクタは、樹脂成形品、鋳造等による金属製のものの何れであってもよい。
上記ボールねじにおいて、好ましくは、前記主部の前記外周面は軸線方向にストレートな面であり、前記主部の前記挿入方向の前側部分が肩部をもって当該主部の径方向内方に偏倚しており、前記肩部は前記一対の突出片部のうち前記挿入方向の前側にある突出片部の基部を含まない軸線方向の位置にある。
この構成によれば、デフレクタ保持凹部に対するエンドデフレクタの嵌め合いによる外力が挿入方向の前側にある突出片部に作用し難くなる。
上記ボールねじにおいて、好ましくは、前記デフレクタ保持凹部の内周面は、軸線方向にストレートな面であり、前記主部の肩部と同じ軸線方向の位置に形成された肩部をもって前記デフレクタ保持凹部の内周面の、前記挿入方向の前側部分が当該デフレクタ保持凹部の径方向内方に偏倚している。
この構成によれば、エンドデフレクタに大きい外力が作用しても、突出片部が偏倚することが抑制される。
上記ボールねじにおいて、好ましくは、前記エンドデフレクタは、前記主部の軸線方向の端部に設けられたフランジ部を有し、当該フランジ部を軸線方向に貫通して前記ナット本体にねじ係合する取付ねじによって前記ナット本体に固定されている。
この構成によれば、取付ねじの締付力がフランジ部にのみ作用し、第1の部分及び第2の凹部が変形することが抑えられ、ナット本体に対するボール受渡し通路やタング部の位置精度が低下することが低減する。
上記ボールねじにおいて、好ましくは、前記エンドデフレクタは、前記フランジ部の径方向内方の縁部から前記デフレクタ保持凹部の奥部側と同方向に延出したリブ部を含んでいる。
この構成によれば、フランジ部の曲げ剛性が向上し、ナット本体に対してボール受渡し通路やタング部の位置精度が低下することが抑制される。
上記ボールねじにおいて、好ましくは、前記フランジ部は、前記主部の前記端部から径方向外方に延出して前記一対の突出片部のうち前記フランジ部側に位置する突出片部と一体化された部分を含む径方向フランジ部と、前記主部の前記端部から前記突出片部の突出方向とは反対の円周方向に延出した円周方向フランジ部とを有し、前記円周方向フランジ部に前記リブ部が設けられている。
この構成によれば、径方向フランジ部と突出片部とが互いの補強リブとして作用し、これらが相互に曲げ剛性を高められ、円周方向フランジ部はリブ部によって曲げ剛性を高められる。
上記ボールねじにおいて、好ましくは、前記リブ部は前記ナット本体の内周面に径方向に面状に重なり合う部分を含んでいる。
この構成によれば、フランジ部の曲げ剛性がより一層向上し、ナット本体に対してボール受渡し通路やタング部の位置精度が低下することが抑制される。
本発明によるボールねじによれば、ナット本体に対するエンドデフレクタの組付精度を保証したうえで、ナット本体に対するエンドデフレクタの組付作業性が改善されると共に歩留まりの低下が回避される。
本発明によるボールねじの実施形態1を模式的に示す縦断面図 実施形態1のボールねじの斜視図 実施形態1のボールねじのねじ軸を取り外した状態の斜視図 実施形態1のボールねじのねじ軸を取り外した状態の分解斜視図 実施形態1のボールねじのエンドデフレクタの拡大斜視図(図4のA矢視の拡大斜視図) 実施形態1のボールねじのエンドデフレクタの拡大斜視図(図5のB矢視の拡大斜視図) 実施形態1のボールねじのエンドデフレクタの左側面図 実施形態1のボールねじのエンドデフレクタの右側面図 実施形態2のボールねじの正面図 実施形態2のボールねじの背面図 実施形態2のボールねじの左側面図 実施形態2のボールねじの右側面図 実施形態2のボールねじの平面図 実施形態2のボールねじの底面図 実施形態2のボールねじを正面側から見た斜視図 実施形態2のボールねじを背面側から見た斜視図 本発明によるボールねじの実施形態3の斜視図 実施形態3のボールねじのねじ軸を取り外した状態の斜視図 実施形態3のボールねじのねじ軸を取り外した状態の分解斜視図 実施形態3のボールねじのエンドデフレクタの拡大斜視図(図19のC矢視の拡大斜視図) 実施形態3のボールねじのエンドデフレクタの拡大斜視図(図20のD矢視の拡大斜視図) 実施形態3のボールねじのエンドデフレクタの拡大斜視図(図21のE矢視の拡大斜視図) 実施形態4のボールねじの正面図 実施形態4のボールねじの背面図 実施形態4のボールねじの左側面図 実施形態4のボールねじの右側面図 実施形態4のボールねじの平面図 実施形態4のボールねじの底面図 実施形態4のボールねじを正面側から見た斜視図 実施形態4のボールねじを背面側から見た斜視図
以下に、本発明によるボールねじの実施形態1を、図1~図8を参照して説明する。
実施形態1のボールねじ10は、図1に示されているように、ねじ軸12と、ナット本体14と、2個のエンドデフレクタ16とを含む。
ここで、ボールねじ10の中心軸線の方向を軸線方向Xと定義する。軸線方向Xは図1で見て左右方向である。以下で云う円周方向はボールねじ10の中心軸線周りの方向である。
ねじ軸12は、金属製の丸棒状体によって構成され、軸側ねじ溝18が形成された外周面12Aを有する。
ナット本体14は、金属製の円筒体によって構成され、ねじ軸12の軸側ねじ溝18に対向するように形成されて当該軸側ねじ溝18と協働して転走路20を画成するナット側ねじ溝22を形成された内周面14Aと、筒状の肉部(内部)を軸線方向Xに延在するボール戻し通路24と、デフレクタ保持凹部26を形成された軸線方向Xの両側の端面14Bとを有し、各デフレクタ保持凹部26にエンドデフレクタ16を挿入される。
転走路20及びボール戻し通路24には金属製の複数のボール28が転動可能に収容されている。
次に、エンドデフレクタ16及びデフレクタ保持凹部26と、エンドデフレクタ16の取付構造の詳細を、図2~図8を参照して説明する。
各エンドデフレクタ16は、ポリアセタール(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリアミド(PA)等の樹脂による一つの成形品であり、主部30と、主部30の軸線方向Xの一方の端部(この一方の端部を外端部と云うことがある)に設けられたフランジ部32とを有する。
主部30は、軸線方向部分34A及び円周方向部分34Bを含むべく湾曲してデフレクタ保持凹部26の後述の内周面54Bと協働して閉断面形状のボール受渡し通路36(図3参照)を画定するボール案内溝34と、円周方向部分34Bの先端から円周方向に延出し且つ対応する部位の軸側ねじ溝18内に進入すべく径方向内方に膨出したタング部38と、タング部38の軸線方向Xの両側から各々ナット本体14の円周方向に互いに略平行に延出した一対の突出片部42、44とを有する。
突出片部42、44はタング部38側を基端として軸線方向Xに間隔をおいて形成された個別の片持ち梁をなし、デフレクタ保持凹部26の後述の内周面54Bと協働してボール案内溝34に連続するボール案内溝40(図3参照)を画定する。ボール案内溝40は、ボール受渡し通路36と転走路20との間に延在し、軸側ねじ溝18と協働して転走路20の延長部をなすべく、ボール受渡し通路36と転走路20との間のボール28の受け渡しを行う。タング部38はボール案内溝40からボール28を掬うようにしてボール受渡し通路36に導く。
ボール案内溝40は対応する位置にあるねじ軸12の軸側ねじ溝18と協働して転走路20とボール受渡し通路36とを接続するボール28の転走路をなす。突出片部42、44は、各々、円周方向の円弧面による内周面42A、44Aを含み、ねじ軸12との干渉を回避する形状をしている。
主部30はデフレクタ保持凹部26の内周面54Bに径方向に対向する外周面30Aを有する。外周面30Aは、軸線方向にストレートな面であり、軸線方向の中間部に肩部(段差部)31を有する。肩部31は、主部30のデフレクタ保持凹部26に対する挿入方向Xi(図4~図8参照)の前側にある突出片部44の基部(基端)を含まない軸線方向の位置、換言すると、軸線方向で見て突出片部44とオーバラップすることがないフランジ部32側の位置に、外周面30Aの周方向の全体に亘って形成されている。外周面30Aのうち肩部31より挿入方向Xiの前側(先端側)にある前側部分30Aaは肩部31より挿入方向Xiの後側(フランジ部32側)にある後側部分30Abに比して主部30の径方向内方に偏倚している。
フランジ部32は、ナット本体14に対するエンドデフレクタ16の取付片であり、主部30の、デフレクタ保持凹部26の端面14Bに対する開口縁に対応する側の軸線方向の端部、つまり外端部から径方向外方及び周方向に向けて拡張された鍔状部である。
より詳細には、フランジ部32は、主部30の前記外端部から径方向外方に延出して突出片部42と略全体に亘って一体化された部分を含む径方向フランジ部46と、主部30の前記外端部から突出片部42の突出方向とは反対の円周方向に延出した円周方向フランジ部48とを有する。径方向フランジ部46及び円周方向フランジ部48には各々軸線方向Xに貫通したねじ通し孔(貫通孔)50が形成されている。円周方向フランジ部48は、突出片部42の内周面42Aに連続する円周方向の円弧面による内周面48Aを含み、ねじ軸12との干渉を回避する形状をしている。
径方向フランジ部46は前記取付片であると共に円周方向に延在する突出片部42の曲げ剛性を高める補強リブを兼ねる。換言すると、突出片部42は径方向フランジ部46の径方向内側の縁部にあって、径方向フランジ部46の曲げ剛性を高める補強リブを兼ねる。かくして、径方向フランジ部46と突出片部42とは相互に補強リブとして作用する。
エンドデフレクタ16は、円周方向フランジ部48の径方向内側の縁部から内周面48Aに沿って軸線方向Xの内方側に延出したリブ部52を有する。尚、軸線方向Xの内方側は、前記外端部とは軸線方向Xで見て反対の側であり、軸線方向Xで対応する側のデフレクタ保持凹部26の奥部側を指す。
リブ部52は、円周方向フランジ部48の曲げ剛性を高める補強リブであり、円周方向の端部で主部30に接続されており、円周方向フランジ部48の内周面48Aに連続する円周方向の円弧面による内周面52A(図6参照)を含み、ねじ軸12との干渉を回避する形状をしている。リブ部52は、図3に示されているように、ナット本体14の内周面14Aに径方向に面状に重なり合う重なり合い部分52Bを含んでいる。
各デフレクタ保持凹部26は、主部30を受け入れるべく主部30の外郭形状と略同一形状に形成された主部受入れ部54と、主部受入れ部54より軸線方向Xの外端側にあってフランジ部32を受け入れるべくフランジ部32の外郭形状と略同一形状に形成されたフランジ受入れ部56とを有する。
主部受入れ部54は、図4に示されているように、軸線方向Xの内方側(デフレクタ保持凹部26の奧側)、つまり挿入方向Xiの前側に、軸線方向Xに直交する平面による底面54Aを有する。底面54Aにはボール戻し通路24の軸方向端24A(図4参照)が開口している。主部受入れ部54は、フランジ受入れ部56に対する開口縁と底面54Aとの間に、主部30の外周面30Aと略同一形状の内周面54Bを有する。内周面54Bにはナット側ねじ溝22が至っており、当該内周面54Bにナット側ねじ溝22の終端が存在する。
主部受入れ部54の内周面54Bは、軸線方向にストレートな面であり、軸線方向の中間部に肩部(段差部)55を有する。肩部55は、ナット本体14に固定された状態にあるエンドデフレクタ16の主部30のデフレクタ保持凹部26に対する挿入方向Xiの前側にある突出片部44の基部(基端)を含まない軸線方向の位置、換言すると、軸線方向で見て突出片部44とオーバラップすることがないフランジ部32側の位置、つまり、ナット本体14に固定された状態にあるエンドデフレクタ16の肩部31と同じ軸線方向の位置に、内周面54Bの周方向の全体に亘って形成されている。内周面54Bのうち肩部55より挿入方向Xiの前側(先端側)、つまり底面54A側にある前側部分54Baは肩部55より挿入方向Xiの後側、つまりフランジ受入れ部56側にある後側部分54Bbに比して主部受入れ部54の径方向内方に偏倚している。肩部55は、主部受入れ部54のミル工具等による切削加工における内周面54Bの後側部分54Bbの仕上加工の切込みにより生じる仕上げ代相当のものであってよく、内周面54Bの後側部分(入口側)54Bbは前側部分(奧側)54Baより高精度な仕上加工面になっている。
高精度な仕上加工は後側部分54Bbのみでよいことにより、内周面54Bの全体に高精度な仕上加工が施される場合に比してデフレクタ保持凹部26の加工時間が短縮されると共に、仕上加工の工具の寿命が長くなる効果が得られる。また、仕上加工が行われる部位、つまり後側部分54Bbが、主部受入れ部54の軸線方向で見て、主部受入れ部54に対する工具の進入側にあることにより、仕上加工時の工具の軸線方向の突き出し長さが短くなり、工具のシャンク部の曲げ変形が低減するから、後側部分54Bbの仕上加工の精度が向上する。
各エンドデフレクタ16は、対応するデフレクタ保持凹部26に挿入方向Xiをもって挿入されることにより、主部30の外周面30Aの後側部分30Abがナット本体14の主部受入れ部54の内周面54Bの後側部分54Bbに密に嵌合(接触)し、この嵌合によってナット本体14に対する円周方向及び径方向の取付位置の位置決めが行われる。
この嵌合状態においては、主部30の外周面30Aの前側部分30Aaは主部受入れ部54の内周面54Bの前側部分54Baに対向する。外周面30Aの前側部分30Aaと内周面54Bの前側部分54Baとの対向は、ミル工具等のシャンク部の切削抵抗による曲げ変形によって内周面54Bの前側部分54Baの真直度が低下する誤差(内周面54Bの前側部分54Baが底面54A側に向かうに従って主部受入れ部54の径方向内方に傾斜する誤差)を吸収できる程度の間隙を含む寸法設定のもとに行われる。
これにより、前側部分54Baに真直度誤差があっても、外周面30Aの前側部分30Aaと内周面54Bの前側部分54Baとの嵌合によって主部30が径方向に強く押圧されることがなく、主部30の変形に起因して突出片部44の位置に誤差を生じることが未然に回避される。このことにより、転走路20とボール案内溝40との間のボール28の受渡しが円滑に行われ得るようになる。
フランジ受入れ部56は、軸線方向Xの内方側(奧側)に、軸線方向Xに直交する平面による底面56Aを有する。底面56Aには各ねじ通し孔50に対応する位置に取付ねじ60のためのねじ孔58が開口している。フランジ受入れ部56はナット本体14の端面14Bに対する開口端と底面56Aとの間に、フランジ部32の径方向外方の外周面32Aと略同一形状の内周面56Bを有する。フランジ部32の外周面32Aとフランジ受入れ部56の内周面56Bとの嵌合は、主部30と主部受入れ部54との嵌合による上述の位置決めを損なわないように、遊嵌合であってよい。
肩部31は一対の突出片部42、44のうち挿入方向Xiの前側にある突出片部44の基部を含まない軸線方向の位置にあるから、デフレクタ保持凹部26に対するエンドデフレクタ16の嵌め合いによる外力が突出片部44に及び難くなり、突出片部44の位置変動が抑えられる。このことによっても、転走路20とボール案内溝40との間のボール28の受渡しが円滑に行われ得るようになる。
デフレクタ保持凹部26の内周面54Bの前側部分54Baがデフレクタ保持凹部26の径方向内方に偏倚していることにより、突出片部44の偏倚が制限され、エンドデフレクタ16に大きい外力が作用しても、突出片部44が偏倚することが抑制される。このことによっても、転走路20とボール案内溝40との間のボール28の受渡しが円滑に行われ得るようになる。
各エンドデフレクタ16は、主部30が主部受入れ部54に挿入されると共にフランジ部32がフランジ受入れ部56に挿入され、軸線方向Xの外端側から各ねじ通し孔50に皿ねじによる取付ねじ60が挿入されて取付ねじ60が対応する位置のねじ孔58にねじ係合(螺合)し、取付ねじ60が締め付けられることによりナット本体14に固定される。
デフレクタ保持凹部26に対するエンドデフレクタ16の挿入は、まず、主部30の外周面30Aの前側部分30Aaがフランジ受入れ部56を軸線方向に通過して主部受入れ部54の内周面54Bの後側部分54Bbに挿入されることにより行われるから、肩部31の段差寸法相当の間隙を有する遊嵌合状態で開始される。これにより、エンドデフレクタ16の主部30をデフレクタ保持凹部26の主部受入れ部54に位置合わせして挿入する作業性が向上する。また、この挿入作業時に片持ち梁の突出片部44がナット本体14に当り難くなり、組付時に突出片部44に欠損が生じ難くなる。
上述の如く、エンドデフレクタ16がナット本体14に固定されることにより、ナット側ねじ溝22の前記終端がボール案内溝40に接続されると共に、ボール受渡し通路36がボール戻し通路24に連通する。
この固定状態では、フランジ部32の軸線方向Xの内方側の端面32Bがフランジ受入れ部56の底面56Aに強く押し付けられるが、主部30の軸線方向Xの内方側の端面30Bは、主部受入れ部54の底面54Aに弱く押し付けられるか、或いは底面54Aに接触する程度であってよい。
取付ねじ60はエンドデフレクタ16のフランジ部32を軸線方向に貫通してナット本体14にねじ止めされているから、取付ねじ60の締結による軸力は、軸線方向に互いに衝当するフランジ部32の端面32Bとフランジ受入れ部56の底面56Aとに作用し、主部30に実質的に作用することがない。
これにより、取付ねじ60の締付力はフランジ部32にのみ作用し、取付ねじ60の締め付けによるエンドデフレクタ16の変形はフランジ部32に止められ、取付ねじ60の締付力によって主部30が変形することが抑えられる。この結果、取付ねじ60の締め付けに起因するナット本体14に対するボール案内溝34及び40、タング部38、突出片部42、44の位置精度の低下が抑えられ、ボール28の円滑な循環が保証される。このことによりボールねじ10の作動性能及びエンドデフレクタ16の耐久性が向上する。
上述したように、エンドデフレクタ16がナット本体14に固定された状態では、ナット本体14に対するエンドデフレクタ16の円周方向及び径方向の取付位置は、主部30の外周面30Aの後側部分30Abがナット本体14の主部受入れ部54の内周面54Bの後側部分54Bbに密に嵌合することにより決まり、ナット本体14に対するエンドデフレクタ16の軸線方向の位置は、主部30の端面30Bが主部受入れ部54の底面54Aに衝当するか、肩部31と肩部55との衝当か、フランジ部32の端面32Bがフランジ受入れ部56の底面56Aに衝当することによって行われる。
更には、各エンドデフレクタ16は、円周方向フランジ部48にリブ部52を有することにより円周方向フランジ部48の曲げ剛性が向上する。また突出片部42が径方向フランジ部46の補強リブとして作用することにより、径方向フランジ部46の曲げ剛性が向上する。これらのことにより、取付ねじ60の締め付けによるフランジ部32の変形が抑制される。このことによっても、取付ねじ60の締め付けに起因するナット本体14に対するボール案内溝34及び40、タング部38、突出片部42、44の位置精度の低下が抑えられ、ボール28の円滑な循環が保証され、ボールねじ10の作動性能及びエンドデフレクタ16の耐久性が向上する。
更に、リブ部52は、ナット本体14の内周面14Aに径方向に面状に重なり合う重なり合い部分52Bを含んでいることにより、リブ部52による円周方向フランジ部48の曲げ剛性の向上が効果的に行われ、円周方向フランジ部48の変形が、より一層確実に抑制される。このことによっても、取付ねじ60の締め付けに起因するナット本体14に対するボール案内溝34及び40、タング部38、突出片部42、44の位置精度の低下が抑えられ、ボール28の円滑な循環が保証され、ボールねじ10の作動性能及びエンドデフレクタ16の耐久性が向上する。
リブ部52は円周方向フランジ部48の径方向内方の縁部から軸線方向Xの内方側に延出しているので、リブ部52が、ナットの軸長を長くする原因になることも、ナットの外径を大きくする原因になることもない。
次に、本発明によるボールねじの実施形態2を、図9~図16を参照して説明する。なお、図9~図16において、図1~図8に対応する部分は、図1~図8に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態2のボールねじ10は実施形態1のボールねじ10と実質的に同一の構造を有する。従って、実施形態2のボールねじ10は、実施形態1のボールねじ10と同様に作用し、実施形態1のボールねじ10と同様の効果を奏する。
次に、本発明によるボールねじの実施形態3を、図17~図22を参照して説明する。なお、図17~図22において、図1~図8に対応する部分は、図1~図8に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態3でも、エンドデフレクタ16の主部30の外周面30A及びナット本体14のデフレクタ保持凹部26の主部受入れ部54の内周面54Bの形状は実施形態1と同様であるから、実施形態1のボールねじ10と同様の効果が得られる。
実施形態3では、各エンドデフレクタ16のフランジ部32は、軸線方向Xで見てナット本体14の中心と同心の円環形状であり、端面32Bをもって軸線方向Xで対応する側のナット本体14の端面14Bに当接している。ねじ孔58はナット本体14の円周周りの複数箇所に各々端面14Bに開口すべく形成されている。ねじ通し孔50はフランジ部32の円周周りの複数箇所にフランジ部32を軸線方向に貫通して形成されている。
エンドデフレクタ16は各ねじ通し孔50及び各ねじ孔58に対応する複数の取付ねじ60によってナット本体14の端面14Bに固定されている。
これにより、実施形態3でも、取付ねじ60の締付力はフランジ部32にのみ作用し、取付ねじ60の締め付けによるエンドデフレクタ16の変形はフランジ部32に止められ、取付ねじ60の締付力によって主部30が変形することが抑えられる。この結果、取付ねじ60の締め付けに起因するナット本体14に対するボール案内溝34及び40、タング部38、突出片部42、44の位置精度の低下が抑えられ、ボール28の円滑な循環が保証される。このことによりボールねじ10の作動性能及びエンドデフレクタ16の耐久性が向上する。
リブ部52はフランジ部32の径方向内方の縁部の略全周から軸線方向Xの内方側、つまり軸線方向Xで対応する側のデフレクタ保持凹部26の奧側に延出し、突出片部42の先端に接合する一端52C及び主部30のタング部38側に接合する他端52Dを有し、主部30と協働してフランジ部32の円周周りの閉ループをなしている。
これにより、リブ部52は主部30と共にフランジ部32の曲げ剛性を高める補強リブとして作用する。リブ部52は、両端が主部30に接合されて主部30と協働して閉ループをなしているので、リブ部52自体の曲げ剛性も高くなり、リブ部52がフランジ部32の曲げ剛性を高める効果が顕著になる。
これらのことにより、フランジ部32の変形が抑制され、ナット本体14に対するボール案内溝34及び40、タング部38、突出片部42、44の位置精度の低下が抑えられる。このことにより、ボール28の円滑な循環が保証され、ボールねじ10の作動性能及びエンドデフレクタ16の耐久性が向上する。
リブ部52は、円周方向フランジ部48の径方向内方の縁部から軸線方向Xの内方側に延出しているから、ナットの軸長を長くする原因になることも、ナットの外径を大きくする原因になることもない。
更に、ナット本体14の端面14Bに対する開口端にはリブ部52を受け入れるように拡径された略円環状のリブ受入れ凹部62が形成されている。リブ部52はリブ受入れ凹部62に嵌り込んでおり、このことによってもナットの外径が大きくなることが回避される。
次に、本発明によるボールねじの実施形態4を、図23~図30を参照して説明する。なお、図23~図30において、図17~図22に対応する部分は、図17~図22に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態4のボールねじ10は実施形態3のボールねじ10と実質的に同一の構造を有する。従って、実施形態4のボールねじ10は、実施形態3のボールねじ10と同様に作用し、実施形態3のボールねじ10と同様の効果を奏する。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、主部30の外周面30A及び主部受入れ部54の内周面54Bの段差は上述の実施形態のように1段であることに限られることなく、2段、3段の多段であっても、主部30の外周面30A及び主部受入れ部54の内周面54Bがテーパ形状であってもよい。主部受入れ部54の内周面54Bに肩部55がなく、内周面54Bの全体が後側部分54Bbの寸法設定であってもよい。この場合には、エンドデフレクタ16の主部30の外周面30Aの前側部分30Aaと主部受入れ部54の内周面54Bの前側部分54Baとの間に径方向の間隙が生じるが、この間隙は、ナット本体14から突出片部44に不要な径方向の外力を及ぼさないことについて有用である。
エンドデフレクタ16は、樹脂製に限られることはなく、鋳造品等による金属製であってもよい。ボールねじ10はナット本体14の片側にのみエンドデフレクタ16が設けられる型式のものであってもよい。ナット本体14がエンドデフレクタ16のリブ部52を受け入れるリブ受入れ凹部62を含む構造は、実施形態1のものに同様に適用することができる。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :ボールねじ
12 :ねじ軸
12A :外周面
14 :ナット本体
14A :内周面
14B :端面
16 :エンドデフレクタ
18 :軸側ねじ溝
20 :転走路
22 :ナット側ねじ溝
24 :ボール戻し通路
24A :軸方向端
26 :デフレクタ保持凹部
28 :ボール
30 :主部
30A :外周面
30Aa :前側部分
30Ab :後側部分
30B :端面
31 :肩部
32 :フランジ部
32A :外周面
32B :端面
34 :ボール案内溝
34A :軸線方向部分
34B :円周方向部分
36 :ボール受渡し通路
38 :タング部
40 :ボール案内溝
42 :突出片部
42A :内周面
44 :突出片部
44A :内周面
46 :径方向フランジ部
48 :円周方向フランジ部
48A :内周面
50 :ねじ通し孔
52 :リブ部
52A :内周面
52B :重なり合い部分
52C :一端
52D :他端
54 :主部受入れ部
54A :底面
54B :内周面
54Ba :前側部分
54Bb :後側部分
55 :肩部
56 :フランジ受入れ部
56A :底面
56B :内周面
58 :ねじ孔
60 :取付ねじ
62 :リブ受入れ凹部
X :軸線方向
Xi :挿入方向

Claims (7)

  1. 軸側ねじ溝が形成された外周面を有するねじ軸と、
    前記軸側ねじ溝に対向するように形成されて前記軸側ねじ溝と協働して転走路を画成するナット側ねじ溝を形成された内周面、軸線方向に延在するボール戻し通路及び前記ボール戻し通路の軸方向端が開口するデフレクタ保持凹部を形成された端面を有するナット本体と、
    前記転走路及び前記ボール戻し通路に転動可能に収容された複数のボールと、
    前記デフレクタ保持凹部に挿入されたエンドデフレクタとを具備したボールねじであって、
    前記エンドデフレクタは、前記転走路と前記ボール戻し通路との間で前記ボールの受け渡しを行うボール受渡し通路と、前記転走路から前記ボール受渡し通路に前記ボールを導くタング部と、前記タング部の軸線方向の両側から各々前記ナット本体の円周方向に延出し、前記デフレクタ保持凹部の内周面と協働して前記ボール受渡し通路と前記転走路との間に延在するボール案内溝を画定する一対の突出片部とを含む主部を有し、
    前記主部は、その外周面の前記デフレクタ保持凹部の内周面に径方向に対向する部位において、前記デフレクタ保持凹部に対する挿入方向の前側部分が当該主部の径方向内方に偏倚し、前記主部の外周面の、少なくとも前記デフレクタ保持凹部に対する挿入方向の後側部分が前記デフレクタ保持凹部の内周面に嵌合し
    前記主部の外周面における前記前側部分が、前記デフレクタ保持凹部の内周面と間隙を介して対向し、前記主部の外周面における前記後側部分が、前記デフレクタ保持凹部の内周面に接触しているボールねじ。
  2. 前記主部の前記外周面は軸線方向にストレートな面であり、前記デフレクタ保持凹部の内周面に径方向に対向する部位において、前記主部の前記挿入方向の前記前側部分が肩部をもって当該主部の径方向内方に偏倚しており、
    前記肩部は前記一対の突出片部のうち前記挿入方向の前側にある突出片部の基部を含まない軸線方向の位置にある請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記デフレクタ保持凹部の内周面は、軸線方向にストレートな面であり、前記主部の前記外周面に径方向に対向する部位において、前記主部の肩部と同じ軸線方向の位置に形成された肩部をもって前記デフレクタ保持凹部の内周面の、前記挿入方向の前側部分が当該デフレクタ保持凹部の径方向内方に偏倚している請求項2に記載のボールねじ。
  4. 前記エンドデフレクタは、前記主部の軸線方向の端部に設けられたフランジ部を有し、当該フランジ部を軸線方向に貫通して前記ナット本体にねじ係合する取付ねじによって前記ナット本体に固定されている請求項1から3の何れか一項に記載のボールねじ。
  5. 前記エンドデフレクタは、前記フランジ部の径方向内方の縁部から前記デフレクタ保持凹部の奥部側と同方向に延出したリブ部を含んでいる請求項4に記載のボールねじ。
  6. 前記フランジ部は、前記主部の前記端部から径方向外方に延出して前記一対の突出片部のうち前記フランジ部側に位置する突出片部と一体化された部分を含む径方向フランジ部と、前記主部の前記端部から前記突出片部の突出方向とは反対の円周方向に延出した円周方向フランジ部とを有し、前記円周方向フランジ部に前記リブ部が設けられている請求項5に記載のボールねじ。
  7. 前記リブ部は前記ナット本体の内周面に径方向に面状に重なり合う部分を含んでいる請求項6に記載のボールねじ。
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